JPH09206157A - 椅子の足載せ台構造 - Google Patents

椅子の足載せ台構造

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JPH09206157A
JPH09206157A JP1594096A JP1594096A JPH09206157A JP H09206157 A JPH09206157 A JP H09206157A JP 1594096 A JP1594096 A JP 1594096A JP 1594096 A JP1594096 A JP 1594096A JP H09206157 A JPH09206157 A JP H09206157A
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posture
frame
footrest
chair
ottoman
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Hiroki Yoda
浩樹 誉田
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Delta Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 足載せ姿勢から収納姿勢に姿勢変更するに際
し、オットマンと着座部との間に異物が存在しても、異
物や椅子に損傷を与えないようにする。 【解決手段】 変位機構Mの駆動によって収納姿勢と足
載せ姿勢との間で姿勢変更可能に着座部2に取り付けら
れた脚載せフレーム41と、この脚載せフレーム41に
取り付けられたオットマン77とが備えられ、このオッ
トマン77は、足載せ姿勢に設定された状態で脚載せフ
レーム41上に載置され、足載せ姿勢から収納姿勢に姿
勢変更するに際し、オットマン77と着座部2との間に
異物が存在した状態で、脚載せフレーム41はオットマ
ン77の収納姿勢に対応した姿勢に姿勢変更されるとと
もに、オットマン77は、収納姿勢への姿勢変更が阻止
されるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、足載せ台が着座部
の前方縁部から垂下する収納姿勢と、着座部の着座面に
面一状態で前方に向かって延びる足載せ姿勢との間で姿
勢変更し得るように構成された椅子の足載せ台構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、前縁部にオットマンと通称される
足載せ台を備えた椅子が知られている。上記オットマン
は、椅子の前縁部から垂下した収納姿勢と、前縁部から
前方に延びる足載せ姿勢との間で姿勢変更可能に設けら
れ、駆動機構の駆動によって姿勢変更が行われるように
なっている。そして、オットマンが足載せ姿勢に設定さ
れた状態では、着座者は足をオットマン上に載置させ、
リラックスすることができるとともに、収納姿勢に設定
された状態では、オットマンが椅子の前縁部から垂下し
て邪魔にならないようになっているため、着座者の足裏
をフロアに付ける通常の着座が行われ、非常に便利であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、オッ
トマンは着座部に姿勢変更可能に取り付けられたオット
マン用のフレームにボルト止めその他で固定されていた
ため、足載せ姿勢に設定されたオットマンを駆動機構の
駆動によって収納姿勢に姿勢変更させるに際し、オット
マンと着座部との間に異物が挟み込まれているような場
合には、異物がオットマンと着座部とに押圧挟持された
状態になり、これによって異物や椅子が破損することが
あるという問題点を有していた。
【0004】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、駆動機構の駆動によってオ
ットマンを足載せ姿勢から収納姿勢に姿勢変更するに際
し、オットマンと着座部との間に異物が存在しても、異
物や椅子に損傷を与えないようにした椅子の足載せ台構
造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
椅子の足載せ台構造は、着座部の前方縁部から垂下する
収納姿勢と、着座部の着座面に面一状態で前方に向かっ
て延びる足載せ姿勢との間で姿勢変更可能に構成された
椅子の足載せ台において、上記足載せ台は、フレーム
と、このフレームの表面に取り付けられたパッド部とか
らなり、上記足載せ台が足載せ姿勢から収納姿勢に姿勢
変更するに際し、上記フレームよりも先端側のパッド部
に上記姿勢変更に抗する力が加わると、パッド部はフレ
ームに対して相対的に後退するとともに、フレームは収
納姿勢に姿勢変更するように構成されていることを特徴
とするものである。
【0006】この椅子の足載せ台構造によれば、足載せ
姿勢に設定された足載せ台を駆動機構の駆動によって収
納姿勢に姿勢変更するに際し、パッド部と着座部との間
に異物が挟まっていても、フレームは足載せ台の収納姿
勢に対応した姿勢に変位するが、パッド部はフレームに
対して相対的に後退するため、異物がパッド部と着座部
との間に押圧挟持された状態にならないばかりか、駆動
機構が過負荷になることもなく、異物および椅子の損傷
が起こらない。
【0007】本発明の請求項2記載の椅子の足載せ台構
造は、請求項1記載の椅子の足載せ台構造において、上
記パッド部は、磁石によってフレームに取り付けられて
いることを特徴とするものである。
【0008】この椅子の足載せ台構造によれば、パッド
部と着座部との間に異物が挟まった状態で駆動機構の駆
動によって足載せ台を収納姿勢に変更すると、パッド部
は異物によって反力を受け、この反力で磁石によりフレ
ームに取り付けられているパッド部はフレームから外れ
る。
【0009】本発明の請求項3記載の椅子の足載せ台構
造は、請求項1または2記載の椅子の足載せ台構造にお
いて、上記パッド部は、嵌め合い部材を介してフレーム
に取り付けられていることを特徴とするものである。
【0010】この椅子の足載せ台構造によれば、パッド
部と着座部との間に異物が挟まった状態で駆動機構の駆
動によってパッド部を収納姿勢に変更すると、パッド部
は異物によって反力を受け、この反力で嵌め合い部材に
よるパッド部とフレームとの結合が解除され、パッド部
はフレームから外れる。
【0011】本発明の請求項4記載の椅子の足載せ台構
造は、請求項1乃至3のいずれかに記載の椅子の足載せ
台構造において、上記フレームは、幅方向に延びる支持
ロッドを備え、上記パッド部は、収納姿勢で先端側が支
持ロッドより下方に位置し、かつ、足載せ姿勢で先端側
が支持ロッドより前方に位置するように上記支持ロッド
回りに回動可能に支持されているとともに、先端側を自
由端にしてあることを特徴とするものである。
【0012】この椅子の足載せ台構造によれば、パッド
部と着座部との間に異物が挟まった状態で駆動機構の駆
動によって足載せ台を収納姿勢に変更すると、パッド部
は異物によって反力を受け、この反力によってパッド部
は、自由端側が支持ロッド回りに相対回動し、この相対
回動によってフレームは足載せ台の収納姿勢に対応した
姿勢に変位するにも拘らず、パッド部は異物を挟持した
位置に残留し、これによって異物および椅子の損傷が回
避される。
【0013】本発明の請求項5記載の椅子の足載せ台構
造は、請求項4記載の椅子の足載せ台構造において、上
記パッド部は、上記支持ロッド回りに回動自在に接続さ
れるフック部を有し、このフック部は、上記足載せ台が
足載せ姿勢から収納姿勢に姿勢変更するに際し、上記フ
レームよりも先端側のパッド部に上記姿勢変更に抗する
力が加わると、上記支持ロッドから外れるように構成さ
れていることを特徴とするものである。
【0014】この椅子の足載せ台構造によれば、パッド
部と着座部との間に異物が挟まった状態で駆動機構の駆
動によって足載せ台を収納姿勢に変更すると、パッド部
は異物によって反力を受け、この反力によってパッド部
は支持ロッドから容易に外れる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る足載せ台構
造が適用された椅子のフレーム構造を示す斜視図であ
り、椅子が着座姿勢に設定された状態を示している。ま
た図2は、図1の椅子のフレームがリクライニング姿勢
に設定された状態を示している。なお、フレームにシー
トボトム、シートバックおよびオットマンが装着されて
形成された椅子は図6に示している。これらの図に示す
ように、椅子のフレーム構造1は、パイプをU字形状に
折り曲げて形成された基礎パイプ11上に、着座部2
と、背凭れ部3と、脚載せ部(足載せ台)4とが配設さ
れて形成されている。
【0016】上記基礎パイプ11は、平行に前後方向に
延びる一対の側部パイプ11aを有し、これら側部パイ
プ11aの前方上部に幅方向(図1のX−X方向)の外
方に向かって突出し、かつ、前後方向(図1のY−Y方
向)に延びる幅方向一対の長方形状の下部支持板12が
設けられ、これら一対の下部支持板12上に上記着座部
2が形成されている。
【0017】また、上記基礎パイプ11には、各側部パ
イプ11a間に前方から前部梁材13、中央部梁材1
4、および後部梁材15が順次架橋されて固定され、こ
れによって基礎パイプ11上に各種の部材を支持させ得
るようにするとともに、椅子のフレーム構造1の構造的
な強度を向上させるようにしている。
【0018】上記着座部2は、各下部支持板12に設け
られた幅方向一対の支持架台21と、各支持架台21の
頂部に設けられたアームレスト部24と、一対の支持架
台21間に吊設された緩衝支持部材28とから形成され
ている。上記支持架台21は、下部支持板12の四隅部
に立設された4本の支柱22と、これら支柱22に支持
された水平方向に延びる上部支持板23とからなってい
る。上記支柱22の内、幅方向で外側の2本は上部支持
板23よりも高く寸法設定され、それらの頂部間に桟材
22aが差し渡されているとともに、前方隅部の一対の
支柱22間にはフロントロッド22bが架橋されてい
る。
【0019】上記各上部支持板23は、幅方向が下部支
持板12よりも若干大きく設定され、これによって互い
に対向した各縁部が支持架台21よりも内側に突出し、
この突出した部分に緩衝支持部材28を支持するオーバ
ーハング部23aが形成されている。このオーバーハン
グ部23aには、前後方向に直列するように略等ピッチ
で複数の係止孔23bが穿設され、これらの係止孔23
bに緩衝支持部材28を係止させるようにしている。
【0020】上記アームレスト部24は、上部支持板2
3上に立設された2本の角筒25と、これら角筒25に
嵌め込まれたアームレスト装着筒26と、各アームレス
ト装着筒26に装着されるアームレスト支持体27とを
具備している。上記角筒25は、それぞれが同一高さ寸
法で、かつ、頂部が桟材22aよりも上方に位置するよ
うに寸法設定され、桟材22aに溶接その他で固定され
ている。
【0021】上記アームレスト支持体27は、前後方向
に水平に延びる板状フレーム27aと、この板状フレー
ム27aの底面から垂下された一対の支持ロッド27b
とを備えて形成されている。上記一対の支持ロッド27
bは、中心線間の距離がアームレスト装着筒26の中心
線間の距離に等しく寸法設定され、これによって前後の
支持ロッド27bはそれぞれ対応したアームレスト装着
筒26に嵌入可能になっている。
【0022】上記アームレスト装着筒26は、角筒25
に摺接状態で嵌入可能な外周形状に設定されているとと
もに、中心線と同心で上下方向に延びるように穿設され
た装着孔26aを有している。この装着孔26aは、ア
ームレスト支持体27の支持ロッド27bが摺接状態で
嵌入し得る内径寸法に設定され、これによってアームレ
スト支持体27がアームレスト装着筒26に装着された
状態で、その高さ位置に拘らず板状フレーム27aの足
載せ姿勢が維持されるようにしている。
【0023】また、上記アームレスト装着筒26は、ロ
ック手段を有しており、このロック手段を操作すること
によって手動でアームレスト支持体27の高さ位置を調
節し得るとともに、一旦設定された高さ位置を保持させ
ることができるようになっている。
【0024】図3は、緩衝支持部材の一実施形態を示す
平面図である。この図に示すように、緩衝支持部材28
は、鋼線を縦横に格子状に配列して形成された格子部材
28aと、この格子部材28aを左右の上部支持板23
間で支持する複数のコイルバネ28dとを備えている。
【0025】格子部材28aは、本実施形態において
は、3本の縦鋼線28bを前後方向に延びるように等間
隔で配置した上で、それぞれの縦鋼線28bに直交する
ように多数の横鋼線28cを配置し、各縦鋼線28bと
各横鋼線28cとの交差部分を溶接することによって形
成されている。
【0026】上記コイルバネ28dは、両側端が折り曲
げられたフック部28eを有している。そして、コイル
バネ28dの一方のフック部28eをオーバーハング部
23aの係止孔23bに係止するとともに、他方のフッ
ク部28eを格子部材28aの両側部の縦鋼線28bに
係止することによって、緩衝支持部材28は左右のコイ
ルバネ28dの付勢力により互いに逆方向に引張られた
状態で左右の上部支持板23間に装着されるようになっ
ている。
【0027】上記背凭れ部3は、図1および図2に示す
ように、逆U字形状のバックフレーム31と、このバッ
クフレーム31の側部フレーム31a間に張設された上
下一対のジグザグバネ32と、これら一対のジグザグバ
ネ32に支持されたバックプレート33と、側部フレー
ム31aの内側面下部に互いに対向するように設けられ
た一対のナックル部材34とを備えている。バックフレ
ーム31は、その下部で各側部フレーム31aに架橋さ
れた補強フレーム31cを有している。
【0028】上記一対の側部フレーム31aには、前面
中央部に上下2個ずつのフック31bが設けられ、幅方
向で対向した上側および下側の一対のフック31bにジ
グザグバネ32がそれぞれ係止されている。そして、上
記バックプレート33は、その裏面に突設された左右一
対の二股状の挟持片33aを有し、各挟持片33aにジ
グザグバネ32を挟持させることによってバックプレー
ト33がジグザグバネ32を介してバックフレーム31
に取り付けられるようになっている。このようなバック
プレート33は、着座者の腰骨および背骨のカーブに沿
うように下部が前方に膨出されている。そして、バック
プレート33の下端縁部は補強フレーム31cの表面に
対向するか、あるいはそれより下部に位置するように寸
法設定されている。
【0029】一方、上記基礎パイプ11の側部パイプ1
1a間に架橋された中央部梁材14および後部梁材15
間にはそれらに支持された幅方向一対のブラケット16
が立設されている。これら一対のブラケット16の対向
面間の寸法は、上記一対のナックル部材34の外側面間
の寸法よりも若干大きめに設定され、これによって一対
のナックル部材34はブラケット16間に挟持され得る
ようになっている。
【0030】そして、一対のナックル部材34が左右の
ブラケット16間に挟持された状態で、幅方向に延びる
連結軸17が各ブラケット16およびナックル部材34
に貫設されるとともに、連結軸17とナックル部材34
とは一体に結合され、これによって背凭れ部3は、連結
軸17回りに共回り可能な状態で着座部2に連結されて
いる。
【0031】また、上記ブラケット16の一方には、外
側部に背凭れ部3を連結軸17回りに回動させる駆動機
構18が設けられている。この駆動機構18は、内部に
図略の駆動モータと、各種のギアを組み合わせた駆動力
伝達手段とを備えており、駆動モータの駆動によって駆
動力伝達手段を介して連結軸17を軸心回りに回動させ
得るようになっている。そして、駆動機構18をスイッ
チ操作で駆動させることにより、バックフレーム31は
連結軸17回りに回動し、それが所望の傾斜姿勢になっ
た時点でスイッチOFFすることによって、例えば図2
に示すように、その時点でのバックフレーム31の傾斜
姿勢が維持されるようになっている。
【0032】なお、後部梁材15には、幅方向の寸法が
後部梁材15と略同一の逆U字形状のストッパー15a
が立設され、バックフレーム31の垂直面に対する角度
が最大になるリクライニング姿勢で側部フレーム31a
がストッパー15aの頂部に当止し、バックフレーム3
1のこれ以上の変位が阻止されるようにしている。
【0033】上記脚載せ部4は、着座部2の前面部に垂
下した図1に示す収納姿勢と、図2に示す足載せ姿勢と
の間で変位可能になっている。このような脚載せ部4
は、着座部2の幅方向に延びたロッド状フレーム(支持
ロッド)41aとこのロッド状フレーム41aの下部に
平行に設けられた長尺の板状フレーム41bとからなる
上下一対の脚載せフレーム41と、これら一対の脚載せ
フレーム41を結合する幅方向一対の結合フレーム42
とを備えて形成されている。
【0034】脚載せフレーム41は幅寸法が着座部2の
幅方向の寸法と略同一に設定されているとともに、結合
フレーム42の図1における高さ寸法は上記上部支持板
23の高さ寸法の半分弱に設定されている。そして、脚
載せフレーム41と結合フレーム42とからなる脚載せ
部4は、収納姿勢(図1)で着座部2の前面下部に位置
するとともに、足載せ姿勢(図2)で着座部2の上部支
持板23と略同一の高さ位置に押し上げられるようにな
っている。
【0035】このような脚載せ部4は、変位機構(駆動
機構)Mにより収納姿勢と足載せ姿勢との間で変位し得
るように構成されている。上記変位機構Mは、スライド
機構5とリンク機構6とが組み合わされて形成されてい
る。そしてスライド機構5の駆動によってリンク機構6
が所定の動作を行い、これによって脚載せ部4が変位す
るようになっている。
【0036】図4および図5は変位機構Mの一実施形態
を示す斜視図であり、図4は、脚載せ部4が収納姿勢で
収納位置に収納された状態、図5は脚載せ部4が足載せ
姿勢になった状態をそれぞれ示している。これらの図に
示すように、スライド機構5は、駆動モータ51と、こ
の駆動モータ51の駆動力を伝達するギアボックス52
と、このギアボックス52から延設されたスクリュー軸
53と、このスクリュー軸53に螺合されたナット部材
54と、このナット部材54に結合されたスライダー5
5とから形成されている。
【0037】上記駆動モータ51およびギアボックス5
2は、中央部梁材14と後部梁材15とに架橋された台
座145上に配設されている。そして、駆動モータ51
は駆動軸が幅方向(X−X方向)に延びるように配置さ
れ、この駆動モータ51に幅方向で隣接し、かつ、上記
駆動軸を取り込むようにギアボックス52が配置されて
いる。ギアボックス52には、ウォームギアやピニオン
等の各種のギア類が内装され、これらギア類を介して駆
動モータ51の駆動力がスクリュー軸53に伝達される
ようになっている。
【0038】上記スクリュー軸53は、ギアボックス5
2から前後方向(Y−Y方向)に延びるように前方(図
4および図5の左方)に向けて突設されている。このス
クリュー軸53にナット部材54が螺合され、スクリュ
ー軸53の正逆回転によってナット部材54が前後動す
るようになっている。
【0039】上記スライダー55は、ロアレール56
と、このロアレール56に摺動自在に結合されたアッパ
ーレール57とからなっている。ロアレール56は、上
記前部梁材13および後部梁材15に所定高さ寸法のス
ペーサー13aを介して前後方向に延びる状態で固定さ
れている。このロアレール56は、断面視でC字形状を
呈し、上面部に前後方向に延びる案内開口56aを有
し、この案内開口56aの下部に前後方向に延びる蟻溝
が形成されている。
【0040】上記アッパーレール57は、断面視でΩ形
状を呈したレール本体57aと、このレール本体57a
から着座部2の幅方向左側方に向けて突出したブラケッ
ト57bと、同幅方向右側方に向けて突出した連結板5
7cとを備えて形成されている。
【0041】上記レール本体57aは、その下端縁部か
ら外方に向けて突設された左右一対の翼部を有してお
り、この翼部がロアレール56の蟻溝内に嵌め込まれた
状態で頂部が案内開口56aから外部に突出され、これ
によってアッパーレール57はロアレール56に案内さ
れつつ前後動が可能になっている。そして、上記ブラケ
ット57bおよび連結板57cは、案内開口56aから
外部に突出したレール本体57aの頂部に固定されてい
る。ちなみにロアレール56内にはアッパーレール57
との間に図略のローラや転動ボール等が内装され、これ
らによってアッパーレール57の前後動が円滑に行い得
るようにしている。
【0042】そして、上記連結板57cは上記ナット部
材54に一体に接続されており、ナット部材54の前後
動に応じてアッパーレール57が前後動するようにして
いる。従って、駆動モータ51を駆動することにより、
その駆動力はギアボックス52を介してスクリュー軸5
3に伝達され、これによってスクリュー軸53が回転
し、この回転によるナット部材54の前後動によってア
ッパーレール57がロアレール56に案内されつつ前後
動することになる。
【0043】上記リンク機構6は、複数の四辺形リンク
構造が組み合わされて形成されている。本実施形態で
は、四辺形リンク構造を構成する要素として、6本の第
1〜第6リンク腕61a〜61fが採用されている。一
方、幅方向で内側(図4および図5の右側)の前後方向
一対の支柱22間にはリンク腕支持板22cが架橋され
ている。そして、このリンク腕支持板22cに第1リン
ク腕61aおよび第3リンク腕61cの上端部が後方の
第1リンク軸62aおよび前方の第3リンク軸62c回
りに回動自在に結合されている。
【0044】また、第1リンク腕61aの中間部分に第
2リンク腕61bの後端部が第2リンク軸62b回りに
回動自在に結合されているとともに、この第2リンク腕
61bの中間部分が第3リンク腕61cの中間部分に第
4リンク軸62d回りに回動自在に結合されている。
【0045】また、第3リンク腕61cの下端部が第4
リンク腕61dの下端部に第5リンク軸62e回りに回
動自在に結合されている。また、上記第2リンク腕61
bの前端部が第5リンク腕61eの上端部に第6リンク
軸62f回りに回動自在に結合されているとともに、上
記第4リンク腕61dの中間部分が第5リンク腕61e
の中間部分に第7リンク軸62g回りに回動自在に結合
されている。さらに、上記第5リンク腕61eの下端部
が第6リンク腕61fの下端部に第8リンク軸62h回
りに回動自在に結合されている。
【0046】そして、上記第4リンク腕61dの上端部
は脚載せ部4の結合フレーム42の上部に第9リンク軸
62i回りに回動自在に結合されているとともに、上記
第6リンク腕61fの上端部も結合フレーム42の下部
に第10リンク軸62j回りに回動可能に結合されてい
る。
【0047】従って、本リンク機構6においては、各リ
ンク腕および結合フレーム42によって、第1リンク軸
62a、第2リンク軸62b、第3リンク軸62c、お
よび第4リンク軸62dを支点とした第1の四辺形リン
ク構造と、第4リンク軸62d、第7リンク軸62g、
第6リンク軸62f、および第7リンク軸62gを支点
とした第2の四辺形リンク構造と、第7リンク軸62
g、第8リンク軸62h、第9リンク軸62i、および
第10リンク軸62jとからなる第3の四辺形リンク構
造との三つの四辺形リンク構造が形成されている。
【0048】しかも、第1および第2の四辺形リンク構
造においては第2リンク腕61bが共用されているとと
もに、第2および第3の四辺形リンク構造においては第
4リンク腕61dが共用されており、このようなリンク
構造によって脚載せ部4の収納姿勢と足載せ姿勢との間
の姿勢変更が行い得るようにしている。
【0049】そして、各リンク腕61a〜61fの長さ
寸法、形状および各リンク軸62a〜62jの設置位置
は、第1リンク腕61aが第1リンク軸62a回りに反
時計方向に回動し、これによって第2リンク軸62bが
第1リンク軸62aよりも後方位置に後退した状態で脚
載せ部4が収納姿勢になり、逆に第1リンク腕61aが
第1リンク軸62a回りに時計方向に回動し、これによ
って第2リンク軸62bが第1リンク軸62aよりも前
方に位置するように前進した状態で脚載せ部4が足載せ
姿勢になるように設定されている。
【0050】一方、第1リンク腕61aの第2リンク軸
62bより下方部分は後方に向けて若干折り曲げられ、
その先端部に連結腕63が結合されている。この連結腕
63は、リンク機構6とスライド機構5とを結合するた
めのものであり、その後方端は第1結合軸63a回りに
回動自在に第1リンク腕61aの先端部に結合されてい
るとともに、連結腕63の前方端は上記ロアレール56
のブラケット57bに第2結合軸63b回りに回動自在
に結合されている。
【0051】また、各リンク腕61a〜61fの外側に
は、リンク機構6の動作に追随して移動し、脚載せ部4
が足載せ姿勢になった状態で伸長した各リンク腕61a
〜61fを外部から覆う板状の安全カバー64が設けら
れている。この安全カバー64を設けたことにより、脚
載せ部4が足載せ姿勢になっている状態で椅子10の側
方から各リンク腕61a〜61fの方向への異物の侵入
が阻止されるようにしている。
【0052】変位機構Mの上記構成によれば、脚載せ部
4が収納姿勢で着座部2の前方下部に収納された図4に
示す状態において、駆動モータ51の駆動によってギア
ボックス52を介してスクリュー軸53を所定方向に回
転させることによりナット部材54は前進する。
【0053】このナット部材54の前進によってロアレ
ール56が連結板57cを介して前進し、ロアレール5
6のブラケット57bに第2結合軸63bによって連結
されている連結腕63も前進するため、連結腕63の後
端部に第1結合軸63aによって連結されている第1リ
ンク腕61aは第1リンク軸62a回りに時計方向に回
動し、この回動によって各リンク腕61b〜61fが所
定のリンク運動を行うことにより結合フレーム42が上
方に向かうように全体的に伸長し、ナット部材54が所
定の前方位置に到達した状態で脚載せ部4が、図5に示
すように、足載せ姿勢になる。
【0054】逆に、図5に示すように、脚載せ部4が足
載せ姿勢の状態で駆動モータ51を逆駆動することによ
りロアレール56は後退し、これによって第1リンク腕
61aが第1リンク軸62a回りに反時計方向に回動
し、これによる各リンク腕61b〜61fの上記と逆の
リンク運動によって脚載せ部4は図4に示す元の収納姿
勢に復帰する。
【0055】図6は、図1に示す椅子のフレーム構造1
にクッション材を装着し、これによってシートボトム7
aおよびシートバック7bを備えた椅子10が形成され
た状態を示す一部切欠き斜視図である。この図に示すよ
うに、左右一対の上部支持板23間に張設された緩衝支
持部材28上、およびバックフレーム31のジグザグバ
ネ32に支持されたバックプレート33上にはそれぞれ
所定のクッション材7が配置され、これによって着座席
であるシートボトム7a、および背凭れであるシートバ
ック7bが形成されている。
【0056】このようなクッション材7は、下部に板状
体からなる形状保持層71、中間部に高反発材料からな
る高反発層72、上部に柔軟性材料からなる軟質層7
3、および表面に表皮74が積層された4層構造で形成
されている。本実施形態においては、形状保持層71は
発泡性合成樹脂のチップを所定の接着剤を介して圧縮成
形して板状にした、いわゆるパーティクルボードによっ
て形成され、高反発層72は反発性の大きい発泡性合成
樹脂によって形成され、軟質層73は柔軟性に優れた発
泡性合成樹脂によって形成されている。また、表皮74
は可撓性を有する合成樹脂製のシートによって形成され
ている。
【0057】そして、これら形状保持層71、高反発層
72、および軟質層73がそれぞれ接着剤を介して積層
され、軟質層73の表面を表皮74で被覆することによ
ってクッション材7が形成されている。本実施形態にお
いては、形状保持層71、高反発層72、および軟質層
73の積層体を所定サイズに切断してシートボトム7a
用およびシートバック7b用のものをつくり、これらを
緩衝支持部材28上およびバックプレート33上に載置
した状態で表面を表皮74で被覆し、表皮74の縫代部
分で椅子のフレーム構造1の所定の部材(例えば、シー
トボトム7aの場合はフロントロッド22b、緩衝支持
部材28の一部等、シートバック7bの場合はバックフ
レーム31の頂部や補強フレーム31c等)を包み込む
ようにしてクッション材7の裏面で表皮74の縁部同士
を縫着あるいは溶着することによりシートボトム7aお
よびシートバック7bが形成されている。
【0058】上記アームレスト部24の板状フレーム2
7aは、軟質の発泡性合成樹脂からなるパッド材76a
中に埋設されている。このパッド材76aの表面が表皮
(アームレスト表皮76b)によって被覆されることに
よりアームレスト76が形成されている。パッド材76
a内への板状フレーム27aの埋設、およびアームレス
ト表皮76bによるパッド材76aの被覆は、一体発泡
成形法によって行うことが可能である。
【0059】一方、上記シートボトム7a用の表皮74
には、幅方向の両側部にアームレスト用の覆い部材75
が縫着あるいは溶着によって取り付けられている。この
覆い部材75は、袋状の表皮(袋表皮75a)の内部に
スポンジ等からなる柔軟性材料が充填されて形成されて
いる。そして、袋表皮75a内に柔軟性材料が充填され
た状態で袋表皮75aの表裏面を前後方向の全長に亘っ
て縫着等で接合することにより、覆い部材75の表面に
複数の突条75bが形成されるようにするとともに、こ
れによって隣接した突条75b間に前後方向に延びる折
り溝75cが形成されるようにしている。
【0060】覆い部材75は、このような構成を採用す
ることにより、折り溝75c部分で幅方向に折り曲げ易
くなっており、アームレスト76の高さ位置に対応した
いずれかの折り溝75c部分で折れ曲がり、アームレス
ト部24の表面を容易に、かつ、確実に被覆し得るよう
になっている。
【0061】図7は、本発明に係る足載せ台構造の第1
実施形態を示す一部切欠き斜視図であり、(イ)はオッ
トマン77が収納姿勢に設定された状態、(ロ)はオッ
トマン77が足載せ姿勢に設定された状態をそれぞれ示
している。図7に示すように、足載せ台構造は、上記ロ
ッド状フレーム41aおよび板状フレーム41bからな
る脚載せ部4と、この脚載せ部4に結合されたオットマ
ン77とを備えて形成されている。
【0062】オットマン(パッド部)77は、オットマ
ンフレーム770と、このオットマンフレーム770に
一体に取り付けられたブラケット773と、このブラケ
ット773および上記オットマンフレーム770を埋設
したパッド材77aと、このパッド材77aを被覆した
脚載せ部表皮77bとから構成されている。
【0063】上記オットマンフレーム770は、幅方向
に平行に配設され、かつ、両側部が後方に向けて折り曲
げられた上下一対の水平フレーム771と、これら水平
フレーム771間に架橋された架橋フレーム772とを
備えて形成されており、上方の水平フレーム771の幅
方向の中央部にブラケット773が溶接その他で固定さ
れている。
【0064】上記ブラケット773は、横長の平板によ
って形成され、その上部に環状に折り曲げられて形成さ
れた軸受部774を有している。そして、この軸受部7
74が脚載せフレーム41のロッド状フレーム41aに
外嵌され、これによってブラケット773はロッド状フ
レーム41a回りに回動自在に軸支された状態になって
いる。また、ブラケット773は、その上下長がロッド
状フレーム41aと板状フレーム41bとの上下間隔よ
りも長く寸法設定され、これによってブラケット773
の下部が板状フレーム41bに当止した状態でロッド状
フレーム41a回りの反時計方向の回動を規制するよう
になっている。
【0065】上記パッド材77aには、上記軸受部77
4を外部に露出させ、かつ、前方部分が肉厚になる状態
でオットマンフレーム770およびブラケット773が
埋設され、これによってパッド材77aはオットマンフ
レーム770およびブラケット773と一体化してい
る。このようなパッド材77aの表面が表皮77bで被
覆されることによってオットマン77が形成されてい
る。従って、オットマン77は、図7の(イ)に示す収
納姿勢に設定されている状態において、ロッド状フレー
ム41a回りに時計方向に回動可能に軸支されていると
ともに、図7の(ロ)に示す状態において、前後方向の
中央部が板状フレーム41bに支持されることによりオ
ットマン77がロッド状フレーム41aから前方に突出
した足載せ姿勢になるようにしている。
【0066】本実施形態においては、パッド材77aは
発泡性合成樹脂によって形成され、表皮77bは合成樹
脂製のウェブによって形成されている。パッド材77a
に対するオットマンフレーム770およびブラケット7
73の埋設、並びに表皮77bによるパッド材77aの
被覆は、一体発泡成形法によって行われている。
【0067】図8および図9は、第1実施形態の足載せ
構造の作用を説明するための側面断面視の説明図であ
り、図8はオットマン77が足載せ姿勢に設定された状
態、図9はオットマン77と着座部2との間に異物が挟
み込まれた状態で脚載せフレーム41が収納姿勢に姿勢
変更された状態をそれぞれ示している。
【0068】まず、図8に示すように、オットマン77
が足載せ姿勢に設定された状態でオットマン77の下部
に異物Zが入り込んだとする。この状態で変位機構M
(図2)の駆動により脚載せフレーム41が姿勢変更さ
れると、脚載せフレーム41は、図9に示すように、側
面視で上下方向に延びる収納姿勢に設定されるが、オッ
トマン77は異物Zに干渉されてロッド状フレーム41
a回りに時計方向に脚載せフレーム41に対して相対回
動するため、異物Zがオットマン77と着座部2とに押
圧挟持された状態にはならず、異物や椅子10の損傷が
確実に防止される。
【0069】図10は、本発明に係る足載せ台構造の第
2実施形態を示す側面視の断面図である。この図に示す
ように、第2実施形態の足載せ台構造は、ブラケット7
73の軸受部774の下部が開放された円弧状軸受部
(フック部)775を採用しているとともに、ブラケッ
ト773の板状フレーム41bに対向した面に磁石77
6を付設し、磁石776の板状フレーム41bへの磁着
によって普段はブラケット773が板状フレーム41b
に接合された状態にしている。その他の構成は第1実施
形態のものと同様である。
【0070】第2実施形態の構成によれば、普段は円弧
状軸受部775のロッド状フレーム41aへの係止およ
び磁石776の板状フレーム41bへの磁着によって、
オットマン77は脚載せフレーム41に安定して確実に
取り付けられた状態になっている。
【0071】そして、オットマン77と着座部2との間
に異物Zが挟まった状態でオットマン77が変位機構M
(図2)の駆動により足載せ姿勢から収納姿勢に姿勢変
更されたときには、図10に二点鎖線で示すように、異
物Zによる干渉によって磁石776の板状フレーム41
bに対する磁着が外れるとともに、円弧状軸受部775
の板状フレーム41bに対する係止が外れるため、オッ
トマン77は脚載せフレーム41から分離され、これに
よって異物Zおよび椅子の損傷が確実に防止される。
【0072】図11は、本発明に係る足載せ台構造の第
3実施形態を示す側面視の断面図である。この図に示す
ように、第3実施形態の足載せ台構造は、ブラケット7
73に軸受部774が設けられておらず、その代わりに
ブラケット773にゴムや柔軟性を有する合成樹脂製の
嵌め合い部材777が設けられ、この嵌め合い部材77
7によってオットマン77が脚載せフレーム41に取り
付けられるようにしている。その他の構成については、
第1実施形態のものと同様である。
【0073】本実施形態では上記嵌め合い部材777は
ゴム製の板状の基部777aと、この基部777aの上
下に後方に向かって突設されたゴム製の係合突部777
bとから構成されている。この係合突部777bは、前
後方向の中央部に他の部分よりも径の大きい係止用大径
部777cが形成されている一方、ブラケット773に
は上記各係合突部777bに対応した貫通孔773aが
穿設され、これらの貫通孔773aにパッド材77a側
から係合突部777bを貫入することによって係止用大
径部777cが外部に突出した状態で嵌め合い部材77
7がブラケット773に固定されている。
【0074】一方、ロッド状フレーム41aおよび板状
フレーム41bには、上記係合突部777bに対応した
係合孔41cが穿設されている。この係合孔41cは、
その内径が上記係止用大径部777cの外径よりも若干
小さめに寸法設定され、係止用大径部777cを係合孔
41cに強制的に嵌め込むことにより、係止用大径部7
77cが弾性変形し、この弾性変形の復元力によって係
合孔41cの内壁面が押圧されることにより係止用大径
部777cの係合孔41cへの嵌入状態が安定するよう
になっている。そして、このような係止用大径部777
cを有する係合突部777bを係合孔41cに嵌入する
ことにより、オットマン77が脚載せフレーム41に取
り付けられるようにしている。
【0075】第3実施形態の構成によれば、普段は係合
突部777bの係合孔41cへの嵌入によって、図11
に二点鎖線で示すように、オットマン77は脚載せフレ
ーム41に安定して確実に取り付けられた状態になって
いる。
【0076】そして、オットマン77と着座部2との間
に異物が挟まった状態でオットマン77が変位機構M
(図2)の駆動により足載せ姿勢から収納姿勢に姿勢変
更されたときには、異物による干渉によって係合突部7
77bが係合孔41cから抜け出るため、オットマン7
7は脚載せフレーム41から離脱し、異物および椅子の
損傷が確実に防止される。
【0077】本発明は以上の実施形態に限定されるもの
ではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0078】(1)上記の第2実施形態では、ブラケッ
ト773の下部が磁石776を介して脚載せフレーム4
1に固定されるようにしているが、磁石776に代えて
先端にフックの形成された係止クリップをブラケット7
73の下端部に取り付け、この係止クリップを板状フレ
ーム41bの下端縁部に係止することによってオットマ
ン77を脚載せフレーム41に装着するようにしてもよ
い。
【0079】(2)上記の第2実施形態においては、オ
ットマン77は、円弧状軸受部775のロッド状フレー
ム41aへの係止と、磁石776の板状フレーム41b
への磁着によって脚載せフレーム41に装着されている
が、ブラケット773に円弧状軸受部775を設けずに
磁石776のみによってオットマン77を脚載せフレー
ム41に装着するようにしてもよい。
【0080】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の椅子の足載せ台
構造によれば、足載せ台が足載せ姿勢から収納姿勢に姿
勢変更するに際し、足載せ台のフレームよりも先端側の
パッド部に上記姿勢変更に抗する力が加わると、パッド
部はフレームに対して相対的に後退するとともに、フレ
ームは収納姿勢に姿勢変更するめ、足載せ姿勢に設定さ
れた足載せ台を駆動機構の駆動によって収納姿勢に姿勢
変更するに際し、パッド部と着座部との間に異物が挟ま
っていても、フレームは足載せ台の収納姿勢に対応した
姿勢に変位するが、パッド部はフレームに対して相対的
に後退し、異物がパッド部と着座部との間に押圧挟持さ
れた状態にならないばかりか、駆動機構が過負荷になる
こともなく、異物および椅子の損傷を防止する上で有効
である。
【0081】本発明の請求項2記載の椅子の足載せ台構
造によれば、パッド部は、磁石によってフレームに取り
付けられているため、パッド部と着座部との間に異物が
挟まった状態で駆動機構の駆動によって足載せ台を収納
姿勢に姿勢変更させると、パッド部は異物によって反力
を受け、この反力で磁石によりフレームに取り付けられ
ているパッド部はフレームから容易に外れ、異物および
椅子の破損を確実に防止することができる。
【0082】本発明の請求項3記載の椅子の足載せ台構
造によれば、パッド部は、嵌め合い部材を介してフレー
ムに取り付けられているため、パッド部と着座部との間
に異物が挟まった状態で駆動機構の駆動によって足載せ
台を収納姿勢に変更すると、パッド部は異物によって反
力を受け、この反力で嵌め合い部材によるパッド部とフ
レームとの結合が解除され、パッド部はフレームから容
易に外れ、異物および椅子の破損を確実に防止すること
ができる。
【0083】本発明の請求項4記載の椅子の足載せ台構
造によれば、フレームは、幅方向に延びる支持ロッドを
備え、パッド部は、収納姿勢で先端側が支持ロッドより
下方に位置し、かつ、足載せ姿勢で先端側が支持ロッド
より前方に位置するように上記支持ロッド回りに回動可
能に支持されているとともに、先端側が自由端にされて
いるため、パッド部と着部との間に異物が挟まった状態
で駆動機構の駆動によって足載せ台を収納姿勢に変更す
ると、パッド部は異物によって反力を受け、この反力に
よってパッド部は、自由端側が支持ロッド回りに相対回
動し、この相対回動によってフレームは足載せ台の収納
姿勢に対応した姿勢に変位するにも拘らず、パッド部は
異物を挟持した位置に残留し、これによって異物および
椅子の損傷が確実に回避される。
【0084】本発明の請求項5記載の椅子の足載せ台構
造によれば、パッド部は、上記支持ロッド回りに回動自
在に接続されるフック部を有し、このフック部は、上記
足載せ台が足載せ姿勢から収納姿勢に姿勢変更するに際
し、上記フレームよりも先端側のパッド部に上記姿勢変
更に抗する力が加わると、上記支持ロッドから外れるよ
うにしているため、パッド部と着座部との間に異物が挟
まった状態で駆動機構の駆動によって足載せ台を収納姿
勢に変更すると、パッド部は異物によって反力を受け、
この反力によってパッド部は支持ロッドから容易に外
れ、これによって異物および椅子の損傷が確実に回避さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る足載せ台構造が適用された椅子の
フレーム構造を示す斜視図であり、フレーム構造が着座
姿勢に設定された状態を示している。
【図2】図1に示す椅子のフレーム構造がリクライニン
グ姿勢に設定された状態を示す斜視図である。
【図3】緩衝支持部材の一実施形態を示す平面図であ
る。
【図4】変位機構の一実施形態を示す斜視図であり、脚
載せ部が収納姿勢で収納位置に収納された状態を示して
いる。
【図5】変位機構の一実施形態を示す斜視図であり、脚
載せ部が足載せ姿勢になった状態をそれぞれ示してい
る。
【図6】図1に示す椅子のフレーム構造にクッション材
を装着し、これによってシートボトムおよびシートバッ
クを備えた椅子が形成された状態を示す一部切欠き斜視
図である。
【図7】本発明に係る足載せ台構造の第1実施形態を示
す一部切欠き斜視図であり、(イ)はオットマンが収納
姿勢に設定された状態、(ロ)はオットマンが足載せ姿
勢に設定された状態をそれぞれ示している。
【図8】第1実施形態の足載せ構造の作用を説明するた
めの側面断面視の説明図であり、オットマンが足載せ姿
勢に設定された状態を示している。
【図9】第1実施形態の足載せ構造の作用を説明するた
めの側面断面視の説明図であり、オットマンと着座部と
の間に異物が挟み込まれた状態で脚載せフレームが収納
姿勢に姿勢変更された状態を示している。
【図10】本発明に係る足載せ台構造の第2実施形態を
示す側面視の断面図である。
【図11】本発明に係る足載せ台構造の第3実施形態を
示す側面視の断面図である。
【符号の説明】
1 椅子のフレーム構造 11 基礎パイプ 11a 側部パイプ 12 下部支持板 13 前部梁材 13a スペーサー 14 中央部梁材 15 後部梁材 15a ストッパー 16 ブラケット 17 連結軸 18 駆動機構 2 着座部 21 支持架台 22 支柱 22a 桟材 22b フロントロッド 23 上部支持板 23a オーバーハング部 24 アームレスト部 26 アームレスト装着筒 25 角筒 27 アームレスト支持体 27a 板状フレーム 27b 支持ロッド 28 緩衝支持部材 28a 格子部材 28b 縦鋼線 28c 横鋼線 28d コイルバネ 28e フック部 3 背凭れ部 31 バックフレーム 31a 側部フレーム 32 ジグザグバネ 33 バックプレート 33a 挟持片 34 ナックル部材 4 脚載せ部(足載せ台) 41 脚載せフレーム 42 結合フレーム M 変位機構 5 スライド機構 51 駆動モータ 52 ギアボックス 53 スクリュー軸 54 ナット部材 55 スライダー 56 ロアレール 56a 案内開口 57 アッパーレール 57a レール本体 57b ブラケット 57c 連結板 6 リンク機構 61a〜61f 第1〜第6リンク腕 62a〜62j 第1〜第10リンク軸 63 連結腕 63a 第1結合軸 63b 第2結合軸 64 安全カバー 7 クッション材 7a シートボトム 7b シートバック 71 形状保持層 72 高反発層 73 軟質層 74 表皮 75 覆い部材 75a 袋表皮 75b 突条 75c 折り溝 76 アームレスト 76b アームレスト表皮 76a パッド材 77 オットマン(パッド部) 77a パッド材 77b 表皮 770 オットマンフレーム 771 水平フレーム 772 架橋フレーム 773 ブラケット 774 軸受部 775 円弧状軸受部 776 磁石 777 嵌め合い部材 777a 基部 777b 係合突部 777c 係止用大径部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着座部の前方縁部から垂下する収納姿勢
    と、着座部の着座面に面一状態で前方に向かって延びる
    足載せ姿勢との間で姿勢変更可能に構成された椅子の足
    載せ台において、上記足載せ台は、フレームと、このフ
    レームの表面に取り付けられたパッド部とからなり、上
    記足載せ台が足載せ姿勢から収納姿勢に姿勢変更するに
    際し、上記フレームよりも先端側のパッド部に上記姿勢
    変更に抗する力が加わると、パッド部はフレームに対し
    て相対的に後退するとともに、フレームは収納姿勢に姿
    勢変更するように構成されていることを特徴とする椅子
    の足載せ台構造。
  2. 【請求項2】 上記パッド部は、磁石によってフレーム
    に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の
    椅子の足載せ台構造。
  3. 【請求項3】 上記パッド部は、嵌め合い部材を介して
    フレームに取り付けられていることを特徴とする請求項
    1または2記載の椅子の足載せ台構造。
  4. 【請求項4】 上記フレームは、幅方向に延びる支持ロ
    ッドを備え、上記パッド部は、収納姿勢で先端側が支持
    ロッドより下方に位置し、かつ、足載せ姿勢で先端側が
    支持ロッドより前方に位置するように上記支持ロッド回
    りに回動可能に支持されているとともに、先端側を自由
    端にしてあることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    かに記載の椅子の足載せ台構造。
  5. 【請求項5】 上記パッド部は、上記支持ロッド回りに
    回動自在に接続されるフック部を有し、このフック部
    は、上記足載せ台が足載せ姿勢から収納姿勢に姿勢変更
    するに際し、上記フレームよりも先端側のパッド部に上
    記姿勢変更に抗する力が加わると、上記支持ロッドから
    外れるように構成されていることを特徴とする請求項4
    記載の椅子の足載せ台構造。
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