JPH09205831A - 苗箱移送装置 - Google Patents
苗箱移送装置Info
- Publication number
- JPH09205831A JPH09205831A JP2079096A JP2079096A JPH09205831A JP H09205831 A JPH09205831 A JP H09205831A JP 2079096 A JP2079096 A JP 2079096A JP 2079096 A JP2079096 A JP 2079096A JP H09205831 A JPH09205831 A JP H09205831A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conveyor
- seedling box
- soil
- seedling
- nursery box
- Prior art date
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- Pending
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- Sowing (AREA)
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】苗箱検知センサが横送りコンベアのベルトの上
で盛り上がっている土を苗箱と誤検知するのを防止す
る。 【解決手段】上昇コンベア10の下部に横送りコンベア
6の終端部が配置され、上昇コンベア10は横送りコン
ベア6で連続して送られて来た苗箱2の両横を支持して
間欠的に上昇する複数の支持具29を備え、横送りコン
ベア6は無端のベルト21で構成されて終端で上記の苗
箱2の先端がベルト21から突出するように設けられ、
支持具29の上昇開始の信号を発する苗箱検知センサ3
0が上記の苗箱2の突出部の横に設けられている苗箱移
送装置。
で盛り上がっている土を苗箱と誤検知するのを防止す
る。 【解決手段】上昇コンベア10の下部に横送りコンベア
6の終端部が配置され、上昇コンベア10は横送りコン
ベア6で連続して送られて来た苗箱2の両横を支持して
間欠的に上昇する複数の支持具29を備え、横送りコン
ベア6は無端のベルト21で構成されて終端で上記の苗
箱2の先端がベルト21から突出するように設けられ、
支持具29の上昇開始の信号を発する苗箱検知センサ3
0が上記の苗箱2の突出部の横に設けられている苗箱移
送装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、箱育苗を行なう
播種装置に用いるものである。
播種装置に用いるものである。
【0002】
【従来の技術】その苗箱移送装置は上昇コンベアの下部
に横送りコンベアの終端部が配置され、床土を詰めたの
ちその上に播種と覆土が行なわれた複数の苗箱が横送り
コンベアで連続して送り込まれると、上昇コンベアがこ
れを順に上に持ち上げ、複数の苗箱をつぎの段積装置で
重箱状に積み重ねるようになっている。
に横送りコンベアの終端部が配置され、床土を詰めたの
ちその上に播種と覆土が行なわれた複数の苗箱が横送り
コンベアで連続して送り込まれると、上昇コンベアがこ
れを順に上に持ち上げ、複数の苗箱をつぎの段積装置で
重箱状に積み重ねるようになっている。
【0003】その横送りコンベアは、無端のベルトで構
成され、光電管その他を用いた苗箱検知センサがそのベ
ルトの終端部の上の横に配置され(図8)、苗箱の先端
がこの位置に到達すると、上昇コンベアが作動してその
苗箱を持ち上げるように出来ていた。
成され、光電管その他を用いた苗箱検知センサがそのベ
ルトの終端部の上の横に配置され(図8)、苗箱の先端
がこの位置に到達すると、上昇コンベアが作動してその
苗箱を持ち上げるように出来ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】横送りコンベアで前後
に並んで送られている複数の苗箱に上から床土や覆土が
供給される。そのため、前後の苗箱の継ぎ目から土が零
れることがある。この零れた土がベルトの上に盛り上が
ってその終端まで送られると、苗箱検知センサがこの盛
り上がった土を苗箱と誤検知し、誤信を発するおそれが
あった。
に並んで送られている複数の苗箱に上から床土や覆土が
供給される。そのため、前後の苗箱の継ぎ目から土が零
れることがある。この零れた土がベルトの上に盛り上が
ってその終端まで送られると、苗箱検知センサがこの盛
り上がった土を苗箱と誤検知し、誤信を発するおそれが
あった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するため、上昇コンベア10の下部に横送りコン
ベア6の終端部が配置され、上昇コンベア10は横送り
コンベア6で連続して送られて来た苗箱2の両横を支持
して間欠的に上昇する複数の支持具29を備え、横送り
コンベア6は無端のベルト21で構成されて終端で上記
の苗箱2の先端がベルト21から突出するように設けら
れ、支持具29のに上昇開始の信号を発する苗箱検知セ
ンサ30が上記の苗箱2の突出部の横に設けられている
苗箱移送装置とした。
を解決するため、上昇コンベア10の下部に横送りコン
ベア6の終端部が配置され、上昇コンベア10は横送り
コンベア6で連続して送られて来た苗箱2の両横を支持
して間欠的に上昇する複数の支持具29を備え、横送り
コンベア6は無端のベルト21で構成されて終端で上記
の苗箱2の先端がベルト21から突出するように設けら
れ、支持具29のに上昇開始の信号を発する苗箱検知セ
ンサ30が上記の苗箱2の突出部の横に設けられている
苗箱移送装置とした。
【0006】
【作用】上記の苗箱移送装置は、床土を詰めてその上に
播種と覆土を行なった複数の苗箱2が横送りコンベア6
のベルト21に乗って上昇コンベア10の下部に連続的
に送り込まれる。その苗箱2の先端がベルト21の終端
から突出すると、苗箱検知センサ30がこれを検知し、
信号を発して上昇コンベア10が始動し、左右の支持具
29がその苗箱2の両横を支持して順に持ち上げる。
播種と覆土を行なった複数の苗箱2が横送りコンベア6
のベルト21に乗って上昇コンベア10の下部に連続的
に送り込まれる。その苗箱2の先端がベルト21の終端
から突出すると、苗箱検知センサ30がこれを検知し、
信号を発して上昇コンベア10が始動し、左右の支持具
29がその苗箱2の両横を支持して順に持ち上げる。
【0007】
【効果】上記のように、この発明によると、苗箱検知セ
ンサ30が、横送りコンベア6のベルト21の終端より
も先に設けられ、これから突出した苗箱2の突端を検出
するように設けられているので、雫れた土が盛り上がっ
てベルト21で送られて来ても、その土は、苗箱検知セ
ンサ30の手前で落下する。従って、苗箱検知センサ3
0は、ベルト21の上に盛り上がった土を苗箱2と誤検
知するおそれが解消され、検出精度が向上した。
ンサ30が、横送りコンベア6のベルト21の終端より
も先に設けられ、これから突出した苗箱2の突端を検出
するように設けられているので、雫れた土が盛り上がっ
てベルト21で送られて来ても、その土は、苗箱検知セ
ンサ30の手前で落下する。従って、苗箱検知センサ3
0は、ベルト21の上に盛り上がった土を苗箱2と誤検
知するおそれが解消され、検出精度が向上した。
【0008】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を説明する。図1
のように、空箱コンベア1が20枚の空の苗箱2,2…
…(図2〜図4)が積み重なった空箱集団A,A……を
右に送るように出来ている。繰出装置3がその右端の前
に設けられ、シリンダ4で作動する押出具5で空箱集団
A,A……が順に押し込まれるようになっている。繰出
装置3は、空箱集団A,A……の苗箱2,2……を1枚
ずつその下の横送りコンベア6に繰り出すように出来て
いる。床土供給機7、播種機8および覆土供給機9が横
送りコンベア6の上に設けられ、横送りコンベア6で送
られている苗箱2,2……に床土を入れ、その上に播種
し、覆土するように出来ている。上昇コンベア10が横
送りコンベア6の終端部の上に設けられ、苗箱2,2…
…を上に送り、その苗箱2,2……が段積装置11で段
み積なるようになっている。
のように、空箱コンベア1が20枚の空の苗箱2,2…
…(図2〜図4)が積み重なった空箱集団A,A……を
右に送るように出来ている。繰出装置3がその右端の前
に設けられ、シリンダ4で作動する押出具5で空箱集団
A,A……が順に押し込まれるようになっている。繰出
装置3は、空箱集団A,A……の苗箱2,2……を1枚
ずつその下の横送りコンベア6に繰り出すように出来て
いる。床土供給機7、播種機8および覆土供給機9が横
送りコンベア6の上に設けられ、横送りコンベア6で送
られている苗箱2,2……に床土を入れ、その上に播種
し、覆土するように出来ている。上昇コンベア10が横
送りコンベア6の終端部の上に設けられ、苗箱2,2…
…を上に送り、その苗箱2,2……が段積装置11で段
み積なるようになっている。
【0009】図2,図3のように、押上台12が空箱コ
ンベア1の右端に設けられ、空箱集団Aが右端まで送ら
れて来ると、スイッチ13がこれを検出して押上シリン
ダ(図示していない)が押上台12を作動し、空箱集団
Aが空箱コンベア1から押し上げられる。つづいてシリ
ンダ4が作動し、押出具5がその空箱集団Aを繰出装置
3内に押し込むように出来ている。
ンベア1の右端に設けられ、空箱集団Aが右端まで送ら
れて来ると、スイッチ13がこれを検出して押上シリン
ダ(図示していない)が押上台12を作動し、空箱集団
Aが空箱コンベア1から押し上げられる。つづいてシリ
ンダ4が作動し、押出具5がその空箱集団Aを繰出装置
3内に押し込むように出来ている。
【0010】繰出装置3がつぎのように構成されてい
る。左右1対の翼板14,14がモータ15の動力でそ
れぞれの軸16,16の回りに回転するように設けら
れ、水平な姿勢で待機していて押し込まれた空箱集団A
を受け止めるようになっている。その下に4枚の上受板
17a,17b、下受板18a,18bがそれぞれのエ
アシリンダ19a,19b,20a,20bで出没自在
に設けられ、これらが図4のように作動し、苗箱2,2
……を下から順に1枚づつ横送りコンベア6上に繰り出
すようになっている。すなわち、最初は、その(イ)の
ように、上受板17a,17bがエアシリンダ19a,
19bで引き戻されると共に、下受板18a,18bが
突出している。翼板14,14回ってその先が下を向く
と、上に乗っていた苗箱集団Aが落下し、最下段の苗箱
2の下面が突出している下受板18a,18bで支えら
れる。つぎに、(ロ)のように、上受板17a,17b
が突出して下から2番目の苗箱2のつば2aの下に入り
込む。つづいて、(ハ)のように、下受板18a,18
bが引き戻される。すると、下から2段目より上の苗箱
2,2……が上受板17a,17bで支えられ、最下段
の苗箱2のみが横送りコンベア6上に落下する。そのの
ち、(ニ)のように、下受板18a,18bが突出し、
(イ)に戻って、上受板17a,17bが引き戻され、
残りの苗箱集団Aが下受板18a,18b上に落下す
る。以後、この動作を繰り返して苗箱2を1枚づつ繰り
出す。このようにして、苗箱集団Aに苗箱2,2……の
残りが少くなると、翼板14,14が前の位置まで回転
して待機し、つぎの苗箱集団Aを受け入れる。
る。左右1対の翼板14,14がモータ15の動力でそ
れぞれの軸16,16の回りに回転するように設けら
れ、水平な姿勢で待機していて押し込まれた空箱集団A
を受け止めるようになっている。その下に4枚の上受板
17a,17b、下受板18a,18bがそれぞれのエ
アシリンダ19a,19b,20a,20bで出没自在
に設けられ、これらが図4のように作動し、苗箱2,2
……を下から順に1枚づつ横送りコンベア6上に繰り出
すようになっている。すなわち、最初は、その(イ)の
ように、上受板17a,17bがエアシリンダ19a,
19bで引き戻されると共に、下受板18a,18bが
突出している。翼板14,14回ってその先が下を向く
と、上に乗っていた苗箱集団Aが落下し、最下段の苗箱
2の下面が突出している下受板18a,18bで支えら
れる。つぎに、(ロ)のように、上受板17a,17b
が突出して下から2番目の苗箱2のつば2aの下に入り
込む。つづいて、(ハ)のように、下受板18a,18
bが引き戻される。すると、下から2段目より上の苗箱
2,2……が上受板17a,17bで支えられ、最下段
の苗箱2のみが横送りコンベア6上に落下する。そのの
ち、(ニ)のように、下受板18a,18bが突出し、
(イ)に戻って、上受板17a,17bが引き戻され、
残りの苗箱集団Aが下受板18a,18b上に落下す
る。以後、この動作を繰り返して苗箱2を1枚づつ繰り
出す。このようにして、苗箱集団Aに苗箱2,2……の
残りが少くなると、翼板14,14が前の位置まで回転
して待機し、つぎの苗箱集団Aを受け入れる。
【0011】なお、片側のエアシリンダ19a,20a
の両端にスイッチS1,S2,S3,S4(図4)が設けら
れ、上受板17a、下受板18aの出没でスイッチ
S1,S 3およびスイッチS2,S4がONし、その信号で
それぞれの弁が作動して上記の動作が順を追って行なわ
れるようになっている。そして、従来は、エアシリンダ
19a,19bが同径で出られて上受板17a,17b
を押し出す力が同等に構成されていた。ここに、空箱集
団Aに規格が異なる大型の苗箱2が混入することがあ
る。そして、この大型の苗箱2が下から2番目に来る
と、上受板17aの先端が突出の途中で苗箱2の側壁に
当ってそれ以降の突出が停止し、スイッチS1がONし
なくなって繰出装置の作動が停止するおそれがある。こ
のようなとき、図4のように、スイッチS1,S2の無い
側のエアシリンダ19bを有る側のエアシリンダ19a
よりも小径にしたり、エアシリンダ19bにおける押出
側のエアー供給路に絞りを設けるなどにより、上受板1
7bの押出力を上受板17aの押出力よりも弱く構成す
ると、強い側の上受板17aは、その先が苗箱2の側面
に当ったのちも、苗箱2を押し動かしながらスイッチS
1がONする位置まで移動し、上記のおそれが解消され
る。
の両端にスイッチS1,S2,S3,S4(図4)が設けら
れ、上受板17a、下受板18aの出没でスイッチ
S1,S 3およびスイッチS2,S4がONし、その信号で
それぞれの弁が作動して上記の動作が順を追って行なわ
れるようになっている。そして、従来は、エアシリンダ
19a,19bが同径で出られて上受板17a,17b
を押し出す力が同等に構成されていた。ここに、空箱集
団Aに規格が異なる大型の苗箱2が混入することがあ
る。そして、この大型の苗箱2が下から2番目に来る
と、上受板17aの先端が突出の途中で苗箱2の側壁に
当ってそれ以降の突出が停止し、スイッチS1がONし
なくなって繰出装置の作動が停止するおそれがある。こ
のようなとき、図4のように、スイッチS1,S2の無い
側のエアシリンダ19bを有る側のエアシリンダ19a
よりも小径にしたり、エアシリンダ19bにおける押出
側のエアー供給路に絞りを設けるなどにより、上受板1
7bの押出力を上受板17aの押出力よりも弱く構成す
ると、強い側の上受板17aは、その先が苗箱2の側面
に当ったのちも、苗箱2を押し動かしながらスイッチS
1がONする位置まで移動し、上記のおそれが解消され
る。
【0012】苗箱移送装置(横送りコンベア6と上昇コ
ンベア10)が図5〜図7のように構成されている。す
なわち、横送りコンベア6は、左右1対の無端のVベル
ト21,21で構成され、苗箱2,2……の下面の両横
を支えて送るように出来ている。この横送りコンベア6
は、繰出装置3から覆土装機9の間を低速型に構成して
前後の苗箱2,2が間隔をつめて送られるようにし、そ
の後を高速型に構成して前後の苗箱2,2が間隔を開い
て送られるようにする。そして、その終端の調車22,
22が上昇コンベア10の機枠23内に配置され、送ら
れて来た苗箱2の先端が終端でVベルト21,21の終
端から突出するように(図7)、従来(図8)よりもや
や短く構成されている。上昇コンベア10は、モータ2
4で駆動される1対の伝動軸25,25を上部の左右に
備え、それぞれの下に遊動軸26,26が配置されてい
る。軸25,25,26,26の前後に歯輪27,27
……が取付けられ、それぞれの上下の歯輪27,27に
4本のチェン28,28……が巻き掛けられている。L
型の板で出来た複数の支持具29,29……が前後のチ
ェン28,28に当間隔で取付けられ、モータ24でチ
ェン28,28……が回転すると、左右の支持具29,
29が苗箱2の下面の両端を支えてこれを上昇させるよ
うに出来ている。光電管その他で出来た苗箱検知センサ
30が、Vベルト21,21の終端から突出する苗箱2
の端の横に設けられ、苗箱2の端がその位置に来ると、
信号を発してモータ24が始動し、支持具29,29が
その苗箱2を支えて持ち上げ、その回転でつぎの支持具
29,29がVベルト21,21の上面よりもやや低い
位に来た所で停止して待機するように出来ている。
ンベア10)が図5〜図7のように構成されている。す
なわち、横送りコンベア6は、左右1対の無端のVベル
ト21,21で構成され、苗箱2,2……の下面の両横
を支えて送るように出来ている。この横送りコンベア6
は、繰出装置3から覆土装機9の間を低速型に構成して
前後の苗箱2,2が間隔をつめて送られるようにし、そ
の後を高速型に構成して前後の苗箱2,2が間隔を開い
て送られるようにする。そして、その終端の調車22,
22が上昇コンベア10の機枠23内に配置され、送ら
れて来た苗箱2の先端が終端でVベルト21,21の終
端から突出するように(図7)、従来(図8)よりもや
や短く構成されている。上昇コンベア10は、モータ2
4で駆動される1対の伝動軸25,25を上部の左右に
備え、それぞれの下に遊動軸26,26が配置されてい
る。軸25,25,26,26の前後に歯輪27,27
……が取付けられ、それぞれの上下の歯輪27,27に
4本のチェン28,28……が巻き掛けられている。L
型の板で出来た複数の支持具29,29……が前後のチ
ェン28,28に当間隔で取付けられ、モータ24でチ
ェン28,28……が回転すると、左右の支持具29,
29が苗箱2の下面の両端を支えてこれを上昇させるよ
うに出来ている。光電管その他で出来た苗箱検知センサ
30が、Vベルト21,21の終端から突出する苗箱2
の端の横に設けられ、苗箱2の端がその位置に来ると、
信号を発してモータ24が始動し、支持具29,29が
その苗箱2を支えて持ち上げ、その回転でつぎの支持具
29,29がVベルト21,21の上面よりもやや低い
位に来た所で停止して待機するように出来ている。
【0013】そのため、前後の苗箱2,2間で雫れた土
が、又は、ブラシその他で苗箱2,2……の縁から掻き
落された土が、Vベルト21の上で盛り上って送られて
来ても、その土は、苗箱検知センサ30の手前でVベル
ト21から落下する。上昇コンベア10で間欠的に上に
送られる苗箱2,2……は、上端に到達すると、押出具
31で支持具29,29上から押し出され、コンベア3
2を通って段積装置11内に入り、ホークの上に積み重
ねられたのち、台車33(図1)に乗って発芽室に入
る。
が、又は、ブラシその他で苗箱2,2……の縁から掻き
落された土が、Vベルト21の上で盛り上って送られて
来ても、その土は、苗箱検知センサ30の手前でVベル
ト21から落下する。上昇コンベア10で間欠的に上に
送られる苗箱2,2……は、上端に到達すると、押出具
31で支持具29,29上から押し出され、コンベア3
2を通って段積装置11内に入り、ホークの上に積み重
ねられたのち、台車33(図1)に乗って発芽室に入
る。
【0014】支持具29,29は図9のように、板をJ
型に曲げて作り、その縁で苗箱2の下面を支持するよう
に構成すると、苗箱2の滑りが良くなる。その接触部に
は、テフロン樹脂34(図10,図11)やローラ3
5,35……(図12,図13)などを設け、さらに滑
りを良くすることができる。図14,図15に示す播種
装置は、つぎのように構成されている。コンベア36の
上に、右から順に床土供給機37、第1潅水機38、第
1播種機39、第2播種機40、覆土機41および第2
潅水機42が設けられている。そして、右から左に送ら
れる苗箱2,2……に、たね籾を蒔くときは、床土供給
機37、第2播種機40、覆土機41及び第2潅水機4
2を作動し、野菜の種を蒔くときは、床土供給機37、
第1潅水機38、第1播種機39および覆土機41を作
動する。すなわち、水稲の苗を育てるときは、覆土の後
に潅水し、野菜(レタス,キャベツ等)の苗を育てると
きには、覆土の前に潅水する。
型に曲げて作り、その縁で苗箱2の下面を支持するよう
に構成すると、苗箱2の滑りが良くなる。その接触部に
は、テフロン樹脂34(図10,図11)やローラ3
5,35……(図12,図13)などを設け、さらに滑
りを良くすることができる。図14,図15に示す播種
装置は、つぎのように構成されている。コンベア36の
上に、右から順に床土供給機37、第1潅水機38、第
1播種機39、第2播種機40、覆土機41および第2
潅水機42が設けられている。そして、右から左に送ら
れる苗箱2,2……に、たね籾を蒔くときは、床土供給
機37、第2播種機40、覆土機41及び第2潅水機4
2を作動し、野菜の種を蒔くときは、床土供給機37、
第1潅水機38、第1播種機39および覆土機41を作
動する。すなわち、水稲の苗を育てるときは、覆土の後
に潅水し、野菜(レタス,キャベツ等)の苗を育てると
きには、覆土の前に潅水する。
【0015】覆土機41で苗箱2に覆土する際に、零れ
た土を回収し、再度覆土に利用すると土が無駄なく利用
できるが、上記のように覆土の前に潅水を行なうと、コ
ンベア36や苗箱2に付着していた水で、回収した土の
湿度が高くなり、詰りその他の不具合が発生するおそれ
がある。これを解消するため、図15のように構成する
ことができる。
た土を回収し、再度覆土に利用すると土が無駄なく利用
できるが、上記のように覆土の前に潅水を行なうと、コ
ンベア36や苗箱2に付着していた水で、回収した土の
湿度が高くなり、詰りその他の不具合が発生するおそれ
がある。これを解消するため、図15のように構成する
ことができる。
【0016】覆土機41は、覆土が入ったホッパ43の
下に平ベルト44を設け、その土を薄く乗せて旋回し、
コンベア36で送られている苗箱2の上に落して種子を
覆うように出来ている。供給エレベータ45がその手前
(図15で右)に配置され、モータ46の回転でバケッ
トコンベア47が回転し、その下の供給口48に入った
土が送り上げられてホッパ43内に投入されるように出
来ている。案内板49が覆土機41の下に、コンベア3
6を隔てて設けられ、覆土作業中に苗箱2から零れた土
を下に案内するように出来ている。図15でモータ50
で右(正転)と左(逆転)に旋回するベルトコンベア5
1が案内板49の下に設けられ、右に旋回させると、案
内板49で導かれた土が供給エレベータ45の下部に送
られてバケットコンベア47でホッパ43内に送り返さ
れ、左に旋回させると、誘導板52で回収箱53内に送
られるように出来ている。従って、苗箱2から零れた土
の湿度が低いと、ホッパ43に送り返して再度覆土用に
用い、湿度が高くて覆土に供し得ないと、回収箱53で
回収し、必要に応じて乾燥して再利用する。
下に平ベルト44を設け、その土を薄く乗せて旋回し、
コンベア36で送られている苗箱2の上に落して種子を
覆うように出来ている。供給エレベータ45がその手前
(図15で右)に配置され、モータ46の回転でバケッ
トコンベア47が回転し、その下の供給口48に入った
土が送り上げられてホッパ43内に投入されるように出
来ている。案内板49が覆土機41の下に、コンベア3
6を隔てて設けられ、覆土作業中に苗箱2から零れた土
を下に案内するように出来ている。図15でモータ50
で右(正転)と左(逆転)に旋回するベルトコンベア5
1が案内板49の下に設けられ、右に旋回させると、案
内板49で導かれた土が供給エレベータ45の下部に送
られてバケットコンベア47でホッパ43内に送り返さ
れ、左に旋回させると、誘導板52で回収箱53内に送
られるように出来ている。従って、苗箱2から零れた土
の湿度が低いと、ホッパ43に送り返して再度覆土用に
用い、湿度が高くて覆土に供し得ないと、回収箱53で
回収し、必要に応じて乾燥して再利用する。
【0017】苗育施設が図16のように構成されてい
る。すなわち、苗箱(育苗トレイ)2,2……は、播種
装置54内を左から右に通過する間に床土が供給された
のち、播種、覆土および潅水が施されるようになってい
る。その苗箱2,2……の約20枚が配分機55で広い
ベンチ(平な板)56の上に並べて載せられるように出
来ている。リフタ57と発芽室58が播種装置54の右
に設けられ、苗箱2,2……が載ったベンチ56,56
……がリフタ57で発芽室58内に差し込まれるように
なっている。
る。すなわち、苗箱(育苗トレイ)2,2……は、播種
装置54内を左から右に通過する間に床土が供給された
のち、播種、覆土および潅水が施されるようになってい
る。その苗箱2,2……の約20枚が配分機55で広い
ベンチ(平な板)56の上に並べて載せられるように出
来ている。リフタ57と発芽室58が播種装置54の右
に設けられ、苗箱2,2……が載ったベンチ56,56
……がリフタ57で発芽室58内に差し込まれるように
なっている。
【0018】発芽室58は、3室が横並びに設けられ、
それぞれの室が図17〜図20のように出来ている。主
室59内に機枠60が収納され、これに複数のローラ6
1,61……が取付けられている。ベンチ56の左右が
ローラ61,61……で支えられ、その2枚が横に並ぶ
とともに、6枚が上下で棚状に配置されて合計12枚が
機枠60内に収容されるように出来ている。主室59の
右(図18)に機械室62が設けられ、これに収容され
たエアコン63で、夏は35℃,冬は5℃程度までの外
気が15℃〜20℃に調整されたのち、加湿機64で所
定の湿度に調整され、排気ダクト65a,65b,65
cで主室59内に吹き込まれるようになっている。吸気
ダクト66a,66b,66cがその反対側に設けら
れ、主室59内の空気をエアコン63に導いてこれが循
環されるように出来ている。間支切67で主室59の左
の壁が作られ、その左にシャッタ68が設けられてい
る。小窓69,69……が間支切67に設けられ、小扉
70,70……を上げると、小窓69,69……を通し
てベンチ56,56……がそれぞれのローラ61,61
……の上に出し入れされるように出来ている。蛍光灯7
1,71……がそれぞれのベンチ56,56……の上を
照らすように設けられている。なお、図17における右
端は、左から見た状態を示している。
それぞれの室が図17〜図20のように出来ている。主
室59内に機枠60が収納され、これに複数のローラ6
1,61……が取付けられている。ベンチ56の左右が
ローラ61,61……で支えられ、その2枚が横に並ぶ
とともに、6枚が上下で棚状に配置されて合計12枚が
機枠60内に収容されるように出来ている。主室59の
右(図18)に機械室62が設けられ、これに収容され
たエアコン63で、夏は35℃,冬は5℃程度までの外
気が15℃〜20℃に調整されたのち、加湿機64で所
定の湿度に調整され、排気ダクト65a,65b,65
cで主室59内に吹き込まれるようになっている。吸気
ダクト66a,66b,66cがその反対側に設けら
れ、主室59内の空気をエアコン63に導いてこれが循
環されるように出来ている。間支切67で主室59の左
の壁が作られ、その左にシャッタ68が設けられてい
る。小窓69,69……が間支切67に設けられ、小扉
70,70……を上げると、小窓69,69……を通し
てベンチ56,56……がそれぞれのローラ61,61
……の上に出し入れされるように出来ている。蛍光灯7
1,71……がそれぞれのベンチ56,56……の上を
照らすように設けられている。なお、図17における右
端は、左から見た状態を示している。
【0019】すなわち、1枚のベンチ56には、約20
枚の苗箱2,2……が載るので、主室59に対するベン
チ56の供給が数分間隔となる。12枚のベンチ56の
収納が完了するまで主室59を開放しておくと、温度と
湿度が調整された主室59内の空気が流出して効率が悪
い。これに対し、上記の構成によると、小扉70で小窓
69を開いてそれぞれのベンチ56の出し入れが行なわ
れるので、主室59内における調整された空気の流出が
防止される。
枚の苗箱2,2……が載るので、主室59に対するベン
チ56の供給が数分間隔となる。12枚のベンチ56の
収納が完了するまで主室59を開放しておくと、温度と
湿度が調整された主室59内の空気が流出して効率が悪
い。これに対し、上記の構成によると、小扉70で小窓
69を開いてそれぞれのベンチ56の出し入れが行なわ
れるので、主室59内における調整された空気の流出が
防止される。
【0020】発芽室58から取り出されたベンチ56
は、苗箱2,2……を載せた状態で育苗ハウス73内に
右から入れられ、発芽室58で出芽した苗の緑化と生育
が行なわれたのち、左から取り出される。
は、苗箱2,2……を載せた状態で育苗ハウス73内に
右から入れられ、発芽室58で出芽した苗の緑化と生育
が行なわれたのち、左から取り出される。
【図1】この発明を施した播種装置の平面図。
【図2】その1部の拡大した平面図。
【図3】その左側面図。
【図4】その作動図。
【図5】その1部の左側面図。
【図6】その拡大した正面図。
【図7】その要部の左側面図。
【図8】従来装置の左側面図。
【図9】他の1部の拡大した正面図。
【図10】他の1部の拡大した正面図。
【図11】その側面図。
【図12】他の1部の拡大した正面図。
【図13】その側面図。
【図14】他の播種装置の側面図。
【図15】その1部の拡大した正面図。
【図16】育苗施設の平面図。
【図17】その1部のそれぞれ異なる位置の側面図。
【図18】その1部の切断平面図。
【図19】その切断正面図。
【図20】その1部の拡大した側面図。
2 苗箱 6 横送りコンベア 10 上昇コンベア 21 ベルト(Vベルト) 29 支持具 30 苗箱検知センサ
Claims (1)
- 【請求項1】 上昇コンベア10の下部に横送りコンベ
ア6の終端部が配置され、上昇コンベア10は横送りコ
ンベア6で連続して送られて来た苗箱2の両横を支持し
て間欠的に上昇する複数の支持具29を備え、横送りコ
ンベア6は無端のベルト21で構成されて終端で上記の
苗箱2の先端がベルト21から突出するように設けら
れ、支持具29の上昇開始の信号を発する苗箱検知セン
サ30が上記の苗箱2の突出部の横に設けられている苗
箱移送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2079096A JPH09205831A (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | 苗箱移送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2079096A JPH09205831A (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | 苗箱移送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09205831A true JPH09205831A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=12036888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2079096A Pending JPH09205831A (ja) | 1996-02-07 | 1996-02-07 | 苗箱移送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09205831A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017086067A (ja) * | 2015-11-05 | 2017-05-25 | みのる産業株式会社 | 苗箱補給装置 |
WO2020104211A1 (de) * | 2018-11-19 | 2020-05-28 | Jungheinrich Aktiengesellschaft | Gewächshausanlage |
-
1996
- 1996-02-07 JP JP2079096A patent/JPH09205831A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017086067A (ja) * | 2015-11-05 | 2017-05-25 | みのる産業株式会社 | 苗箱補給装置 |
WO2020104211A1 (de) * | 2018-11-19 | 2020-05-28 | Jungheinrich Aktiengesellschaft | Gewächshausanlage |
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