JP2816516B2 - 接ぎ木苗供給装置 - Google Patents

接ぎ木苗供給装置

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JP2816516B2 JP4359583A JP35958392A JP2816516B2 JP 2816516 B2 JP2816516 B2 JP 2816516B2 JP 4359583 A JP4359583 A JP 4359583A JP 35958392 A JP35958392 A JP 35958392A JP 2816516 B2 JP2816516 B2 JP 2816516B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、野菜、花卉類又は果樹
等の植物苗を接ぎ木するための台木又は穂木となる苗を
処理装置の始端に移送する供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、台木苗又は穂木苗を育苗箱に収納
し、この育苗箱を搬送装置にて搬送しながら苗の茎を切
断処理する接ぎ木苗用処理機は既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記既知の接ぎ木苗用
処理機は、多数の接ぎ木用の苗を育苗箱に縦横に収納し
たまま取り出すことなく切断処理するが、トマト、キウ
リその他の苗の接ぎ木は可能な限り幼苗である間に接ぎ
木すると活着率が向上し、また、このような苗は極めて
小さいので育苗箱に比較的密植した方が育苗管理を効率
的に行うことができる。しかしながら、このように密植
状態になった苗を切断処理又は接ぎ木処理すると、苗挟
持が不正確になって苗掴みミスが発生したり、切断面の
傾斜角が不揃いになって活着率が低下するとともに苗痛
みにより成育不良になることがあった。しかも、狭いス
ペースに多数の処理手段を配設するこは極めて困難で
あり、仮にそのような装置を設計しても著しくコスト高
になるため実用化することができなかった。そこで、前
述の課題を解決すべく多数の苗ポットを帯状に連結して
トレイを構成し、このトレイの苗を切断処理せんとした
が切断工程に対する適切な供給手段がなかった
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、多数のポット
からなる帯状トレイの各ポットに苗を植立し、該トレイ
を複数列並列に収容した育苗箱をモーターにより作動す
る搬送チェーンから構成するコンベアの搬送始端部に供
給し、前記コンベアの搬送終端部寄りに育苗箱の有無を
検出するセンサーと、コンベアによって搬送される育苗
箱の端部に接当してこれを受け止めるストッパーを設
け、当該センサーが育苗箱を検出するとストッパーを育
苗箱2から退避作動させたうえモーターを間欠駆動し、
それにより育苗箱をトレイの幅に相当する距離だけ搬送
して育苗箱内の最前列のトレイを苗処理装置の搬送始端
部に臨ませる一方、前記センサーが非検出になるとスト
ッパーを育苗箱の受け止め姿勢になしてモーターを連続
駆動し、次に育苗箱がストッパーに受け止められてセン
サーが育苗箱を検出するまでコンベアを強制駆動するよ
うに構成することにより前述の課題を解決した。
【0005】
【作用】多数のポットの上部が接続されて帯状になった
トレイを育苗箱に複数列並列に収容する。供給装置のコ
ンベアは前記育苗箱を移送するが、コンベアの搬送終端
部寄りに設けたストッパーが育苗箱を受け止めて、同じ
くコンベアの搬送終端部寄りに設けたセンサーが育苗箱
を検出すると、ストッパーが供給経路から退避すると共
にコンベアが間欠的に強制作動して育苗箱をトレイの幅
の一ピッチ分づつ間欠的に移送し、育苗箱内の最前列の
トレイを苗処理装置の搬送始端部に臨ませる。ここで苗
処理装置は育苗箱内の最前列のトレイを搬送始端部に取
出し、一つの育苗箱からのトレイ取出が完了してセンサ
ーが非検出になるとストッパーが供給経路中に突入して
育苗箱の受け止め姿勢になると同時にコンベアが連続作
動して空になった育苗箱を搬出すると共に次の育苗箱を
連続移送してストッパーに正しい姿勢に受け止めさせ、
それにより前記センサーが次の育苗箱を検出するとスト
ッパーが退避してコンベアが間欠移送作動になる。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面について説明する
と、供給工程Aの終端には、切断部は同一であるが後処
理が異なる台木用切断工程B又は穂木用切断工程B’の
始端が続き、供給工程Aにおいて、送込コンベア1はロ
ーラーコンベアにより構成されていて載せた育苗箱2が
自重により移動する程度に下降傾斜しており、該育苗箱
2内には多数のポット3a・・・を一列に並べると共に
その上部を接続して帯状にしたトレイ3を複数列並列に
収納してあり、該育苗箱2の側壁は低く、収容したトレ
イ3の上部の接続部が上方へ少し突出する程度の高さに
なっている。
【0007】供給工程Aの最終段階となる供給装置5の
左右一対の搬送チェーン6,6は、供給フレーム7にベ
アリングを介して支承された前後一対の軸8,8の両端
部に取付けられたスプロケット9・・に掛けられ、その
長さ方向に適当な間隔をおいて受金10を有し、供給方
向下手側の軸8はモーター11、カップリング12、減
速機13及びチェーン14を介して駆動され、前記搬送
チェーン6,6の始端部寄り(コンベアの搬送終端部寄
り)には、供給フレーム7と一体な横桟15に取付けた
油圧(又はエア)シリンダ18とセンサー16を配設し
てあり、シリンダ18のロッドには板を介して一対のピ
ン状のストッパー17,17を装着してあり、シリンダ
18は非作動状態では縮小しており、それによりストッ
パー17,17を搬送面上に突出させて育苗箱2を受け
止めている。そして、センサー16は台木用切断工程B
の搬送経路の略延長線上の下部にあり、それが育苗箱2
を検出すると、モーター11が停止して搬送を中止し、
同時にシリンダ18が伸長してストッパー17,17を
搬送面の下方へ下降作動させ、それ以後、モーター11
が間欠的に作動し、それにより搬送チェーン6がトレイ
3の幅と同一ピッチで、かつ台木用切断工程Bのトレイ
3を引き出し完了と同期して回動することにより最前列
のトレイ3を切断工程の始端に次々に対向させ、前記セ
ンサー16が前後の育苗箱2の間と対向して非検出にな
る(一つの育苗箱2のトレイ取出が完了した時)と、モ
ーター11が起動して搬送チェーン6,6が連続回転す
るので、空になった前位の育苗箱2が搬出され、上記非
検出信号によりストッパー17は上方へ突出して次の育
苗箱2を受け止めて位置決めし、この位置決め状態にな
るとセンサー16は育苗箱2を検出するのでストッパー
17,17が下方へ退避し、搬送チェーン6,6は間欠
回動に変換される。なお、搬送チェーン6の排出側に
は、レベルストッカー19を設けてある。
【0008】前記台木用切断工程Bにおいて、複数の支
柱20・・を有するほぼ水平な主フレーム21上には平
滑な帯状の摺動案内板22を設けてあり、その始端部は
隆起ガイド部23に形成され、前記主フレーム21の一
側には第1搬送ブロック25を併設し、他側の中間部と
終端部とに立設した支持部材26には主フレーム21上
に臨む第2搬送ブロック27を取付け、第1搬送ブロッ
ク25に付設されている摺動プレート28に第1昇降シ
リンダ30を装着し、この第1昇降シリンダ30の上部
に取付けた第1進退シリンダ31のピストンには、平面
視でL型をなすと共にトレイ搬送部材となる搬送爪32
を取付けてあるので、搬送爪32は第1昇降シリンダ3
0を作動させると昇降し、第1進退シリンダ31を作動
させると搬送方向と平面視で直交する方向に進退する。
【0009】そして、前記摺動プレート28を供給工程
Aの終端側部に位置させ、第1進退シリンダ31を押し
出し作動させると、搬送爪32は図5のX位置から端部
のポット3a,3a間に侵入し、この状態で第1昇降シ
リンダ30を伸長作動させると搬送爪32は、鎖線で示
すごとく上昇してトレイ3の端部を持ち上げるからこの
状態で第1搬送ブロック25を作動させて(イ)方向へ
少し引張った後、第1昇降シリンダ30を縮小作動させ
て搬送爪32を下降させると、帯状のトレイ3は育苗箱
2の側板及び供給フレーム7等を乗り越えて摺動案内板
22上に乗るから、この状態で第1搬送ブロック25を
更に作動させると、トレイ3の底面は摺動案内板22上
を滑走し、側部は両側のガイド33,33により倒伏し
ないように保持されて後述する苗切断装置35の真横ま
で移動する。
【0010】前記第2搬送ブロック27は支持部材26
に固定した上部フレーム36に装着してあり、第2搬送
ブロック27により前後動する上部摺動プレート37上
に取付けた第2進退シリンダ38のピストンには第2昇
降シリンダ39を連結してあり、この第2昇降シリンダ
39のピストンにスプリングを介して連結した搬送方向
から見てL字状をなす搬送爪40は、第1搬送ブロック
25により搬送されたトレイ3を受け継いで台木用切断
工程Bの下手側の回収工程Cに移行させる時、トレイ3
の前部を持ち上げて待機している育苗箱2の側壁を乗り
越えて該育苗箱2内に引き込む。
【0011】前記第1搬送ブロック25の中途部に配設
した前記苗切断装置35は、苗姿勢修正部41と切断部
42とからなり、それらは上部が連結された支持枠43
の左右に対向するように振り分けて装着してあり、苗姿
勢修正部41を、湾曲していて苗の茎の周りを緩やかに
保持する鋏状の爪45と、それを開閉作動させるチャッ
ク46と、プレート47と一体で前記チャック46を取
付板47aを介して支持しているシリンダ48とで構成
し、その側の前記支持枠43の上端に取付けたモーター
49をカップリング50及び螺杆51に連動連結し、前
記プレート47に固定したナット52を上記螺杆51に
螺合させてあるので、上記モーター49を正逆に回転駆
動すると前記爪45は昇降し、シリンダ48を伸縮作動
させると上記爪45は搬送された苗に対して横方向から
進退する。
【0012】また、前記切断部42は、前述と同様な昇
降装置(モーター49、カップリング50、螺杆51及
びナット52)を有し、ナット52にはT型の支持板5
3を固定し、該支持板53上のスライドプレート55に
て前後動する移動枠56に横方向に進退作動するシリン
ダ57を取付け、該シリンダ57のピストンから垂下す
る取付板58の中間部に挟持爪59を有するチャック6
0を固定し、下端に突設した約45度傾斜(茎の切断面
の角度を緩やかにするためには一層大きく傾斜させる)
したブラケット61に、図8に示すごとくピニオン62
と一体回転するナイフ63を軸支し、上記ピニオン62
に噛合するラック64は、シリンダ65により進退作動
し、それに連動して前記ナイフ63は苗の茎を斜めに切
断した後戻り回動する。また、一端を支持枠43に固定
したU型フレーム66aの上端部にはそれぞれセンサー
66,66を対向させて装着してある。
【0013】而して、前記搬送爪32は最前端のポット
が苗切断装置35と対応する部位まで搬送されて前記セ
ンサー66が苗の茎を検出すると、第1搬送ブロック2
5による搬送が一旦停止され、シリンダ48が作動して
爪45が開いた状態で苗の茎の根元寄りに進出し、チャ
ック46が作動するので爪45は茎を囲むように閉じ、
次いで左右のモーター49,49が同期起動し、それに
より爪45は上記閉じた状態でプレート47及びチャッ
ク46等と共に上昇するので苗の茎が傾斜していてもそ
れを略直立状態に修正し、センサー66が子葉(二葉)
を検出すると両方のモーター49,49が停止するた
め、爪45は苗を姿勢修正状態で保持し、次いでシリン
ダ57が開姿勢の挟持爪59を押し出し、チャック60
が作動して挟持爪59が子葉の上部を挟持すると、前記
苗姿勢修正部41の爪45が開くと共にシリンダ48に
より後退し、然る後、第1搬送ブロック25とスライド
プレート55とがトレイ3をポット3a一個分だけ同一
速度で移動させ、この移動した位置でシリンダ65が起
動してナイフ63を回動させ、該ナイフ63は苗の子葉
の上部に近接した部位を切断する。その間、苗姿勢修正
部41は次ぎのポット3aの苗に対して前述の姿勢修正
を行い、切断部42は切断処理後、スライドプレート5
5により戻り作動し、苗姿勢修正部41が姿勢修正した
苗の茎を前述のように挟持する。切断された穂側部分は
下方に配置した箱に落入させる。このピッチ搬送切断は
トレイ3のポット数だけ反復され、それが完了した時、
搬送爪32及びそれに付随する第1昇降シリンダ30、
第1進退シリンダ31等は第1搬送ブロック25の終端
まで移動し、トレイ3は第2搬送ブロック27の搬送爪
40に受け継がれ、第1搬送ブロック25は戻り作動し
て搬送爪32が次ぎのトレイ3を供給装置5から引き出
す。
【0014】第2搬送ブロック27の搬送爪40がトレ
イ3を受継する時、シリンダ38,39が作動し、それ
により搬送爪40はポット3a,3a間に侵入して前端
のポット3aを引っ掛け、その状態で搬送して回収工程
Cに待機している空の育苗箱2に一列づつ収容する。
【0015】次ぎに前記回収工程Cにおける育苗箱2を
処理する装置について説明すると、切断処理済のトレイ
3を収容する空の育苗箱2を搬送経路の終端に送り出す
搬入搬出装置68は、前記供給装置5と略同様に構成さ
れており、トレイ3・・を装填した育苗箱2を搬出する
と共に空の育苗箱2を搬入する搬入搬出装置68の搬送
始端側には積込装置70を設けてあり、この積込装置7
0は、2本の受爪71,71及び72,72を有する上
下2本の支点軸73,74を受入側のみ開口した枠体7
7の両側に枢支し、それらの支点軸73,74の端部に
突設した対をなすアーム75・・を上部ロッドレスシリ
ンダ76aと下部ロッドレスシリンダ76bで連結し、
作業開始時には、複数個の空の育苗箱2を前記枠体77
の内側にあるガイドプレート77a内に収納し、下方の
受爪72・・は最下段の育苗箱2の底面に係合して全育
苗箱2・・を支持すると共に前述のストッパー17と同
効作用をなし、上方の受爪71・・は下から2番目の育
苗箱2の側面上部のリブの下部に狭い間隙を隔てて臨ん
でおり、更に下方の搬送チェーン6,6上には第2搬送
ブロック27により搬送された切断処理済のトレイ3が
順次引き込まれている育苗箱2があり、センサー16
(図示省略)は搬送経路の少し手前(育苗箱2が満杯に
なった直後に1ピッチ搬送されると非検出になる位置)
にあるので、トレイ引込中は検出状態で搬送チェーン
6,6はモーター11によりポット3aの幅と同一ピッ
チでかつトレイ引っ込みタイミングと同期して回転し、
その育苗箱2が満杯になるとセンサー16は非検出にな
り、搬入搬出装置68のモーター11が連続回転して満
杯になった育苗箱2を搬出し、その間に、下方の受爪7
2・・が開くので、最下段の育苗箱2が搬送チェーン
6,6上に乗って搬送され、下から2番目の育苗箱は上
方の受爪71・・により受け止められ、搬送された育苗
箱2を前記センサー16が検出すると、モーター11が
一旦停止し、以後間欠回動してトレイ3を順次受け入
れ、下方の受爪72・・が閉じてから上方の受爪72・
・が開くと積み上げられた育苗箱2・・が一段だけ下降
して下方の受爪72・・に受け止められる。
【0016】穂木の処理工程を図12について説明する
と、供給工程A’及び穂木用切断工程B’は、前述の台
木に関する供給工程A及び台木用切断工程Bと実質的に
同一であるが、切断工程B’において、切断部42のス
ライドプレート55は移動枠56を切断処理完了後に、
台木処理時のように直ちに戻ることなく更に(ロ)方向
へ、選別ボックス78上まで移動させさせるが、この移
動中に選別装置(レザーセンサー、光電センサー、又は
赤外線センサー等適宜の選別装置)により選別し、選別
ボックス78のいずれかの収納区画の上方で停止し、そ
こで挟持爪59が開くので穂木はシュート等を介して選
別ボックス78(図4にも付記した)に落入する。然る
後、切断部42は苗姿勢修正部41と対向する位置まで
戻り、その間に苗姿勢修正部41により姿勢を修正され
た苗の茎を掴んで受け継ぎ、前述の苗切断及び穂木投入
を一つのポット分のピッチで反復し、一つのトレイ3の
処理が完了すると、そのトレイ3が搬送爪40により終
端まで搬送されてトレイ回収ボックス79に回収され
る。
【0017】このようにして得られた穂木及び台木は自
動接ぎ木装置、又は既に提案した特願平4−31274
7号の接ぎ木装置等により接ぎ木する場合は、台木苗の
トレイ3を前述のように一旦育苗箱2に回収した後、又
は回収することなく台木用切断工程Bから直接、接ぎ木
工程に送り込んでも良い。
【0018】
【発明の効果】本発明は、多数のポット3aからなる帯
状トレイ3の各ポット3aに苗を植立し、該トレイ3を
複数列並列に収容した育苗箱2をモーター11により作
動する搬送チェーン6から構成するコンベアの搬送始端
部に供給し、前記コンベアの搬送終端部寄りに育苗箱2
の有無を検出するセンサー16と、コンベアによって搬
送される育苗箱2の端部に接当してこれを受け止めるス
トッパー17を設け、当該センサー16が育苗箱2を検
出するとストッパー17を育苗箱2から退避作動させた
うえモーター11を間欠駆動し、それにより育苗箱2を
トレイ3の幅に相当する距離だけ搬送して育苗箱内の最
前列のトレイ3を苗処理装置の搬送始端部に臨むように
構成したので、接ぎ木用の苗処理装置の搬送始端部に育
苗箱内の最前列のトレイ3を自動的に臨ませることがで
き、係る苗箱内のトレイ3を取出して苗処理装置の搬送
始端部に移送することにより、苗処理装置はその後、帯
状トレイ3の各ポット3aに植立した苗を一株ずつ円滑
に接ぎ木処理することができる。 また、前記センサー1
6が非検出になるとストッパー17を育苗箱2の受け止
め姿勢になしてモーター11を連続駆動し、次に育苗箱
2がストッパー17に受け止められてセンサー16が育
苗箱2を検出するまでコンベアを強制駆動するように構
成したので、空になった育苗箱2をコンベアから排出す
ることができると共に、次の育苗箱2をストッパー17
によって所定の位置で受け止めて停止させることがで
き、育苗箱2の当初の位置決めを正確に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】台木苗切断工程の概略を示す平面図である。
【図2】送込供給装置の平面図である。
【図3】同上側面図である。
【図4】切断装置の平面図である。
【図5】同上正面図である。
【図6】搬送部の横断面図である。
【図7】切断部の横断面図である。
【図8】ナイフ駆動部の平面図である。
【図9】回収装置の正面図である。
【図10】同上側面図である。
【図11】同上横断面図である。
【図12】穂木切断工程の概略図である。
【符号の説明】
A,A 供給工程 B 台木用切断工程 B’ 穂木用切断工程 2 育苗箱 3 トレイ 5 供給装置 16 センサー 17 ストッパー 22 摺動案内板 23 隆起ガイド部 25 第1搬送ブロック 27 第2搬送ブロック 28 摺動プレート 30 第1昇降シリンダ 31 第1進退シリンダ 32 搬送爪 35 苗切断装置 38 第2昇降シリンダ 39 第2進退シリンダ 41 苗姿勢修正部 42 切断部 59 挟持爪 63 ナイフ 70 積み込み装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01G 1/06 B65G 17/26 B65G 43/08 B65G 47/88

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のポット3aからなる帯状トレイ3
    の各ポット3aに苗を植立し、該トレイ3を複数列並列
    に収容した育苗箱2をモーター11により作動する搬送
    チェーン6から構成するコンベアの搬送始端部に供給
    し、前記コンベアの搬送終端部寄りに育苗箱2の有無を
    検出するセンサー16と、コンベアによって搬送される
    育苗箱2の端部に接当してこれを受け止めるストッパー
    17を設け、当該センサー16が育苗箱2を検出すると
    ストッパー17を育苗箱2から退避作動させたうえモー
    ター11を間欠駆動し、それにより育苗箱2をトレイ3
    の幅に相当する距離だけ搬送して育苗箱内の最前列のト
    レイ3を苗処理装置の搬送始端部に臨ませる一方、前記
    センサー16が非検出になるとストッパー17を育苗箱
    2の受け止め姿勢になしてモーター11を連続駆動し、
    次に育苗箱2がストッパー17に受け止められてセンサ
    ー16が育苗箱2を検出するまでコンベアを強制駆動す
    るように構成したことを特徴とする接ぎ木苗供給装置。
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