JPH09205790A - 電磁アクチュエータの駆動回路、電磁アクチュエータ装置、ビデオテープレコーダ及び投写型映像表示装置 - Google Patents

電磁アクチュエータの駆動回路、電磁アクチュエータ装置、ビデオテープレコーダ及び投写型映像表示装置

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JPH09205790A
JPH09205790A JP8011716A JP1171696A JPH09205790A JP H09205790 A JPH09205790 A JP H09205790A JP 8011716 A JP8011716 A JP 8011716A JP 1171696 A JP1171696 A JP 1171696A JP H09205790 A JPH09205790 A JP H09205790A
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drive circuit
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    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
    • G11B5/5504Track change, selection or acquisition by displacement of the head across tape tracks
    • G11B5/5508Control circuits therefor

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電圧駆動により短絡制動するものであって、
制動能力を高めた電磁アクチュエータの駆動回路を提供
する。 【解決手段】 電磁アクチュエータ(1)の端子電圧E
を帰還回路(34)を介して電磁アクチュエータの信号
電流Is に負帰還させることによって、電圧駆動により
短絡制動した場合のQ値を、クリティカルダンピングの
大きさである0.5程度で実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、機械共振を抑え
て対象物に微小な変位を与えるための電磁アクチュエー
タの駆動回路、電磁アクチュエータ装置及びこの電磁ア
クチュエータ装置を使用したビデオテープレコーダ、投
写型映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁アクチュエータに駆動用電気信号を
供給して、例えばビデオテープレコーダの磁気ヘッドを
移動制御して、磁気テープの記録軌跡に正確に追跡させ
るために、アクチュエータの機械振動を駆動回路で抑え
る制動方法が考えられている。従来のアクチュエータの
駆動回路については、特開昭64−62813号公報に
開示された「回転ドラム制御装置」、その対応米国特許
4,970,611としての“Variable tape speed he
ad-carrier drum control apparatus”、あるいは“Dyn
amic Tracking System Using Moving Coil Actuators f
or a ConsumerVCR”(IEEE Trans. on Cons. Elec., Vo
l. 40, No. 4, pp. 969-975, Nov. 1994)等の文献に見
ることができる。例えば、従来の駆動回路における駆動
周波数が30Hzであり、コイルの抵抗が31Ω、電流
変位変換感度が2.1μm/mAの可動コイル型アクチ
ュエータでは、その機械共振周波数は約320Hz、電
流駆動時のQ値が440であれば、機械振動は共振時の
Q値4.6で制動される。
【0003】図15は、電磁アクチュエータ装置の等価
回路を示す回路図である。
【0004】100はアクチュエータ1の駆動回路、2
はアクチュエータ1を構成する電磁コイルの抵抗値Rc
に相当する抵抗、3はコイルに発生する起電力Ea に相
当する電源、4はコイルが形成する磁場に置かれた磁石
を示している。50は機械的な制動抵抗に等価な電気的
抵抗値Ra を持つ抵抗である。駆動回路100からアク
チュエータ1の駆動信号として端子電圧E及び端子電流
Iが印加されたとき、コイルあるいは磁石4に所望する
相対変位を与えるためには、機械振動を的確に制動する
必要がある。
【0005】以下に、この等価回路図に基づいて、アク
チュエータ1の制動と運動(変位)について考察する。
【0006】(1)式は、ラプラス変換された運動方程
式である。
【0007】
【数1】
【0008】ここで、ωa はアクチュエータ1の可動部
の機械共振周波数、Qa は機械共振のQ値、Gはアクチ
ュエータの電流変位変換感度、Yは機械振動の変位、s
はラプラス演算子である。すなわち、アクチュエータ1
が電流駆動されると、そのQ値はQa となって制動され
る。一方、アクチュエータ1の電圧Eと電流Iの関係
は、次の式(2)で表される。
【0009】
【数2】
【0010】また、コイルに発生する起電力Ea は、コ
イル付近の磁束B、コイルの電線長をLとすると、 Ea =sYBL (3) である。したがって(1)式の運動方程式は、これら
(2)式、(3)式によって、次の(4)式の様に書き
換えることができる。
【0011】
【数3】
【0012】ここで、印加電圧Eで電磁アクチュエータ
1を電圧駆動したときコイルに発生する起電力Ea が駆
動回路100に帰還され、この起電力Ea がコイルの抵
抗値Rc で短絡されたことに等価な制動電流Ea /Rc
(=sYBL/Rc )によって、電磁アクチュエータ1
には電圧駆動によって制動力が発生する。(4)式の右
辺第2項は、この短絡制動項を示しており、この短絡制
動項が速度帰還の機械制動項にもなっている。そこで、
短絡制動を機械制動に置き換えて、短絡制動のQ値を求
める。
【0013】すなわち、Rc が電気制動抵抗として作用
していることから、(4)式の右辺第2項を左辺に移項
して、(sY/ωac )と等しいと考えることによ
り、電磁アクチュエータ1の短絡制動項を(4)式の左
辺第2項の機械制動項と対比すると、次の(5)式から
電圧駆動によるQ値Qc が求まる。
【0014】
【数4】
【0015】次に、(4)式の左辺第2項の機械制動項
を短絡制動項の形式に置き換えて、図15の等価回路に
おける電気的な抵抗値を求める。
【0016】まず、機械制動項の分子、分母にGBLを
乗じると、
【数5】
【0017】となり、この機械振動の制動をsYGBL
/Ra とすることによって、電気的な抵抗値Ra で電気
制動を受けたことと等価と看做すことができる。したが
って、電気的な抵抗値Ra を、機械共振のQ値であるQ
a によって、 Ra =GBLωaa (7) と表わすことができる。この(7)式と上記(3)式に
よれば、(6)式の右辺の分子分母はEa /Ra となっ
ていることから、等価回路では起電力3と並列に抵抗5
0が配置される。
【0018】また(5)式、(7)式により、次の
(8)式の関係が導かれる。
【0019】
【数6】
【0020】これは、起電力Ea が帰還される場合、制
動抵抗がRc に限らず、任意の制動抵抗値で成り立つこ
とを示している。
【0021】図16は、従来のアクチュエータの駆動回
路の一例を示す回路図である。
【0022】この駆動回路100の信号源5では信号電
圧Es が発生し、この信号電圧Esが抵抗値R1 の入力
抵抗6を通じて演算増幅器7の負入力端子に入力され、
その正入力端子は接地される。演算増幅器7の出力は、
抵抗値Rの電流検出抵抗8を通してアクチュエータ1に
印加される。この抵抗8の両端の電圧は増幅度Aの差動
増幅器9で増幅され、その結果、アクチュエータ1の端
子電流Iが抵抗値RFの帰還抵抗10と抵抗値R2 の抵
抗11を通して演算増幅器7に電流帰還される。また、
端子電圧Eは電圧帰還容量CF のコンデンサ12と抵抗
11を通して演算増幅器7に電圧帰還されている。
【0023】以上の構成によって、アクチュエータ1か
ら図15の磁石4を介して対象物である磁気ヘッドに、
信号電圧Es に比例した微小な変位Yが与えられる。
【0024】さらに、この駆動回路100の動作につい
て考察する。
【0025】アクチュエータ1の電流Iは電流検出抵抗
8に電圧降下を起こし、これが増幅度Aの差動増幅器9
で増幅され、抵抗10と抵抗11を通って演算増幅器7
に負帰還される。
【0026】ここで、信号源5の信号電圧Es の周波数
が低いときは、コンデンサ12は開放と考えてよく、抵
抗10のRF を抵抗11のR2 に比べて無視できる大き
さに選べば、次の(9)式を得る。
【0027】
【数7】
【0028】このように信号周波数が低ければ、図16
の駆動回路はアクチュエータ1を電流駆動することにな
り、その入力信号の信号電圧Es に対する変位Yの電流
変位変換感度は、アクチュエータ1を構成する電磁コイ
ルの抵抗値Rc の影響を受けないという特長をもつ。
【0029】次に、信号源5の信号周波数が高いとき
は、コンデンサ12は短絡と考えてよく、アクチュエー
タ1の端子電圧Eが抵抗値R2 の抵抗11を通って演算
増幅器7に負帰還される。したがって、アクチュエータ
1は次の(10)式の端子電圧Eによって駆動される。
【0030】
【数8】
【0031】すなわち、アクチュエータ1は端子電圧E
を負帰還することにより電圧駆動され、先の例による機
械共振のQ値Qc が4.6となる。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】このように、アクチュ
エータ1に電流を流して対象物に所望の変位を与えよう
とすると、機械振動が伴う。この振動を制動することは
所望の変位を得るために重要であり、この制動作用を駆
動回路100によって行うことが可能である。
【0033】しかし、良好な伝送と制動作用を得ようと
すると、Q値が0.7のバターワース特性を狙う必要が
ある。また、無振動の制動作用を得ようとすると、Q値
が0.5のクリティカルダンピング(臨界制動)を実現
しなくてはならない。
【0034】ところが、従来の駆動回路において電圧駆
動により短絡制動した場合は、Q値はクリティカルダン
ピングの約10倍の大きさである4.6程度のものしか
実現できなかった。
【0035】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、その目的は、帰還回路の構成に
改良を加えて0.5のQ値を実現して、制動能力を高め
た電磁アクチュエータの駆動回路を提供することであ
る。
【0036】この発明の他の目的は、対象物に微小な変
位を与えるための電磁アクチュエータ装置、及びそれを
使用したビデオテープレコーダ及び投射型映像表示装置
を提供することである。
【0037】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る電磁アク
チュエータの駆動回路は、駆動電流に応じて変位する電
磁アクチュエータと、信号源の信号に応じて前記電磁ア
クチュエータの駆動電流を制御する駆動電流制御回路と
を備えた駆動回路において、前記電磁アクチュエータの
端子電圧を前記駆動電流制御回路に負帰還するととも
に、前記電磁アクチュエータの端子電流を前記駆動電流
制御回路に正帰還して前記駆動電流を制御する帰還制御
手段を備えている。
【0038】請求項2に係る電磁アクチュエータの駆動
回路は、帰還制御手段が、端子電流に基づく正の帰還量
を定める電流電圧変換感度をH、端子電圧に基づく負の
帰還量を定める相互コンダクタンスを1/Rf 、電磁ア
クチュエータのコイルの抵抗値をRc としたとき、0<
(H−1)×Rf <Rc であることを特徴としている。
【0039】請求項3に係る電磁アクチュエータの駆動
回路は、帰還制御手段が、駆動電流制御回路と並列に接
続され、電磁アクチュエータの端子電圧と端子電流とに
基づいて駆動電流を制御する電流源によって構成されて
いることを特徴としている。
【0040】請求項4に係る電磁アクチュエータの駆動
回路は、帰還制御手段が、駆動電流制御回路の信号源側
に接続され、電磁アクチュエータの端子電圧と端子電流
に基づいて信号源からの入力信号を制御することを特徴
としている。
【0041】請求項5に係る電磁アクチュエータの駆動
回路は、駆動電流に応じて変位する電磁アクチュエータ
と、信号源の信号に応じて前記電磁アクチュエータの駆
動電流を制御する駆動電流制御回路とを備えた駆動回路
において、前記電磁アクチュエータと並列に接続された
負性抵抗手段を備えている。
【0042】請求項6に係る電磁アクチュエータの駆動
回路は、負性抵抗手段の回路抵抗の絶対値が電磁アクチ
ュエータのコイルの抵抗値より小さいことを特徴として
いる。
【0043】請求項7に係る電磁アクチュエータの駆動
回路は、負性抵抗手段が、演算増幅器と、前記演算増幅
器の負入力端子と出力端子間に接続された第1の抵抗回
路と、前記演算増幅器の正入力端子と出力端子間に接続
された第2の抵抗回路と、前記演算増幅器の正入力端子
に一端が接続され他端が接地されたインピーダンス回路
とを備え、前記演算増幅器の負入力端子と接地の間が負
性抵抗を構成することを特徴としている。
【0044】請求項8に係る電磁アクチュエータの駆動
回路は、負性抵抗手段の出力動作点を信号源の信号によ
って直接に制御することを特徴としている。
【0045】請求項9に係る電磁アクチュエータの駆動
回路は、負性抵抗手段が、電磁アクチュエータの可動部
の機械共振周波数では負性抵抗値を有するとともに、前
記電磁アクチュエータの駆動周波数では前記負性抵抗値
より高いインピーダンスを有することを特徴としてい
る。
【0046】請求項10に係る電磁アクチュエータの駆
動回路は、駆動電流に応じて変位する電磁アクチュエー
タと、信号源の信号に応じて前記電磁アクチュエータの
駆動電流を制御する駆動電流制御回路とを備えた駆動回
路において、前記電磁アクチュエータの端子電圧を前記
駆動電流制御回路に正帰還して前記駆動電流を制御する
帰還制御手段を備えている。
【0047】請求項11に係る電磁アクチュエータの駆
動回路は、帰還制御手段が、端子電圧に基づく正の帰還
量を定める相互コンダクタンスを1/Rf 、電磁アクチ
ュエータのコイルの抵抗値をRc としたとき、0<Rf
<Rc であることを特徴としている。
【0048】請求項12に係る電磁アクチュエータの駆
動回路は、帰還制御手段が、駆動電流制御回路と並列に
接続され、電磁アクチュエータの端子電圧に基づいて駆
動電流を制御する電流源によって構成されていることを
特徴としている。
【0049】請求項13に係る電磁アクチュエータの駆
動回路は、帰還制御手段が、駆動電流制御回路の信号源
側に接続され、電磁アクチュエータの端子電圧に基づい
て信号源からの入力信号を制御することを特徴としてい
る。
【0050】請求項14に係る電磁アクチュエータの駆
動回路は、帰還制御手段の遮断周波数が電磁アクチュエ
ータの可動部の機械共振周波数より低く、電磁アクチュ
エータの駆動周波数より高い高域通過特性を有すること
を特徴としている。
【0051】請求項15に係る電磁アクチュエータ装置
は、前記駆動回路によって制御される電磁アクチュエー
タのコイルが可動コイルであることを特徴としている。
【0052】請求項16に係る電磁アクチュエータ装置
は、前記駆動回路によって制御される電磁アクチュエー
タが、コイルへの信号電圧に応じて変位する可動磁石を
備えていることを特徴としている。
【0053】請求項17に係るビデオテープレコーダ
は、請求項15又は請求項16のいずれかに記載の電磁
アクチュエータ装置を使用して、テープの記録軌跡に追
従するようにヘッドの変位作用をなすことを特徴として
いる。
【0054】請求項18に係る映像表示装置は、請求項
15又は請求項16のいずれかに記載の電磁アクチュエ
ータ装置を使用して、液晶パネルの前におかれた透明板
の角度の変位作用をなすことを特徴としている。
【0055】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して、
この発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0056】実施の形態1.図1は、可動コイル型電磁
アクチュエータの断面を示す図である。
【0057】21は円筒形底付きボビンであり、コイル
22がボビン21の円周にそって巻かれている。23は
コイル22の端子、24はボビン21の外底面25に接
着された対象物であるヘッド、26は円筒形状のばねで
ある。
【0058】この可動コイル型電磁アクチュエータ1a
は、ボビン21の内底面に、ばね26の一端が固着さ
れ、また、このばね26の他端は磁石4の一方の極(S
極)と接着されている。この磁石4が発生する磁束中に
位置するコイル22に電流を流すと、コイル22と磁石
4の間には電磁力が発生する。したがって、磁石4の他
の極(N極)を固定端として電磁アクチュエータ1aを
固定して、コイル22に信号電流を流すと、コイル22
はボビン21と共に変位し、ボビン21の外底面25に
取り付けたヘッド24が、図の上下方向に変位する。こ
の変位がYである。
【0059】図2は、可動磁石型電磁アクチュエータの
断面を示す図である。これは、ボビン21の外底面25
を固定端として、ばね26を介して一方の極(S極)が
固着された磁石4の他の極(N極)を可動端とする可動
磁石型電磁アクチュエータ1bである。他の構造及び動
作は、図1の可動コイル型電磁アクチュエータ1aと同
等である。
【0060】図3は、本発明の実施の形態1を示す電磁
アクチュエータの駆動回路図である。30は駆動電流制
御回路を構成する電流源である。電流源30の出力は信
号源5の信号電圧Es により制御され、信号電流Is
してアクチュエータ1に供給されている。40は電流検
知器であって、アクチュエータ1に供給される端子電流
Iの電流値を電圧値に変換するものである。41はコン
デンサ、42は抵抗であり、これらはハイパスフィルタ
を形成するものである。43は信号合成器であり、この
信号合成器43では電流検知器40で変換された電圧値
からアクチュエータ1の端子電圧Eを減算し、その減算
結果がコンデンサ41と抵抗42とのハイパスフィルタ
を介して電流源31の制御入力とされる。これにより、
信号合成器43の減算結果は帰還信号の電流値If に変
換され、信号電流Is に加算されてアクチュエータ1の
端子電流Iとして帰還される。
【0061】すなわち、この駆動回路100はその内部
に破線のブロック34で示す一つの帰還回路を備えてい
る。この帰還回路34では、電圧帰還の帰還量は電流源
31の相互コンダクタンスで定まるが、そのコンダクタ
ンスを1/Rf とする。ここで、Rf は電流源31の内
部インピーダンスである。また、この帰還回路34の電
流帰還の帰還量は、電流検知器40の変換感度Hと電流
源31の相互コンダクタンスの逆数Rf との積で定ま
る。この電流帰還量をHRf として、以下に、図3の電
磁アクチュエータの駆動回路における制動の動作を説明
する。
【0062】信号源5の信号電圧Es の周波数が先の帰
還回路34のハイパスフィルタの遮断周波数より十分低
いときは、コンデンサ41は開放と考えてよい。そこ
で、駆動回路100の帰還回路34は動作せず、アクチ
ュエータ1は基本的には電流源30からの信号電流Is
のみによって電流駆動される。したがって、従来装置と
同様に、電流変位変換感度はコイル2の有する抵抗値R
c の影響を受けない。
【0063】機械共振周波数が帰還回路34のハイパス
フィルタの遮断周波数より十分高いときは、コンデンサ
41が短絡として考えられる。したがって、帰還回路3
4の帰還ループが形成されて、その帰還による制動作用
を考える必要があり、アクチュエータ1の電流値Iは次
の(11)式で表される。
【0064】
【数9】
【0065】更に、この(11)式と(2)式から、この
Iを信号電流Is とコイルに発生する起電力Ea とによ
り表すと、次の(12)式のようになる。
【0066】
【数10】
【0067】ここで、(12)式の右辺の2つの項は、
信号電流Is に起電力Ea が帰還されていることを示し
ている。また、この右辺の第2項は速度帰還量を決める
項であって、これは短絡制動として機能し、第2項の分
母{Rc −(H−1)Rf }は、その制動抵抗成分とな
る。したがって、(8)式で電圧駆動によるQ値を求め
たのと同様に、帰還回路34における速度帰還によるQ
値は、次の(13)式によって求められる。
【0068】
【数11】
【0069】したがって、(H−1)Rf の値を選択す
ることにより速度帰還量を決定すれば、任意のQ値によ
る電磁アクチュエータの制動が実現できる。すなわち、
この値(H−1)Rf を0より大きくすれば、少なくと
も(8)式のQc より小さいQ値が実現できる。そし
て、実際には電磁アクチュエータ1の抵抗値Ra が3.
0kΩの場合に、(H−1)Rf が27.6Ωであれば
クリティカルダンピングが実現される。このように電圧
帰還を負帰還で実施する制動により、従来より小さいQ
値を得ることができる。
【0070】ただし、ここでQ値が負になると発振を起
こすから、この値(H−1)Rf をコイルの抵抗値Rc
より小さな値に、つまり(H−1)Rf <Rc に設定す
ることにより、発振を防止することができる。
【0071】また、ハイパスフィルタを使わない場合は
低周波での動作も(12)式で行なわれる。この場合、
c によりIが変化するので感度も変化する。これが無
視できる場合、やはり本発明の制動効果を享受できる。
【0072】また、電磁アクチュエータ1として図1に
示す可動コイル型のものを使った場合には、太い磁石を
使ったり、コイルの外周にヨークを配置するなどによっ
て、磁気回路を強化して磁束密度を高くすることで、高
い信号源電圧対変位の感度を得ることができる。
【0073】さらに、電磁アクチュエータ1として図2
に示す可動磁石型のものを使うと、可動部、すなわち磁
石4はコイルに比較して小さく、かつ軽量に構成できる
ので、信号電圧に対する応答がより迅速になる。
【0074】実施の形態2.図4は、本発明の第2の実
施の形態を示す回路図である。この電磁アクチュエータ
の駆動回路の帰還回路35は、図3の帰還回路34とは
異なり、電流源31を用いるのを止めて信号源5の信号
電圧Es を直接に制御している。すなわち、コンデンサ
41と抵抗42とのハイパスフィルタの出力電圧が、乗
数器32で振幅をK倍に調整され、加算器33で信号源
5の信号電圧Es と加算される。この加算結果を電流源
30の制御入力として、電流源30から出力される{帰
還信号の電流値If +信号電流Is }を制御する。
【0075】ここで、電流源30の相互コンダクタンス
をK/Rf とすると、この帰還回路35によって制御さ
れる電磁アクチュエータ1の端子電流Iも先の(11)
式によって表されるから、図3の駆動回路と同等の効果
を奏するものであることが理解できる。なお、乗数器3
2はKを1と選べば不要で、図3の駆動回路と比べた場
合に電流源31も不要であるから、構成が簡単である。
したがって、安価に信頼性の高い電磁アクチュエータの
駆動回路を構成することができる。
【0076】実施の形態3.図5は、本発明の第3の実
施の形態を示す電磁アクチュエータの駆動回路図であ
る。電流源30の出力が信号源5の信号電圧Es により
制御され、信号電流Is としてアクチュエータ1に供給
されている点は、上記実施の形態1と同じである。36
は負性抵抗回路であって、この負性抵抗回路36は、演
算増幅器44、第1の抵抗45、第2の抵抗46及びイ
ンピーダンス47によって構成される。また、インピー
ダンス47は抵抗48とコンデンサ49を直列接続して
構成される。
【0077】以下に、図5の電磁アクチュエータの駆動
回路における制動の動作を説明する。
【0078】いま、アクチュエータ1の端子電流をI、
端子電圧をE、負性抵抗回路36の抵抗値をRn とする
と、負性抵抗回路36に流れる電流In については、次
式が成り立つ。
【0079】
【数12】
【0080】更に、この(14)式と(2)式とから、
端子電流Iを信号電流Is とコイルに発生する起電力E
a とにより表すと、次の(15)式のようになる。
【0081】
【数13】
【0082】ここで、(15)式の右辺の2つの項は、
信号電流Is に起電力Ea が帰還されていることを示し
ている。また、この右辺の第2項は速度帰還量を決める
項であって、これは短絡制動として機能し、第2項の分
母(Rc +Rn )は、その制動抵抗成分となる。したが
って、(8)式で電圧駆動によるQ値を求めたのと同様
に、帰還回路34における速度帰還によるQ値は、次の
(16)式によって求められる。
【0083】
【数14】
【0084】したがって、負性抵抗回路36の抵抗値R
n を選択することにより任意のQ値による電磁アクチュ
エータの制動が実現できる。すなわち、抵抗値Rn を負
に選択すれば、少なくとも(8)式で示される従来のも
のより小さいQ値を実現することができる。
【0085】次に、負性抵抗回路36の動作を説明す
る。ここで、抵抗45の抵抗値をR、抵抗46の抵抗値
をRo 、抵抗48の抵抗値をRi 、コンデンサ49の容
量値をCi 、演算増幅器44の出力電圧をV、負性抵抗
回路36に流れる電流をIn とする。
【0086】信号源5の信号電圧Es の周波数が、イン
ピーダンス47のRi とCi で定まる遮断周波数より十
分低いときは、コンデンサ49は開放と考えてよい。そ
こで、負性抵抗回路36の抵抗45には電流が流れず、
演算増幅器44の入力インピーダンスは大きいので、結
果として、抵抗46のRo による電圧降下はない。そこ
で、抵抗45のRによる電圧降下もなく、In は0とな
り、電磁アクチュエータ1は電流源30からの信号電流
s のみによって電流駆動される。したがって、従来装
置と同様に、電流変位変換感度はコイル2の有する抵抗
値Rc の影響を受けない。
【0087】機械共振周波数がインピーダンス47のR
i とCi で定まる遮断周波数より十分高いときは、コン
デンサ49が短絡と考えてよく、負性抵抗回路36の電
流値In については、次の(17)及び(18)式が成
り立つ。
【0088】
【数15】
【0089】 In R=E−V (18) したがって、負性抵抗回路36の抵抗値Rn は、
【数16】
【0090】となり、インピーダンス47の抵抗48の
i が係数R/Ro によって負性抵抗に変換される。さ
らに、これを(16)式に適用すると、(Rc +Rn
の値が低くなり、Q値の低減が可能なことがわかる。し
たがって、負性抵抗回路36の抵抗値Rn を選択するこ
とにより任意のQ値による電磁アクチュエータ1の制動
が実現でき、Rn を負にすれば、少なくとも(8)式の
c より小さいQ値を得ることができる。そして、実際
には電磁アクチュエータ1の抵抗値Ra が3.0kΩの
場合に、Rn が27.6Ωであればクリティカルダンピ
ングが実現される。このように電圧帰還を正帰還で実施
することで得られる負性抵抗制動により、従来より小さ
いQ値を得ることができる。
【0091】ただし、ここでQ値が負になると発振を起
こすから、この負性抵抗Rc の絶対値|Rn |をRc
り小さな値に、つまり|Rn |<Rc に設定することに
より、発振を防止することができる。
【0092】また、インピーダンス47を抵抗48のみ
で構成した場合は、低周波での動作も(19)式および
(15)式で行なわれる。この場合、Rc によりIが変
化するので感度も変化する。これが無視できる場合、や
はり本発明の制動効果を享受できる。
【0093】また、電磁アクチュエータ1として図1に
示す可動コイル型のものを使った場合には、太い磁石を
使ったり、コイルの外周にヨークを配置するなどによっ
て、磁気回路を強化して磁束密度を高くすることで、高
い信号源電圧対変位の感度を得ることができる。
【0094】さらに、電磁アクチュエータ1として図2
に示す可動磁石型のものを使うと、可動部、すなわち磁
石4はコイルに比較して小さく、かつ軽量に構成できる
ので、信号電圧に対する応答がより迅速になる。
【0095】実施の形態4.図6は、本発明の第4の実
施の形態を示す回路図である。この電磁アクチュエータ
の駆動回路の負性抵抗回路37は、図5のものと異なり
負性抵抗回路37の動作点を直接信号源5で制御して電
磁アクチュエータ1を駆動している。
【0096】信号源5の周波数が、インピーダンス47
の抵抗値Ri と容量値Ci とで定まる遮断周波数より十
分低いときは、コンデンサ49が開放と考えてよく、次
の(20)式が成り立つ。
【0097】 Iso =In R=−IR (20) したがって、電磁アクチュエータ1の端子電流Iは、
【数17】
【0098】となり、負性抵抗回路37が電流増幅器と
して動作するものであることがわかる。
【0099】一方、信号源5の周波数がRi とCi で定
まる遮断周波数より十分高いときはコンデンサ49が短
絡と考えてよく、負性抵抗回路37は図5のものと同じ
負性抵抗値を示し、(13)式のQ値を得ることができ
る。
【0100】この実施の形態4では、電流源として電磁
アクチュエータ1を駆動する電力回路が不要であり、小
信号回路でよいから、安価に信頼性高く電磁アクチュエ
ータの駆動回路を構成することができる。
【0101】実施の形態5.図7は、本発明の第5の実
施の形態を示す電磁アクチュエータの駆動回路図であ
る。駆動回路100の信号源5、電流源30及び電磁ア
クチュエータ1は、実施の形態1(図3)と同じであ
る。帰還回路38の構成が、実施の形態1の帰還回路3
4と異なっている。すなわち、電磁アクチュエータ1の
端子電圧Eは、コンデンサ41と抵抗42が形成するハ
イパスフィルタを介して電流源31により帰還信号の電
流値If に変換され、電磁アクチュエータ1の端子電流
Iとして正帰還される。この帰還回路38の電流帰還の
帰還量は、電流源31の相互コンダクタンスI/Rf
選択できる。
【0102】以下に、図7の電磁アクチュエータの駆動
回路における制動の動作を説明する。
【0103】信号源5の周波数が、先の帰還回路38の
ハイパスフィルタの遮断周波数より十分低いときは、コ
ンデンサ41は開放と考えてよい。そこで、駆動回路1
00の帰還回路38は動作せず、電磁アクチュエータ1
は基本的には電流源30からの信号電流Is のみによっ
て電流駆動される。したがって、従来装置と同様に、電
流変位変換感度はコイル2の有する抵抗値Rc の影響を
受けない。
【0104】機械共振周波数が帰還回路38のハイパス
フィルタの遮断周波数より十分高いときは、コンデンサ
41が短絡として考えられる。したがって、帰還回路3
4の帰還ループが形成されて、その帰還による制動作用
を考える必要があり、アクチュエータ1の電流値Iは次
の(22)式で表される。ただし、コンデンサ41に流
れる電流はIに比べて無視できるとする。
【0105】
【数18】
【0106】更に、この(22)式と(2)式から、こ
のIを信号電流Is とコイルに発生する起電力Ea とに
より表すと、次の(23)式のようになる。
【0107】
【数19】
【0108】ここで、(23)式の右辺の2つの項は、
信号電流Is に起電力Ea が帰還されていることを示し
ている。また、この右辺の第2項は速度帰還量を決める
項であって、これは短絡制動として機能し、第2項の分
母(Rc −Rf )は、その制動抵抗成分となる。したが
って、(8)式で電圧駆動によるQ値を求めたのと同様
に、帰還回路38における速度帰還によるQ値は、次の
(24)式によって求められる。
【0109】
【数20】
【0110】したがって、帰還量をRf で選択すること
により任意のQ値による電磁アクチュエータの制動が実
現できる。すなわち、この抵抗値Rf を0より大きくす
れば、少なくとも(8)式のQc より小さいQ値を得る
ことができる。そして、実際には電磁アクチュエータ1
の抵抗値Ra が3.0kΩの場合に、この抵抗値Rf
27.6Ωであればクリティカルダンピングを実現でき
る。このように電圧帰還を正帰還で実施する制動によ
り、従来より小さいQ値を得ることができる。
【0111】ただし、ここでQ値が負になると発振を起
こすから、相互コンダクタンス(1/Rf )の逆数であ
るRf をコイルの抵抗値Rc より小さな値に、つまり0
<Rf <Rc に設定することにより、発振を防止するこ
とができる。
【0112】また、ハイパスフィルタを使わない場合は
低周波での動作も(23)式で行なわれる。この場合、
c によりIが変化するので変位も変化する。これが無
視できる場合、やはり本発明の制動効果を享受できる。
【0113】また、電磁アクチュエータ1として図1に
示す可動コイル型のものを使った場合には、太い磁石を
使ったり、コイルの外周にヨークを配置するなどによっ
て、磁気回路を強化して磁束密度を高くすることで、高
い信号源電圧対変位の感度を得ることができる。
【0114】さらに、電磁アクチュエータ1として図2
に示す可動磁石型のものを使うと、可動部、すなわち磁
石4はコイルに比較して小さく、かつ軽量に構成できる
ので、信号電圧に対する応答がより迅速になる。
【0115】実施の形態6.図8は、本発明の第6の実
施の形態を示す回路図である。この電磁アクチュエータ
の駆動回路の帰還回路39は、図7の帰還回路38とは
異なり、電流源31を用いるのを止めて信号源5の信号
電圧Es を直接に制御している。すなわち、コンデンサ
41と抵抗42とのハイパスフィルタの出力電圧が、乗
数器32で振幅をK倍に調整され、加算器33で信号源
5の信号電圧Es と加算される。この加算結果を電流源
30の制御入力として、電流源30から出力される{帰
還信号の電流値If +信号電流Is }を制御する。
【0116】ここで、電流源30の相互コンダクタンス
をK/Rf とすると、この帰還回路39によって制御さ
れる電磁アクチュエータ1の端子電流Iも先の(22)
式によって表されるから、図7の駆動回路と同等の効果
を奏するものであることが理解できる。なお、乗数器3
2はKを1と選べば不要で、図3の駆動回路と比べた場
合に電流源31も不要であるから、構成が簡単である。
したがって、安価に信頼性の高い電磁アクチュエータの
駆動回路を構成することができる。
【0117】実施の形態7.つぎに、図9乃至図11に
より、本発明の電磁アクチュエータ装置をビデオテープ
レコーダ(VTR)に応用した例を説明する。
【0118】図9は、ビデオテープレコーダ60の構成
を示す概略図である。図において、100は実施の形態
1で説明した駆動回路、51は駆動回路100の出力を
回転するアクチュエータに加えるためのスリップリン
グ、52は1フィールドで半回転する回転ドラムであ
り、この回転ドラム52では、図1のアクチュエータ1
aで変位される一対のヘッド24r、24lを保持して
いる。53は上側のロータリートランスのロータ、54
は下側のロータリートランスのステータである。ドラム
52の右左一対のヘッド24r、24lは、その出力を
下側のロータリートランスのステータ54に伝送し、ヘ
ッド24r、24lに対応した一対の増幅器55によっ
て信号処理可能なレベルまで増幅する。56は固定ドラ
ムであって、ステータ54を保持している。テープ57
は回転ドラム52と固定ドラム56にわたって、およそ
180度強だけ巻き付けられており、回転ドラム52の
回転に従って一対のヘッド24r、24lが180度づ
つ交互にテープ57に接して、そこに記録されている情
報を再生する。その出力は増幅されてスイッチ57を介
してFM検波回路58に供給される。スイッチ57はド
ラム52の回転に同期して切換えられ、これによって一
対のヘッド24r、24lで読み取られた情報が選択さ
れ、FM検波回路58における検波動作によって、映像
信号として端子59に出力される。
【0119】図10は、ノイズレス3倍速再生動作にお
けるテープトラックを示す図である。この図10に基づ
いて、図9に示すVTRにおけるノイズレス3倍速再生
の動作を説明する。
【0120】61、62、63はテープ57上に各々1
フィールドの映像が標準スピードで記録されたトラッ
ク、矢印64はノイズレス再生のヘッド軌跡を示す。
【0121】通常の再生速度でVTRを運転する場合
は、テープ57の進行速度が記録時の速度と一致してい
るから、ヘッドの軌跡は矢印64で示すように、トラッ
クに一致した軌跡となる。しかし3倍速の場合には、ヘ
ッド軌跡が矢印65で示すように複数のトラックを横切
る軌跡となって、ヘッドがトラックを外れるに従ってノ
イズが増え、再生画面には横線状のノイズが出る。
【0122】そこで、ヘッドに対して図の矢印Y方向の
変位を与えることによって、その軌跡を矢印64に一致
させることができる。これによって、3倍速再生でVT
Rを運転した場合であっても、標準スピードで記録され
たトラックを正しくトレースし、ノイズレス3倍速再生
が実現される。
【0123】また、VTRのテープ再生速度は3倍速に
限らず、任意の再生速度であっても変位を選ぶことによ
りノイズレス高速再生を実現することができる。
【0124】図11は、ヘッドの変位Yについて示す図
である。
【0125】同図(a)は右ヘッド24rの変位を、同
図(b)は左ヘッド24lの変位を示しており、横軸は
時間軸である。実線71は、3倍速再生における右ヘッ
ド24rの無振動変位を表している。トラックの始点
(始)での変位Yを0とすると、トラックの終点(終)
では2トラックピッチだけ変位する必要があって、駆動
回路100では時間に比例してヘッド位置が低下するよ
うに制御し、1フィールドのトレースを行う。そして、
1トラックのトレースが終了すると、左ヘッド24lに
よるトレースが開始され、右ヘッド24rは次の1フィ
ールドで元の位置に復帰する。
【0126】ところが、ヘッド位置を制御する電磁アク
チュエータ装置のQ値が0.5以上で、アンダーダンピ
ングであると、2トラックピッチだけ変位する際の波形
が、破線72に示す振動変位となる。その結果、ヘッド
位置がトラックを外れて、再生ノイズを発生してしま
う。同様に、左ヘッド24lにおいても実線73で無振
動変位、破線74で振動変位を示しており、右ヘッド2
4rと同等の動作を1フィールドずつ交互に行う。
【0127】この実施の形態では、Q値を0.5のクリ
ティカルダンピングに選ぶことによって、ヘッドの無振
動変位を実現でき、ノイズレス3倍速再生が可能にな
る。
【0128】上記VTRの駆動回路100として、図6
のものを適用しても同等の効果が得られる。
【0129】実施の形態8.つぎに、図12乃至図14
により、本発明の電磁アクチュエータ装置を液晶プロジ
ェクタなどの投射型表示装置に応用した例を説明する。
【0130】図12は、液晶プロジェクタの一例を示す
ブロック図である。このプロジェクタでは、電磁アクチ
ュエータ装置を映像表示器の前に配置した透明板の角度
変位を制御して垂直補助偏向させる手段に応用したもの
であって、これによって視覚上の走査線数を倍増させる
機能を実現している。
【0131】こうした走査線数の倍増機能の詳細につい
ては、例えば特開平7−113998号公報に開示され
ているが、これを図2の可動磁石型電磁アクチュエータ
によって実現する場合の電磁アクチュエータ装置による
制御動作を説明する。
【0132】図12において、ランプ81が発する光は
反射鏡82で反射された光とともに液晶パネル83に照
射される。この液晶パネル83に表示された映像光は、
ガラス板84を通ってレンズ85によりスクリーン86
の上に結像される。ガラス板84は軸87を中心にして
回転可能に構成されており、ガラス板84の変位Yは図
2の可動磁石型電磁アクチュエータ1bにより与えられ
る。駆動回路100は、ガラス板84を電磁アクチュエ
ータ1bによって所定位置まで駆動する。
【0133】図13は、ガラス板84が角度aだけ回転
した状態を示している。これは、図12の点線で示すガ
ラス板84の位置に対応する。そして、ガラス板84の
厚さをtとするとき、水平に入射した光が角度aだけ回
転したガラス板84により変化した光路を、実線の矢印
により示す。ガラス板84に水平に入射した光は、ガラ
ス板84内で角度bだけ屈折する。ここで、ガラス板8
4の屈折率をnとしたとき、次の(25)式が成立す
る。
【0134】 sin a=nsin b (25) 厚さtのガラス板84から出射するとき、光はdだけ下
がり、かつ水平になる。このdの値は、次の(26)式
で示される。
【0135】 d=t(tan a−tan b)cos a (26) 図14の(a)には液晶パネル83の画素構成を示す。
斜線部が画素で、垂直方向に240ドット、水平方向に
640ドットあり、映像はインターレース表示されず、
ペアリング状態で表示される。ここで、ガラス板84は
奇数フィールドの期間には垂直位置を保持し、偶数フィ
ールドの期間だけ角度aだけ傾くように制御される。し
たがって、偶数フィールドの映像は奇数フィールドの映
像よりdだけ下がって見えることになる。そこで、この
値dを画素の垂直ピッチの1/2に選ぶと、ガラス板8
4を通してスクリーン86上に得られる画像は、図14
(b)のように480本のインターレース表示となる。
【0136】このとき、電磁アクチュエータ1bによる
ガラス板84の制動が不足すると、奇数フィールド映像
と偶数フィールド映像が共に上下に振動することになっ
て、ペアリング状態の改善は阻害される。しかしなが
ら、本発明の電磁アクチュエータ装置では、クリティカ
ルダンピングで無振動に揺動させることができるから、
インタレースの効果が十分得られて、高精細な映像表示
を実現できる。
【0137】電磁アクチュエータ1bを駆動する駆動回
路100としては、上述した実施の形態1乃至6のいず
れを適用しても、同等の効果を奏することができる。ま
た、図1に示す電磁アクチュエータ1aによりガラス板
を制御してもよい。
【0138】
【発明の効果】この発明は、以上に説明したように構成
されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0139】請求項1に記載した電磁アクチュエータの
駆動回路によれば、電磁アクチュエータを電流駆動し、
その電磁アクチュエータの端子電圧を駆動電流に負帰還
することによって、Q値の低減を図ることができ、帰還
回路の帰還量を選ぶことで任意のQ値での制動が可能に
なる。
【0140】請求項2に記載した電磁アクチュエータの
駆動回路によれば、電圧駆動におけるQ値よりも小さい
Q値に制動でき、かつ帰還による発振が防止できる。
【0141】請求項3に記載した電磁アクチュエータの
駆動回路によれば、電磁アクチュエータの端子電圧と端
子電流とに基づいて駆動電流を制御する電流源によって
帰還制御手段を構成できる。
【0142】請求項4に記載した電磁アクチュエータの
駆動回路によれば、構成が簡単であって、安価に信頼性
を高めることができる。
【0143】請求項5に記載した電磁アクチュエータの
駆動回路によれば、電磁アクチュエータを負性抵抗で短
絡することによって、Q値の低減を図ることができ、負
性抵抗回路の抵抗値を選ぶことで任意のQ値での制動が
可能になる。
【0144】請求項6に記載した電磁アクチュエータの
駆動回路によれば、負性抵抗回路の抵抗値を選ぶこと、
例えば負性抵抗の絶対値がアクチュエータのコイルの抵
抗より小さく選ぶことで、電圧駆動におけるQ値よりも
小さいQ値に制動でき、しかも負性抵抗による発振が防
止できる。
【0145】請求項7に記載した電磁アクチュエータの
駆動回路によれば、演算増幅器の負入力端子と接地の間
で負性抵抗を構成することができる。
【0146】請求項8に記載した電磁アクチュエータの
駆動回路によれば、電磁アクチュエータを駆動する電力
回路が簡単となり、安価に信頼性を高めることができ
る。
【0147】請求項9に記載した電磁アクチュエータの
駆動回路によれば、コイルの抵抗値の変化による感度の
変化を低減できる。
【0148】請求項10に記載した電磁アクチュエータ
の駆動回路によれば、電磁アクチュエータを電流駆動
し、その電磁アクチュエータの端子電圧を駆動電流に正
帰還することによって、Q値の低減を図ることができ、
正帰還回路の帰還量を選ぶことで任意のQ値での制動が
可能になる。
【0149】請求項11に記載した電磁アクチュエータ
の駆動回路によれば、帰還量を選ぶことで電圧駆動にお
けるQ値よりも小さいQ値に制動でき、しかも帰還によ
る発振が防止できる。
【0150】請求項12に記載した電磁アクチュエータ
の駆動回路によれば、電磁アクチュエータの端子電圧に
基づいて前記駆動電流を制御する電流源によって帰還制
御手段を構成できる。
【0151】請求項13に記載した電磁アクチュエータ
の駆動回路によれば、構成が簡単であって、安価に信頼
性を高めることができる。
【0152】請求項14に記載した電磁アクチュエータ
の駆動回路によれば、コイルの抵抗値の変化による感度
の変化を低減できる。
【0153】請求項15に記載した電磁アクチュエータ
装置によれば、磁気回路を強化して高い感度を得ること
ができる。
【0154】請求項16に記載した電磁アクチュエータ
装置によれば、可動部を軽量にできるので、応答を迅速
にすることができる。
【0155】請求項17に記載したビデオテープレコー
ダによれば、その高速再生に電磁アクチュエータ装置を
応用して、ノイズレス化を実現できる。
【0156】請求項に記載した映像表示装置によれば、
映像表示器の垂直補助偏向に電磁アクチュエータ装置を
応用して、垂直方向に順次シフトしながら水平方向に走
査される水平走査線数を視覚上倍増することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 可動コイル型電磁アクチュエータを示す断面
模式図である。
【図2】 可動磁石型電磁アクチュエータを示す断面模
式図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態を示す電磁アクチ
ュエータの駆動回路図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態を示す電磁アクチ
ュエータの駆動回路図である。
【図5】 本発明の第3の実施の形態を示す電磁アクチ
ュエータの駆動回路図である。
【図6】 本発明の第4の実施の形態を示す電磁アクチ
ュエータの駆動回路図である。
【図7】 本発明の第5の実施の形態を示す電磁アクチ
ュエータの駆動回路図である。
【図8】 本発明の第6の実施の形態を示す電磁アクチ
ュエータの駆動回路図である。
【図9】 本発明の第7の実施の形態であるVTRの構
成を示す概略図である。
【図10】 ノイズレス3倍速再生動作におけるテープ
トラックを示す図である。
【図11】 ヘッドの変位を示す説明図である。
【図12】 本発明の第8の実施の形態である映像表示
装置の垂直補助偏向手段の構成を示す概略図である。
【図13】 図12の映像表示装置における光路を示す
図である。
【図14】 図12の映像表示装置における画素構成を
示す図である。
【図15】 電磁アクチュエータの等価回路を示す回路
図である。
【図16】 従来の電磁アクチュエータの駆動回路を示
す回路図である。
【符号の説明】
1 電磁アクチュエータ、4 磁石、5 信号源、22
コイル、24 ヘッド、30、31 電流源、34
帰還回路、60 ビデオテープレコーダ、83液晶パネ
ル、84 ガラス板。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動電流に応じて変位する電磁アクチュ
    エータと、信号源の信号に応じて前記電磁アクチュエー
    タの駆動電流を制御する駆動電流制御回路とを備えた駆
    動回路において、 前記電磁アクチュエータの端子電圧を前記駆動電流制御
    回路に負帰還するとともに、前記電磁アクチュエータの
    端子電流を前記駆動電流制御回路に正帰還して前記駆動
    電流を制御する帰還制御手段を備えたことを特徴とする
    電磁アクチュエータの駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記帰還制御手段は、前記端子電流に基
    づく正の帰還量を定める電流電圧変換感度をH、前記端
    子電圧に基づく負の帰還量を定める相互コンダクタンス
    を1/Rf 、前記電磁アクチュエータのコイルの抵抗値
    をRc としたとき、 0<(H−1)×Rf <Rc であることを特徴とする請求項1に記載の電磁アクチュ
    エータの駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記帰還制御手段は、前記駆動電流制御
    回路と並列に接続され、前記電磁アクチュエータの端子
    電圧と端子電流とに基づいて前記駆動電流を制御する電
    流源によって構成されていることを特徴とする請求項1
    又は請求項2のいずれかに記載の電磁アクチュエータの
    駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記帰還制御手段は、前記駆動電流制御
    回路の信号源側に接続され、前記電磁アクチュエータの
    端子電圧と端子電流に基づいて前記信号源からの入力信
    号を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2の
    いずれかに記載の電磁アクチュエータの駆動回路。
  5. 【請求項5】 駆動電流に応じて変位する電磁アクチュ
    エータと、信号源の信号に応じて前記電磁アクチュエー
    タの駆動電流を制御する駆動電流制御回路とを備えた駆
    動回路において、 前記電磁アクチュエータと並列に接続された負性抵抗手
    段を備えたことを特徴とする電磁アクチュエータの駆動
    回路。
  6. 【請求項6】 前記負性抵抗手段は、その回路抵抗の絶
    対値が前記電磁アクチュエータのコイルの抵抗値より小
    さいことを特徴とする請求項5に記載の電磁アクチュエ
    ータの駆動回路。
  7. 【請求項7】 前記負性抵抗手段は、演算増幅器と、前
    記演算増幅器の負入力端子と出力端子間に接続された第
    1の抵抗回路と、前記演算増幅器の正入力端子と出力端
    子間に接続された第2の抵抗回路と、前記演算増幅器の
    正入力端子に一端が接続され他端が接地されたインピー
    ダンス回路とを備え、前記演算増幅器の負入力端子と接
    地の間が負性抵抗を構成することを特徴とする請求項5
    又は請求項6のいずれかに記載の電磁アクチュエータの
    駆動回路。
  8. 【請求項8】 前記負性抵抗手段は、その出力動作点を
    前記信号源の信号によって直接に制御することを特徴と
    する請求項5又は請求項6のいずれかに記載の電磁アク
    チュエータの駆動回路。
  9. 【請求項9】 前記負性抵抗手段は、前記電磁アクチュ
    エータの可動部の機械共振周波数では負性抵抗値を有す
    るとともに、前記電磁アクチュエータの駆動周波数では
    前記負性抵抗値より高いインピーダンスを有することを
    特徴とする請求項5乃至請求項8のいずれかに記載の電
    磁アクチュエータの駆動回路。
  10. 【請求項10】 駆動電流に応じて変位する電磁アクチ
    ュエータと、信号源の信号に応じて前記電磁アクチュエ
    ータの駆動電流を制御する駆動電流制御回路とを備えた
    駆動回路において、 前記電磁アクチュエータの端子電圧を前記駆動電流制御
    回路に正帰還して前記駆動電流を制御する帰還制御手段
    を備えたことを特徴とする電磁アクチュエータの駆動回
    路。
  11. 【請求項11】 前記帰還制御手段は、前記端子電圧に
    基づく正の帰還量を定める相互コンダクタンスを1/R
    f 、前記電磁アクチュエータのコイルの抵抗値をRc
    したとき、 0<Rf <Rc であることを特徴とする請求項10に記載の電磁アクチ
    ュエータの駆動回路。
  12. 【請求項12】 前記帰還制御手段は、前記駆動電流制
    御回路と並列に接続され、前記電磁アクチュエータの端
    子電圧に基づいて前記駆動電流を制御する電流源によっ
    て構成されていることを特徴とする請求項10又は請求
    項11のいずれかに記載の電磁アクチュエータの駆動回
    路。
  13. 【請求項13】 前記帰還制御手段は、前記駆動電流制
    御回路の信号源側に接続され、前記電磁アクチュエータ
    の端子電圧に基づいて前記信号源からの入力信号を制御
    することを特徴とする請求項10又は請求項11のいず
    れかに記載の電磁アクチュエータの駆動回路。
  14. 【請求項14】 前記帰還制御手段は、その遮断周波数
    が前記電磁アクチュエータの可動部の機械共振周波数よ
    り低く、前記電磁アクチュエータの駆動周波数より高い
    高域通過特性を有することを特徴とする請求項1乃至請
    求項4又は請求項10乃至請求項13のいずれかに記載
    の電磁アクチュエータの駆動回路。
  15. 【請求項15】 前記請求項1乃至請求項14のいずれ
    かに記載の駆動回路によって制御される電磁アクチュエ
    ータのコイルは、可動コイルであることを特徴とする電
    磁アクチュエータ装置。
  16. 【請求項16】 前記請求項1乃至請求項14のいずれ
    かに記載の駆動回路によって制御される電磁アクチュエ
    ータは、コイルへの信号電圧に応じて変位する可動磁石
    を備えていることを特徴とする電磁アクチュエータ装
    置。
  17. 【請求項17】 前記請求項15又は請求項16のいず
    れかに記載の電磁アクチュエータ装置を使用して、テー
    プの記録軌跡に追従するようにヘッドの変位作用をなす
    ことを特徴とするビデオテープレコーダ。
  18. 【請求項18】 前記請求項15又は請求項16のいず
    れかに記載の電磁アクチュエータ装置を使用して、液晶
    パネルの前におかれた透明板の角度の変位作用をなすこ
    とを特徴とする投写型映像表示装置。
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