JPH09205755A - アクチュエータの出力軸 - Google Patents

アクチュエータの出力軸

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JPH09205755A
JPH09205755A JP1037696A JP1037696A JPH09205755A JP H09205755 A JPH09205755 A JP H09205755A JP 1037696 A JP1037696 A JP 1037696A JP 1037696 A JP1037696 A JP 1037696A JP H09205755 A JPH09205755 A JP H09205755A
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博之 鈴木
Masanori Oishi
政則 大石
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み付けが容易で、しかも部品点数を削減で
き、組み付けの自動化が容易なアクチュエータの出力軸
を得る。 【解決手段】 アクチュエータ10の最終ギヤ78は、
大径ギヤ部80、直径D 1 が大径ギヤ部80の直径D2
より小径の中間軸部84、及び直径D3 が中間軸部84
の直径D1 より小径の小径ギヤ部86が一体形成されて
おり、最終ギヤ78を組み付ける際には、最終ギヤ78
はケース蓋16の内側から単一の(一方向の)組み付け
操作によって組み付けられる。このため、最終ギヤ78
の組付作業における作業性を大幅に向上でき、組付工程
の自動化を容易に図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ギヤ機構
を備えたモータユニットに適用されるアクチュエータの
出力軸に関する。
【0002】
【従来の技術】アクチュエータ、例えば、車両のパワー
シート等に適用されるモータユニットは、樹脂材等で成
形されたケースの内部にモータが収容されており、この
モータの駆動力をケース内部に収容された複数のギヤに
よって減速してケースの外部に伝達する構成である。
【0003】ところで、このようなモータユニットの出
力軸としての最終ギヤは、ケース内部に配置される内側
ギヤ、及び外部の装置の入力ギヤに噛合可能な外側ギヤ
等から成る複数の部材によって構成されている。モータ
ユニットの組付工程では、ケースに形成された貫通孔に
ケースの外側から外側ギヤに形成された軸部を貫通さ
せ、この状態で、ケースの内側から外側ギヤの軸部に内
側ギヤを所定の位置まで圧入することによって最終ギヤ
を一体としている。
【0004】また、上記の如き構成の最終ギヤでは、組
付作業の際に圧入力が過大であるとケースカバーやギヤ
等が破損する可能性があるため、圧入力を調整しなけれ
ばならない等、組付工程における制約が多いという問題
がある。このため、図8に示されるモータユニット20
0の最終ギヤ214では、ケースカバー202の貫通孔
204に外側ギヤ206の軸部208を貫通させ、この
状態で、ケースカバー202の内側から軸部208に内
側ギヤ210を所定の位置まで挿入する。さらに、この
状態でC型止め輪212を外側ギヤ206の軸部208
に嵌め込むことによって最終ギヤ214を一体とし、C
型止め輪212によって内側ギヤ210の抜け落ちを防
止している(C型止め輪を適用したギアの構成の一例と
して実開平4−56251号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の最終ギヤ214では、外側ギヤ206、内側ギヤ2
10、及びC型止め輪212の複数の部材によって構成
されているため、部品点数が多く、コスト高となる欠点
あった。
【0006】また、外側ギヤ206をケースカバー20
2の外側から組み付けるのに対して、内側ギヤ210及
びC型止め輪212をケースカバー202の内側から組
み付けるため、組付工程が煩雑となり、組付作業に熟練
を要する等、組み付けの自動化が困難であるといった欠
点があった。
【0007】本発明は、上記事実を考慮して、組み付け
が容易で、しかも部品点数を削減でき、組み付けの自動
化が容易なアクチュエータの出力軸を得ることが目的で
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のアクチュ
エータの出力軸は、モータの駆動力によって作動するア
クチュエータに適用されるアクチュエータの出力軸であ
って、前記アクチュエータのケースの内側に位置し駆動
力を受けて回転する入力ギヤ部と、前記入力ギヤ部と同
軸的に一体形成されると共に直径寸法が前記入力ギヤ部
の直径寸法未満とされ、前記ケースを貫通して前記ケー
スに回転自在に支持される軸部と、前記軸部の前記入力
ギヤ部とは逆側に一体的に形成されて前記ケースの外側
に位置し、かつ直径寸法が前記軸部の直径寸法以下とさ
れ、前記入力ギヤ部が受けた駆動力を前記ケース外方の
他のギヤ構造体に伝達する出力ギヤ部と、を備えること
を特徴としている。
【0009】上記構成のアクチュエータの出力軸は、入
力ギヤ部、軸部、及び出力ギヤ部が一体的に形成され、
駆動力を受けて入力ギヤ部が回転すると出力ギヤ部が回
転し、これによって、駆動力が出力ギヤ部からケース外
方の他のギヤ構造体へ伝達される。
【0010】ここで、従来では、ケースといった密閉さ
れる容器の中の駆動力を減速してケース外部に取り出す
ため、出力軸を複数の部材から構成し、ケースの蓋の両
側からケースの蓋を挟み込む状態で出力軸が組み付けら
れていたのに対し、本発明では、出力ギヤ部の直径寸法
が軸部の直径寸法以下で、且つ、軸部の直径寸法が入力
ギヤ部の直径寸法未満とされているため、一体形成され
た出力軸がケースの内側から組み付けられる。すなわ
ち、単一の(一方向からの)組付操作で組み付けること
ができる。したがって、大幅に組付性が向上し、しか
も、部品点数の低減及びコストの低減を図ることができ
る。
【0011】また、入力ギヤ部の直径寸法が軸部の直径
寸法よりも大とされているため、組み付け後の出力軸の
ケース外方へのスラスト移動、すなわち、出力軸のケー
スからの抜けが防止されて出力軸は所定の位置で確実に
保持される。これにより、組付後のギヤ噛み合い不良等
による作動不良を防止できる。
【0012】さらに、軸部の直径寸法が出力ギヤ部の直
径寸法以上とされているため、ケースに作用する単位面
積当たりの軸圧が軽減される。これにより、用途によっ
ては軸受を廃止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】図2には本発明の一実施の形態に
係るアクチェータの出力軸を適用したアクチュエータ1
0の構成が分解斜視図によって示されている。また、図
3にはアクチュエータ10の外観が側面図によって示さ
れており、図4にはアクチュエータ10の外観が平面図
によって示されている。さらに、図5及び図6にはアク
チュエータ10の内部が平面図によって示されている。
なお、これらの図において、矢印Xはアクチュエータ1
0の幅方向右方を示し、矢印Yはアクチュエータ10の
長手方向前方を示し、矢印Zはアクチュエータ10の高
さ方向上方を示す。
【0014】これらの図に示されるように、アクチュエ
ータ10はケース12を備えている。このケース12
は、樹脂材によってボックス状に形成されたケース本体
14と、このケース本体14に対応して樹脂材によって
形成されたケース蓋16とによって構成されている。こ
のケース本体14の内部後端側(すなわち、ケース本体
14内部の矢印Y方向とは逆側)にはモータ収容部18
が形成されており、内部にはモータ20が収容されてい
る。
【0015】このモータ20は、モータ軸22がケース
12の長手方向に対して幅方向に所定角度傾斜した状態
で配置されている。また、モータ20の上方にはコネク
タ24が配置されている。このコネクタ24には金属製
の一対の接点26が高さ方向下方(すなわち、矢印Z方
向とは逆方向)へ向けて延出されており、この接点26
がモータ20の後端部に設けられた接点28と係合接続
可能である。これによって、ケース12の外部からモー
タ20へ電力供給が可能である。また、モータ20のモ
ータ軸22の長手方向先端側にはウオームギヤ30が設
けられている。ケース本体14のウオームギヤ30の側
方には、第1ギヤ収容部32が形成されており、内部に
は金属製の第1ギヤ34が収容されている。
【0016】第1ギヤ34は軸部36を有しており、こ
の軸部36の上側にはウオームホイール部38が形成さ
れている。このウオームホイール部38は、モータ20
(モータ軸22)のウオームギヤ30に噛合可能とされ
ており、モータ20が作動してモータ軸22(ウオーム
ギヤ30)が回転することによってウオームホイール部
38(第1ギヤ34)が回転可能である。また、ウオー
ムホイール部38の下側には隣接してウオームホイール
部38よりも小径の小径ギヤ部40が同軸的に形成され
ている。
【0017】また、ケース本体14内部の第1ギヤ収容
部32の前方には第1ギヤ収容部32と連通して第2ギ
ヤ収容部42が形成されており、内部には樹脂製の第2
ギヤ44が収容されている。この第2ギヤ44は軸部4
8を有しており、この軸部48の下側には大径ギヤ部5
0が形成されている。この大径ギヤ部50は、第1ギヤ
34の小径ギヤ部40に噛合可能とされており、第1ギ
ヤ34が回転することによって大径ギヤ部50(第2ギ
ヤ44)が回転可能である。また、大径ギヤ部50の上
側には隣接して大径ギヤ部50よりも小径の小径ギヤ部
52が同軸的に形成されている。
【0018】さらに、ケース本体14内部の第2ギヤ収
容部42の前方には第2ギヤ収容部42と連通して第3
ギヤ収容部54が形成されており、内部には樹脂製の第
3ギヤ56が収容されている。この第3ギヤ56は軸部
60を有しており、この軸部60の下側には大径ギヤ部
62が形成されている。この大径ギヤ部62は、第2ギ
ヤ44の小径ギヤ部52に噛合可能とされており、第2
ギヤ44が回転することによって大径ギヤ部62(第3
ギヤ56)が回転可能である。また、大径ギヤ部62の
上側には、大径ギヤ部62よりも小径の小径ギヤ部64
が形成されている。
【0019】一方、第1ギヤ34及び第2ギヤ44の上
方には、プレート66が配置されている。このプレート
66は樹脂材によって板状に形成されており、四方の角
部68がケース本体14内に形成された嵌合部70に嵌
め込まれ、更にこの状態で各々の角部68がケース本体
14にネジ止めされることによってケース本体14に一
体的に固定されている。また,プレート66の下面側
(すなわち、矢印Z方向とは逆側)には一対の円孔(図
示省略)が形成されている。一方の円孔は第1ギヤ34
の軸部36に対応して軸部36の上端側が挿入可能とさ
れており、挿入状態では軸部36(第1ギヤ34)を回
転可能に支持する。
【0020】これに対し、他方の円孔は第2ギヤ44の
軸部48に対応して軸部48の上端側が挿入可能とされ
ており、挿入状態では軸部48(第2ギヤ44)を回転
可能に支持する。
【0021】一方、プレート66の上面側には、円孔7
6が形成されている。また、プレート66上には、アク
チュエータの出力軸としての最終ギヤ78が配置されて
いる。
【0022】この最終ギヤ78は鍛造によって一体成形
されている。また、最終ギヤ78には入力ギヤ部として
の大径ギヤ部80が形成されている。この大径ギヤ部8
0は、第3ギヤ56の小径ギヤ部64に噛合可能とされ
ており、第3ギヤ56が回転することによって、この回
転が大径ギヤ部80に伝達されて最終ギヤ78が回転で
きる。
【0023】また、図1の断面図に示されるように、最
終ギヤ78には下端側軸部82が形成されている。この
下端側軸部82は大径ギヤ部80と一体に形成されてお
り、プレート66の円孔76に差し込まれている。これ
によって、最終ギヤ78が円孔76に回転可能に支持さ
れている。
【0024】一方、大径ギヤ部80の下端側軸部82と
は逆側には、軸部としての中間軸部84を介して出力ギ
ヤ部としての小径ギヤ部86が一体に形成されている。
ここで、中間軸部84は直径D1 が大径ギヤ部80の直
径D2 よりも小径とされており、小径ギヤ部86は直径
3 が中間軸部84の直径D1 よりも小径とされてい
る。また、小径ギヤ部86は、アクチュエータ10(ケ
ース12)の外側に位置する相手側(入力側)装置のセ
クタギヤ88に噛合可能とされており、最終ギヤ78が
回転すると、小径ギヤ部86に噛合するセクタギヤ88
が回動する。さらに、小径ギヤ部86の中間軸部84と
は逆側に上端側軸部90が一体に形成されている。この
上端側軸部90は図示しない相手側(入力側)装置に設
けられた軸受部に回転可能に軸支される構成である。
【0025】一方、ケース12のケース蓋16には、こ
の最終ギヤ78に対応して円形の軸受部92が形成され
ている。軸受部92は、直径が最終ギヤ78の中間軸部
84に対応しており、アクチュエータ10の組付状態で
は、最終ギヤ78を回転可能に支持する。すなわち、ア
クチュエータ10の組付状態では、ケース蓋16の軸受
部92、プレート66の円孔76、及び相手側装置に形
成された軸受部の3か所の軸受によって最終ギヤ78が
軸支される。
【0026】また、ケース蓋16の内側にはリング状の
スラスト受部94が形成されている。このスラスト受部
94は軸受部92の周縁部に連続して形成されており、
その内径が軸受部92の直径と一致している。また、ス
ラスト受部94が形成された部分のケース蓋16の厚さ
(すなわち、軸受部92が形成された部分のケース蓋1
6の厚さ)は、最終ギヤ78の中間軸部84の軸線方向
の長さにほぼ対応しており、アクチュエータ10の組付
状態では、スラスト受部94の端面96に最終ギヤ78
の大径ギヤ部80が接触して、スラスト受部94が最終
ギヤ78の軸線方向外方(図1の矢印Z方向)への移動
を阻止している。
【0027】次にアクチュエータ10の組付手順を通し
て本実施の形態の作用について説明する。
【0028】上記構成のアクチュエータ10では、ケー
ス本体14のモータ収容部18、第1ギヤ収容部32、
第2ギヤ収容部42、及び第3ギヤ収容部54の各収容
部にコネクタ24を結合させたモータ20、第1ギヤ3
4、第2ギヤ44、及び第3ギヤ56の各々が所定の順
番で収容され、モータ20のウオームギヤ30(モータ
軸22)から第3ギヤ56までが噛合される。これによ
って、モータ20の駆動力が第1ギヤ34乃至第3ギヤ
56の順番で伝達され、更に、モータ軸22から第3ギ
ヤ56へ伝達される間にモータ20の駆動力が所定の速
度(回転速度)に減速される。
【0029】次いで、ケース本体14に形成された嵌合
部70にプレート66が嵌め込まれ、ネジによってケー
ス本体14に固定される。この状態では、プレート66
の裏面に形成された複数の円孔に、第1ギヤ34及び第
2ギヤ44の各々の軸部36、48が嵌め込まれ、これ
によって第1ギヤ34及び第2ギヤ44が確実に軸支さ
れる。
【0030】さらに、最終ギヤ78の下端側軸部82が
プレート66の円孔76に挿入され、この状態でケース
蓋16が上方からケース本体14に取り付けられてケー
ス本体14に固定される。
【0031】ここで、最終ギヤ78は、小径ギヤ部86
の直径D3 が中間軸部84の直径D 1 よりも小径とされ
ているため、小径ギヤ部86はケース蓋16に形成され
た軸受部92を貫通できる。したがって、最終ギヤ78
をケース本体14に取り付けた状態でケース蓋16を取
り付けることができる。すなわち、ケース12(ケース
蓋16)の内側からの単一の(一方向からの)組付操作
によって最終ギヤ78を組み付けることができる。
【0032】また、中間軸部84の直径D1 は大径ギヤ
部80の直径D2 よりも小径とされており、更に、軸受
部92の直径及びスラスト受部94の内径は中間軸部8
4の直径D1 に対応しているため、アクチュエータ10
の組付状態では、スラスト受部94の端面96が大径ギ
ヤ部80と当接し、最終ギヤ78の軸線方向外方(図1
の矢印Z方向)への移動が阻止される。このため、大径
ギヤ部80と第3ギヤ56(小径ギヤ部64)、及び小
径ギヤ部86とセクタギヤ88の良好な噛合状態を維持
でき、作動不良を防止できる。
【0033】以上、説明したように、本実施の形態に係
るアクチュエータの出力軸としての最終ギヤ78は、小
径ギヤ部86の直径D3 が中間軸部84の直径D1 より
も小径とされているため、ケース12(ケース蓋16)
の内側からの単一の(一方向からの)組付操作によって
最終ギヤ78を組み付けることができ、組付作業の作業
性向上、及び組付工程の自動化を図ることができる。
【0034】また、アクチュエータ10の組付状態で
は、中間軸部84の直径D1 が大径ギヤ部80の直径D
3 よりも小径とされ、更に、組付状態では大径ギヤ部8
0とスラスト受部94の端面96とが接触して最終ギヤ
部78の移動をケース蓋16(スラスト受部94)が阻
止するため、大径ギヤ部80と第3ギヤ56(小径ギヤ
部64)、及び小径ギヤ部86とセクタギヤ88の良好
な噛合状態を維持でき、作動不良を防止できる。
【0035】さらに、最終ギヤ78が鍛造にて一体成形
されているため、最終ギヤ78に要する部品点数を削減
できコストの低減を図ることができる。
【0036】なお、本実施の形態では、完全に一体成形
された最終ギヤ78を適用したが、アクチュエータ10
の組付工程以前の状態で最終ギヤ78が一体とされてい
ればよく、組み付けの自動化や成形条件、製造コスト等
を考慮したうえで複数の部材を結合させて最終ギヤ78
を一体としてもよい。この場合の一例を図7に示す。す
なわち、この図に示されるアクチュエータ100の最終
ギヤ102は、軸部110を介して下端側軸部116が
鍛造にて一体成形された小径ギヤ部106と、中間軸部
104が一体成形された大径ギヤ部108とが別部材と
して構成されている。大径ギヤ部108には軸部110
に対応した貫通孔112が形成されており、この貫通孔
112に軸部110を挿入した状態で、貫通孔112の
一端側に形成されているロウ材注入部114からロウ材
を流し込むと、小径ギヤ部106と大径ギヤ部108が
一体に固着され、最終ギヤ102が形成される。この場
合であっても、最終ギヤ102の最終的な形状が実質的
に最終ギヤ78と同一であるため、上述した効果と同様
の効果を得ることができる。また、大径ギヤ部108の
噛合強度が確保できれば、中間軸部104が一体成形さ
れた大径ギヤ部108は、樹脂材によって形成すること
ができ、部分的に材料を変更して材料コストを低減する
ことも可能である。
【0037】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係るア
クチュエータの出力軸では、ケースの内側から一体形成
された出力軸をケースの内側から単一の(一方向から
の)組付操作で組み付けることができ、組付性が大幅に
向上し、自動組付も可能である。また、出力軸を所定の
スラスト位置で確実に保持でき、組付後のギヤ噛み合い
不良等による作動不良を防止できる。さらに、出力軸の
形成に要する部品点数を大幅に削減できコストの低減を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るアクチュエータの
出力軸を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るアクチュエータの
出力軸を適用したアクチュエータの分解斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係るアクチェータの出
力軸を適用したアクチュエータの外観を示す正面図であ
る。
【図4】本発明の一実施の形態に係るアクチェータの出
力軸を適用したアクチュエータの外観を示す平面図であ
る。
【図5】本発明の一実施の形態に係るアクチェータの出
力軸を適用したアクチュエータのケース蓋を外した状態
を示す図4に対応した平面図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係るアクチェータの出
力軸を適用したアクチュエータのケース蓋、最終ギヤ、
プレート、及びコネクタを外した状態を示す図4に対応
した平面図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係るアクチェータの出
力軸の変形例を示す図1に対応した断面図である。
【図8】C型止め輪を適用した従来のアクチェータの出
力軸を示す断面図である。
【符号の説明】
10 アクチュエータ 12 ケース 20 モータ 78 最終ギヤ(アクチェータの出力軸) 80 大径ギヤ部(入力ギヤ部) 84 中間軸部(軸部) 86 小径ギヤ部(出力ギヤ部) 88 セクタギヤ(他のギヤ構造体) 102 最終ギヤ(アクチェータの出力軸) 104 中間軸部(軸部) 106 小径ギヤ部(出力ギヤ部) 108 大径ギヤ部(入力ギヤ部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの駆動力によって作動するアクチ
    ュエータに適用されるアクチュエータの出力軸であっ
    て、 前記アクチュエータのケースの内側に位置し駆動力を受
    けて回転する入力ギヤ部と、 前記入力ギヤ部と同軸的に一体形成されると共に直径寸
    法が前記入力ギヤ部の直径寸法未満とされ、前記ケース
    を貫通して前記ケースに回転自在に支持される軸部と、 前記軸部の前記入力ギヤ部とは逆側に一体的に形成され
    て前記ケースの外側に位置し、かつ直径寸法が前記軸部
    の直径寸法以下とされ、前記入力ギヤ部が受けた駆動力
    を前記ケース外方の他のギヤ構造体に伝達する出力ギヤ
    部と、 を備えることを特徴としたアクチュエータの出力軸。
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