JPH09204627A - 浮動型磁気ヘッド - Google Patents

浮動型磁気ヘッド

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JPH09204627A
JPH09204627A JP8034383A JP3438396A JPH09204627A JP H09204627 A JPH09204627 A JP H09204627A JP 8034383 A JP8034383 A JP 8034383A JP 3438396 A JP3438396 A JP 3438396A JP H09204627 A JPH09204627 A JP H09204627A
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slider
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Toshihiro Horiuchi
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/4806Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
    • G11B5/4833Structure of the arm assembly, e.g. load beams, flexures, parts of the arm adapted for controlling vertical force on the head

Abstract

(57)【要約】 【課題】 導線の先端を曲げずに巻線作業を行えて作業
効率の向上が図れ、かつ導線の損傷を招くことがない浮
動型磁気ヘッドを提供する。 【解決手段】 第1のスライダー用ボディ3のトレーリ
ング側12に、凹溝10に連通し、リーディング側13
及び一方のレール側に延びる切欠24を形成した。凹溝
側壁端部28がリーディング側13に後退するので、導
線6の先端を真っ直ぐにした状態で凹溝10の底部側壁
23に当接させることなくトレーリング側12に進めて
トレーリング側12から抜き出すことができる。導線6
は第1のレール側に抜き出されるので、導線6をトレー
リング側透孔15及び中空部5aに向けて折り返すこと
が可能となり、導線6の先端を曲げずに真っ直ぐにした
状態で中空部5aからの抜き出しが図れる。導線6の先
端を曲げなくて済み、作業効率を向上でき、かつよじれ
やキンクの発生が抑えられて導線の断線、破損を防止で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定型磁気ディス
ク装置等に用いられる浮動型磁気ヘッドに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の浮動型磁気ヘッドの一例として、
図10及び図11に示す浮動型磁気ヘッド(特願平7−
224775号で提示した浮動型磁気ヘッド)がある。
この浮動型磁気ヘッド1は、互いに接合されてスライダ
ー2を構成するセラミックス等の非磁性材料の第1、第
2のスライダー用ボディ3,4と、第2のスライダー用
ボディ4に接合される磁気ヘッドコア5と、第2のスラ
イダー用ボディ4の一部及び磁気ヘッドコア5に導線6
を巻くことにより形成されたコイル7A,7Bとから大
略構成されている。
【0003】第1のスライダー用ボディ3の一面側(図
示しない磁気記録媒体との対向面側であり、図11では
上側に相当する。)には、第1、第2の一対のレールの
うち第1のレール(一方のレール)8及び第2のレール
(他方のレール)9の一部9aが形成され、かつ第2の
レール9側の側面部には長手方向に延びる凹溝(導線巻
き用溝)10が形成されている。
【0004】第2のスライダー用ボディ4は、略板状を
なして前記凹溝10を覆うように第1のスライダー用ボ
ディ3に接合され、一端側(以下、適宜、この一端側を
トレーリング側12といい、他端側をリーディング側1
3という。)に、板状の縁部14を残して、前記凹溝1
0に臨む2つの矩形の透孔15,16が形成されてい
る。以下、トレーリング側12の透孔15、リーディン
グ側13の透孔16をトレーリング側透孔15、リーデ
ィング側透孔16という。トレーリング側透孔15、リ
ーディング側透孔16の間の部分には、縁部14と略平
行になるように板状の架橋部17が形成されている。第
2のスライダー用ボディ4の一面側(磁気記録媒体との
対向面側であり、図11では上側に相当する。)は、前
記第2のレール9の一部9aと合わせて第2のレール9
を構成している。
【0005】磁気ヘッドコア5は、それぞれ脚部(以
下、第1、第2の脚部18,19という。)を有する略
C字形の第1、第2の一対のコア体20,21を備え、
第1、第2の脚部18,19が対向するように端部を接
合させて略環状に形成したものになっている。磁気ヘッ
ドコア5の一端側の接合部には記録再生用の磁気ギャッ
プ22が形成されている。磁気ヘッドコア5は、第1、
第2の脚部18,19を縁部14、架橋部17にそれぞ
れに臨ませて第2のスライダー用ボディ4の側面部4a
に接合されている。そして、前記縁部14及び第1の脚
部18と、前記架橋部17及び第2の脚部19とにそれ
ぞれ導線6を巻いてコイル7A,7Bを形成している。
両コイル7A,7Bは、外部磁界をキャンセルするよう
に接続した、いわゆるバランス巻きしたものになってい
る。
【0006】この浮動型磁気ヘッド1は、第1のスライ
ダー用ボディ3の凹溝10に蓋をするように第2のスラ
イダー用ボディ4を接合してスライダー2を構成してい
るので、凹溝10形成に伴う強度低下を第2のスライダ
ー用ボディ4が補ってスライダー2の強度向上を図ると
共に、磁気ヘッドコア5の接合面積を大きくして接着強
度の向上を図ってスライダー2や磁気ヘッドコア5の破
損等を抑制できるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図10、図
11に示す従来技術では、架橋部17及び第2の脚部1
9に導線6を巻いてコイル7Bを形成する際、図11に
示すように、導線6の先端をリーディング側透孔16よ
り挿入し、凹溝10の底部側壁23に沿ってトレーリン
グ側12から外部に抜き出し、次に、導線6を折り返し
て凹溝10に挿入しトレーリング側透孔15を通して外
部に抜き出し、更に折り返してリーディング側透孔16
に挿入するようにし、以下、これら動作を繰り返すこと
により架橋部17及び第2の脚部19に所定巻き数のコ
イル7Bを形成する。
【0008】そして、導線6を折り返した後、トレーリ
ング側12から挿入する際、導線6の先端は凹溝10の
長手方向と平行に挿入されるため、トレーリング側透孔
15への挿入が行い難く、この対策として、導線6の先
端を曲げるようにしている。しかしながら、このように
導線6の先端を曲げる作業工程が必要とされることに伴
い、その分、作業効率が低いものになっていた。また、
導線6の先端を曲げることにより、導線6によじれやキ
ンク(kink,こぶ)が発生したり、巻き膨れが生じたり
し、ひいては導線6が断線してしまうことが起こり得
た。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、導線を巻いてコイルを形成する際、導線の先端を曲
げずに巻線作業を行えて作業効率の向上が図れ、かつ導
線の損傷を招くことがない浮動型磁気ヘッドを提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気記録媒体
上で浮上力を発生する一対のレールを有するスライダー
を、略矩形をなし一面側に前記一対のレールのうち一方
のレール及び他方のレールの一部を形成し、かつ他方の
レール側の側面部に長手方向に延びる凹溝を形成した第
1のスライダー用ボディと、前記凹溝を覆うように第1
のスライダー用ボディに接合され一端側に板状の縁部を
残して前記凹溝に臨む2つの透孔が形成され一面側が前
記他方のレールの一部と合わせて前記他方のレールをな
す第2のスライダー用ボディとから構成し、相対向する
第1、第2の2つの脚部を有する略環状の磁気ヘッドコ
アを有し、前記第1、第2の脚部を前記縁部及び前記2
つの透孔の間に形成された架橋部にそれぞれ臨ませて前
記磁気ヘッドコアを第2のスライダー用ボディの側面部
に接合し、前記縁部及び第1の脚部と、前記架橋部及び
第2の脚部とにそれぞれ導線を巻いてコイルを形成させ
ると共に、前記第1のスライダー用ボディの一端側でか
つ前記一対のレールの間の部分に、前記凹溝に連通し、
前記第1のスライダー用ボディの他端側及び一方のレー
ル側に延びる切欠を形成したことを特徴とする。上記構
成とすれば、切欠が凹溝に連通し、第1のスライダー用
ボディの他端側に延びることにより、凹溝の底部側壁の
トレーリング側部分が除去されて、凹溝の底部側壁の前
記他端側の端部がリーディング側に後退する。また、切
欠の第1のレール側の端面が第1のレール側に配置され
ることにより、第1のレール側に導線の先端の抜き出し
空間が確保される。
【0011】前記切欠は、平面視略矩形としてもよい。
また、切欠は、平面視第1のスライダー用ボディの他端
側になるに従って幅が短い階段状に構成してもよい。ま
た、切欠は、平面視第1のスライダー用ボディの他端側
になるに従って幅が短くなる略V字状であるように構成
してもよい。また、切欠は、平面視第1のスライダー用
ボディの他端側になるに従って幅が短い台形状であるよ
うに構成してもよい。さらに、第1のスライダー用ボデ
ィの一端側でかつ一方のレールを形成した部分に、前記
切欠に連接する補助切欠を形成するようにしてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態の浮
動型磁気ヘッドを図1及び図2に基づいて説明する。な
お、図10及び図11に示す部材、部分と同等の部材、
部分についての説明、図示は適宜、省略する。図におい
て、第1のスライダー用ボディ3のトレーリング側12
でかつ前記第1、第2のレール8,9の間の部分には、
前記凹溝10に連通し、かつリーディング側13に延び
る切欠24が形成されている。
【0013】切欠24は、平面視略矩形をなし、第1の
レール8側の端面(以下、切欠第1端面という。)25
が第1のレール8の近傍に達し、第2のレール9側の端
面(以下、切欠第2端面という。)26が凹溝10の底
部側壁23を超えて第2のレール9の近傍に達したもの
になっている。切欠第2端面26が凹溝10の底部側壁
23を超えて第2のレール9に略達したものであること
により、凹溝10の底部側壁23のトレーリング側12
部分が除去され、この凹溝10の底部側壁23のトレー
リング側12の端部(以下、凹溝側壁端部という。)2
8がリーディング側13に後退している。
【0014】浮動型磁気ヘッド1は、次のようにして作
製されている。すなわち、第1、第2のスライダー用ボ
ディ3,4の元となる非磁性材料の厚板状、薄板状の第
1、第2のスライダー用母体を用意し、第1のスライダ
ー用母体の一面側に複数状の凹溝10を平行に形成し、
第1、第2のスライダー用母体の一面側に対して鏡面に
なるまでポリッシング加工を施す。
【0015】次のステップで、第1、第2のスライダー
用母体におけるポリッシング加工された面に、スパッタ
リングにて所定膜厚のガラス膜を形成する。
【0016】続いて、第1、第2のスライダー用母体を
突き合わせ、所定の大きさの力を加えて熱処理を施し接
合する。
【0017】次に、第1のスライダー用母体における凹
溝10の切欠用凹部に臨む部分に、レーザー加工によ
り、前記凹溝10に沿って対をなす第1、第2の孔を所
定間隔で複数対形成する。この第1、第2の孔は、図2
のトレーリング側透孔15、リーディング側透孔16の
元になるものである。
【0018】続くステップで、第1、第2の孔を含むよ
うに第1、第2のスライダー用母体の接合面に交差する
方向に分断し、図3に示すように、第1、第2のスライ
ダー用ボディ3,4からなるスライダー2を複数個、得
る(ここまでの作製工程は、本出願人が特願平7−22
4775号で提案したのと同等である。)。そして、図
3に示したように作製された第1、第2のスライダー用
ボディ3,4からなるスライダー2を、図4に示される
ような向きで加工用治具等(図示省略)に複数個セット
し、切欠24を形成する。次に、第2のスライダー用ボ
ディ4の側面部4aに対して鏡面になるまでポリッシン
グ加工を施し、磁気ヘッドコア5の接合に対処する。
【0019】次に、スライダー2(第2のスライダー用
ボディ4の側面部4a)に磁気ヘッドコア5を接合し、
この後、縁部14及び第1の脚部18と、架橋部17及
び第2の脚部19とにそれぞれ導線6を巻いて、いわゆ
るバランス巻きのコイル7A,7Bを形成し浮動型磁気
ヘッド1を得る。
【0020】上述した浮動型磁気ヘッド1では、架橋部
17及び第2の脚部19に導線6を巻いてコイル7Bを
形成する場合、図2に示すように、リーディング側透孔
16から導線6を挿入し、凹溝10、切欠24を通して
トレーリング側12から外部に抜き出す際、凹溝側壁端
部28がリーディング側13に後退した分だけ、導線6
の先端が凹溝10の底部側壁23に当接することが避け
られ、導線6の先端を曲げずに真っ直ぐにした状態で、
矢印D方向に進められる。
【0021】さらに、切欠第1端面25が第1のレール
8近傍に達していることにより、導線6の先端を、切欠
第1端面25に当接することなく同方向(矢印D方向)
に進めることができる。そして、導線6の先端を同方向
(矢印D方向)に進めてトレーリング側12から抜き出
す。このため、導線6の先端がトレーリング側透孔15
及び磁気ヘッドコア5の中空部5aに向くように折り返
すことが可能となる。このように先端がトレーリング側
透孔15側に向くように導線6を折り返すことにより、
導線6の先端を曲げずに、導線6を折り返す前の導線6
挿入方向(矢印D方向)と反対方向に進めてトレーリン
グ側透孔15及び磁気ヘッドコア5の中空部5aを通し
て抜き出し作業を行えるので、導線6の先端を曲げなく
て済み、ひいては作業効率を向上できる。
【0022】さらに、導線6の先端を曲げずに導線6を
巻いてコイル7Bを形成できることにより、よじれやキ
ンクの発生を招くことがなく、よじれやキンクが形成さ
れている場合に惹起されるコイル7Bの断線を防止でき
る。
【0023】本実施の形態では、凹溝10を覆うように
第1のスライダー用ボディ3に第2のスライダー用ボデ
ィ4を接合してスライダー2を構成しており、上述した
従来技術と同様に、第1のスライダー用ボディ3の側面
部が補強され、ひいてはスライダー2の強度が大きくな
るので、組立、加工作業時等にスライダー2及びこのス
ライダー2に接合される磁気ヘッドコア5の損傷防止、
破損防止を確実に維持できる。また、上述した従来技術
と同様に、スライダー2の強度が大きくなるので、スラ
イダー2の変形が抑制されて良好な浮上特性の維持を図
ることができる。
【0024】上述した実施の形態では、切欠24が平面
視略矩形である場合を例にしたが、これに代えて、図
5、図6、図7、図8にそれぞれ示すような形状の切欠
24A,24B,24C,24Dを形成してもよい。図
5に示す切欠24Aは、前記図1及び図2に示す切欠2
4に比して開口部分(トレーリング側12部分)が第2
のレール9に食い込むように幅Hが長くなっており、切
欠24Aは、平面視リーディング側13になるに従って
幅Hが短くなる階段状となっている。そのため、導線6
の挿入方向を凹溝側壁端部28側に近くなるように設定
することが可能となって挿入自由度が大きくなる。
【0025】図6に示す切欠24Bは、平面視リーディ
ング側13になるに従って幅Hが短くなる略V字状とな
っている。この場合、切欠第2端面26は、第2のレー
ル9と平行で、かつ凹溝10の底部側壁23を超えて第
2のレール9近傍に達し、また、切欠第1端面25は、
リーディング側透孔16に延びるように第2のレール9
に対して傾斜している。この浮動型磁気ヘッド1は、図
1、図2に示した浮動型磁気ヘッド1と同様に導線6の
先端を曲げずに巻線作業を行えると共に、切欠第1端面
25が第2のレール9に対して傾斜していることによ
り、切欠分量を少なくできる。
【0026】図7に示す切欠24Cは、平面視リーディ
ング側13になるに従って幅Hが短い台形状になってい
る。この場合、切欠第2端面26は、第2のレール9と
平行で、かつ凹溝10の底部側壁23を超えて第2のレ
ール9近傍に達し、また、切欠第1端面25は、リーデ
ィング側透孔16に延びるように第1のレール8に対し
て傾斜している。この浮動型磁気ヘッド1では、図6に
示すものと同様に、切欠分量を少なくできる。
【0027】図8に示す切欠24Dは、図1及び図2に
示す切欠24に連接して第1のレール8側に延ばされ第
1のレール8のトレーリング側12部分を欠落すること
により形成される補助切欠29を設けたものになってい
る。この浮動型磁気ヘッド1は、第2のスライダー用ボ
ディ4に設けられたトレーリング側透孔15よりほぼ垂
直に導線6を出入れすることができるため、図1〜7に
示される切欠の形状をもつものに比べ更に作業性が向上
する。
【0028】上述した、図5ないし図8のいずれの切欠
(24A,24B,24C,24D)を有する浮動型磁
気ヘッド1も、図1及び図2に示す浮動型磁気ヘッド1
と同様に、導線6が挿入しやすくなって作業効率の向上
が図れ、かつ導線6によじれやキンクを形成させること
がなくてコイル7Bの損傷を防止できることになる。
【0029】上述した、図1及び図2の浮動型磁気ヘッ
ド1、図5ないし図7のいずれかの浮動型磁気ヘッド1
において、例えば、図9に示すように第1のレール8の
トレーリング側12部分を欠落して切欠24に連接する
第1のレール側補助切欠30を形成してもよい。また、
第2のレール9のトレーリング側12部分を欠落して切
欠24に連接する第2のレール側補助切欠31を形成し
てもよい。また、図8に示す第2のレール9のトレーリ
ング側12部分を欠落して切欠24に連接する第2のレ
ール側補助切欠31を形成してもよい。なお、この場
合、導線6の巻き数の増加に伴って生じ得る巻き膨れに
よる導線6の脱落が生じないようにすることが必要であ
る。
【0030】上述したようにした第1のレール側補助切
欠30、第2のレール側補助切欠31を形成することに
より、第1、第2のレール8,9の重量に差が生じる
が、第1のレール側補助切欠30、第2のレール側補助
切欠31の量は微小である。このため、重量バランスが
崩れるようなことはなく、浮上特性に影響することがな
い。
【0031】
【発明の効果】本発明は、凹溝の底部側壁の前記他端側
の端部がリーディング側に後退するので、導線の先端を
真っ直ぐにした状態で凹溝の底部側壁に当接させること
なく第1のスライダー用ボディの一端側に進めて該一端
側から抜き出すことができる。また、切欠の第1のレー
ル側の端面が第1のレール側に配置されて、導線が第1
のレール側で抜き出されるので、導線を前記一端側の透
孔及び磁気ヘッドコアに向けて折り返すことが可能とな
り、導線の先端を曲げずに真っ直ぐにした状態で磁気ヘ
ッドコアの中空部からの抜き出しが図れる。導線の先端
を曲げなくて済み、ひいては作業効率を向上できる。さ
らに、導線の先端を曲げずに導線を巻いてコイルを形成
できることにより、よじれやキンクの発生を招くことが
なく、よじれやキンクが形成されている場合に惹起され
るコイルの断線を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の浮動型磁気ヘッドを示
す斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】同浮動型磁気ヘッドの作製工程で、第1、第2
のスライダー用ボディからなるスライダーを作製した状
態を示す斜視図である。
【図4】同スライダーに切欠を形成する工程を示す斜視
図である。
【図5】切欠が平面視階段状である浮動型磁気ヘッドを
示す平面図である。
【図6】切欠が平面視三角形状である浮動型磁気ヘッド
を示す平面図である。
【図7】切欠が平面視台形である浮動型磁気ヘッドを示
す平面図である。
【図8】一方のレールに延びる切欠を有する浮動型磁気
ヘッドを示す平面図である。
【図9】第1のレール側補助切欠、第2のレール側補助
切欠を形成した浮動型磁気ヘッドを示す平面図である。
【図10】従来の浮動型磁気ヘッドの一例を示す斜視図
である。
【図11】図10のB−B線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 浮動型磁気ヘッド 2 スライダー 3,4 第1、第2のスライダー用ボディ 5 磁気ヘッドコア 6 導線 7A,7B コイル 8,9 第1、第2のレール 10 凹溝 12 トレーリング側(一端側) 13 リーディング側(他端側) 14 縁部 15,16 トレーリング側、リーディング側透孔 17 架橋部 18,19 第1、第2の脚部 24,24A, … 24D 切欠

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体上で浮上力を発生する一対
    のレールを有するスライダーを、略矩形をなし一面側に
    前記一対のレールのうち一方のレール及び他方のレール
    の一部を形成し、かつ他方のレール側の側面部に長手方
    向に延びる凹溝を形成した第1のスライダー用ボディ
    と、前記凹溝を覆うように第1のスライダー用ボディに
    接合され一端側に板状の縁部を残して前記凹溝に臨む2
    つの透孔が形成され一面側が前記他方のレールの一部と
    合わせて前記他方のレールをなす第2のスライダー用ボ
    ディとから構成し、相対向する第1、第2の2つの脚部
    を有する略環状の磁気ヘッドコアを有し、前記第1、第
    2の脚部を前記縁部及び前記2つの透孔の間に形成され
    た架橋部にそれぞれ臨ませて前記磁気ヘッドコアを第2
    のスライダー用ボディの側面部に接合し、前記縁部及び
    第1の脚部と、前記架橋部及び第2の脚部とにそれぞれ
    導線を巻いてコイルを形成させると共に、前記第1のス
    ライダー用ボディの一端側でかつ前記一対のレールの間
    の部分に、前記凹溝に連通し、前記第1のスライダー用
    ボディの他端側及び一方のレール側に延びる切欠を形成
    したことを特徴とする浮動型磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 切欠は、平面視略矩形であることを特徴
    とする請求項1記載の浮動型磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 切欠は、平面視第1のスライダー用ボデ
    ィの他端側になるに従って幅が短い階段状であることを
    特徴とする請求項1記載の浮動型磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 切欠は、平面視第1のスライダー用ボデ
    ィの他端側になるに従って幅が短くなる略V字状である
    ことを特徴とする請求項1記載の浮動型磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】 切欠は、平面視第1のスライダー用ボデ
    ィの他端側になるに従って幅が短い台形状であることを
    特徴とする請求項1記載の浮動型磁気ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記第1のスライダー用ボディの一端側
    でかつ一方のレールを形成した部分に、前記切欠に連接
    する補助切欠を形成したことを特徴とする請求項1ない
    し5のいずれかに記載の浮動型磁気ヘッド。
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