JPH09204404A - プラント制御装置 - Google Patents

プラント制御装置

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JPH09204404A
JPH09204404A JP1266896A JP1266896A JPH09204404A JP H09204404 A JPH09204404 A JP H09204404A JP 1266896 A JP1266896 A JP 1266896A JP 1266896 A JP1266896 A JP 1266896A JP H09204404 A JPH09204404 A JP H09204404A
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bus
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Toshiaki Baba
俊彰 馬場
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バスアービトレーション機能を持ったモジュ
ールをスロットから取り外しても、他のデータ授受に影
響を与えない。 【解決手段】 各入力端子BGINからモジュールにバ
スアービトレーション機能を有効にする信号を入力する
ようにし、左端のスロットA01の入力端子BGINをオ
ープンにし、他の後続のスロットA02、A03、A04の入
力端子BGINをそれぞれの前のスロットの内部で接地
された出力端子BGOUTに接続しておく。バスアービ
トレーション機能の優先順はスロットA01にあるが、ス
ロットA01のモジュールを抜くと、スロットA01の出力
端子BGOUTがオープンとなるので、バスアービトレ
ーション機能は、次のスロットA02に移る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、それぞれにCP
Uを持つ複数のモジュールが1つのバスを介して互いに
接続されるプラント制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラント制御装置には、それぞれにCP
Uを持つ複数のモジュール(カード)が1つのバスを介
して接続されてなるものがある。この種のプラント制御
装置では、モジュール間でデータ授受を行う場合、バス
が使用重複しないように、複数のモジュールからバス使
用の要求があったときに、これを調停し、1つのモジュ
ールに許可を与える必要がある(このバス使用の要求に
対し、調停、許可を与える機能をバスアービトレーショ
ン機能という)。このバスアービトレーション機能を有
するバスマスタとなり得るモジュールがどこかに1つ存
在しなければならない。従来では、このバスアービトレ
ーション機能は固定のスロットに挿入したモジュールが
行うようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のプラン
ト制御装置は、バスアービトレーション機能も持つモジ
ュールのスロットが固定であるので、そのスロットに挿
入されているモジュールを故障等の原因で外すことがで
きない。外してしまうと、そのバス上にバスアービトレ
ーション機能がなくなり、他のCPUモジュールがバス
を介してのデータのやり取りができなくなってしまい、
システム全体に影響を及ぼしてしまうからである。
【0004】この発明は上記問題点に着目してなされた
ものであって、バスアービトレーション機能を持ったモ
ジュールをスロットから取り外しても、他に影響を与え
ないプラント制御装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のプラント制御
装置は、それぞれにCPUを持つ複数のモジュールが1
つのバスを介して互いに接続されてなるものにおいて、
それぞれのモジュールにバスアービトレーション機能を
実行する手段を備え、かつバスアービトレーション機能
を実際に担当するモジュールを所定の優先順にしたがっ
て移動できるように構成している。
【0006】このプラント制御装置では、バスアービト
レーション機能を担当しているモジュールがスロットか
ら取り外されると、優先順にしたがって、次のモジュー
ルにバスアービトレーション機能の担当が移動するの
で、システム全体の動作に影響を与えることがない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態により、この発
明をさらに詳細に説明する。図1は、この発明が実施さ
れるプラント制御装置の概略構成を示すブロック図であ
る。このプラント制御装置は、それぞれにCPU3を内
蔵する複数のモジュール1-1、1-2、…、1-nが汎用の
VMEバス2を介して、互いに接続されて構成されてい
る。各モジュール1-1、1-2、…、1-nは、VMEバス
2を介して互いにデータの授受を行えるが、許可された
1つのデータ授受のみが可能であって、一度に複数のデ
ータ授受を行うことができない。バス2の使用要求が出
た場合、いずれのモジュールを許可するかは、複数のモ
ジュール1-1、1-2、…、1-nのうち、バスアービトレ
ーション機能を与えられたモジュールが管理する。
【0008】このプラント制御装置では、各モジュール
ともバスアービトレーション機能を担当する能力を備え
られており、いずれのモジュールにバスアービトレーシ
ョン機能が与えられるかは、あらかじめ優先順位が定め
られている。モジュール1-1、1-2、…、1-nは、それ
ぞれスロットに挿入されてシステム構成される。VME
バスは、各スロット間にデージーチェーンで接続される
端子を有している。具体的には、バスグラント信号が4
種類、割込み/アクノリッジ信号が1種類である。また
VMEバスの規格では、バスアービトレーションの方法
として、1種類のバスグラント信号のみで行う方法が提
案されている。したがって、この方法を用い、使用しな
いバスグラント信号をバスアービトレーション機能の移
動に利用している。
【0009】図2は、この発明の一実施形態プラント制
御装置の各スロットとデージーチェーン端子を示す図で
ある。ここでは、モジュールの数をn=4としたもので
あり、各モジュール1-1、…、1-4はスロットA01、A
02、A03、A04に挿入されている。図2においてBGI
N、BGOUTは、各スロットA01、…、A04のバスグ
ラント信号の入力端子と出力端子である。一番左端のス
ロットA01の入力端子BGINがオープンとされ、他の
スロットA02、A03、A04の入力端子BGINは、前
(左側)のスロットの出力端子のBGOUTに接続され
ている。
【0010】各スロット間には、バイパススイッチ
-1、4-2、4-3が設けられ、このバイパススイッチ4
-1、4-2、4-3の一方の端子が、それぞれの右側のスロ
ットの入力端子BGINに接続され、他方の端子がそれ
ぞれの右側のスロット出力端子BGOUTに接続されて
いる。図3は、上記実施形態プラント制御装置の各スロ
ットA01、…、A04のBGIN、BGOUT回路を示す
回路接続図である。図3において、入力端子BGINは
抵抗Rを介して電源+Vに接続されるとともに、マスタ
信号MS、つまりバスアービトレーション機能を有効に
するための信号をモジュールに入力するようになってい
る。
【0011】このプラント制御装置において、モジュー
ル1-1、…、1-4がそれぞれスロットA01、…、A04
挿入されている場合は、スロットA01の入力端子BGI
Nがオープンなので、マスタ信号MSが「ハイ」レベル
であり、このスロットA01のモジュール1-1に、バスア
ービトレーション機能を有効にする信号が入力される。
しかし、他のスロットA02、A03、A04の入力端子BG
INは、それぞれの前のスロットの出力端子に接続され
ているので、入力端子BGINは「ロー」レベルであ
り、これらのスロットのモジュールには、バスアービト
レーション機能を有効にする信号が入力されない。した
がってこの状態では、スロットA01のモジュール1-1
バスアービトレーション機能を担当することになる。
【0012】この状態で、スロットA01のモジュール1
-1を取り外すと、スロットA01の出力端子BGOUTが
オープンとなるので、したがってスロットA02の入力端
子BGINがオープンとなり、スロットA02のマスタ信
号が「ハイ」となるので、このスロットA02のモジュー
ル1-2に、バスアービトレーション機能を有効にする信
号が入力され、モジュール1-2がバスアービトレーショ
ン機能を担当することになる。4つのモジュール1-1
…、1-4が、それぞれスロットA01、…、A04に挿入さ
れている状態から、もし仮にスロットA03のモジュール
-3を取り外すと、スロットA01とスロットA04の入力
端子BGINがオープンとなり、バスアービトレーショ
ン機能を担当するモジュールが2つとなる不都合が生じ
る。そのため、左端と右端の間のスロットA02、A03
モジュール1-2、1-3に設けたバイパススイッチ4-1
-2を取り外したモジュールに対応してオンしておく。
これにより、例えばスロットA03のモジュール1-3を取
り外しても、スロットA04の入力端子BGINは、スロ
ットA03の出力端子、バイパススイッチ4-2、スロット
03の入力端子BGINを介してスロットA02の出力端
子に接続され、ローレベルとなるので、バスアービトレ
ーション機能を担当するモジュールが2つとなることは
ない。
【0013】なお、上記実施形態でバスとしてVMEバ
スを使用する場合について説明したが、他の形式のバス
であっても、上記図2で示したと同様のデージーチェー
ンを持たせることにより、同様にバスアービトレーショ
ン機能を優先順にしたがって移動させることができる。
また、バスグランド信号を利用せず、ユーザ開放端子を
利用してもよい。
【0014】
【発明の効果】この発明によれば、バスアービトレーシ
ョン機能を実際に担当するモジュールを所定の優先順に
したがって移動できるようにしたので、バスアービトレ
ーション機能を有したモジュールもバスから取り外すこ
とができ、保管上、非常に便利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が実施されるプラント制御装置の概略
構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施形態プラント制御装置のスロ
ットとデージーチェーン端子を示す図である。
【図3】同実施形態プラント制御装置の各スロットのB
GIN、BGOUT回路を示す回路接続図である。
【符号の説明】
01、…、A04 スロット BGIN 入力端子 BGOUT 出力端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれにCPUを持つ複数のモジュール
    が1つのバスを介して互いに接続されてなるプラント制
    御装置において、 それぞれのモジュールにバスアービトレーション機能を
    実行する手段を備え、かつバスアービトレーション機能
    を実際に担当するモジュールを所定の優先順にしたがっ
    て移動できるように構成したことを特徴とするプラント
    制御装置。
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