JPH0920425A - ストッカー装置 - Google Patents

ストッカー装置

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JPH0920425A
JPH0920425A JP21014895A JP21014895A JPH0920425A JP H0920425 A JPH0920425 A JP H0920425A JP 21014895 A JP21014895 A JP 21014895A JP 21014895 A JP21014895 A JP 21014895A JP H0920425 A JPH0920425 A JP H0920425A
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Naomasa Tsuritani
尚正 釣谷
Tadayoshi Teramoto
忠義 寺本
Nobutaka Tsubota
信孝 坪田
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KYOTO SEISAKUSHO KK
Yakult Honsha Co Ltd
Kyoto Seisakusho Co Ltd
Toho Shoji KK
Original Assignee
KYOTO SEISAKUSHO KK
Yakult Honsha Co Ltd
Kyoto Seisakusho Co Ltd
Toho Shoji KK
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  • Relays Between Conveyors (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 後工程側の稼働率を低下させるのを防止でき
るストッカー装置を提供する。 【構成】 空のトレイ10内に前工程側からスプーン
(被処理物)20が導入される導入ステーション5と、
トレイ10内から後工程側にスプーン20が導出される
導出ステーション6と、包装ラインと交差する鉛直方向
に配設され、複数のストックステーションを有するスト
ック部9を昇降自在に支持するストッカー装置本体8
と、ストック部9を移動させる駆動装置30と、導入,
導出ステーション5,6と受渡しステーション7との間
でトレイ10の受渡しを行うエアシリンダ40,50
と、ストック部9の一端側にスプーン入りのトレイ10
が、他端側に空のトレイ10が配置されるよう、駆動装
置30およびエアシリンダ40,50を駆動制御する制
御部70とからストッカー装置2を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、処理ラインの処理途中
で被処理物を一時的にストックしておくためのストッカ
ー装置に関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】例えば商品包装ラインに
おいて、前工程側(商品供給機側)と後工程側(包装機
側)との間の処理速度の違いを調整するために、包装処
理される商品を一時的にストックしておくためのストッ
カー装置が設けられている。
【0003】このようなストッカー装置は、一般に、前
工程側から商品が導入される導入ステーションと、導入
された商品を収納するための複数段の棚板等で構成され
た装置本体と、後工程側に商品を導出する導出ステーシ
ョンとから構成されており、導入ステーションに導入さ
れた商品が、装置本体内の棚板等を移動して、そのまま
導出ステーションに導出されるようになっている。
【0004】その一方、成形スプーンやストロー等の商
品を包装する商品包装ラインにおいては、これらのスプ
ーンやストローが一般に小形であるため、これらをトレ
イ等の容器内に収納した状態でストッカー装置内に収納
した方が取扱いがし易い場合が多い。
【0005】ところが、この場合には、導出ステーショ
ンにおいて、商品が取り出された後に空の容器が残るこ
とになるため、この空の容器の後処理が必要になり、こ
のような後処理を効率よく行わなければ、後工程側の稼
働率を低下させることにもなる。
【0006】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、後工程側の稼働率を低下させるのを防
止できるストッカー装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るス
トッカー装置は、被処理物に所定の処理を施す処理ライ
ンの途中に設けられ、その前工程側と後工程側との間の
処理速度の違いを調整すべく、被処理物を一時的にスト
ックしておくためのストッカー装置であって、前記前工
程を経た被処理物が空の容器内に導入される導入ステー
ションと、前記導入ステーションとの間に所定の間隔を
隔てて配置され、被処理物が収納された容器内から被処
理物が前記後工程側に導出される導出ステーションと、
前記導入ステーションと前記導出ステーションとの間に
おいて処理ラインと交差する方向に配設され、被処理物
が収納された容器および空の容器をストックするための
複数のストックステーションを有するストック部を移動
自在に支持するストッカー装置本体と、前記ストック部
を前記ストッカー装置本体内で移動させる移動手段と、
前記各ストックステーションのうち前記導入,導出ステ
ーションと対向する位置に配置される容器受渡しステー
ションと前記導入,導出ステーションとの間で容器の受
渡しを行う受渡し手段と、被処理物が収納された容器が
前記ストック部の一端側に配置され、空の容器が前記ス
トック部の他端側に配置されるよう、前記移動手段およ
び受渡し手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴
としている。
【0008】請求項2の発明に係るストッカー装置は、
請求項1において、前記処理ラインが水平方向に配設さ
れるとともに、前記ストッカー装置本体が鉛直方向に配
設されていることを特徴としている。
【0009】請求項3の発明に係るストッカー装置は、
請求項1において、前記受渡し手段の少なくともいずれ
か一方が、そのピストンロッド先端にフック状の係止部
を有するシリンダで構成されるとともに、前記各容器の
端部に、該係止部が係合し得る係合凹部が形成されてい
ることを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明に係るストッカー装置によれば、導入ス
テーションに載置された空の容器内に前工程を経た被処
理物が導入されて該容器が満杯になると、受渡し手段
が、この導入ステーションの容器をストック部の容器受
渡しステーションに移動させる。
【0011】次に、制御手段の制御により、移動手段が
ストック部を移動させ、ストック部の各ストックステー
ションのうち空の容器がストックされたストックステー
ションを容器受渡しステーションに移動させる。この状
態から、受渡し手段が、容器受渡しステーションの空の
容器を導入ステーションに移動させる。同様の動作を繰
り返すことにより、被処理物が収納された容器をストッ
ク部の一端側に配置させる。
【0012】その一方、導出ステーションに載置された
被処理物入りの容器内から被処理物が後工程側に導出さ
れて該容器が空になると、受渡し手段が、この導出ステ
ーションの空の容器をストック部の容器受渡しステーシ
ョンに移動させる。
【0013】次に、制御手段の制御により、移動手段が
ストック部を移動させ、ストック部の各ストックステー
ションのうち被処理物を収納する容器がストックされた
ストックステーションを容器受渡しステーションに移動
させる。この状態から、受渡し手段が、容器受渡しステ
ーションの被処理物入り容器を導出ステーションに移動
させる。同様の動作を繰り返すことにより、空の容器を
ストック部の他端側に配置させる。
【0014】この場合には、導出ステーションに残った
空の容器がストック部内に再びストックされることにな
るので、このような空の容器の後処理を効率よく行え、
後工程側の稼働率の低下を防止できる。
【0015】しかも、ストック部の一端側に被処理物入
りの容器が、ストック部の他端側に空の容器が配置され
るので、ストック部から導出ステーションへの被処理物
入り容器の移動、およびストック部から導入ステーショ
ンへの空容器の移動をスムーズに行うことができ、後工
程側の稼働率を低下させることなく、後工程側に被処理
物を効率よく供給することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1ないし図11は本発明の一実施例による
ストッカー装置を説明するための図であり、図1は本実
施例装置が採用された商品包装ラインの平面概略図、図
2はその正面図、図3は図1のIII 矢視図、図4は図3
のIV矢視図、図5は図3の一部拡大図、図6は図3(ま
たは図5)のVI矢視図、図7は本実施例装置の制御部の
概略ブロック図、図8ないし図11は本実施例装置の動
作を説明するための模式図である。
【0017】この商品包装ラインは、樹脂製の成形スプ
ーンをフィルム包装するための包装ラインであって、図
1および図2に示すように、前工程側の成形機1から導
入される成形スプーンを一時的にストックするためのス
トッカー装置2と、ストッカー装置2の後工程側に配置
された包装機3と、ストッカー装置2内にストックされ
たスプーン20を包装機3に供給するための供給機4と
から構成されており、包装ライン全体が平面視略L字状
に形成されている。
【0018】ストッカー装置2は、成形スプーンが導入
される空のトレイ(容器)10が載置された導入ステー
ション5と、導入ステーション5との間に所定の間隔を
隔てて配置され、供給機4により導出されるスプーン2
0を収納するトレイ10が載置された導出ステーション
6と、導入ステーション5および導出ステーション6の
間に配置され、各ステーション5,6との間でトレイ1
0の受渡しが行われる受渡しステーション7とを有して
いる。
【0019】受渡しステーション7は、通常は、トレイ
10が載置されていない空きのステーションなので、図
1では二点鎖線で示している。受渡しステーション7
は、この商品包装ラインと交差する鉛直方向(図1紙面
垂直方向)に配設された装置本体8の内部に配置されて
いる。また装置本体8内には、スプーンが収納されたト
レイおよび空のトレイを混在状態でストックするストッ
ク部(後述)が昇降可能に設けられている。
【0020】包装機3は、スプーンを上下2枚のフィル
ム内に密封するものであって、下側のフィルムが繰り出
される下リール12と、上側のフィルムが繰り出される
上リール13と、スプーンを挟み込んだ状態で上下のフ
ィルムを巻き取るメインローラ14と、上下のフィルム
を加熱シールするためのシールローラ15,16と、フ
ィルムにミシン目を入れるためのミシン目加工部17
と、フィルムを所定の長さごとに切り離すためのカット
ローラ18とから主として構成されている。また、包装
機3の製品搬出側には搬出コンベヤ19が配置されてい
る。
【0021】供給機4は、無端ベルト21により往復動
可能に構成されており、スプーン20を吸着保持するた
めの吸着パッド22が下端に取り付けられた吸着保持部
23を有している。また、供給機4および包装機3間に
は、ベルトコンベア24が配設されており、供給機4に
よりストッカー装置2から取り出されたスプーン20
が、このベルトコンベア24を通って、包装機3のメイ
ンローラ14に供給されるようになっている。
【0022】次に、ストッカー装置2の詳細について図
3ないし図7を用いて説明する。図3および図4に示す
ように、ストッカー装置2は、上下方向(鉛直方向)に
延びる箱状の装置本体(ストックタワー)8を有してい
る。装置本体8の内部には、トレイ10をストックする
ための複数段の棚板25が上下方向に配設された箱状の
ストック部9が設けられている。これら複数段の棚板2
5により、複数のストックステーションが形成されてい
る。
【0023】ストック部9の上,下部には、側方に張り
出す張出部26,27がそれぞれ取り付けられており、
該各張出部26,27には各々一対のローラ28,29
がそれぞれ所定間隔を隔てて回転自在に設けられてい
る。
【0024】一方、装置本体8内にはガイドレール39
が上下方向に配設されており、各ローラ28,29は、
それぞれガイドレール39を両側方から挟持している。
この構成により、ストック部9がガイドレール39に沿
って上下方向に移動し得るようになっている。
【0025】装置本体8には、ストック部9を移動させ
るための駆動装置30が設けられている。この駆動装置
30は、装置本体8の上部に配置されたサーボモータ3
1と、その回転軸端にカップリング32を介して連結さ
れ、サーボモータ31により回転駆動される一対のスプ
ロケット33と、装置本体8の下部に配置された一対の
スプロケット34と、各スプロケット33,34間に巻
き掛けられた一対のチェーン35とから構成されてお
り、該チェーン35の一端はストック部9の張出部26
に、他端は張出部27にそれぞれ係止されている。ま
た、チェーン35には、ストック部9の移動を円滑に行
わせるためのバランスウエイト36が取り付けられてい
る。
【0026】導入ステーション5および導出ステーショ
ン6はテーブル38上に設けられている。このテーブル
38上には、図5および図6に示すように、導入ステー
ション5と受渡しステーション7との間でトレイ10の
受渡しを行うためのエアシリンダ40が設けられてい
る。
【0027】また、テーブル38上には、エアシリンダ
40のピストンロッド41の伸退方向と平行に一対のガ
イド軸42,43が配設されている。また各ガイド軸4
2,43上には、その下面に取り付けたボールブッシュ
44,45を介して各ガイド軸42,43上をスライド
自在に支持されたスライドプレート46が配置されてい
る。
【0028】このスライドプレート46の下面には、平
面視略L字状の係止フック47,48が取り付けられて
いる。これらの係止フック47,48は、トレイ10の
一端側に形成された係合凹部10a,10bに、上下方
向の相対移動が可能な状態でそれぞれ係合している。エ
アシリンダ40のピストンロッド41の先端は、回動自
在に連結された連結部材49を介してスライドプレート
46に連結されている。
【0029】同様に、テーブル38上には、導出ステー
ション6と受渡しステーション7との間でトレイ10の
受渡しを行うためのエアシリンダ50が設けられるとと
もに、該エアシリンダ50のピストンロッド51の伸退
方向と平行に一対のガイド軸52,53が配設されてい
る。各ガイド軸52,53上には、ボールブッシュ5
4,55を介してスライドプレート56がスライド自在
に設けられている。
【0030】スライドプレート56の下面には、係止フ
ック57,58が取り付けられ、これらの係止フック5
7,58は、トレイ10の他端側に形成された係合凹部
10c,10dに、上下方向の相対移動が可能な状態で
それぞれ係合している。エアシリンダ50のピストンロ
ッド51先端は、回動自在に連結された連結部材59を
介してスライドプレート56に連結されている。なお、
テーブル38上には、それぞれ各エアシリンダ40,5
0の後退端を規制するストッパ部材60,61が設けら
れている。
【0031】また、このストッカー装置2は、図7に示
すような制御部を備えている。この制御部70には、導
入,導出ステーション5,6におけるトレイ10の有無
を検出するためのセンサを含む各種センサ群71と、他
の入力部とが接続されている。また制御部70には、サ
ーボモータ31と、エアシリンダ40,50と、他の出
力部とが接続されている。
【0032】ストッカー装置2は制御部70によって制
御され、以下に説明するように動作する。まず、導入ス
テーション5との間でトレイ10の受渡しを行う場合に
ついて、図8および図9の模式図を用いて説明する。
【0033】これらの図において、a1,a2,a3,……,
10は、ストック部9内においてトレイ10をストック
するための各ストックステーションを示している。図8
では、導入ステーション5に対向するストックステーシ
ョンa4 には、トレイ10が載置されておらず、このス
トックステーションa4 が受渡しステーション7に相当
している。また図8は、導入ステーション5でスプーン
20が導入された複数(ここでは3個)のトレイ10が
ストック部9内にすでにストックされている状態を示し
ている。
【0034】成形機1(図1)で成形されたスプーン2
0が、導入ステーション5に載置された空のトレイ10
内に導入されて、トレイ10が満杯になると(図8参
照)、エアシリンダ40(図6)が駆動されてピストン
ロッド41が縮退し、これにより、ピストンロッド先端
に連結されたスライドプレート46がガイド軸42,4
3に沿ってピストンロッド41とともに移動する(図
5,図6一点鎖線参照)。
【0035】スライドプレート46の移動により、係止
フック47,48に係合しているトレイ10がストック
部9内の受渡しステーション7(ここではストックステ
ーションa4 )に移動する。
【0036】次に、駆動装置30(図3)のサーボモー
タ31が駆動され、ストック部9が1ピッチ分(隣り合
う各ストックステーション間の間隔分)だけ上昇する。
これにより、ストックステーションa5 が導入ステーシ
ョン5と対向する位置に移動する。
【0037】なお、このストック部9の上昇の際、ピス
トン40のピストンロッド41は縮退したままの状態に
あるが、ストックステーションa5 に載置された空のト
レイ10にも、各係止フック47,48が係合し得る同
様の係合凹部10a,10bが形成されているので、ス
トックステーションa5 が導入ステーション5と対向す
る位置まで移動したとき、ストックステーションa5
トレイ10の各係合凹部は、各係止フック47,48に
下方から係合する。
【0038】次に、エアシリンダ40が駆動されてピス
トンロッド41が伸長し、これにより、ストックステー
ションa5 のトレイ10が導入ステーション5に移動す
る。このトレイ10の移動の結果、導入ステーション5
と対向するストックステーションa5 にはトレイ10が
載置されていない状態となり、このストックステーショ
ンa5 が新たな受渡しステーション7となる(図9参
照)。この状態から、導入ステーション5において、空
のトレイ10内へのスプーン20の導入が再開される。
【0039】以下、同様の動作を繰り返すことにより、
スプーン20が収納されたトレイ10がストック部9の
一端側(ここでは上端側)に次々とストックされること
になる。
【0040】次に、導出ステーション6との間でトレイ
10の受渡しを行う場合について、図10および図11
の模式図を用いて説明する。これらの図においても同様
に、a1,a2,a3,……, a10はそれぞれストックステー
ションを示しており、図10において、導出ステーショ
ン6と対向するストックステーションa6 がここでの受
渡しステーション7に相当している。また図10は、導
出ステーション6でスプーン20が取り出されて空にな
った複数(ここでは4個)のトレイ10がストック部9
内にすでにストックされている状態を示している。
【0041】導出ステーション6に載置されたスプーン
20入りのトレイ10内からスプーン20が包装機3
(図2)側に導出されてトレイ10が空になると(図1
0参照)、エアシリンダ50(図6)が駆動されてピス
トンロッド51が縮退し、これにより、ピストンロッド
先端に連結されたスライドプレート56がガイド軸5
2,53に沿ってピストンロッド51とともに移動する
(図5,図6一点鎖線参照)。
【0042】スライドプレート56の移動により、係止
フック57,58に係合しているトレイ10がストック
部9内の受渡しステーション7(ここではストックステ
ーションa6 )に移動する。
【0043】次に、サーボモータ31が駆動されて、ス
トック部9が1ピッチ分だけ下降し、これにより、スト
ックステーションa5 が導出ステーション6と対向する
位置に移動する。
【0044】なお、このストック部9の下降の際、ピス
トンロッド51は縮退したままの状態にあるが、ストッ
クステーションa5 に載置されたトレイ10にも、各係
止フック57,58が係合し得る同様の係合凹部10
c,10dが形成されているので、ストックステーショ
ンa5 が導出ステーション6と対向する位置まで下降し
たとき、ストックステーションa5 のトレイ10の各係
合凹部は、各係止フック57,58に上方から係合す
る。
【0045】次に、エアシリンダ50が駆動されてピス
トンロッド51が伸長し、これにより、ストックステー
ションa5 のトレイ10が導出ステーション6に移動す
る。このトレイ10の移動の結果、導出ステーション6
に対向するストックステーションa5 にはトレイ10が
載置されていない状態となり、このストックステーショ
ンa5 が新たな受渡しステーション7となる(図11参
照)。この状態から、導出ステーション6において、ト
レイ10内からのスプーン20の導出が再開される。
【0046】以下、同様の動作を繰り返すことにより、
スプーン20が取り出された空のトレイ10がストック
部9の他端側(ここでは下端側)に次々とストックされ
ることになる。
【0047】このように本実施例によれば、導出ステー
ション6に残った空のトレイ10がストック部9内に再
びストックされることになるので、このような空のトレ
イ10の後処理を効率よく行え、後工程側の包装機3の
稼働率の低下を防止できる。しかも、この場合には、ス
トック部9の一端側にスプーン20入りのトレイ10
が、ストック部9の他端側に空のトレイ10が配置され
るので、ストック部9から導出ステーション6へのスプ
ーン入りトレイ10の移動、およびストック部9から導
入ステーション5への空のトレイ10の移動をスムーズ
に行うことができ、包装機3の稼働率を低下させること
なく、包装機3側にスプーン20を効率よく供給するこ
とができる。
【0048】また、導入,導出ステーション5,6と受
渡しステーション7との間でトレイ10の受渡しを行う
際には、エアシリンダ40,50の各ピストンロッド先
端に取り付けられた係止フック47,48および57,
58をトレイ10の各係合凹部10a,10bおよび1
0c,10dにそれぞれ係合させた状態で行うので、簡
単な構造でトレイ10の受渡しを円滑に行うことができ
る。
【0049】さらに、この場合には、ストック部9の昇
降の際に、各係止フック47,48,57,58と各係
合凹部10a,10b,10c,10dとの係合状態を
解除する必要がないので、受渡しステーション7でのト
レイ10の受渡しを一層円滑に行うことができる。
【0050】なお、前記実施例では、ストッカー装置本
体を鉛直方向に配設したことにより、装置全体の水平方
向の占有面積を小さくした例を示したが、本発明の適用
はこれに限定されず、ストッカー装置本体を水平方向に
配設することにより、装置全体の鉛直方向の占有面積を
小さくするようにしてもよい。さらに、前記実施例と異
なり、商品包装ラインを鉛直面内に配設するようにして
もよい。
【0051】また、前記実施例では、導入側および導出
側の受渡し手段としていずれもエアシリンダを用いた例
を示したが、このエアシリンダは、導入側,導出側のい
ずれか一方のみに採用するようにし、他方には、バキュ
ームパッドのような吸着パッドを用いるようにしてもよ
い。
【0052】さらに、前記実施例では、本発明がスプー
ン包装ラインに適用された例を示したが、本発明は、他
の商品包装ラインのみならず、たとえば金属加工ライン
や組立ラインにも同様に適用できるものである。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明に係るストッカー装
置によれば、導出ステーションに残った空の容器の後処
理を効率よく行えるので、後工程側の稼働率の低下を防
止できる効果がある。しかも、ストック部から導出ステ
ーションへの被処理物入り容器の移動、およびストック
部から導入ステーションへの空容器の移動をスムーズに
行えるので、後工程側の稼働率を低下させることなく、
後工程側に被処理物を効率よく供給できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるストッカー装置が採用
された商品包装ラインの平面概略図。
【図2】前記商品包装ラインの正面図。
【図3】図1のIII 矢視図。
【図4】図3のIV矢視図。
【図5】図3の一部拡大図。
【図6】図3(または図5)のVI矢視図。
【図7】前記実施例装置の制御部の概略ブロック図。
【図8】前記実施例装置の動作(導入ステーションと受
渡しステーションとの受渡し動作)を説明するための
図。
【図9】前記実施例装置の動作(導入ステーションと受
渡しステーションとの受渡し動作)を説明するための
図。
【図10】前記実施例装置の動作(導出ステーションと
受渡しステーションとの受渡し動作)を説明するための
図。
【図11】前記実施例装置の動作(導出ステーションと
受渡しステーションとの受渡し動作)を説明するための
図。
【符号の説明】
1 成形機(前工程側) 2 ストッカー装置 3 包装機(後工程側) 5 導入ステーション 6 導出ステーション 7 (容器)受渡しステーション 8 (ストッカー)装置本体 9 ストック部 10 トレイ(容器) 10a,10b 係合凹部 10c,10d 係合凹部 20 スプーン(被処理物,商品) 30 駆動装置(移動手段) 40,50 エアシリンダ(受渡し手段) 41,51 ピストンロッド 47,48 係止フック(係止部) 57,58 係止フック(係止部) 70 制御部(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺本 忠義 大阪市西成区玉出西1丁目16番5号 東邦 商事株式会社内 (72)発明者 坪田 信孝 京都市伏見区淀美豆町377番1号 株式会 社京都製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理物に所定の処理を施す処理ライン
    の途中に設けられ、その前工程側と後工程側との間の処
    理速度の違いを調整すべく、被処理物を一時的にストッ
    クしておくためのストッカー装置であって、 前記前工程を経た被処理物が空の容器内に導入される導
    入ステーションと、 前記導入ステーションとの間に所定の間隔を隔てて配置
    され、被処理物が収納された容器内から被処理物が前記
    後工程側に導出される導出ステーションと、 前記導入ステーションと前記導出ステーションとの間に
    おいて処理ラインと交差する方向に配設され、被処理物
    が収納された容器および空の容器をストックするための
    複数のストックステーションを有するストック部を移動
    自在に支持するストッカー装置本体と、 前記ストック部を前記ストッカー装置本体内で移動させ
    る移動手段と、 前記各ストックステーションのうち前記導入,導出ステ
    ーションと対向する位置に配置される容器受渡しステー
    ションと、前記導入,導出ステーションとの間で容器の
    受渡しを行う受渡し手段と、 被処理物が収納された容器が前記ストック部の一端側に
    配置され、空の容器が前記ストック部の他端側に配置さ
    れるよう、前記移動手段および受渡し手段を制御する制
    御手段と、を備えたストッカー装置。
  2. 【請求項2】 前記処理ラインが水平方向に配設される
    とともに、前記ストッカー装置本体が鉛直方向に配設さ
    れている、ことを特徴とする請求項1記載のストッカー
    装置。
  3. 【請求項3】 前記受渡し手段の少なくともいずれか一
    方が、そのピストンロッド先端にフック状の係止部を有
    するシリンダで構成されるとともに、前記各容器の端部
    に、該係止部が係合する係合凹部が形成されている、こ
    とを特徴とする請求項1記載のストッカー装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11116010A (ja) * 1997-10-09 1999-04-27 Ishikawajima Transport Machinery Co Ltd 物流倉庫搬送装置
JP2018065643A (ja) * 2016-10-18 2018-04-26 株式会社エヌテック 物品蓄積装置及び物品蓄積方法

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