JPH09203402A - 油圧制御装置 - Google Patents
油圧制御装置Info
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- JPH09203402A JPH09203402A JP8011156A JP1115696A JPH09203402A JP H09203402 A JPH09203402 A JP H09203402A JP 8011156 A JP8011156 A JP 8011156A JP 1115696 A JP1115696 A JP 1115696A JP H09203402 A JPH09203402 A JP H09203402A
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Abstract
制御しつつ、負荷圧力をも適切に制御し得る油圧制御装
置を提供する。 【解決手段】 油圧アクチュエータ101に対してタン
クT側とポンプP側を切り換え接続する三方制御弁10
2と、三方制御弁102を通過する同定流量を算出する
同定流量算出手段106と、操作器の操作量に基づいて
三方制御弁102を通過する流量指令値を算出する流量
指令値算出手段108と、前記同定流量と前記流量指令
値との偏差に基づいて前記負荷圧力に対する圧力指令値
を算出する圧力指令値算出手段109とを備えた。
Description
設機械等に搭載され、特に慣性の大きな負荷を駆動する
油圧アクチュエータの制御に適する油圧制御装置の改良
に関する。
圧力を制御する油圧制御装置としては、例えば図11に
示すようなものがある。
1により流量を制御する場合、比例電磁式流量圧力制御
弁91の弁開度Xを検出する変位センサ92と、弁の出
入口の圧力Pa、Pbを検出する圧力センサ93、94
とに基づき、流量演算回路95が圧力センサ93、94
の差圧(|Pa−Pb|)と変位センサ92の弁開度X
(すなわち、開口面積)から通過流量Qを演算し、この
流量Qが流量指令信号Qrに等しくなるように制御演算
回路96が弁開度指令信号Xrを制御回路97へ指令
し、制御回路97の指令信号Xrに基づいて図示しない
ソレノイドを励磁することにより流量圧力制御弁91は
所定の弁開度に駆動される。この流量圧力制御弁91で
は、流量Qが流量指令信号Qrより小さければ弁開度X
を増大させる一方、流量Qが流量指令信号Qrより大き
い場合には弁開度Xを減少させる。
ではなく、油圧アクチュエータの負荷圧力制御に使用す
る場合は、図12に示すように、流量圧力制御弁91の
負荷側はオリフィスを介してタンクTに接続され、検出
した出口圧Pbを制御演算回路96へフィードバックす
ることにより、出口圧Pbが圧力指令値Pbrより小さ
ければ弁開度Xを増大させる一方、出口圧Pbが圧力指
令値Pbrより大きい場合には弁開度Xを減少させる。
このようにして、負荷圧力を圧力指令値Pbrに正確に
一致させる。
従来の油圧制御装置においては、流量制御と圧力制御の
どちらか一方を行うことはできるものの、流量制御と圧
力制御を同時に行うことはできない。
に基づいて流量制御がなされるとき、負荷圧力は適切な
ものに制御される訳ではないため、指令値の設定操作に
よっては油圧アクチュエータの起動時や停止時等に負荷
圧力が過大となってしまったり、油圧アクチュエータの
急激な加減速がなされることがあったりするなど、操作
を著しく難しくしていた。
圧アクチュエータの流入または流出流量を制御しつつ、
負荷圧力をも適切に制御し得る油圧制御装置を提供する
ことを目的とする。
ように、ポンプPから油圧の供給を受けて負荷を駆動す
る油圧アクチュエータ101と、この油圧アクチュエー
タ101に対してタンクT側とポンプP側を切り換え接
続する三方制御弁102と、三方制御弁102の油圧ア
クチュエータ101側の負荷圧力を検出する負荷圧力検
出手段103と、三方制御弁102のポンプP側の供給
圧力を検出する供給圧力検出手段104と、三方制御弁
102の開度を検出する開度検出手段105と、これら
の検出信号から三方制御弁102を通過する同定流量を
算出する同定流量算出手段106と、操作器の操作量を
検出する操作量検出手段107と、前記操作量に基づい
て三方制御弁102を通過する流量指令値を算出する流
量指令値算出手段108と、前記同定流量と前記流量指
令値との偏差に基づいて前記負荷圧力に対する圧力指令
値を算出する圧力指令値算出手段109と、検出された
前記負荷圧力と前記圧力指令値との偏差に基づいて三方
制御弁102の開度指令値を算出する開度指令値算出手
段110と、この開度指令値に基づいて三方制御弁10
2の弁スプールを駆動する弁スプール駆動手段111と
を備えた。
出される操作器の操作量にしたがって、流量指令値算出
手段108によって流量指令値が算出され、この流量指
令値と、負荷圧力検出手段103、供給圧力検出手段1
04、開度検出手段105からの検出結果に基づいて同
定流量検出手段106が算出する同定流量(三方制御弁
102の通過流量)との偏差に基づいて、圧力指令値算
出手段109によって圧力指令値が設定される。この圧
力指令値に応じて開度指令値算出手段110が算出する
開度指令値によって、弁スプール駆動手段111が三方
制御弁の弁開度を制御する。このため、三方制御弁10
2の通過流量を操作器の操作量にしたがった適切なもの
に制御していながらも、負荷圧力をも適切な範囲内のも
のに制御し得る。
明の実施の形態について説明する。
す。
て油圧シリンダ10が備えられ、これは、ポンプPの作
動油の供給を受けて作動し、負荷Wを駆動する。この油
圧シリンダ10への作動油の供給回路には、三方制御弁
11が介装される。
位に応じて弁ポジションa、b、c、dをとり得るよう
になっており、油圧アクチュエータ10に連通する負荷
ポート3(以下、Cポート3と言う)を、タンクTに連
通するタンクポート5(以下、Tポート5と言う)また
はポンプPに連通するポンプポート7(以下、Pポート
7と言う)に切り換え接続するものである。
ポジションであり、この弁ポジションでは、Cポート
3、Tポート5、Pポート7はすべてブロックされる。
したがって、三方制御弁11を通じての作動油の流れは
生じず、Cポート3の負荷圧は保持され続ける。
ータ10のメータアウト制御時に、油圧アクチュエータ
10側からタンクT側へと作動油が戻されるときの弁ポ
ジションである。この弁ポジションbでは、スプール1
5の摺動位置によりCポート3からTポート5への連通
開口面積が調節され、Cポート3の圧力を制御し得るよ
うになっている。
タ10の中立状態における弁ポジションであり、電源オ
フではないものの油圧アクチュエータ10を一時的に停
止させるようなときに用いられる。ここでは、Pポート
5はブロックされると同時に、Cポート3とTポート5
の間にはチェック弁13が介装され、Cポート3からT
ポート5への作動油の逆流が防止される。この結果、負
荷圧は保持され、油圧アクチュエータ10は停止状態が
保たれる。
エータ10のメータイン制御時に、ポンプP側から油圧
アクチュエータ10側に作動油が供給されるときの弁ポ
ジションである。この弁ポジションでは、Pポート7か
らの作動油がチェック弁13を押し広げてCポート3へ
と流れ込み得るようになっている。また、Cポート3か
らTポート5に対してもオリフィス14を介してブリー
ド流量が生じるようになっている。
が形成され、この段付き部16により小受圧面積室17
と大受圧面積室18とが画成される。小受圧面積室17
にはポンプPからの吐出圧が直接に伝達されるのに対し
て、大受圧面積室18にはパイロットバルブ21により
ポンプ吐出圧を調整した調整圧が伝達され、これらの圧
力による力と、スプリング19からの作用力とのバラン
スに応じてスプール15が変位するようになっている。
1の開度(スプール15のストローク変位)は、ストロ
ークセンサ23により検出される。また、圧力センサ2
5により油圧アクチュエータ10の負荷圧力が検出さ
れ、圧力センサ27によりポンプPの吐出圧が検出され
るようになっている。
入力され、コントローラ30はこれらに基づいて三方制
御弁11を通過する同定流量を演算する。また、コント
ローラ30には、操作者による操作器32の操作量に対
応した操作信号も入力される。
算出された同定流量と、操作器32の操作量から決定さ
れる流量指令値との偏差に基づいて、油圧アクチュエー
タ10の負荷圧力に対する圧力指令値が決定され、この
圧力指令値に基づいて、三方制御弁11に対する開度指
令値が決定される。このため、本発明では流量制御を行
いつつも、負荷圧力が適切なものに保たれ、流量制御の
過渡期においても、急激な負荷圧力の上昇が防止され
る。
駆動は、パイロットバルブ駆動回路33によりパイロッ
トバルブ21を介してなされる。すなわち、パイロット
バルブ駆動回路33は、コントローラ30からの開度指
令値に基づいて、パイロットバルブ21を駆動して三方
制御弁11の開度を制御する。
図2のブロック図を参照しながらさらに詳しく説明す
る。
作器信号入力手段91、圧力センサ入力手段92、変位
センサ入力手段93、流量演算手段94、開度範囲設定
手段95、流量指令値算出手段96、圧力指令値算出手
段97、および開度指令値算出手段98から構成されて
いる。
ハンドル操作するのにしたがって、油圧シリンダ10へ
の油圧の供給が行われるが、このとき操作器32の操作
量Stが操作器信号入力手段91に取り込まれるととも
に(図13の操作量検出手段107に相当)、圧力セン
サ25によって油圧シリンダ10の負荷圧力Pgが、ま
た圧力センサ27によってポンプPの供給圧力Psがそ
れぞれ検出され(図13の負荷圧力検出手段103、供
給圧力検出手段104に相当)、さらにストロークセン
サ23によって三方制御弁11の開度Xが検出され(図
13の開度検出手段105に相当)、これらの検出結果
が圧力センサ入力手段92、変位センサ入力手段93に
取り込まれる。
三方制御弁11のPポート7の圧力(供給圧力Ps)と
Cポート3の圧力(負荷圧力Pg)との差圧平方根ΔP
11/2(ただしΔP1=Ps−Pg)と、これらのポー
ト間の連通開口面積Ax1から求められるPポート7か
らCポート3へと流れる作動油の流量QPCから、Cポー
ト3の圧力PgとTポート5の圧力Ptとの差圧ΔP2
1/2(ただしΔP2=Pg−Pt)と、これらのポート
の間の連通開口面積Ax2から求められるCポート3か
らTポート5へと流れる作動油の流量QCT(前記ブリー
ド流量を含む)を差し引いたものとして、三方制御弁1
1を通過する同定流量Qidを演算する(図13の同定
流量算出手段106に相当)。
量QPCは、 QPC=(2/ρ)1/2Cd1・Ax1・(ΔP1)1/2 であり、またCポート3とTポート5間の流量QCTは、 QCT=(2/ρ)1/2Cd2・Ax2・(ΔP2)1/2 であり、同定流量Qidは、 Qid=QPC−QCT となる。ここで、ρは作動油の流体密度、Cd1、Cd
2は流量係数である。
口面積Ax1、およびCポート3とTポート5間の連通
開口面積Ax2は、三方制御弁11の開度Xから計算さ
れる。また、Tポート5の圧力Ptは、大気圧に解放さ
れているもの(したがってPt=0)として計算すれば
よい。
弁11に対する開度指令値SIGの範囲を制限するため
に、この同定流量Qidと操作量Stから、スプール変
位上限値LMAXと、スプール変位下限値LMINを、
つぎのように場合分けをして算出する。
作量Stも略ゼロであるときには、スプール変位上限値
LMAXとスプール変位下限値LMINはともにポジシ
ョンcの位置とポートと定められる。すなわち、このと
きには弁スプール15はポジションcの位置以外はとり
得ず、総てのポートがブロックされた状態となる。
ータイン制御の場合)には、スプール変位上限値LMA
Xはポジションdで最大開度の位置と、またスプール変
位下限値LMINはポジションdで最小開度の位置と定
められる。
ータアウト制御の場合)には、スプール変位上限値LM
AXはポジションbで最小開度の位置と、またスプール
変位下限値LMINはポジションbで最大開度の位置と
定められる。開度指令値SIGは、このように設定され
たスプール変位上限値LMAXとスプール変位下限値L
MINの範囲内に収まるように修正される。
算出手段96内にあらかじめ記憶されている関数G1に
基づいて流量指令値Qcomが算出される(図13の流
量指令値算出手段108に相当)。
ものである。ここでは、流量指令値Qcomがその限界
値に至るまで、操作量Stに比例して増大するような関
数G1が採用されている。
と同定流量Qidとの偏差(Qcom−Qid)に基づ
いて、圧力指令値算出手段97は、負荷圧力に対する圧
力指令値Pcomを制御補償量として演算する(図13
の圧力指令値算出手段109に相当)。
関数G2は、例えば図5に示すようなものである。これ
によれば、同定流量Qidが流量指令値Qcomより小
さいとき(すなわち、Qcom−Qid>0のとき)に
は、その偏差(Qcom−Qid)が大きくなるほど圧
力指令値Pcomが大きくなる。この圧力指令値Pco
mに負荷圧力を制御することで、三方制御弁11の通過
流量は流量指令値Qcomに近づいて行く。ただし、圧
力指令値Pcomには上限値PcomMAXが定めら
れ、同定流量Qidを流量指令値Qcomに近づける過
渡状態においても、負荷圧力が過大となってしまわない
ようにする。
mより大きいとき(すなわち、Qcom−Qid<0の
とき)には、圧力指令値Pcomはゼロとなる。この圧
力指令値Pcomに負荷圧力を制御することで、三方制
御弁11の通過流量は流量指令値Qcomに近づいて行
く。なお、同定流量Qidが流量指令値Qcomと一致
しているときには、所定の圧力Pcom0を圧力指令値
として制御する。
かじめ記憶されている関数G3に基づいて、この圧力指
令値Pcomに実際の負荷圧力Pgが一致するように三
方制御弁11に対する開度指令値SIGを演算する。こ
の演算には、例えば比例積分演算関数が使用され、圧力
指令値Pcomと負荷圧力Pgとの偏差に応じて、制御
補償量として開度指令値SIGが決定される(図13の
開度指令値算出手段110に相当)。
設定されているスプール変位上限値LMAXおよびスプ
ール変位下限値LMINの範囲内に収まるように修正さ
れる。すなわち、SIG>LMAXのときにはSIG=
LMAXと、またSIG<LMINのときにはSIG=
LMINとする。
IGと三方制御弁11の実際の開度Xとの偏差を解消す
るように、三方制御弁11の弁スプール15がパイロッ
トバルブ駆動回路33によってフィードバック制御され
る(図13の弁スプール駆動手段に相当)。
11の通過流量を操作器32の操作量にしたがった適切
なものに制御するとともに、負荷圧力Pgをも適切な範
囲内のものとなるように制御し得る。したがって、本発
明を油圧アクチュエータのメータイン制御に適応したと
きには、ショックの少ない油圧アクチュエータの起動が
行え、また油圧アクチュエータのメータアウト制御に適
応したときには、油圧アクチュエータのスムーズな停止
を行い得る。
(G1)、圧力指令値Pcomを決定する関数(G
2)、および開度指令値SIGを決定する関数(G3)
は、コントローラ30内で変更できるので、油圧アクチ
ュエータの用途に応じて、制御特性の変更が容易におこ
なえる。さらに、この制御特性の変更は制御中であって
も可能であるので、油圧アクチュエータの動作中であっ
ても種々の環境の変化に適切に対応できる。
す。この図6の実施の形態は、例えば建設機械の旋回用
モータとしての油圧モータ60の供給側と排出側回路
に、本発明の油圧制御装置をそれぞれ介装し、油圧モー
タ60の回転を可逆的に制御するものである。
は、第1の回路51および第2の回路52が接続してい
る。また、第1の回路51と第2の回路52には、それ
ぞれ第1の三方制御弁61と第2の三方制御弁62とが
介装される。
方制御弁61をメータイン側、第2の三方制御弁62を
メータアウト側とする右旋回モード(このとき作動油は
第1の回路51から第2の回路52へと流れる)と、第
2の三方制御弁62をメータイン側、第1の三方制御弁
61をメータアウト側とする左旋回モード(このとき作
動油は第2の回路52から第1の回路51へと流れる)
とが選択される。
れぞれオーバーロードリリーフ弁53、54が接続さ
れ、第1の回路51または第2の回路52の負荷圧力が
リリーフ圧を超えたときには、その高圧をもう一方の回
路52または51に逃がし得るようになっている。ま
た、回路51、52はチェック弁55、56を介してタ
ンクと接続され、回路51、52内に負圧が生じたとき
には、作動油がチェック弁51、52を押し開いて流れ
込むようになっている。
態における三方制御弁11と同じものである。また、こ
れらの三方制御弁61、62を通過する流量は、第1の
実施の形態における場合と同様に、コントローラ30に
おいてそれぞれ同定流量Qid1、Qid2として演算
される。なお、三方制御弁61、62の開度(弁スプー
ル65、66のストローク変位)は、それぞれストロー
クセンサ73、74により検出される。また、圧力セン
サ75、76により、第1の回路51と第2の回路52
の負荷圧力がそれぞれ検出され、さらに圧力センサ77
によりポンプPの吐出圧も検出される。
制御弁61、62を通過する同定流量Qid1、Qid
2と、操作器82の操作量Stにしたがって決定される
流量指令値Qcom1、Qcom2との偏差(Qcom
1−Qid1)、(Qcom2−Qid2)に基づい
て、第1の回路51の負荷圧力と第2の回路52の負荷
圧力に対する圧力指令値Pcom1、Pcom2がそれ
ぞれ決定される。なお、流量指令値Qcom1、Qco
m2を決定する関数の一例F1、F2をそれぞれ図7、
図9に、また、圧力指令値Pcom1、Pcom2を決
定する関数の一例F3、F4をそれぞれ図8、図10に
示した。
Pcom2に応じて三方制御弁61および62に対する
開度指令値がそれぞれ決定され、これらに基づいて、弁
スプール65、66が、パイロットバルブ駆動回路8
3、84によりパイロットバルブ71、72を介して駆
動されることで、三方制御弁61、62を実際に通過す
る流量を、それぞれの流量指令値Qcom1、Qcom
2に近づけるフィードバック制御が行われる。
弁スプール65、66のスプール変位上限値LMAXと
スプール変位下限値LMINはつぎのように定められ
る。
idが略ゼロで、かつ操作量Stも略ゼロであるときに
は、三方制御弁61、62のスプール変位上限値LMA
Xとスプール変位下限値LMINはともにポジションc
の位置とポートと定められる。
油圧モータ60が右旋回するように操作されていると
き)には、三方制御弁61のスプール変位上限値LMA
Xはポジションdで最大開度の位置と、またスプール変
位下限値LMINはポジションdで最小開度の位置と定
められる。一方、三方制御弁62のスプール変位上限値
LMAXはポジションbで最小開度の位置と、またスプ
ール変位下限値LMINはポジションbで最大開度の位
置と定められる。
油圧モータが左旋回するように操作されているとき)に
は、スプール変位上限値LMAXはポジションbで最小
開度の位置と、またスプール変位下限値LMINはポジ
ションbで最大開度の位置と定められる。一方、三方制
御弁62のスプール変位上限値LMAXはポジションd
で最大開度の位置と、またスプール変位下限値LMIN
はポジションdで最小開度の位置と定められる。
回させるときには、つぎのように作用する。
0)から、レバー操作により操作量St=St(1)と
したとすると、図7に示すように、三方制御弁61側の
流量指令値Qcom1=Q1である。このとき、三方制
御弁61側の同定流量Qid1=0であるから、偏差
(Qcom1−Qid1)=Q1となり、図8に示すよ
うに、三方制御弁61側の圧力指令値Pcom1=P1
となる。
側の流量指令値Qcom1=−Q1であり、同定流量Q
id2=0であるから、偏差(Qcom2−Qid2)
=−Q1となり、図10に示すように、三方制御弁62
側の圧力指令値Pcom2=P2となる。
で、油圧モータ60は右旋回加速を始める。この加速に
したがって三方制御弁61の通過流量が変化し、偏差
(Qcom−Qid1)は小さくなって行くため、図8
にしたがってPcom1は小さくなって行き、Qid1
=Qcomとなって定常旋回となる。
るときには、つぎのように作用する。
より、操作量St=St(1)からSt=0とされ、図
7に示すように、三方制御弁61側の流量指令値Qco
m1=0となる。このとき、油圧モータ60は右旋回を
しており、三方制御弁61の同定流量Qid1=Q1で
あり、偏差(Qcom1−Qid1)=−Q1となるの
で、図8に示すように、圧力指令値Pcom1=P2で
ある。
側の流量指令値Qcom2=0となるが、三方制御弁6
2側の同定流量Qid2=−Q1なので、偏差(Qco
m2−Qid2)=Q1となり、図10に示すように、
圧力指令値Pcom2=P3となる。
で、油圧モータ60は右旋回状態から減速を始め、三方
制御弁62の通過流量が変化して、偏差(Qcom2−
Qid2)が小さくなるにしたがって、図10に示すよ
うに、圧力指令値Pcom2は小さくなって行き、やが
て、同定流量Qid2=0となって油圧モータ60は停
止する。
82のレバーを逆方向にまで操作したときには、つぎの
ように作用する。
に操作されたとすると、操作量Stは負となるので、三
方制御弁62はポジションdの範囲内に移動制限され
る。このとき、負荷の慣性により第2の回路52には圧
力が立つが、三方制御弁62内のチェック弁の作用によ
り作動油は流れず、油圧モータ60の旋回が停止するま
で、作動油は第2の回路52からオーバーロードリリー
フ弁54を通って第1の回路51へと流れる。このオー
バーロードリリーフ弁54による圧損によりエネルギー
が消費されて油圧モータ60は減速後停止する。
方制御弁61側の流量指令値Qcom1=−Q1である
が、同定流量Qid1=0であるので、偏差(Qcom
1−Qid1)=Q1となり、図8に示すように,圧力
指令値Pcom1=P2となる。
の流量指令値Qcom2=Q1であり、また同定流量Q
id2=0なので、偏差(Qcom2−Qid2)=Q
1となり、図10に示すように、圧力指令値Pcom2
=P3となる。
で、油圧モータ60は左旋回加速を始め、三方制御弁6
2の通過流量が変化し、偏差(Qcom2−Qid2)
が小さくなるにしたがって、図10に示すように、圧力
指令値Pcom2は小さくなって行き、同定流量Qid
2=Qcom2となったところで、定常旋回となる。
82を操作量St=0からSt=St(1)までレバー
操作したときには、つぎのように作用する。
量指令値Qcom1=Q1であり、また同定流量Qid
1=0であるので、偏差(Qcom1−Qid1)=Q
1であり、したがって図8に示すように、圧力指令値P
com1=P1となる。
側の流量指令値Qcom2=−Q1であり、また同定流
量Qid2=0であるので、偏差(Qcom2−Qid
2)=−Q1であり、したがって図10に示すように、
圧力指令値Pcom2=P2である。
0は対象物によって旋回を規制されている(この場合
は、右旋回が規制されているとする)ので、同定流量Q
id1、Qid2は変化せず、この結果、レバー操作を
維持し続けている間は、Pcom1−Pcom2に相当
する右旋回方向の押しつけ力を維持する。このように本
発明では、油圧アクチュエータによる押しつけ力を適切
なものに制御することも可能となる。
ように構成され、また作用するが、本発明の適用は、油
圧モータ60を用いての旋回システムに限られず、例え
ば、ショベル系のアーム、ブームのメータイン、メータ
アウト制御にも適用することができる。
を操作器の操作量にしたがった適切なものに制御してい
ながらも、負荷圧力が適切な範囲内のものとなるように
制御し得るので、油圧アクチュエータのメータイン制御
において、ショックの少ない油圧アクチュエータの起動
が行え、また油圧アクチュエータのメータアウト制御に
適応したときには、油圧アクチュエータのスムーズな停
止を行い得る。
令値を決定する関数、および開度指令値を決定する関数
は、任意に変更できるので、油圧アクチュエータの用途
に応じて、制御特性の変更が容易におこなえ、この制御
特性の変更は制御中であっても可能であるので、油圧ア
クチュエータの動作中であっても種々の環境の変化に適
切に対応できる。
チュエータによる押しつけ力を適切なものに制御するこ
とも可能となる。
る。
演算する手順を示す説明図である。
mの関係を示す特性図である。
Qidと、圧力指令値Pcomの関係を示す特性図であ
る。
図である。
mの関係を示す特性図である。
Qidと、圧力指令値Pcomの関係を示す特性図であ
る。
mの関係を示す特性図である。
−Qidと、圧力指令値Pcomの関係を示す特性図で
ある。
る。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】ポンプから油圧の供給を受けて負荷を駆動
する油圧アクチュエータと、 この油圧アクチュエータに対してタンク側とポンプ側を
切り換え接続する三方制御弁と、 三方制御弁の油圧アクチュエータ側の負荷圧力を検出す
る負荷圧力検出手段と、 三方制御弁のポンプ側の供給圧力を検出する供給圧力検
出手段と、 三方制御弁の開度を検出する開度検出手段と、 これらの検出信号から三方制御弁を通過する同定流量を
算出する同定流量算出手段と、 操作器の操作量を検出する操作量検出手段と、 前記操作量に基づいて三方制御弁を通過する流量指令値
を算出する流量指令値算出手段と、 前記同定流量と前記流量指令値との偏差に基づいて前記
負荷圧力に対する圧力指令値を算出する圧力指令値算出
手段と、 検出された前記負荷圧力と前記圧力指令値との偏差に基
づいて三方制御弁の開度指令値を算出する開度指令値算
出手段と、 この開度指令値に基づいて三方制御弁の弁スプールを駆
動する弁スプール駆動手段と、 を備えたことを特徴とする油圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01115696A JP3714713B2 (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 油圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01115696A JP3714713B2 (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 油圧制御装置 |
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JPH09203402A true JPH09203402A (ja) | 1997-08-05 |
JP3714713B2 JP3714713B2 (ja) | 2005-11-09 |
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ID=11770173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP01115696A Expired - Fee Related JP3714713B2 (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 油圧制御装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3714713B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001193707A (ja) * | 1999-11-22 | 2001-07-17 | Caterpillar Inc | 電気油圧式バルブ制御のための方法とシステム |
JP2005524803A (ja) * | 2002-05-03 | 2005-08-18 | フィッシャー コントロールズ インターナショナル リミテッド ライアビリティー カンパニー | 制御弁の制御ループにおける診断を実行する方法および装置 |
CN110144985A (zh) * | 2019-05-06 | 2019-08-20 | 柳州柳工挖掘机有限公司 | 挖掘机工作装置控制系统 |
-
1996
- 1996-01-25 JP JP01115696A patent/JP3714713B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001193707A (ja) * | 1999-11-22 | 2001-07-17 | Caterpillar Inc | 電気油圧式バルブ制御のための方法とシステム |
JP2005524803A (ja) * | 2002-05-03 | 2005-08-18 | フィッシャー コントロールズ インターナショナル リミテッド ライアビリティー カンパニー | 制御弁の制御ループにおける診断を実行する方法および装置 |
CN110144985A (zh) * | 2019-05-06 | 2019-08-20 | 柳州柳工挖掘机有限公司 | 挖掘机工作装置控制系统 |
CN110144985B (zh) * | 2019-05-06 | 2021-07-13 | 柳州柳工挖掘机有限公司 | 挖掘机工作装置控制系统 |
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JP3714713B2 (ja) | 2005-11-09 |
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