JPH09203182A - コーナ役物及びその製造方法 - Google Patents

コーナ役物及びその製造方法

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JPH09203182A
JPH09203182A JP3566596A JP3566596A JPH09203182A JP H09203182 A JPH09203182 A JP H09203182A JP 3566596 A JP3566596 A JP 3566596A JP 3566596 A JP3566596 A JP 3566596A JP H09203182 A JPH09203182 A JP H09203182A
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JP
Japan
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fiber
reinforced cement
plate
inorganic plate
corner
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Application number
JP3566596A
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English (en)
Inventor
Yasuo Miura
康男 三浦
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外壁板と同質外観を有するコーナ役物におい
て、その製造を容易にし、また外観も優れたものとする
ことを目的としてなされたものである。 【解決手段】 突き合わせ端面を略45°の傾斜端面とし
た繊維補強セメント製無機質板1、2を略直角に突き合
わせて接合してなるコーナ役物において、突き合わされ
る一方の無機質板1の傾斜端面1Aに係合凹部1Bが形
成され、他方の無機質板2の傾斜端面2Aには前記係合
凹部1Bに嵌合する断面の凸部2Bが形成され、これら
凸部2Bと係合凹部1Bとが密に嵌合されて接合されて
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、コーナ役物及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築用外壁板として繊維補強セメ
ント製の外壁板が非常に広く使用されている。この種外
壁板で壁面のコーナ部を構築する場合、図9に示すよう
に外壁板を裁断して得た板片A、Bを直角に突き合わせ
て接着してなるコーナ役物Cが用いられることがある。
このコーナ役物Cは、表面模様が壁面に使用した外壁板
と同質となるので、建築物のコーナ部の外観の美感に優
れる利点を有する。ところで、上記コーナ役物Cを製造
するに際しては、まず外壁板を裁断して二枚の板片A、
Bを得、その端面を略45°に研削したあと、傾斜端面
D、Dに接着剤を塗布して90°〜89°の交叉角となるよ
うに突き合わせて組立て、互いがずれないよう細い針状
の仮止め釘Eを打ち込んで固定することによって製作さ
れていた。
【0003】
【従来技術の問題点】しかしながら、上記製造方法によ
る場合、仮止め釘Eの打ち込の際に板片A、Bがずれ易
く、固定作業が困難となる欠点があり、また針状の仮止
め釘Eを打ち込むので、製品表面には微小な孔が残り、
製品の外観が悪くなるといった欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記問題
点に鑑み、外壁板と同質外観を有するコーナ役物におい
て、その製造を容易にし、また板片A、Bのずれがな
く、外観にも優れるコーナ役物及びコーナ役物の製造方
法を提供することを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は
コーナ役物に関し、突き合わせ端面を略45°の傾斜端面
とした繊維補強セメント製無機質板1、2を略直角に突
き合わせて接合してなるコーナ役物において、突き合わ
される一方の無機質板1の傾斜端面1Aに係合凹部1B
が形成され、他方の無機質板2の傾斜端面2Aには前記
係合凹部1Bに嵌合する断面の凸部2Bが形成され、こ
れら凸部2Bと係合凹部1Bとが密に嵌合されて接合さ
れてなることを特徴とするものである。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のコーナ役物において、係合凹部1Bが断面蟻溝状をな
す係合溝であることを特徴とするものである。
【0007】請求項3に記載の発明は、同じく請求項1
に記載のコーナ役物にいて、係合凹部1Bが一方の繊維
補強セメント製無機質板1の表面に平行となる深さを有
したスリット状凹溝であり、凸部2Bが他方の繊維補強
セメント製無機質板2の端面に基部4Aが埋め込まれ、
先端部4Bが他方の繊維補強セメント製無機質板2の表
面に対し略直角に延びる接合片4とされてなることを特
徴とするものである。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
のコーナ役物の製造方法に関し、一方の繊維補強セメン
ト製無機質板1の端面1Cを略45°の傾斜端面1Aに研
削し、さらに該傾斜端面1Aに係合凹部1Bを研削し、
他方の繊維補強セメント製無機質板2の端面2Aに、前
記係合凹部に密に嵌合する断面形状の凸部2Bを形成
し、互いの突き合わせ面に接着処理をした後、一方の繊
維補強セメント製無機質板1の係合凹部1Bに、他方の
繊維補強セメント製無機質板2の凸部2Bを嵌合し接合
することを特徴とするものである。
【0009】
【実施例】次にこの発明の実施例を説明する。図1は請
求項1に記載のコーナ役物の断面図、図2〜4は他の実
施例のコーナ役物の断面図である。
【0010】この発明のコーナ役物は、突き合わせ端面
を略45°の傾斜端面とした繊維補強セメント製無機質板
1、2を略直角に突き合わせて接合してなるコーナ役物
において、突き合わされる一方の無機質板1の傾斜端面
1Aに断面蟻溝状の係合凹部1Bが形成され、他方の無
機質板2の傾斜端面2Aには前記係合凹部1Bに嵌合す
る断面の凸部2Bが形成され、これら凸部2Bと係合凹
部1Bとが密に嵌合されて接合されて構成されている。
【0011】上記において、互いに嵌合する係合凹部1
Bと凸部2Bの断面形状として、断面蟻溝状をなすもの
を示したが、互いに嵌合して位置ずれを起こさない関係
にあるものであれば良く、従って、図2に示すように奥
行きの深いスリット状の係合凹部1Bと延出長さの長い
板片状の凸部2Bとしても良い。
【0012】また、この延出長さの長い板片状の凸部2
Bは、図3に示すように基部4Aを他方の繊維補強セメ
ント板2の傾斜端面2Aに埋め込まれ、先端部4Bが他
方の繊維補強セメント製無機質板2の表面に対し略直角
に延びる断面L字状の接合片4とし、一方の繊維補強セ
メント板1の傾斜端面1Aにこの接合片4の先端部4A
を受容するスリット状の係合凹部1Bを設けた構成とす
ることもできる。
【0013】また、係合凹部1Bと凸部2Bとして、図
4に示すように、係合凹部1Bを係合孔、係合凸部2B
をピンとし、これらを2以上の複数箇所に設ける構成と
することもできる。
【0014】次に、この発明のコーナ役物の製造方法を
説明する。図5〜図8はコーナ役物の製造方法の工程図
を示す。
【0015】まず、外装化粧を施した外壁板Aを裁断し
て二枚の板片1と2を得、一方の繊維補強セメント製無
機質板1の端面1Cを略45°の傾斜端面1Aに研削し、
さらに該傾斜端面1Aに、断面蟻溝状の係合凹部1Bを
研削装置Tにより研削して成形し、他方の繊維補強セメ
ント製無機質板2の端面2Aには前記断面蟻溝状の係合
凹部1Bに密に嵌合する断面形状の凸部2Bを研削装置
Tにより切りだして成形し、次いで互いの突き合わせ面
に接着処理をした後、一方の繊維補強セメント製無機質
板1の係合凹部1Bに、他方の繊維補強セメント製無機
質板2の凸部2Bを嵌合し図1に示すように接合する。
【0016】図2に示した構造のコーナ役物の場合は、
図6、図7に示した研削装置Tの刃形状を取り替えて実
施されるが、係合凹部1B及び凸部2Bの形成に際し使
用する工具が簡略化され製造が容易となる。
【0017】図3に示した構造のコーナ役物の場合は、
外壁板Aを裁断して二枚の板片1と2を得たあと、それ
らの端面を略45°に研削し、その後互いの傾斜端面1
A、2Aにスリット状の切り込み1D、2Dを形成した
後、図8に示すように切り込み2Dに断面L字状の金属
製接合片4の一方片4Aを差し込んで接着剤で固定し、
その後傾斜端面1A、1Bに接着剤を塗布して、延出し
た接合片4Bにスリット状の切り込み1Dを嵌合させる
ことにより互いの板片1、2を接着する。この場合は、
刃物としてはスリット状の切り込み1D、2Dの幅を有
した厚さの回転鋸だけで目的の加工ができるので施工が
容易となる。
【0018】図4に示した構造のコーナ役物の場合は、
所定位置にドリルで穿孔し、一方の孔にL字状に折曲し
たピンを差し込み、接着固定したあと、延出部を他方の
板片の孔に挿入固定する。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のコーナ
役物によれば、釘を使用することなく二枚の板片を略直
角にずれなく組み合わせることが可能となり、両者は確
実に固定されると共に、完成後も表面に針状の仮釘抜き
孔が全く残らないので、外観の優れたコーナ役物とする
ことができる。またこの発明のコーナ役物を製造する場
合において、板片の切りだし後は研削装置あるいは切
断、穿孔装置により容易に係合凹部、凸部を形成するこ
とができしかも互いの板片を接合したあとは、接着剤の
硬化完了により製品が完成するので製造が容易となるな
どの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載のコーナ役物の断面図である。
【図2】他の実施例のコーナ役物の断面図である。
【図3】他の実施例のコーナ役物の断面図である。
【図4】他の実施例のコーナ役物の要部斜視図である。
【図5】請求項4に記載の方法の工程説明図である。
【図6】蟻溝の研削方法を示す説明図である。
【図7】蟻溝に嵌合する突条の研削方法を示す説明図で
ある。
【図8】他の製造方法を示す断面図である。
【図9】従来例の説明断面図である。
【符号の説明】
1…繊維補強セメント製無機質板 2…繊維補強セメント製無機質板 1A…傾斜端面 1B…係合凹部 2A…傾斜端面 2B…凸部 4…接合片 4A…基部 4B…先端部 T…研削装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】突き合わせ端面を略45°の傾斜端面とした
    繊維補強セメント製無機質板1、2を略直角に突き合わ
    せて接合してなるコーナ役物において、突き合わされる
    一方の無機質板1の傾斜端面1Aに係合凹部1Bが形成
    され、他方の無機質板2の傾斜端面2Aには前記係合凹
    部1Bに嵌合する断面の凸部2Bが形成され、これら凸
    部2Bと係合凹部1Bとが密に嵌合されて接合されてな
    ることを特徴とするコーナ役物。
  2. 【請求項2】係合凹部1Bが断面蟻溝状をなす係合溝で
    あることを特徴とする請求項1に記載のコーナ役物。
  3. 【請求項3】係合凹部1Bが一方の繊維補強セメント製
    無機質板1の表面に平行となる深さを有したスリット状
    凹溝であり、凸部2Bが他方の繊維補強セメント製無機
    質板2の端面に基部4Aが埋め込まれ、先端部4Bが他
    方の繊維補強セメント製無機質板2の表面に対し略直角
    に延びる接合片4とされてなることを特徴とする請求項
    1に記載のコーナ役物。
  4. 【請求項4】一方の繊維補強セメント製無機質板1の端
    面1Cを略45°の傾斜端面1Aに研削し、さらに該傾斜
    端面1Aに係合凹部1Bを研削し、他方の繊維補強セメ
    ント製無機質板2の端面2Aに前記係合凹部に密に嵌合
    する断面形状の凸部2Bを形成し、互いの突き合わせ面
    に接着処理をした後、一方の繊維補強セメント製無機質
    板1の係合凹部1Bに、他方の繊維補強セメント製無機
    質板2の凸部2Bを嵌合し接合することを特徴とするコ
    ーナ役物の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008124527A1 (en) * 2007-04-04 2008-10-16 Gary Monteer Lap siding systems
JP2011038333A (ja) * 2009-08-12 2011-02-24 Misawa Homes Co Ltd 建物のコーナー部構造
KR20120004507A (ko) * 2009-04-03 2012-01-12 제임스 하디 테크놀로지 리미티드 시멘트질 물품, 제제, 제조 및 사용 방법

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