JPH09202276A - 自動二輪車の空気抵抗低減用車体構造 - Google Patents

自動二輪車の空気抵抗低減用車体構造

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JPH09202276A
JPH09202276A JP8033044A JP3304496A JPH09202276A JP H09202276 A JPH09202276 A JP H09202276A JP 8033044 A JP8033044 A JP 8033044A JP 3304496 A JP3304496 A JP 3304496A JP H09202276 A JPH09202276 A JP H09202276A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動二輪車の走行中の空気抵抗を、より低減
させる。車体の前部にラジエータを設けた場合に、走行
風がこのラジエータを十分多量に通過して、このラジエ
ータによるエンジンの冷却が効果的になされるようにす
る。 【解決手段】 車体2の後上部で後車輪11の上方に、
シート22を配設すると共にこのシート22の後方にシ
ートカウル23を配設する。このシートカウル23の前
部上面27を上方に突出させ、同上シートカウル23の
後部上面29を上記前部上面27の突出端28側から後
方に進むに従い漸次下方に傾斜させる。上記シート22
に一名のライダー21が着座して、この一名分の重量を
静止荷重として上記車体2に与えたときの上記シートカ
ウル23の後部上面29における一般面の後端30を、
上記後車輪11の上端33とほぼ同じ高さか、もしくは
それ以下にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体の後上部で後
車輪の上方に、シートを配設すると共にこのシートの後
方にシートカウルを配設した自動二輪車の空気抵抗低減
用車体構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車には、従来、次のように構成
されたものがある。
【0003】即ち、車体の後部に後車輪が配設され、同
上車体の後上部で上記後車輪の上方に、シートが配設さ
れると共にこのシートの後方にシートカウルが配設され
ている。上記シートカウルの前部上面が上方に突出させ
られ、同上シートカウルの後部上面が上記前部上面の突
出端側から後方に進むに従い漸次下方に傾斜させられて
いる。
【0004】そして、上記シート上にライダーが着座し
た状態で、自動二輪車がその前方に走行可能とされてい
る。
【0005】上記走行の際、走行風の一部はライダーの
背面に沿って後方に流れ、次に、この背面の後端から離
れるよう後方に向って流れる。そして、この流れは、上
記のように後下がりに傾斜させたシートカウルの後部上
面に沿って流れることとなる。
【0006】このため、上記走行風は、ライダーの背面
と、シートカウルの後部上面に沿って剥離を生じること
なく円滑に後方に流れ、これにより、渦の発生や、走行
風が乱流となることが抑制されて、走行中における車両
とライダーの空気抵抗が低減させられるようになってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の技術では、次の問題がある。
【0008】即ち、シートカウルの後部上面における一
般面の後端と、後車輪の上端とは上下方向で大きく離れ
ている。
【0009】このため、上記一般面の後端に達し、次
に、この後端から離れるよう後方に流れる走行風は、上
記後車輪の上部外周面に沿うことなく、この外周面から
上方にある程度大きく離れたところから後方に流れるこ
ととなる。
【0010】この結果、上記一般面の後端に達し、ここ
から後方に流れる走行風は、上記後車輪の上部外周面か
ら剥離して、多数の渦が発生する大きな負圧域を成形さ
せると共に、走行風を乱流にさせることとなり、よっ
て、上記した従来の技術では、走行中の空気抵抗の低減
を図る上で十分とはいえず、改善の余地が残されてい
る。
【0011】一方、上記従来の技術において、車体の前
部に、エンジンの冷却用ラジエータが配設されることが
あるが、エンジンの冷却をより効果的にする上で、上記
ラジエータを通過する走行風を十分多量にさせることが
望まれている。
【0012】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、自動二輪車の走行中の空気抵抗を、より
低減させることを課題とする。
【0013】また、車体の前部にラジエータを設けた場
合に、走行風がこのラジエータを十分多量に通過して、
このラジエータによるエンジンの冷却が効果的になされ
るようにすることを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明の自動二輪車の空気抵抗低減用車体構造は、次
の如くである。
【0015】請求項1の発明は、車体2の後部に後車輪
11を配設し、同上車体2の後上部で上記後車輪11の
上方に、シート22を配設すると共にこのシート22の
後方にシートカウル23を配設し、このシートカウル2
3の前部上面27を上方に突出させ、同上シートカウル
23の後部上面29を上記前部上面27の突出端28側
から後方に進むに従い漸次下方に傾斜させた場合におい
て、上記シート22に一名のライダー21が着座して、
この一名分の重量を静止荷重として上記車体2に与えた
ときの上記シートカウル23の後部上面29における一
般面の後端30を、上記後車輪11の上端33とほぼ同
じ高さか、もしくはそれ以下にしたものである。
【0016】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、車体2の前部にエンジン14冷却用のラジエータ1
6を配設し、シートカウル23を正面視でほぼ倒立U字
状の断面形状に形成し、このシートカウル23の下面側
凹部35に後車輪11の上部を嵌入させ、上記シートカ
ウル23の下面側凹部35と、上記後車輪11の上部外
周面36との間に、前後方向に貫通する走行風通路37
を形成し、この走行風通路37の前方に上記ラジエータ
16が位置するようにし、上記シートカウル23の下面
側凹部35の内幅寸法Wを上記後車輪11の上部の外幅
寸法wとほぼ同じとしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0018】図において、符号1は自動二輪車で、矢印
Frはその前方を示している。
【0019】上記自動二輪車1の車体2は車体フレーム
3を有している。この車体フレーム3はその前端部にヘ
ッドパイプ4を備え、このヘッドパイプ4から後下方に
向って主フレーム5が延び、この主フレーム5の後端に
リヤアームブラケット6が取り付けられている。上記主
フレーム5は、正面断面がそれぞれ縦長である左右一対
のパイプフレーム7,7で構成されている。
【0020】上記ヘッドパイプ4にはフロントフォーク
8が操向自在に支承され、このフロントフォーク8の下
端に前車輪9が支承され、同上フロントフォーク8の上
端には図示しないハンドルが取り付けられている。
【0021】上記リヤアームブラケット6にはリヤアー
ム10が上下に揺動自在に枢支されている。また、この
リヤアーム10に取り付けられてこのリヤアーム10か
ら上方に向って突出する補強材10aが設けられ、これ
により、上記リヤアーム10が十分に補強されている。
このリヤアーム10の揺動端に後車輪11が支承され、
この後車輪11は車体2の後部に配設されている。ま
た、上記車体フレーム3の主フレーム5の後端部と、リ
ヤアーム10との間には図示しない緩衝器が架設されて
いる。そして、上記フロントフォーク8、前車輪9、リ
ヤアーム10、後車輪11、および緩衝器を介して車体
フレーム3が路面12上に支持されている。
【0022】上記車体フレーム3には内燃機関であるエ
ンジン14が支持されている。このエンジン14は上記
後車輪11を駆動させて、自動二輪車1を走行可能とさ
せるもので、上記主フレーム5の下方で、リヤアームブ
ラケット6の前方に配設されている。上記エンジン14
に供給される燃料を溜める燃料タンク15が設けられ、
この燃料タンク15は上記主フレーム5の上面側に支持
されている。
【0023】上記車体2の前部である車体フレーム3の
前部下方にラジエータ16が配設されている。このラジ
エータ16は上記エンジン14の冷却用水を走行風18
により冷却させるもので、上記ラジエータ16には前後
方向に貫通する無数の貫通孔が設けられており、これを
走行風18が通過することにより、上記ラジエータ16
の内部を流れる冷却水が冷却される。
【0024】上記車体フレーム3、エンジン14、燃料
タンク15、およびラジエータ16をその前方と、外側
方とから覆うフロントカウリング19が設けられてい
る。
【0025】上記燃料タンク15の後方近傍に、乗員で
あるライダー21が着座するシート22が設けられてい
る。このシート22は、上記車体2の後上部で上記後車
輪11の上方に配設され、締結具20によって主フレー
ム5の後端部に支持されている。
【0026】上記シート22の後方に連なるようにシー
トカウル23が配設されている。このシートカウル23
も、上記車体2の後上部で上記後車輪11の上方に配設
され、上記車体フレーム3に支持され、また、上記シー
ト22と一体成形されている。上記シートカウル23は
樹脂製で、上下から重ね合わされる上パネル24と下パ
ネル25とを備え、平面視で、これらの各外縁が互いに
一体的に結合されることにより、正面断面が閉断面とな
る箱形状とされている。
【0027】上記シートカウル23の上パネル24の前
部上面27は上方に突出し、その突出端28は、前後方
向で上記シート22の後方近傍に位置させられている。
また、同上シートカウル23の上パネル24の後部上面
29は上記突出端28側から後方に進むに従い漸次下方
に傾斜させられている。上記後部上面29における一般
面(後部上面29の基本となる面)の後端30には小さ
な突起31が一体成形されている。
【0028】図1で示すように、一名の乗員であるライ
ダー21がシート22に着座して、ハンドルを把持する
ことにより、通常の運転姿勢をとり、かつ、この一名分
の重量(55〜65kg)を静止荷重として上記車体2
に与えたときには、上記フロントフォーク8と、緩衝器
とがそれぞれ備えるばねが、上記重量に抗しながら弾性
変形して、車体2はその自由状態から全体的に下方に沈
むこととなる。
【0029】上記状態で、シートカウル23の後部上面
29における一般面の後端30は、上記後車輪11の上
端33とほぼ同じ高さか、もしくはそれ以下になること
とされ、つまり、上下方向で、上記後部上面29の後端
30と後車輪11の上端33とが互いに接近することと
されている。
【0030】このため、自動二輪車1の走行時に、走行
風18の一部である走行風18(a)がライダー21の
背中と、シートカウル23の後部上面29に順次沿って
流れ、この走行風18(a)が上記シートカウル23の
後部上面29における一般面の後端30に達し、この後
端30から離れるよう後方に向って流れるとき、この走
行風18(a)は、一旦、上記後端30に接近した上記
後車輪11の上部外周面36に近いところを通り、この
後、自動二輪車1後方の広い空間に向って流れることと
なる。
【0031】よって、上記後車輪11の上部外周面36
から走行風18(a)が剥離することが防止されて、渦
が発生したり、走行風18(a)が乱流になることが抑
制され、このため、走行中の空気抵抗は、より低減させ
られる。
【0032】上記シートカウル23は正面視でほぼ倒立
U字状の断面形状に形成されている。このシートカウル
23の下面側凹部35に後車輪11の上部が嵌入し、上
記シートカウル23の下面側凹部35と、上記後車輪1
1の上部外周面36との間に、前後方向に貫通する走行
風通路37が形成されている。この走行風通路37の前
方には前記ラジエータ16が位置させられている。
【0033】ところで、自動二輪車1の走行時に、シー
トカウル23の後部上面29における一般面の後端30
に達した走行風18(a)が、上記後端30から離れる
よう後方に向って流れるとき、この走行風18(a)に
よって、上記シートカウル23の後方近傍は幾分負圧に
なり、つまり、上記走行風通路37の後端側が負圧にな
る。
【0034】このため、上記走行風通路37内をその前
方から後方に流れる走行風18(b)は上記負圧によっ
てその流れが促進される。
【0035】よって、上記走行風通路37の前方に位置
するラジエータ16を通過する走行風18(b)が十分
に多量になって、上記ラジエータ16によるエンジン1
4の冷却が効果的になされることとなる。
【0036】しかも、上記シートカウル23の下面側凹
部35の内幅寸法Wは後車輪11の上部の外幅寸法wと
ほぼ同じとされ、より詳しくは、上記内幅寸法Wは上記
外幅寸法wよりもわずかだけ大きくされている。
【0037】このため、上記シートカウル23の下面側
凹部35と、後車輪11の上部外周面36との間の車幅
方向における隙間38が小さくなって、この隙間38を
通り、シートカウル23の外部の空気が上記走行風通路
37内の中途部に直接的に入り込むことが抑制される。
【0038】よって、上記したように、走行風通路37
内の走行風18(b)が負圧によって、後方への流れが
促進されるとき、上記シートカウル23の外部の空気が
上記走行風通路37の中途部に入り込まない分、上記走
行風通路37の前端側からその内部に走行風18(b)
が十分多量に吸入され、もって、上記ラジエータ16を
通過する走行風18(b)の量がより十分に確保され
る。
【0039】図1中二点鎖線で示すように、自動二輪車
1の走行中に、車体2に大きな負荷が与えられて、緩衝
器の付勢力に抗しリヤアーム10が上方に揺動すると共
に、後車輪11が最高位置まで上昇したとき、この後車
輪11の上部外周面36が上記シートカウル23の下面
側凹部35の内面に接触しないよう、上記シートカウル
23が形成されている。このようにして、自動二輪車1
の通常の走行時には、走行風通路37は後車輪11の上
部外周面36に塞がれることなく、前後に貫通する状態
が維持される。また、同上図1中二点鎖線で示すよう
に、リヤアーム10が上方に揺動したとき、その補強材
10aが上記シートカウル23の下面側に接触しないよ
う、このシートカウル23の前部下面側には切り欠き4
0が形成されている。
【0040】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0041】請求項1の発明は、車体の後部に後車輪を
配設し、同上車体の後上部で上記後車輪の上方に、シー
トを配設すると共にこのシートの後方にシートカウルを
配設し、このシートカウルの前部上面を上方に突出さ
せ、同上シートカウルの後部上面を上記前部上面の突出
端側から後方に進むに従い漸次下方に傾斜させた自動二
輪車の空気抵抗低減用車体構造において、上記シートに
一名のライダーが着座して、この一名分の重量を静止荷
重として上記車体に与えたときの上記シートカウルの後
部上面における一般面の後端を、上記後車輪の上端とほ
ぼ同じ高さか、もしくはそれ以下にしてある。
【0042】このため、自動二輪車の走行時には、上記
シートカウルの後部上面における一般面の後端と、後車
輪の上部外周面とは互いに接近することとなる。
【0043】よって、走行風がライダーの背中と、シー
トカウルの後部上面に順次沿って流れ、この走行風が上
記シートカウルの後部上面における一般面の後端に達
し、この後端から離れるよう後方に向って流れるとき、
この走行風は、一旦、上記後端に接近した上記後車輪の
上部外周面に近いところを通って後方に向うこととな
る。
【0044】よって、上記後車輪の上部外周面から走行
風が剥離することが防止されて、渦が発生したり、走行
風が乱流になることが抑制され、このため、走行中の空
気抵抗は、より低減させられる。
【0045】請求項2の発明は、車体の前部にエンジン
冷却用のラジエータを配設し、シートカウルを正面視で
ほぼ倒立U字状の断面形状に形成し、このシートカウル
の下面側凹部に後車輪の上部を嵌入させ、上記シートカ
ウルの下面側凹部と、上記後車輪の上部外周面との間
に、前後方向に貫通する走行風通路を形成し、この走行
風通路の前方に上記ラジエータが位置するようにしてあ
り、次の効果がある。
【0046】即ち、自動二輪車の走行時に、シートカウ
ルの後部上面における一般面の後端に達した走行風が、
上記後端から離れるよう後方に向って流れるとき、この
走行風によって、上記シートカウルの後方近傍は、負圧
になり、つまり、上記走行風通路の後端側が負圧にな
る。
【0047】このため、上記走行風通路内をその前方か
ら後方に流れる走行風は上記負圧によってその流れが促
進される。
【0048】よって、上記走行風通路の前方に位置する
ラジエータを通過する走行風が十分に多量になって、上
記ラジエータによるエンジンの冷却が効果的になされる
こととなる。
【0049】しかも、上記シートカウルの下面側凹部の
内幅寸法は後車輪の上部の外幅寸法とほぼ同じとしてあ
る。
【0050】このため、上記シートカウルの下面側凹部
と、後車輪の上部外周面との間の車幅方向における隙間
が小さくなって、この隙間を通り、シートカウルの外部
の空気が上記走行風通路内の中途部に直接的に入り込む
ことが抑制される。
【0051】よって、上記したように、走行風通路内の
走行風が負圧によって、後方への流れが促進されると
き、上記シートカウルの外部の空気が上記走行風通路の
中途部に入り込まない分、上記走行風通路の前端側から
その内部に走行風が十分多量に吸入され、もって、上記
ラジエータを通過する走行風の量がより十分に確保され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車の全体側面図である。
【図2】シートカウルの平面断面図である。
【図3】図1の3‐3線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車 2 車体 3 車体フレーム 11 後車輪 14 エンジン 16 ラジエータ 18 走行風 21 ライダー 22 シート 23 シートカウル 27 前部上面 28 突出端 29 後部上面 30 後端 33 上端 35 下面側凹部 36 上部外周面 37 走行風通路 38 隙間 W 内幅寸法 w 外幅寸法

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の後部に後車輪を配設し、同上車体
    の後上部で上記後車輪の上方に、シートを配設すると共
    にこのシートの後方にシートカウルを配設し、このシー
    トカウルの前部上面を上方に突出させ、同上シートカウ
    ルの後部上面を上記前部上面の突出端側から後方に進む
    に従い漸次下方に傾斜させた自動二輪車の空気抵抗低減
    用車体構造において、 上記シートに一名のライダーが着座して、この一名分の
    重量を静止荷重として上記車体に与えたときの上記シー
    トカウルの後部上面における一般面の後端を、上記後車
    輪の上端とほぼ同じ高さか、もしくはそれ以下にした自
    動二輪車の空気抵抗低減用車体構造。
  2. 【請求項2】 車体の前部にエンジン冷却用のラジエー
    タを配設し、シートカウルを正面視でほぼ倒立U字状の
    断面形状に形成し、このシートカウルの下面側凹部に後
    車輪の上部を嵌入させ、上記シートカウルの下面側凹部
    と、上記後車輪の上部外周面との間に、前後方向に貫通
    する走行風通路を形成し、この走行風通路の前方に上記
    ラジエータが位置するようにし、上記シートカウルの下
    面側凹部の内幅寸法を上記後車輪の上部の外幅寸法とほ
    ぼ同じとした請求項1に記載の自動二輪車の空気抵抗低
    減用車体構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102010014571A1 (de) 2010-04-10 2011-10-13 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Fahrzeug, insbesondere Motorrad
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