JPH09202064A - 平版印刷用不感脂化処理液 - Google Patents
平版印刷用不感脂化処理液Info
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- JPH09202064A JPH09202064A JP3545096A JP3545096A JPH09202064A JP H09202064 A JPH09202064 A JP H09202064A JP 3545096 A JP3545096 A JP 3545096A JP 3545096 A JP3545096 A JP 3545096A JP H09202064 A JPH09202064 A JP H09202064A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、環境上の問題がなく、良好な不感
脂化力による優れた印刷性能を有し、処理液の有効に不
感脂化処理できる処理版数がシアン系と同等以上に改善
した平版印刷用不感脂化処理液を提供するものである。 【構成】 フイチン酸またはその塩を主成分とした平版
印刷用不感脂化処理液において、コロイド当量値がpH
3〜10域において3mg以上の値を有するカチオンポ
リマーと、亜鉛イオンに対する錯形成反応の安定度定数
の対数値が液温25℃において10以上である化合物を
含有することを特徴とする平版印刷用不感脂化処理液。
脂化力による優れた印刷性能を有し、処理液の有効に不
感脂化処理できる処理版数がシアン系と同等以上に改善
した平版印刷用不感脂化処理液を提供するものである。 【構成】 フイチン酸またはその塩を主成分とした平版
印刷用不感脂化処理液において、コロイド当量値がpH
3〜10域において3mg以上の値を有するカチオンポ
リマーと、亜鉛イオンに対する錯形成反応の安定度定数
の対数値が液温25℃において10以上である化合物を
含有することを特徴とする平版印刷用不感脂化処理液。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平版印刷用不感脂
化処理液に関するもので、詳しくは酸化亜鉛を光導電性
材料とする電子写真平版印刷用原版を用いた平版印刷に
使用する不感脂化処理液に関するものである。
化処理液に関するもので、詳しくは酸化亜鉛を光導電性
材料とする電子写真平版印刷用原版を用いた平版印刷に
使用する不感脂化処理液に関するものである。
【0002】
【従来の技術】平版印刷つまりオフセット印刷は、製版
により画像部を形成させた印刷用原版上に不感脂化処理
液を塗布して非画像部上に親水性層を形成させ親油性の
画像部へは油性インキを付着させて、画像部のインキを
紙に転写する印刷方法である。この印刷方法に使用する
印刷用原版の中で、酸化亜鉛などの光導電性粉体を接着
用樹脂中に分散した感光層を紙などの支持体上に塗布し
た電子写真平版印刷用原版は、帯電・露光・現像のプロ
セスからなる電子写真法により製版されて現像液中の親
油性トナー粒子を付着させ版面上に画像部を形成させ、
その後不感脂化処理液の塗布により処理液中の不感脂化
剤と表面層中の光導電性粉体とで親水性物質をつくらせ
ることにより原版の非画像部に親水化層を形成させる。
こうして親油性部分と親水性層とをもつ原版は印刷機に
供給され平版印刷に使われる。
により画像部を形成させた印刷用原版上に不感脂化処理
液を塗布して非画像部上に親水性層を形成させ親油性の
画像部へは油性インキを付着させて、画像部のインキを
紙に転写する印刷方法である。この印刷方法に使用する
印刷用原版の中で、酸化亜鉛などの光導電性粉体を接着
用樹脂中に分散した感光層を紙などの支持体上に塗布し
た電子写真平版印刷用原版は、帯電・露光・現像のプロ
セスからなる電子写真法により製版されて現像液中の親
油性トナー粒子を付着させ版面上に画像部を形成させ、
その後不感脂化処理液の塗布により処理液中の不感脂化
剤と表面層中の光導電性粉体とで親水性物質をつくらせ
ることにより原版の非画像部に親水化層を形成させる。
こうして親油性部分と親水性層とをもつ原版は印刷機に
供給され平版印刷に使われる。
【0003】従来の不感脂化処理液の主成分は大きく分
けてシアン系物質と非シアン系物質が使われている。シ
アン系物質は、シアンイオンが無機コンプレックスとし
て分子内に存在するもので、フェロシアン塩やフェリシ
アン塩などが広く使用されている。これらは不感脂化力
が強く、印刷特性を総合的に満足させている。しかしな
がら、これらのシアン系物質は光や熱に対して不安定で
変色沈澱したり経時により不感脂化力の低下をおこして
しまうこと、またそれら自体は安定で人体に無害である
が、紫外線や放射線の照射などの様々な環境条件によっ
て分解し、有害なシアンイオン単体が遊離して公害を及
ぼすおそれが心配される。また、中性紙への印刷や速乾
性色インキによる印刷では印刷物への汚れやインキの乳
化などの現象が発生し易く実用上問題がある。
けてシアン系物質と非シアン系物質が使われている。シ
アン系物質は、シアンイオンが無機コンプレックスとし
て分子内に存在するもので、フェロシアン塩やフェリシ
アン塩などが広く使用されている。これらは不感脂化力
が強く、印刷特性を総合的に満足させている。しかしな
がら、これらのシアン系物質は光や熱に対して不安定で
変色沈澱したり経時により不感脂化力の低下をおこして
しまうこと、またそれら自体は安定で人体に無害である
が、紫外線や放射線の照射などの様々な環境条件によっ
て分解し、有害なシアンイオン単体が遊離して公害を及
ぼすおそれが心配される。また、中性紙への印刷や速乾
性色インキによる印刷では印刷物への汚れやインキの乳
化などの現象が発生し易く実用上問題がある。
【0004】一方、非シアン系物質には、無機酸塩を使
ったものもあるが有機酸であるフイチン酸やその塩など
が広く使われている。フイチン酸またはその塩は環境安
全性や作業性などに優れているが単独では不感脂化力が
弱いため印刷時の条件設定が難しく印刷物が汚れやすい
という問題がある。このようなフイチン酸の問題点を改
善するためにカチオンポリマーとの併用(特公昭57−
107889号)などが試みられており不感脂化力の問
題は解決できたが、処理液の耐久性に問題を有するもの
であった。すなわち、エッチング処理装置に所定量の不
感脂化処理液をセットした時、印刷原版のエッチング処
理版数が増えるに併って不感脂化処理能力の低下を生じ
てしまい、印刷原版を有効に不感脂化処理できる処理版
数が、シアン系処理液に比べて劣っているという問題が
あり、特性上十分満足するフイチン酸系の処理液は得ら
れていない。
ったものもあるが有機酸であるフイチン酸やその塩など
が広く使われている。フイチン酸またはその塩は環境安
全性や作業性などに優れているが単独では不感脂化力が
弱いため印刷時の条件設定が難しく印刷物が汚れやすい
という問題がある。このようなフイチン酸の問題点を改
善するためにカチオンポリマーとの併用(特公昭57−
107889号)などが試みられており不感脂化力の問
題は解決できたが、処理液の耐久性に問題を有するもの
であった。すなわち、エッチング処理装置に所定量の不
感脂化処理液をセットした時、印刷原版のエッチング処
理版数が増えるに併って不感脂化処理能力の低下を生じ
てしまい、印刷原版を有効に不感脂化処理できる処理版
数が、シアン系処理液に比べて劣っているという問題が
あり、特性上十分満足するフイチン酸系の処理液は得ら
れていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の不感
脂化処理液における上記の問題点を解決することを目的
としてなされたものである。すなわち、本発明の目的
は、環境上の問題がなく、良好な不感脂化力による優れ
た印刷性能を維持した上で、所定量の処理液で有効に不
感脂化処理できる処理版数がシアン系と同等以上に改善
するもので、特に酸化亜鉛を用いた電子写真平版印刷用
原版に好適に用いられる平版印刷用不感脂化処理液を提
供することにある。
脂化処理液における上記の問題点を解決することを目的
としてなされたものである。すなわち、本発明の目的
は、環境上の問題がなく、良好な不感脂化力による優れ
た印刷性能を維持した上で、所定量の処理液で有効に不
感脂化処理できる処理版数がシアン系と同等以上に改善
するもので、特に酸化亜鉛を用いた電子写真平版印刷用
原版に好適に用いられる平版印刷用不感脂化処理液を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、フイチン酸ま
たはその塩を主成分とした平版印刷用不感脂化処理液に
おいて、コロイド当量値がpH3〜10において、3m
g以上の値を有するカチオンポリマーと、亜鉛イオンに
対する錯形成反応の安定度定数の対数値が液温25℃に
おいて10以上である化合物を含有することを特徴とす
る平版印刷用不感脂化処理液である。
たはその塩を主成分とした平版印刷用不感脂化処理液に
おいて、コロイド当量値がpH3〜10において、3m
g以上の値を有するカチオンポリマーと、亜鉛イオンに
対する錯形成反応の安定度定数の対数値が液温25℃に
おいて10以上である化合物を含有することを特徴とす
る平版印刷用不感脂化処理液である。
【0007】本発明に使用するカチオンポリマーは、カ
チオン性が高く、分子量が1万から100万であり、そ
の化学構造は分子中に第1〜4級アミノ基を含有し、単
独重合体でも共重合体でもよく、また、適度な枝分かれ
構造を有していてもよい水溶性ポリマーである。具体的
にはポリアミンまたはその誘導体を使い、以下のような
ものが挙げられる。即ち、ポリアミンとしては ポリアルキルイミン……エチレンイミンの重合体また
は共重合体 ポリアルキルポリアミン……エチレンジアミン、ジエ
チレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエ
チレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミンなどの重
合体または共重合体 ポリアミドポリアミン……ポリアルキルイミンおよび
/またはポリアルキルポリアミンと多塩基酸(アジピン
酸など)との縮合体 ポリウレアポリアミン……ポリアルキルイミンおよび
/またはポリアルキルポリアミンと尿素との反応物質 ポリアミドポリエステルポリアミン……アルキレンイ
ミンと酸無水物(無水フタル酸など)との共重合体など
を挙げることができる。また、ポリアミンの誘導体とし
ては、上記のポリアミン(〜)に次の〜を付加
反応させたものを挙げることができる。 アルキレンオキシド……エチレンオキシド、プロピオ
ンオキシドなど (メタ)アクリル酸エステル……アクリル酸ブチル、
メタクリル酸メチルなど 不飽和酸アミド化合物……アクリルアミドなど
チオン性が高く、分子量が1万から100万であり、そ
の化学構造は分子中に第1〜4級アミノ基を含有し、単
独重合体でも共重合体でもよく、また、適度な枝分かれ
構造を有していてもよい水溶性ポリマーである。具体的
にはポリアミンまたはその誘導体を使い、以下のような
ものが挙げられる。即ち、ポリアミンとしては ポリアルキルイミン……エチレンイミンの重合体また
は共重合体 ポリアルキルポリアミン……エチレンジアミン、ジエ
チレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエ
チレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミンなどの重
合体または共重合体 ポリアミドポリアミン……ポリアルキルイミンおよび
/またはポリアルキルポリアミンと多塩基酸(アジピン
酸など)との縮合体 ポリウレアポリアミン……ポリアルキルイミンおよび
/またはポリアルキルポリアミンと尿素との反応物質 ポリアミドポリエステルポリアミン……アルキレンイ
ミンと酸無水物(無水フタル酸など)との共重合体など
を挙げることができる。また、ポリアミンの誘導体とし
ては、上記のポリアミン(〜)に次の〜を付加
反応させたものを挙げることができる。 アルキレンオキシド……エチレンオキシド、プロピオ
ンオキシドなど (メタ)アクリル酸エステル……アクリル酸ブチル、
メタクリル酸メチルなど 不飽和酸アミド化合物……アクリルアミドなど
【0008】本発明においては、上記の如きポリアミン
系のカチオンポリマーにおいて、そのコロイド当量値
(カチオンポリマーの当量分子量)がpH3〜10の範
囲で常に3mg以上の値を有しているものが適用され
る。ここで、コロイド当量値が3未満であると、処理版
数が十分満足できるレベルではなくやや劣るという問題
があり、また、不感脂化処理能力が不十分で印刷物の画
質において良好な階調性や解像度が得られないという問
題を生ずる。かかるカチオンポリマーは、その分子量1
万〜100万程度のものが適宜用いられ、中でも3級も
しくは4級アミン構造を有するカチオンポリマーが特に
優れた不感脂化力が得られることから好ましい。なお、
本発明におけるコロイド当量値は、コロイド滴定による
電解コロイドの解離基を測定することにより得られる値
である。
系のカチオンポリマーにおいて、そのコロイド当量値
(カチオンポリマーの当量分子量)がpH3〜10の範
囲で常に3mg以上の値を有しているものが適用され
る。ここで、コロイド当量値が3未満であると、処理版
数が十分満足できるレベルではなくやや劣るという問題
があり、また、不感脂化処理能力が不十分で印刷物の画
質において良好な階調性や解像度が得られないという問
題を生ずる。かかるカチオンポリマーは、その分子量1
万〜100万程度のものが適宜用いられ、中でも3級も
しくは4級アミン構造を有するカチオンポリマーが特に
優れた不感脂化力が得られることから好ましい。なお、
本発明におけるコロイド当量値は、コロイド滴定による
電解コロイドの解離基を測定することにより得られる値
である。
【0009】本発明に使用される亜鉛イオンに対する錯
形成反応の安定度定数の対数値が液温25℃において1
0以上である化合物とは、亜鉛イオンに対して錯形成反
応を有するもので、下記により求められる平衡定数β
(安定度定数)の対数値つまりLogβの値が10以上
である有機化合物をいう。ここで言う平衡定数とは、水
溶液において下記式のように、
形成反応の安定度定数の対数値が液温25℃において1
0以上である化合物とは、亜鉛イオンに対して錯形成反
応を有するもので、下記により求められる平衡定数β
(安定度定数)の対数値つまりLogβの値が10以上
である有機化合物をいう。ここで言う平衡定数とは、水
溶液において下記式のように、
【化1】 亜鉛イオン(M)がm個と、該有機化合物から得られる
錯イオン(L)がn個とから錯化合物(MmLn)が形成
される場合、水溶液中での平衡状態における錯化合物の
濃度〔MmLn〕,亜鉛イオンの濃度〔M〕および錯イオ
ンの濃度〔L〕から次式により求められる。 β=〔MmLn〕/(〔M〕m×〔L〕n) 式中、〔 〕はモル濃度(mol dm-3)を表わす。
このような化合物としては、例えばニトリロトリス(メ
チレンホスホン酸)、ニトリロトリス(メチレンホスホ
ン酸)三ナトリウム塩、エチレンジアミンテトラキス
(メチレンホスホン酸)、ジエチレントリアミン五酢
酸、ジエチレンペンタアミン五酢酸、ジアミノプロパノ
ール四酢酸、ニトリロ三酢酸等が挙げられるが、これら
に限定されるものではない。但し、従来より不感脂化処
理液に防錆剤として混合使用されているエチレンジアミ
ン四酢酸(EDTA)は、かかる安定度定数の対数値が
16であるにもかかわらず、後述の比較例にも示したよ
うに、本発明の効果が達成されないので除外される。
錯イオン(L)がn個とから錯化合物(MmLn)が形成
される場合、水溶液中での平衡状態における錯化合物の
濃度〔MmLn〕,亜鉛イオンの濃度〔M〕および錯イオ
ンの濃度〔L〕から次式により求められる。 β=〔MmLn〕/(〔M〕m×〔L〕n) 式中、〔 〕はモル濃度(mol dm-3)を表わす。
このような化合物としては、例えばニトリロトリス(メ
チレンホスホン酸)、ニトリロトリス(メチレンホスホ
ン酸)三ナトリウム塩、エチレンジアミンテトラキス
(メチレンホスホン酸)、ジエチレントリアミン五酢
酸、ジエチレンペンタアミン五酢酸、ジアミノプロパノ
ール四酢酸、ニトリロ三酢酸等が挙げられるが、これら
に限定されるものではない。但し、従来より不感脂化処
理液に防錆剤として混合使用されているエチレンジアミ
ン四酢酸(EDTA)は、かかる安定度定数の対数値が
16であるにもかかわらず、後述の比較例にも示したよ
うに、本発明の効果が達成されないので除外される。
【0010】本発明に使用するフイチン酸またはその塩
は、別名イノシットヘキサリン酸エステルともよばれ、
従来一般に使用されているものが使用される。これら化
合物は酸性で金属と塩をつくるため不感脂化剤として利
用することができる。なお、フイチン酸塩としては、ア
ルカリ金属塩、アンモニウム塩、アミン塩等が挙げられ
る。本発明の不感脂化処理液におけるフイチン酸または
その塩の配合量は1〜250g/lであり、カチオンポ
リマーは0.01〜20g/l、好ましくは0.1〜
5.0g/lである。また、亜鉛イオンとの特定の錯形
成反応を有する化合物の添加量は0.01〜0.6mo
l/l、より好ましくは0.05〜0.5mol/lで
ある。
は、別名イノシットヘキサリン酸エステルともよばれ、
従来一般に使用されているものが使用される。これら化
合物は酸性で金属と塩をつくるため不感脂化剤として利
用することができる。なお、フイチン酸塩としては、ア
ルカリ金属塩、アンモニウム塩、アミン塩等が挙げられ
る。本発明の不感脂化処理液におけるフイチン酸または
その塩の配合量は1〜250g/lであり、カチオンポ
リマーは0.01〜20g/l、好ましくは0.1〜
5.0g/lである。また、亜鉛イオンとの特定の錯形
成反応を有する化合物の添加量は0.01〜0.6mo
l/l、より好ましくは0.05〜0.5mol/lで
ある。
【0011】本発明においてフイチン酸を用いる場合、
フイチン酸とポリエーテルポリアミンは、互いに結びつ
いて水に不溶性の化合物をつくることがあるため必要に
応じて緩衝剤を添加してもよい。使用する緩衝剤として
は、例えば硫酸アンモニウム、メタンスルホン酸または
その塩、エタンスルホン酸またはその塩、ベンゼンスル
ホン酸またはその塩、トルエンスルホン酸またはその
塩、キシレンスルホン酸またはその塩などのスルホン酸
化合物等が挙げられる。
フイチン酸とポリエーテルポリアミンは、互いに結びつ
いて水に不溶性の化合物をつくることがあるため必要に
応じて緩衝剤を添加してもよい。使用する緩衝剤として
は、例えば硫酸アンモニウム、メタンスルホン酸または
その塩、エタンスルホン酸またはその塩、ベンゼンスル
ホン酸またはその塩、トルエンスルホン酸またはその
塩、キシレンスルホン酸またはその塩などのスルホン酸
化合物等が挙げられる。
【0012】また、本発明の不感脂化処理液には下記成
分の如き助剤を添加することができる。すなわち、pH
調整剤もしくはpH緩衝剤として無機酸、有機酸および
それらの塩を単独もしくは混合して用いる。無機酸とし
ては、燐酸、硫酸、塩酸、硝酸などがあり、有機酸とし
てはギ酸、酢酸、酪酸、吉草酸、乳酸、酒石酸、プロピ
オン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、
マレイン酸、フタル酸、シトラコン酸、イタコン酸、フ
マル酸、トリカルバリン酸、グリコール酸、プロピオン
酸、チオグリコール酸、リンゴ酸、クエン酸、グルコン
酸、ピルビン酸、グルコール酸、サリチル酸、アジピン
酸、ヒドロアクリル酸、グリセリン酸、P−トルエンス
ルホン酸などである。これらの塩としては、アルカリ金
属塩、アンモニウム塩、アミン塩等がある。
分の如き助剤を添加することができる。すなわち、pH
調整剤もしくはpH緩衝剤として無機酸、有機酸および
それらの塩を単独もしくは混合して用いる。無機酸とし
ては、燐酸、硫酸、塩酸、硝酸などがあり、有機酸とし
てはギ酸、酢酸、酪酸、吉草酸、乳酸、酒石酸、プロピ
オン酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、
マレイン酸、フタル酸、シトラコン酸、イタコン酸、フ
マル酸、トリカルバリン酸、グリコール酸、プロピオン
酸、チオグリコール酸、リンゴ酸、クエン酸、グルコン
酸、ピルビン酸、グルコール酸、サリチル酸、アジピン
酸、ヒドロアクリル酸、グリセリン酸、P−トルエンス
ルホン酸などである。これらの塩としては、アルカリ金
属塩、アンモニウム塩、アミン塩等がある。
【0013】また湿潤剤および濡れ剤としてエチレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、グリセリン、アラビア
ガム、カルボキシメチルセルロース、アクリルポリマ
ー、メタノール、エタノール、イソおよびノルマルプロ
ピルアルコール、トリエタノールアミンなどを加える事
ができる。更に防腐剤としてサリチル酸、フェノール、
フェノールパラ安息香酸ブチル、デヒドロ酢酸ナトリウ
ム、4−イソチアゾロン−3−オン化合物等を加える事
ができる。加えて防錆剤としてEDTA、亜硝酸ナトリ
ウム、亜硝酸ジシクロヘキシルアンモニウム等を添加す
ることもできる。
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、グリセリン、アラビア
ガム、カルボキシメチルセルロース、アクリルポリマ
ー、メタノール、エタノール、イソおよびノルマルプロ
ピルアルコール、トリエタノールアミンなどを加える事
ができる。更に防腐剤としてサリチル酸、フェノール、
フェノールパラ安息香酸ブチル、デヒドロ酢酸ナトリウ
ム、4−イソチアゾロン−3−オン化合物等を加える事
ができる。加えて防錆剤としてEDTA、亜硝酸ナトリ
ウム、亜硝酸ジシクロヘキシルアンモニウム等を添加す
ることもできる。
【0014】
【実施例】以下に実施例をもって本発明の具体的な説明
をするが、本発明はこれらの実施例によって限定される
ものではない。なお、実施例および比較例の「部」は特
に指定しない限り「重量部」を表わすものとする。 実施例1 下記の組成にて配合し、十分混合溶解した後、アンモニ
ア水溶液(50%)を加えてpHを4.0に調整して本
発明の不感脂化処理液を作製した。 ・フイチン酸 60部 ・カチオンポリマー 2部 ・ニトリロトリス(メチレンホスホン酸)三ナトリウム塩 60部 (安定度定数の対数値:15) ・水 1000部 なお、上記カチオンポリマーは第4級アンモニウム塩型
ポリアミドポリアミン(重量平均分子量約50万、コロ
イド当量値はpH=4で10mg、pH=10で5m
g)を使用した。
をするが、本発明はこれらの実施例によって限定される
ものではない。なお、実施例および比較例の「部」は特
に指定しない限り「重量部」を表わすものとする。 実施例1 下記の組成にて配合し、十分混合溶解した後、アンモニ
ア水溶液(50%)を加えてpHを4.0に調整して本
発明の不感脂化処理液を作製した。 ・フイチン酸 60部 ・カチオンポリマー 2部 ・ニトリロトリス(メチレンホスホン酸)三ナトリウム塩 60部 (安定度定数の対数値:15) ・水 1000部 なお、上記カチオンポリマーは第4級アンモニウム塩型
ポリアミドポリアミン(重量平均分子量約50万、コロ
イド当量値はpH=4で10mg、pH=10で5m
g)を使用した。
【0015】実施例2 実施例1においてニトリロトリス(メチレンホスホン
酸)三ナトリウム塩60部に代えて、エチレンジアミン
テトラキス(メチレンホスホン酸)(安定度定数の対数
値:17)9部を用いた以外は、全て実施例1と同様に
して本発明の不感脂化処理液を作製した。 実施例3 実施例1においてニトリロトリス(メチレンホスホン
酸)三ナトリウム塩60部に代えて、ジエチレントリア
ミン五酢酸(安定度定数の対数値:19)8部を用いた
以外は、全て実施例1と同様にして本発明の不感脂化処
理液を作製した。
酸)三ナトリウム塩60部に代えて、エチレンジアミン
テトラキス(メチレンホスホン酸)(安定度定数の対数
値:17)9部を用いた以外は、全て実施例1と同様に
して本発明の不感脂化処理液を作製した。 実施例3 実施例1においてニトリロトリス(メチレンホスホン
酸)三ナトリウム塩60部に代えて、ジエチレントリア
ミン五酢酸(安定度定数の対数値:19)8部を用いた
以外は、全て実施例1と同様にして本発明の不感脂化処
理液を作製した。
【0016】実施例4 実施例1においてニトリロトリス(メチレンホスホン
酸)三ナトリウム塩60部に代えて、ジアミノプロパノ
ール四酢酸(安定度定数の対数値:13)6部を用いた
以外は、全て実施例1と同様にして本発明の不感脂化処
理液を作製した。 実施例5 実施例1においてニトリロトリス(メチレンホスホン
酸)三ナトリウム塩60部に代えて、ニトリロ三酢酸
(安定度定数の対数値:11)38部を用いた以外は、
全て実施例1と同様にして本発明の不感脂化処理液を作
製した。
酸)三ナトリウム塩60部に代えて、ジアミノプロパノ
ール四酢酸(安定度定数の対数値:13)6部を用いた
以外は、全て実施例1と同様にして本発明の不感脂化処
理液を作製した。 実施例5 実施例1においてニトリロトリス(メチレンホスホン
酸)三ナトリウム塩60部に代えて、ニトリロ三酢酸
(安定度定数の対数値:11)38部を用いた以外は、
全て実施例1と同様にして本発明の不感脂化処理液を作
製した。
【0017】比較例1 実施例1においてニトリロトリス(メチレンホスホン
酸)三ナトリウム塩60部を使用しなかった以外は、全
て実施例1と同様にして比較用の不感脂化処理液を作製
した。 比較例2 実施例1においてニトリロトリス(メチレンホスホン
酸)三ナトリウム塩60部に代えて、ニトリロ三プロピ
オン酸(安定度定数の対数値:5)5部を用いた以外
は、全て実施例1と同様にして比較用の不感脂化処理液
を作製した。 比較例3 実施例1においてニトリロトリス(メチレンホスホン
酸)三ナトリウム塩60部に代えて、ビス−2−アミノ
フェニルエチレングリコール四酢酸四カリウム塩−水和
物(安定度定数の対数値:9)63部を用いた以外は、
全て実施例1と同様にして比較用の不感脂化処理液を作
製した。
酸)三ナトリウム塩60部を使用しなかった以外は、全
て実施例1と同様にして比較用の不感脂化処理液を作製
した。 比較例2 実施例1においてニトリロトリス(メチレンホスホン
酸)三ナトリウム塩60部に代えて、ニトリロ三プロピ
オン酸(安定度定数の対数値:5)5部を用いた以外
は、全て実施例1と同様にして比較用の不感脂化処理液
を作製した。 比較例3 実施例1においてニトリロトリス(メチレンホスホン
酸)三ナトリウム塩60部に代えて、ビス−2−アミノ
フェニルエチレングリコール四酢酸四カリウム塩−水和
物(安定度定数の対数値:9)63部を用いた以外は、
全て実施例1と同様にして比較用の不感脂化処理液を作
製した。
【0018】比較例4 実施例1においてカチオンポリマーとしてコロイド当量
値がpH=4で2.8mg、pH=10で1.8mgで
あるポリアミドポリアミン(重量平均分子量約1万)を
用いた以外は、全て実施例1と同様にして比較用の不感
脂化処理液を作製した。比較例5実施例1においてカチ
オンポリマーを用いない以外は、全て実施例1と同様に
して比較用の不感脂化処理液を作製した。 比較例6 実施例1においてニトリロトリス(メチレンホスホン
酸)三ナトリウム塩に代えて、EDTA(安定度定数の
対数値:16)を用いた以外は、全て実施例1と同様に
して比較用の不感脂化処理液を作製した。
値がpH=4で2.8mg、pH=10で1.8mgで
あるポリアミドポリアミン(重量平均分子量約1万)を
用いた以外は、全て実施例1と同様にして比較用の不感
脂化処理液を作製した。比較例5実施例1においてカチ
オンポリマーを用いない以外は、全て実施例1と同様に
して比較用の不感脂化処理液を作製した。 比較例6 実施例1においてニトリロトリス(メチレンホスホン
酸)三ナトリウム塩に代えて、EDTA(安定度定数の
対数値:16)を用いた以外は、全て実施例1と同様に
して比較用の不感脂化処理液を作製した。
【0019】市販の酸化亜鉛〜樹脂分散系の電子写真平
版印刷用原版を電子写真法で製版し、実施例1〜5およ
び比較例1〜5の不感脂化処理液を用いてリコー社製自
動エッチング装置でこの平版をエッチングしてオフセッ
ト印刷用刷版とした。また、エッチングに使用した不感
脂化処理液を水で5倍に希釈した湿し水を、リョービ社
製のシンフロー方式平版印刷機に供給し該印刷機にて印
刷を行った。この際、インキには速乾性色インキ(Fグ
ロス群青、大日本インキ化学工業社製)を使用し、印刷
用紙には中性紙(商品名;トモエリバー、巴川製紙所
製)を使用した。
版印刷用原版を電子写真法で製版し、実施例1〜5およ
び比較例1〜5の不感脂化処理液を用いてリコー社製自
動エッチング装置でこの平版をエッチングしてオフセッ
ト印刷用刷版とした。また、エッチングに使用した不感
脂化処理液を水で5倍に希釈した湿し水を、リョービ社
製のシンフロー方式平版印刷機に供給し該印刷機にて印
刷を行った。この際、インキには速乾性色インキ(Fグ
ロス群青、大日本インキ化学工業社製)を使用し、印刷
用紙には中性紙(商品名;トモエリバー、巴川製紙所
製)を使用した。
【0020】印刷試験は3000枚の連続印刷をおこな
い、3000枚目の印刷物の着肉性、スソ切れ、解像
力、地汚れ、網点ツブレについて評価すると共に、処理
版数の評価を行なった。なお、評価方法は下記の通りで
ある。 〈着肉性〉 印刷物のインキ転写部分の濃度をマクベス
濃度計にて測定した。 ○:1以上 ×:1未満 〈スソ切れ〉 印刷原稿の階調性を表わすグレースケー
ル部が印刷によりインキ転写されない部分が発生する。
この時のインキ転写部分の最低原稿濃度で評価した。
(エッチング能力が強いと濃い原稿濃度をもインキ転写
しないことを利用し、エッチング能力の強さの目安とし
た。)尚、数字が大きいほど強いエッチング能力を持
つ。 〈解像力〉 印刷物の解像力を目視にて評価した。数字
が大きいほど高い解像力を示す。 〈地汚れ〉 印刷物のインキ未転写部分のインキによる
汚れを目視にて評価した。 ○:汚れはない ×:汚れがある 〈網点ツブレ〉 印刷物における網点の再現性を評価し
た。 ○:良好 ×:不良 〈処理版数〉 1リットルの不感脂化処理液で279×
400mmの印刷用刷版を何版エッッチング処理出来る
かを評価した。グレースケール部の原稿濃度部が0.4
以下になった時点を終点とする。尚、実用上必要な処理
版数は500枚以上である。
い、3000枚目の印刷物の着肉性、スソ切れ、解像
力、地汚れ、網点ツブレについて評価すると共に、処理
版数の評価を行なった。なお、評価方法は下記の通りで
ある。 〈着肉性〉 印刷物のインキ転写部分の濃度をマクベス
濃度計にて測定した。 ○:1以上 ×:1未満 〈スソ切れ〉 印刷原稿の階調性を表わすグレースケー
ル部が印刷によりインキ転写されない部分が発生する。
この時のインキ転写部分の最低原稿濃度で評価した。
(エッチング能力が強いと濃い原稿濃度をもインキ転写
しないことを利用し、エッチング能力の強さの目安とし
た。)尚、数字が大きいほど強いエッチング能力を持
つ。 〈解像力〉 印刷物の解像力を目視にて評価した。数字
が大きいほど高い解像力を示す。 〈地汚れ〉 印刷物のインキ未転写部分のインキによる
汚れを目視にて評価した。 ○:汚れはない ×:汚れがある 〈網点ツブレ〉 印刷物における網点の再現性を評価し
た。 ○:良好 ×:不良 〈処理版数〉 1リットルの不感脂化処理液で279×
400mmの印刷用刷版を何版エッッチング処理出来る
かを評価した。グレースケール部の原稿濃度部が0.4
以下になった時点を終点とする。尚、実用上必要な処理
版数は500枚以上である。
【0021】評価結果は、表1に示すとおりである。
尚、印刷機にはいずれの印刷試験においても乳化やロー
ラーストリップ等の問題は発生していなかった。
尚、印刷機にはいずれの印刷試験においても乳化やロー
ラーストリップ等の問題は発生していなかった。
【表1】
【0022】表1から明かなように、本発明による不感
脂化処理液を用いた場合、3000枚の連続印刷でも印
刷物に地汚れは無く、その他の印刷特性も良好であるこ
とが確認された。また、印刷機に乳化、ローラーストリ
ップを生ずることもなかった。更に処理版数も500枚
以上を確保することができ、良好であることが確認され
た。一方、比較例1〜3の安定度定数が10未満の化合
物を添加した処理液は、処理版数がすべて300枚以下
であった。また、比較例4のカチオンポリマーがコロイ
ド当量値=3mg未満の場合の処理液は処理版数が40
0枚とやや劣り、スソ切れが極端に悪くなり不感脂化処
理能力に問題が発生した。このため印刷物に汚れ等の発
生はないが階調性が悪く実用上問題を有するものであっ
た。更に、比較例5のカチオンポリマーを添加しない処
理液はスソ切れや解像力が悪く汚れが発生するという問
題を有するものであった。
脂化処理液を用いた場合、3000枚の連続印刷でも印
刷物に地汚れは無く、その他の印刷特性も良好であるこ
とが確認された。また、印刷機に乳化、ローラーストリ
ップを生ずることもなかった。更に処理版数も500枚
以上を確保することができ、良好であることが確認され
た。一方、比較例1〜3の安定度定数が10未満の化合
物を添加した処理液は、処理版数がすべて300枚以下
であった。また、比較例4のカチオンポリマーがコロイ
ド当量値=3mg未満の場合の処理液は処理版数が40
0枚とやや劣り、スソ切れが極端に悪くなり不感脂化処
理能力に問題が発生した。このため印刷物に汚れ等の発
生はないが階調性が悪く実用上問題を有するものであっ
た。更に、比較例5のカチオンポリマーを添加しない処
理液はスソ切れや解像力が悪く汚れが発生するという問
題を有するものであった。
【0023】
【発明の効果】本発明の不感脂化処理液は、環境上の問
題がなく良好な不感脂化力による優れた印刷性能を有
し、かつ処理版数が多く耐久性も優れている効果を発揮
するものである。
題がなく良好な不感脂化力による優れた印刷性能を有
し、かつ処理版数が多く耐久性も優れている効果を発揮
するものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 フイチン酸またはその塩を主成分とした
平版印刷用不感脂化処理液において、コロイド当量値が
pH3〜10域において3mg以上の値を有するカチオ
ンポリマーと、亜鉛イオンに対する錯形成反応の安定度
定数の対数値が液温25℃において10以上である化合
物(但し、エチレンジアミン四酢酸は除く)を含有する
ことを特徴とする平版印刷用不感脂化処理液。 - 【請求項2】 前記亜鉛イオンに対する錯形成反応の安
定度定数の対数値が液温25℃において10以上である
化合物が、ニトリロトリス(メチレンホスホン酸)、エ
チレンジアミンテトラキス(メチレンホスホン酸)、ジ
エチレントリアミン五酢酸、ジエチレンペンタアミン五
酢酸、ジアミノプロパノール四酢酸、ニトリロ三酢酸か
ら選択された少なくとも1種の化合物である請求項1記
載の平版印刷用不感脂化処理液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3545096A JPH09202064A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 平版印刷用不感脂化処理液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3545096A JPH09202064A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 平版印刷用不感脂化処理液 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09202064A true JPH09202064A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=12442159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3545096A Pending JPH09202064A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 平版印刷用不感脂化処理液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09202064A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005298585A (ja) * | 2004-04-08 | 2005-10-27 | Riso Kagaku Corp | 非水系インクジェットインク |
-
1996
- 1996-01-29 JP JP3545096A patent/JPH09202064A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005298585A (ja) * | 2004-04-08 | 2005-10-27 | Riso Kagaku Corp | 非水系インクジェットインク |
JP4563714B2 (ja) * | 2004-04-08 | 2010-10-13 | 理想科学工業株式会社 | 非水系インクジェットインク |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040525 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040615 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20041026 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |