JPH09202056A - 熱転写受像シート - Google Patents
熱転写受像シートInfo
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- JPH09202056A JPH09202056A JP8011007A JP1100796A JPH09202056A JP H09202056 A JPH09202056 A JP H09202056A JP 8011007 A JP8011007 A JP 8011007A JP 1100796 A JP1100796 A JP 1100796A JP H09202056 A JPH09202056 A JP H09202056A
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Abstract
することができ、正確にプリンターに装着できる熱転写
受像シートを提供する。 【解決手段】 シート状支持体の一表面上に染料を受容
する画像受容層を形成し、シート状支持体の他方の面上
に裏面塗工層を形成した熱転写受像シートにおいて、J
IS P 8123によって規定される前記画像受容層
面のハンター白色度W1(%)が下記式(1)を満た
し、かつ前記白色度W1と前記裏面塗工層面のハンター
白色度W2(%)とが下記関係式(2)を満たすか、或
はJIS P8730により規定された前記画像受容層
面と前記裏面塗工層面との色差(ΔE* )が下記関係式
(3)を満たすようにする。 W1≧82(1)、|W1−W2|≧5(2)、ΔE*
≧1.5(3)
Description
(以下、受像シートと記す)に関するものである。さら
に詳しく述べるならば、本発明は画像受容層面と裏面塗
工層面とを間違えるおそれがなく、正確に染料熱転写プ
リンターに装着できる受像シートに関するものである。
ー、特に昇華型熱転写プリンターの開発が進んでいる。
昇華型熱転写プリンターでは、3色(イエロー、マゼン
タ、シアン)あるいは4色(イエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラック)の昇華性染料層を含むインクリボンを、
順次にサーマルヘッドの加熱エネルギーを連続的に制御
しながら加熱し、それぞれの色の染料の転写量を変化制
御することにより、濃度階調のフルカラー画像を受像シ
ート上に転写形成することができる。このような熱転写
プリンターは、テレビ画像やビデオカメラで撮影した画
像を、はがきにプリントしたり、ステッカーにプリント
したりするなどの用途に用いられ、一般家庭でも急速に
普及している。
においては、シート状支持体の一表面上に、昇華性染料
を受容する画像受容層が設けられている。そして、受像
シートの裏面(画像受容層を設けた面の反対側)には、
裏面塗工層が設けられている。この裏面塗工層の目的
は、一般に、(1)静電気による走行性不良の防止、
(2)静電気によるゴミやほこりの吸引防止、および
(3)受像シート間の摩擦係数の低減等にある。このた
め、受像シートの表裏を逆にしてプリンターに接着した
場合、きれいに印字できないばかりか、受像シートの裏
面にインクリボンのバインダーがブロック転写して受像
シートの走行性に支障をきたすという問題を生ずる。
シートの多くには、受像シートの表裏を容易に判別でき
るようにするため、受像シートの裏面に文字および/ま
たはマークが印刷されており、それにより表裏を誤って
プリンターに装着することを防止している(特開昭61
−237691号公報)。しかし、この方法では、裏面
塗工層の塗工工程に加えて、裏面塗工層塗工前もしくは
塗工後に、表示文字およびマークを、シート状支持体上
もしくは裏面塗工層上に印刷するという工程を組み込ま
なければならず、これがコスト上昇の原因となってい
る。
する別の手段としては、受像シートの画像受容層面と裏
面塗工層面の光沢度に差をつけることにより表裏を判別
しやすくする方法(特開平5−330247号公報)が
あるが、低光沢の銀塩写真印画紙表面のように、画像受
容層面の光沢度が低いマット調の画像受容層を有する受
像シートの場合、表裏の光沢度差が不十分であるため、
それによって表裏を判別することが困難であった。
用基材として、紙基材、フィルム基材、あるいは合成紙
張合せ基材や、両面をポリオレフィン樹脂でラミネート
した紙基材などを用いた場合、表裏を容易に判別し得る
熱転写受像シートを提供しようとするものである。
トは、シート状支持体と、前記支持体の一表面上に形成
され、かつ染料を受容する画像受容層と、前記シート状
支持体の他方の面上に形成された裏面塗工層とを有し、
JIS P 8123によって規定された前記画像受容
層面のハンター白色度W1(%)、および前記裏面塗工
層面のハンター白色度W2(%)が、下記式(1)およ
び(2): W1≧82 (1) |W1−W2|≧5 (2) を満たすことを特徴とするものである。本発明の他の熱
転写受像シートは、シート状支持体と、前記支持体の一
表面上に形成され、かつ染料を受容する画像受容層と、
前記シート状支持体の他方の面上に形成された裏面塗工
層とを有し、JIS P 8123によって規定された
前記画像受容層のハンター白色層W1(%)、およびJ
IS P 8730によって規定された前記画像受容層
面と前記裏面塗工層面との色差(ΔE* )が、それぞれ
下記式(1)および(3): W1≧82 (1) ΔE* ≧1.5 (3) を満たすことを特徴とするものである。また、本発明の
上記熱転写受像シートにおいて、前記裏面塗工層が、水
溶性有色染料を含有することが好ましい。
支持体と、その一表面上に形成され、かつ染料を受容し
てプリント画像を形成する画像受容層と、前記シート状
支持体の他方の面上に形成された裏面塗工層とを有する
ものである。本発明の受像シートは、JIS P 81
23によって規定された画像受容層面のハンター白色度
W1(%)および裏面塗工層面の前記白色度W2(%)
とが下記式(1)および(2)を満たすことが特徴であ
る。 W1≧82 (1) |W1−W2|≧5 (2)
P 8123によって規定された画像受容層面のハン
ター白色層W1(%)およびJIS P 8730によ
り規定された前記画像受容層面と前記裏面塗工層面との
色差ΔE* が、それぞれ下記式(1)および(3): W1≧82 (2) ΔE* ≧1.5 (3) を満たすことを特徴とするものである。
ことによりフルカラー画像を形成するものであって、画
像受容層の白色度W1は、82%以上(82〜100
%)であることが必要とされる。また前記JIS P
8123に規定された白色度とは、スペクトルの青−ス
ミレ色の部分(波長が400〜500nm)の光で照射し
たときの試料における反射率の標準酸化マグネシウム板
における反射率に対する比であり、表裏の前記白色度が
前記の式(1)および(2)を満たせば、目視により表
裏の判別を容易に行うことができる。画像受容層面は、
前述のように白色度W1が高いことが要求されるので、
画像受容層面の白色度W1が裏面塗工層面の白色度W2
よりも5%以上高いことが一般に好ましく、表面側に良
好な画像を形成するためには|W1−W2|が5〜15
%であることがより好ましい。
し、かつ前記画像受容層と前記裏面塗工層の前記色差Δ
E* が前記式(3)を満たす場合、目視により受像シー
ト表裏の判別を容易に行うことができ好ましくは、色差
ΔE* は、1.5〜6.0である。また、画像受容層に
染料が染着されることによりフルカラー画像を形成する
ことができる、鮮明な画像を得るには、画像受容層面の
白色度W1は82%以上であることが必要である。
を満たすように差をつける手段としては、(1)シート
状支持体の、画像受容層が形成される側の白色度と、裏
面塗工層が形成される側の白色度との間に差をつけるこ
と、(2)画像受容層に白色顔料、蛍光染料を添加し、
画像受容層面の白色度を上げること、および(3)裏面
塗工層に有色染料もしくは顔料を添加し、白色度を下げ
ること、などが挙げられ、これらの手段の2以上を適宜
組み合わせて利用することも勿論可能である。上記方法
の中でも、(3)の方法が実用的である。
トの表裏の色差をつけるには、画像受容層面あるいは裏
面塗工層のJIS Z 8729によって規定されるL
* a * b* 表色系のL* 、a* 、b* のそれぞれについ
て、表裏差をつければよい。すなわち受像シートの表裏
の色差をつける手段としては、(5)画像受容層を着色
する、(6)画像受容層を形成する側の基材表面を着色
する、(7)裏面塗工層を着色する、および(8)裏面
塗工層を形成する側の基材表面を着色する、などが挙げ
られ、こられの方法は適宜組み合わせて利用することも
可能である。上記手段の中でも、画像受容層面の白色度
W1は前述のように82%以上が必要とされるため、
(7)、(8)の方法が好ましく、特に(7)の方法が
実用的である。
使用される有色染料および顔料には、(イ)画像受容層
への転移がないこと、(ロ)耐侯性がよいこと、(ハ)
受像シートの走行性に影響しないこと、などが要求さ
れ、一般に水溶性の有色染料が好ましく用いられる。水
溶性の有色染料としては、直接染料、カチオン染料、酸
性染料、含金属酸性染料、塩基性染料、媒染染料、酸性
媒染染料、アゾイック染料、可溶性建染染料、可溶性硫
化染料、反応性染料などが挙げられる。これらの中で
も、特に直接染料、およびカチオン染料が好ましく用い
られる。直接染料の例としては、Kayafectシリーズ(日
本化薬製)の直接染料、またカチオン染料の例として
は、 Kayacelシリーズ(日本化薬製)のカチオン染料な
どが挙げられる。その使用量は、裏面塗工層中に0.0
01〜0.1重量%程度であることが好ましい。
分とし、必要に応じて、導電剤、滑り剤、顔料などを含
有してもよく、またインクリボンのブロック転写を防止
する目的で融着防止剤を含有していてもよい。前記接着
剤樹脂としては、公知の高分子バインダーを任意に選択
して使用することができ、例えばアクリルエマルジョ
ン、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス、ポ
リビニルアルコール、スチレン−マレイン酸共重合体ア
ンモニウム塩等が例示される。
使用できる。その他、酸化チタンや酸化亜鉛の微粉末を
不純物と混合し、焼成して電子伝導性を高めた、電子伝
導性無機微粉末が使用できる。また、前記滑り剤および
融着防止剤としては、市販のワックス、シリコーン樹脂
などが使用できる。さらに前記顔料としては、シリカ顔
料、クレー、酸化チタン、炭酸カルシウム、硫酸バリウ
ムなどを用いることができる。
0.1〜10g/m2 の範囲内にあることが適当であ
る。裏面塗工層の塗工量が少なすぎるとその効果が十分
に発揮されず、また多すぎると、効果が飽和し、それ以
上の効果を期待できないばかりか、コストを上昇させる
から実用的でない。
持体の1表面上に設けられる染料受容層は、インクリボ
ンから転写される昇華性染料を染着し得る染着性樹脂を
主成分として含んで形成される。このような染着性樹脂
としては、ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、
セルロース誘導体等が例示される。画像受容層の塗工層
(乾燥)は、1〜12g/m2 であることが好ましく、
より好ましくは3〜10g/m2 である。画像受容層が
1g/m2 未満では、得られる画像が劣化したり、プリ
ント面の光沢が低下する等の欠点が生ずることがある。
また、画像受容層が12g/m2 を超えると、効果が飽
和し不経済であるばかりか、プリント濃度が低下するこ
とがある。
リントの際に、サーマルヘッドの加熱によりインクリボ
ンと融着することを防ぐ目的で、架橋剤や、滑り剤、剥
離剤等を添加されていることが好ましい。また、必要に
応じ、画像受容層中に蛍光染料、可塑剤、酸化防止剤、
顔料、紫外線吸収剤等を添加してもよい。これらの添加
剤は、画像受容層の主成分と混合し塗工されてもよい
し、別の被覆層として画像受容層の上および/または下
に塗工されていてもよい。前記顔料としては、シリカ顔
料、チタン顔料、クレー、あるいはプラスチックピグメ
ントなどを用いることができる。中でも白さ及び画質の
点から、シリカ顔料を用いることが好ましく、その平均
粒子径は1〜12μm程度であることが好ましく、また
顔料の含有量は、前記染着性樹脂100重量部に対し
て、2〜15重量部程度であることが適当である。
るとき、静電気による走行トラブルの発生を防ぐため、
受像シートの画像受容層面上、あるいは画像受容層とシ
ート状支持体との間に、裏面塗工層とは異なる導電層を
塗布形成することができる。
は、コート紙、アート紙、上質紙等の紙基材、ポリエチ
レン等の樹脂を紙基材にラミネートしたラミネート紙、
ポリエステル、ナイロン、ポリオレフィン(例えばポリ
プロピレン)のフィルム、あるいはポリオレフィン樹脂
と無機顔料を主成分とし、2軸延伸され、微細空隙を有
する多層構造のフィルム等が例示される。さらに、前記
の材料を単体で使用してもよく、或は、ドライラミネー
ト法により、前記材料の2種以上を貼り合わせて多層構
造にしたものを使用してもよく、前記材料の組み合わせ
には限定はない。
mであることが好ましい。支持体の厚さが100μm未
満であると、その機械的強度が不十分となり、かつそれ
から得られる受像シートの剛度、および変形に対する反
発復元力が不十分となり、印画の際に生じる受像シート
のカールを十分に防止できない。また支持体の厚さが3
00μmを超えると、得られる受像シートの厚さが過大
になる。所定容積のプリンターでは、受像シート収容容
積に限度があるから、受像シートの厚さの増大は、受像
シート収容枚数の低下をまねいたり、あるいは、プリン
ターの容積を大きくする必要を生じ、このためプリンタ
ーのコンパクト化が困難になる。
工層およびその他の被覆層は、バーコーター、グラビア
コーター、コンマコーター、ブレードコーター、エアー
ナイフコーター等のコーターで塗工、乾燥して形成する
ことができる。
が、本発明の範囲はこれらに限定されるものではない。
なお、実施例において、特に断らない限り「%」および
「部」はすべて「重量%」および「重量部」を示す。
フィルムの表裏に、無機顔料を含むポリオレフィンを主
成分として2軸延伸した厚さ60μmの多層構造フィル
ム(商標:ユポFPG60、王子油化合成紙製)を、ポ
リエステル系接着剤を用い、ドライラミネート法で貼り
合わせてシート状支持体を調製した。このシート状支持
体の一方の面上に、画像受容層形成のため、下記組成の
塗料A−1を、固形分塗布量が8g/m2 になるように
ダイコーティング法により塗工し、乾燥した。さらにも
う一方の面上に、裏面塗工層を形成するため下記組成の
塗料B−1を、固形分塗布量が1g/m2 になるよう
に、バーコーティング法により塗工し、120℃で2分
間乾燥した。
面塗工層用塗料B−1において、黒色染料(商標:Kaya
cel Black CN, 日本化薬製)0.25部の代わりに、黄
色染料(商標: Kayafect Yellow F, 日本化薬製)0.
35部を用いた。
面塗工層用塗料B−1において、黒色染料(商標:Kaya
cel Black CN, 日本化薬製)0.25部の代わりに、緑
色染料(商標:Kayafect Green S, 日本化薬製)0.3
5部を用いた。
面塗工層用塗料B−1において、黒色染料(商標:Kaya
cel Black CN, 日本化薬製)0.25部の添加を省略し
た。
面塗工層用塗料B−1において、黒色染料(商標:Kaya
cel Black CN, 日本化薬製)の添加量を0.20部に変
更した。
面塗工層用塗料B−1において、黒色染料(商標:Kaya
cel Black CN, 日本化薬製)0.25部の代わりに、黄
色染料(商標: Kayafect Yellow F, 日本化薬製)0.
25部を用いた。
(裏面)の白色度W1,W2をハンター白色度計(商
標: Hunter reflectometer type D, 東洋精機製)を用
い、JIS P 8123に従って測定した。 (2)表裏の判別試験 各実施例および比較例の各々で得られた受像シート10
枚づつを用いて、室内において、4人の試験者(A〜
D)により表裏の判別テストを行った。表1に表裏を間
違えた枚数を示す。
フィルムの表裏に、無機顔料を含むポリオレフィンを主
成分として2軸延伸した厚さ60μmの多層構造フィル
ム(商標:ユポFPG60、王子油化合成紙製)を、ポ
リエステル系接着剤を用い、ドライラミネート法で貼り
合わせてシート状支持体を調製した。この支持体の一方
の面上に、染料画像受容層形成のため、下記組成の塗料
A−2を固形分8g/m2 の割合でダイコーティング法
により塗工、乾燥した。さらにもう一方の面上に、裏面
塗工層として塗料B−2を固形分1g/m2 の割合でバ
ーコーティング法により塗工、120℃で2分間乾燥し
た。
面塗工層用塗料B−2において、紫色染料(商標:Kaya
fect Violet 3R、日本化薬製)0.35部の代わりに、
青色染料(商標:Kayacell Blue CF、日本化薬製)0.
35部を用いた。
像受容層用形成のため、実施例の塗料A−1を用い、裏
面塗工層用塗料B−2において、紫色染料(商標:Kaya
fect Violet 3R、日本化薬製)0.35部の代わりに、
青色染料(商標:Kayacell Blue CF、日本化薬製)0.
20部を用いた。
面塗工層用塗料B−2において、紫色染料(商標:Kaya
fect Violet 3R、日本化薬製)0.35部の代わりに、
黒色染料(商標:Kayafect Black S、日本化薬製)0.
25部を用いた。
面塗工層用塗料B−2において、紫色染料(商標:Kaya
fect Violet 3R、日本化薬製)0.35部の添加を省略
した。
面塗工層用塗料B−2において、紫色染料(商標:Kaya
fect Violet 3R、日本化薬製)の添加量を0.20部に
変更した。
面塗工層用塗料B−2において、紫色染料(商標:Kaya
fect Violet 3R、日本化薬製)0.35部の代わりに、
青色染料(商標:Kayacell Blue CF、日本化薬製)0.
15部を用いた。
面塗工層用塗料B−2において、紫色染料(商標:Kaya
fect Violet 3R、日本化薬製)0.35部の代わりに、
黒色染料(商標:Kayafect Black S、日本化薬製)0.
10部を用いた。
て、L* 、a* 、b* をSMカラーコンピューター(商
標:SM−4、スガ試験機製)を用いて測定し、JIS
P 8730に従って色差(ΔE* )を求めた。 (2)白色度の測定 受像シートの画像受容層面(表)の白色度をハンター白
色度計(商標:Hunterreflectometer type D 、東洋精
機製)を用いJIS P 8123に従って測定した。 (3)表裏の判別試験 上記実施例4〜7および比較例4〜7の各々で得られた
受像シート10枚づつを用いて、室内において、4人の
試験者(A〜D)により表裏の判別テストを行った。表
2にそれぞれ試験者について、表裏を間違えた枚数を示
す。
施例においてはいずれの試験者も受像シートの表裏を全
く間違えることなく正確に判別できた。一方、比較例に
おいては表裏の間違いが起こり、実用的には問題となる
ものである。
層面と裏面塗工層面とが容易に判別でき、表裏を間違え
ることなく正確にプリンターに装着できるものであり、
その実用的価値はきわめて高いものである。
Claims (3)
- 【請求項1】 シート状支持体と、前記支持体の一表面
上に形成され、かつ染料を受容する画像受容層と、前記
シート状支持体の他方の面上に形成された裏面塗工層と
を有し、JIS P 8123によって規定された前記
画像受容層面のハンター白色度W1(%)、および前記
裏面塗工層面のハンター白色度W2(%)が、下記式
(1)および(2): W1≧82 (1) |W1−W2|≧5 (2) を満たしていることを特徴とする熱転写受像シート。 - 【請求項2】 シート状支持体と、前記支持体の一表面
上に形成され、かつ染料を受容する画像受容層と、前記
シート状支持体の他方の面上に形成された裏面塗工層と
を有し、JIS P 8123によって規定された前記
画像受容層面のハンター白色度W1(%)およびJIS
P 8730によって規定された前記画像受容層面と
前記裏面塗工層面との色差(ΔE* )が、それぞれ下記
式(I)および(3): W1≧82 (1) ΔE* ≧1.5 (3) を満たすことを特徴とする熱転写受像シート。 - 【請求項3】 前記裏面塗工層が、水溶性有色染料を含
有する、請求項1又は2に記載の熱転写受像シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8011007A JPH09202056A (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 熱転写受像シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8011007A JPH09202056A (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 熱転写受像シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09202056A true JPH09202056A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=11766072
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8011007A Pending JPH09202056A (ja) | 1996-01-25 | 1996-01-25 | 熱転写受像シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09202056A (ja) |
-
1996
- 1996-01-25 JP JP8011007A patent/JPH09202056A/ja active Pending
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