JPH09201962A - インク噴射装置の駆動方法 - Google Patents

インク噴射装置の駆動方法

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JPH09201962A
JPH09201962A JP1102296A JP1102296A JPH09201962A JP H09201962 A JPH09201962 A JP H09201962A JP 1102296 A JP1102296 A JP 1102296A JP 1102296 A JP1102296 A JP 1102296A JP H09201962 A JPH09201962 A JP H09201962A
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ejection pulse
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    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度によってインク滴噴射速度が変動しにく
い印字品質の良好な低コストのインク噴射装置の駆動方
法を提示すること。 【解決手段】 インク液滴を噴射させるための第1のパ
ルス信号Aのみからなる第2の駆動波形10は、ヘッド
の発熱量を抑え、かつインク液滴の噴射速度を小さくす
るための波形である。インク液滴を噴射しない第2のパ
ルス信号Bとインク液滴を噴射させる第3のパルス信号
Cとからなる第1の駆動波形20はヘッドの発熱量を増
加し、かつインク液滴の噴射速度を大きくするための波
形である。インクが高粘度となる低温度域では第2の駆
動波形10を用いて駆動し、インクが低粘度となる高温
度域では第1の駆動波形20を用いることで、ヘッドお
よびインクの温度変化を少なくし、かつ周囲温度の変化
によるインク液滴の噴射速度変化を少なくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク噴射装置の
駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、これまでのインパクト方式の印字
装置にとってかわり、その市場を大きく拡大しつつある
ノンインパクト方式の印字装置のなかで、原理が最も単
純で、かつ多階調化やカラー化が容易であるものとし
て、インクジェット方式の印字装置が挙げられる。なか
でも印字に使用するインク液滴のみを噴射するドロップ
・オン・デマンド型が、噴射効率の良さ、ランニングコ
ストの安さなどから急速に普及している。
【0003】ドロップ・オン・デマンド型として特公昭
53−12138号公報に開示されているカイザー型、
あるいは特公昭61−59914号公報に開示されてい
るサーマルジェット型がその代表的な方式としてある。
このうち、前者は小型化が難しく、後者は高熱をインク
に加えるためにインクの耐熱性に対する要求が必要とさ
れ、それぞれに非常に困難な問題を抱えている。
【0004】以上のような欠陥を同時に解決する新たな
方式として提案されたのが、特開昭63−247051
号公報に開示されている圧電セラミックスを利用したせ
ん断モード型である。図6に示すように、せん断モード
型のインクジェットヘッド600は、底壁601、天壁
602及びその間のせん断モードアクチュエータ壁60
3からなる。そのアクチュエータ壁603は、底壁60
1に接着され、且つ矢印611方向に分極された下部壁
607と、天壁602に接着され、且つ矢印609方向
に分極された上部壁605とからなっている。アクチュ
エータ壁603は一対となって、その間にインク流路6
13を形成し、且つ次の一対のアクチュエータ壁603
の間には、インク流路613よりも狭い空間615を形
成している。
【0005】各インク流路613の一端には、ノズル6
18を有するノズルプレート617が固着され、各アク
チュエータ壁603の両側面には電極619,621が
設けられている。各電極619,621はインクと絶縁
するための絶縁層(図示せず)で覆われている。そし
て、空間615に面している電極619はアース623
に接続され、インク流路613内に設けられている電極
621はアクチュエータ駆動回路であるシリコン・チッ
プ625に接続されている。また、各インク流路613
の他端には、開口部を有する目止めプレート627が固
着され、更に各インク流路613の他端には、図示しな
いインク供給源からのインクを各インク流路613に供
給するためのマニホールド626が形成されたマニホー
ルド部材628が固着されている。
【0006】次に、このインクジェットヘッド600の
製造方法を説明する。まず、矢印611に分極された圧
電セラミックス層を底壁601に接着し、矢印609に
分極された圧電セラミックス層を天壁602に接着す
る。各圧電セラミックス層の厚みは、下部壁607、上
部壁605の高さに等しい。次に、圧電セラミックス層
に、平行な溝をダイヤモンドカッティング円板の回転等
によって形成して、下部壁607、上部壁605を形成
する。そして、真空蒸着等によって下部壁607の側面
に電極619、621を形成し、その電極619、62
1上に前記絶縁層を設ける。同様にして上部壁605の
側面に電極619、621、前記絶縁層を設ける。
【0007】上部壁605の天頂部と下部壁607の天
頂部とを接着してインク流路613と空間615とを形
成する。次に、ノズル618が形成されているノズルプ
レート617を、ノズル618がインク流路613と対
応するように、インク流路613及び空間615の一端
に接着し、インク流路613と空間615との他端側で
電極621と電極619とをシリコン・チップ625と
アース623とに接続する。前記開口部が形成されてい
る目止めプレート627を、開口部がインク流路613
と対応するように、インク流路613及び空間615の
他端に接着し、更にマニホールド626が形成されたマ
ニホールド部材628をインク流路613及び空間61
5の他端に接着する。
【0008】そして、各インク流路613の電極621
にシリコン・チップ625が電圧を印加することによっ
て、各アクチュエータ壁603がインク流路613の容
積を増加する方向に圧電厚みすべり変形する。例えば図
7に示すようにインク流路613cの電極621cに電
圧Vが印加されると、アクチュエータ壁603eに矢印
629、631の方向の電界が発生し、アクチュエータ
壁603fに矢印630、632の方向の電界が発生
し、アクチュエータ壁603e、603fがインク流路
613cの容積を増加する方向に圧電厚みすべり変形す
る。このときノズル618c付近を含むインク流路61
3c内の圧力が減少する。この状態を圧力波のインク流
路613内での片道伝播時間Tだけ維持する。すると、
その間マニホールド626からインクが供給される。な
お、上記Tはインク流路613内の圧力波が、インク流
路613の長手方向に伝播するのに必要な時間であり、
インク流路613の長さLとこのインク流路613内部
のインク中での音速aによりT=L/aと決まる。圧力
波の伝播理論によると、上記の電圧の印加からちょうど
T時間がたつとインク流路613内の圧力が逆転し、正
の圧力に転じるが、このタイミングに合わせてインク流
路613cの電極621cに印加されている電圧を0に
戻す。
【0009】すると、アクチュエータ壁603e、60
3fが変形前の状態(図6)に戻り、インクに圧力が加
えられる。そのとき、前記正に転じた圧力と、アクチュ
エータ壁603e、603fが変形前の状態に戻ること
により発生した圧力とが加え合わされ、比較的高い圧力
がインク流路613cのノズル618c付近の部分に生
じて、インク液滴がノズル618cから噴射される。
【0010】従来、この種のインクジェットヘッド60
0で用いられるインクは図8に示すように、例えば、あ
るインクでは25℃においては、粘度が約3mPa・s
であるが、10℃では約6mPa・s、40℃では約2
mPa・sと温度に対して非常に大きく特性が変化す
る。このインク粘度の変化により、低温時は、高温時に
比べてはインク液滴噴射速度が小さくなり、着弾位置ず
れが大きくなって、印字品質が劣化する。そこで、印字
品質が劣化しないように、インク液滴噴射速度の変化を
抑えるために、周囲温度により、インクジェットヘッド
の駆動電圧を変化させていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成のインク噴射装置の駆動方法では、周囲温度の変
化に応じて駆動電圧を変化させるための、複雑な電圧可
変回路、または2種以上の電源を必要とし、コストが高
価であるという問題があった。
【0012】本発明は、かつ単一の駆動電圧のみで、周
囲温度の変化によるインク液滴噴射速度の変化が少なく
良好な印字品質の得られる低コストのインク噴射装置の
駆動方法を提示することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1では、インクが充填されるインク室
と、少なくとも一部が圧電セラミックスで形成され、前
記インク室の容積を変化させるためのアクチュエータ
と、前記アクチュエータに電気信号を印加するための単
一の駆動電源と、前記アクチュエータの近傍に配置さ
れ、アクチュエータに前記単一の駆動電源からの電気信
号を印加することにより、前記インク室内にインクに圧
力を加えてインク液滴を噴射させる駆動回路とを有する
インク噴射装置の駆動方法であって、所定温度未満にお
いては、インク液滴を噴射させない非噴射パルス信号
と、該非噴射パルス信号と波高値が同一であり、インク
液滴を噴射させる噴射パルス信号とを有する第1の駆動
波形を、前記駆動回路が前記アクチュエータに前記単一
の駆動源から印加して、一つのインク液滴を噴射させ、
所定温度以上においては、前記非噴射パルス信号および
噴射パルス信号と波高値が同じで、かつ前記第1の駆動
波形を構成するパルス信号の数よりも少ない数のパルス
信号からなる第2の駆動波形を、前記駆動回路が前記ア
クチュエータに前記単一の駆動源から印加して、一つの
インク液滴を噴射させる。
【0014】このようにインク噴射装置を駆動すること
によって、前記所定温度未満では、前記第1の駆動波形
により前記駆動回路に流れる電流の回数を増加して発熱
させて、アクチュエータの温度をすばやく上昇させる。
また、前記所定温度以上では、前記第2の駆動波形によ
り駆動回路に流れる電流の回数を少なく抑えて発熱を抑
えてアクチュエータの安定温度を低く抑える。つまり安
定温度に達するまでの時間を短くし、安定温度を低くす
る。このため、アクチュエータの温度変化に伴う、イン
クの粘度変化によるインク液滴噴射速度も変化が少な
く、良好な印字品質が得られる。
【0015】請求項2のインク噴射装置の駆動方法で
は、前記アクチュエータは、前記パルス信号の印加によ
り、前記インク室の容積を自然状態から増大状態に変化
させた後、再び自然状態に戻す動作をし、前記噴射パル
ス信号のパルス幅を、前記インク室内における圧力波の
片道伝播時間Tのほぼ奇数倍とすることにより、インク
液滴を噴射し、前記非噴射のパルス信号のパルス幅を、
0.3T以下、または(N−0.3)T〜(N+0.
3)Tとすることにより(Nは偶数)、前記駆動回路に
電流を流し、且つインク液滴を噴射させない。
【0016】請求項3のインク噴射装置の駆動方法で
は、前記第1の駆動波形は、前記非噴射パルス信号と前
記噴射パルス信号との2つのパルス信号からなり、前記
第2の駆動波形は、1つの前記噴射パルス信号からなる
ことにより、駆動周波数を高くすることが可能となる。
【0017】請求項4のインク噴射装置の駆動方法で
は、前記第1の駆動波形は前記非噴射パルス信号を印加
した後に前記噴射パルス信号を印加する駆動波形であ
り、前記非噴射パルス信号と前記噴射パルス信号との間
隔を調整することにより、噴射パルス信号により噴射さ
れるインク液滴の速度や体積を適切とすることが可能と
なる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0019】本実施例のインクジェットヘッド600
は、図6に示す従来のインクジェットヘッド600と同
様に、底壁601、天壁602及びその間のせん断モー
ドアクチュエータ壁603からなる。そのアクチュエー
タ壁603は、底壁601に接着され、且つ矢印611
方向に分極された下部壁607と、天壁602に接着さ
れ、且つ矢印609方向に分極された上部壁605から
なっている。アクチュエータ壁603は一対となって、
その間にインク流路613を形成し、且つ次の一対のア
クチュエータ壁603の間には、インク流路613より
も狭い空間615を形成している。
【0020】各インク流路613の一端には、ノズル6
18を有するノズルプレート617が固着され、各アク
チュエータ壁603の両側面には電極619,621が
設けられている。各電極619,621はインクと絶縁
するための絶縁層(図示せず)で覆われている。そし
て、空間615に面している電極619はアース623
に接続され、インク流路613内に設けられている電極
621はアクチュエータ駆動回路であるシリコン・チッ
プ625に接続されている。また、各インク流路613
の他端には、開口部を有する目止めプレート627が固
着され、更に各インク流路613の他端には、図示しな
いインク供給源からのインクを各インク流路613に供
給するためのマニホールド626が形成されたマニホー
ルド部材628が固着されている。そして、このインク
ジェットヘッド600及びシリコン・チップ625は記
録媒体に沿って移動するキャリッジ(図示せず)上に搭
載されている。
【0021】本インクジェットヘッド600の具体的な
寸法の1例は、インク流路613の長さLが7.5mm
である。ノズル618の寸法は、インク噴射側の径が4
0μm、インク流路613側の径が72μm、長さが1
00μmである。また、実験に供したインクの25℃に
おける粘度は約3mPa・s、表面張力は30mN/m
であり、粘度の温度変化は図8に示すように10℃では
約6mPa・s、40℃では約2mPa・sである。こ
のインク流路613内のインク中における音速aと上記
Lとの比L/a(=T)は8μsecであった。
【0022】次に本発明のインク流路613内の電極6
21に印加する駆動波形10、20を図1に示す。第2
の駆動波形10は、ヘッドの発熱量を抑え、かつインク
液滴の噴射速度を小さくするための波形であり、第1の
駆動波形20は、ヘッドの発熱量を増加し、かつインク
液滴の噴射速度を大きくするための波形である。インク
が高粘度となる低温度域、例えば25℃以下では第1の
駆動波形20を用いて駆動し、インクが低粘度となる高
温度域、例えば25℃以上では第2の駆動波形10を用
いることで、ヘッドおよびインクの温度を、低温度域か
ら速く高温度域に移行し、高温度域内の安定した温度に
保ちながらインク液滴の噴射を行なうことができる。
【0023】第2の駆動波形10は、インク液滴を噴射
させるための第1のパルス信号Aのみからなり、第1の
パルス信号Aの波高値(電圧値)はV(例えば20v)
である。第1のパルス信号Aの幅Waは、インク流路6
13内の圧力波の片道伝播時間T(L/a)に一致、す
なわち8μsecである。
【0024】第1の駆動波形20は、インク液滴を噴射
させない第2のパルス信号Bと、インク液滴を噴射させ
るための第3のパルス信号Cとからなり、第2のパルス
信号B、第3のパルス信号Cのどちらも波高値(電圧
値)はV(例えば20v)である。第2のパルス信号B
の幅Wbは、インク流路613内の圧力波の片道伝播時
間T(L/a)の2倍、すなわち16μsecであり、
第3のパルス信号Cの幅Wcはインク流路613内の圧
力波の片道伝播時間Tに一致、すなわち8μsecであ
る。
【0025】この駆動波形10、20を実現するための
シリコン・チップ625内部の駆動回路の一実施例を図
2、3を用いて説明する。図2に示す出力信号X、Y
は、それぞれインク流路613内の電極619に与える
電圧をV、0にするための信号である。出力信号Xがオ
ンになると、電圧Vを発生し、出力信号Yがオンになる
と電圧が0になる。コンデンサ191はインク流路61
3のアクチュエータ壁603とその両側に形成された電
極619、621によって構成される。
【0026】駆動回路は破線で囲まれる2つのブロック
から構成され、それぞれが充電用回路182、放電用回
路184である。そして、入力信号Xがオンするときは
トランジスタTcが導通し、抵抗R120を介してコン
デンサ191の電極Eに正の電源187からVの電圧、
例えば20vを印加する。入力信号Yがオンするときは
トランジスタTgが導通し、抵抗R120を介してコン
デンサ191の電圧Eをアースする。第1の駆動波形2
0の場合の入力信号X、Yのそれぞれのタイミングチャ
ート21、22と電極Eの出力電圧波形23を図3に示
す。
【0027】入力信号Xのタイミングチャート21のよ
うに、入力信号Xは通常オフの状態に有り、噴射する所
定のタイミングT1、T3にてオンされ、所定のタイミ
ングT2、T4にてそれぞれオフされる。入力信号Yの
タイミングチャート22は、上記入力信号Xがオンのと
きオフされ、上記入力信号Xがオフのときオンされる。
そのときの電極Eでの出力波形23は、通常0vである
が、タイミングT1にてコンデンサ191への電荷が充
電され、トランジスタTcと抵抗R120とコンデンサ
191にて決まる充電時間Ta後に電圧V(例えば20
v)になる。この充電時間Taの間、正の電源187か
らトランジスタTc、抵抗R120、コンデンサ191
に電流が流れる。
【0028】またタイミングT2にてコンデンサ191
の電荷が放電され、トランジスタTgと抵抗R120と
コンデンサ191にて決まる放電時間Tb後に0vにな
る。この充電時間Tbの間、コンデンサ191から抵抗
R120、トランジスタTgに電流が流れる。
【0029】続いてタイミングT3にてコンデンサ19
1への電荷が充電され、トランジスタTcと抵抗R12
0とコンデンサ191にて決まる充電時間Ta後に電圧
V(例えば20v)になる。この充電時間Taの間、正
の電源187からトランジスタTc、抵抗R120、コ
ンデンサ191に電流が流れる。
【0030】またタイミングT4にてコンデンサ191
の電荷が放電され、トランジスタTgと抵抗R120と
コンデンサ191にて決まる放電時間Tb後に0vにな
る。この充電時間Tbの間、コンデンサ191から抵抗
R120、トランジスタTgに電流が流れる。
【0031】このように実際の駆動波形23は立ち上が
りと立ち下がりでそれぞれTa、Tbの遅れが生じるた
め、電圧が1/2V(例えば10v)における第1の駆
動波形20における第2のパルス信号Bの幅Wb、第3
のパルス信号Cの幅Wcを、それぞれ所定の値となるよ
うに上記各タイミングT1、T2、T3、T4を設定す
る。同様に第2の駆動波形10も、第1のパルス信号A
の幅Waが、所定の値となるように設定する。
【0032】上述したように、圧電セラミックスを用い
たインクジェットヘッド600では、圧電セラミックス
が変形するとき、すなわち駆動波形の立ち上がり及び立
ち下がりの時に、駆動回路に電流が流れるので、この電
流によりシリコン・チップ625が発熱する。第2の駆
動波形10では電流がシリコン・チップ625に2度流
れ、第1の駆動波形20ではシリコン・チップ625に
電流が4度流れるので、第1の駆動波形20では、第2
の駆動波形10よりもシリコン・チップ625の発熱が
大きい。
【0033】次に、上記した本実施例の駆動方法にて駆
動した場合のインク噴射テストを行った。インクジェッ
トヘッド600の温度が10℃の状態から、第2の駆動
波形10、および第1の駆動波形20にて20vの駆動
電圧にて連続駆動した場合のインクジェットヘッド60
0の温度の変化を測定した。また、インクジェットヘッ
ド600の温度が25℃未満の場合は第2の駆動波形1
0にて駆動し、インクジェットヘッド600の温度が2
5℃以上の場合は第1の駆動波形20にて駆動した場合
のインクジェットヘッド600の温度変化についても測
定した。このテストの結果を図4に示す。第2の駆動波
形10にて駆動した場合は、約7.5℃/min.の速
度でインクジェットヘッド600の温度が上昇し、20
0秒後に32℃に達して安定することがわかる。第1の
駆動波形20にて駆動した場合は、約30℃/min.
の速度でインクジェットヘッド600の温度が上昇し、
160秒後に76℃に達して安定することがわかる。そ
れぞれの駆動波形を単独で用いると、第2の駆動波形1
0の場合では、安定する温度はそれほど高くはないが、
温度上昇がゆっくりで温度が安定するまでに長時間を要
するという問題がある。第1の駆動波形20の場合で
は、安定する温度が高くなりすぎるという問題がある
が、温度上昇は速い。
【0034】そして、25℃未満では第1の駆動波形2
0、25℃以上では第2の駆動波形10を用いた場合
は、インクジェットヘッド600の温度は連続駆動30
秒後には25℃に達し、100秒後には32℃に達し安
定するするので、安定温度に達するまでの時間も短く、
また安定温度も32℃と低い。このため、インクジェッ
トヘッド600の温度変化に伴う、インクの粘度変化に
よるインク液滴噴射速度も変化が少なく、良好な印字品
質が得られる。
【0035】また、本実施例では、インク流路613の
電極619に第2の駆動波形10における第1のパルス
信号A 、第1の駆動波形20における第2のパルス信
号B、第3のパルス信号Cに全て同じ正の電圧Vを印加
するので、駆動電源が正の電源187のみで済み、従来
のように電圧可変回路を用いたり、電圧の異なる2種以
上の電源を用いる場合に比較して制御回路が単純とな
り、コストを低減することができる。
【0036】また、第1の駆動波形20は2つのパルス
信号からなり、第2の駆動波形10は1つのパルス信号
からなるので、駆動周波数を高くすることができる。
【0037】また、第1の駆動波形20はインク液滴を
噴射しない第2のパルス信号Bが印加された後にインク
液滴を噴射する第3のパルス信号Cが印加される駆動波
形であるので、第2のパルス信号Bと第3のパルス信号
Cとの間隔を調整することにより、噴射されるインク液
滴の速度や体積を適切な値とすることができる。
【0038】次に、第2の駆動波形10、第1の駆動波
形20のそれぞれのパルス信号の幅の適正範囲を求める
ために行った実験の結果を説明する。評価方法としては
周囲温度が25℃において、パルス信号の幅Wを変化さ
せ、20v、1kHzにて駆動したときのインク液滴噴
射速度を測定した。この結果を図5に示す。この結果か
ら第1のパルス信号Aの幅Wa及び第3のパルス信号C
の幅Wcを1.0T、3.0T、5.0T、7.0T
と、圧力波の片道伝播時間Tの奇数倍とすることで、安
定な噴射が得られることが分かり、第2のパルス信号B
の幅Wbを0.3T以下、1.7T〜2.3T、3.7
T〜4.3T、5.7T〜6.3Tとすると、第2パル
ス信号Bによる噴射がないことが分かる。
【0039】以上、一実施例を詳細に説明したが、本発
明はこの実施例に限定されるものではない。例えば上記
実施例では、正の電源187を用いたが、分極方向を図
7の609、611を逆にして、負の電源を用いても良
い。その他の構成についても、特許請求の範囲を逸脱す
ることなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良
を施した態様で本発明を実施できる。
【0040】また、本実施例では、第2の駆動波形10
と第1の駆動波形20との切り換えを25℃を境にして
行なっていたが、この限りではなく、例えば20℃で切
り換えてもよい。
【0041】また、本実施例では、第1の駆動波形20
は2つのパルス信号から構成されていたが、この限りで
はなく、例えば3つや4つのパルス信号から構成されて
いてもよい。この場合、シリコン・チップ625の発熱
は、2つのパルス信号からなる駆動波形よりも大きくな
るので、より短時間でアクチュエータの温度を所定温度
まで上昇させることができる。
【0042】また、本実施例のインクジェットヘッド6
00はインク流路613の両側に空気室615を有して
いたが、空気室を設けずにインク流路を隣接したインク
噴射装置であってもよい。
【0043】また、本実施例では、アクチュエータ壁6
03が互いに反対方向に分極された下部壁607と上部
壁605とから構成されていたが、上部もしくは下部の
みが分極されたアクチュエータ壁であってもよい。
【0044】また、本実施例では、インクジェットヘッ
ド600及びシリコン・チップ625が図示しないキャ
リッジに搭載されていたが、キャリッジを有さない記録
装置、例えば記録媒体の幅分のノズルを有するラインヘ
ッドタイプの記録装置の場合は、シリコン・チップの発
熱がインクジェットヘッドに伝達する距離に、シリコン
・チップとインクジェットヘッドとを配置すればよい。
【0045】
【発明の効果】上述したように、本発明の請求項1のイ
ンク噴射装置の駆動方法によれば、所定温度未満におい
ては、インク液滴を噴射させない非噴射パルス信号と、
該非噴射パルス信号と波高値が同一であり、インク液滴
を噴射させる噴射パルス信号とを有する第1の駆動波形
を、前記駆動回路が前記アクチュエータに前記単一の駆
動源から印加して、一つのインク液滴を噴射させている
ので、駆動回路に流れる電流の回数を増加して発熱させ
て、アクチュエータの温度をすばやく上昇させることが
できる。また所定温度以上においては、前記非噴射パル
ス信号および噴射パルス信号と波高値が同じで、かつ前
記第1の駆動波形を構成するパルス信号の数よりも少な
い数のパルス信号からなる第2の駆動波形を、前記駆動
回路が前記アクチュエータに前記単一の駆動源から印加
して、一つのインク液滴を噴射させているので、駆動回
路に流れる電流の回数を少なく抑えて発熱を抑えてアク
チュエータの安定温度を低く抑えることができる。つま
り、安定温度に達するまでの時間を短くし、安定温度を
低くするができるため、アクチュエータの温度変化に伴
う、インクの粘度変化によるインク液滴噴射速度も変化
が少なく、良好な印字品質を得ることができる。
【0046】また、単一の駆動電源にて駆動することが
でき、そのため従来よりも駆動回路が単純となり、コス
トを低減することができる。
【0047】請求項2のインク噴射装置の駆動方法によ
れば、前記アクチュエータは、前記パルス信号の印加に
より、前記インク室の容積を自然状態から増大状態に変
化させた後、再び自然状態に戻す動作をし、前記噴射パ
ルス信号のパルス幅を、前記インク室内における圧力波
の片道伝播時間Tのほぼ奇数倍とすることにより、イン
ク液滴を噴射することができ、前記非噴射のパルス信号
のパルス幅を、0.3T以下、または(N−0.3)T
〜(N+0.3)Tとすることにより(Nは偶数)、前
記駆動回路に電流を流して、且つインク液滴を噴射させ
なくすることができる。
【0048】請求項3のインク噴射装置の駆動方法によ
れば、前記第1の駆動波形は、前記非噴射パルス信号と
前記噴射パルス信号との2つのパルス信号からなり、前
記第2の駆動波形は、1つの前記噴射パルス信号からな
るので、駆動周波数を高くすることができる。
【0049】請求項4のインク噴射装置の駆動方法によ
れば、前記第1の駆動波形は前記非噴射パルス信号を印
加した後に前記噴射パルス信号を印加する駆動波形であ
るので、前記非噴射パルス信号と前記噴射パルス信号と
の間隔を調整することにより、噴射パルス信号により噴
射されるインク液滴の速度や体積を適切な値とすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のインクジェットヘッドの駆
動波形を示す図である。
【図2】前記インクジェットヘッドの駆動回路を示す図
である。
【図3】前記インクジェットヘッドの駆動のタイミング
チャートを示す図である。
【図4】前記インクジェットヘッドの駆動波形を変化さ
せた実験の結果をを示す図である。
【図5】前記インクジェットヘッドの駆動波形のパルス
信号の幅の適正範囲を求めるために行った実験の結果を
説明する図である。
【図6】従来例、および本発明に係るインクジェットヘ
ッドを示す図である。
【図7】従来例、および本発明に係るインクジェットヘ
ッドの動作を説明する図である。
【図8】従来例、および本発明に係るインクの粘度の温
度による変化を説明する図である。
【符号の説明】
10 第2の駆動波形 20 第1の駆動波形 187 正の電源 600 インクジェットヘッド 603 アクチュエータ壁 613 インク流路 625 シリコン・チップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクが充填されるインク室と、少なく
    とも一部が圧電セラミックスで形成され、前記インク室
    の容積を変化させるためのアクチュエータと、前記アク
    チュエータに電気信号を印加するための単一の駆動電源
    と、前記アクチュエータの近傍に配置され、アクチュエ
    ータに前記単一の駆動電源からの電気信号を印加するこ
    とにより、前記インク室内のインクに圧力を加えてイン
    ク液滴を噴射させる駆動回路とを有するインク噴射装置
    の駆動方法であって、 所定温度未満においては、インク液滴を噴射させない非
    噴射パルス信号と、該非噴射パルス信号と波高値が同一
    であり、インク液滴を噴射させる噴射パルス信号とを有
    する第1の駆動波形を、前記駆動回路が前記アクチュエ
    ータに前記単一の駆動源から印加して、一つのインク液
    滴を噴射させ、 所定温度以上においては、前記非噴射パルス信号および
    噴射パルス信号と波高値が同じで、かつ前記第1の駆動
    波形を構成するパルス信号の数よりも少ない数のパルス
    信号からなる第2の駆動波形を、前記駆動回路が前記ア
    クチュエータに前記単一の駆動源から印加して、一つの
    インク液滴を噴射させることを特徴とするインク噴射装
    置の駆動方法。
  2. 【請求項2】 前記アクチュエータは、前記パルス信号
    の印加により、前記インク室の容積を自然状態から増大
    状態に変化させた後、再び自然状態に戻す動作をし、前
    記噴射パルス信号のパルス幅は、前記インク室内におけ
    る圧力波の片道伝播時間Tのほぼ奇数倍であり、前記非
    噴射のパルス信号のパルス幅は、0.3T以下、または
    (N−0.3)T〜(N+0.3)Tであること(Nは
    偶数)であることを特徴とする請求項1に記載のインク
    噴射装置の駆動方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の駆動波形は、前記非噴射パル
    ス信号と前記噴射パルス信号との2つのパルス信号から
    なり、前記第2の駆動波形は、1つの前記噴射パルス信
    号からなることを特徴とする請求項1または2に記載の
    インク噴射装置の駆動方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の駆動波形は、前記非噴射パル
    ス信号を印加した後に前記噴射パルス信号を印加する駆
    動波形であることを特徴とする請求項1〜3に記載のイ
    ンク噴射装置の駆動方法。
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