JPH09201597A - 散気装置 - Google Patents
散気装置Info
- Publication number
- JPH09201597A JPH09201597A JP8011393A JP1139396A JPH09201597A JP H09201597 A JPH09201597 A JP H09201597A JP 8011393 A JP8011393 A JP 8011393A JP 1139396 A JP1139396 A JP 1139396A JP H09201597 A JPH09201597 A JP H09201597A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- hole
- water treatment
- treatment chamber
- peripheral wall
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- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Abstract
(57)【要約】
【課題】 貫通孔が閉塞するなどしてエア供給に支障が
出るような事態の起きにくい散気装置を提供すること。 【解決手段】 活性汚泥を収容してなる水処理室にエア
流通自在なエア流路を設け、前記エア流路を覆う周壁４
に多数の貫通孔３を設け、前記エア流路にエア供給し
て、前記貫通孔３から前記水処理室にエア供給するため
の散気装置であって、前記周壁４の外周部５における前
記貫通孔３の周部６の外表面を撥水性材料ａで形成して
ある。
出るような事態の起きにくい散気装置を提供すること。 【解決手段】 活性汚泥を収容してなる水処理室にエア
流通自在なエア流路を設け、前記エア流路を覆う周壁４
に多数の貫通孔３を設け、前記エア流路にエア供給し
て、前記貫通孔３から前記水処理室にエア供給するため
の散気装置であって、前記周壁４の外周部５における前
記貫通孔３の周部６の外表面を撥水性材料ａで形成して
ある。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、活性汚泥を収容し
てなる水処理室にエア流通自在なエア流路を設け、前記
エア流路を覆う周壁に多数の貫通孔を設け、前記エア流
路にエア供給して、前記貫通孔から前記水処理室にエア
供給する散気装置に関する。
てなる水処理室にエア流通自在なエア流路を設け、前記
エア流路を覆う周壁に多数の貫通孔を設け、前記エア流
路にエア供給して、前記貫通孔から前記水処理室にエア
供給する散気装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の散気装置としては、ポリ
塩化ビニル樹脂製のパイプを屈曲形成してエア流路を形
成するとともに、水処理室内に配置した状態で、前記水
処理室の下部に配設される部分に、多数の前記パイプの
内面と外面との間で内径の等しい筒状の貫通孔を形成し
ておき、前記パイプにエア供給することにより、前記貫
通孔から前記水処理室内に散気供給自在に構成してある
ものが知られている。
塩化ビニル樹脂製のパイプを屈曲形成してエア流路を形
成するとともに、水処理室内に配置した状態で、前記水
処理室の下部に配設される部分に、多数の前記パイプの
内面と外面との間で内径の等しい筒状の貫通孔を形成し
ておき、前記パイプにエア供給することにより、前記貫
通孔から前記水処理室内に散気供給自在に構成してある
ものが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の散気装置によれば、前記貫通孔の外周部に汚泥が付着
した場合に、汚泥が次第に堆積して大量に付着してしま
うという虞れが考えられている。また、このような状況
は、供給されるエアが、エア流路内外を隔てる気液接触
面を脈動させることによって飛沫が生じ、その飛沫が周
壁の内周部に付着することによって、前記エア流路内周
部の表面についても同様に生じるものと考えられる。
尚、周壁の内周部の表面に汚泥が堆積するおそれは、前
記エア流路が下方開放状の箱型である場合に特に顕著に
見られるものと考えられ、つまり、前記貫通孔が閉塞し
て、水処理室への空気供給が出来なくなったり、エア流
路が狭められることによって貫通孔に対するエア供給ム
ラが生じたりして、前記水処理室での水処理に支障を来
すのではないかとの虞れが指摘されているのである。
の散気装置によれば、前記貫通孔の外周部に汚泥が付着
した場合に、汚泥が次第に堆積して大量に付着してしま
うという虞れが考えられている。また、このような状況
は、供給されるエアが、エア流路内外を隔てる気液接触
面を脈動させることによって飛沫が生じ、その飛沫が周
壁の内周部に付着することによって、前記エア流路内周
部の表面についても同様に生じるものと考えられる。
尚、周壁の内周部の表面に汚泥が堆積するおそれは、前
記エア流路が下方開放状の箱型である場合に特に顕著に
見られるものと考えられ、つまり、前記貫通孔が閉塞し
て、水処理室への空気供給が出来なくなったり、エア流
路が狭められることによって貫通孔に対するエア供給ム
ラが生じたりして、前記水処理室での水処理に支障を来
すのではないかとの虞れが指摘されているのである。
【０００４】そこで、本発明の目的は、上記実情に鑑
み、前記貫通孔が閉塞するなどしてエア供給に支障が出
るような事態の起きにくい散気装置を提供することにあ
る。
み、前記貫通孔が閉塞するなどしてエア供給に支障が出
るような事態の起きにくい散気装置を提供することにあ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、フッ素樹脂コ
ーティング膜上には、前記汚泥等が付着しにくいばかり
か、汚泥が堆積したとしても成長しにくいという新知見
に基づき成されたものであって、上述の目的を達成する
ための本発明の特徴構成は、活性汚泥を収容してなる水
処理室にエア流通自在なエア流路を設け、前記エア流路
を覆う周壁に多数の貫通孔を設け、前記エア流路にエア
供給して、前記貫通孔から前記水処理室にエア供給する
ための散気装置において、前記周壁の前記貫通孔の周部
の表面を撥水性材料で形成してあることにあり、前記貫
通孔の周部の前記周壁を、他部よりも薄肉に形成してあ
ればさらに好ましく、さらには、前記エア流路における
横架姿勢の周壁の内周部表面を撥水製材料で形成してあ
れば好ましい。
ーティング膜上には、前記汚泥等が付着しにくいばかり
か、汚泥が堆積したとしても成長しにくいという新知見
に基づき成されたものであって、上述の目的を達成する
ための本発明の特徴構成は、活性汚泥を収容してなる水
処理室にエア流通自在なエア流路を設け、前記エア流路
を覆う周壁に多数の貫通孔を設け、前記エア流路にエア
供給して、前記貫通孔から前記水処理室にエア供給する
ための散気装置において、前記周壁の前記貫通孔の周部
の表面を撥水性材料で形成してあることにあり、前記貫
通孔の周部の前記周壁を、他部よりも薄肉に形成してあ
ればさらに好ましく、さらには、前記エア流路における
横架姿勢の周壁の内周部表面を撥水製材料で形成してあ
れば好ましい。
【０００６】〔作用効果〕先の新知見は、フッ素樹脂の
撥水性が大きく関与しているものと考えられており、実
際には他の撥水性樹脂材料であっても同様に、汚泥など
の固形成分（以下、汚泥等と略称する）の付着防止効果
が得られるものと考えられる。つまり、前記エア流路に
エア流通させれば、前記エア流路を介してエアが前記貫
通孔に達する。貫通孔に達したエアは、前記貫通孔から
前記水処理室に放出されるので前記水処理室に空気供給
することが出来る。ところで、活性汚泥を収容してある
水処理室では、汚泥等の濃度が非常に高いために、前記
エア流路を形成する周壁の外側には、前記汚泥等が付着
しやすいものである。しかし、前記周壁の前記貫通孔の
周部の表面を、フッ素樹脂に代表される撥水性材料で形
成してあるから、先に述べた新知見と同様に前記貫通孔
の周部には汚泥等が大量に付着した状況にはなりにくく
なる。
撥水性が大きく関与しているものと考えられており、実
際には他の撥水性樹脂材料であっても同様に、汚泥など
の固形成分（以下、汚泥等と略称する）の付着防止効果
が得られるものと考えられる。つまり、前記エア流路に
エア流通させれば、前記エア流路を介してエアが前記貫
通孔に達する。貫通孔に達したエアは、前記貫通孔から
前記水処理室に放出されるので前記水処理室に空気供給
することが出来る。ところで、活性汚泥を収容してある
水処理室では、汚泥等の濃度が非常に高いために、前記
エア流路を形成する周壁の外側には、前記汚泥等が付着
しやすいものである。しかし、前記周壁の前記貫通孔の
周部の表面を、フッ素樹脂に代表される撥水性材料で形
成してあるから、先に述べた新知見と同様に前記貫通孔
の周部には汚泥等が大量に付着した状況にはなりにくく
なる。
【０００７】従って、前記貫通口が汚泥等によって閉塞
されるような不都合が起きにくくなり、水処理室への安
定したエア供給を実現できるようになった。
されるような不都合が起きにくくなり、水処理室への安
定したエア供給を実現できるようになった。
【０００８】また、前記周壁において、貫通孔の周部を
他部よりも薄肉に形成してあれば、前記貫通孔を通過し
て水処理室に放出される気泡が、前記貫通孔近傍で拡散
しやすく、たとえ前記貫通孔の周部には汚泥等が付着し
ようとしても、前記気泡の拡散による汚泥剥離の効果が
期待でき、より一層、前記散気装置に汚泥が付着しにく
くして、水処理室への安定したエア供給を実現できる散
気装置を提供することが出来るようになる。
他部よりも薄肉に形成してあれば、前記貫通孔を通過し
て水処理室に放出される気泡が、前記貫通孔近傍で拡散
しやすく、たとえ前記貫通孔の周部には汚泥等が付着し
ようとしても、前記気泡の拡散による汚泥剥離の効果が
期待でき、より一層、前記散気装置に汚泥が付着しにく
くして、水処理室への安定したエア供給を実現できる散
気装置を提供することが出来るようになる。
【０００９】尚、横架姿勢の周壁の内周部表面を、撥水
製樹脂材料で形成してあると、前記内周部表面側から前
記貫通孔が閉塞されるおそれだけでなく、前記エア流通
が狭められて、各貫通孔ごとのエア供給ムラが生じるよ
うなおそれも防止することが出来る。
製樹脂材料で形成してあると、前記内周部表面側から前
記貫通孔が閉塞されるおそれだけでなく、前記エア流通
が狭められて、各貫通孔ごとのエア供給ムラが生じるよ
うなおそれも防止することが出来る。
【００１０】その結果、エア供給が長期にわたって安定
し、前記水処理室や散気装置のメンテナンスに必要な手
間や時間の節減を図ることが出来るようになった。
し、前記水処理室や散気装置のメンテナンスに必要な手
間や時間の節減を図ることが出来るようになった。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１に示すように、本発明の散気
装置は、複数の水処理室を備えた浄化槽で、前記水処理
室の一つである膜分離槽Ｅにおいて槽内への気泡供給用
に用いられる。前記膜分離槽Ｅは、活性汚泥を収容して
なる水処理室内に膜分離装置Ｍを内装して構成してあ
り、前記膜分離装置Ｍの下方に、本発明の散気装置Ｄを
設けてある。
に基づいて説明する。図１に示すように、本発明の散気
装置は、複数の水処理室を備えた浄化槽で、前記水処理
室の一つである膜分離槽Ｅにおいて槽内への気泡供給用
に用いられる。前記膜分離槽Ｅは、活性汚泥を収容して
なる水処理室内に膜分離装置Ｍを内装して構成してあ
り、前記膜分離装置Ｍの下方に、本発明の散気装置Ｄを
設けてある。
【００１２】前記散気装置Ｄは、図２に示すように、下
方開放状の箱型に形成してある散気容器１と、前記散気
容器１内にエア供給するエア供給管２を設けて構成して
あり、ブロワＢからのエアを前記エア供給管２を通じて
前記散気容器１内に供給自在の構成してある。
方開放状の箱型に形成してある散気容器１と、前記散気
容器１内にエア供給するエア供給管２を設けて構成して
あり、ブロワＢからのエアを前記エア供給管２を通じて
前記散気容器１内に供給自在の構成してある。
【００１３】前記散気容器１側面の周壁には多数の貫通
孔３が形成してあり、また、前記周壁４の外周部５ａに
おける前記貫通孔３の周部６は、前記貫通孔３側ほど薄
肉になるテーパー状に形成してあり、かつ、前記周壁に
おける前記貫通孔３の周部６の外周部５ａには、共にフ
ッ素樹脂（撥水性材料ａ）をコーティングして撥水加工
してあるとともに、内周部５ｂには全面にわたって、フ
ッ素樹脂をコーティングして撥水加工してある。
孔３が形成してあり、また、前記周壁４の外周部５ａに
おける前記貫通孔３の周部６は、前記貫通孔３側ほど薄
肉になるテーパー状に形成してあり、かつ、前記周壁に
おける前記貫通孔３の周部６の外周部５ａには、共にフ
ッ素樹脂（撥水性材料ａ）をコーティングして撥水加工
してあるとともに、内周部５ｂには全面にわたって、フ
ッ素樹脂をコーティングして撥水加工してある。
【００１４】このような構成により、前記散気容器１内
に供給されたエアは前記貫通孔３を通過して前記水処理
室内に放出されることになるとともに、前記水処理室内
を上昇して前記膜分離装置Ｍに接触し、前記膜分離装置
Ｍの稼働により、前記膜分離装置Ｍの分離膜表面に付着
した汚泥等を剥離して、前記分離膜の膜分離性能が長期
にわたって持続させられる構成にしてある。また、前記
貫通孔３を通過する気泡は、前記貫通孔３近傍が薄肉に
なっていることから、前記貫通孔３をとおって前記膜分
離槽Ｅ内に分散するときに大きく拡散しやすく、前記貫
通孔３の近傍の汚泥等を散乱させて前記散気装置に付着
させにくく出来る。さらに、前記周壁４の内周部５ｂ表
面についても、汚泥はほとんど堆積せず、エア流路の閉
塞はほとんど起きなかった。尚、前記散気容器１は下方
開放状の箱型に形成してあるから、前記散気容器１内へ
のエア供給が過剰になった場合や、前記貫通孔３が粗大
な夾雑物などによって閉塞した場合であっても、過剰供
給されたエアが前記散気容器１下方から前記水処理室内
へ放出されるので、前記水処理室への定常的な空気供給
に支障を来しにくい構成となっている。
に供給されたエアは前記貫通孔３を通過して前記水処理
室内に放出されることになるとともに、前記水処理室内
を上昇して前記膜分離装置Ｍに接触し、前記膜分離装置
Ｍの稼働により、前記膜分離装置Ｍの分離膜表面に付着
した汚泥等を剥離して、前記分離膜の膜分離性能が長期
にわたって持続させられる構成にしてある。また、前記
貫通孔３を通過する気泡は、前記貫通孔３近傍が薄肉に
なっていることから、前記貫通孔３をとおって前記膜分
離槽Ｅ内に分散するときに大きく拡散しやすく、前記貫
通孔３の近傍の汚泥等を散乱させて前記散気装置に付着
させにくく出来る。さらに、前記周壁４の内周部５ｂ表
面についても、汚泥はほとんど堆積せず、エア流路の閉
塞はほとんど起きなかった。尚、前記散気容器１は下方
開放状の箱型に形成してあるから、前記散気容器１内へ
のエア供給が過剰になった場合や、前記貫通孔３が粗大
な夾雑物などによって閉塞した場合であっても、過剰供
給されたエアが前記散気容器１下方から前記水処理室内
へ放出されるので、前記水処理室への定常的な空気供給
に支障を来しにくい構成となっている。
【００１５】〔別実施形態〕以下に別実施形態を説明す
る。先の実施の形態では、前記散気装置Ｄを下方解放状
の箱型に形成してあったが、パイプ状に形成してあって
もよく、前記水処理室にエア流通自在に構成するもので
あればよく、これらの空気流通自在な構成を空気流路と
総称するものとする。さらに、撥水製材料ａとしては、
先のフッ素樹脂に替えて、撥水性のシリコン樹脂であっ
てもよく、これら材料を総称して撥水性材料という。ま
た、前記貫通孔３の形状としては、先の実施の形態に述
べた前記貫通孔側ほど薄肉になるテーパー状のものに替
え、図５に示すように段差のある断面形状に形成してあ
ってもよく、要するに、前記貫通孔３の周部６を薄肉に
形成してあれば良い。尚、前記散気容器１全体を薄肉に
形成してあっても気泡が拡散して汚泥を分散させる効果
があるが、前記散気容器１の保形性が保てなくなり、前
記散気容器１が撓むなどして散気ムラの原因となるのを
防止する観点からも、前記貫通孔３の周部６のみを他部
よりも薄肉に形成してあることが好ましい。また、撥水
性樹脂をコートする範囲はすくなくとも貫通孔３の周部
６であれば良く、前記散気容器１の全体を撥水樹脂でコ
ートしてあれば、前記散気容器１全体への汚泥の付着を
防止できて好都合であるが、経済性等の観点から少なく
とも貫通孔３の周部６のみに撥水樹脂コートを施して外
表面が撥水性材料から形成されるようにしてあればよ
く、流通路の確保の点からは、さらに加えて前記散気容
器１の内面５ｂを撥水樹脂コートしてあれば良い。さら
に、前記貫通孔３の周部６に撥水性材料からなる貫通孔
形成部材７を設けて、前記周部６外表面を撥水性材料で
形成するようにしてもよい（図６参照）。尚、この場合
も、先と同様に、少なくとも貫通孔３の周部６のみ撥水
性材料で形成して外表面が撥水性材料から形成されるよ
うにしてあればよい。
る。先の実施の形態では、前記散気装置Ｄを下方解放状
の箱型に形成してあったが、パイプ状に形成してあって
もよく、前記水処理室にエア流通自在に構成するもので
あればよく、これらの空気流通自在な構成を空気流路と
総称するものとする。さらに、撥水製材料ａとしては、
先のフッ素樹脂に替えて、撥水性のシリコン樹脂であっ
てもよく、これら材料を総称して撥水性材料という。ま
た、前記貫通孔３の形状としては、先の実施の形態に述
べた前記貫通孔側ほど薄肉になるテーパー状のものに替
え、図５に示すように段差のある断面形状に形成してあ
ってもよく、要するに、前記貫通孔３の周部６を薄肉に
形成してあれば良い。尚、前記散気容器１全体を薄肉に
形成してあっても気泡が拡散して汚泥を分散させる効果
があるが、前記散気容器１の保形性が保てなくなり、前
記散気容器１が撓むなどして散気ムラの原因となるのを
防止する観点からも、前記貫通孔３の周部６のみを他部
よりも薄肉に形成してあることが好ましい。また、撥水
性樹脂をコートする範囲はすくなくとも貫通孔３の周部
６であれば良く、前記散気容器１の全体を撥水樹脂でコ
ートしてあれば、前記散気容器１全体への汚泥の付着を
防止できて好都合であるが、経済性等の観点から少なく
とも貫通孔３の周部６のみに撥水樹脂コートを施して外
表面が撥水性材料から形成されるようにしてあればよ
く、流通路の確保の点からは、さらに加えて前記散気容
器１の内面５ｂを撥水樹脂コートしてあれば良い。さら
に、前記貫通孔３の周部６に撥水性材料からなる貫通孔
形成部材７を設けて、前記周部６外表面を撥水性材料で
形成するようにしてもよい（図６参照）。尚、この場合
も、先と同様に、少なくとも貫通孔３の周部６のみ撥水
性材料で形成して外表面が撥水性材料から形成されるよ
うにしてあればよい。
【００１６】尚、特許請求の範囲の項に、図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図１】浄化槽の膜分離槽における縦断側面図
【図２】散気装置の要部斜視図
【図３】散気装置の縦断面図
【図４】散気装置の要部拡大断面図
【図５】別実施例における散気装置の要部拡大断面図
【図６】別実施例における散気装置の要部拡大断面図
３ 貫通孔 ４ 周壁 ５ 外周部 ６ 周部 ａ 撥水性材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩橋 正修 滋賀県甲賀郡甲西町高松２番地の１ 株式 会社クボタ滋賀工場内 (72)発明者 浜田 勝己 滋賀県甲賀郡甲西町高松２番地の１ 株式 会社クボタ滋賀工場内 (72)発明者 古瀬 真一 滋賀県甲賀郡甲西町高松２番地の１ 株式 会社クボタ滋賀工場内
Claims (3)
- 【請求項１】 活性汚泥を収容してなる水処理室にエア
流通自在なエア流路を設け、前記エア流路を覆う周壁
（４）に多数の貫通孔（３）を設け、前記エア流路にエ
ア供給して、前記貫通孔（３）から前記水処理室にエア
供給するための散気装置であって、前記周壁（４）の前
記貫通孔（３）の周部（６）の表面を撥水性材料（ａ）
で形成してある散気装置。 - 【請求項２】 前記貫通孔（３）の周部の前記周壁
（４）を、他部よりも薄肉に形成してある請求項１記載
の散気装置。 - 【請求項３】 前記エア流路のうち横架姿勢の周壁の内
周部表面を撥水製樹脂材料で形成してある請求項１〜２
のいずれかに記載の散気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8011393A JPH09201597A (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 散気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8011393A JPH09201597A (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 散気装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09201597A true JPH09201597A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=11776774
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8011393A Pending JPH09201597A (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 散気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09201597A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007136389A (ja) * | 2005-11-21 | 2007-06-07 | Ngk Insulators Ltd | 散気装置 |
| WO2012023300A1 (ja) * | 2010-08-18 | 2012-02-23 | 三菱重工業株式会社 | エアレーション装置及びこれを備えた海水排煙脱硫装置 |
| WO2012134127A2 (ko) * | 2011-03-31 | 2012-10-04 | 코오롱인더스트리 주식회사 | 여과막 모듈 및 이것을 포함하는 여과 시스템 |
| WO2013039626A2 (en) * | 2011-09-15 | 2013-03-21 | Zenon Technology Partnership | Method and apparatus to keep an aerator full of air |
| JP2016527081A (ja) * | 2013-08-08 | 2016-09-08 | ロッテ ケミカル コーポレーション | 散気装置および分離膜生物反応槽 |
-
1996
- 1996-01-26 JP JP8011393A patent/JPH09201597A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007136389A (ja) * | 2005-11-21 | 2007-06-07 | Ngk Insulators Ltd | 散気装置 |
| WO2012023300A1 (ja) * | 2010-08-18 | 2012-02-23 | 三菱重工業株式会社 | エアレーション装置及びこれを備えた海水排煙脱硫装置 |
| JP2012040494A (ja) * | 2010-08-18 | 2012-03-01 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | エアレーション装置及びこれを備えた海水排煙脱硫装置 |
| CN102958846A (zh) * | 2010-08-18 | 2013-03-06 | 三菱重工业株式会社 | 通风装置及具备该装置的海水烟气脱硫装置 |
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