JPH09201563A - 塗布方法 - Google Patents

塗布方法

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JPH09201563A
JPH09201563A JP1417496A JP1417496A JPH09201563A JP H09201563 A JPH09201563 A JP H09201563A JP 1417496 A JP1417496 A JP 1417496A JP 1417496 A JP1417496 A JP 1417496A JP H09201563 A JPH09201563 A JP H09201563A
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JP
Japan
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bar
coating
web
liquid
section
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JP1417496A
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English (en)
Inventor
Toshio Shibata
敏夫 柴田
Shigeo Suyama
茂夫 須山
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ウエブ及びバーの僅かな振動による段状ムラ
を防止し、幅方向塗布量分布の均一性を向上し、ウエブ
の擦り傷を防止し、塗布筋故障を防止し、安定した品質
の得られる塗布方法を提供する。 【解決手段】 連続走行しているウエブ4にバー6を用
いて塗布液を塗布する方法において、ウエブとバーのラ
ップ角αを2.5°以上30°以下にし、バー断面の最
大半径をRbバー支持部材のバー受け部断面の円弧の曲
率半径をRhとした時、Rb/Rhを0.9〜1.0の
範囲とし、バー支持部材7のバーホールド角βを90°
以上180°以下とする塗布方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は連続走行している帯
状支持体(以下「ウエブ」という)の一方の面に塗布液
を塗布する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より連続走行しているウエブに塗布
液を塗布する方法として、各種の方法が提案されている
が、特公昭58−4589号公報等に示されるように、
操作が容易で、かつ多大なスペースを要しないバー塗布
法の改良型が提案されている。また、バー塗布法におい
て、ウエブの僅かな振動による部分厚塗りの発生を防ぐ
ため、特公昭61−27113号公報等に示されるよう
に、ラップ角αを2.5°以上にすることが提案されて
いる。本発明においてラップ角とはウエブがバーに接す
るバー円周部分の円弧角を意味する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、連続走
行しているウエブにバーを用いて塗布液を塗布する方法
の場合、時によってはウエブの僅かな振動による厚塗り
が発生し、併せて又ウエブ幅方向の僅かな寸度差異によ
る幅方向塗布量分布の不均一さが発生し、ウエブとバー
の速度差によるウエブの擦り傷の発生があった。又、バ
ーの高速回転でのバーの振動による段状塗布ムラが発生
し、塗布装置内の泡発生に伴う塗布筋故障が発生するこ
とがあった。
【0004】本発明の目的は、ウエブ及びバーの僅かな
振動による段状塗布ムラを防止し、併せて幅方向塗布量
分布の均一さを向上し、ウエブの擦り傷及び泡発生を防
止し、併せて安定した品質が得られる塗布方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は 連続走行しているウエブにバーを用いて塗布液を塗
布する方法において、ウエブとバーのラップ角αを2.
5°以上30°以下にすることを特徴とする塗布方法。 連続走行しているウエブにバーを用いて塗布液を塗
布する方法において、バー断面の最大半径をRb、バー
支持部材のバー受け部断面の円弧の曲率半径をRhとし
た時、Rb/Rhを0.9〜1.0の範囲とし、バー支
持部材のバーホールド角βを90°以上180°以下と
することを特徴とする塗布方法。 によって達成される。
【0006】
【本発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、本発
明の実施態様について詳細に説明する。図1は本発明の
実施態様を示すバー塗布装置の側断面図である。図1に
おいて、6はワイヤーバー又は溝切りバーで、連続的に
走行せしめられているウエブ4と同方向に回転せしめら
れている。7はバー支持部材で、バー6の全長にわたっ
て設けられ、バー6にたわみが生ずるのを防止すると共
にバー6へ塗布液3を供給する給液器としての機能を備
えている。すなわち塗布液3はバー支持部材7に設けら
れた給液口8より堰部材9aとの間に形成された給液案
内溝10内に供給され、回転するバー6によってピック
アップされウエブ4に塗布されるが、この際、ウエブ4
とバー6との接触部において塗布液3の計量がおこなわ
れて所望の塗布量のみがウエブ4に塗布され、他は堰部
材9a,9bの外側面に沿って流下し、新たに供給され
る塗布液3と共に液だまり11が形成される。したがっ
て定常状態においては、塗布液3は液だまり11を介し
てウエブ4に塗布されることになる。このように液だま
り11よりウエブ4へ塗布液3を塗布すると、驚くべき
ことに塗膜の表面性が従来に比して向上することが認め
られた。しかも塗布液をウエブに転移、塗布する機能と
所望の塗布液量に計量するという機能とをバー6が併わ
せ持っているため、装置全体がコンパクトになり、スペ
ースを有効に利用しうるだけでなく、各種条件の設定や
操作も容易となった。
【0007】定常状態において液だまり11を形成し、
しかもこれを維持してゆくためには、バー6によりピッ
クアップされる塗布液量Q1 がウエブ4に塗布される塗
布液量Q2 と等しいか、或いはこれより大であることが
要求される。一般にQ1 >Q 2 であれば、液だまり11
への塗布液3のインプットがアウトプットより大となる
から、液だまり11の大きさを一定に保つ場合は、この
過剰の塗布液が液だまり11外へ流出することになる。
すなわち、バー6により掻き落された過剰の塗布液3の
一部は堰部材9を越えて溢れ、堰部材9a,9bの外側
面に沿って流下する。こうして溢れ流下した塗布液3は
回収され、再び塗布液3として再使用されることにな
る。
【0008】このように液だまり11を形成せしめて塗
布することにより、表面性のすぐれた塗膜を得るために
は液だまり11の大きさが一定の範囲に維持されること
が必要である。しかるに、たの液だまり11の大きさは
各条件により適切な値を異にするから、実際には実験に
よって決定すべきである。
【0009】本発明は以上の実施態様に限定されること
なく、種々の変更が可能であることは言うまでもない。
たとえば、前記実施態様において、塗布液3の給液口8
をバー6の上流側側部に向けて供給しているが、必しも
かような供給方法に限らず、バー6の直下に給液口8を
設けて供給しても良い。またバー6の回転があまり大き
くなると、塗布液の種類によっては、バー6とウエブ4
の下流側接触部近傍に泡が停留して塗布筋故障を発生し
たりすることが認められる。この泡はバー6とバー支持
部材7間に存在する空気がバー6の回転により巻き込ま
れて発生するものと考えられるので、これを防止するた
めに、図1に示す如くバー6の下流側においても、バー
6に向けて塗布液3を供給し、堰部材9bよりオーバフ
ローさせて、泡防止用液だまり12を形成させて、空気
が上流側へ巻き込まれないようにすることも出来る。ま
た、塗布液3を循環することなく塗布をおこなうこと、
すなわち、Q1 =Q 2 となるように操作することも、従
来より公知の方法で塗布液3の液面レベルを一定に保つ
ことによって容易に実現することが出来る。図2はかか
る操作の一例を示したもので、ストックタンク13より
給液口8へ至る配管部14において、中途に浮子室15
を設け、この中に浮子16を入れ、液面レベルがある一
定レベルを越えた場合にはストックタンク13よりの塗
布液3の供給が中断され、一方ある一定レベルより下が
ったときには浮子室15への塗布液3の供給が再開され
るようになっている。
【0010】本発明において、使用される塗布液はとく
に限定されるものではなく、高分子化合物の水又は勇気
溶媒液,顔料水分散液,コロイド溶液等が利用しうる。
また塗布液の物性もとくに限定されるものではないが、
粘度は低い方が適しており、100cp以下、とくに5
0cp以下の塗布液が適している。表面張力も特に限定
されないが、50dyne/cm以下でとくに好ましい
結果が得られる。
【0011】また、本発明に使用されるウエブとして
は、紙,プラスチックフイルム,レジンコーティッド
紙,合成紙等が包含される。プラスチックフィルムの材
質は、たとえば、ポリエチレン,ポリプロピレン等のポ
リオレフィン、ポリ酢酸ビニル,ポリ塩化ビニル,ポリ
スチレン等のビニル重合体、6,6−ナイロン,6−ナ
イロン等のポリアミド、ポリエチレンテレフタレート,
ポリエチレン−2,6−ナフタレート等のポリエステ
ル、ポリカーボネート、ヘルローストリアセテート,セ
ルロースダイアセテート等のセルロースアセテート等が
使用される。またレジンコーティッド紙に用いる樹脂と
しては、ポリエチレンをはじめとするポリオレフィンが
代表的であるが、必しもこれに限定されない。ウエブの
厚みも特に限定されないが、0.01mm〜1.0mm
程度のものが取扱い,汎用性より見て有利である。
【0012】本発明において使用されるバーは、ワイヤ
ーバー,溝切りバーを包含する。本発明においてワイヤ
ーバーを使用する場合、適切なバーの径は6mm〜25
mm、好ましくは6mm〜15mmである。これより径
を大とすると、塗膜に縦スジが発生しやすく好ましくな
い。またこれより径が小の場合には、製作上において困
難を生じてしまう。ワイヤーの径は0.07〜1.0m
m、好ましくは0.07〜0.4mmが適当である。こ
れより大きいときは塗布量が多くなりすぎ、高速薄層塗
布に有効なバー塗布法の使用法として適切でなく、また
これより小さいときはワイヤーを巻いてワイヤーバーを
製作することが困難になると共に強度的にも問題が出て
くる。ワイヤーの材質としては金属が用いられるが、耐
蝕性,耐摩耗性,強度等の観点からステンレス鋼が最も
適している。このワイヤーには更に耐摩耗性を向上させ
るため、表面にメッキを施すことも出来る。とくにハー
ドクロムメッキが適している。
【0013】また、本発明において溝切りバーを使用す
る場合、溝のピッチは0.1〜0.5mm、好ましくは
0.2〜0.3mmが適当であり、断面形状としては正
弦曲線に近似したものがとくに適している。しかしなが
ら、必しもかような断面形状に限定されることなく、他
の断面形状のものも使用することが出来る。一般に溝切
りバーとワイヤーバーとは一定の対応関係があり、それ
ぞれ断面における凸部の頂を結んだ線より下方にある室
間の単位長さ当りの面積(図3a,b参照)が等しい場
合に、同一条件下における同一塗布量の塗布に適してい
るとされている。したがってかような対応関係に基き、
ワイヤーバーにおける知見より適切な薄切りバーを選定
することが出来る。バーの材質としては、耐蝕性,強度
の面より金属が好ましく、とくにステンレス鋼が適して
いる。また溝切りバーの材質としては、耐蝕性,強度,
耐摩耗性の面より金属とくにステンレス鋼が適してい
る。
【0014】バー支持部材7はバー6が高速で回転する
ため、バー(ワイヤーバーにあってはワイヤー)6との
間の摩擦抵抗が小さい材質のものが選択されなければな
らない。本発明に好ましく用いられるバー支持部材の材
質としては、例えば、フッ素樹脂、ポリアセタール樹
脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹脂等を挙げるこ
とができ、これらのうちでもテフロン(米国Du Po
nt社商品名)の名で知られるポリテトラフルオルエチ
レン、デルリン(米国Du Pont社商品名)の名で
知られるポリアセタール樹脂が摩擦係数,強度の点で特
に好適である。更に、これらのプラスチック材料にグラ
スファイバー、グラファイト、二硫化モルブデン等の充
填剤を添加したものも用いることができる。更には、バ
ー支持部材7を金属材料で製作した後、その表面に前述
の如きプラスチック材料をコーティングしたり、貼り付
けたりして、バー6との間の摩擦係数を小さくさせても
よい。あるいは、各種金属材料に前述の如きプラスチッ
ク材料を含浸させたもの、例えば、アルミニウムにポリ
テトラフルオルエチレンを含浸させたものをバー支持部
材に用いることも出来る。
【0015】本発明において、適当な液だまりの大きさ
は各条件により適当な大きさを異にするが、これは塗布
液の粘度等の物性,バーの構造と回転速度,ウエブの走
行速度等により変化するので、液だまりの大きさ自身を
規定することはさしたる意義はなく、むしろコントロー
ルしうるこれらのパラメータをいかに選ぶかを検討する
のが現実的である。これらの条件をいかに選択すべきか
は、複数のパラメータが複雑にからみ合っているため、
結局のところ実験により決定すべきであるが、一般的に
述べると、バーの回転周速度Vbとウエブの走行速度V
wの比には制限があり、好ましい結果を与えるVb/V
wの最少値は、塗布液の粘度が大なる程、ワイヤーの径
(溝切りバーではこれに対応する溝のピッチ又は深さ、
幅)が小なる程、また塗布速度すなわちウエブの走行速
度Vwが大なる程、小さくなることが認められている。
しかしながら、Vbがあまり大きくなると、バーが摩耗
しやすく、空気を巻き込みやすくなるので、Vbは出来
るだけ小さいことが望ましい。また写真感光材料の如く
擦り傷がとくに問題となる分野での塗布では、バーとウ
エブとの間に相対速度がない条件、すなわちVb/Vw
がほぼ1であるように条件を設定することが望ましい。
【0016】しかし、実際の設備では厳密な意味でVb
/Vw=1とするのは不可能で、僅かなウエブとバーと
の速度差が存在する。本発明によれば、連続走行してい
るウエブにバーを用いて塗布液を塗布する方法におい
て、ウエブの僅かな振動による厚塗りの発生を防ぐため
に、ウエブとバーのラップ角αを2.5以上にすること
が好ましく、5°以上にすることが更に好ましい。ま
た、ウエブ幅方向の僅かな寸度差異による幅方向塗布量
分布の不均一さを防ぎ、ウエブとバーの速度差によるウ
エブの擦り傷の発生を防ぐために、ウエブとバーのラッ
プ角αを30°以下にすることが好ましく、20°以下
にすることが更に好ましい。又バーの高速回転でのバー
振動による段状塗布ムラを防ぐために、バー断面の最大
半径をRb、バー支持部材のバー受け部断面の円弧の曲
率半径をRhとした時、Rb/Rhを0.90〜1.0
の範囲とし、バー支持部材のバーホールド角βを90°
以上にすることが好ましく、また、バーとバー支持部材
の間のキャビテーションによる泡発生に伴う塗布筋故障
を防ぐためにはバー支持部材のバーホールド角βを18
0°以下にすることが好ましい。皿にはRb/Rhを
0.95〜0.99の範囲とし、バー支持部材のバーホ
ールド角βを100°以上150°以下とすることが好
ましい。
【0017】
【実施例】
(実施例−1〜6,比較例−1〜2) 1)塗布液の調整と塗布条件 厚さ90μm,幅1500mmのPENフイルムにグロ
ー放電処理を行い、次いで下記(処方A)に記載の下塗
液をラップ角1.5°,2.5°,5°,10°,15
°,20°,30°,40°と変化させて塗布速度25
m/分,塗布量10cc/m2 で塗布をした。 (処方A) ゼラチン(Ca 含有量100ppm) 10.0重量部 水 24.0重量部 メタノール 962.0重量部 サルチル酸 3.0重量部 ポリアマイド−エピクロルヒドリン樹脂−1(固形分) 0.5重量部 特公平3−27099号記載のノニオン性界面活性剤化合物1−13 1.0重量部 2)塗布品の評価 2−1)擦り傷の評価・・・タングステン光下で目視に
て、擦り傷の検査を行い、スリ傷の全く無いものを○,
わずかに擦り傷の発生が認められるが、25倍拡大のマ
イクロリーダーで見えないものを△,25倍拡大のマイ
クロリーダーで擦り傷の発生が認められるものを×とす
る。 2−2)塗布の均一性評価・・・サンプルを幅30mm
ずつに裁断し、AT−1Rで1650mmと1550m
mのピーク値を測定し、平均値よりのバラツキを百分率
で示した。 3)結果 結果を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】本発明の実施例1〜6はいずれも擦り傷の
評価、塗布の均一性とも良好であった。比較例−1〜2
はどちらかが不良であった。
【0020】(実施例−7〜14,比較例−3〜6) 1)塗布液の調整と塗布条件 厚さ90μm,幅1500mmのPENフイルムにグロ
ー放電処理を行い、次いで下記(処方B)に記載の下塗
液をバー断面の最大半径Rbとバー受け部断面の円弧の
曲率半径Rhの比を0.85,0.90,0.95,
0.99,1.00,1.05に変化させたワイヤーバ
ーとバー受け部断面の円弧の曲率半径の組み合わせで、
バーホールド角を60°,90°,100°,120
°,150°,180°,200°に変化させたバー支
持部材とで塗布速度45m/分、塗布量5.2cc/m
2 で塗布をした。 (処方B) ゼラチン 0.8重量部 水 186.8重量部 導電性微粒子分散物(SnO2 /Sb2 2 =10/1) 11.9重量部 水溶性イソシアネート 0.3重量部 トゥイン20 0.2重量部 2)塗布品の評価 目視にて、塗布面状の検査を行い、段状塗布ムラ及び泡
発生に伴う塗布筋故障について、全くないものを○,わ
ずかに発生が認められるが実用上問題ないと考えられる
ものを△,発生の強度が強く実用上問題と考えるものを
×とする。 3)結果 結果を表2に示す。
【0021】
【表2】
【0022】本発明の実施例−7〜14はいずれも段ム
ラ,塗布筋故障とも良好であった。比較例−3〜6は、
段ムラが塗布筋故障の何れかが不良であった。
【0023】
【発明の効果】ラップ角αを2.5°〜30°に保つこ
とにより、ウエブの僅かな振動による厚塗りの発生を防
ぐとともに、ウエブ幅方向の僅かな寸度差異による幅方
向塗布の均一性を確保し、ウエブとバーの速度差による
ウエブの擦り傷の発生を防ぐことが可能であった。又、
バー断面の最大半径Rbとバー支持部材のバー受け部断
面の円弧の曲率半径をRhとし、Rb/Rhを0.9〜
1.0とし、バーホルダー角βを90°〜180°にす
ることにより、バーの高速回転でのバー振動による段状
塗布ムラを防ぎ、コーター内の泡発生に伴う塗布筋故障
を防ぐことが可能になり、併せて安定した塗布品質が得
られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗布方法を説明する側断面図
【図2】本発明の実施態様における液面レベル調整装置
の概略図
【図3】本発明に関するワイヤーバーの正面断面図
(a),溝切りバーの正面断面図(b)
【符号の説明】
3 塗布液 4 ウエブ 5 塗膜 6 バー 7 バー支持部材 8 給液口 9a,9b 堰部材 10 給液案内溝 11 液だまり 12 泡防止用液だまり 13 ストックタンク 14 配管部 15 浮子室 16 浮子 17 バー断面の最大半径 18 バー支持部材のバー受け断面の円弧の曲率半径

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続走行しているウエブにバーを用いて
    塗布液を塗布する方法において、ウエブとバーのラップ
    角αを2.5°以上30°以下にすることを特徴とする
    塗布方法。
  2. 【請求項2】 連続走行しているウエブにバーを用いて
    塗布液を塗布する方法において、バー断面の最大半径を
    Rb、バー支持部材のバー受け部断面の円弧の曲率半径
    をRhとした時、Rb/Rhを0.9〜1.0の範囲と
    し、バー支持部材のバーホールド角βを90°以上18
    0°以下とすることを特徴とする塗布方法。
JP1417496A 1996-01-30 1996-01-30 塗布方法 Pending JPH09201563A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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