JPH09201511A - 脱臭用土壌 - Google Patents
脱臭用土壌Info
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- JPH09201511A JPH09201511A JP8032849A JP3284996A JPH09201511A JP H09201511 A JPH09201511 A JP H09201511A JP 8032849 A JP8032849 A JP 8032849A JP 3284996 A JP3284996 A JP 3284996A JP H09201511 A JPH09201511 A JP H09201511A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/20—Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
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- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
Abstract
所定の脱臭特性を与える。 【解決手段】本発明の脱臭用土壌は、パーライト、珪藻
土焼成品、ゼオライト、バーク堆肥、肥土および鶏糞か
らなる改良材をマサ土に混合してなる。かかる脱臭用土
壌は、マサ土に比べて通気透水性がよくなり、微生物の
住処となる間隙量、有効利用できる水分、養分が増加す
る。
Description
る脱臭用土壌に関する。
燃焼法、酸化法、吸着法など物理化学的な方法が採用さ
れてきたが、かかる方法に比べて維持管理費が不要な生
物脱臭方法が注目されている。
ル、アンモニア、トリメチルアミンなどの悪臭成分を微
生物の働きによって酸化して二酸化炭素、硫酸、窒素等
に変え悪臭を除去しようとするものであり、半永久的な
効果が期待できるとともに環境にも負荷をかけないこと
から、下水処理場、屎尿処理場、食品工場などでの適用
が期待されている。
生物が住み着いている土に悪臭気体を通過させ悪臭成分
を除去する土壌脱臭法が知られており、これらの土とし
ては適度な間隙比をもち気層、液層、固層のバランスが
とれている土壌が好ましいとされており、具体的には、
火山灰などが土壌化した黒ぼく土が最適と言われる。
土が全国各地に大量に分布しているというわけではな
く、特に関西地域では比較的入手が困難である。したが
って、かかる地域に土壌脱臭装置を設置する場合には、
黒ぼく土の入手コストが高くなり装置全体の採算が合わ
なくなるという問題が生じていた。
マサ土が比較的入手しやすいが、かかるマサ土は、微生
物の生育空間が少ない、重機の転圧を受けると容易に締
め固められる、腐植や窒素などの養分をほとんど含んで
いない、保肥性やpH緩衝能が低い等の問題があり、脱
臭用土壌としては適さない。
たもので、マサ土の特徴を生かしつつその欠点を改良し
て所定の脱臭特性を付与可能な脱臭用土壌を提供するこ
とを目的とする。
め、本発明の脱臭用土壌は請求項1に記載したように、
パーライト、珪藻土焼成品、ゼオライト、バーク堆肥、
肥土および鶏糞からなる改良材をマサ土に混合したもの
である。
の粘土含有量を5%(重量)以下とするとともに、該マ
サ土および前記改良材を体積比率でマサ土58%、パー
ライト10%、珪藻土焼成品5%、ゼオライト5%、バ
ーク堆肥12%、肥土5%、鶏糞5%となるように配合
したものである。
トを混合することによって、各改良材を混合したことに
よる空隙率の減少を補い、珪藻土焼成品を添加すること
によって、生物が有効利用できる土中水量を増やす。ま
た、ゼオライトを添加することによって脱臭装置の稼働
初期のアンモニアを除去するとともに、pH緩衝能を高
める。さらに、バーク堆肥を添加することによって炭素
の含有量を増やし、鶏糞堆肥を添加することによって微
生物を定着させるための腐植を増量させる。また、微生
物体を供給するために肥土を加える。
の黒ぼく土と同様、所定の脱臭特性を発揮し、悪臭気体
を除去することができる。
実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
ト、珪藻土焼成品、ゼオライト、バーク堆肥、肥土およ
び鶏糞からなる改良材をマサ土に混合してなる。
土・シルト分の含量が少ないものとし、風化が進んで粘
土分やシルト分が多いものは避ける。理想的には、粒径
0.5mm乃至2mm程度の粒子が8割以上で、粒径
0.005mm以下の粘土含量が5%(重量)以下のも
のがよい。かかる選定を行うことにより、脱臭用土壌が
施工や維持管理などの作業によって締め固まり、その結
果、通気性や透水性が低下するのを防止することができ
る。
よる空隙率の減少を補うために混合するものであり、1
0%(体積)程度マサ土に混合した場合、pF2の条件
で気相率が30数%となり、脱臭用土壌に適した状況と
なる。
中水量を増やすために添加するものであり、5%(体
積)程度添加した場合、バーク堆肥および鶏糞の添加も
合わせてpF2の条件で含水比が10数%程度になり、
脱臭用土壌に適した状況となる。
アを除去するとともにpH緩衝能を高めるために添加す
るものであり、5%(体積)程度添加した場合、原臭の
アンモニア濃度約1ppM、脱臭表面積約300m2 、
層厚30cm、風量約100m3 /分の条件では、約3
年分のアンモニアを吸着することができる。
が高く、窒素分を多量に含む動物糞尿系の堆肥より炭素
が長期間土中に残る性質があるので、かかる炭素を土中
から得て棲息している微生物には都合がよい。また、鶏
糞堆肥は、微生物を定着させるための腐植を増量させる
ために混合する。かかるバーク堆肥、鶏糞をそれぞれ1
2%、5%(体積)混合した場合、腐植量は5%程度と
なり、微生物の生育に適した状況となる。
生物体の供給を目的として添加するものであり、添加量
としては5%(体積)程度とする。
合されるように、またつぶれやすい改良材が破壊されな
いように留意しつつ、粒土調整用のバケットを装着した
バックホウなどを用いて十分に攪拌混合する。
黒ぼく土およびマサ土とともに表1に示す。また、脱臭
用土壌の水分特性曲線をマサ土とともに図1に示す。
壌は、マサ土に比べて通気透水性がよくなり、微生物の
住処となる間隙量、有効利用できる水分、養分が増加し
ている。
装置を構築した様子を示したものである。同図でわかる
ように、脱臭装置1は、供給管2、臭気拡散層3、ネッ
ト4、通気阻害防止層5および通気土層6を下から順次
積層してなる。
通してあり、該供給管2に設けた孔7から悪臭を噴出す
るようになっている。臭気拡散層3は、レキ等で構成し
てあり、供給管2から噴出した悪臭気体を上層に拡散さ
せる役目を果たす。ネット4は、上層が下方に落下する
のを防止する。
が細かいもの、例えば粒径20乃至30mm程度の砕石
を数〜数十cm程度の厚みとするのがよい。悪臭気体に
含まれる水蒸気は、間隙の急激な変化を受けると結露
し、嫌気性微生物の繁殖ひいては通気を阻害する原因と
なる。しかし、通気土層6の下に通気阻害層5を設けて
おけば、悪臭気体に含まれる水蒸気は、間隙に余裕のあ
る通気阻害防止層5の砕石に結露し、間隙の小さな通気
土層6で結露することはない。この結果、通気土層6で
通気が阻害されるのを防止することができる。なお、通
気阻害防止層5は、通気土層6の冠水を防止するため3
0cm程度の厚みにするのが望ましい。
るための接触時間を確保するとともに、植生の根が下層
まで突き抜けて臭気が洩れるのを防止するため、層厚は
30cm程度とするのがよい。通気土層6は、上述した
ように、パーライト、珪藻土焼成品、ゼオライト、バー
ク堆肥、肥土および鶏糞からなる改良材をマサ土に混合
して作成した脱臭用土壌で構成する。
ものである。
素、アンモニア、メチルメルカプタン、硫化ジメチル、
二硫化ジメチルが出口ではすべて検知限界以下となるこ
とが確認できた。
土壌によれば、マサ土に所定の改良材を混合すれば、従
来、脱臭用土壌として使用されてきた黒ぼく土と同様の
脱臭効果を持たせることができる。そのため、黒ぼく土
が入手困難な地域においても、低コストで脱臭用土壌を
製作することが可能となる。
は、パーライト、珪藻土焼成品、ゼオライト、バーク堆
肥、肥土および鶏糞からなる改良材をマサ土に混合した
ので、マサ土の特徴を生かしつつその欠点を改良して所
定の脱臭特性を与えることができる。
フ。
の概念図。
Claims (2)
- 【請求項1】 パーライト、珪藻土焼成品、ゼオライ
ト、バーク堆肥、肥土および鶏糞からなる改良材をマサ
土に混合したことを特徴とする脱臭用土壌。 - 【請求項2】 前記マサ土の粘土含有量を5%(重量)
以下とするとともに、該マサ土および前記改良材を体積
比率でマサ土58%、パーライト10%、珪藻土焼成品
5%、ゼオライト5%、バーク堆肥12%、肥土5%、
鶏糞5%となるように配合した請求項1記載の脱臭用土
壌。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03284996A JP3233001B2 (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 脱臭用土壌 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03284996A JP3233001B2 (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 脱臭用土壌 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09201511A true JPH09201511A (ja) | 1997-08-05 |
JP3233001B2 JP3233001B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=12370291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03284996A Expired - Lifetime JP3233001B2 (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | 脱臭用土壌 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3233001B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100752597B1 (ko) * | 2007-04-18 | 2007-08-27 | 주식회사삼영이앤티 | 유무기 복합담체를 적용한 탈취시스템 |
JP2013022293A (ja) * | 2011-07-22 | 2013-02-04 | Toyo Rinsan Kasei Kk | 環境改善資材 |
-
1996
- 1996-01-26 JP JP03284996A patent/JP3233001B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100752597B1 (ko) * | 2007-04-18 | 2007-08-27 | 주식회사삼영이앤티 | 유무기 복합담체를 적용한 탈취시스템 |
JP2013022293A (ja) * | 2011-07-22 | 2013-02-04 | Toyo Rinsan Kasei Kk | 環境改善資材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3233001B2 (ja) | 2001-11-26 |
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