JPH09201426A - 加湿給水配管を利用した簡易消火設備 - Google Patents

加湿給水配管を利用した簡易消火設備

Info

Publication number
JPH09201426A
JPH09201426A JP1203596A JP1203596A JPH09201426A JP H09201426 A JPH09201426 A JP H09201426A JP 1203596 A JP1203596 A JP 1203596A JP 1203596 A JP1203596 A JP 1203596A JP H09201426 A JPH09201426 A JP H09201426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
fire
water
water supply
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1203596A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Arata
義貴 荒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority to JP1203596A priority Critical patent/JPH09201426A/ja
Publication of JPH09201426A publication Critical patent/JPH09201426A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
  • Air Humidification (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、加湿器を備えたエアコンにおける
加湿器への加湿用水の給水手段を有効利用して、簡易消
火設備を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の簡易消火設備は、室内の天井内
部に設けられたエアコン2に備えられた加湿器用の給水
配管7に接続され、前記給水配管に供給されている加湿
用水を利用したものであって、天井面に設置されたスプ
リンクラー10と、前記給水配管7に一端が接続され、
他端が前記スプリンクラーに接続された分岐配管8と、
前記分岐配管8に内設された弁9と、火災を検知し前記
弁9の開放を制御する制御部と、とを備え、室内におけ
る火災の発生を制御部により検知して弁9を開放させる
ことにより、加湿給水配管7に供給されている加湿用水
を分岐配管8に誘導し、スプリンクラー10より前記加
湿用水を射出して消火することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアコンの加湿器
用の給水配管に接続され、加湿用水を利用した簡易消火
設備配管に関する。
【0002】
【従来の技術】エアコンに備えられた加湿器は、冬期、
エアコンにより暖房をした際の室内空気の乾燥を防ぐた
めに設けられたものである。このような加湿器を有する
エアコンには、加湿器への加湿用水の給水設備が備えら
れている。
【0003】図3には、加湿器3が備えられた天井内設
置タイプのエアコン2を示す。
【0004】エアコン2は、内部にサーミスタ4と加湿
器3が備えられ、また、リモコン1が室内の操作しやす
い位置に備えられている。
【0005】リモコン1を操作することにより、エアコ
ン2の制御、冷房暖房の切替えあるいは室内温度の設定
等が遠隔的に行える。
【0006】前記サーミスタ4は、エアコン非使用時を
含め常時室内の温度をモニターし、また、エアコン運転
中においては、リモコン1により設定された室内温度を
保つようにエアコン2の運転調節を行う。
【0007】また、前記加湿器3には、加湿用水を供給
するための給水手段が接続されている。すなわち、加湿
器3には、給水配管7を介して給水タンク5が接続さ
れ、この給水タンク5は電磁弁6を内設した給水配管7
により高架水槽あるいはシスターンタンクに接続されて
いる。
【0008】電磁弁6は、エアコン2の暖房運転時に開
放され、エアコン2の停止時及び冷房運転時には閉鎖さ
れる。また、エアコン2の暖房運転時において、室内が
設定温度になった場合、サーミスタ4によりエアコン2
が停止されるが、その場合、電磁弁6は閉鎖される。
【0009】上記したとおりエアコン2の暖房運転時に
電磁弁6が開放されると、高架水槽あるいはシスターン
タンクからの加湿用水は、電磁弁6を通過して給水タン
ク5へ供給され、一旦給水タンク5に溜められて、そこ
から加湿器3に供給される。そして、エアコン2の送風
口より適度な湿気を含んだ温風が室内に送風され、暖房
時の室内の空気の乾燥が防止される。
【0010】また、エアコン2の停止及び冷房時には、
電磁弁6は閉鎖されて、高架水槽あるいはシスターンタ
ンクから給水タンク5への加湿用水の供給が電磁弁6で
止められている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述の通り、エアコン
に備えられた加湿器は暖房時にしか利用されていない
が、この加湿器を備えるためには、加湿器への給水手段
の設置にかなりの額の設備投資がなされている。
【0012】本発明は、かかる給水手段を有効活用する
ためになされたものであり、この給水手段である給水配
管に接続し、そこに流れる加湿用水を利用した簡易消火
設備を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の簡易消火設備
は、室内の天井内部に設けられたエアコンに備えられた
加湿器用の給水配管に接続され、前記給水配管に供給さ
れている加湿用水を利用したものであって、天井面に設
置されたスプリンクラーと、前記給水配管に一端が接続
され、他端が前記スプリンクラーに接続された分岐配管
と、前記分岐配管に内設された弁と、火災を検知し前記
弁の開放を制御する制御部と、を備え、室内における火
災の発生を制御部により検知して弁を開放させることに
より、加湿給水配管に供給されている加湿用水を分岐配
管に誘導し、スプリンクラーより前記加湿用水を散水し
て消火することを特徴とする。
【0014】また、本発明の簡易消火設備は、前記制御
部が、室内温度を測定する温度測定部と、火災認知温度
が設定され、前記火災認知温度と前記温度測定部による
実測温度とを比較処理して前記弁の開放を指示する処理
部と、から構成されることを特徴とする。
【0015】また、前記温度測定部としてエアコンの室
温測定器を利用することを特徴とする。
【0016】上記のように構成された本発明の簡易消火
設備は、室内における火災の発生を制御部により検知し
て弁を開放させることにより、加湿給水配管に供給され
ている加湿用水を分岐配管に誘導し、前記加湿用水をス
プリンクラーより散水して消火する。
【0017】前記制御部を、室内温度を測定する温度測
定部と、火災認知温度が設定され、前記設定温度と前記
温度測定部による実測温度とを比較処理して前記弁の開
放を指示する処理部とから構成することにより、火災時
の室内温度の上昇を検知して、前記弁を開放させて、加
湿用水を分岐配管に誘導し、スプリンクラーより散水し
て消火する。
【0018】前記温度測定部としてエアコンの室温測定
器を利用し、この室温測定器と制御部の処理部とを接続
して、火災を検知する。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を用いて
説明する。尚、従来例と同一の部材には、同一の符号を
付してその説明を省略する。
【0020】図1は、本実施の形態に係る簡易消火設備
の構成図である。
【0021】図において、電磁弁6より上流(高架水槽
あるいはシスターンタンク寄り)の給水配管7にT形継
手8aを介して接続された分岐配管8は、天井まで伸び
ており、その内部には弁9が設けられ、また、その先端
にはスプリンクラー10が固定されている。このスプリ
ンクラー10は、散水ヘッド10aが天井面から下方に
突設するように、天井に埋設されている。
【0022】また、前記弁9は、本実施の形態において
電磁弁からなり、制御部により開閉制御されている。こ
の制御部は、弁9に計装線12を介して開閉制御信号を
供給する処理部11と、この処理部11に計装線12を
介して温度情報を供給するエアコン2のサーミスタ4と
からなる。
【0023】サーミスタ4は、前述したとおり常時室内
の温度をモニターしており、この室内の実測温度を計装
線12により処理部11へ伝送する。また、処理部11
には、火災が生じたことを認知可能な室内温度が設定さ
れており、この火災認知温度と前記実測温度とを比較す
る。この比較により、実測温度が火災認知温度に達した
場合には、開放指示の信号を弁9に送る。
【0024】ここで、処理部11から開信号が送られた
場合、弁9は開放され、電磁弁6の上流の給水配管7の
加湿用水が分岐配管8に誘導され、弁9を通過し、散水
ヘッド10aより散水されて、消火を行う。
【0025】上記通り構成された加湿器付きエアコンの
加湿用水給水配管に接続された簡易火災設備における動
作工程をフローチャートとして図2に示す。
【0026】火災が発生していない通常の状態では、従
来と同様のエアコン運転が行われる。例えばエアコン2
の暖房運転時には(S2)、室内を暖めると共に、加湿
器3により加湿が行われる(S3)。そして、サーミス
タ4がリモコン1に設定された室内温度に達したことを
検知すると(S4)、エアコン1の運転が一旦停止さ
れ、それに伴い電磁弁6が閉鎖されて、加湿器3への給
水が電磁弁6の上流で止められる(S5)。
【0027】また、エアコン2の停止時(S1)及び冷
房時(S2)には、電磁弁6が閉鎖されて、加湿器3へ
の給水が電磁弁6の上流で止められている。
【0028】このように通常の状態では、処理部11に
おいて火災認知温度に達していない(S6,No)と判
断されて、弁9は閉鎖させた状態に保たれる。
【0029】しかし、火災が発生した場合、処理部11
において、サーミスタ4から連絡される室内の実測温度
が、予め設定されている火災認知温度に達したことを検
知する(S6)と、開信号を弁9に伝送する(S7)。
そして、弁9が開放されて、電磁弁6の上流で止められ
ている高架水槽またはシスターンタンクからの加湿用水
が、分岐配管に誘導され、スプリンクラー10の散水ヘ
ッド10aから散水して消火が行われる(S8)。
【0030】上述の工程はエアコン運転時に限らず、エ
アコン非使用時においても、サーミスタ4及び処理部1
1には常時電源が供給されているため、サーミスタ4に
おいて室内の温度上昇はモニターされて、この温度が処
理部11において火災認知温度と検知されれば(S
6)、開信号(S7)により弁9が開放されて(S
8)、消火が行われる(S8)。
【0031】尚、本実施形態において、弁9の開放を制
御する制御部として、処理部11とサーミスタ4とを利
用し、温度の過度の上昇により火災を認知しているが、
この制御部に、例えば煙探知機等を採用して、煙の発生
により火災を認知し、弁9を開放させるように構成する
ことも可能である。
【0032】
【発明の効果】エアコンに備えられた加湿器の加湿用水
を供給する配管に、簡易消火設備を接続させることによ
り、暖房時にしか利用されない加湿用水が防火用水とし
て有効利用される。
【0033】また、加湿器への加湿用水の給水手段を設
置するには、多額の設備投資がなされているが、この給
水手段が加湿用水を供給するだけのものでなく、防火用
水の供給にも利用されることにより、多額の設備投資が
なされた給水手段を有効利用できる。
【0034】また、逆の観点では、エアコンの加湿用水
の給水手段を利用することにより、安価に防火設備を設
置することができる。
【0035】さらに、本簡易消火設備における制御部の
室内温度測定部として、エアコンのサーミスタ等を利用
することにより、製造コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る簡易消火設備の構
成図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係る簡易消火設備の作
動時の動作工程を示すフローチャートである。
【図3】 従来の天井内設置タイプのエアコンの構成図
である。
【符号の説明】
1 リモコン、2 エアコン、3 加湿器、4 サーミ
スタ、5 給水タンク、6 電磁弁、7 給水配管、8
分岐配管、8a T形継手、9 弁、10スプリンク
ラー、11 処理部、12 計装線。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の天井内部に設けられたエアコンに
    備えられた加湿器用の給水配管に接続され、前記給水配
    管に供給されている加湿用水を利用した簡易消火設備で
    あって、 天井面に設置されたスプリンクラーと、 前記給水配管に一端が接続され、他端が前記スプリンク
    ラーに接続された分岐配管と、 前記分岐配管に内設された弁と、 火災を検知し、前記弁の開放を制御する制御部と、から
    なり、 室内における火災の発生を制御部により検知して弁を開
    放させることにより、加湿給水配管に供給されている加
    湿用水を分岐配管に誘導し、スプリンクラーより散水し
    て消火することを特徴とする簡易消火設備。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 制御部が、 室内温度を測定する温度測定部と、 火災認知温度が設定され、前記火災認知温度と前記温度
    測定部による実測温度とを比較処理して前記弁の開放を
    指示する処理部と、からなることを特徴とする簡易消火
    設備。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記温度測定部としてエアコンの室温測定器を利用する
    ことを特徴とする簡易消火設備。
JP1203596A 1996-01-26 1996-01-26 加湿給水配管を利用した簡易消火設備 Pending JPH09201426A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1203596A JPH09201426A (ja) 1996-01-26 1996-01-26 加湿給水配管を利用した簡易消火設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1203596A JPH09201426A (ja) 1996-01-26 1996-01-26 加湿給水配管を利用した簡易消火設備

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09201426A true JPH09201426A (ja) 1997-08-05

Family

ID=11794361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1203596A Pending JPH09201426A (ja) 1996-01-26 1996-01-26 加湿給水配管を利用した簡易消火設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09201426A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008185312A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Toyotomi Co Ltd 異常検出機能を備えた暖房機
JP2009511856A (ja) * 2005-10-18 2009-03-19 ニコライ,ライオネル 低エネルギー消費の空調システム
KR101143940B1 (ko) * 2012-01-11 2012-05-11 황현준 소화 급수관을 이용한 가습 시스템

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009511856A (ja) * 2005-10-18 2009-03-19 ニコライ,ライオネル 低エネルギー消費の空調システム
JP2008185312A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Toyotomi Co Ltd 異常検出機能を備えた暖房機
KR101143940B1 (ko) * 2012-01-11 2012-05-11 황현준 소화 급수관을 이용한 가습 시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019523692A (ja) 知能型自動消火噴射器
JPS61138041A (ja) 空調装置の運転方法
US4079786A (en) Fire extinguishing system
US6810910B2 (en) Valve and arrangement for fire suppression system
JPH09201426A (ja) 加湿給水配管を利用した簡易消火設備
JP3135017B2 (ja) 空調装置の運転方法
JPS60174161A (ja) 消火装置
JPH01107055A (ja) 調温調湿設備の除霜制御方法、及び同装置
JPH04266773A (ja) 消火設備の給水圧力制御システム
CN105999585A (zh) 一种灭火方法、灭火系统以及吸油烟机
JP3622130B2 (ja) スプリンクラ消火設備
CN109893808A (zh) 一种楼宇智能化消防安全监控系统
FI71001C (fi) Staengningsanordning foer en luftfoerdelningsenhet
JP2704798B2 (ja) 住宅用スプリンクラー消火設備の自動点検装置
JPH04129574A (ja) スプリンクラ設備
JP4321245B2 (ja) 空気調和システム、空調制御装置および空気調和システムの制御方法
JPH0477592B2 (ja)
CN113457061B (zh) 一种石膏板线消防自动巡检控制系统及方法
JP3891407B2 (ja) 防災設備
JPH04261672A (ja) 空調装置兼用消火装置
RU2659996C2 (ru) Способ управления и устройство спринклерной воздушной установки пожаротушения
CN211349128U (zh) 一种养生室的温度、湿度控制调节装置
JPH0440117Y2 (ja)
SU1261675A1 (ru) Установка дл тушени пожаров в закрытых помещени х
SU382416A1 (ru) Барокамера