JP4321245B2 - 空気調和システム、空調制御装置および空気調和システムの制御方法 - Google Patents

空気調和システム、空調制御装置および空気調和システムの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、空気調和システム、空調制御装置および空気調和システムの制御方法に関する。
従来から、ビルや住宅などの建物内において、調和された空気を建物内に供給することにより、建物内の快適性を向上させる空気調和システムが知られている(例えば、特許文献1)。
この空気調和システムは、屋内の空調対象エリアに対して調和された空気を給気することにより、空調対象エリアの空気を調和するシステムである。この空気調和システムは、空調機と、給気温度センサと、還気温度センサと、空調制御装置とを備えている。空調機は、屋外から導入される外気と空調対象エリアからの還気との混合空気を調和した後に空調対象エリアに供給するための空気調和装置である。この空調機は、空気調和部と、送風機とを有している。空気調和部は、混合空気の温度や湿度などの空気状態を変更している。送風機は、空調機から空調対象エリアに調和後の混合空気を給気する。給気温度センサは、空調機から空調対象エリアに給気される混合空気の温度を検出している。還気温度センサは、空調対象エリアからの還気の温度を検出している。空調制御装置は、空調対象エリアに所望の温度の混合空気を給気するために、給気温度センサにおいて検出される混合空気の温度や還気温度センサにおいて検出される還気の温度に基づいて、空調機の稼働を制御している。
特開2002−333190号公報
ところで、このような空気調和システムでは、空調対象エリアに給気される混合空気の空気状態または空調対象エリアからの還気の空気状態に基づいて、空調機の稼働が、制御されている。したがって、この混合空気や還気の空気状態を検出するセンサが破損した場合には、空調機を適正に稼働を制御することができない。それゆえ、従来の空気調和システムでは、上記のセンサの異常時においては、空調機の稼働を停止させる制御が行われている。このような場合には、調和された空気の屋内への供給が停止する。
このため、従来の空気調和システムが、屋内の空気を調和する確実性を十分有しているとは言い難い。
そこで、本発明では、空気調和の確実性を向上することができる空気調和システム、空調制御装置および空気調和システムの制御方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の空気調和システムは、室内の空気を調和するための空気調和システムであって、空気調和部と、第1検出部と、第2検出部と、複数の風量調節部と、空調制御部とを備えている。空気調和部は、室内からの還気を導入している。また、空気調和部は、還気を調和し、還気を調和空気に変成させている。さらに、空気調和部は、調和空気を室内に供給している。第1検出部は、室内に供給される調和空気の空気状態を検出している。この空気状態は、検出対象の空気の状態を示す情報であって、例えば、検出対象の空気の温度、湿度などである。第2検出部は、室内の空気または還気の空気状態を検出している。空調制御部は、第1検出部の正常時には、第1検出部の検出結果に基づいて、空気調和部を制御している。さらに、空調制御部は、第1検出部の異常時には、風量調節部の全てを全開にすることで室内に供給される調和空気の風量を一定量とし第2検出部の検出結果に基づいて、空気調和部を制御する。
この空気調和システムでは、室内からの還気が、空気調和部に導入されている。そして、還気が、空気調和部により調和され、調和空気に変成されている。調和空気は、空気調和部により室内に供給される。室内に供給される調和空気の空気状態は、第1検出部により検出されている。室内の空気または還気の空気状態は、第2検出部により検出されている。空気調和部は、第1検出部の正常時には、第1検出部の検出結果に基づいて、空調制御部により制御されている。第1検出部の異常時には、空気調和部は、第2検出部の検出結果に基づいて、空調制御部により制御される。
ここでは、第1検出部の異常時には、空気調和部は、第2検出部の検出結果に基づいて、空調制御部により制御される。従来の空気調和システムでは、第1検出部の異常時において、空気調和部の稼働を停止する制御が行われている。それゆえ、従来の空気調和システムでは、第1検出部の異常時には、調和された空気の屋内への供給が停止する。しかし、この空気調和システムでは、第1検出部の異常時に、第1検出部の検出結果に代えて、第2検出部の検出結果に基づいて、空気調和部が制御される。したがって、第1検出部の異常時においても、調和された空気の室内への供給が停止する可能性が低減される。このため、この空気調和システムでは、空気調和の確実性を向上することができる。
この空気調和システムでは複数の風量調節部を備えている。風量調節部は、室内に供給される調和空気の風量を調節している。風量調節部は、第1検出部の異常時には、室内に供給される調和空気の風量を一定量としている。
ここでは、第1検出部の異常時には、室内に供給される調和空気の風量が、風量調節部により一定量とされている。それゆえ、風量調節部において調和空気の供給風量を調節することなく、空気調和部における調和空気の供給量のみを制御するだけで、室内の空気を調和することができる。つまり、風量調整部における調和風量の調節を考慮せずに、空気調和部における調和空気の供給量のみを考慮することにより、屋内の空気を調和することができる。このため、この空気調和システムでは、屋内の空気を容易に調和することができる。
請求項2に記載の空気調和システムは、請求項1に記載の空気調和システムであって、第1検出部は、調和空気の温度を検出している。また、第2検出部は、室内の空気または還気の温度を検出している。
ここでは、調和空気の温度が、第1検出部により検出されている。また、室内の空気または還気の温度が、第2検出部により検出されている。空気調和部から供給される調和空気の温度を検出する第1検出部の異常時には、空気調和部は、第2検出部の検出する室内の空気または還気の温度に基づいて、空調制御部により制御される。従来の空気調和システムでは、第1検出部の異常時において、空気調和部の稼働を停止する制御が行われている。それゆえ、従来の空気調和システムでは、第1検出部の異常時には、調和された空気の屋内への供給が停止する。しかし、この空気調和システムでは、第1検出部の異常時に、調和空気の温度に代えて、室内の空気または還気の温度に基づいて、空気調和部が制御される。したがって、第1検出部の異常時においても、調和された空気の室内への供給が停止する可能性が低減される。このため、この空気調和システムでは、空気調和の確実性をさらに向上することができる。
請求項3に記載の空気調和システムは、請求項2に記載の空気調和システムであって、第2検出部は、還気の温度を検出している。
ここでは、還気の温度が、第2検出部により検出されている。空気調和部から供給される調和空気の温度を検出する第1検出部の異常時には、空気調和部は、第2検出部の検出する還気の温度に基づいて、空調制御部により制御される。従来の空気調和システムでは、第1検出部の異常時において、空気調和部の稼働を停止する制御が行われている。それゆえ、従来の空気調和システムでは、第1検出部の異常時には、調和された空気の屋内への供給が停止する。しかし、この空気調和システムでは、第1検出部の異常時に、調和空気の温度に代えて、還気の温度に基づいて、空気調和部が制御される。したがって、第1検出部の異常時においても、調和された空気の室内への供給が停止する可能性が低減される。このため、この空気調和システムでは、空気調和の確実性をさらに向上することができる。
請求項4に記載の空気調和システムは、請求項4に記載の空気調和システムであって、第2検出部は、風量調整部近傍における室内の空気の温度を検出している。
ここでは、調和空気の室内への供給風量を調節する風量調節部近傍における室内の空気の温度が、第2検出部により検出されている。空気調和部から供給される調和空気の温度を検出する第1検出部の異常時には、空気調和部は、第2検出部の検出する風量調整部近傍における室内の空気の温度に基づいて、空調制御部により制御される。従来の空気調和システムでは、第1検出部の異常時において、空気調和部の稼働を停止する制御が行われている。それゆえ、従来の空気調和システムでは、第1検出部の異常時には、調和された空気の屋内への供給が停止する。しかし、この空気調和システムでは、第1検出部の異常時に、調和空気の温度に代えて、風量調整部近傍における室内の空気の温度に基づいて、空気調和部が制御される。したがって、第1検出部の異常時においても、調和された空気の室内への供給が停止する可能性が低減される。このため、この空気調和システムでは、空気調和の確実性をさらに向上することができる。
請求項5に記載の空気調和システムは、請求項2から5のいずれかに記載の空気調和システムであって、ファンコイルユニットをさらに備えている。ファンコイルユニットは、室内の空気を調和している。第2検出部は、ファンコイルユニット近傍における室内の空気の温度を検出している。
ここでは、室内の空気を調和するファンコイルユニット近傍における室内の空気の温度が、第2検出部により検出されている。空気調和部から供給される調和空気の温度を検出する第1検出部の異常時には、空気調和部は、第2検出部の検出するファンコイルユニット近傍における室内の空気の温度に基づいて、空調制御部により制御される。従来の空気調和システムでは、第1検出部の異常時において、空気調和部の稼働を停止する制御が行われている。それゆえ、従来の空気調和システムでは、第1検出部の異常時には、調和された空気の屋内への供給が停止する。しかし、この空気調和システムでは、第1検出部の異常時に、調和空気の温度に代えて、ファンコイルユニット近傍における室内の空気の温度に基づいて、空気調和部が制御される。したがって、第1検出部の異常時においても、調和された空気の室内への供給が停止する可能性が低減される。このため、この空気調和システムでは、空気調和の確実性をさらに向上することができる。
請求項6に記載の空気調和システムは、請求項2から6のいずれかに記載の空気調和システムであって、第1検出部は、さらに、調和空気の湿度を検出している。第2検出部は、さらに、還気の湿度を検出している。
ここでは、空気調和部から供給される調和空気の湿度が、第1検出部により検出されている。また、還気の湿度が、第2検出部により検出されている。空気調和部から供給される調和空気の湿度を検出する第1検出部の異常時には、空気調和部は、第2検出部の検出する還気の湿度に基づいて、空調制御部により制御される。従来の空気調和システムでは、第1検出部の異常時において、空気調和部の稼働を停止する制御が行われている。それゆえ、従来の空気調和システムでは、第1検出部の異常時には、調和された空気の屋内への供給が停止する。しかし、この空気調和システムでは、第1検出部の異常時に、調和空気の湿度に代えて、還気の湿度に基づいて、空気調和部が制御される。したがって、第1検出部の異常時においても、調和された空気の室内への供給が停止する可能性が低減される。このため、この空気調和システムでは、空気調和の確実性をさらに向上することができる。
請求項7に記載の空調制御装置は、室内の空気を調和するために、空気調和装置と第1検出装置と第2検出装置と複数の風量調節部とに接続される空調制御装置であって、判断部と制御部とを備えている。空気調和装置は、室内から還気を導入している。また、空気調和装置は、還気を調和して調和空気に変成させている。さらに、空気調和装置は、調和空気を室内に供給している。第1検出部は、室内に供給される調和空気の空気状態を検出している。この空気状態は、検出対象の空気の状態を示す情報であって、例えば、検出対象の空気の温度、湿度などである。第2検出部は、室内の空気または還気の空気状態を検出している。判断部は、第1検出装置が正常か否かを判断している。制御部は、第1検出装置が正常である場合には、第1検出装置の検出結果に基づいて、空気調和装置を制御している。さらに、制御部は、第1検出装置の異常時には、第2検出装置の検出結果に基づいて空気調和装置を制御し且つ室内に供給される調和空気の風量を風量調節部の全てを全開にすることで一定量としている。
ここでは、室内からの還気が、空気調和装置に導入されている。そして、還気が、空気調和装置により調和され、調和空気に変成されている。調和空気は、空気調和装置により室内に供給される。室内に供給される調和空気の空気状態は、第1検出装置により検出されている。室内の空気または還気の空気状態は、第2検出装置により検出されている。空気調和装置は、第1検出部の正常時には、第1検出装置の検出結果に基づいて、空調制御装置により制御されている。第1検出装置の異常時には、空気調和装置は、第2検出装置の検出結果に基づいて、空調制御装置により制御される。
ここでは、第1検出装置の異常時には、空気調和装置は、第2検出装置の検出結果に基づいて、空調制御部により制御されている。従来の空調制御装置では、第1検出装置の異常時において、空気調和装置の稼働を停止する制御が行われている。それゆえ、第1検出装置の異常時には、調和された空気の屋内への供給が停止する。しかし、この空調制御装置では、第1検出装置の異常時に、第1検出装置の検出結果に代えて、第2検出装置の検出結果に基づいて、空気調和装置が制御される。したがって、第1検出装置の異常時においても、調和された空気の室内への供給が停止する可能性が低減される。このため、この空調制御装置を用いれば、空気調和の確実性を向上することができる。
請求項8に記載の空気調和システムの制御方法は、室内の空気を調和するために、空気調和装置と第1検出装置と第2検出装置と複数の風量調節部とを備える空気調和システムの制御方法であって、第1ステップと第2ステップとを備えている。空気調和装置は、室内から還気を導入している。また、空気調和装置は、還気を調和して調和空気に変成させている。さらに、空気調和装置は、調和空気を室内に供給している。第1検出部は、室内に供給される調和空気の空気状態を検出している。この空気状態は、検出対象の空気の状態を示す情報であって、例えば、検出対象の空気の温度、湿度などである。第2検出部は、室内の空気または還気の空気状態を検出している。第1ステップでは、第1検出装置が正常か否かを判断している。第2ステップでは、第1検出装置が正常である場合には、第1検出装置の検出結果に基づいて、空気調和装置を制御する。さらに、第2ステップでは、第1検出装置の異常時には、第2検出装置の検出結果に基づいて空気調和装置を制御し且つ室内に供給される調和空気の風量を風量調節部の全てを全開にすることで一定量とする。
ここでは、第1検出装置の異常時には、空気調和装置は、第2検出装置の検出結果に基づいて、空調制御部により制御されている。従来の空気調和システムの制御方法では、第1検出装置の異常時において、空気調和装置の稼働を停止する制御が行われている。それゆえ、第1検出装置の異常時には、調和された空気の屋内への供給が停止する。しかし、この空気調和システムの制御方法では、第1検出装置の異常時に、第1検出装置の検出結果に代えて、第2検出装置の検出結果に基づいて、空気調和装置が制御される。したがって、第1検出装置の異常時においても、調和された空気の室内への供給が停止する可能性が低減される。このため、この空気調和システムの制御方法を用いれば、空気調和の確実性を向上することができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
請求項1に係る空気調和システムでは、第1検出部の異常時においても、調和された空気の室内への供給が停止する可能性が低減される。このため、この空気調和システムでは、空気調和の確実性を向上することができる。また、風量調整部における調和風量の調節を考慮せずに、空気調和部における調和空気の供給量のみを考慮することにより、屋内の空気を調和することができる。このため、この空気調和システムでは、屋内の空気を容易に調和することができる。
請求項2に係る空気調和システムでは、第1検出部の異常時においても、調和された空気の室内への供給が停止する可能性が低減される。このため、この空気調和システムでは、空気調和の確実性をさらに向上することができる。
請求項3に係る空気調和システムでは、第1検出部の異常時においても、調和された空気の室内への供給が停止する可能性が低減される。このため、この空気調和システムでは、空気調和の確実性をさらに向上することができる。
請求項4に係る空気調和システムでは、このため、この空気調和システムでは、屋内の空気を容易に係る空気調和システムでは、第1検出部の異常時においても、調和された空気の室内への供給が停止する可能性が低減される。このため、この空気調和システムでは、空気調和の確実性をさらに向上することができる。
請求項5に係る空気調和システムでは、第1検出部の異常時においても、調和された空気の室内への供給が停止する可能性が低減される。このため、この空気調和システムでは、空気調和の確実性をさらに向上することができる。
請求項6に係る空気調和システムでは、第1検出部の異常時においても、調和された空気の室内への供給が停止する可能性が低減される。このため、この空気調和システムでは、空気調和の確実性をさらに向上することができる。
請求項7に係る空調制御装置では、第1検出装置の異常時においても、調和された空気の室内への供給が停止する可能性が低減される。このため、この空調制御装置を用いれば、空気調和の確実性を向上することができる。
請求項8に係る空気調和システムの制御方法では、第1検出装置の異常時においても、調和された空気の室内への供給が停止する可能性が低減される。このため、この空気調和システムの制御方法を用いれば、空気調和の確実性を向上することができる。
本発明の一実施の形態が採用される。
<空気調和システムの構成>
本発明の一実施形態に係るコントローラ31を備える複数の設備機器から成る空気調和システム13を、図1および図2に示す。この空気調和システム13は、エアハン14、VAV16、および排気ファン51を1パック化したパッケージシステムであり、エアハン14内のコントローラ31によりパック内の制御を完結させることが可能である。また、空気調和システム13のコントローラ31は、LonWorksネットワークによって上位システムであるBAS(ビル・オートメーション・システム)と接続される。
エアハン14は、図示しない熱源機から冷水や温水を得てVAV16に供給する空気を冷却したり暖めたりする主機能を有するとともに、加湿機能も有する空調機ユニットである。エアハン14は、冷却部41、加熱部42、および加湿部43を備える。冷却部41には、冷水バルブ44により調整された流量の冷水が流される。加熱部42には、温水バルブ45により調整された流量の温水が流される。加湿部43は、複数のノズルを有しており、加湿バルブ46により調整された蒸気を噴霧する。
また、エアハン14内には、エアハン14の各バルブ44,45,46やファン47,51、ダンパ48,49,52などを制御するコントローラ31が配置されている。このコントローラ31は、さらに、後述するVAV16のVAVコントローラ61を介してVAVダンパ62を制御したり、VAV16から室温データなどを受信したりする。
冷却部41、加熱部42、および加湿部43により空気調和された空気をVAV16へと送り出すための給気ファン47や、部屋80や廊下・トイレ等から排気を行うための排気ファン51は、コントローラ31によってインバータ制御される。また、外気を導入するための外気導入ダンパ48、部屋80の空気を冷却部41等の上流側へと戻すダクトに設けられる還気ダンパ49、および排気ファン51の上流側で排気量を調整する排気ダンパ52も、コントローラ31によってその開度調整が為される。
VAV16は、エアハン14内の給気ファン47によって送られてくる空気調和された空気を、その量を調整して部屋80に吹き出す設備機器である。ここでは、1台のエアハン14に対して、複数台のVAV16が接続される。VAV16は、VAVコントローラ61、VAVダンパ62、室内温度センサ63、室内湿度センサ64、風量センサ(図示せず)などを備えている。VAVコントローラ61は、後述するローカル通信ライン20を介してコントローラ31に接続され、VAVダンパ62等の状態をコントローラ31に送信する。
<エアハン14内のコントローラ31とVAVコントローラ61との接続>
VAVコントローラ61は、「ニューロンチップ」と呼ばれるLonWorksネットワークに対応した通信用ICを備えており、その通信用ICのネットワーク機能を利用した接続ポート61aによってローカル通信ライン20に接続されている。すなわち、VAV16は、オープンな制御ネットワークの国際標準になりつつあるLonWorksネットワークに対応した設備機器である。
ローカル通信ライン20は、コントローラ31が持つ2つの接続ポート31a,31bのうちローカル通信用接続ポート31bから延びるツイストペアケーブルである。このローカル通信ライン20を用いた通信は、LonTalkプロトコルを基本にしている。したがって、VAV16については、LonWorksネットワークに対応していれば、特にメーカーを問わずに採用することが可能である。
コントローラ31は、上記のローカル通信用接続ポート31bを、上位システムとの通信用である上位通信用接続ポート31aとは別に備えている。したがって、VAV16は、BASのLonWorksネットワークの通信ライン10を介することなくエアハン14内のコントローラ31とローカルに接続され、エアハン14とともに1パック化された空気調和システム13を構成することになる。
<エアハン14内のコントローラ31とVAVコントローラ61との通信内容>
エアハン14内のコントローラ31は、VAVコントローラ61へと制御データを送信するとともに、VAVコントローラ61から送信されてくる監視データを受信する。制御データとは、発停指令、室内温度設定、冷暖房モード指令などである。監視データとは、室内温度計測値、室内湿度計測値、VAV状態、VAV要求風量、VAV計測風量、VAV開度状態などのデータである。
また、コントローラ31には、各バルブ44,45,46や各ダンパ48,49,52、ファン47,51から状態データが送られてくる他、エアハン14に配備されている温度センサ50,55、湿度センサ53,56など(図示せず)から所定のデータが送られてくる。
<空気調和システム13を含むBAS>
コントローラ31を備える空気調和システム13は、上記のように、エアハン14やVAV16を単独で制御・監視することができるが、BASという上位のシステムから見れば、数あるサブシステムの1つとなる。BASは、LonWorksネットワークの技術を利用したオープンシステムであり、通信ライン10に空気調和システム13のような複数のサブシステムおよびビル管理用の設備管理装置12がゲートウェイ12aを経由して接続される構成となっている。そして、空気調和システム13等のサブシステムは、設備管理装置12によって制御や監視を受けることになる。また、この設備管理装置12は、外気冷房の制御に必要な外気温度および外気湿度を取得するため、ビルの屋外に設置される外気温度センサ71および外気湿度センサ72と接続される。
空気調和システム13のコントローラ31は、上位システムとの通信用である上位通信用接続ポート31aによって、LonWorksネットワークの通信ライン10に接続される。上位通信用接続ポート31aは、上述のローカル通信用接続ポート31bやVAVコントローラ61の接続ポート61aと同じく、LonWorksネットワークに対応した通信用ICのネットワーク機能を利用する接続ポートである。この上位通信用接続ポート31aにより通信ライン10およびゲートウェイ12aを介して設備管理装置12と接続されたコントローラ31は、設備管理装置12との間で次のような情報のやりとりを行う。
まず、コントローラ31は、設備管理装置12から送られてくるエアハン14やVAV16への指令を受信する(図1の白抜きの矢印91を参照)。具体的な指令としては、エアハン14の発停指令、ウォーミングアップ指令、冷温水バルブ制御指令、加湿バルブ制御指令、外気冷房指令、室内温度計測指令などが挙げられる。このような指令を受け、コントローラ31は、エアハン14やVAV16を制御したり、必要な監視データを収集したりする。
また、コントローラ31は、エアハン14やVAV16の状態や設定などに関する監視データを、設備管理装置12に対して送信する(図1の白抜きの矢印92を参照)。具体的には、運転モード状態、給気ファン運転状態、給気ファン警報状態、給気インバータ出力、給気温度計測値、還気ダンパ開度、冷水バルブ開度、室内計測温度、室内計測湿度、VAV状態といった監視データが挙げられる。
<空気調和システム13の制御>
コントローラ31は、空気調和システム13において、エアハン14の発停指令、ウォーミングアップ指令、冷温水バルブ制御指令、加湿バルブ制御指令、外気冷房指令、室内温度計測指令などを行う。LonWorksネットワークの通信ライン10およびゲートウェイ12aを介して上位の設備管理装置12と接続された後には、設備管理装置12からの指令によってコントローラ31が各種制御を行うことになるが、コントローラ31が上位のシステムと接続されていない状態であっても、コントローラ31が主体的に各種制御を実行することが可能である。この場合には、図示しないリモコンや本体操作スイッチからのコントローラ31への操作入力に従って各種制御が実行される。
以下、冷温水バルブ制御、加湿バルブ制御、外気冷房制御について詳述する。
[冷温水バルブ制御]
本空気調和システム13では、通常、給気温度センサ50の計測値が給気温度設定値と等しくなるように冷水バルブ44または温水バルブ45の開度が制御される。しかし、給気温度センサ50に異常が生じると、図3に示すフローチャートに従って冷水バルブ44または温水バルブ45の開度を制御する。
図3において、ステップS11では、コントローラ31が、還気温度センサ55が正常であるかを確認する。ステップS11の確認の結果、還気温度センサ55が正常である場合は、ステップS12に移る。ステップS11の確認の結果、還気温度センサ55が正常でない場合は、ステップS16に移る。ステップS12では、コントローラ31が、全VAV16の温度設定値の平均を算出する。ステップS13では、コントローラ31が、その平均値を還気温度設定値とする。ステップS14では、コントローラ31が、冷房の場合は各VAV16の温度設定値を強制的に5℃下げることにより、また暖房の場合は各部屋80の温度設定値を強制的に5℃上げることにより、VAVダンパ62を全開にする。ステップS15では、コントローラ31が、還気温度センサ55の計測値が還気温度設定値と等しくなるように冷水バルブ44または温水バルブ45の開度を制御する。ステップS16では、コントローラ31が、各VAV16に設けられる室内温度センサ63のいずれかが正常であるかを確認する。ステップS16の確認の結果、各VAV16に設けられる室内温度センサ63のいずれかが正常である場合は、ステップS17に移る。ステップS16の確認の結果、各VAV16に設けられる室内温度センサ63のいずれも正常でない場合は、ステップS21に移る。ステップS17では、コントローラ31が、正常な室内温度センサ63のうち最もアドレス番号が小さいものを選択する。ステップS18では、コントローラ31が、その室内温度センサ63に対応するVAV16の温度設定値を還気温度設定値とする。ステップS19では、コントローラ31が、冷房の場合は各VAV16の温度設定値を強制的に5℃下げることにより、また暖房の場合は各部屋80の温度設定値を強制的に5℃上げることにより、VAVダンパ62を全開にする。ステップS20では、コントローラ31が、その室内温度センサ63の計測値が還気温度設定値と等しくなるように冷水バルブ44または温水バルブ45の開度を制御する。ステップS21では、コントローラ31がエアハン14を停止する。
[加湿バルブ制御]
本空気調和システム13では、通常、給気露点温度設定値が給気温度センサ50の計測値と給気湿度センサ53の計測値とから得られる給気露点温度に等しくなるように加湿バルブ46が制御される。しかし、給気温度センサ50および給気湿度センサ53の少なくとも一方に異常が生じると、予めセンサ故障時に備えて設定された還気湿度設定値が還気湿度センサ56の計測値から得られる還気湿度に等しくなるように加湿バルブ46が制御される。さらに、還気湿度センサ56に異常が生じると、いずれかの部屋80の室内湿度設定値(これも予めセンサ故障時に備えて設定されている)が室内湿度センサ64の計測値から得られる室内湿度に等しくなるように加湿バルブ46が制御される。
[外気冷房制御]
本空気調和システム13では、通常、還気温度センサ55の計測値および還気湿度センサ56の計測値から還気のエンタルピが算出され、また外気温度センサ71の計測値および外気湿度センサ72の計測値から外気のエンタルピが算出される。そして、還気のエンタルピが外気のエンタルピよりも大きい場合に、外気冷房制御が行われる。しかし、還気温度センサ55および還気湿度センサ56の少なくとも一方に異常が生じると、図4に示すフローチャートに従って外気冷房制御を行う。外気冷房制御では、コントローラ31は、給気温度設定値と給気温度センサ50の計測値が等しくなるように外気導入ダンパ48の開度を制御する。なお、このとき、冷水バルブ44は全閉とされる。
図4において、ステップS31では、コントローラ31が、いずれかのVAV16に設けられる室内温度センサ63および室内湿度センサ64の両センサが正常であるかを確認する。ステップS31の確認の結果、いずれかのVAV16に設けられる両センサ63,64が正常である場合は、ステップS32に移る。ステップS31の確認の結果、いずれのVAV16に設けられる両センサ63,64も正常でない場合は、処理を終了する。ステップS32では、コントローラ31が、正常なセンサ63,64を有するVAV16のうち最もアドレス番号が小さいものに設けられるセンサ63,64を選択する。ステップS33では、コントローラ31が、その室内温度センサ63の計測値とその室内湿度センサ64の計測値とから室内空気のエンタルピを算出する。ステップS34では、その室内空気のエンタルピと外気のエンタルピとを比較して外気冷房を行うかの判断を行う。
また、外気温度センサ71および外気湿度センサ72の少なくとも一方に異常が生じると、外気冷房制御は禁止される。なお、外気温度センサ71および外気湿度センサ72の異常は、外気温度計測値および外気湿度計測値が規定の範囲を超過したことをもって判定される。
<本空気調和システム13の特徴>
(1)
本実施の形態に係る空気調和システム13では、給気温度センサ50の異常時に、給気温度センサ50の検出結果に代えて、還気温度センサ55の検出結果に基づいて、エアハン14が制御される。また、還気温度センサ55の異常時には、還気温度センサ55の検出結果に代えて、室内温度センサ63の検出結果に基づいて、冷水バルブ44または温水バルブ45が制御される。したがって、給気温度センサ50の異常時においても、さらに還気温度センサ55の異常時においても、調和された空気の室内への供給が停止する可能性が低減される。このため、この空気調和システム13では、空気調和の確実性を向上することができる。
(2)
本実施の形態に係る空気調和システム13では、給気温度センサ50の異常時には、VAVダンパ62が全開となり、部屋80に供給される調和空気の風量が一定量とされる。それゆえ、エアハン14における還気温度のみを制御するだけで、部屋80の空気を調和することができる。つまり、VAVダンパ62における調和風量の調節を考慮せずに、エアハン14における還気温度のみを考慮することにより、部屋80の空気を調和することができる。このため、この空気調和システム13では、部屋80の空気を容易に調和することができる。
(3)
本実施の形態に係る空気調和システム13では、給気湿度センサ53の異常時に、調和空気の湿度に代えて、還気湿度センサ56の還気の湿度に基づいて、エアハン14が制御される。したがって、給気湿度センサ53の異常時においても、調和された空気の部屋80への供給が停止する可能性が低減される。このため、この空気調和システム13では、空気調和の確実性をさらに向上することができる。
(4)
本実施の形態に係る空気調和システム13では、還気温度センサ55および還気湿度センサ56の少なくとも一方に異常が生じると、室内温度センサ63および室内湿度センサ64に基づいて外気冷房制御を行うかの判断が行われる。このため、この空気調和システム13では、空気調和の確実性をさらに向上することができる。
<他の実施の形態>
以上、本発明について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(A)
先の実施の形態に係る空気調和システム13では、VAV16の温度設定値を操作することによってVAVダンパ62を全開にしたが、コントローラ31がVAVダンパ62を強制的に全開にする機能を有していれば、その機能によりVAVダンパ62を全開にしてもよい。このようにすれば、より簡便に制御を行うことができる。
(B)
先の実施の形態に係る空気調和システム13では、還気温度センサ55およびVAV16に設けられる室内温度センサ63を給気温度センサ50異常時の代替としたが、空気調和システムがファンコイルユニットを備えている場合には、そのファインコイルユニットの室内温度センサを給気温度センサ50異常時の代替してもよい。このようにすれば、空気調和システム13の確実性をさらに向上することができる。
(C)
先の実施の形態に係る空気調和システム13の冷温水バルブ制御では、ステップS13で全VAV16の温度設定値の平均を還気温度設定値としたが、これにかえて、全VAV16のいずれかの温度設定値を還気温度設定値としてもよい。このようにすれば、給気温度センサ50の異常時に、より簡便に冷温水バルブ制御を行うことができる。
(D)
先の実施の形態に係る空気調和システム13の冷温水バルブ制御では、ステップS18で正常な室内温度センサ63のうちアドレス番号が最も小さいものに対応するVAV16の温度設定値を還気温度設定値としたが、これに代えて、アドレス番号が最も大きいものに対応するVAV16の温度設定値を還気温度設定値としてもよいし、特定のVAVの温度設定値を還気温度設定値としてもよい。また、全VAV16の温度設定値の平均値を還気温度設定値としてもよい。
(E)
先の実施の形態に係る空気調和システム13の外気冷房制御では、還気温度センサ55および還気湿度センサ56の少なくとも一方に異常が生じた場合、室内温度センサ63および室内湿度センサ64を代替としたが、還気温度センサ55と室内温度センサ63に比較的大きな差が見られる場合は、その差を補正する補正値を加味してもよい。このようにすれば、還気温度センサ55および還気湿度センサ56の少なくとも一方に異常が生じた場合でも、より適切なタイミングで外気冷房を行うことができる。
本発明に係る空気調和システムおよび空調制御装置は、空気調和の確実性を向上することができ、ビルや向上などの空気調和に有用である。
本発明の一実施形態に係るコントローラを備えた空気調和システムおよびビルネットワークシステムの概略図。 空気調和システムの計装ブロック概略図。 給気温度センサ異常時の冷温水バルブ制御の流れを表すフローチャート。 還気温度センサおよび還気湿度センサ異常時の外気冷房制御判断を行う流れを表すフローチャート。
符号の説明
10 通信ライン
12 ビル管理用の設備管理装置
12a ゲートウェイ
13 空気調和システム
14 エアハン
16 VAV
20 ローカル通信ライン
31 コントローラ
31a,31b,61a 接続ポート
41 冷却部
42 加熱部
43 加湿部
44 冷水バルブ
45 温水バルブ
46 加湿バルブ
47 給気ファン
48 外気導入ダンパ
49 還気ダンパ
50 給気温度センサ
51 排気ファン
52 排気ダンパ
53 給気湿度センサ
55 還気温度センサ
56 還気湿度センサ
61 VAVコントローラ
62 VAVダンパ
63 室内温度センサ
64 室内湿度センサ
71 外気温度センサ
72 外気湿度センサ

Claims (8)

  1. 室内(80)の空気を調和するための空気調和システム(13)であって、
    前記室内(80)から還気を導入し、前記還気を調和して調和空気に変成させ、前記調和空気を前記室内(80)に供給する空気調和部(14)と、
    前記室内(80)に供給される前記調和空気の空気状態を検出する第1検出部(50,53)と、
    前記室内(80)の空気または前記還気の空気状態を検出する第2検出部(55,56,63,64)と、
    前記室内(80)に供給される調和空気の風量を調節する複数の風量調節部(62)と、
    前記第1検出部(50,53)の正常時には前記第1検出部(50,53)の検出結果に基づいて前記空気調和部(14)を制御し、前記第1検出部(50,53)の異常時には前記第2検出部(55,56,63,64)の検出結果に基づいて前記空気調和部(14)を制御し且つ前記室内(80)に供給される前記調和空気の風量を前記風量調節部(62)の全てを全開にすることで一定量とする、空調制御部(31)と、
    を備える空気調和システム(13)。
  2. 前記第1検出部(50)は、前記調和空気の温度を検出し、
    前記第2検出部(55,63)は、前記室内(80)の空気または前記還気の温度を検出する、
    請求項1に記載の空気調和システム(13)。
  3. 前記第2検出部(55)は、前記還気の温度を検出する、
    請求項2に記載の空気調和システム(13)。
  4. 前記第2検出部(63)は、前記風量調整部(62)近傍における前記室内(80)の空気の温度を検出する、
    請求項1に記載の空気調和システム(13)。
  5. 前記室内(80)の空気を調和するファンコイルユニットをさらに備え、
    前記第2検出部は、前記ファンコイルユニット近傍における前記室内の空気の温度を検出する、
    請求項2からのいずれかに記載の空気調和システム(13)。
  6. 前記第1検出部(53)は、さらに、前記調和空気の湿度を検出し、
    前記第2検出部(56,64)は、さらに、前記還気の湿度を検出する、
    請求項2からのいずれかに記載の空気調和システム(13)。
  7. 室内(80)の空気を調和するために、前記室内(80)から還気を導入し前記還気を調和して調和空気に変成させ前記調和空気を前記室内(80)に供給する空気調和装置(14)と前記室内(80)に供給される前記調和空気の空気状態を検出する第1検出装置(50,53)と前記室内の空気または前記還気の空気状態を検出する第2検出装置(55,56,63,64)と前記室内(80)に供給される調和空気の風量を調節する複数の風量調節部(62)とに接続される空調制御装置(31)であって、
    前記第1検出装置(50,53)が正常か否かを判断する判断部と、
    前記第1検出装置(50,53)の正常時には第1検出装置(50,53)の検出結果に基づいて空気調和装置(14)を制御し、前記第1検出装置(50,53)の異常時には前記第2検出装置(55,56,63,64)の検出結果に基づいて前記空気調和装置(14)を制御し且つ前記室内(80)に供給される前記調和空気の風量を前記風量調節部(62)の全てを全開にすることで一定量とする制御部と、
    を備える空調制御装置(31)。
  8. 室内(80)の空気を調和するために、前記室内(80)から還気を導入し前記還気を調和して調和空気に変成させ前記調和空気を前記室内(80)に供給する空気調和装置(14)と前記室内(80)に供給される前記調和空気の空気状態を検出する第1検出装置(50,53)と前記室内(80)の空気または前記還気の空気状態を検出する第2検出装置(55,56,63,64)と前記室内(80)に供給される調和空気の風量を調節する複数の風量調節部(62)とを備える空気調和システムの制御方法であって、
    前記第1検出装置(50,53)が正常か否かを判断する第1ステップと、
    前記第1検出装置(50,53)の正常時には第1検出装置(50,53)の検出結果に基づいて空気調和装置(14)を制御し、前記第1検出装置(50,53)の異常時には前記第2検出装置(55,56,63,64)の検出結果に基づいて前記空気調和装置(14)を制御し且つ前記室内(80)に供給される前記調和空気の風量を前記風量調節部(62)の全てを全開にすることで一定量とする第2ステップと、
    を備える空気調和システムの制御方法。
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