JPH09200843A - パワー制御と有向チャネル割当てを併用して隣接チャネル干渉の管理を行なうためのシステムおよび方法 - Google Patents

パワー制御と有向チャネル割当てを併用して隣接チャネル干渉の管理を行なうためのシステムおよび方法

Info

Publication number
JPH09200843A
JPH09200843A JP8340736A JP34073696A JPH09200843A JP H09200843 A JPH09200843 A JP H09200843A JP 8340736 A JP8340736 A JP 8340736A JP 34073696 A JP34073696 A JP 34073696A JP H09200843 A JPH09200843 A JP H09200843A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
channel
interference
cell
power control
cells
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8340736A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3936421B2 (ja
Inventor
Mathilde Benveniste
ベンヴェニスト マチルド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AT&T Corp
Original Assignee
AT&T Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AT&T Corp filed Critical AT&T Corp
Publication of JPH09200843A publication Critical patent/JPH09200843A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3936421B2 publication Critical patent/JP3936421B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/06TPC algorithms
    • H04W52/14Separate analysis of uplink or downlink
    • H04W52/143Downlink power control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/02Resource partitioning among network components, e.g. reuse partitioning
    • H04W16/04Traffic adaptive resource partitioning
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/06TPC algorithms
    • H04W52/14Separate analysis of uplink or downlink
    • H04W52/146Uplink power control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/04TPC
    • H04W52/38TPC being performed in particular situations
    • H04W52/50TPC being performed in particular situations at the moment of starting communication in a multiple access environment
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/02Resource partitioning among network components, e.g. reuse partitioning
    • H04W16/12Fixed resource partitioning
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/50Allocation or scheduling criteria for wireless resources
    • H04W72/54Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on quality criteria

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、無線通信システム、より詳細に
は、チャネル化されたセルラシステム内の隣接チャネル
干渉を管理するための改良された手段に関する。 【解決手段】 セルラ無線通信システム内の隣接チャネ
ル干渉をそれらシステム内の通信チャネルに対するサー
ビス品質係数の関数として管理するための新規の方法論
が開示される。これら方法論、およびこれらの本質的な
機能は、以下を特徴とする:混合型パワー制御(Mixed
Power Control )法−−従来のパワー制御法と関連する
干渉問題を克服することを目的とする;有向割当て(Di
rected Assignment )法−−無輻湊状態において隣接セ
ル間の隣接チャネル衝突を低減することを目的とする;
および混合型パワー制御と有向チャネル割当ての併用
(Mixed Power Control with Directed Assignment)法
−−隣接セル間の隣接チャネル干渉を低減することを目
的とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【参照されるべき関連する特許出願】この特許出願は、
合衆国特許出願第08/580570号、“System and
Metod For Managing Neighbor Channel Interference
In Channelized Cellular Systems”(M.BENVENISTE-7)
および、合衆国特許出願第08/580568号、“Sy
stem and Method For Management of Neighbor Channel
Interference With Cellular Reuse Partitioning”
(M.BENVENISTE-8)と関連するものであり、これらの特
許出願が、同一の出願人による現在の出願と同時に申請
されてるために、これらも参照されるべきである。
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信システ
ム、より詳細には、チャネル化されたセルラシステム内
の隣接チャネル干渉を管理するための改良された手段に
関する。
【0003】
【従来の技術】無線通信の分野においては、スペクトル
を効率的に利用し、利用可能なチャネルを最大にするた
めの配慮から、一般に、これらチャネルをセルラ構成に
し、この構成から誘導される周波数を使用することが必
要となる。つまり、サービスエリアがセルとして知られ
ているコネクティドサービス領域(connected serviced
omains )に分割される。特定のセル内において、ユー
ザが、無線リンクを介してそのセルにサービスを提供す
る基地局と交信すると、この基地局は、無線通信網を構
成する他の複数のセルに対する基地局と接続される。次
に、この無線通信網が、通常は、一つあるいは複数の有
線網に接続される。このような無線網を使用して通信す
るために、各ユーザには、チャネルの離散集合(discre
te set ofchannels)の一つが割当てられる。
【0004】図1には、従来の無線セルラ通信システム
の規則的な六角セル配列が簡略的に示される(脚注
1)。周知のように、地理上のサービスエリアを六角格
子として表現することによって幾何学的なパターンが確
立されるが、これは、周波数をパターン化された配置
(patterned disposition )に従って割当てることを許
し、これによってこれら周波数を制御された反復的な規
則的な割当てモデルに従って再利用(reuse )すること
が可能にされる。これらセルエリアは、おのおの、それ
らに割当てられた特定のチャネルセットを持つ(脚注
2)。各チャネルセットは、そのセルエリア内で使用す
るための複数の個別の送信および受信無線チャネルから
構成される。図1に示されるモデルにおいて、“A”と
マークされたセルは、コーユーザセル(co-user cells
)であり、全てが、同一のチャネルセットを使用す
る。このことは、“B”、“C”、などとマークされた
コーユーザセルについても同様であり、これらのおのお
のは、それ自身に割当てられたチャネルセットを持つ。
【0005】各セルは、基地局と関連するアンテナシス
テムによって放射され、これら基地局は、互いにおよび
/あるいは他の網と相互接続される。全方向放射パター
ンがアンテナ101によって示され、セルがより小さな
V形タイプのサービスエリアにセクタ化された指向性ア
ンテナパターンがアンテナ102によって表される。
【0006】周知のように、セルラ通信システムの最も
中心的な概念として周波数の再利用がある。周波数の再
利用によって、異なる地理上の位置(異なるセル)内の
ユーザが、同一周波数のチャネルを同時に使用すること
が可能になるが、これが、図1に、規則的なチャネル割
当ての場合に対して、共通の記号を持つセルとして示さ
れる。周波数の再利用は、システムのスペクトル効率を
大幅に向上させるが、反面、適当なシステム設計がなさ
れない場合は、同一チャネルを共通に使用するのに起因
してセル間に重大な干渉を起こす恐れがある。
【0007】周波数を再利用するための割当ては、一般
には、コーユーザセルを識別するため、およびRFスペ
クトルをチャネルセットに分割するための単純な規則を
採用することによって実現される。チャネル割当てアプ
ローチは、二つの範疇、つまり、固定的(fixed )な割
当てと、フレキシブル(flexible)な割当てに大別する
ことができる。[これに関しては、M.Benveniste、“Sel
f Configurable Wireless System"、forthcoming、を参照
すること]。固定的なチャネル割当てにおいては、セル
とそれらにサービスを提供するための(それらセルのた
めに使用される)チャネルとの間の関係が固定される。
あるセルに割当てられたチャネルは、そのセル内の呼の
みをサービスすることができ、各チャネルは、それらチ
ャネルを割当てられた全てのセルによって同時に使用す
ることができる。固定的なチャネル割当ての一例とし
て、“規則的(regular )”なチャネル割当てがある
が、これは、同一サイズの、規則的な間隔のセルを持つ
ことを特徴とする。規則的なチャネル割当ては、セル間
をトラヒックが一様に分配されるシステムに対しては、
最適である。
【0008】トラヒックの分布が一様でない場合には、
チャネルをセルに、それらのトラヒック負荷に従って、
割当てる最適の固定的、“不規則的(non-regular
)”、なチャネル割当てを見つけることができる。
[このような最適の不規則的な割当てを達成するための
プロセスが、M.Benvenisteによる“Apparatus and Meth
od forNon-Regular Channel Assignment in Wireless C
ommunication Networks”、合衆国特許第5,404,
574号において開示されている]。
【0009】フレキシブルなチャネル割当法は、システ
ムの、基地局無線を遠隔からソフトウエアにて再チュー
ニングするための能力を活用するが、この能力は、チャ
ネル容量をトラヒック変動に適応させることを可能にす
る。フレキシブルなチャネル割当方法論のクラスには、
適応的(adaptive)なチャネル割当て、動的(dynamic
)なチャネル割当て、および、これら二つのハイブリ
ッドである適応的動的(adaptive-dynamic)なチャネル
割当てが含まれる[上に参照のM.Benvenisteの“Self C
onfigurable Wireless System",id.を参照]。
【0010】また、無線通信システム内の通信の品質
は、受信信号の干渉に対する比(S/I比)に大きく依
存することがよく知られている。問題となる主要な干渉
は、二つの要素、つまり、コーチャネル干渉(co-chann
el interference )および隣接チャネル干渉(neighbor
-channel interference )から成る。コーチャネル干渉
は、動作中のチャネルと同一の周波数にチューニングさ
れた通信源からの干渉であり、隣接チャネル干渉は、周
波数スペクトルにおいて動作中のチャネルと近いチャネ
ルを使用する通信源から来る。干渉隣接チャネルが、ス
ペクトルにおいて動作中のチャネルと隣接する場合に
は、通常、隣接チャネル干渉(adjacent-channel inter
ference )という用語が使用される。要求される音声あ
るいはデータ伝送品質を達成するためには、受信された
信号の、コーチャネル干渉と隣接チャネル干渉の和に対
する比が、指定される閾値以上であることが要求され
る。
【0011】あるセル内および隣接セル内の隣接チャネ
ルの使用を回避する必要性についてはよく知られてい
る。一般的に、図2のセクタ化されたパターンによって
示されるような、3セクタ−セルが、7−セルから成る
クラスタ内のスペクトルを再利用し、同一セルをサービ
スするためのチャネル間の間隔が、21チャネル(63
0kHz)とされる、アナログAMPSシステムにおけ
る従来のチャネル割当て法は、隣接チャネルからの干渉
を無視できる程度にするのに十分である。物理的に隣接
するセルに関しては、隣接チャネルセットが、同一セル
の複数のセクタ、あるいは考慮下のセクタに隣接する隣
接セル内の複数のセクタに割当てられるのを回避するこ
とで十分である。このようなチャネル割当てが、図2に
示されるように、3−セクタセルが7セルのサイズのグ
ループを再利用する構成に対して存在する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ただし、これよりは従
来的でないチャネル割当てアプローチ、例えば、フレキ
シブルなあるいは不規則的で、かつ、固定的なチャネル
割当てが追求される場合は、チャネル間隔要件のこのよ
うなほぼ自動的な満足は、もはや起こらない。このよう
なアプローチにおいては、セルラシステム設計者は、あ
る一つのセル内あるいは隣接する複数のセル内で同時に
使用されるチャネル間に要求される最小のスペクトル間
隔について決定することを要求される。この問題に答え
るために既に提唱されている様々なアプローチは、全く
とはいわないまでも、十分には、隣接チャネル干渉につ
いて考慮していない(脚注3)。より具体的には、従来
の隣接チャネル干渉の取り扱い、およびチャネル間隔要
件の決定においては、S/I比に対する全体としての影
響についての十分な考慮がなされていない。[例えば、
W.C.Y.Lee によるMobile Cellular Telecommunications
Systems、McGraw-Hill、New York、1989を参照された
い。]。このように、隣接チャネル干渉がS/I比に及
ぼす影響が考慮されてないために、結果として、信号
が、干渉より弱くなる場合が生ずる。コーチャネル干渉
が存在しない場合は、受信機付近に位置する干渉信号の
相対強度を、チャネル分離に起因する信号強度の低下と
バランスさせることによって、結果としてのS/I比を
1(0dB)にすることができるが、ただし、コーチャ
ネル干渉が存在する場合は、結果としてのS/I比は、
1以下(dBにて表現された場合は負)になる。
【0013】S/I要件は、全体としての干渉を制限す
ることを意味し、全体としての干渉は二つの項の和(つ
まり、コーチャネル干渉の項と隣接チャネル干渉の項の
和)であるために、これらの間には、トレードオフが存
在することとなる。つまり、隣接チャネル干渉の観点か
らは、チャネル間の周波数スペクトル間隔が大きくされ
ると減少し、こうして、コーチャネル干渉に対するより
大きなマージンを残すこととなる。結果として、より小
さな再利用距離が可能になり、少なくとも原理上は、シ
ステム容量が高くなる。ただし、反面、より大きなチャ
ネル間隔は、各セル内に使用できるチャネルの数を少な
くし、これは、他の点が同一にとどまる場合は、容量を
低減させることとなる。従って、システム設計者の一つ
の重要な目的は、S/I要件が満足され、かつ、スペク
トル利用が最大になるような最適なチャネル間隔を決定
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、セルラ無線通
信システム内の隣接チャネル干渉を、これらシステム内
の通信チャネルのサービス品質係数の関数として、管理
するための新規の複数の方法論を提供する。ここに開示
される隣接チャネル干渉を管理するためのこれら新規の
複数の方法論には:
【0015】混合型パワー制御(Mixed Power Control
)法−−従来のパワー制御法と関連する干渉問題を克
服することを目的とする;有向割当て(Directed Assig
nment )法−−無輻湊状態において隣接セル間の隣接チ
ャネル衝突を低減することを目的とする;および混合型
パワー制御と有向チャネル割当ての併用(Mixed Power
Control with Directed Assignment)法−−隣接セル間
の隣接チャネル干渉を低減することを目的とする:が含
まれ、これらのおのおのが、本発明の一つの実施例を構
成するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下の説明は、一部分、コンピュ
ータシステム内のデータに関する演算のアルゴリズムお
よび記号的表現の観点から行なわれる。明らかなよう
に、これらアルゴリズム的記述および表現は、システム
エンジニアリングの分野における技術者によって当業者
に彼らの研究の内容を伝えるために通常に使用される手
段である。
【0017】ここで(および一般的に)使用されるアル
ゴリズムという用語は、要望される結果に導くための独
立したステップのシーケンスと見ることができる。これ
らステップは、通常、物理量の操作を伴う。通常、必ず
しもそうではないが、これら物理量は、蓄積、転送、結
合、比較、その他の操作が可能な電気的あるいは磁気的
な信号の形式をとる。説明の便利さ、並びに、通常の用
法と適合させるために、これら信号は、しばしば、ビッ
ト、値、エレメント、記号、文字、項、数、その他の観
点から説明される。ただし、これらおよび類似する用語
は、適当な物理量と対応されるべきであり、これら用語
は、これら量に与えられた単なる便宜上のラベルである
ということが強調されるべきである。
【0018】説明の明快さのために、本発明の実施例が
個々の機能ブロック(“プロセッサ”とラベルされる機
能ブロックを含む)から構成されるものとして説明され
る。これらが表す機能は、共有あるいは専用ハードウエ
アの使用を通じて提供され、これらには、これに限定さ
れるものではないが、ソフトウエアを実行する能力を持
つハードウエアが含まれる。例えば、図3および4内に
示される“OMC”、“MSC”、および“BS”、並
びに、図4の“コンピュータプロセッサ”機能の幾つか
あるいは全ては、一つあるいは複数のプロセッサによっ
て提供され、これらプロセッサには、共有プロセッサも
含まれる。(“プロセッサ”という用語の使用は、ソフ
トウエアを実行する能力を持つハードウエアを排他的に
差すものと理解されるべきできない)。
【0019】一例としての実施例は、マイクロプロセッ
サおよび/あるいはデジタル信号プロセッサ(DSP)
ハードウエア、例えば、AT&T DSP16あるいは
DSP32C、以下に説明される動作を遂行するための
ソフトウエアを蓄積するための読み出し専用メモリ(R
AM)、および結果を蓄積するためのランダムアクセス
メモリ(RAM)を含む。大規模集積(VLSI)ハー
ドウエア実施例、並びに、カスタムVLSI回路と汎用
DSP回路との組合せを使用することも可能である。
【0020】図3には典型的なセルラシステムがブロッ
ク図にて示される。図示されるように複数の移動交換セ
ンタ(MSC)202および203によって移動無線電
話システムが公衆交換電話網201(PSTN)に接続
される。MSCの交換によって、おのおのがセルカバー
エリアにサービスを提供する複数の基地局(BS)21
0が相互接続される。各カバーエリアは、図示されるよ
うに、実際のシステムに典型的な不規則な境界を持つ。
各BSは、そのセルカバーエリア内の移動無線電話25
0にサービスを提供するための無線送/受信装置および
放射アンテナを持つ。
【0021】運転および管理センタ(OMC)220
が、それらのシステム動作およびそれらと関連するBS
210を制御するためにMSC202および203に結
合される。OMC220は、中央制御局であり、これ
は、データ処理部、データメモリから入力されるデータ
を受け入れるための入力、およびリアルタイムコントロ
ールを含む。フレキシブルなチャネル割当ての場合は、
このデータ処理構成が、BSの所に位置する遠隔からチ
ューニング可能な無線トランシーバとの組合せにてチャ
ネル割当て(アレンジメント)を実現するために使用さ
れる。
【0022】このようなフレキシブルなチャネル割当て
に対しては、図4に略ブロック図にて示されるような、
BSの所の無線トランシーバのチャネル割当ておよびチ
ューニングを制御するためのデータ処理装置の一例とし
ての実現が、OMC内に含まれる。コンピュータプロセ
ッサ310は、関連するメモリ311内に蓄積されたプ
ログラムを持つ。このプログラムは、セルラシステムへ
の無線チャネルの割当てを遂行するためのインストラク
ションを含む。初期入力データが入力機能312を通じ
てコンピュータプロセッサ310に供給される。これら
入力には、利用可能なセル、利用可能な無線周波数、お
よび干渉情報が含まれる。干渉情報は、通常、セル間干
渉マトリックス(cell-to-cell interference matrix)
の形式を持ち、他のセルからの各セルへの干渉を定義す
る。これら入力には、さらに、要望されるチャネル割当
ておよびトラヒック利用パターンに対して要求されるシ
ステム制約が含まれる。
【0023】フレキシブルなチャネル割当て方法論を実
現するために、チャネル割当てプロセスが、コンピュー
タプロセッサ310によって、メモリ311内に蓄積さ
れたインストラクションに従って遂行される。結果とし
てのチャネル割当てが出力機能313を介してMSC3
15に出力され、これはここからBS321に転送され
る。これらBS内に含まれる個々のチューナブル無線3
22が、次に、割当てプロセスによって決定された無線
チャネルの割当てに従って適当な周波数にチューニング
される。
【0024】I.発明の方法論 A.概要 本発明の方法論が、ここでは、複数の実現(実施例)と
して示されるが、これら新規の方法のおのおのが、隣接
チャネル干渉を管理し、結果として、総合的なS/I比
目標を達成することを目標とする。これら実施例の具体
的な説明から明らかになるように、各実施例は、独立し
て実現することもできるが、これらの殆どは、一つある
いはそれ以上の他の実施例と組み合わせて実現すること
も、あるいは、参照として示された一連の関連する特許
出願において開示される方法論の実施例と組み合わせて
実現することも可能である。
【0025】隣接チャネル送信機に起因する干渉のレベ
ルは、加入者ユニット(通常は、移動あるいは携帯ユニ
ット)のそれらの基地局からの位置、実施されるパワー
制御のレベル、および通信の方向、つまり、送信が基地
局から加入者ユニットに向けて行なわれるか(ここで
は、“ダウンリンク”と呼ばれる)、あるいは加入者ユ
ニットから基地局に向けて行なわれるか(ここでは、
“アップリンク”と呼ばれる)に依存する。図5および
6は、隣接チャネル干渉の影響について考察するための
一例としての構成を示す。図5には、単一のセルが、基
地局Bと共に示され、図6には、二つの近隣するセル
が、基地局B1 およびB2 と共に示される。両方の図面
において、加入者局iおよびjが、互いおよび基地局と
の様々な位置関係にて示される。全ての構成において、
記号iは、サービス中の加入者ユニットを示し、記号j
は、その周波数スペクトル内で最も近い隣接チャネルと
呼ばれるチャネル上で動作している加入者ユニットを示
す。図6の構成においては、サービス中の加入者ユニッ
トiは、基地局B1 によってサービスされ、隣接チャネ
ル加入者ユニットjは基地局B2 によってサービスされ
る。
【0026】一例として、全ての呼が同一のパワーにて
サービスされる場合、つまり、パワー制御が適用されな
い場合について考える。この場合、結果として、ダウン
リンク上の隣接チャネル干渉は、図5に示される全ての
ケースについて、全ての呼が同一のパワーにてサービス
されるために同一となる。一方、アップリンク上の隣接
チャネル干渉は、図5に示される3つのケースでおのお
の異なる。信号の減衰が送信機と受信機との間の距離が
増加すると増加するために、図5aにおいては、加入者
ユニットiから受信される信号強度は、加入者ユニット
jからの干渉信号よりも(加入者ユニットiがサービス
を提供する基地局に近いために)強くなる。従って、こ
の構成においては、アップリンク上の隣接チャネル干渉
は無視できる。図5bの構成においては、受信サービス
信号は、干渉信号と、二つの加入者ユニットが基地局か
ら同一の距離にあるために、同一となる。最後に、図5
cの構成においては、アップリンク上の隣接チャネル干
渉の方が、干渉加入者ユニットがサービス加入者ユニッ
トよりも基地局に近いために高くなる。
【0027】基地局により近い呼のパワーを低減するパ
ワー制御が使用された場合は、経験される隣接チャネル
干渉の関係は変化する。これら変化を再び図5の構成を
用いて説明するが、ここでは、パワーが、受信サービス
信号が等しくなるように調節されるものと想定される。
この場合、結果として、アップリンク上の隣接チャネル
干渉は、図5の3つの全ての構成において、全ての加入
者ユニットから受信される信号が、そのユニットの基地
局からの位置と無関係に同一となるために、同一にな
る。反対に、ダウンリンク上にパワー制御が適用された
場合は、隣接チャネル干渉は、3つの構成のおのおのに
対して異なることになる。つまり、パワー制御のため
に、図5aの構成においては、ダウンリンク上の隣接チ
ャネル干渉は、干渉信号のパワーがサービス信号のパワ
ーよりも高くなるために増加することとなる。図5bの
構成においては、サービスされる加入者ユニットと隣接
チャネル加入者ユニットが基地局から等距離にあるため
に、パワー制御が、ダウンリンク上の隣接チャネル干渉
に影響を与えることはない。最後に、図5cの構成にお
いては、パワー制御によって、ダウンリンク上の隣接チ
ャネル干渉は低減される。従って、以上からわかるよう
に、パワー制御は、一般的には、アップリンク方向に対
しては有用であるが、ダウンリンク方向において使用さ
れた場合は、しばしば、結果として、隣接チャネル干渉
を増加させることとなる。
【0028】図6に示されるような隣接セルの場合につ
いても考える。最初に、図6aの構成についてみると、
加入者ユニットiは、ダウンリンク上(基地局B2 から
の競合信号に起因)、およびアップリンク上(加入者局
jからの競合信号に起因)の両方で隣接チャネル干渉を
受ける。図面から簡単に理解できるように、図6bにお
けるダウンリンク上および図6cにおけるアップリンク
上には同程度の隣接チャネル干渉が発生するが、ただ
し、図6bにおけるアップリンク上および図6cにおけ
るダウンリンク上では、隣接チャネル干渉は、無視でき
る程度となる。
【0029】参照の本発明と対を成すM.Benveniste-7(S
/N08/580570)と呼ばれる特許出願においては、チャネル
間隔(サービスチャネルと干渉隣接チャネルとの間の間
隔)、サービスチャネルと干渉チャネルの受信信号強
度、およびS/I比との間の幾つかの関係が展開され、
次に、これら関係が一例としての無線通信用途に対して
適用され、サービス信号と干渉信号の間の様々なレベル
の相対信号強度に対して実現されるS/I比とチャネル
間隔との間の関係を示す二つのテーブルが作成されてい
る。後に説明される複数の干渉管理法にとって有用な基
準を提供するこれらテーブルが以下に再生されるが、こ
れは、次のような特徴を持つ。つまり:テーブル1は、
18dBの設計コーチャネルS/I閾値が使用された場
合のサービスされる加入者によって実現されるS/I比
Tと、チャネル間隔wとの間のトレードオフを提供す
る。
【0030】テーブルからわかるように、第一のカラム
は、チャネル帯域幅の倍数にて与えられたチャネル間隔
を表し、一方、残りの10のカラムは、加入者によって
経験されるサービス信号に対する干渉信号の(dBにて
表されたときの)信号強度の比の様々な値に対するサー
ビスされる加入者によって実現されるS/I比(dBに
て表現)を与える。
【0031】同様に、テーブル2は、異なるチャネル間
隔値wに対する目標の総合S/I比Tを達成するために
必要とされる設計コーチャネルS/I比Tc 、つまり、
dB(T)が18dBであるときのTc とwとの間のト
レードオフを提供する。
【表1】 テーブル1 チャネル間隔とS/I比dB(T)との間
のトレードオフ
【0032】
【表2】 テーブル2 チャネル間隔とコーチャネルS/I比dB
(Tc )との間のトレードオフ
【0033】前述のように、パワー制御が適用されず、
加入者ユニットiとjの両方が同一の基地局によってサ
ービスされる場合は(つまり、図5の構成において
は)、ダウンリンク上では、干渉信号とサービス信号
は、各信号が基地局から同一のパワーにて送信されるた
めに同一になる。従って、干渉信号のサービス信号に対
する比Pは、1となり、dB(P)は0となる。テーブ
ル1からわかるように、隣接チャネルが使用された場合
は、S/I比は、16.23dBに低下するが、これ
は、目標値63.1(18dB)の67パーセントを意
味する。ただし、チャネル間隔wを2に設定すること
で、隣接チャネル干渉に起因するS/I低下が殆ど矯正
でき、S/I比は、16.23dBから17.99dB
に増加する。
【0034】加入者ユニットiとjが異なる基地局によ
ってサービスされている場合も、図6aおよび6bに示
されるように、サービス中の加入者ユニットiが二つの
セルの共通境界の付近に位置するときは、干渉加入者ユ
ニットjの位置と無関係に、類似する状況が発生する。
ただし、図6cに示されるように、加入者ユニットi
が、干渉基地局B2 から、サービスを提供する基地局B
1 からよりも遥かに離れて位置する場合は、P比は、1
より小さくなり、dB(P)は負となる。従って、隣接
チャネルの使用が、S/I比に与える影響は、小さくな
る。例えば、dB(P)の値が−5dBである場合は、
テーブル1から、17.36dBのS/I比が実現され
ることが示される。これは、設計コーチャネルS/I比
18dBの86パーセントに相当する。dB(P)が−
10dBの場合は、17.79dBのS/I比が実現さ
れ、これは、設計コーチャネルS/I比の95パーセン
トに相当する。見かたをかえれば、この値は、隣接チャ
ネル干渉が、コーチャネル干渉と隣接チャネル干渉を総
和して5パーセントに制限された場合に、S/I比によ
って実現される値として特性化することもできる。従っ
て、Pの値は、それに対して隣接チャネル干渉が許容可
能になる値として定義することもできる。こうして定義
された値は、ここでは、Pa と呼ばれ、この一例として
のケースにおいては、−10dBである。
【0035】テーブル2に示されるwとTc との間のト
レードオフについて、dB(P)=0の場合に関して考
察すると、チャネル間隔を1から2に増加することによ
って、計画コーチャネルS/I比として、21.03d
Bの代わりに18.01dBを使用することが可能にな
ることがわかる。また、テーブルから、間隔を2よりさ
らに増加しても、コーチャネル干渉制約、従って、容量
の観点からは、全く得るものがないことがわかる。
【0036】パワー制御が適用された場合は、前述のよ
うに、ダウンリンク上のパワー制御は隣接チャネル干渉
の影響を悪化させる。ここでは、互いに接近して位置す
る二つの加入者ユニットの信号強度を低減するためにダ
ウンリンク上にパワー制御が適用される場合の特定のケ
ースについて考察する。このケースにおいては、Pは、
これら二つの加入者ユニットをサービスする信号のパワ
ー低減の差に等しくな。最悪の場合が、図5aの構成に
よって示されるように、加入者ユニットiをサービスす
る信号のパワーが大幅に低減され、加入者ユニットjを
サービスする信号が最大のパワーにて動作する場合に発
生する。この場合、テーブル1からわかるように、設計
コーチャネルS/I比が18dBであっても、近い方の
加入者ユニットに対してダウンリンクパワーが28dB
だけ低減されると、実現されるS/I比は負となり、1
7.79dBのS/I比を達成するためには、チャネル
間隔3が必要となる。
【0037】以降のセクション(節)B1においては、
新規の混合型パワー制御方法論(Mixed Power Control
Methodolgy)について開示されるが、これは、ダウンリ
ンク上に部分的なパワー制御を使用し、チャネル間隔を
2の値以上にすることなしに妥当なS/I比を維持する
ことを可能にする。
【0038】B.隣接チャネル干渉を管理するための方
法論 以下の節においては、3つの新規の干渉管理方法論につ
いて説明されるが、これらは、従来の技術による様々な
方法によって達成されるそれと比べて隣接チャネル干渉
を低減させる。これら新たな干渉管理方法論は、各々が
本発明の一つの実現(実施例)を構成し、それぞれ、混
合型パワー制御法(Mixed Power Control)、有向割当
て法(Directed Assignment)法、および混合型パワー
制御と有向割当ての併用法(Mixed Power Control With
Directed Assignment)と称される。
【0039】B.混合型パワー制御法 従来の様々なパワー制御法の適用(あるいは非適用)
と、サービスされる加入者によって経験される隣接チャ
ネル干渉との間の関係についての前の議論において、こ
れら干渉が伝送の方向によって(ダウンリンクかアップ
リンクかによって)、並びに、サービスされる加入者ユ
ニットの、付近の他の加入者ユニットに対する位置、お
よび付近のサービスを提供するおよび/あるいは他の基
地局に対する位置によってばらつくことが示された。以
下では、このばらつきを大幅に改善する新規の混合型パ
ワー制御方法論について述べられる。説明から明らかに
なるように、この混合型パワー制御方法論は、単独にて
実現することもできるが、ただし、これは、ここにおい
て、および、対の参照された特許出願において開示され
ている他の新規の幾つかの干渉を管理するための方法論
に組み込むことも可能である。
【0040】この新規の混合型パワー制御方法論は、ダ
ウンリンクの場合と、アップリンクの場合を切り離して
扱い、この方法論を、こうして分けられた個々のケース
について説明することによってより良く理解できるもの
である。
【0041】(a)ダウンリンク上のパワー制御 パワー制御の一般的な説明において、従来のパワー制御
方針がダウンリンク上に適用された場合、つまり、基地
局付近の加入者ユニットに対して受信信号強度が低減さ
れた場合、隣接チャネル干渉の影響が悪化されることが
示された。この場合は、干渉信号のサービス信号の強度
に対するの比、P(dBにて表現)は、二つの加入者ユ
ニットをサービスする信号のパワーの低下の差に等しく
なる。最悪の場合が、図5aの場合のように、加入者ユ
ニットiをサービスする信号のパワーが大幅に低減さ
れ、加入者ユニットjをサービスする信号が最大のパワ
ーにて動作する場合に発生する。テーブル1に反映され
る一例としてのケースにおいては、18dBの設計コー
チャネルS/I比が使用された場合でも、実現されるS
/I比は、コーチャネル間隔が使用される近い方の加入
者ユニットに対してダウンリンク上のパワーが約28d
B低減された場合は(この構成においては現実的な低
減)、負になることがわかる。
【0042】後に説明されるように、パワー低減の規模
が制限された場合は、パワー制御を使用することによっ
て、チャネル間隔の値を2以上に増加することなしに妥
当なS/I比を達成することが可能となる(パワー制御
が行なわれない場合は、チャネル間隔の増加が必要とな
る)。テーブル1から、干渉信号とサービス信号の間の
dBにて表現された場合の信号強度の差P、あるいは、
等価的に、二つの加入者ユニットに対するパワー低減の
相対差が、14dB以下である場合は、パワー制御がS
/I比に与える影響は小さいことがわかる:つまり、チ
ャネル間隔2にて、17.79dBのあるいはそれ以上
のS/I比が実現できることがわかる。従って、パワー
制御を制限し、サービスされる加入者に対する受信信号
強度を、サービスされる加入者位置における干渉信号の
レベルより14dB以下には落ちないように維持するこ
とによって、チャネル間隔を2に維持し、しかも、隣接
チャネル干渉を無視できる程度にすることが可能であ
る。相対的なパワー制御差に対するこの制約は、ここで
は、リミティングパワー制御比(limiting power contr
ol ratio)と呼ばれ、しばしば、χM によって表され
る。テーブル1によって示される一例としてのケースに
おいては、dB(χM)は、−14dBである。
【0043】この混合型パワー制御方法論の一例として
の実施例においては、パワー制御は、セルの外周と、χ
M だけ低減された信号がセルの外周の所で受信される信
号と等しくなるセルの半径上のポイント、との間に位置
する加入者ユニットに対して適用される。基地局からセ
ルの半径に沿っての、χM だけ低減された信号がセルの
外周で受信される信号と等しくなる所のポイントまでの
距離が、lM として定義される。従って、パワー制御
は、1M と、セルの外周、との間に位置する加入者ユニ
ットに対して適用されることとなる。図7aは、混合型
パワー制御方法論のこの一例としての実施例においてダ
ウンリンク上に受信される信号を基地局からの加入者ユ
ニットの距離の関数として示す。
【0044】(b)アップリンク上のパワー制御 ダウンリンクの場合と異なり、パワー制御は、一般的に
は、アップリンク方向に対しては隣接チャネル干渉を低
減するのに有効であることが知られている。しかしなが
ら、後に説明されるように、本発明の混合型パワー制御
方法論がアップリンクに対して適用される場合は、セル
のある領域内では、隣接チャネル干渉に悪影響を与える
ことなしに、パワー制御を排除することが可能になる。
【0045】アップリンク通信の場合は、Pの値は、パ
ワー制御によって低減することができ、dB(P)は、
サービス信号と干渉信号の間の信号減衰の差からパワー
低減の差を引いた値となる。この関係およびこの影響
は、基地局に送信する二つの加入者ユニット間の信号減
衰が40dBであり、パワー低減に起因する受信信号レ
ベルの差が12dBであるような構成によって説明する
ことができる。この場合は、dB(P)=40−12=
28dBとなる。18dBの設計チャネルS/I比、お
よびチャネル間隔2が使用された場合、テーブル1か
ら、14.46dBのS/I比が実現されることが示さ
れる。一方、パワー低減差が26dB(P)に増加され
た場合は、dB(P)は14dBとなり、チャネル間隔
2に対しては、総合S/I比は、17.79dBになる
ことがわかる。
【0046】この関係から、14dB以下のdB(P)
値では、チャネル間隔2が使用された場合は、隣接チャ
ネル干渉は殆ど発生せず、従って、高い信号減衰を受け
ている潜在的に干渉を与える可能性を持つ加入者ユニッ
ト、例えば、セルの境界付近の加入者ユニットには、パ
ワー制御を適用する必要はないということができる。セ
ル内の可能な最大の減衰(maximum possible attenuati
on)より14dB低い信号減衰を持つ加入者ユニットの
みがそれらの信号を低減されることを必要とされる。つ
まり、パワー低減は、基地局と、受信される信号強度の
セル内の最小信号強度に対する比がχM -1 となるセルの
半径上のポイントlM 、との間に位置する加入者ユニッ
トに対して適用することのみが必要とされる。(脚注
4)。テーブル1の一例としてのケースにおいては、d
B(χM -1 )は、14dBである。図7bは、この混合
型パワー制御方法論が使用された場合のアップリンク上
の受信信号を基地局からの加入者ユニットの距離の関数
としてグラフ的に示す。
【0047】任意のチャネル間隔に対して、アップリン
ク上に混合型パワー制御方法論によって必要とされるパ
ワー低減能力を推定するためには、ある統計的な有意に
て遭遇されるべきPの最高値が必要になる。本発明人
は、関連する文献[M.Benveniste,“Managing Neighbor
Channel Interference in Channelized Cellular Syst
em,"forthcoming] において、伝送損失係数が4(移動
無線システムに対して一般に受け入れられている値)で
ある場合は、パワー制御なしでは、0.995の確率
で、相対信号強度dB(P)が40dB以下となること
を示している。従って、チャネル間隔2の場合は、
【0048】最大減衰(40)−dB(P)閾値(1
4)=最大パワー低減(26dB)となるために:26
dBのパワー低減能力−dB(φM )で十分である。
【0049】テーブル2からわかるように、あるレンジ
のパワー制御オプションが提供される。これらオプショ
ンの例としては、近い方の加入者ユニットのパワーを2
0dBだけ低減し、遠い方の加入者ユニットを最大パワ
ーにとどめるオプションが含まれる。このオプションに
おいては、チャネル間隔2の場合は、設計コーチャネル
S/I閾値として、18.97dBが必要とされる。別
の可能性としては、近い方の加入者ユニットのパワーを
26dBだけ低減する(遠い方のユニットは最大パワー
にて動作する)ことが考えられる。このオプションにお
いては、14(40−26)のdB(P)値が与えられ
るが、これは、チャネル間隔2に対しては、18.22
dBの設計コーチャネルS/I閾値を必要とする。
【0050】これも明らかになるように、混合型パワー
制御方法論のここに説明される幾つかの実施例に対して
は、パワー制御要件は、チャネル間隔要件が最小になる
ように選択される。この方法論の他の用途(適用)も、
勿論、存在する。例えば、より大きなパワー低減レンジ
が要望される場合は、チャネル間隔が増加される。後者
の考えは、パワー制御を能力を増加させるための手段と
して採用する動的チャネル割当てアルゴリズムに対して
は効果的である。
【0051】B.2 有向割当て 隣接チャネル干渉の代用として、二つの隣接チャネルが
同一あるいは隣接するセル内で同時に使用されたときに
発生する隣接チャネル衝突(adjacent-channelconflict
s)の数が使用できる。前の議論から明らかのように、
全ての隣接チャネル衝突が隣接チャネル干渉を発生され
るわけではないが、それでも、隣接チャネル衝突の数を
低減すると、隣接チャネル干渉の尤度が低減すると一般
的に述べることができる。
【0052】この節において説明される本発明の実施例
は、隣接チャネル衝突の確率を低減することによる隣接
チャネル干渉の最小化に向けられる。このアプローチ
は、規則的あるいは不規則的な、および固定的なあるい
はフレキシブルな全てのチャネル割当てに対して適用可
能であり、さらに、セクタ化されたあるいは全方向性の
セルの両方に対して適用可能である。これは、さらに、
他の隣接チャネル干渉を低減するための様々なアプロー
チと組み合わることも可能である。
【0053】有向割当て方法論は、規則的かつ固定的な
チャネル割当てからの単純な例を使用することによって
より良く理解できるものである。図8に示されるよう
に、4つのセルに、チャネルセット:A、B、C、およ
びDが割当てられる場合を考える。各セットを構成する
チャネルは、他の3つのセットの二つのチャネルに隣接
するものと想定され、さらに、各セルは、他の3つのチ
ャネルセットを割当てられたセルに隣接するものと想定
される。さらに、この一例としての例に対しては、24
のチャネルが利用可能であり、問題の4つのセルが、そ
れぞれ、5、3、4、および3個の進行中の呼を持つも
のと想定する。図8Aに示されるように、全ての呼に対
して低い番号のチャネルが割当てられた場合は、セルA
内には4つ、B内には3つ、C内には3つ、そしてD内
には4つの隣接チャネル衝突が発生することとなる。隣
接チャネル衝突の数を減らすためには、図8Bに示され
る構成のように、セルAおよびセルC内の全ての呼が利
用可能な最低の番号のチャネルに移動され、そして、セ
ルBおよびセルD内の全ての呼が最高の番号のチャネル
に移動される。結果として、隣接チャネルを含むセル内
のアクティブなチャネル間により大きなチャネル間隔が
存在することとなる。図8Bに示されるように、隣接チ
ャネル衝突の数は、4つのセルに対して、それぞれ、
2、2、1、および2に低減される。
【0054】有向割当て方法論を遂行するために従われ
るステップは以下の通りである: 1.利用可能なチャネルがチャネルセットの間で、各セ
ットが、“+”あるいは“−”のラベルを持ち、さら
に、隣接チャネルを持つ任意の二つのセットが反対のラ
ベルを持つように分配される。 2.各セルにも、ラベル“+”あるいは“−”が割当て
られる。 3.セルはそのセルと同一のラベルを割当てられた一つ
あるいは複数のセットからのチャネルを使用することが
できる。 4.“+”のラベルを持つセルは、それらのユーザに利
用可能な最低の番号のチャネルを割当て、一方、“−”
のラベルを持つセルは、それらのユーザに利用可能な最
も高い番号のチャネルを割当てる。
【0055】ステップ4は、反対のラベルを持つセル内
のアクティブなチャネルのチャネル間隔を増加させる。
ステップ1のために、隣接チャネルは、反対のラベルを
持つセル内にのみ見られるために、隣接チャネル衝突の
尤度が低減される。
【0056】呼をチャネルセットのいずれかの端に押し
やるための2つのオプションが存在する。第一のオプシ
ョンにおいては、“+”のセル内の最も高い番号のチャ
ネルからの呼(あるいは“+”のセル内の最も低い番号
のチャネルからの呼)が、そのセル内の出呼のチャネル
に移動される。こうして、最高でも、呼の終端あるいは
ハンドオフ当たり、1チャネルの再構成のみが必要とさ
れる。チャネルの再構成を必要とすることなくユーザを
チャネルセットの正しい端に保つための第二のオプショ
ンにおいては、入り呼が、“+”のセルに対しては最も
低い番号の空きチャネルに割当てられ、“−”のセルに
対しては最も高い番号の空きチャネルに割当てられる。
【0057】有向割当て方法論は、固定的およびフレキ
シブルな両方のチャネル割当てに適用することができ
る。ただし、チャネルセットの翻訳は、二つのアプロー
チで異なる。固定的なチャネル割当ての場合は、チャネ
ルセットは、異なるセルに専用に使用されるチャネルの
互いに素なグループである。一方、全てのチャネルセッ
トが同一のサイズを持つ固定的でかつ規則的なチャネル
割当てにおいては、ステップ1は、偶数のチャネルセッ
トが存在することを要求する。
【0058】フレキシブルなチャネル割当てにおいて
は、(隣接チャネル使用の制約を遵守するために)二つ
のチャネルセットが必要とされ、各チャネルセットに、
“+”あるいは“−”のラベルが割当てられる。例え
ば、奇数番号のチャネルのチャネルセットに“+”のラ
ベルが与えられ、偶数番号のチャネルのセットに“−”
のラベルが割当てられる。“+”ラベルのセルは、低い
チャネル番号を優先し、“−”ラベルのセルは、高いチ
ャネル番号を優先するために、低トラヒック状態におい
ては、異なるラベルを持つセルの話中チャネル間の間隔
が増加する。隣接チャネルは異なるラベルのセル内にお
いてのみ使用されるために、隣接チャネル衝突の確率が
低減される。
【0059】B3.混合パワー制御と有向割当ての併用 ダウンリンク上にはパワー制御を用いずアップリンク上
には全パワー制御を用いることを特徴とするパワー制御
方針に対しては、チャネル間隔2を使用することで、セ
ル内の隣接チャネル干渉の影響を、このパワー制御方針
と併用して、十分に低減できることが示された。関連す
る前に参照されたBenveniste-8(S/N 08/580568)と称さ
れる特許出願においては、このようなパワー制御方針に
対しては、セル内に、ダウンリンクについては、隣接セ
ルからの隣接チャネル干渉からの影響が無視できるよう
な領域が存在することが示されたが、加入者ユニットが
隣接セルに対して、アップリンク上に隣接チャネル干渉
を殆ど与えないような類似する領域が存在する。より詳
細には、図11(Benveniste-8特許出願の図7に対応)
に示されるように、セル1内の輪郭XX’の左に位置す
る加入者ユニットは、セル2内に使用される隣接チャネ
ルからのダウンリンク干渉を受けることはない。同様
に、輪郭YY’の右に位置する加入者ユニットは、セル
1に対してアップリンクの隣接チャネル干渉を与えるこ
とはない。
【0060】さらに、反対のパワー制御が実施された場
合、つまり、ダウンリンク上で全パワー制御が使用さ
れ、アップリンク上でパワー制御が使用されない場合
は、同一セル内のユーザから与えられる隣接チャネル干
渉が増加し、このために、これは回避されるべきである
ことが示される。ただし、“混合型パワー制御(mixed
power control )”として特性化される新規のパワー制
御方針が、セクションB1において説明されているが、
この方針は、ダウンリンク上の制限されたパワー制御を
許し、同時に、隣接チャネル干渉を許容限度内に維持す
る。より詳細には、パワー制御は、ダウンリンク上で
は、最大パワー低減レンジχM に対応する半径lM (説
明のケースにおいては、lM は、14dBのパワー低減
に対応する0.4467R)の外側においてのみ使用す
ることが許される。同様に、説明される混合型パワー制
御方針下では、アップリンク上では、パワー制御は、受
信信号がセル内の最も低い受信信号より14dB高いレ
ベルに等しくなる半径lM の内側にのみ適用される。こ
うして受信される信号が図7に、通信の両方向に対し
て、ユーザから基地局までの距離(対数スケール)の関
数として示される。この混合型パワー制御方針を使用し
た場合は、チャネル間隔2で、十分にセル内の干渉を回
避することができる。
【0061】理解できるように、純粋なパワー制御方針
から逸脱することに対する動機は、隣接セル内での隣接
チャネルの使用の影響を低減し、これによって、隣接セ
ルに対する隣接チャネル制限を低減することである。上
に説明の混合型パワー制御方針を図9に示される隣接セ
ル構成に適用することを考える。この図に示されるよう
に、隣接セルからの隣接チャネル干渉に弱い領域を定義
する単一の輪郭XX’の代わりに、図10に示されるよ
うに、おのおのが隣接セル内で使用されるパワーレベル
kに対応するこれら輪郭のファミリXKK’が存在す
る。輪郭X11’は、セル2内で使用される最強のパワ
ー信号に対応する。輪郭XKXK’は、輪郭XX’の右側
および左側の両方に広がる。右へのシフトは、セル1内
のパワーレベルkにてサービスされているセル2内のユ
ーザから隣接チャネル干渉を受けるユーザの割合を減少
するが、左へのシフトは、これを増加させる。ただし、
ここでは、二つのセル内のユーザが、隣接チャネル上
で、隣接チャネル干渉の尤度が低減されるような方法に
て動作するようにマッチングされる。
【0062】ユーザのマッチングによって隣接チャネル
干渉がどうして低減できるかを説明するために、図10
内のユーザM1 について考える。パワー制御がない場合
は、M1 は、ユーザの隣接チャネル上の位置に関係なく
隣接チャネル干渉を受ける。一方、パワー制御が使用さ
れた場合は、M1 は、低いパワーレベルkにてサービス
されるセル2内のユーザと、隣接チャネル干渉が起こら
ないようにマッチングすることができる。こうして、隣
接チャネル干渉の確率を、制限されたパワー制御と、隣
接セル内の隣接チャネルユーザの選択的なマッチングを
組み合わせて使用することによって低減することができ
る。この目的を遂行するためのチャネルマッチングアル
ゴリズムについて以下に説明される。
【0063】パワー制御のレンジによって、XKK’輪
郭の広がりが決定される。隣接チャネル干渉の確率を最
小にするパワー制御の最適レンジは、採用される特定の
チャネルマッチングアルゴリズムとの関連で決定される
べきである。ダウンリンク上のパワー制御のレンジは、
χM を超えることはできないことに注意する。
【0064】前述のように、本出願人は、ゼロの隣接チ
ャネル干渉を達成するためのアップリンク要件は、上に
説明されたダウンリンク要件と、これら二つのリンク上
に補間的なパワー制御方針が使用された場合は、対称的
であることを示している。[M.Benveniste,“Managing
Neighbor Channel Interference in Channelized Cellu
lar Systems",idを参照]。つまり、アップリンク上の
パワー制御が半径lMの円の内側に制限され、この円の
外側ではパワー制御が存在しない場合は、セル1内のユ
ーザの異なるパワーレベルに対応するk個の、セル2内
のユーザがセル1内の対応するユーザにアップリンク干
渉を与えない領域を定義する輪郭YKK’のファミリが
存在することとなる。これら輪郭は、セル1内のダウン
リンクの場合に対して描かれた輪郭XKK’の鏡像であ
る。この参照文献において、出願人は、さらに、隣接セ
ル内の隣接チャネルユーザにアップリンク方向の隣接チ
ャネル干渉を与えないユーザは、隣接セルユーザからの
ダウンリンク方向の隣接チャネル干渉を受けないことを
示している。隣接チャネル干渉をなくするための条件の
この対称性のために、ユーザマッチングアルゴリズム
は、片方の通信方向についてのみ分析するのみで十分で
ある。従って、以下の節において説明される方法論は、
ダウンリンクのみに焦点が置かれる。アップリンク上の
性能は、これと同等であるとみてよい。
【0065】(a)方法論の説明 前の節において示されたように、隣接チャネル干渉の確
率は、隣接セル内の隣接チャネルユーザを正しくマッチ
ングすることによって低減することができる。このユー
ザマッチング問題は、複雑な組合せ最適化問題である
が、ただし、以下に説明される単純な発見的アルゴリズ
ムによってこの問題の良好な解に到達することが可能で
ある。
【0066】このアプローチは、各セル内のユーザに順
番を与えることから開始される。順番を付けられたユー
ザに、チャネル番号の昇順(あるいは降順)に利用可能
なチャネルが割当てられ、これによって、隣接チャネル
ユーザがマッチングされる。従って、目的は、あるセル
内のユーザを、隣接チャネル干渉の確率が最小になるよ
うに、ランクするための基準を決定することにある。サ
ービスを提供する基地局からのユーザの距離が、ランキ
ング基準として選択される。
【0067】ユーザと基地局との間の距離をランキング
基準として選択するためのこの論理は、図10の2−セ
ルの例について考察することによって理解することがで
きる。以降の議論においては、以下の記号が使用され
る。つまり:mi は、加入者ユニットMi の自身の基地
局からの距離を表し、ni は、加入者ユニットMi の隣
の基地局からの距離を表す。出願人の関連する文献にお
いては、ダウンリンク方向におけるパワー制御の適用に
対しては、隣接チャネル干渉は、以下のときに発生しな
いことが示される:
【数1】 この関係に従うと、セル1内のダウンリンク上の隣接チ
ャネル干渉を低減するためには、高いm2 値が高いn1
値とマッチングされるべきである。同様に、セル2内の
隣接チャネル干渉を最小にするためには、高いm1 値が
高いn2 値とマッチングされるべきである。ただし、一
般的には、これら二つの基準の結果としてのチャネルの
割当ては、異なる。一意のチャネル割当てを得るために
は、各セル内のユーザは、同一の基準によってランクさ
れなければならない。サービスを提供している基地局か
らの距離が使用される場合は、高いm1 値は、低いm2
値とマッチングされ、低いm1 値は、高いm2 値とマッ
チングされる。距離をランキング基準として使用するこ
とにより隣接チャネル干渉を低減することができるが、
これは、セル1内の隣接チャネル干渉に最も弱い領域内
においては、n1 が、m1 が増加すると減少し、この逆
についてもいえることによる。
【0068】本発明の方法論は、一つ以上の隣接セルに
よる隣接チャネルの使用の問題を扱うが、以下のように
一般化することができる: 1.利用可能なチャネルがチャネルセット間で各セット
が“+”あるいは“−”のラベルを持ち、隣接チャネル
を持つ任意の二つのセットが反対のラベルを持つように
分配される。 2.各セルに“+”あるいは“−”のラベルが割当てら
れる。 3.セルは、そのセルと同一のラベルを割当てられた一
つあるいは複数のセットからのチャネルを使用すること
ができる。 4.各セル内のユーザには、サービスを提供する基地局
からの距離の降順にチャネルが割当てられる。“+”の
ラベルを持つセルは、それらのユーザに最初に最も低い
番号のチャネルを割当て、一方、“−”のラベルを持つ
セルは、それらのユーザに最初に最も高い番号を持つチ
ャネルを割当てる。
【0069】ステップ1からステップ4によって、隣接
チャネルは反対のラベルのセルによってのみ使用される
ために、高パワーのユーザを、“+”のセル内では、低
い番号のチャネルに割当て、一方、“−”のセル内で
は、高い番号のチャネルに割当てることによって、これ
らの間のチャネル間隔が増加される。結果として、高パ
ワーのユーザは、(低トラヒック状態においては)アイ
ドルなチャネルのとなりで動作するか、あるいは、その
基地局付近の隣のセルのユーザに割当てられたチャネル
の隣で動作し、こうして、隣接セル間の隣接チャネル干
渉の確率が低減される。
【0070】理解できるように、ここで説明される方法
論は、幾つかの点で、前に説明された有向割当て方法論
に類似する。ただし、有向割当て方法論は、輻湊状態に
おいては隣接チャネル干渉になんの効果ももたないが、
パワー制御を適当なユーザマッチングとともに使用した
場合は、輻湊状態においても、隣接チャネル干渉の確率
を低減できる。
【0071】理解できるように、上に説明されたマッチ
ング手続きの有効性は、輪郭XKK’がどの程度広がっ
ているかに依存する。これは、一方、隣接チャネル干渉
の確率を最小にするために選択されたパワー制御のレン
ジに依存する。
【0072】有向割当ての場合のように、ユーザは、以
下の二つの方法によって空いたチャネルセットのどちら
かの端に詰めることができる。第一の方法においては、
呼が去ったときのチャネルの再構成を伴い、第二の方法
はこれを伴わない。さらに、チャネルの再構成が、ユー
ザの移動と共に変化するユーザの正しいランキングを維
持するために必要とされるが、別の方法として、チャネ
ルの再構成を、隣接チャネル干渉が観察されるまで延期
し、これによって必要とされる再構成の数を低減するこ
とも考えられる。
【0073】(b)方法論の適用 ここに説明される方法論は、固定的およびフレキシブル
な両方のチャネル割当てに対して使用することが可能で
ある。この節においては、固定的かつ規則的なチャネル
割当てに対するこの方法論の一例としての適用について
説明される。フレキシブルなチャネル割当てに対してこ
の方法を使用する例については、M.Benveniste,A.G.Gre
enberg,およびP.E.Wrightによる“On dynamic channel
assignment in wirelss system:Extensions of Ordered
Borrowing",forthcoming.、において説明されている。
【0074】図11に示されるN=8のパターンが繰り
返される全方向性セルのシステムについて考察する。チ
ャネルセットが水平方法によって構成され、従って、各
セルが、隣接チャネルを割当てられた一つの他のセルと
の境界を共有するものと想定される。400のチャネル
が与えられた場合、各セルには、50のチャネルが割当
てられることとなる。テーブル3は、チャネルマッチン
グの隣接チャネル干渉に対する影響を申し出負荷の関数
として示す。チャネルがランダムに割当てられた場合
は、シミュレーションによって、隣接チャネル衝突(ad
jacent-channel conflict,ACC)の確率は、40.3
アーランの申し出負荷の場合(これは、2%の閉塞確率
を与える)、79%となり、隣接チャネル干渉(adjace
nt-channelinteference ,ACI)の確率は、10.6
%となることが示される。また、有向割当て方法論が適
用された場合は、同一の申し出負荷および閉塞確率に対
して、隣接チャネル衝突の確率は、73%に低下し、隣
接チャネル干渉の確率は、10.1%となり、さらに、
パワー制御がユーザマッチングと共に使用された場合
は、隣接チャネル干渉の確率は、0.5%に低減するこ
とが示される。
【0075】
【表3】 テーブル3 再利用係数8を使用する全方向性セルに対
する様々なチャネル割当て法の性能
【0076】申し出負荷が58.5アーランに増加され
た場合(閉塞確率が20%に増加された場合)は、チャ
ネルがランダムに割当てられたときの、隣接チャネル衝
突の確率は、93%となり、隣接チャネル干渉の確率
は、12.9%となることが示される。有向割当てが使
用された場合は、同一の申し出負荷に対して、隣接チャ
ネル衝突の確率は、93%にとどまり、隣接チャネル干
渉の確率は、12.8%となる。予測されるように、有
向割当ての効果は、輻湊時には低減する。また、パワー
制御がユーザマッチングと共に使用された場合は、隣接
チャネル干渉の確率は、2.8%に低下ことが示され
る。
【0077】上の結果は、11dBのパワーレンジを使
用した場合に対するものである。図12には隣接チャネ
ル干渉の確率がパワー制御レンジの関数としてプロット
されているが、これから、この11dBの値が、セル当
たり40.3アーランの申し出負荷に対して、最も低い
隣接チャネル干渉確率を与えることがわかる。
【0078】II.結論 ここでは、隣接チャネル干渉を管理するための複数の新
規の方法論について開示された。これら方法、およびこ
れらの組合せは、固定的なあるいはフレキシブルな、そ
して、規則的なあるいは不規則的な全てのチャネル割当
てに対して採用することが可能である。さらに、これら
方法は、全てのチャネル化されたシステムに対して、そ
れらが、周波数分割多重アクセスを採用するか、周波数
分割/時間分割ハイブリッドアクセスを採用するかに関
係なく適用することができる。
【0079】上で説明されたように、ここに開示された
これらさまざまな方法は、互いに簡単に組み合わせて使
用できるのみか、参照として示された関連する特許出願
において開示されている発明の実施例と組み合わせて使
用することも可能である。ここに開示される複数のチャ
ネル割当て方法論間の相乗効果の潜在能力をさらによく
示すための例として、セクタ化されたセルと全方向性の
セルの混合から構成される不規則的なグリッドを使用す
るセルラシステムが、一様でないトラヒック分布を持つ
場合を取り上げて説明することができる。目的は、隣接
チャネル制約を満足させる最適な不規則的なチャネル割
当てを見つけることにある。このために、まず最初に、
奇数/偶数セル指定法(参照の関連する特許出願、M.Be
nveniste-7において開示)が、セル内の隣接チャネル制
約を満足させるために使用され、次に、混合型パワー制
御と有向割当てを併用する方法によって、隣接セル間の
隣接チャネル干渉が低減される。さらに、垂直チャネル
セット構成法(参照の関連する特許出願、M.Benveniste
-7において開示)によって、同一セルの複数のセクタが
隣接チャネルを使用しないことが確保され、最後に、セ
ルの奇数/偶数指定およびセクタの方位に従ってチャネ
ルを使用する任意のチャネル借用スキーム(channel bo
rrowing scheme)が使用され、これらの組み合わされの
結果として、隣接チャネル制約に違反しない動的なチャ
ネル割当てが達成される。
【0080】本発明の現在の実施例が詳細に説明された
が、これらに対して様々な変更、代替、置換を行なうこ
とが、付録の特許請求の範囲によって定義される本発明
の精神および範囲から逸脱することなしに可能であるこ
とを理解されるべきである。
【0081】
【脚注】脚注1 図1に示されるセルの六角形状は、作図上の便宜のため
に使用されることに注意する。このような六角セル表現
は、これがセルに対する理想的なパワーカバーエリアで
ある円形形状に接近するために採用される。ただし、こ
の円形形状を使用した場合は、重複エリアが発生し、サ
ービスを受けるエリアの図面が不鮮明となる。一方、便
宜的な六角形状のセルを使用した場合は、サービスエリ
アを表す複数のセルを、セル間のギャップおよび重複無
しに示すことができる。脚注2 勿論、後に詳細に説明されるように、無線通信技術分野
での比較的最近の進展を表すフレキシブルなチャネル割
当て方法論は、通常、セル内の固定的でないチャネル割
当てを伴う。脚注3 これら従来のアプローチは、以下の参照文献において見
ることができる: 脚注4 勿論、アップリンクに対するパワー制御を、他の目的に
対して要求される場合は、lM とセル境界の間で適用す
ることもできる。ここでのポイントは、アップリンクに
対するパワー制御は、隣接チャネル干渉を管理する目的
に対しては必要でないということである。
【図面の簡単な説明】
【図1】無線セルラ通信システムに対する規則的なセル
構成のを示す略図である。
【図2】再利用係数7に基づくセクタ化されたセル構成
を示す図である。
【図3】無線セルラ通信システムの主要な要素およびこ
れら要素間の典型的な相互接続を示すブロック図であ
る。
【図4】フレキシブルなチャネル割当て方法論が採用さ
れる場合の、無線チャネルの、無線セルラ通信システム
の様々なセルへの、割当てを制御するためのデータ処理
システムを示すブロック図である。
【図5】基地局を含む単一のセル、サービスを受ける加
入者局、および干渉加入者局の、互いの、および基地局
との間の、様々な位置関係を簡略的に示す図である。
【図6】各々が一つの基地局を持つ二つの隣接セル、サ
ービスを受ける加入者局、および干渉加入者局の、互い
の、および基地局との間の、様々な位置関係を簡略的に
示す図である。
【図7】本発明の混合型パワー制御方針をグラフ的に示
す図である。
【図8】本発明の有向割当て方法論の一例を示す図であ
る。
【図9】隣接セル内の干渉のない領域を示す図である。
【図10】本発明の混合型パワー制御と有向割当てを併
用する方法論の適用を示す図である。
【図11】N=8の全方向性セル構成を示す図である。
【図12】本発明の混合型パワー制御と有向割当てを併
用する方法論に対するパワー制御レンジの関数としての
隣接チャネル干渉の確率を示す図である。
【符号の説明】
1 ユーザ lm 半径 Xk パワーレンジ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (第一の)複数のセルに分割されたサー
    ビスエリアを持つ無線通信網内の干渉を管理する方法で
    あって、第二の複数の通信チャネルが前記の(第一の複
    数の)セルの間に割当てるために利用でき、この方法
    が:前記の利用可能なチャネルのおのおのに少なくとも
    二つの互いに素なカテゴリの一つに対応するラベルを割
    当て、これによって二つの隣接チャネルが同一のカテゴ
    リにてラベルされないようにするステップ;各セルが共
    通のラベルを割当てられたチャネルを使用するようにす
    るステップ;および各セル内のユーザにチャネルをパワ
    ー制御の適用との関連で割当てるステップを含み、ここ
    で、高パワーユーザが、前記の第一のラベルを持つセル
    内の低い番号のチャネルに、そして、第二のラベルを持
    つセル内の高い番号のチャネルに割当てられることを特
    徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記の割当てステップがチャネルを各セ
    ル内のユーザに、各ユーザのサービスを提供している基
    地局からの距離の降順に、前記の第一の互いに素なカテ
    ゴリに対応するラベルを持つセルに対しては前記のセル
    のユーザが利用可能な最も低い番号のチャネルに割当て
    られ、前記の第二の互いに素なカテゴリに対応するラベ
    ルを持つセルに対しては前記のセルのユーザが利用可能
    な最も高い番号のチャネルに割当てられるという制約の
    下に、割当てるように動作することを特徴とする請求項
    1の干渉を管理する方法。
  3. 【請求項3】 前記の利用可能なチャネルにラベルを割
    当てるステップが、前記の利用可能なチャネルを複数の
    チャネルセットの間に、各セットに前記の少なくとも二
    つの互いに素なカテゴリの一つに対応するラベルが割当
    てられ、これによって隣接チャネルを持つ二つのセット
    が同一のカテゴリにてラベルされないように分配するこ
    とによって遂行されることを特徴とする請求項1の干渉
    を管理する方法。
  4. 【請求項4】 前記の各セルが共通のラベルを割当てら
    れたチャネルを使用するようにするステップが、前記の
    各セルが共通のラベルを割当てられた前記のチャネルセ
    ットの一つあるいはそれ以上からのみ選択されたチャネ
    ルを使用するようにすることによって遂行されることを
    特徴とする請求項3の干渉を管理する方法。
  5. 【請求項5】 パワー制御が、中央送信位置から移動ユ
    ニットに向けての送信(以降“ダウンリンク送信”と呼
    ばれる)に対しては、前記の中央送信位置からある半径
    距離を超えて位置する移動ユニットのみに適用され、前
    記の半径距離が許容可能なレベルの干渉が達成されるよ
    うに決定されることを特徴とする請求項1の干渉を管理
    する方法。
  6. 【請求項6】 パワー制御が、移動ユニットから中央送
    信位置に向けての送信(以降“アップリンク送信”と呼
    ばれる)に対しては、前記の中央送信位置からある半径
    距離以内に位置する移動ユニットのみに適用され、前記
    の半径距離が許容可能なレベルの干渉が達成されるよう
    に決定されることを特徴とする請求項1の干渉を管理す
    る方法。
  7. 【請求項7】 セル内のチャネル割当てが、移動ユニッ
    トが前記のセルから出たときに、前記の請求項の方法論
    に従って再構成されることを特徴とする請求項2の干渉
    を管理する方法。
  8. 【請求項8】 (第一の)複数のセルに分割されたサー
    ビスエリアを持つ無線通信網内の干渉を管理する方法で
    あって、第二の複数の通信チャネルが前記のセル間に割
    当てるために利用可能であり、この方法が:中央送信位
    置からサービスされる移動ユニットに向けて、あるいは
    移動ユニットからの送信に対して、以下の制約に従って
    パワー制御を適用するステップが含まれること、つま
    り:中央送信位置から移動ユニットに向けての送信
    (“ダウンリンク”)に対しては、前記のパワー制御が
    前記の中央送信位置からある半径距離を超えて位置する
    移動ユニットのみに適用され;移動ユニットから中央送
    信位置に向けての送信(“アップリンク”)に対して
    は、前記のパワー制御が、前記の中央送信位置からある
    半径距離以内に位置する移動ユニットのみに適用され;
    ここで、前記の各半径距離が、許容可能なレベルの干渉
    が達成できるように決定されることを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 無線通信網内の干渉を管理するためのモ
    デルを含むように製造されたメモリ手段であって、この
    モデルが、本質的に図1の干渉を管理するための方法の
    各ステップを遂行することを特徴とするメモリ手段。
JP34073696A 1995-12-29 1996-12-20 パワー制御と有向チャネル割当てを併用して隣接チャネル干渉の管理を行なうためのシステムおよび方法 Expired - Lifetime JP3936421B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/581,694 US5787352A (en) 1995-12-29 1995-12-29 System and method for management of neighbor-channel interference with power control and directed channel assignment
US08/581694 1995-12-29

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006262638A Division JP4589287B2 (ja) 1995-12-29 2006-09-27 パワー制御と有向チャネル割当てを併用して隣接チャネル干渉の管理を行なうためのシステムおよび方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09200843A true JPH09200843A (ja) 1997-07-31
JP3936421B2 JP3936421B2 (ja) 2007-06-27

Family

ID=24326199

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34073696A Expired - Lifetime JP3936421B2 (ja) 1995-12-29 1996-12-20 パワー制御と有向チャネル割当てを併用して隣接チャネル干渉の管理を行なうためのシステムおよび方法
JP2006262638A Expired - Lifetime JP4589287B2 (ja) 1995-12-29 2006-09-27 パワー制御と有向チャネル割当てを併用して隣接チャネル干渉の管理を行なうためのシステムおよび方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006262638A Expired - Lifetime JP4589287B2 (ja) 1995-12-29 2006-09-27 パワー制御と有向チャネル割当てを併用して隣接チャネル干渉の管理を行なうためのシステムおよび方法

Country Status (8)

Country Link
US (3) US5787352A (ja)
EP (1) EP0782361B1 (ja)
JP (2) JP3936421B2 (ja)
KR (1) KR100439449B1 (ja)
AT (1) ATE364304T1 (ja)
DE (1) DE69637119T2 (ja)
HK (1) HK1001162A1 (ja)
SG (1) SG93173A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999059362A1 (fr) * 1998-05-08 1999-11-18 Ntt Mobile Communications Network Inc. Systeme de radiocommunication, procede et dispositif d'affectation de frequence

Families Citing this family (90)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995026598A2 (en) * 1994-03-18 1995-10-05 Philips Electronics N.V. A spread-spectrum based cellular mobile radio system, and a control arrangement, a radio base station, and a mobile radio station
FI945108A (fi) * 1994-10-31 1996-05-01 Nokia Mobile Phones Ltd Menetelmä ja järjestely samalla kanavalla toimivien signaalien erottamiseksi
US5787352A (en) * 1995-12-29 1998-07-28 At&T Corp. System and method for management of neighbor-channel interference with power control and directed channel assignment
US5933420A (en) * 1996-04-30 1999-08-03 3Com Corporation Method and apparatus for assigning spectrum of a wireless local area network
JPH1065604A (ja) * 1996-08-23 1998-03-06 Sony Corp 通信方法、基地局及び端末装置
US6097708A (en) * 1996-12-31 2000-08-01 Ericsson Inc. Frequency assigning method for an eight cell frequency re-use plan providing cellular communications system without adjacent frequency channels
US6023625A (en) * 1997-02-18 2000-02-08 Ericsson Inc. System and method for reducing multicast interference in a distributed antenna network
SE9702046L (sv) * 1997-05-30 1998-12-01 Ericsson Telefon Ab L M System och förfarande relaterande till cellulära kommunikationssystem
US6405043B1 (en) * 1997-07-02 2002-06-11 Scoreboard, Inc. Method to characterize the prospective or actual level of interference at a point, in a sector, and throughout a cellular system
US6078815A (en) * 1997-10-23 2000-06-20 Nortel Networks Corporation Method and apparatus for allocating radio channels
GB9724046D0 (en) * 1997-11-14 1998-01-14 Northern Telecom Ltd Up link power for fixed wireless access
US6128473A (en) * 1997-12-22 2000-10-03 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method for frequency plan revision within a cellular telephone system using downlink interference estimates
FI108181B (fi) * 1998-02-13 2001-11-30 Nokia Mobile Phones Ltd Tehonsäätömenetelmä
JP3572933B2 (ja) * 1998-03-31 2004-10-06 Kddi株式会社 移動通信システム
WO1999056488A1 (en) * 1998-04-24 1999-11-04 British Telecommunications Public Limited Company Channel allocation in cellular telephony
US6721278B1 (en) * 1998-04-30 2004-04-13 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Dynamic allocation of packet data channels
JP3107048B2 (ja) 1998-06-09 2000-11-06 日本電気株式会社 Cdma通信システムおよびcdma通信システムおける周波数割り当て方法
US6278701B1 (en) * 1998-07-10 2001-08-21 Verizon Laboratories Inc. Capacity enhancement for multi-code CDMA with integrated services through quality of services and admission control
FI981635A (fi) * 1998-07-17 2000-01-18 Nokia Networks Oy Dynaaminen kanavanosoitusmenetelmä solukkoradioverkossa ja järjestelmä kanavanosoituksen suorittamiseksi
US6311068B1 (en) 1998-10-19 2001-10-30 At&T Corp. Method and apparatus for a high-capacity cellular network by improved sectorization and interleaved channel assignment
GB9828209D0 (en) * 1998-12-21 1999-02-17 Northern Telecom Ltd A cellular communications system
US7257404B1 (en) 1998-12-30 2007-08-14 At&T Corp. Neighborhood cordless service call handoff
US6546253B1 (en) 1998-12-30 2003-04-08 At&T Corp. Neighborhood cordless service call handoff
US6445911B1 (en) 1998-12-30 2002-09-03 At&T Corp Method and apparatus for providing neighborhood cordless services
US7181207B1 (en) 1998-12-30 2007-02-20 At&T Corp. Method and apparatus for over-the-air activation of neighborhood cordless-type services
US6470179B1 (en) 1998-12-30 2002-10-22 At&T Corp. Automatic service selection feature for neighborhood residential cordless service
US6243572B1 (en) 1998-12-30 2001-06-05 At&T Corp. Method and apparatus for billing a neighborhood cordless service
US6594488B1 (en) 1998-12-30 2003-07-15 At&T Corp. Method and apparatus for over-the-air activation of neighborhood cordless-type services
US6771953B1 (en) 1998-12-31 2004-08-03 At&T Corp. Wireless centrex call transfer
US6535730B1 (en) 1998-12-31 2003-03-18 At&T Corp. Wireless centrex conference call adding a party
US6587683B1 (en) 1998-12-31 2003-07-01 At&T Corp. Unconditional call forwarding in a wireless centrex services system
US6654615B1 (en) 1998-12-31 2003-11-25 Albert Chow Wireless centrex services
US6819945B1 (en) 1998-12-31 2004-11-16 At&T Corp. Wireless centrex feature activation/deactivation
US6745025B1 (en) 1998-12-31 2004-06-01 At&T Corp. Time-of-day call forwarding in a wireless centrex services system
US6618600B1 (en) 1998-12-31 2003-09-09 At&T Corp. Distinctive ringing in a wireless centrex system
US6574470B1 (en) 1998-12-31 2003-06-03 At&T Corp. Programmable ring-call forwarding in a wireless centrex services system
US6606493B1 (en) 1998-12-31 2003-08-12 At&T Corp. Wireless centrex conference call deleting a party
US6711401B1 (en) 1998-12-31 2004-03-23 At&T Corp. Wireless centrex call return
US6643507B1 (en) 1998-12-31 2003-11-04 At&T Corp. Wireless centrex automatic callback
US6374102B1 (en) 1998-12-31 2002-04-16 At+T Corp. User proactive call handling
US6606505B1 (en) 1998-12-31 2003-08-12 At&T Corp. Wireless centrex call screen
US6591115B1 (en) 1998-12-31 2003-07-08 At&T Corp. Wireless centrex call hold
US6961559B1 (en) 1998-12-31 2005-11-01 At&T Corp. Distributed network voice messaging for wireless centrex telephony
US6631258B1 (en) 1998-12-31 2003-10-07 At&T Corp. Busy call forwarding in a wireless centrex services system
US6738615B1 (en) 1998-12-31 2004-05-18 At&T Corp. Wireless centrex caller ID
US6654603B1 (en) 1998-12-31 2003-11-25 At&T Corp. Call waiting in a wireless centrex system
US6615040B1 (en) 1999-01-22 2003-09-02 At&T Corp. Self-configurable wireless systems: spectrum monitoring in a layered configuration
JP3642211B2 (ja) * 1999-02-15 2005-04-27 日本電気株式会社 無線通信システム
US6304754B1 (en) * 1999-06-02 2001-10-16 Avaya Technology Corp. System and method for laying out wireless cells to account for cell handoff
DE19949992C2 (de) * 1999-10-15 2002-08-29 Endress & Hauser Gmbh & Co Kg Verfahren zur Erhöhung der Störfestigkeit eines Zeitbereichsreflektometers
US6553212B1 (en) * 1999-11-01 2003-04-22 Nokia Networks Oy Method and apparatus for improving loop stability and speed of a power control loop
SE515986C2 (sv) * 1999-12-10 2001-11-05 Ericsson Telefon Ab L M Förfarande i ett telekommunikationssystem
US7171210B2 (en) * 1999-12-15 2007-01-30 Verizon Laboratories Inc. Method and apparatus for network planning
US6535747B1 (en) * 1999-12-23 2003-03-18 Ericsson Inc. System and method for coverage and interference prediction and tradeoff
DE60036883T2 (de) * 1999-12-30 2008-07-24 British Telecommunications P.L.C. Verfahren für die Zuteilung von Kanälen zu Funkgeräten, und Vorrichtung dafür
US6411817B1 (en) * 2000-01-21 2002-06-25 Lucent Technologies Inc. Method and system for dynamic downlink power control in a time-division, multiplex wireless system
US6493331B1 (en) * 2000-03-30 2002-12-10 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for controlling transmissions of a communications systems
EP1150441B1 (en) * 2000-04-25 2014-03-26 Alcatel Lucent Method and receiver for combining at least two received signals of a telecommunication system
DE10029427A1 (de) * 2000-06-15 2001-12-20 Siemens Ag Verfahren zur Leistungsregelung und Kanalzuweisung in Abwärts- und/oder Aufwärtsverbindungen bei Paket-Daten-Diensten in einem Funk-Kommunikationssystem und Funk-Kommunikationssystem zum Durchführen des Verfahrens
DE1303928T1 (de) 2000-07-27 2003-11-27 Interdigital Tech Corp Adaptive zuweisung von zeitschlitzen zwischen aufwärts- und abwärtsrichtung in einem hybriden drahtlosen tdma/cdma kommunikationssystem
US7424299B1 (en) * 2000-09-11 2008-09-09 Nokia Corporation System and method for slot allocation with reduced need for measurement
US6985456B2 (en) * 2000-09-12 2006-01-10 Sharp Laboratories Of America, Inc. Method to reduce interference and increase effective capacity of power line networking systems
EP1189467B1 (en) * 2000-09-14 2008-03-05 Allen Telecom, LLC A method to characterize the prospective or actual level of interference at a point, in a sector and throughout a cellular system
US6771968B1 (en) * 2000-10-11 2004-08-03 Bellsouth Intellectual Property Corporation Interference protection for wireless office systems
US7236793B2 (en) * 2001-01-31 2007-06-26 Ipr Licensing, Inc. Queuing far/far service requests in wireless network
US6591109B2 (en) 2001-08-17 2003-07-08 Interdigital Technology Corporation Cross cell user equipment interference reduction in a time division duplex communication system using code division multiple access
US6792268B1 (en) 2001-09-07 2004-09-14 At&T Corporation Method for uplink spectrum monitoring for sparse overlay TDMA systems
KR20030058898A (ko) * 2001-12-31 2003-07-07 에스케이 텔레콤주식회사 무선 통신 시스템의 인접 채널 간섭 방지 방법
US7046655B2 (en) * 2002-08-15 2006-05-16 Interdigital Technology Corporation Wireless communication method and system for minimizing interference by determining mobile station zone locations and potential conflicts between cell zones
US7693117B2 (en) * 2002-12-16 2010-04-06 Avaya Inc. Power-saving mechanism for periodic traffic streams in wireless local-area networks
GB2399990B (en) * 2003-03-28 2005-10-26 Motorola Inc Method for determining a coverage area in a cell-based communication system
US7302278B2 (en) * 2003-07-03 2007-11-27 Rotani, Inc. Method and apparatus for high throughput multiple radio sectorized wireless cell
KR100575434B1 (ko) * 2003-11-19 2006-05-03 한국전자통신연구원 직교주파수 분할 다중 접속 기반 셀룰러 시스템에서의 자원 공간 분할 및 물리 채널 할당 방법
US7489282B2 (en) 2005-01-21 2009-02-10 Rotani, Inc. Method and apparatus for an antenna module
CA2886341C (en) * 2005-02-04 2015-12-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Optimal channel assignment for multi-class, multi-channel wireless lans and the like
US7257376B2 (en) * 2005-06-30 2007-08-14 Adaptix, Inc. Systems and methods for making channel assignments to reduce interference and increase capacity of wireless networks
US7627326B1 (en) 2005-10-14 2009-12-01 At&T Corp. Spectrum management system for municipal spectrum using guided cognitive radio
GB2433379B (en) * 2005-12-15 2007-11-14 Motorola Inc Modelling of cellular communication systems
EP1994650B1 (en) 2006-02-28 2012-12-19 Rotani Inc. Methods and apparatus for overlapping mimo antenna physical sectors
KR100950655B1 (ko) * 2006-12-20 2010-04-01 삼성전자주식회사 통신 시스템에서 복수개의 안테나를 사용하는 데이터 수신 방법 및 장치
EP2227061B1 (en) * 2007-01-31 2012-09-19 Sharp Kabushiki Kaisha Interference information indicator table for a mobile station located at a cell edge
JP5140151B2 (ja) * 2007-06-15 2013-02-06 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 重複セルを発見する方法
US20090069020A1 (en) * 2007-09-07 2009-03-12 Beibei Wang Dynamic On-Off Spectrum Access Scheme to Enhance Spectrum Efficiency
US20090288027A1 (en) * 2008-05-16 2009-11-19 Dwita, Inc. Visualization and management of information technology components
JP5322005B2 (ja) * 2009-04-23 2013-10-23 独立行政法人情報通信研究機構 無線通信におけるチャネル分配方法,及び無線通信システム
US8498579B2 (en) * 2009-07-20 2013-07-30 Qualcomm Incorporated Channel reuse in communication systems
WO2011031195A1 (en) * 2009-09-09 2011-03-17 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Methods and apparatuses for facilitating reduction of interference in a wireless telecommunications system
US8483741B1 (en) 2010-05-03 2013-07-09 Qualcomm Incorporated Mitigation of inter-network interference to enable channel reuse
GB2486494A (en) * 2010-12-17 2012-06-20 Vodafone Ip Licensing Ltd Interference detection in mobile telecommunications networks
US8886203B2 (en) 2011-12-28 2014-11-11 Qualcomm Incorporated Dynamic channel reuse in multi-access communication systems

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5038399A (en) * 1990-05-21 1991-08-06 Motorola, Inc. Method for assigning channel reuse levels in a multi-level cellular system
DE4038405A1 (de) * 1990-12-01 1992-06-11 Gustav Dr Ing Heinzmann Verfahren und schaltungsanordnung zum aussieben des unteren einen oder des oberen anderen seitenbands einer auszuwertenden zweiseitenbandschwingung aus einem gemisch mehrerer sich gegenseitig stoerender zweiseitenbandschwingungen in fernmeldeanlagen, insbesondere in kurzwellen-vielkanal-funkfernsprechanlagen und in kurzwellen-rundfunkanlagen
JP3101834B2 (ja) * 1991-12-03 2000-10-23 日本電気エンジニアリング株式会社 無線送信電力制御方式
US5878345A (en) * 1992-03-06 1999-03-02 Aircell, Incorporated Antenna for nonterrestrial mobile telecommunication system
JPH05268141A (ja) * 1992-03-17 1993-10-15 Clarion Co Ltd 無線機の送信出力自動調整装置及びその方法
AU655360B2 (en) * 1992-05-22 1994-12-15 American Telephone And Telegraph Company Apparatus and method for non-regular channel assignment in wireless communication networks
JP2795072B2 (ja) * 1992-07-09 1998-09-10 日本電気株式会社 移動通信システムのチャネル割当方法
CA2104800A1 (en) * 1992-10-08 1994-04-09 Saleh M. Faruque Non-interfering frequency plan for cellular communication systems
KR960000147B1 (ko) * 1992-11-05 1996-01-03 삼성전자주식회사 셀룰라 무선전화시스템의 송신전력 제어방법
JPH0744725B2 (ja) * 1993-03-17 1995-05-15 日本電気株式会社 無線通信システムのチャネル割当方式
US5483667A (en) * 1993-07-08 1996-01-09 Northern Telecom Limited Frequency plan for a cellular network
US5507034A (en) * 1993-09-01 1996-04-09 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson Channel selection in a cellular communication system
US5839071A (en) * 1993-09-21 1998-11-17 Telstra Corporation Limited Base station for a mobile telecommunications system
IT1261365B (it) * 1993-12-02 1996-05-20 Cselt Centro Studi Lab Telecom Procedimento e dispositivo per il controllo di potenza nella tratta stazione base-mezzo mobile di un sistema radiomobile con accesso a divisione di codice
US5491837A (en) * 1994-03-07 1996-02-13 Ericsson Inc. Method and system for channel allocation using power control and mobile-assisted handover measurements
JPH07297786A (ja) * 1994-04-28 1995-11-10 Kokusai Electric Co Ltd 送信電力制御回路
US5513379A (en) * 1994-05-04 1996-04-30 At&T Corp. Apparatus and method for dynamic resource allocation in wireless communication networks utilizing ordered borrowing
US5787352A (en) * 1995-12-29 1998-07-28 At&T Corp. System and method for management of neighbor-channel interference with power control and directed channel assignment
US5740536A (en) * 1995-12-29 1998-04-14 At&T Corp. System and method for managing neighbor-channel interference in channelized cellular systems

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999059362A1 (fr) * 1998-05-08 1999-11-18 Ntt Mobile Communications Network Inc. Systeme de radiocommunication, procede et dispositif d'affectation de frequence
US6658257B1 (en) 1998-05-08 2003-12-02 Ntt Docomo, Inc. Radio communication system, frequency allocation method and frequency allocation device
US7082310B2 (en) 1998-05-08 2006-07-25 Ntt Mobile Communications Networks, Inc. Radio communication system, frequency allocation method and frequency allocation device

Also Published As

Publication number Publication date
JP3936421B2 (ja) 2007-06-27
JP4589287B2 (ja) 2010-12-01
EP0782361B1 (en) 2007-06-06
KR970058166A (ko) 1997-07-31
EP0782361A2 (en) 1997-07-02
KR100439449B1 (ko) 2004-10-08
SG93173A1 (en) 2002-12-17
ATE364304T1 (de) 2007-06-15
US6128498A (en) 2000-10-03
JP2006345581A (ja) 2006-12-21
DE69637119D1 (de) 2007-07-19
HK1001162A1 (en) 1998-05-29
US5787352A (en) 1998-07-28
DE69637119T2 (de) 2008-01-31
EP0782361A3 (en) 2000-09-13
US6259922B1 (en) 2001-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4589287B2 (ja) パワー制御と有向チャネル割当てを併用して隣接チャネル干渉の管理を行なうためのシステムおよび方法
JP4598116B2 (ja) チャネル化されたセルラシステム内の隣接チャネル干渉を管理するためのシステムおよび方法
JP3936420B2 (ja) セルラー再利用分割を用いた隣接チャンネル干渉の処理装置及び方法
KR100331006B1 (ko) 채널동적할당방법및무선통신네트워크
US5649292A (en) Obtaining improved frequency reuse in wireless communication systems
EP1518338B1 (en) Method and system for computing the optimal slot to cell assignment in cellular systems employing time division
JP2000059287A (ja) 無線通信システム
JPH06276138A (ja) 無線通信システムのチャネル割当方式
JP2878456B2 (ja) セルラ無線システム
GB2318483A (en) Dynamic Control of Cellular Radio Communication System Resources
JP2002112328A (ja) 改善されたダウンリンク容量を備える移動通信ネットワーク
Takenaka et al. All-channel concentric allocation in cellular systems
US5970411A (en) N=4 directional frequency assignment in a cellular radio system
US20230328533A1 (en) Methods and apparatus for low complexity spectrum sharing
RU2246793C1 (ru) Система радиосвязи
RU2223602C1 (ru) Способ радиосвязи
Abdulhamid et al. PERFORMANCE OF AUTOMATIC FREQUENCY PLANNING AND OPTIMIZATION ALGORITHMFOR CELLULAR NETWORKS
Zhang et al. A channel sharing scheme for cellular mobile communications
EP1806856A1 (en) Method and system for computing the optimal slot assignment to cells in cellular systems employing time division duplex
RU2223603C1 (ru) Система сотовой связи
Nguyen et al. Frequency sharing for reuse partitioning and underlay system in sectorized wireless networks
Janaswamy Fundamentals of Cellular Radio

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060327

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20060627

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060927

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100330

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110330

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130330

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140330

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term