JPH09200506A - ファクシミリ送信データの判別装置及びファクシミリ送信データの処理装置 - Google Patents

ファクシミリ送信データの判別装置及びファクシミリ送信データの処理装置

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JPH09200506A
JPH09200506A JP8003175A JP317596A JPH09200506A JP H09200506 A JPH09200506 A JP H09200506A JP 8003175 A JP8003175 A JP 8003175A JP 317596 A JP317596 A JP 317596A JP H09200506 A JPH09200506 A JP H09200506A
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Shinichi Tanaka
信一 田中
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運用効率を向上させることができるファクシ
ミリ受信データの判別装置、処理装置を提供する。 【解決手段】 定型あるいは非定型の振込依頼書に振込
先、振込金額等を記入し、営業店1のFAX装置2によ
りセンタ4ーのFCU5に送信する。FCU5は、受信
した定型あるいは非定型の振込依頼書の画像データを圧
縮符号化し、そのサイズがしきい値より大きいか否かを
判定し、該当するときは非定形の画像データであると判
定して画像データをFAX15に出力する。該当しない
ときは定型の画像データであると判定して画像データを
ファイルサーバ6に供給し、OCR制御装置7により文
字認識する。ホストコンピュータ20は、文字認識結果
あるいは操作者からの入力に基づいて振込処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
を介して受信した画像データが所定のフォーマットに従
った定型の画像データであるか否かを判定するファクシ
ミリ送信データの判別装置に関する。また、本発明は、
ファクシミリ装置を介して受信した画像データから文字
を読み取るファクシミリ送信データの処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ファクシミリ装置を介して受
信した画像データから文字の画像データを抽出して認識
する文字認識装置が知られている。このような文字認識
装置は、例えば金融機関等で営業店から情報処理センタ
ーに送信される振込依頼書等の画像データから文字を読
み取って、振込先、振込金額等を自動的に入力する振込
処理システム等に用いられている。
【0003】図2はこのような振込処理システムの構成
を示すブロック図であり、1は金融機関の営業店であ
り、2は振込依頼書の画像データを送るためのファクシ
ミリ装置であり、3は通信回線であり、4は情報処理機
器を集中的に配置した情報処理センター(以下、単にセ
ンターという。)であり、25は画像データを受信する
ファクシミリ制御装置(FCU:Facsimile Control Un
it)である。センター4は、固定ディスク装置、光学デ
ィスク等の大容量のストレージデバイス6aを備え、文
字データ、画像データ等を記録するファイルサーバ6、
文字認識装置8を制御して画像データの文字認識処理を
行うCRU(Character Recognition Unit:文字認識ユ
ニット)サーバからなるOCR(Optical Character Re
cognition)制御装置7等が設けられており、これらが
LAN(Local Area Network)9によって接続されてい
る。さらに、このLAN9には文字認識結果を修正する
修正用ワークステーション10、文字認識結果を検証す
る検証用ワークステーション11、文字認識結果に基づ
いて入金処理、伝票処理等の処理を行うホストコンピュ
ータ20を備えている。
【0004】金融機関で使用される振込依頼書には、F
CU25で受信して文字認識装置8で文字を認識するこ
とができる文字認識専用の用紙(定型の振込依頼書)と
文字認識用以外の用紙(非定型の振込依頼書)とがあ
る。非定型の振込依頼書はFCU25で受信して文字認
識することができないため、この振込処理システムでは
非定型の振込依頼書の処理系として、上述のFCU25
に対して割り当てられている電話番号とは別の電話番号
が割り当てられたファクシミリ装置15と、このファク
シミリ装置15で受信した振込依頼書の画像データに基
づいて操作者が振込先、振込金額等を入力するための入
力用ワークステーション16を備えている。営業店1で
は、送信する振込依頼書が定型のときは画像データをF
CU25に送信し、送信する振込依頼書が非定型のとき
は画像データをファクシミリ装置15に送信するように
なっている。
【0005】定型の振込依頼書を送信する場合では、営
業店1の操作者は、定型の振込依頼書の画像データをF
CU25の電話番号に送信する。送信された定型の振込
依頼書の画像データは、図3中に符号S1に示すよう
に、通信回線3を介してセンター4のFCU25で受信
される。FCU25は、符号S2に示すように、受信し
た振込依頼書の画像データをファイルサーバ6に供給す
る。
【0006】ファイルサーバ6は供給された振込依頼書
の画像データを圧縮符号化してストレージデバイス6a
に記録し、記録した画像データをOCR制御装置7に供
給する。OCR制御装置7は、符号S3に示すように、
ファイルサーバ6からの振込依頼書の画像データ中の各
文字の画像データを抽出し、抽出した画像データを文字
認識装置8に供給し、文字認識装置8は供給された画像
データ中の文字を認識して、認識結果をOCR制御装置
7に供給する。OCR制御装置7は文字認識装置8から
の認識結果とこの認識結果に対応する文字の画像データ
を固定ディスク等に格納し、符号S4に示すように、認
識結果と対応する画像データを修正用ワークステーショ
ン10、検証用ワークステーション11に供給する。
【0007】修正用ワークステーション10、検証用ワ
ークステーション11は、各々供給された認識結果と対
応する画像データを表示画面に表示し、操作者から修
正、検証が行われると振込先、振込金額等の認識結果を
ホストコンピュータ20に供給する。ホストコンピュー
タ20は検証用ワークステーション11から供給された
認識結果に基づいて振込処理等を行う。
【0008】また、非定型の振込依頼書を送信する場合
では、営業店1の操作者は、非定型の振込依頼書の画像
データをファクシミリ装置15の電話番号に送信する。
送信された非定型の振込依頼書の画像データは、符号S
6に示すように、通信回線3を介してセンター4のファ
クシミリ装置15で受信される。ファクシミリ装置15
は受信した画像データに基づく画像を出力する。操作者
は、出力された振込依頼書の画像を見て振込先、振込金
額等を判断し、入力用ワークステーション16を操作し
て入力する。入力された振込先、振込金額はホストコン
ピュータ20に供給され、ホストコンピュータ20は供
給された振込先、振込金額に基づいて振込処理を行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の振込処理システ
ムは、営業点1からセンター4に振込依頼書の画像デー
タを送信する際に、定型用の電話番号と非定型用の電話
番号とを間違えて、定型の振込依頼書の画像データを非
定型用の電話番号に送信してしまうと、定型の振込依頼
書の画像データがファクシミリ装置15によって受信さ
れて紙面に印刷されてしまう。このような場合に、再度
営業店に正しい電話番号に再送信するように指示する必
要があってわずらわしく、また、正しい電話番号に再送
信してもらう画像データの受信が終了するまでに時間を
要する問題がある。あるいはファクシミリ装置15によ
り出力された画像が文字認識できるにもかかわらず操作
者が入力用ワークステーション16を操作して振込先、
振込金額等を入力する場合においても、操作がわずらわ
しく、正しい情報が入力されるまでに時間を要する問題
がある。
【0010】逆に非定型の振込依頼書の画像データを定
型用の電話番号に送信してしまうと、文字認識すること
ができない非定型の画像データがFCU25、ファイル
サーバ6、OCR制御装置7を介して文字認識装置8に
供給されてしまう。そして、文字認識装置8において画
像データを文字認識する際に、エラーが検出されると、
非定型の画像データは文字認識が不可能な画像データと
してファクシミリ装置15、図示しないプリント装置等
に転送される。これらの装置によって非定型の画像デー
タが出力されると、操作者は出力された画像から振込
先、振込金額等を読み取り、入力用端末16を操作して
入力する。従って、最初から正しい電話番号に送信され
た場合と比較して、正しい情報が入力されるまでに時間
と手間を要する問題がある。
【0011】また、上述のような電話番号の間違いが多
発すると、振込処理システムの運用効率が著しく低下す
る問題がある。
【0012】本発明は、上述のような問題点に鑑みてな
されたものであり、正確な情報が入力されるまでの時間
を短縮することができるファクシミリ送信データの判別
装置、ファクシミリ送信データの処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係るファクシミ
リ送信データの判別装置は、ファクシミリで送信された
画像データが、所定の定型用紙の所定の枠内に文字が記
入されたものを光学的に読み取ることにより得られる第
1の画像データか、それ以外のデータかを判別する画像
データ判別装置において、送信された画像データを受信
する受信手段と、第1の画像データを圧縮符号化したと
きの最大符号長に基づいて設定されたしきい値を記憶す
るしきい値記憶手段と、受信した画像データを圧縮符号
化したときの符号長が、しきい値よりも短い時には、送
信された画像データが第1の画像データであると判定
し、そうでないときには、第1の画像データ以外のデー
タであると判定するデータ判定手段とを備える。
【0014】また、第1の画像データの画像サイズが予
め設定された複数の画像サイズのいずれかからなる場合
には、しきい値記憶手段が各々の画像サイズの第1の画
像データに対応するしきい値を各々記憶し、データ判定
手段が受信手段により受信した画像データの画像サイズ
を検出し、検出した画像サイズに略一致する画像サイズ
に対応するしきい値に基づいて受信した画像データの判
定を行ってもよい。
【0015】また、ファクシミリで送信された画像デー
タが第1の圧縮符号化方法又は第2の圧縮符号化方法に
より圧縮符号化されている場合には、しきい値記憶手段
が第1の画像データを第2の圧縮符号化方法により圧縮
符号化した際の最大符号長をしきい値とし、判定手段
が、受信した画像データが第1の圧縮符号化方法により
圧縮符号化されているときは、受信した画像データを第
2の圧縮符号化方法により圧縮符号化した画像データに
変換してしきい値と比較して画像データの判定を行い、
受信した画像データが第2の圧縮符号化方法により圧縮
符号化されているときは受信した画像データをしきい値
と比較して画像データの判定を行ってもよい。
【0016】また、複数の画像データが連続して送信さ
れたときに、受信手段が、連続して送信される複数の画
像データを逐次受信し、画像データ判別手段が、受信し
た画像データの判定を逐次行う構成としてもよい。
【0017】また、本発明に係るファクシミリ送信デー
タの処理装置は、上述の本発明に係るファクシミリ送信
データの判別装置で第1の画像データと判定されたデー
タを受信して文字認識を行なう文字認識手段を備えてい
る。
【0018】また、第1の画像データ以外のデータと判
定されたデータを受信して画像出力する画像出力手段を
備える構成としてもよく、さらに、第1の画像データ以
外のデータと判定されたデータを受信して記憶する記憶
手段を備える構成とし、画像出力手段が受信した画像デ
ータに当該画像データを識別するための識別符号を付加
して画像出力する構成としてもよい。
【0019】さらに、画像出力された画像データに付加
した識別符号に対応する画像データを文字認識させるた
めの指示を入力する指示入力手段と、指示入力手段によ
り入力された指示に応じて、指示された識別符号に対応
する画像データを記憶手段から読み出して文字認識手段
に供給し、文字認識を指示する再認識制御手段とを備え
る構成としてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明に係るファクシミリ送信デ
ータの判定装置及びファクシミリ送信データの処理装置
は、例えば金融機関等において営業店から情報処理セン
ターに振込等の処理を依頼する際に用いられ、ファクシ
ミリ装置で送信された振込依頼書等の画像データから文
字を読み取って、振込先、振込金額等を自動的に入力す
る振込処理システムに用いることができる。
【0021】図1は本発明を第1の実施形態に係る振込
処理システムの構成を示すブロック図である。この図1
に示す振込処理システムは図2に示す振込処理システム
と同様に、金融機関等の営業店1から情報処理センター
4にファクシミリ送信した振込依頼書の画像データ中の
文字に基づいて振込処理を行うものである。なお、この
図1では図2と同一又は対応する要素は同一の符号で示
されている。
【0022】この図1に示す振込処理システムは上述の
FCU25の代わりにFCU5を設けている。図2に示
す振込処理システムでは、定型の振込依頼書の画像デー
タはFCU25に送信し、非定型の振込依頼書の画像デ
ータはファクシミリ装置15に送信するようになってい
たが、この図1に示す振込処理システムでは、定型、非
定型の振込依頼書の画像データを共にFCU5に送信す
るようになっている。また、この振込処理システムは図
2に示す振込処理システムの構成に加えて、振込依頼書
等の画像データを入力するための光学読み取り装置12
aを備えたワークステーションからなるOCRエントリ
クライアント12と、画像データ、文字等のデータを印
刷するためのプリンタ装置13aを備えたワークステー
ションからなるプリントサーバ13とを備えている。
【0023】このような振込処理システムで使用される
振込依頼書には、文字認識が可能な文字認識専用の用紙
(定型の振込依頼書)と文字認識が不可能な文字認識用
以外の用紙(非定型の振込依頼書)とがある。定型の振
込依頼書は図4に示すように、振込依頼者が文字を記入
する位置を示す記入枠31、記入方法等を説明する文字
等が、ファクシミリ装置2の読み取り部で読み取れない
程度の薄い濃度で印刷されている。この記入枠31等
は、必ずしも薄い濃度でなくともよく、読み取り部で読
み取りにくい色、例えば光源の波長と異なる色、又は受
光部の感度が低い色としてもよい。
【0024】記入枠31は、日付を記入する位置を示す
日付記入枠31a、振込先の金融機関名、支店名、口座
番号、振込金額を記入する位置を示す金融機関記入枠3
1b、支店名記入枠31c、口座番号記入枠31d、振
込金額記入枠31e、受取人の姓(仮名)、名(仮
名)、姓名(漢字)、住所及び電話番号を記入する位置
を示す姓記入枠31f、名記入枠31g、姓名記入枠3
1h、住所等記入枠31i、振込依頼者の姓(仮名)、
名(仮名)、姓名(漢字)、電話番号、住所を記入する
位置を示す姓記入枠31p、名記入枠31q、姓名記入
枠31r、電話番号記入枠31s、住所等記入枠31t
等からなる。
【0025】日付記入枠31a、金融機関記入枠31
b、支店名記入枠31c、口座番号記入枠31d、振込
金額記入枠31e、姓記入枠31f、31p、名記入枠
31g、31q、電話番号記入枠31s等には、文字を
記入する記入枠が1文字毎に表示されている。
【0026】また、この定型の振込依頼書の左上、右
上、右下の3箇所には画像データの水平度、垂直度を補
正するための補正マーク(補正表示)32が、読み取り
部で読み取れる濃度又は色で印刷されている。この図4
は定型の振込依頼書の一例を示したものであり、図4に
示す構成の他にも異なる構成の定型の振込依頼書が幾つ
か定義されている。これらの定型の振込依頼書を識別す
るために各定型の振込依頼書の右上の補正マーク32付
近には、定型の振込依頼書の種類を識別するためのシー
トID33が読み取り部で読み取ることができる濃度又
は色で印刷されている。なお、この図4はシートID3
3が401である定型の振込用紙を示している。
【0027】また、この定型の振込依頼書には、営業店
1の操作者が、営業店の店番、ファクシミリ装置2の通
し番号、手数料、検印、日付印等を記入あるいは押印す
るための店番記入枠34a、通し番号記入枠34b、手
数料記入枠34c、検印枠34d、日付印34e等が印
刷されている。
【0028】このような定型の振込依頼書を用いる際に
は、上述の記入枠31内に振込先の口座番号、振込金
額、受取人及び振込依頼者の姓名等を記入し、店番記入
枠34a、通し番号記入枠34b内に店番、通し番号等
を記入する。
【0029】このように記入枠31等の枠内に文字を記
入した定型の振込依頼書をファクシミリ装置2の読み取
り部で読み取ると、記入枠31等が薄い濃度あるいは読
み取り部で読み取りにくい色であるために、記入枠31
等の読み取り出力が弱くなり、読み取り出力を2値化す
る際のしきい値を適当に設定することにより、記入枠3
1等を読み取らず、記入枠31内に記入された文字だけ
を読み取ることができる。
【0030】図5は図4に示す定型の振込依頼書に文字
を記入し、ファクシミリ装置2によって読み取った際に
得られる画像データを示している。同図中において、L
1は画像の長さであり、W1は画像の幅である。幅W1
は通常のファクシミリ装置を用いた場合は、A4あるい
はB4サイズの短辺の長さとなる。また、35a〜35
i、35p〜35t及び36a〜36eはそれぞれ各々
の記入枠31a〜31i、31p〜31t及び記入枠3
4a〜34e内に記入された文字の画像データであり、
37は上述の補正マークの画像データであり、38は上
述のシートID33の画像データである。
【0031】このような画像データは、補正マーク32
の画像データ37に従って画像データの水平度、垂直度
を補正した後、上述の各記入枠31a〜31i、31p
〜31t及び記入枠34a〜34eの位置に応じて画像
データを切り出す(抽出する)ことにより、文字認識対
象となる画像データを容易に抽出することができる。こ
の場合、上述の日付記入枠31a、金融機関記入枠31
b、支店名記入枠31c、口座番号記入枠31d、振込
金額記入枠31e、姓記入枠31f、31p、名記入枠
31g、31q、電話番号記入枠31s等に記入された
画像データは1文字毎に切り出される。
【0032】また、他の定型用紙、例えばシートID3
3が421である定型の振込依頼書は、複数の振込先に
同時に振込を行うことができるものであり、複数の振込
先の口座番号、振込金額等を記載することができるよう
になっている。図6はこのような定型の振込依頼書をフ
ァクシミリ装置2により読み取ることにより得られた画
像データである。L2はこの画像の長さであり、この長
さL2は上述の図5に示す画像の長さL1より長くなっ
ている。また、W2は画像データの幅である。このよう
に、同じ定型の振込依頼書であっても用紙の種類によっ
て画像の長さは幾種類か存在する。
【0033】一方、非定型の振込依頼書は、記入枠、説
明用の文字等がファクシミリ装置2の読み取り部で読み
取りできる濃い色あるいは読み取り部で読み取り易い色
で印刷されている。従って、このような非定型の振込依
頼書に振込先の口座番号、振込金額等を記入して、ファ
クシミリ装置2で読み取った場合に、記入した文字と共
に記入枠、説明用の文字等が読み取られてしまう。図7
はこのように読み取られた非定型の振込依頼書の画像デ
ータを示している。なお、上述の図5に示す画像データ
に対応する部分は同一の符号で示している。同図中にお
いて、L3、W3は、それぞれこの画像の長さ、幅を示
している。
【0034】非定型の振込依頼書には、上述の定型の振
込依頼書のように水平度、垂直度を補正するための補正
マーク32が無いため、用紙の挿入時の傾きあるいは用
紙の走行不良等によって画像データが傾いてしまった場
合に、画像データの傾きを補正することが容易ではな
い。また、このような非定型の振込依頼書では、各記入
枠内に記入する文字の位置が示されていないため、文字
の画像データの位置が決まっていない。このような画像
データでは、定型の振込依頼書の場合のように、単に座
標に従って画像データを切り出すだけでは記入枠内の文
字の画像データを抽出することができず、文字認識する
画像データを抽出することができない。従って、非定型
の振込依頼書の画像データは文字認識することができ
ず、画像として出力し、操作者が振込先、振込金額等を
入力する必要がある。
【0035】このため、この振込処理システムでは、非
定型の振込依頼書の画像データを受信するファクシミリ
装置15と、ファクシミリ装置15で受信した振込依頼
書の画像データに基づいて操作者が振込先、振込金額等
を入力するための入力用ワークステーション16を備え
ている。
【0036】以下、上述のように構成された振込処理シ
ステムの動作を説明する。
【0037】この振込処理システムでは、LAN9で接
続されたFCU5、ファイルサーバ6、OCR制御装置
7、各ワークステーション10、11、12、13、1
6、ホストコンピュータ20は各々独立に動作し、文字
認識の各ステップ毎の処理を行うようになっている。こ
のように、各ステップの処理を複数の装置で分散して実
行することにより文字認識の負荷を分散することができ
るようになっている。まず、営業店1の操作者あるいは
振込人は、定型あるいは非定型の振込依頼書に振込先、
振込金額等を記入し、この振込依頼書の画像データをフ
ァクシミリ装置2によってセンター4のFCU5の電話
番号に送信する。送信された振込依頼書の画像データ
は、図8中に符号S11で示すように、通信回線3を介
してセンター4のFCU5で受信される。
【0038】定型の振込依頼書の画像データは、上述の
図5及び図6に示すように文字及び記入マークの画像デ
ータのみとなっており、また白部が多いため画像データ
の冗長度が高く、圧縮符号化すると画像データのサイズ
(符号長)が小さくなる。これに対し、非定型の振込依
頼書の画像データには、上述の図7に示すように文字の
他に記入枠、説明用の文字の画像データ等が含まれてお
り、白部が比較的少ないために、冗長度が低く圧縮符号
化しても定型の振込依頼書の画像データほどサイズが小
さくならない。
【0039】このため、FCU5は、受信した画像デー
タを圧縮符号化し、圧縮符号化した画像データのサイズ
に基づいて受信した画像データが定型の振込依頼書の画
像データであるか否かを判定する。このとき、ファクシ
ミリ装置2から複数の画像データが連続送信された場合
では、FCU5は受信した複数の画像データを順次、圧
縮符号化して判定を行う。この振込処理システムでは、
上述のように各々の装置が独立に動作しているため、F
CU5により判定が終了した画像データは以下に示すよ
うに順次、次の処理を行う装置に供給される。
【0040】FCU5は、受信した画像データが非定型
の振込依頼書のものであれば、符号S17に示すよう
に、受信した画像データをファクシミリ装置15に供給
し、受信した画像データが定型の振込依頼書のものであ
れば、符号S12に示すように、受信した画像データを
ファイルサーバ6に供給する。
【0041】ファイルサーバ6は供給された定型の振込
依頼書の画像データを固定ディスク等のストレージデバ
イス6aに記録し、記録した画像データをOCR制御装
置7に供給する。OCR制御装置7は、符号S13に示
すように、ファイルサーバ6からの画像データ中の各文
字の画像データを抽出し、抽出した画像データを文字認
識装置8a〜8cに分割して供給する。
【0042】各文字認識装置8a〜8cは供給された画
像データ中の文字を認識して、認識結果をOCR制御装
置7に供給する。OCR制御装置7は各文字認識装置8
a〜8cからの認識結果及びこの認識結果に対応する文
字の画像データを固定ディスク等に格納し、符号S14
に示すように、認識結果及び対応する画像データを修正
用ワークステーション10に供給する。
【0043】修正用ワークステーション10は、供給さ
れた認識結果及び対応する画像データを表示画面に表示
し、キーボード等を介して操作者から認識結果を修正す
るための修正情報が供給されると、供給された修正情報
にしたがって認識結果を修正する。修正用ワークステー
ションは、このように修正した認識結果をファイルサー
バ6に供給する。
【0044】ファイルサーバ6は、符号S15に示すよ
うに、修正用ワークステーション10によって認識結果
が修正された場合には修正された認識結果を、認識結果
が修正されていない場合にはOCR制御装置7からの認
識結果を、それぞれ対応する画像データと共に検証用ワ
ークステーション11に供給する。
【0045】検証用ワークステーション11は、各々供
給された認識結果と対応する画像データを表示画面に表
示し、操作者から検証が行われると、符号S16に示す
ように、振込先、振込金額等の認識結果をホストコンピ
ュータ20に供給する。ホストコンピュータ20は検証
用ワークステーション11から供給された振込先、振込
金額等の認識結果に基づいて振込処理等を行う。
【0046】これに対し、FCU5で受信した画像デー
タが非定型の振込依頼書のものであった場合、受信した
画像データは、上述の符号S17に示すように、ファク
シミリ装置15に供給される。ファクシミリ装置15は
受信した画像データに基づく非定型の振込依頼書の画像
を出力する。操作者は、出力された振込依頼書の画像を
見て振込先、振込金額等を判断し、符号S18に示すよ
うに、入力用ワークステーション16を操作して入力す
る。入力用ワークステーション16は、符号S19に示
すように、入力された振込先、振込金額をホストコンピ
ュータ20に供給し、ホストコンピュータ20は供給さ
れた振込先の口座番号、振込金額等に基づいて振込処理
等を行う。
【0047】ここで、上述のFCU5における受信した
画像データが定型の振込依頼書の画像データであるか否
かの判定動作を詳述する。
【0048】FCU5は、図9に示すように、制御プロ
グラム等を実行するプロセッサ100と、制御プログラ
ム、画像データ等を記憶するメモリ101と、LAN9
に対するデータの送受信を制御する通信制御部102
と、(ファクシミリ2から)受信した画像データのフォ
ーマットを変換するイメージ変換部103と、呼に対す
る応答、画像データの受信等の制御を行う回線制御部1
04と、受信した画像データ等を保存するディスク制御
部105と、回線制御部104からの制御に応じて着信
するファクシミリ装置からの呼に応答し、画像データを
受信する4つのファクシミリ回線制御装置106a、1
06b、106c、106dを備えている。これらのフ
ァクシミリ回線制御装置106a〜106dは通信回線
3と各々4回線ずつ接続されており、各々独立にファク
シミリ送受信を行うことができるようになっている。こ
のFCU5には最大で8台のファクシミリ回線制御装置
を接続することができるため、このFCU5は最大で3
2回線分のファクシミリ送受信を同時に実行することが
できるようになっている。上述のファクシミリ装置15
は、通信回線3を介して、例えばファクシミリ回線制御
装置106dに接続されている。
【0049】回線制御部104は、ファクシミリ装置2
からの画像データを受信すると、受信した画像データを
イメージ変換部103に供給する。ファクシミリ装置2
からの画像データは、ファクシミリ装置2の種類、動作
モードによって符号化方式が一定ではなく、MR(Modi
fied Read )方式、MH(Modified Haffman)方式、M
MR(Modified Modified Read)方式の3つの内のいず
れかの方法で圧縮符号化されている。例えばG3ファク
シミリ装置では画像データをMR方式あるいはMH方式
で符号化しており、G4ファクシミリ装置では画像デー
タをMMR方式で符号化している。
【0050】イメージ変換部103は回線制御部104
から供給された画像データがMR方式あるいはMH方式
で圧縮符号化されている場合には供給された画像データ
をMMR方式の画像データに変換し、供給された画像デ
ータをMMR方式の画像データに統一する。このように
受信した画像データの符号化方法を統一することによ
り、画像データの符号長としきい値の比較を行う際の誤
差を低減させて判定誤差を低減させることができる。
【0051】プロセッサ100は、図10のステップS
51において、画像データの受信が終了したか否かを監
視しており、このステップS51において画像データの
受信が終了したことが検出されると、ステップS52に
進み、定型・非定型判定テーブルを読み出してステップ
S53に進む。図11はこのような定型・非定型判定テ
ーブルの構成を示している。この定型・非定型判定テー
ブルは、全ての種類の定型の振込依頼書について各々の
画像の長さ(FAXイメージデータレングス:画像デー
タの縦方向の画素数を解像度で割ったもの)と画像デー
タを上述のMMR方式により圧縮符号化した際の最大符
号長(定型用紙イメージサイズMAX)の関係を示すも
のである。上述したようにファクシミリ装置で送受信さ
れる画像の幅は、A4あるいはB4サイズの短辺の長さ
のどちらかであるため、この定型・非定型判定テーブル
は、画像の幅がA4、B4サイズの短辺の長さの場合に
対してそれぞれTA、TBとして設定されている。
【0052】定型・非定型判定テーブルTAは、画像の
幅がA4サイズの短辺の長さである定型の振込依頼書の
各々について画像の長さLA0、LA1、LA2、LA
3、・・・、LAnと圧縮符号化した際の最大符号長
ア、イ、ウ、エ、・・・、ンを示したものである。同様
に、定型・非定型判定テーブルTBは、画像の幅がB4
サイズの短辺の長さである定型の振込依頼書の各々につ
いて画像の長さLB0、LB1、LB2、LB3、・・
・、LBmと圧縮符号化した際の最大符号長a、b、
c、・・・、Zを示したものである。
【0053】ステップS53において、プロセッサ10
0は、受信した画像データの長さと幅を検出し、画像デ
ータの幅がA4サイズの短辺の長さであれば定型・非定
型参照テーブルTAを参照し、画像データの幅がB4サ
イズの短辺の長さであれば定型・非定型参照テーブルT
Bを参照し、検出した画像データの長さに一致するFA
Xイメージデータレングスに対応する最大符号長を求め
てしきい値とする。このとき、定型・非定型参照テーブ
ル中に受信した画像データの長さに一致するFAXイメ
ージデータレングスが見つからないときは、プロセッサ
100は、受信した画像データの長さより短く、かつ受
信した画像データの長さにいちばん近いFAXイメージ
データレングスに対応する最大符号長をしきい値とす
る。
【0054】このように定型・非定型判定テーブルT
A、TBを用いて、各々の定型の振込依頼書の画像のサ
イズに対するしきい値を設定することにより、受信した
画像データの判定の確実性を向上させることができる。
【0055】そして、プロセッサ100は上述のように
MMR方式の圧縮符号に変換した画像データの符号長を
しきい値と比較する。上述したように、定型の振込依頼
書の画像データは文字及び記入マークのみから構成され
るために冗長度が高く、MMR方式に圧縮符号化すると
符号長が小さくなるが、非定型の振込依頼書の画像デー
タには文字の他に記入枠、説明用の文字等が含まれてい
るために冗長度が低く、圧縮符号化しても定型の振込依
頼書の画像データほど符号長が小さくならない。従っ
て、MMR方式により圧縮符号化した画像データが定型
の振込依頼書ものであれば画像データの符号長はしきい
値より小さくなり、非定型の振込依頼書のものであれば
画像データの符号長はしきい値より大きくなる。
【0056】プロセッサ100は、このステップS53
においてMMR形式に変換された画像データの符号長が
しきい値より大きいときは受信した画像データが非定型
の振込依頼書のものであると判定してステップS54に
進み、回線制御部104、ファクシミリ回線制御装置1
06dを介してMMR形式に変換された画像データをフ
ァクシミリ装置15に供給する。このステップS54は
上述の図8中に符号S17で示す処理に相当する。ファ
クシミリ装置15に供給された画像データは、上述した
ように出力され、操作者によって読み取られて入力され
る。
【0057】一方、MMR形式に変換された画像データ
の符号長がしきい値より小さいときは、プロセッサ10
0は、受信した画像データが定型の振込依頼書のもので
あると判定してステップS55に進み、通信制御部10
2を介してMMR形式に変換された画像データをファイ
ルサーバ6に供給する。このステップS55は上述の図
8中に符号S12で示す処理に相当する。ファイルサー
バ6に供給された画像データは、上述したようにOCR
制御装置7に供給され、文字認識装置8a〜8cによっ
て認識される。
【0058】この振込処理システムでは、FCU5が受
信した画像データが定型の振込依頼書の画像データであ
るか否かを判定し、判定結果に基づいて受信した画像デ
ータに適した処理を行うことができる。従って、営業店
から振込依頼書の画像データを送信する際に、定型であ
っても非定形であっても同一の電話番号に送信すればよ
く、定型と非定形の画像データ毎に別個の電話番号に送
信する場合のように電話番号を間違えて誤送信してしま
うことがない。このため、誤送信による通信費用の増加
を防止することができる。また、誤送信を防止すること
ができるため、画像データの再送信等によってシステム
の運用効率が低下することを防止することができる。
【0059】また、この振込処理システムでは、FCU
5において受信した画像データが定型・非定型の判定を
行い、判定結果に基づいて処理を振り分ける構成となっ
ているため、非定型の画像データが文字認識されること
を防止することができる。従って、誤って文字認識され
てしまった非定型の画像データを再度ファクシミリ装置
に出力して入力処理を行う場合のように処理が遅延する
ことがない。
【0060】なお、上述の構成では、FCU5とファク
シミリ装置15を通信回線3を介して接続する構成とし
ているが、このFCU5とファクシミリ装置15を接続
することができれば公衆回線である必要はなく、構内回
線とすることにより、設置及び運用コストを低減するこ
とができる。
【0061】本発明を適用した第2の実施形態に係る振
込処理システムは、上記図1、図8及び図9に示す第1
の実施形態の振込処理システムと同様の構成を有する。
【0062】第1の実施形態に係る振込処理システムで
は、上述の図10のステップS53において図9に示す
プロセッサ100が非定形であると判定した画像データ
は、ステップ54においてファクシミリ装置15に供給
したが、この第2の実施形態に係る振込処理システムで
は、図12に示すようにステップS53で非定形である
と判定した画像データをステップS61においてFCU
5内のディスク装置105aに保存しておくようになっ
ている。そして、この画像データに、この画像データを
識別するための識別符号(定型受信番号)を付加してフ
ァクシミリ装置15に供給し、ステップS54に進む。
ステップS54では、ファクシミリ装置15は、供給さ
れた画像データに基づいて、図13に示すように、出力
画像の左下に、この画像に対応する画像データを識別す
るための識別符号(定型受信番号)39を付加した画像
を出力する。なお、この図13は定型の画像データの場
合について図示しているが、非定形の画像データの場合
についても同様に左下に定型受信番号39を付加した画
像を出力する。
【0063】操作者は、このように出力された定型の振
込依頼書の画像を見て入力用ワークステーション16を
操作して振込先、振込金額等を入力するが、出力された
画像が定型の振込依頼書のものであるときは、定型受信
番号を指示して、指示した定型受信番号に対応する画像
データの文字認識を指示する。入力用ワークステーショ
ン16は、文字認識が指示されるとFCU5のプロセッ
サ100に定型受信番号を供給し、対応する画像データ
の読み出しを指示する。
【0064】プロセッサ100は、ステップS62にお
いて、入力用ワークステーション16から定型受信番号
が指示されると、ステップS63において指示された定
型受信番号に対応する画像データをディスク装置105
aから読み出してステップS55に進み、ステップS5
5において読み出した画像データを通信制御部102を
介してファイルサーバ6に供給する。
【0065】これにより、定型受信番号により読み出し
が指示された画像データは、上述のステップS53にお
いて定型であると判定された画像データと同様に、ファ
イルサーバ6に供給されて文字認識される。
【0066】通信回線3の品質が極端に悪い場合等に、
画像データの伝送中に多くの誤りが発生し、受信した画
像データ中に多くのノイズ成分が含まれることがある。
このような状態で受信した定型の振込依頼書の画像デー
タをMMR方式に変換した場合に、符号長が上述のしき
い値より大きくなって非定形の画像データであると誤認
してしまうことが考えられる。
【0067】この第2の実施形態では、上述したよう
に、非定形であると判定した画像データをファクシミリ
装置15に供給する前にディスク装置105aに保存し
ておき、この画像データに画像データを識別するための
識別符号を付加して出力しているため、出力された画像
を確認して文字認識する必要が生じた場合に識別符号に
対応する画像データを読み出して文字認識することがで
きる。
【0068】なお、上述の各実施形態では、入力用ワー
クステーション16を設け、ファクシミリ装置15によ
って出力された画像に基づいて振込先、振込金額等をこ
の入力用ワークステーション16で入力する構成として
いたが、別個の入力用ワークステーション16を設ずに
修正用あるいは検証用ワークステーション10、11を
用いて振込先、振込金額等を入力する構成としてもよ
く、あるいは、パーソナルコンピュータ等からなる入力
用端末を用いてもよい。
【0069】また、上述の各実施形態では、営業店から
情報処理センターに定型又は非定型の振込依頼書をファ
クシミリ送信する振込処理システムについて説明した
が、本発明はこれに限定されるものではない。例えば顧
客から振込依頼書をファクシミリ送信する場合、あるい
は商品配送センター等で用いられる受発注処理システム
において発注伝票等の画像データから文字を読み取って
品番、数量等を入力する場合等にも適用することができ
る。
【0070】
【発明の効果】本発明に係るファクシミリ送信データの
判別装置では、受信した画像データを圧縮符号化したと
きの符号長が、所定の定型用紙の所定の枠内に文字が記
入されたものを光学的に読み取ることにより得られる第
1の画像データを圧縮符号化したときの最大符号長に基
づいて設定されたしきい値よりも短い時には送信された
画像データが第1の画像データであると判定し、そうで
ないときには、第1の画像データ以外のデータであると
判定するため、第1の画像データの特性に基づいて、受
信した画像データが第1の画像データであるか否かを確
実に判別することができる。
【0071】また、第1の画像データの画像サイズが予
め設定された複数の画像サイズのいずれかからなる場合
に、しきい値記憶手段が各々の画像サイズの第1の画像
データに対応するしきい値を各々記憶し、データ判定手
段が受信手段により受信した画像データの画像サイズを
検出し、検出した画像サイズに略一致する画像サイズに
対応するしきい値に基づいて受信した画像データの判定
を行うことにより、画像サイズに適したしきい値によっ
て受信した画像データが第1の画像データであるか否か
を判定することができるため、受信した画像データの判
別の確実性をさらに向上させることができる。
【0072】また、ファクシミリで送信された画像デー
タが第1の圧縮符号化方法又は第2の圧縮符号化方法に
より圧縮符号化されている場合に、しきい値記憶手段が
第1の画像データを第2の圧縮符号化方法により圧縮符
号化した際の最大符号長をしきい値とし、判定手段が、
受信した画像データが第1の圧縮符号化方法により圧縮
符号化されているときは、受信した画像データを第2の
圧縮符号化方法により圧縮符号化した画像データに変換
してしきい値と比較して画像データの判定を行い、受信
した画像データが第2の圧縮符号化方法により圧縮符号
化されているときは受信した画像データをしきい値と比
較して画像データの判定を行うことにより、受信した画
像データがしきい値を設定する際に用いた画像データの
圧縮符号化方法と異なる圧縮符号化方法により圧縮符号
化されている場合であっても、受信した画像データの圧
縮符号化方法を変換することができるため、受信した画
像データを圧縮符号化したときの符号長としきい値を比
較する際の誤差を低減させて誤判定を防止することがで
きる。
【0073】また、複数の画像データが連続して送信さ
れたときに、受信手段が、連続して送信される複数の画
像データを逐次受信し、画像データ判別手段が、受信し
た画像データの判定を逐次行う構成とすれば、複数の画
像データが連続して送信された場合であっても、各々の
画像データの判別を確実に行うことができる。
【0074】また、本発明に係るファクシミリ送信デー
タの処理装置は、上述の本発明に係るファクシミリ送信
データの判別装置で第1の画像データと判定されたデー
タを受信して文字認識を行なうことができるため、誤っ
た画像データが送信された場合であっても第1の画像デ
ータを確実に検出して文字認識を行うことができる。ま
た、第1の画像データ以外のデータと判定されたデータ
を受信して画像出力する画像出力手段を備える構成とす
ることにより、第1の画像データと異なる処理が必要な
画像データを同一の回線で送信しても、各々の画像デー
タを判別して各々の画像データに適した処理を行うこと
ができる。従って、各々の画像データの受信用に別個の
回線を用いる場合のように、画像データの誤送信によっ
て運用効率の低下を招く虞がないため、運用効率を向上
させることができる。
【0075】さらに、第1の画像データ以外のデータと
判定されたデータを受信して記憶する記憶手段を備える
構成とし、画像出力手段が受信した画像データの画像に
当該画像データを認識するための識別符号を付加して画
像出力する構成とすれば、画像出力した第1の画像デー
タ以外のデータと判定されたデータを再度、読み出して
利用することができる。
【0076】また、さらに、画像出力された画像データ
に付加した識別符号に対応する画像データを文字認識さ
せるための指示を入力する指示入力手段と、指示入力手
段により入力された指示に応じて、指示された識別符号
に対応する画像データを記憶手段から読み出して文字認
識手段に供給し、文字認識を指示する再認識制御手段と
を備える構成とすることにより、伝送時の誤り等によっ
て第1の画像データがそれ以外の画像データと誤判定さ
れた場合であっても、出力された画像中の識別符号を指
示することにより、識別符号に対応する画像データの文
字認識を行うことができる。このため、画像データの再
送信あるいは再入力を不要として運用効率を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した第1の実施の形態に係る振
込処理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 従来の振込処理システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】 従来の振込処理システムにおける画像データ
の流れを示す流れ図である。
【図4】 上記第1の実施の形態に係る振込処理システ
ムで用いる定型の振込依頼書の構成を示す図である。
【図5】 上記定型の振込依頼書に基づいて送信される
画像データを示す図である。
【図6】 上記定型の振込依頼書の他の例である。
【図7】 上記振込処理システムで用いる非定型の振込
依頼書の構成を示す図である。
【図8】 上記振込処理システムにおける画像データの
流れを示す流れ図である。
【図9】 上記振込処理システムを構成するFCUの構
成を示すブロック図である。
【図10】 上記FCUにおける受信した画像データの
判定動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】 上記判定動作において参照する、各々の定
型の振込依頼書の画像のサイズと、対応する定型の画像
データを圧縮符号化した際の符号長の最大値を示す定型
・非定形判定テーブルの概要を示す図である。
【図12】 上記FCUにおける受信した画像データの
判定動作及び非定形の画像データの復活動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図13】 本発明を適用した第2の実施の形態に係る
振込処理システムにおいてファクシミリ装置により出力
する画像データの構成を示す図である。
【符号の説明】
2、15 ファクシミリ装置、5 FCU、6 ファイ
ルサーバ、7 OCR制御装置、8 文字認識装置、9
LAN、10 修正用ワークステーション、11 検
証用ワークステーション、16 入力用ワークステーシ
ョン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリで送信された画像データ
    が、所定の定型用紙の所定の枠内に文字が記入されたも
    のを光学的に読み取ることにより得られる第1の画像デ
    ータか、それ以外のデータかを判別する画像データ判別
    装置において、 送信された画像データを受信する受信手段と、 上記第1の画像データを圧縮符号化したときの最大符号
    長に基づいて設定されたしきい値を記憶するしきい値記
    憶手段と、 上記受信した画像データを圧縮符号化したときの符号長
    が、上記しきい値よりも短い時には、上記送信された画
    像データが上記第1の画像データであると判定し、そう
    でないときには、上記第1の画像データ以外のデータで
    あると判定するデータ判定手段とを備えることを特徴と
    するファクシミリ送信データの判別装置。
  2. 【請求項2】 第1の画像データの画像サイズは、予め
    設定された複数の画像サイズのいずれかからなり、 上記しきい値記憶手段は、上記各々の画像サイズの第1
    の画像データに対応するしきい値を各々記憶しており、 上記データ判定手段は、上記受信手段により受信した画
    像データの画像サイズを検出し、検出した画像サイズに
    略一致する画像サイズに対応するしきい値に基づいて受
    信した画像データの判定を行うことを特徴とする請求項
    1に記載のファクシミリ送信データの判別装置。
  3. 【請求項3】 上記ファクシミリで送信された画像デー
    タは、第1の圧縮符号化方法又は第2の圧縮符号化方法
    により圧縮符号化されており、 上記しきい値記憶手段は、上記第1の画像データを第2
    の圧縮符号化方法により圧縮符号化した際の最大符号長
    をしきい値とし、 上記判定手段は、受信した画像データが第1の圧縮符号
    化方法により圧縮符号化されているときは、受信した画
    像データを第2の圧縮符号化方法により圧縮符号化した
    画像データに変換して上記しきい値と比較して画像デー
    タの判定を行い、受信した画像データが第2の圧縮符号
    化方法により圧縮符号化されているときは受信した画像
    データを上記しきい値と比較して画像データの判定を行
    うことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか一
    項に記載のファクシミリ送信データの判別装置。
  4. 【請求項4】 複数の画像データが連続して送信された
    ときに、 上記受信手段は、連続して送信される複数の画像データ
    を逐次受信し、 上記画像データ判別手段は、受信した画像データの判定
    を逐次行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のい
    ずれか一項に記載のファクシミリ送信データの判別装
    置。
  5. 【請求項5】 さらに、上記請求項1乃至請求項4のい
    ずれか一項に記載の判別装置で上記第1の画像データと
    判定されたデータを受信して文字認識を行なう文字認識
    手段を備えたファクシミリ送信データの処理装置。
  6. 【請求項6】 さらに、上記第1の画像データ以外のデ
    ータと判定されたデータを受信して画像出力する画像出
    力手段を備えることを特徴とする請求項5に記載のファ
    クシミリ送信データの処理装置。
  7. 【請求項7】 さらに、上記第1の画像データ以外のデ
    ータと判定されたデータを受信して記憶する記憶手段
    と、 上記第1の画像データ以外のデータと判定されたデータ
    を受信し、当該データを識別するための識別符号を付加
    して画像出力する画像出力手段とを備えることを特徴と
    する請求項5に記載のファクシミリ送信データの処理装
    置。
  8. 【請求項8】 さらに、上記画像出力された画像データ
    に付加した識別符号に対応する画像データを文字認識さ
    せるための指示を入力する指示入力手段と、 該指示入力手段により入力された指示に応じて、指示さ
    れた識別符号に対応するる画像データを上記記憶手段か
    ら読み出して上記文字認識手段に供給し、文字認識を指
    示する再認識制御手段とを備えることを特徴とする請求
    項7に記載のファクシミリ送信データの処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100715879B1 (ko) * 1998-07-31 2007-05-09 소니 가부시끼 가이샤 정보 처리 장치, 정보 처리 방법 및 매체

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US6725220B2 (en) 1999-08-27 2004-04-20 Comfidex Corp. System and method for integrating paper-based business documents with computer-readable data entered via a computer network

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