JPH092003A - スチール製ホイール - Google Patents

スチール製ホイール

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JPH092003A
JPH092003A JP15929595A JP15929595A JPH092003A JP H092003 A JPH092003 A JP H092003A JP 15929595 A JP15929595 A JP 15929595A JP 15929595 A JP15929595 A JP 15929595A JP H092003 A JPH092003 A JP H092003A
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JP
Japan
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rim
outer peripheral
disc
peripheral end
curl
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JP15929595A
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Takamasa Aoki
隆昌 青木
Takashi Kimura
尚 木村
Kishiro Abe
喜四郎 阿部
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Topy Industries Ltd
Original Assignee
Topy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スチール製ホイールのデザイン性改良、剛性
アップ、重量低減をはかる。 【構成】 リム1とディスク2とを溶接接合したスチー
ル製ホイールにおいて、ディスク外周端部21を半径方
向に延ばしきり、リム1とディスク2とを、リムフラン
ジ部11のカール部15にて、ホイール軸方向外側か
ら、溶接接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスチール製ホイールに関
し、とくにリムとディスクの溶接組付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】スチール製ホイールにおけるリムとディ
スクの従来の組付け構造は、図7〜図12に示す通りで
ある。このうち、図7〜図9は乗用車系のホイールを示
しており、図10〜図12はトラック、バス系の中、大
型ホイールを示している。図7は、ディスク2の外周端
部21を軸方向に曲げ、リム1とディスク2をリム1の
ドロップ部13で溶接接合する場合を示している。図8
は、ディスク2の外周端部21を軸方向に曲げ、リム1
とディスク2をリム1のビードシート部12で溶接接合
する場合を示している。図9は、フランジ部の一方をデ
ィスク2に形成し、リム1のビードシート部12の端部
をディスク2の内側面に突き当て溶接接合する場合を示
している。図10は、ディスク2の外周端部21を軸方
向に比較的長く延びる円筒部に形成し、リム1とディス
ク2をリム1のドロップ部13の奥部で溶接接合する場
合を示している。図11はディスク2の外周端部21を
軸方向に曲げ、リム1とディスク2をリム1のビードシ
ート部12の裏で溶接接合する場合を示している。図1
2はディスク2の外周端部21を軸方向に曲げ、リム1
とディスク2をリム1のレッジ部14で溶接接合する場
合を示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の組付け
構造には以下の問題があった。リムとディスクをリムド
ロップ部で組付けるもの(図7、図10のタイプ)で
は、デザイン面が狭小となり、デザイン性が悪い。ま
た、リムドロップ部の奥部で組付けるもの(図10のタ
イプ)では、ディスク重量が大となる。リムとディスク
をリムビードシート部で組付けるもの(図8、図11の
タイプ)では、ビードシート部が最も大きな荷重を受け
る部分のため溶接部の強度が不安定である。また、溶接
部の強度を安定させるためにリム板厚を上げると、重量
が大となる。フルデザインタイプ(図9のタイプ)のも
のでは、両端にフランジをもつリムを作製後ディスクに
近い側のフランジを切除し廃棄するため、コスト増を招
く。リムとディスクをリムのレッジ部で組付けるもの
(図12のタイプ)では、ロングビード側にディスクが
配置されるため、ドロップ部がブレーキ等の収納スペー
スを狭小化し、あるいはドロップ部とブレーキ等の干渉
を発生させ、この方式が成立しないケースがある。その
場合は図10の方式を主に採用することになるが前述の
問題がある。本発明の目的は、デザイン面を大きくと
れ、かつ組付部強度を確保でき、しかも重量増を伴わな
いスチール製ホイールを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的を達成
する本発明のスチール製ホイールはつぎの通りである。 (1) リムとディスクとを溶接にて接合したスチール
製ホイールにおいて、ディスクの外周端部を前記リムの
フランジ部の内側面に向けて延ばされた形状に形成し、
前記ディスク外周端部を前記リムのフランジ部のカール
部の内側に挿入した状態で前記ディスク外周端部と前記
リムのフランジ部とを溶接接合した、スチール製ホイー
ル。 (2) 前記リムのフランジ部を、カール部とビードシ
ート部とを連結する立上り部を湾曲形状の内周部を斜め
内側に張り出させたアンギュラー形状に形成し、前記デ
ィスク外周端部の軸方向内側面を前記リムのフランジ部
の立上り部の軸方向外側面に当てるとともに前記ディス
ク外周端部の外周端面を前記フランジ部のカール部の内
周面に嵌入させた状態で、前記ディスク外周端部と前記
リムのフランジ部のカール部とを軸方向外側から溶接接
合した、(1)記載のスチール製ホイール。 (3) 前記リムのフランジ部を、カール部とビードシ
ート部とを連結する立上り部を湾曲させたままの形状に
形成し、前記ディスク外周端部の軸方向内側面を前記リ
ム部のフランジ部の立上り部の軸方向外側面に当てると
ともに前記ディスク外周端部の外周端面と前記フランジ
部のカール部の内周面との間にスペースを保持した状態
で、前記ディスク外周端部と前記リムのフランジ部のカ
ール部とを軸方向外側から溶接接合した、(1)記載の
スチール製ホイール。 (4) 前記リムのフランジ部を、カール部とビードシ
ート部とを連結する立上り部を湾曲させたままの形状に
形成し、前記ディスク外周端部の軸方向内側面と前記リ
ム部のフランジ部の立上り部の軸方向外側面との間にス
ペースをもたせた状態で、前記ディスク外周端部と前記
リムのフランジ部のカール部の先端部とを軸方向外側か
ら溶接接合した、(1)記載のスチール製ホイール。 (5) 前記リムのフランジ部を、カール部とビードシ
ート部とを連結する立上り部を湾曲湾曲させたままの形
状に形成し、さらに前記リムのフランジ部のカール部の
半径方向内側に向って延びる先端部を切除し、前記ディ
スク外周端部の軸方向内側面を前記リムのフランジ部の
立上り部の軸方向外側面に当てるとともに前記ディスク
外周端部の外周端面を前記フランジ部のカール部の内周
面に嵌入させた状態で、前記ディスク外周端部と前記リ
ムのフランジ部のカール部とを軸方向外側から溶接接合
した、(1)記載のスチール製ホイール。 (6) 前記ディスク外周端部を軸方向内側に向けて曲
げ、曲げられたディスク外周端部の軸方向先端面を前記
フランジ部の立上り部の軸方向外側面に当てるとともに
前記曲げられたディスク外周端部の半径方向外周面を前
記フランジ部のカール部の内周面に嵌入させた状態で、
前記ディスク外周端部と前記リムのフランジ部のカール
部とを軸方向外側から溶接接合した、(1)記載のスチ
ール製ホイール。
【0005】
【作用】上記(1)のスチール製ホイールでは、ディス
ク外周端部をリムフランジ部の内側面に向けるので、デ
ィスクの意匠面を大きくとれ、デザイン性が良くなる。
また、リムとディスクをリムフランジ部のカール部にて
溶接接合するので、カール部にかかる荷重がリムビード
シート部にかかる荷重より小のため、組付部の強度、信
頼性が向上される。さらに、ディスク外周端部を半径方
向外方に向って延ばしきり軸方向に曲げないので、その
分ディスク重量が低減し、ホイールの重量低減がはから
れる。上記(2)のスチール製ホイールでは、ディスク
をリムフランジ部の立上り部の軸方向外側面とカール部
の内周面に接触させることができるので、リム剛性を確
保でき、溶接組付部強度の信頼性の高い継手構造が得ら
れる。また、アンギュラーリムは圧延形鋼リムを使用す
ることによって比較的容易に作製できる。上記(3)の
スチール製ホイールでは、ディスクの外周面をリムフラ
ンジ部のカール部の内周面に接触させることができない
ので、上記(2)のスチール製ホイールに比べてやや剛
性が低くなる他は、上記(2)のスチール製ホイールと
同じ作用がある。上記(4)のスチール製ホイールで
は、ディスクの外周端部の軸方向内側面をリムフランジ
部の立上り部の軸方向外側面に接触させることができな
いので、上記(2)のスチール製ホイールに比べてやや
剛性が低くなる他は、上記(2)のスチール製ホイール
と同じ作用がある。上記(5)のスチール製ホイールで
は、カール部の半径方向内側に向って延びる部分を機械
加工で削除してディスク外周面をリムフランジ部のカー
ル部の内周面に接触させるようにしたので、上記
(3)、(4)のホイール剛性低下が解決され、上記
(1)のホイールとほぼ同じ剛性向上が得られるが、上
記(1)のホイールに比べて機械加工によるカール部先
端部削除分ややコストアップになる。上記(6)のスチ
ール製ホイールでは、ディスク外周端部が軸方向内側に
向けて曲げられるので、ディスク外周端部とフランジ部
は密着し、ホイールの剛性は上るが、上記(2)〜
(5)のホイールに比べて若干重量が大になる。ただ
し、従来のホイールに比べては重量軽減となる。
【0006】
【実施例】本発明の望ましい実施例に係るスチール製ホ
イールを図1〜図6(図はトラック、バス用の中、大型
スチール製ホイールを例示してあるが、乗用車用の小型
スチール製ホイールもこれに準じる)を参照して説明す
る。全実施例に共通な構成部分には、全実施例にわたっ
て同じ符号を付してある。まず、本発明の全実施例に共
通な構成部分を、図1、図2を参照して説明する。図1
において、スチール製ホイールはリム1とディスク2と
を溶接により組付けたものからなる。リム1は軸方向両
端部のフランジ部11と、その軸方向内側につらなるリ
ムビードシート部12と、軸方向中央部のドロップ部1
3と、を有する。リムビードシート部12とドロップ部
13の間にレッジ部14がある場合がある。ディスク2
は、外周端部21と、中央のハブ部22を有し、途中に
飾り窓23を有し、軸方向外側面が意匠面を構成してい
る。
【0007】リム1のフランジ部11は、ビードシート
部12から外側に湾曲して半径方向外側に延びる立上り
部16と、立上り部16の外周端からなめらかに内側に
方向転換して先端が半径方向内側に向って延びるカール
部15と、を有する。カール部15は、先端部17と内
周面18を有し、立上り部16は、軸方向外側面19
と、軸方向外側面19とビードシート部内周面とを連絡
するコーナ面20と、を有する。タイヤ(図示略)から
の荷重は、リムビードシート部12に半径方向内方に向
ってかかり、リムフランジ部11の立上り部16に軸方
向外側に向ってかかる。
【0008】ディスク2の外周端部21はリム1のフラ
ンジ部11の内側面に向けて延ばされている。また、デ
ィスク外周端部21がリム1のフランジ部11のカール
部15の内側に挿入された状態で、ディスク外周端部2
1とリム1のフランジ部11とが、溶接接合されてい
る。ディスク外周端部21とリムフランジ部11は、リ
ムフランジ部11のカール部15にて、ホイール軸方向
外側(ホイールおもて側)から溶接組付けされている。
【0009】つぎに、本発明の各実施例に特有な構成部
を説明する。本発明の第1実施例においては、図2に示
すように、リム1のフランジ部11が、カール部15と
ビードシート部12とを連結する立上り部16を湾曲形
状の内周部(コーナ面20)を斜め内側に張り出させた
アンギュラー形状に形成されており、これによって立上
り部16の軸方向外側面19はホイール軸芯とほぼ直角
な平坦面とされている。アンギュラー形状のリムは、圧
延形鋼を素材に用い、それを丸めて突合わせ端部を溶接
してリムを形成することにより、比較的容易に形成でき
る。ディスク外周端部21の軸方向内側面24がリム1
のフランジ部11の立上り部16の軸方向外側面19に
当てられるとともに、ディスク外周端部21の外周端面
25がフランジ部11のカール部15の内周面18にほ
ぼ接触されて嵌入された状態で、ディスク外周端部21
とリム1のフランジ部11のカール部15とが、ホイー
ル軸方向外側から、溶接接合されている。図2のe寸法
(アンギュラーリムのフランジ部先端部17とディスク
外周端部21の干渉寸法)は、ディスク外径の0.02
%以下であることが望ましい。
【0010】本発明の第2実施例においては、図3に示
すように、リム1のフランジ部11は、カール部15と
リムビードシート部12とを連結する立上り部16をほ
ぼ等厚で湾曲させたままの形状とされている(アンギュ
ラー形状としない)。ディスク外径はリム1のカール部
15の先端部17の内径と等しいかそれより小とされて
いる。ディスク外周端部21の軸方向内側面24がリム
フランジ部11の立上り部16の湾曲状の軸方向外側面
19に当てられるとともに、ディスク外周端部21の外
周端面25とリムフランジ部11のカール部15の内周
面18との間にスペースを保持した状態で、ディスク外
周端部21とリムフランジ部11のカール部15とは、
ホイール軸方向外側から、溶接接合されている。
【0011】本発明の第3実施例においては、図4に示
すように、リム1のフランジ部11は、カール部15と
リムビードシート部12とを連結する立上り部16がほ
ぼ等厚で湾曲させたままの形状に形成されている(アン
ギュラー形状にされていない)。ディスク外径は、リム
1のカール部15の先端部17の内径と等しいかそれよ
り小とされている。ディスク外周端部21の軸方向内側
面24とリムフランジ部11の立上り部16の軸方向外
側面19との間にスペースをもたせた状態で、ディスク
外周端部21とリムフランジ部11のカール部15の先
端部17とは、ホイール軸方向外側から、溶接接合され
ている。
【0012】本発明の第4実施例においては、図5に示
すように、リム1のフランジ部11は、カール部15と
リムビードシート部12とを連結する立上り部16がほ
ぼ等厚で湾曲させたままの形状に形成されている(アン
ギュラー形状とされていない)。リム1はフランジ形状
を出した後、カール部15の半径方向内側に向って延び
る先端部17が機械加工により切除される。ついで、デ
ィスク外周端部21の軸方向内側面24とリムフランジ
部11の立上り部16の軸方向外側面19に当てられと
ともに、ディスク外周端部21の外周端面25がリムフ
ランジ部11のカール部15のカール部15の内周面1
8にほぼ接触させて嵌入された状態で、ディスク外周端
部21とリム1のフランジ部11のカール部15とは、
ホイール軸方向外側から、溶接接合されている。e寸法
はディスク外径の0.02%以下とされる。
【0013】本発明の第5実施例においては、図6に示
すように、リム1のフランジ部11はアンギュラーリム
形状に形成されており(普通のリム形状でもよい)、デ
ィスク2は外周端部21を軸方向内側に向けてなめらか
に曲げられている。曲げられたディスク外周端部21の
軸方向先端面はフランジ部11の立上り部16の軸方向
外側面19に当てられると共に、曲げられた外周端部2
1の半径方向外周面はフランジ部11のカール部15の
内周面18に嵌入された状態で、ディスク外周端部21
とリム1のフランジ部のカール部15とは、ホイール軸
方向外側から溶接接合されている。
【0014】つぎに、本発明実施例の作用を説明する。
本発明の全実施例に共通な作用について説明する。ディ
スク外周端部21がフランジ部11の内側に向って延ば
されているので、ディスク2の前面(軸方向外側面)を
大きくとれ、狭小感がなく、デザイン性が良くなる。ま
た、リム1とディスク2を、タイヤからかかる荷重の小
さいリムフランジ部のカール部15にて溶接接合するの
で、従来のようにタイヤからかかる荷重の大きいリムビ
ードシート部12にて溶接接合する場合に比べて、溶接
部の強度上の信頼性が向上される。また、ディスク外周
端部21が軸方向に延びる円筒部をもたないので、その
分ディスク重量が低減し、ホイールの重量低減がはから
れる。これは、車両の燃費向上に寄与する。
【0015】本発明の各実施例に特有な作用はつぎの通
りである。本発明の第1実施例のスチール製ホイールで
は、図2に示すように、ディスク外周端部21をリムフ
ランジ部11の立上り部16の軸方向外側面19に接触
させることができ、しかも面19が平坦面のため大きな
面積で安定して接触させることができ、かつディスク外
周端部21の外周端面25をリムフランジ部11のカー
ル部15の内周面18にほぼ接触させることができるの
で、リム剛性が確保され、溶接組付部強度の信頼性が高
まる。
【0016】本発明の第2実施例のスチール製ホイール
では、図3に示すように、ディスク外周端部21の外周
端面25がリムフランジ部11のカール部15の内周面
18に接触されていない分、本発明の第1実施例のスチ
ール製ホイールに比べて剛性低下するが(ただし、従来
ホイールに比べては剛性低下しない)、その他は本発明
の第1実施例のスチール製ホイールと同じ作用がある。
ただし、ディスクのリムへの嵌入が容易なため、製作は
容易である。本発明の第3実施例のスチール製ホイール
では、図4に示すように、ディスク外周端部21の軸方
向内側面24がリムフランジ11の立上り部16の軸方
向外側面19に接触されていない分、本発明の第1実施
例のスチール製ホイールに比べて剛性低下するが(ただ
し、従来ホイールに比べては剛性低下しない)、その他
は本発明の第1実施例のスチール製ホイールと同じ作用
がある。ただし、ディスクのリムへの嵌入が容易なた
め、製作は容易である。本発明の第4実施例のスチール
製ホイールでは、図5に示すように、リムフランジ部1
1のカール部15の半径方向内側に向って延びる部分
(先端部17)を機械加工で切除して、ディスク外周端
部21をリムフランジ部11のカール部15内に嵌入可
能にし、ディスク外周端部21の軸方向内側面24をリ
ムフランジ11の立上り部16の軸方向外側面19に当
てるとともに、ディスク外周端部21の外周端面25が
リムフランジ部11のカール部15の内周面18にほぼ
接触させるようにしたので、本発明の第1実施例のスチ
ール製ホイールとほぼ同等の剛性が確保される。ただ
し、本発明の第1実施例に比べて、カール部15の先端
部17の切除分コストアップになる(但し、従来ホイー
ルに比べては、ディスクに円筒部を形成する必要がない
ので、ディスクとのトータルで見た場合、コストアップ
にはならない)。本発明の第5実施例のスチール製ホイ
ールでは、図6に示すように、ディスク外周端部21と
リムフランジ部11が密着しているので本発明の第1実
施例のスチール製ホイールとほぼ同等の剛性が確保され
る。ただし、ディスク外周端部21が軸方向内側に曲げ
られているので、ディスク重量が増す。その場合でも、
従来スチール製ホイールに比べると重量は低減されてい
る。
【0017】
【発明の効果】請求項1のスチール製ホイールによれ
ば、ディスク外周端部をリムフランジ部に向け、リムフ
ランジ部にてリムとディスクとを溶接接合するようにし
たので、デザイン面を大きくとれ、剛性確保によって組
付部強度を確保でき、しかもディスクが円筒部をもたな
いため重量増を伴わない。請求項2のスチール製ホイー
ルによれば、リムとディスクとを、リムフランジ部の立
上り部の軸方向外側面とリムフランジ部のカール部の内
周面とで接触させることができるので、リムの剛性を大
きくできる。請求項3のスチール製ホイールによれば、
ディスク外周端部の外周端面とリムフランジ部のカール
部の内周面との間にスペースがあるので、ディスクをリ
ムフランジ部のカール部に容易に嵌入でき、製作が容易
である。請求項4のスチール製ホイールによれば、ディ
スク外周端部の外周端面とリムフランジ部の先端部とを
溶接接合するので、製作が容易である。請求項5のスチ
ール製ホイールによれば、リムフランジ部のカール部の
先端部を切除してディスクをリムカール部に嵌入させる
ので、請求項2のスチール製ホイールとほぼ同等の大き
な剛性が得られる。請求項6のスチール製ホイールによ
れば、ディスク外周端部とリムフランジ部とが密着して
いるので、請求項2のスチール製ホイールとほぼ同等の
大きな剛性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全実施例に係るスチール製ホイールの
断面図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るスチール製ホイール
の部分断面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係るスチール製ホイール
の部分断面図である。
【図4】本発明の第3実施例に係るスチール製ホイール
の部分断面図である。
【図5】本発明の第4実施例に係るスチール製ホイール
の部分断面図である。
【図6】本発明の第5実施例に係るスチール製ホイール
の部分断面図である。
【図7】従来の乗用車系スチール製ホイールのドロップ
部組付タイプの断面図である。
【図8】従来の乗用車系スチール製ホイールのビード部
組付タイプの断面図である。
【図9】従来の乗用車系スチール製ホイールのフルデザ
インタイプの断面図である。
【図10】従来のトラック、バス系スチール製ホイール
のドロップ部組付タイプ(5°DC、15°DC)の断
面図である。
【図11】従来のトラック、バス系スチール製ホイール
のビード裏組付タイプ(5°DC、15°DC)の断面
図である。
【図12】従来のトラック、バス系スチール製ホイール
のレッジ部組付タイプ(15°DC)の断面図である。
【符号の説明】 1 リム 2 ディスク 11 フランジ部 12 ビードシート部 13 ドロップ部 15 カール部 16 立上り部 17 (カール部の)先端部 18 (カール部の)内周面 19 (立上り部の)軸方向外側面 20 (立上り部の)コーナ面 21 外周端部 24 (外周端部の)軸方向内側面 25 (外周端部の)外周端面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リムとディスクとを溶接にて接合したス
    チール製ホイールにおいて、 ディスクの外周端部を前記リムのフランジ部の内側面に
    向けて延ばされた形状に形成し、 前記ディスク外周端部を前記リムのフランジ部のカール
    部の内側に挿入した状態で前記ディスク外周端部と前記
    リムのフランジ部とを溶接接合した、ことを特徴とする
    スチール製ホイール。
  2. 【請求項2】 前記リムのフランジ部を、カール部とビ
    ードシート部とを連結する立上り部を湾曲形状の内周部
    を斜め内側に張り出させたアンギュラー形状に形成し、
    前記ディスク外周端部の軸方向内側面を前記リムのフラ
    ンジ部の立上り部の軸方向外側面に当てるとともに前記
    ディスク外周端部の外周端面を前記フランジ部のカール
    部の内周面に嵌入させた状態で、前記ディスク外周端部
    と前記リムのフランジ部のカール部とを軸方向外側から
    溶接接合した、請求項1記載のスチール製ホイール。
  3. 【請求項3】 前記リムのフランジ部を、カール部とビ
    ードシート部とを連結する立上り部を湾曲させたままの
    形状に形成し、前記ディスク外周端部の軸方向内側面を
    前記リム部のフランジ部の立上り部の軸方向外側面に当
    てるとともに前記ディスク外周端部の外周端面と前記フ
    ランジ部のカール部の内周面との間にスペースを保持し
    た状態で、前記ディスク外周端部と前記リムのフランジ
    部のカール部とを軸方向外側から溶接接合した、請求項
    1記載のスチール製ホイール。
  4. 【請求項4】 前記リムのフランジ部を、カール部とビ
    ードシート部とを連結する立上り部を湾曲させたままの
    形状に形成し、前記ディスク外周端部の軸方向内側面と
    前記リム部のフランジ部の立上り部の軸方向外側面との
    間にスペースをもたせた状態で、前記ディスク外周端部
    と前記リムのフランジ部のカール部の先端部とを軸方向
    外側から溶接接合した、請求項1記載のスチール製ホイ
    ール。
  5. 【請求項5】 前記リムのフランジ部を、カール部とビ
    ードシート部とを連結する立上り部を湾曲湾曲させたま
    まの形状に形成し、さらに前記リムのフランジ部のカー
    ル部の半径方向内側に向って延びる先端部を切除し、前
    記ディスク外周端部の軸方向内側面を前記リムのフラン
    ジ部の立上り部の軸方向外側面に当てるとともに前記デ
    ィスク外周端部の外周端面を前記フランジ部のカール部
    の内周面に嵌入させた状態で、前記ディスク外周端部と
    前記リムのフランジ部のカール部とを軸方向外側から溶
    接接合した、請求項1記載のスチール製ホイール。
  6. 【請求項6】 前記ディスク外周端部を軸方向内側に向
    けて曲げ、曲げられたディスク外周端部の軸方向先端面
    を前記フランジ部の立上り部の軸方向外側面に当てると
    ともに前記曲げられたディスク外周端部の半径方向外周
    面を前記フランジ部のカール部の内周面に嵌入させた状
    態で、前記ディスク外周端部と前記リムのフランジ部の
    カール部とを軸方向外側から溶接接合した、請求項1記
    載のスチール製ホイール。
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