JPH0919822A - 多刃エンドミル - Google Patents
多刃エンドミルInfo
- Publication number
- JPH0919822A JPH0919822A JP19420495A JP19420495A JPH0919822A JP H0919822 A JPH0919822 A JP H0919822A JP 19420495 A JP19420495 A JP 19420495A JP 19420495 A JP19420495 A JP 19420495A JP H0919822 A JPH0919822 A JP H0919822A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- end mill
- coolant hole
- opening
- edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Abandoned
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C5/00—Milling-cutters
- B23C5/02—Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
- B23C5/10—Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
- B23C5/1009—Ball nose end mills
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Milling Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 クーラントホールを設けた多刃エンドミルで
ありり、金型の３次元成形加工に用いる高速切削用の工
作機械に使用する多刃エンドミルを提供する。 【構成】 クーラントホールを設けた多刃ルエンドミル
であって、親刃・子刃により構成されると共に、親刃の
逃げ面背部にクーラントホールの開口部を設け、かつそ
の開口部を前記エンドミル刃径の１／４〜３／４の位置
に設けることにより構成する。
ありり、金型の３次元成形加工に用いる高速切削用の工
作機械に使用する多刃エンドミルを提供する。 【構成】 クーラントホールを設けた多刃ルエンドミル
であって、親刃・子刃により構成されると共に、親刃の
逃げ面背部にクーラントホールの開口部を設け、かつそ
の開口部を前記エンドミル刃径の１／４〜３／４の位置
に設けることにより構成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本願発明は、主として工作機械で
用いる４枚刃以上のエンドミルに関するものであり、特
に、金型等の３次元加工に用いる高速・高送り用の工作
機械に使用するエンドミルに関する。
用いる４枚刃以上のエンドミルに関するものであり、特
に、金型等の３次元加工に用いる高速・高送り用の工作
機械に使用するエンドミルに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の多刃エンドミルとして、先端がボ
ール刃形状をしクーラントホールを設けた例としては、
図１に示す実開昭５９−２８４１０号公報に記載された
クーラントホール付きのテーパボ−ルエンドミルがあ
り、クーラントホールを設けることにより細くて深い部
分の加工においても切り屑排出を行うテーパボールエン
ドミルが記載されている。更に、スクエァーエンドミル
としては、グラファイト等の加工用に一部用いられてい
る程度であった。（例として、実開昭６１−１６３１１
５号公報）
ール刃形状をしクーラントホールを設けた例としては、
図１に示す実開昭５９−２８４１０号公報に記載された
クーラントホール付きのテーパボ−ルエンドミルがあ
り、クーラントホールを設けることにより細くて深い部
分の加工においても切り屑排出を行うテーパボールエン
ドミルが記載されている。更に、スクエァーエンドミル
としては、グラファイト等の加工用に一部用いられてい
る程度であった。（例として、実開昭６１−１６３１１
５号公報）
【０００３】
【発明が解決しようとする問題点】最近では、金型の３
次元成形加工において、手作業による仕上げを機械加工
による高速仕上げに移行するニ−ズが増し、そのために
小さな切り込みで長距離を切削する必要にせまられてい
るが、これを短時間で処理するには高速・高送り切削に
よらざるを得ない。しかしながら、上記従来例記載のボ
ールエンドミルを３次元的な加工に供した場合、深い溝
等の使用にあわせた形状、クーラントホールとなってい
るため、切り屑の排出がスム−ズでなく、ホールから供
給される切削液やエア−が有効に作用しにくいという問
題があった。
次元成形加工において、手作業による仕上げを機械加工
による高速仕上げに移行するニ−ズが増し、そのために
小さな切り込みで長距離を切削する必要にせまられてい
るが、これを短時間で処理するには高速・高送り切削に
よらざるを得ない。しかしながら、上記従来例記載のボ
ールエンドミルを３次元的な加工に供した場合、深い溝
等の使用にあわせた形状、クーラントホールとなってい
るため、切り屑の排出がスム−ズでなく、ホールから供
給される切削液やエア−が有効に作用しにくいという問
題があった。
【０００４】
【本発明の目的】本願発明は、上記の問題を解消するた
めになされたものであり、特に金型の３次元成形加工に
用いる高速・高送り用の工作機械に使用する４枚刃以上
の多刃エンドミルを提供するものである。
めになされたものであり、特に金型の３次元成形加工に
用いる高速・高送り用の工作機械に使用する４枚刃以上
の多刃エンドミルを提供するものである。
【０００５】
【問題を解決するための手段】本願発明は、上記の目的
を達成するために、クーラントホールを設けた４枚刃以
上の多刃エンドミルであって、親刃・子刃により構成さ
れると共に、前記親刃の逃げ面背部にクーラントホール
の開口部を設け、かつその開口部を前記エンドミル刃径
の１／４〜３／４の位置に設けることにより、クーラン
トホールは、各切刃に対応したものでも、またエンドミ
ル刃径によっては親刃の逃げ面背部のみに設けたもので
も良く、刃数を増やすことによる高送りにさいし、切り
屑処理の効率を良くするために親刃及び／または子刃の
逃げ面背部に設けた多刃エンドミルで有る。
を達成するために、クーラントホールを設けた４枚刃以
上の多刃エンドミルであって、親刃・子刃により構成さ
れると共に、前記親刃の逃げ面背部にクーラントホール
の開口部を設け、かつその開口部を前記エンドミル刃径
の１／４〜３／４の位置に設けることにより、クーラン
トホールは、各切刃に対応したものでも、またエンドミ
ル刃径によっては親刃の逃げ面背部のみに設けたもので
も良く、刃数を増やすことによる高送りにさいし、切り
屑処理の効率を良くするために親刃及び／または子刃の
逃げ面背部に設けた多刃エンドミルで有る。
【０００６】
【作用】本願発明を適用することにより、、前記親刃の
逃げ面背部にホールの開口部を設けたのは、高速切削の
ため、ホールの開口位置を切れ刃より離し、切れ刃全体
にかかるようにして冷却効果を持たせると共に、すくい
角との調整により切り屑の飛散する方向とクーラント開
口部から吹き出すエアーの噴出方向と合致させるように
配置したものである。
逃げ面背部にホールの開口部を設けたのは、高速切削の
ため、ホールの開口位置を切れ刃より離し、切れ刃全体
にかかるようにして冷却効果を持たせると共に、すくい
角との調整により切り屑の飛散する方向とクーラント開
口部から吹き出すエアーの噴出方向と合致させるように
配置したものである。
【０００７】また、親刃・子刃の双方に開口させると、
開口させた位置が切刃の後ろ側に位置させることによ
り、次の切刃で生ずる切り屑を排出するためスムーズな
排出が可能となるが、刃径によってはクーラントホール
を設ける寸法的な余裕がなく、かえって製作が困難とな
ったり、また心厚等に影響し、剛性をおとすような刃径
においては２ヶ所のみでもよい。また、親刃の開口位置
は回転中心近傍まで切削するため、より回転中心より
に、子刃の開口位置は回転中心近傍での切削がないた
め、より外周よりに、更に、親刃のクーラントホールと
子刃のクーラントホールの径を変えても良い。
開口させた位置が切刃の後ろ側に位置させることによ
り、次の切刃で生ずる切り屑を排出するためスムーズな
排出が可能となるが、刃径によってはクーラントホール
を設ける寸法的な余裕がなく、かえって製作が困難とな
ったり、また心厚等に影響し、剛性をおとすような刃径
においては２ヶ所のみでもよい。また、親刃の開口位置
は回転中心近傍まで切削するため、より回転中心より
に、子刃の開口位置は回転中心近傍での切削がないた
め、より外周よりに、更に、親刃のクーラントホールと
子刃のクーラントホールの径を変えても良い。
【０００７】本願発明の適用としては、４ヶ所のクーラ
ントホールをもつ例としてはエンドミル刃径でφ１０〜
φ２５程度で有り、２ヶ所のクーラントホールをもつ例
としてはφ１０〜φ１５程度の刃径であり、エンドミル
の心厚・チップポケット等に適宜選択できる。また、開
口部は前記多刃エンドミルの刃径の１／４〜３／４の位
置としたのは、すくい角を調整することによる切り屑の
飛散する方向と合致させ、切り屑を素速く排出できるよ
うにするためであり、１／４未満では回転中心に近すぎ
るため寸法的な余裕がなく、また３／４を超えると回転
中心付近へのクーラントの供給が行いにくくなるため、
１／４〜３／４とした。
ントホールをもつ例としてはエンドミル刃径でφ１０〜
φ２５程度で有り、２ヶ所のクーラントホールをもつ例
としてはφ１０〜φ１５程度の刃径であり、エンドミル
の心厚・チップポケット等に適宜選択できる。また、開
口部は前記多刃エンドミルの刃径の１／４〜３／４の位
置としたのは、すくい角を調整することによる切り屑の
飛散する方向と合致させ、切り屑を素速く排出できるよ
うにするためであり、１／４未満では回転中心に近すぎ
るため寸法的な余裕がなく、また３／４を超えると回転
中心付近へのクーラントの供給が行いにくくなるため、
１／４〜３／４とした。
【０００８】また、より高速切削に対応するためＡｌ、
Ｓｉ、周期率表第４ａ、５ａ、６ａ属遷移金属の炭化
物、窒化物、硼化物および炭化硼素、硬質窒化硼素、硬
質炭素さらにこれらの固溶体または混合体からなる群の
うちから選ばれた１種または２種以上の硬質物質を１層
または２層以上の多層で、０．２〜２０μｍの厚みで被
覆することにより、摩擦抵抗を減じ、さらにコ−ティン
グによる摩擦の低減等の効果により、一層能率のよい作
業性を得ることができる。以下、実施例について詳細に
説明する。
Ｓｉ、周期率表第４ａ、５ａ、６ａ属遷移金属の炭化
物、窒化物、硼化物および炭化硼素、硬質窒化硼素、硬
質炭素さらにこれらの固溶体または混合体からなる群の
うちから選ばれた１種または２種以上の硬質物質を１層
または２層以上の多層で、０．２〜２０μｍの厚みで被
覆することにより、摩擦抵抗を減じ、さらにコ−ティン
グによる摩擦の低減等の効果により、一層能率のよい作
業性を得ることができる。以下、実施例について詳細に
説明する。
【０００９】
【実施例】図２は本願発明の一実施例であり、超微粒子
超硬合金製の直径２０ｍｍ、刃長２５ｍｍ、全長１２０
ｍｍ、刃数４枚刃のボ−ルエンドミルにおいて、ねじれ
角３０°の４枚刃ボールエンドミルである。本体には外
周刃と同様なねじれを有する直径１．５ｍｍのクーラン
トホールが設けてある。前記ホールは、ボ−ル刃部の逃
げ面側に開口しており、開口部はホールの切れ刃側の周
囲のみに面取りを施してある。さらに、切れ刃部には
（ＴｉＡｌ）Ｎを被覆した。この工具を切り込み１ｍ
ｍ、回転数５０００ｒｐｍ、送り速度２ｍ／ｍｉｎで硬
さＨＲＣ４０に焼き入れした熱間工具鋼の切削に供した
ところ、切り屑の排出が頗るよく長時間にわたって安定
した切削ができ、一般のボ−ルエンドミルと比べて４倍
の長時間切削が可能であった。
超硬合金製の直径２０ｍｍ、刃長２５ｍｍ、全長１２０
ｍｍ、刃数４枚刃のボ−ルエンドミルにおいて、ねじれ
角３０°の４枚刃ボールエンドミルである。本体には外
周刃と同様なねじれを有する直径１．５ｍｍのクーラン
トホールが設けてある。前記ホールは、ボ−ル刃部の逃
げ面側に開口しており、開口部はホールの切れ刃側の周
囲のみに面取りを施してある。さらに、切れ刃部には
（ＴｉＡｌ）Ｎを被覆した。この工具を切り込み１ｍ
ｍ、回転数５０００ｒｐｍ、送り速度２ｍ／ｍｉｎで硬
さＨＲＣ４０に焼き入れした熱間工具鋼の切削に供した
ところ、切り屑の排出が頗るよく長時間にわたって安定
した切削ができ、一般のボ−ルエンドミルと比べて４倍
の長時間切削が可能であった。
【０００９】
【発明の効果】以上のように、本願発明によれば、特に
金型の３次元成形加工に用いる高速切削用の工作機械に
適する多刃エンドミルにおいて改善がなされた結果、高
能率な切削が可能になったのである。
金型の３次元成形加工に用いる高速切削用の工作機械に
適する多刃エンドミルにおいて改善がなされた結果、高
能率な切削が可能になったのである。
【図１】図１は、従来品の正面図を示す。
【図２】図２は、本願発明の一実施例の正面図を示す。
【図３】図３は、図２の側面図を示す。
１ 本体 ２ 刃部 ３ ボ−ル刃 ４ クーラントホール
Claims (2)
- 【請求項１】 クーラントホールを設けた４枚刃以上の
多刃エンドミルであって、親刃・子刃により構成される
と共に、前記親刃の逃げ面背部にクーラントホールの開
口部を設け、かつその開口部を前記エンドミル刃径の１
／４〜３／４の位置に設けたことを特徴とする多刃エン
ドミル。 - 【請求項２】 請求項１記載の多刃エンドミルにおい
て、クーラントホールは親刃・子刃の逃げ面背部に設け
たことを特徴とする多刃エンドミル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19420495A JPH0919822A (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | 多刃エンドミル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19420495A JPH0919822A (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | 多刃エンドミル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0919822A true JPH0919822A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=16320693
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19420495A Abandoned JPH0919822A (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | 多刃エンドミル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0919822A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015029850A1 (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-05 | 三菱マテリアル株式会社 | クーラント穴付きエンドミル |
| US10421135B2 (en) | 2017-11-03 | 2019-09-24 | Kennametal Inc. | Rotary cutting tool with coolant passages and method of making same |
-
1995
- 1995-07-06 JP JP19420495A patent/JPH0919822A/ja not_active Abandoned
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015029850A1 (ja) * | 2013-08-30 | 2015-03-05 | 三菱マテリアル株式会社 | クーラント穴付きエンドミル |
| US10421135B2 (en) | 2017-11-03 | 2019-09-24 | Kennametal Inc. | Rotary cutting tool with coolant passages and method of making same |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20041116 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050802 |
|
| A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20050809 |