JPH09198124A - 多重化制御装置 - Google Patents

多重化制御装置

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JPH09198124A
JPH09198124A JP710996A JP710996A JPH09198124A JP H09198124 A JPH09198124 A JP H09198124A JP 710996 A JP710996 A JP 710996A JP 710996 A JP710996 A JP 710996A JP H09198124 A JPH09198124 A JP H09198124A
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JP
Japan
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control system
error
signal
control device
multiplexing
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Application number
JP710996A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaya Ichinose
雅哉 一瀬
Motoo Futami
基生 二見
Yuzuru Kubota
譲 久保田
Mikisuke Higuchi
幹祐 樋口
Mitsusachi Motobe
光幸 本部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】出力がアナログ量であるような制御系を2重化
構成としたときに、他の制御系と独立に演算結果を判定
および評価することで誤りを判定する多重化制御装置を
提供する。 【解決手段】制御系1及び制御系1′は同じ機能を有し
ており、1つの信号が100及び101として2重化さ
れ、該制御系1及び制御系1′に各々入力される。該制
御系1及び制御系1′は、それぞれ入力信号に対して処
理および誤り検出符号の作成を行い、制御演算結果のア
ナログ制御信号2及び2′と誤り信号3及び3′を出力
する手段を有する。また、判定部4は、該制御系1及び
制御系1′から誤り符号と制御演算の結果を受け取り、
正しい制御信号102を出力する手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御系の高信頼化
に関し、とりわけアナログ制御信号を出力する多重化構
成制御系に適する誤りを検出する手段を備えた制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】制御装置の信頼性の向上のために、制御
系の多重化が行われている。制御系を2重化とした場
合、2つの出力の比較により誤りを判定する。しかし、
一方で誤りが発生すると出力が異なるので誤りが発生し
たことはわかるが、どちらの信号が正しいかという判断
は信号の比較のみでは行えない。このような場合に、例
えば特開平2−178702 号公報では、多重化した他の制御
系の情報を取得して判断する方法あるいは信号の突変を
検出する方法がとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、制
御系を二重化構成とした場合、あるいは三重化構成制御
系の1重故障の場合、一方の系が故障し、制御系が一重
運転しているとき他制御系の情報が入力されなくなると
演算結果の誤りを判定できない問題がある。本発明の第
1の目的は、このような場合に信号の誤りを判定できる
制御装置を提供することにある。
【0004】また、信号の突変により誤りを判定する場
合は、信号の突変と判断されないような演算の誤りが生
じた場合、二重化した制御系の2つの演算結果に対して
どちらの結果が誤りであるか比較判定ができない問題が
ある。本発明の第2の目的は、このような場合にどちら
の系の演算結果が正しいか判定できる制御装置を提供す
ることにある。
【0005】また、スイッチング素子をオン,オフする
駆動信号の各出力の状態の正当性は、出力のパターンそ
のものから判定することは困難で、この出力を決定した
演算の正当性をも合わせて評価する必要がある。本発明
の第3の目的は、このような場合に演算の正当性を評価
できる制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、演算ブロックを1つの入力信号に対して同一の
演算を同一のマイコンで時間を遅らせて複数回行わせる
ソフト的時分割多重化構成として、さらに複数回の演算
結果の比較結果から他制御系と独立に誤り信号を作り出
して判定部に出力させ、判定部に誤り判定手段を設ける
ようにした。
【0007】また上記第2の目的を達成するため、演算
部は制御系の過去の演算結果に基づいた予測信号もしく
は予測信号の作成を可能とする演算情報を出力し、判定
部に予測結果と出力結果の比較により誤りを判定する予
測判定手段を設けるようにした。
【0008】また上記第3の目的を達成するため、予測
判定およびソフト的時分割多重化構成により制御信号に
冗長度を持たせるようにした。
【0009】前記各演算部は、ソフト的時分割多重化構
成による演算部の複数回の演算結果を比較し、誤りを検
出して、他の制御系と独立に誤り符号を出力する。判定
手段は、誤り符号を用いて演算の誤りまたはどの演算装
置で誤りが生じたかを検出する。この様な時間的に多重
化した構成により誤り符号を出力するので他制御系と独
立して自制御系の演算の誤りを検出できる多重化制御装
置を提供できる。
【0010】前記予測判定手段において、演算部は演算
の結果から予測判定用の信号を出力し、予測判定手段
は、前回の演算結果から変化点を予測して許容誤差範囲
を決定し、今回の演算結果の誤りを判定する。これによ
り2重系のどちらで誤りが生じたか判断できない場合あ
るいは一方の制御系が故障した場合でも、予測判定を行
うことで自己の制御系の演算結果に対し評価ができ、安
定に動作する多重化制御装置を提供できる。
【0011】ソフト的時分割多重化構成および予測判定
により制御信号の冗長度を持たせることで、演算の誤り
を検出できる多重化制御装置を提供できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施例を図面を用い
て説明する。図1に、本発明による一実施例の制御系の
構成を示す。同図は、制御系を2重化としたときの構成
を表わしている。制御系1及び制御系1′は同じ機能を
有しており、1つの入力信号が100及び101として
2重化され、該制御系1及び制御系1′に各々入力され
る。該制御系1及び制御系1′は、それぞれの入力信号
に対して処理および誤り符号の作成を行い、演算結果の
n個のアナログ制御信号2及び2′,誤り信号3及び
3′を出力する。
【0013】また、同図において制御系のアナログ制御
信号2及び2′が、パルスによるオン,オフ指令のよう
にパリティ等の冗長性を付加することができないような
信号であり、かつ該出力信号に高い信頼性が要求される
場合、該出力信号とともに誤り判定用に少なくとも1ビ
ットの誤り信号3及び3′を出力することで該出力信号
に冗長性をもたせることができる。また、複数の演算結
果を出力先グループ毎に1つの誤り信号を加えて出力す
ることもできる。
【0014】また、同図において判定部4は、該制御系
1及び制御系1′から誤り信号3及び3′と制御演算の
結果のアナログ制御信号2及び2′を受け取る。該判定
部は、どちらの系にも誤りが生じていなければ該制御系
1の結果を制御信号102として出力し、該制御系1に
誤りが生じたときは、該制御系1′の結果を制御信号1
02として出力する。このように、制御系が他制御系の
情報を用いず、自制御系の誤り符号を出力するため、2
重系の場合でも該判定部は、どちらか一方の系が故障し
た場合であっても誤りが発生したことを特定できる。
【0015】図2に、本発明による他の実施例の制御系
の構成を示す。本実施例は、該制御系1及び制御系1′
を構成する要素が演算要素の場合の実施例を示してい
る。同図において、該制御系1及び制御系1′は、それ
ぞれ演算部7と演算部7′,比較演算部8と比較演算部
8′,誤り信号作成部9と誤り信号作成部9′によって
構成されている。演算部から誤り符号を作成する方法と
して、ソフト的時分割多重化構成を用いる。図3に、ソ
フト的時分割多重化構成の処理と時間の関係を示す。ソ
フト的時分割多重化構成は、同一の演算を同一のマイコ
ンで時間を遅らせて複数回行わせる方法である。図2を
用いて誤り符号の出力までの流れを説明する。制御系1
において、入力信号100は演算部7に入り、該演算部
は該入力信号に対してプログラムを2回実行する。該演
算部は実行結果T1とT2を比較演算部8に出力し、該
比較器は該実行結果を比較し、比較結果を誤り信号作成
部9に出力し、該誤り符号作成部はフラグを立てること
によって誤り信号3を判定部4に出力する。また、該演
算部は実行結果T1を該判定部にアナログで出力する。
同様に、制御系1′において、入力信号101は演算部
7′に入り、該演算部は該入力信号に対してプログラム
を2回実行する。該演算部は実行結果T3とT4を比較
演算部8′に出力し、該比較器は該実行結果を比較し、
比較結果を誤り信号作成部9′に出力し、該誤り符号作
成部はフラグを立てることによって誤り符号を判定部4
に出力する。また、該演算部は実行結果T3を該判定部
にアナログで出力する。これにより、制御系が他制御系
の情報を用いず、自制御系の誤り符号を出力できる。ま
た、制御系が複数の演算要素で構成される場合、処理時
間短縮のため、制御系の重要な部分に限定してソフト的
に多重化する方法も考えられる。
【0016】また、同2において、判定部4は多重化し
た制御系の終端に位置し、該制御系1及び制御系1′か
ら誤り信号3及び3′と制御演算結果T1およびT3の
アナログ制御信号2及び2′を受け取る。該判定部は、
どちらの系にも誤りが生じていなければ該制御系1の結
果T1を出力し、該制御系1に誤りが生じたときは、該
制御系1′の結果T3を出力する。
【0017】また、図2における演算結果から誤り判定
までの流れを、図4にフローチャートで示す。図4か
ら、該制御系1及び制御系1′は、他の制御系の情報を
用いずに自己の制御系のみで誤り符号を作成でき、判定
部は制御系の誤りを判定できることがわかる。また、図
5に真理表を示す。制御系は他制御系と独立して誤り符
号を作成しているため、どちらかの系が正常であれば正
しい制御信号を出力できる。このように、該制御系1及
び制御系1′のどちらかの系が故障した場合でも、他の
制御系の情報を用いずに誤り符号を作成しているため、
判定部は誤りを検出できる。
【0018】図6に、本発明による他の実施例の制御系
の構成を示す。本実施例は、該制御系1及び制御系1′
を構成する要素が複数の演算要素を含む場合の実施例を
示している。同図において、該制御系1は、演算部20
0,演算部201および演算部202によって構成され
ており、該制御系1は判定部に演算結果のアナログ制御
信号2と誤り信号3を出力する。同様に、該制御系1′
は、演算部200′,演算部201′および演算部20
2′によって構成されており、該制御系1′は判定部に
演算結果のアナログ制御信号2′と誤り信号3′を出力
する。演算部から誤り符号を作成する方法として、ソフ
ト的時分割多重構成を用いる。該制御系1を構成する各
演算ブロックが出力した各誤り符号は、該制御系1の論
理演算部203で論理演算され、該制御系1は誤り信号
3を判定部4に出力する。同様に、該制御系1′を構成
する各演算ブロックが出力した各誤り符号は、該制御系
1′の論理演算部203′で論理演算され、該制御系
1′は誤り信号3′を判定部4に出力する。これによ
り、制御系は、制御系が複数個の演算要素で構成される
場合でも他制御系の情報を用いず、自制御系の誤り符号
を出力できる。
【0019】また、判定部4は、多重化した制御系の終
端に位置し、該制御系1及び制御系1′から誤り信号3
及び3′と制御演算結果のアナログ制御信号2及び2′
を受け取る。該判定部は、どちらの系にも誤りが生じて
いなければ該制御系1の演算結果のアナログ制御信号2
を出力し、該制御系1に誤りが生じたときは、該制御系
1′の演算結果のアナログ制御信号2′を出力する。該
制御系1及び制御系1′のどちらかの系のある1つの演
算要素で誤りが生じた場合でも、他の制御系の情報を用
いずに誤り符号を作成しているため、判定部は誤りを検
出できる。
【0020】さらに本実施例では、前記誤り符号作成手
段と組み合わせることで、制御系の演算ブロック20
0,201,202,200′,201′,202′の
誤りを表示手段300,301,302,300′,3
01′,302′を用いて人間に知らせる故障検出器を
簡単に構成できる。
【0021】図7に、故障検出器を備えた制御系の構成
を示す。図6に示した制御系の構成との違いは、各演算
部が自己の誤り符号を用いて演算の誤りを知らせる表示
手段を有することである。これにより、制御系が多数の
演算装置で構成されており、出力信号から故障の発見箇
所が特定できないような制御系においても、表示手段を
設けることで多重化制御系のどの部分で故障が生じたか
容易に発見でき、修理時間を短縮することで信頼性の向
上を図ることができる。
【0022】図8に、本発明による他の実施例の制御系
の構成を示す。本実施例は、該制御系1及び制御系1′
を、ソフト的時分割多重化構成および予測判定法により
構成し、誤りを判定する2重化制御系の構成を示してい
る。同図において、制御系1の予測判定は、該ソフト的
時分割多重化構成による演算結果T1,T2のうちT1
を用いるとする。演算部7は、演算結果T1をD/A変
換器11に出力し、アナログ変換器はアナログデータを
誤り信号判定部12に出力する。また、演算ブロックは
演算結果T1,T2をアナログ信号で判定部4に出力す
る。予測判定部は判定結果をフラグを用いて判定部4に
出力する。同様に、制御系1′の予測判定は、該ソフト
的時分割多重化構成による演算結果T3,T4のうちT
3を用いるとする。演算部7′は、演算結果T3をD/
A変換器11′に出力し、アナログ変換器はアナログデ
ータを誤り信号判定部12′に出力する。また、演算ブ
ロックは演算結果T3,T4をアナログ信号で判定部4
に出力する。予測判定部は判定結果をフラグを用いて判
定部4に出力する。これにより、制御系が他制御系の情
報を用いず、自制御系の誤り符号を出力できる。
【0023】図9に、予測判定の判定法を説明するため
の概念図を示す。該予測判定部は、前回,前々回に予測
判定に用いた値を保持しており、その値から今回の演算
結果(T1あるいはT3)の値を予測し、今回の値が許
容誤差範囲内に存在すれば、制御信号として用いても制
御対象に影響を及ぼさないと判定し、許容誤差範囲内に
存在しない場合は制御信号として不適であるという誤り
符号を出力する。
【0024】また、制御系が、該ソフト的時分割多重化
構成および該予測判定法の機能を有する場合の、誤り符
号作成から判定部までの流れを図10のフローチャート
に示す。また、判定部が行う判定を図11に真理表とし
て示す。図10および図11より、該ソフト的時分割多
重化構成に該予測判定を加えることで、該ソフト的時分
割多重化構成では判定できないような誤りも判断できる
ようになり、該ソフト的時分割多重化構成で判断できな
い誤りも検出できる。このように、該予測判定法を行う
ことで、信頼性のある制御装置が実現できる。
【0025】図12に、本発明による他の実施例の制御
系の構成を示す。本実施例は、電流あるいは電圧を検出
するセンサと、アナログ波形をデジタル化するA/D変
換器16及び16′、コントローラ演算を行う演算部1
5及び15′誤り信号判定部10,誤り信号作成部9及
び9′及び13及び13′、これらを結ぶ信号伝送路で
構成されている。同図はインバータの制御系の構成につ
いて示したものである。T1,T2は制御系1の演算ブ
ロック15をソフト的時分割多重化構成としたときの演
算結果を示している。T3,T4は制御系1′のコント
ローラ演算5′をソフト的時分割多重化構成としたとき
の各出力を示している。制御系1は演算部出力T1,T
2を比較演算部8で比較し、誤り信号作成部9によりフ
ラグを出力する。同様に、制御系1′も演算部出力T
3,T4を比較演算部8′で比較し、誤り信号作成部
9′によりフラグを出力する。また、信号の突変は検出
できないが、演算結果に不一致が生じた場合にどちらの
信号が正しいか判定するために、演算結果T1とT3お
よびPWM作成のための三角波をそれぞれD/A変換器
11とD/A変換器11′及びD/A変換器14とD/
A変換器14′によりアナログ値に戻し、その結果が前
回使用した値の許容誤差範囲内であるかを、誤り信号判
定部12および誤り信号判定部12′および判定部10
00および判定部1000′でそれぞれ判定する。判定
の結果、許容誤差範囲外に演算結果がある場合、誤り信
号作成部13および誤り信号作成部13′および符号出
力手段1001および誤り符号出力手段1001′で誤り符
号を出力する。これにより、どちらの系で誤りが生じた
か判定できない場合でも、許容範囲内であれば制御対象
に影響を与えないと判断して制御信号を出力することで
制御対象を停止させることなく制御できる。このよう
に、本実施例によれば制御系のどちらの系で誤りが生じ
たか比較判定できない場合に予測判定を行うことで判定
でき、また一方の制御系が故障した場合でも自制御系で
誤り符号を作成しているため誤りを検出でき、高信頼な
インバータの2重化制御装置を実現できる。
【0026】図13に本発明による他の実施例の制御系
の構成を示す。本実施例は、インバータおよび制御系A
および制御系Bおよび誤り判定部を有する。以下、発明
の実施例を図面を用いて説明する。図13において制御
系A及び制御系Bは同一の入力信号に対して、同一の演
算を行い、制御信号23及び23′を誤り判定部に出力
する。このとき前記制御系A及び制御系Bは、出力信号
の演算の誤りまたは前記入力信号の誤りを各制御系で自
己判定し誤り信号24及び24′を出力する。前記判定
部は、誤り信号により演算の誤りを判定し、正しい演算
結果を出力する。これにより、信頼性を要求される電力
設備の制御系を2重化構成にした場合、1重故障が生じ
た場合でも制御信号の誤りを検出できるので信頼性の向
上を図ることができる。
【0027】図14に本発明による他の実施例の制御系
の構成を示す。同図に示す演算装置は、フェッチ命令お
よびデコード命令およびデータリード命令および実行命
令および書き込み命令および比較演算部およびフラグ出
力部を備える。フェッチ1とフェッチ2は同一命令のフ
ェッチ、デコード1とデコード2は同一のデコード、デ
ータリード1とデータリード2は同一のデータリード、
実行1と実行2は同一の実行命令を行う。この様に、演
算装置は各命令の実行を時間的に多重化した構成となっ
ている。このようにパイプライン処理する演算装置にお
いて、パイプライン処理をソフト的に多重化することで
短時間で複数回のプログラムが実行できる。更に比較演
算部8に実行結果を出力することで演算の実行結果を比
較でき、実行結果と共に演算の間違いをフラグを立てて
出力することができる。
【0028】
【発明の効果】多重化した制御系の各演算部が他制御系
と独立に誤り符号を出力することで、制御系の冗長度が
0になったときでも制御信号の誤りを判定することがで
きるので、制御系を2重化構成あるいは3重化構成の1
重故障の場合の信頼性を向上できる。
【0029】判定部で制御信号の妥当を評価するので、
2重系のどちらで誤りが生じたか比較判定できない場合
でも誤りを検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】2重化制御装置のブロック図。
【図2】時分割多重化を用いた2重化構成制御装置の構
成を示す図。
【図3】ソフト的時分割多重化構成の演算処理のタイミ
ングを示す図。
【図4】時分割多重化を用いた2重化構成制御装置の判
定方法を示すフローチャート。
【図5】時分割多重化を用いた2重化構成制御装置の判
定方法を示す真理値表。
【図6】複数の演算部からなる制御系の2重化構成制御
装置の構成を示す図。
【図7】演算部の誤り検出機能を有する2重化構成制御
装置の構成を示す図。
【図8】時分割多重化および予測判定を用いた2重化構
成制御装置の構成を示す図。
【図9】予測判定法を説明する図。
【図10】予測判定法を用いた2重化制御系の判定方法
を示すフローチャート。
【図11】予測判定法を用いた2重化制御系の判定方法
を示す真理値表。
【図12】パルス幅変調インバータのパルス幅変調信号
を作成する2重化構成制御装置を示す図。
【図13】インバータの制御系の2重化構成制御装置を
示す図。
【図14】演算装置のパイプライン処理の多重化。
【符号の説明】
1,1′,25,25′…制御系、2,2′…アナログ
制御信号、3,3′,24,24′…誤り信号、4,1
0,12,12′,26,103…誤り信号判定部、
5,5′,6,6′…コントローラ演算、7,7′,1
5,15′,18,18′…演算ブロック、8,8′…
比較演算部、9,9′,13,13′…誤り信号作成
部、11,11′,14,14′…D/A変換器、1
6,16′…A/D変換器、17…センサ、22…制御
装置、23,23′…制御信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樋口 幹祐 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 本部 光幸 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株 式会社日立製作所電力・電機開発本部内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】演算処理結果の制御信号をアナログで出力
    する制御系を多重化した制御装置において、各演算ブロ
    ックが自ブロックの演算の誤り判定用の信号を他の制御
    系からの情報を用いることなく作成する手段を有し、演
    算結果と共に誤り判定用の信号を出力する機能を備える
    ことを特徴とする多重化制御装置。
  2. 【請求項2】制御系が、複数のスイッチング素子をオ
    ン,オフさせる駆動信号を出力する制御装置において、
    複数の駆動信号に加えて制御演算の正当性を示す誤り判
    定用の信号を出力する機能を備えることを特徴とする制
    御装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の多重化制御装置
    において、判定部は、多重化制御系の終端に位置し、各
    演算ブロックから誤り判定用の信号とアナログ制御信号
    を受け取り、誤り判定用の信号から演算結果の異常を判
    定し、異常が検出されなかった系の演算結果を出力する
    手段を備えることを特徴とする多重化制御装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2に記載の多重化制御装置
    において、各演算ブロックは、1つの入力信号に対して
    同一の演算を同一のマイコンで時間を遅らせて複数回行
    い、その演算結果の一致あるいは不一致から、他制御系
    とは独立に誤り符号を作成し、出力する手段を有するこ
    とを特徴とする多重化制御装置。
  5. 【請求項5】請求項1または2に記載の多重化制御装置
    において、判定部は、多重化制御系の終端に位置し、制
    御系の各演算ブロックが1つの入力信号に対して同一の
    演算を同一のマイコンで時間を遅らせて複数回行い、そ
    の演算結果の一致あるいは不一致から作成された誤り符
    号を用いて演算結果の異常を判定し、異常が検出されな
    かった系の演算結果を出力する手段を備えることを特徴
    とする多重化制御装置。
  6. 【請求項6】請求項1または2に記載の多重化制御装置
    において、各演算ブロックが演算結果のアナログ信号と
    演算の妥当性を判断する予測判定用の信号をアナログ出
    力することを特徴とする多重化制御装置。
  7. 【請求項7】請求項1または2に記載の多重化制御装置
    において、予測判定部は、演算結果の妥当を判断するた
    めのアナログ信号を前回使用した値と比較し、変化幅が
    許容誤差範囲内であるかを判定し、誤り符号を判定部に
    出力する手段を有することを特徴とする多重化制御装
    置。
  8. 【請求項8】パルス幅変調インバータのパルス幅変調信
    号を作成する多重化構成制御装置において、各演算ブロ
    ックは変調波信号と搬送波信号をアナログ出力し、判定
    部は前回の出力から今回の変化点を予測し、その予測値
    と決定した変調信号との誤差により異常を判定すること
    を特徴とする多重化制御装置。
  9. 【請求項9】フェッチ処理およびデコード処理およびデ
    ータリード処理および命令実行等の処理をパイプライン
    化した演算装置において、フェッチ,デコード,データ
    リード,命令実行等の処理を複数回実行し、結果の比較
    から演算の誤りを検出する手段を備えたことを特徴とす
    る演算装置。
  10. 【請求項10】請求項1,2または8に記載の多重化制
    御装置において、可変速発電機またはフライホイールジ
    ェネレータまたは無効電力調整装置または系統連携装置
    の制御系を前記多重化制御装置により構成することを特
    徴とする多重化制御装置。
  11. 【請求項11】請求項1,2または8に記載の多重化制
    御装置において、演算部が複数接続されている制御系を
    多重化した場合、各演算部は自分自身の誤り信号を他の
    制御系の情報を用いずに作成し、誤りの発生した演算部
    を特定する出力手段を備えたことを特徴とする多重化制
    御装置。
  12. 【請求項12】請求項1,2または8に記載の多重化制
    御装置において、前記判定部は、多重制御系の終端に位
    置し、制御系が有する複数の演算ブロックからの誤り符
    号の論理積の結果から自制御系の異常を一括判定し、正
    しい演算結果を出力する手段を備えることを特徴とする
    多重化制御装置。
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