JPH09197654A - 感光性平版印刷版 - Google Patents

感光性平版印刷版

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JPH09197654A
JPH09197654A JP476396A JP476396A JPH09197654A JP H09197654 A JPH09197654 A JP H09197654A JP 476396 A JP476396 A JP 476396A JP 476396 A JP476396 A JP 476396A JP H09197654 A JPH09197654 A JP H09197654A
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JP
Japan
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photosensitive layer
printing plate
photosensitive
coupling agent
lithographic printing
Prior art date
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Pending
Application number
JP476396A
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English (en)
Inventor
Ryoji Hattori
良司 服部
Sota Kawakami
壮太 川上
Shinji Matsumoto
晋治 松本
Iku Fukumuro
郁 福室
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPH09197654A publication Critical patent/JPH09197654A/ja
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】高感度でかつ耐刷性(支持体と硬化した感光層
との接着性)、現像性及び保存性が改良された感光層を
有する感光性平版印刷版を提供する。 【構成】1.支持体の親水性表面上に下記、、及
びを含有する感光層を有する感光性平版印刷版。ア
クリロイル基及びメタクリロイル基から選ばれる基を少
なくとも3つ有する付加重合可能な重合性モノマー。
チタンカップリング剤、アルミニウムカップリング剤及
びシランカップリング剤から選ばれる少なくとも1種。
フッ素系界面活性剤、光重合開始剤 2.上記1において、支持体がアルミニウム板であり、
かつ親水性表面の粗さがRaで0.3〜0.7μmであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光重合性の感光性
組成物からなる感光層を親水性表面を有する支持体上に
有し、該感光層に画像様に活性光を照射し溶出現像によ
って画像様に該感光層を除去して平版印刷版を作成する
のに用いられる感光性平版印刷版に関し、更に詳しく
は、感度、耐刷性、現像性及び保存性の改良技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光重合性組成物からなる感光層は、ネガ
型の感光性平版印刷版の感光層として従来数多く用いら
れている。ところで、光重合性組成物からなる感光層を
有する感光性平版印刷版を用いて作成した平版印刷版
は、光硬化膜自体の強度は良好であるが、支持体との接
着性が乏しいものであった。
【0003】また、支持体としてアルミニウム板を用い
ることにより多数の印刷物が得られることが知られてい
るが、印刷を行う際に非画線部に親水性、保水性を持た
せるために陽極酸化後シリケート処理などの化成処理を
行わなければならない。しかし、そのような処理を行な
うと逆に支持体と感光層との接着力が失われてしまう。
【0004】上記技術課題に対し、特開平4−1619
57号公報には、ビニル基又は(メタ)アクリロイル基
を有するシランカップリング剤を含有する光重合性組成
物からなる感光層をアルミ支持体に有する感光性平版印
刷版が提案されている。しかしながら、該技術による感
光性平版印刷版は、接着性は増すが、感度が低いために
画像形成された画像の硬化膜強度が弱く、印刷を行った
際に印刷紙等による感光層の摩耗性に弱さがあった。ま
た、現像を行う際に現像性の低下、或いは感光性平版印
刷版を保存することにより非画線部の抜け性の低下、即
ち現像ができなくなってしまう現象が起きることがあっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来の技術の問題を解消し、高感度でかつ耐刷性(支持
体と感光層との接着性に起因する)、現像性及び保存性
が改良された感光層を有する感光性平版印刷版を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的は下記
(1)又は(2)によって達成される。
【0007】(1)親水性表面を有する支持体の該親水
性表面上に下記、、及びを含有する感光層を有
することを特徴とする感光性平版印刷版。
【0008】アクリロイル基及びメタクリロイル基か
ら選ばれる基を少なくとも3つ有する付加重合可能な重
合性モノマー チタンカップリング剤、アルミニウムカップリング剤
及びシランカップリング剤から選ばれる少なくとも1種 フッ素系界面活性剤 光重合開始剤 (2)上記(1)において、支持体がアルミニウム板で
あり、かつ親水性表面の粗さがRaで0.30〜0.7
0μmの範囲であることを特徴とする感光性平版印刷
版。
【0009】以下、本発明について詳述する。
【0010】まず、アクリロイル基及びメタクリロイル
基から選ばれる基を少なくとも3つ有する付加重合可能
な重合性モノマー(以下「本発明のモノマー」という)
について説明する。
【0011】本発明のモノマーとしては、ジペンタエリ
スリトールヘキサアクリレート、ジペンタエリスリトー
ルモノヒドロキシペンタアクリレート、アルキル基変性
ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、アルキル
変性ジペンタエリスリトールテトラアクリレート、アル
キル基変性ジペンタエリスリトールトリアクリレート、
カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサアク
リレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレー
ト、脂肪族トリアクリレート、エピクロヒドリン変性グ
リセロールトリアクリレートペンタエリスリトールアク
リレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、
ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ペンタエリ
スリトールテトラメタクリレート、EO変性リン酸トリ
アクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、EO変性トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、PO変性トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、トリメチロールプロパントリアクリレート、エピク
ロヒドリン変性トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、
カプロラクトン変性トリス(アクリロキシエチル)イソ
シアヌレート、トリス(メタクリロキシエチル)イソシ
アヌレート、多官能ウレタンアクリレート(3官能以
上)、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート、ジ
ペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ポリエステ
ルアクリレート(3官能以上)を具体的化合物として挙
げることができる。
【0012】本発明において、本発明のモノマーを単独
で用いることが可能であるが、共重合可能なその他のモ
ノマーを併用することができる。そのようなモノマーと
して多価アルコールのアクリル酸エステル及びメタクリ
ル酸エスエテルが好ましく、エチレングリコール、トリ
エチレングリコール、テトラエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、トリメチロールプロパン、ペンタエ
リスリトール、ネオペンチルグリコール等のアクリル
酸、メタアクリル酸エステルを例として挙げることがで
きる。
【0013】また、ビスフェノールAから変性誘導され
たアクリル酸、メタアクリル酸エステル、例えばビスフ
ェノールA−エピクロルヒドリン系エポキシ樹脂プレポ
リマーとアクリル酸或いはメタアクリル酸との反応生成
物、ビスフェノールAのアルキレンオキシド付加体或い
はその水素添加物のアクリル酸、メタアクリル酸エステ
ル等も使用し得る。
【0014】これらのエステル系とは別にメチレンビス
アクリルアミド、メチレンビスメタアクリルアミド並び
にエチレンジアミン、プロピレンジアミン、ブチレンジ
アミン、ペンタメチレンジアミン等のジアミンのビスア
クリル又はビスメタアクリルアミドも有用である。
【0015】また、ジオールモノアクリレート若しくは
ジオールモノメタアクリレートとジイソシアネートとの
反応生成物、トリアクリルホルマール又はトリアリルシ
アヌレート等も適している。
【0016】これらのモノマー性化合物とは別に、側鎖
にアクリロイルオキシ基、メタアクリロイルオキシ基を
含む線状高分子化合物、例えばグリシジルメタアクリレ
ートの開環共重合物、グリシジルメタアクリレートのビ
ニル共重合物のアクリル酸、メタクリル酸付加反応物等
も使用可能である。
【0017】エチレン性不飽和化合物としては水溶性の
ものも使用可能であるが、光感度及び画像の耐水性の点
から水不溶性のものが好ましく、特に光感度の面におい
てペンタエリスリトールテトラアクリレート及びトリメ
チロールプロパントリアクリレートが好ましい。
【0018】併用し得るモノマーとして、上記の例以外
にも「UV/EB硬化ハンドブック−原料−」加藤清視
著(高分子刊行会)の11ページから65ページ、「U
V/EB硬化技術の応用と市場」田畑米穂監修、ラドテ
ックス研究会編集(シーエムシー)の7ページ〜55ペ
ージに記載された光重合モノマー・オリゴマーも併用す
ることができる。また、本発明に用いられる光重合性モ
ノマーは、上記に挙げた誘導方法や具体例により限定さ
れるものではない。更にこれらの光重合性モノマーの感
光性組成物中の好ましい含有量は、5〜80重量%であ
り、より好ましくは20〜60重量%である。
【0019】次に、本発明の感光層に含有させるチタン
カップリング剤、アルミニウムカップリング剤及びシラ
ンカップリング剤について説明する。
【0020】チタンカップリング剤としては、イソプロ
ピルトリイソステアロイルチタネート、イソプロピルト
リドデシルベンゼンスルホニルチタネート、イソプロピ
ルトリ(ジオクチルピロホスフェート)チタネート、テ
トライソプロピルビス(ジオクチルホスファイト)チタ
ネート、テトラオクチルビス(ジトリデシルホスファイ
ト)チタネート、テトラ(2,2−ジアリルオキシメチ
ル−1−ブチル)−ビス(ジトリデシルホスファイト)
チタネート、ビス(ジオクチルピロホスフェート)−オ
キシアセテートチタネート、ビス(ジオクチルピロホス
フェート)エチレンチタネートなどが挙げられる。
【0021】アルミニウムカップリング剤としては、ア
セトアルコキシアルミニウムジイソプロピレート等を挙
げることができる。
【0022】シランカップリング剤としては、ビニルト
リクロロシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルト
リエトキシシラン、ビニルトリス(2−メトキシエトキ
シ)シラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプ
ロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチ
ル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−ア
ミノプロピルトリエトキシシラン、3−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシ
クロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3−クロロ
プロピルトリメトキシシラン、3−メタクリルオキシプ
ロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルト
リメトキシシラン、3−ウレイドプロピルトリエトキシ
シラン等が挙げられる。
【0023】上記3種のカップリング剤はそれぞれ単独
で、又は2種以上を混合して用いることができる。2種
以上を混合して用いる場合、任意の割合で用いることが
できる。感光層への添加量は、0.001〜20重量%
が好ましく、より好ましくは0.005〜10重量%で
ある。
【0024】本発明の感光層に含有させるフッ素系界面
活性剤としては、例えば次のような化合物が挙げられ
る。
【0025】
【化1】
【0026】フッ素系界面活性剤としては市販品を用い
ることもでき、例えばサーフロン「S−381」、「S
−382」、「SC−101」、「SC−102」、
「SC−103」、「SC−104」(何れも旭硝子
(株)製)、フロラード「FC−430」、「FC−4
31」、「FC−173」(何れもフロロケミカル−住
友スリーエム製)、エフトップ「EF352」、「EF
301」、「EF303」(何れも新秋田化成(株)
製)、シュベゴーフルアー「8035」、「8036」
(何れもシュベグマン社製)、「BM1000」、「B
M1100」(何れもビーエム・ヒミー社製)、メガフ
ァック「F−171」、「F−177」(何れも大日本
インキ化学(株)製)、などを挙げることができる。
【0027】本発明において、フッ素系界面活性剤は1
種を用いてもよく、2種以上を併用してもよい。また、
フッ素系界面活性剤以外の界面活性剤を併用することも
できる。本発明の感光層へのフッ素系界面活性剤の添加
量は、好ましくは0.05〜10重量%、より好ましく
は0.1〜5重量%である。
【0028】光重合開始剤としては、エチレン性不飽和
化合物と併用するのに有効な一般に公知の化合物を用い
ることができ、例えば次の化合物が挙げられるがこれら
に限定されない。
【0029】具体例としては、アシロイン;ベンゾイン
メチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾイ
ンブチルエーテル等のアシロイン誘導体;臭化デシル、
塩化デシル、デシルアミン等;ベンゾフェノン、アセト
ンフェノン、ベンジル及びベンゾイルシクロブタノン等
のケトン;ミヒラーのケトン、ジエトキシアセトン及び
ハロゲン化アセトー及びベンゾフェノン等の置換ベンゾ
フェノン;チオキサントン、クロルチオキサントン、イ
ソプロピルチオキサントン、ジイソプロピルチオキサン
トン、メチルチオキサントン等のチオキサントン誘導
体、キノン及びベンゾキノン、アントラキノンとフエナ
ントレンキノンのなうな多核環式キノン;クロルアント
ラキノン、メチルアントラキノン、オクタメチルアント
ラキノン、ナフトキノン、ジクロロナフトキノン等の置
換多核環式キノン;ハロゲン化脂肪族、脂環族及び芳香
族炭化水素及びそれらの混合物等で、但しハロゲンは塩
素、臭素、弗素、沃素であり、例えばモノ−及びポリク
ロロベンゼン、モノ−及びポリブロモベンゼン、モノ−
及びポリクロロキシレン、モノ−及びポリブロモキシレ
ン、ジクロロ無水マレイン酸、1−(クロロ−2−メチ
ル)ナフタレン、2,4−ジメチルベンゼン塩化モルホ
ニル、1−ブロモ−3−(m−フェノキシフェノキシ)
ベンゼン、2−ブロモエチルメチルエーテル、無水クロ
レンデイン酸及びその対応エステル、塩化クロロメチル
ナフチル、クロロメチルナフタレン、ブロモメチルフェ
ナントレン、ジ・ヨードメチルアントラセン、ヘキサク
ロロシクロペンタジエン、ヘキサクロロベンゼン、オク
タクロロシクロペンテン及びそれらの化合物、ロフィン
二量体及びN−メチル−2−ベンゾイルメチレン−β−
ナフトチアゾール、N−エチル−2−(2−テノイル)
メチレン−β−ナフトチアゾールに代表される複素環化
合物が挙げられる。
【0030】光重合開始剤としては、例えば「フォトポ
リマーテクノロジー」(日刊工業新聞,昭和63年)第
26頁〜第50頁及び第113頁〜第123頁にその代
表的な化合物が開示されており、例えば3,3′,4,
4′−テトラキス(t−ブチルオキシカルボニル)ベン
ゾフェノン、イミダゾール2量体、9,10−ジブロム
アントラセン、2−ナフタレンスルホニルクロリド、過
酸化ベンゾイル、オニウム塩等の光重合開始剤が記載さ
れており、これらの何れも本発明に使用することができ
る。また、特願平4−177480号、特開昭58−1
74402号、同58−174939号、特開平5−2
49675号等記載の従来から報告されているような開
始剤を含有することが好ましい。
【0031】また、光重合開始剤として特公昭59−4
2684号、特公平6−76444号、同5−8556
2号各公報に記載されているクマリン誘導体及び有機過
酸化物を好ましく用いることができる。
【0032】光重合開始剤としては水溶性のものも使用
可能であるが、光感度、耐水性の点から水不溶性のもの
が好ましい。請求項1に係る発明の光重合性感光性組成
物における重合性化合物及び光重合開始剤の好ましい組
成比の範囲は、重合性化合物0.01〜50重量%、光
重合開始剤0.01〜20重量%である。
【0033】本発明の感光層には、バインダーとして高
分子重合体を含有させることが好ましい。
【0034】本発明の感光層に用いることができる高分
子重合体は、バインダーとして機能するものであればそ
の種類は任意であるが、酸価が10〜250の範囲の新
油性高分子化合物が好ましい。
【0035】このような高分子重合体として、例えば、
ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリス
チレン、ポリウレタン、ポリビニルクロライド及びその
コポリマー、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルホ
ルマール樹脂、シェラック、エポキシ樹脂、フェノール
樹脂、アクリル樹脂等が挙げられる。
【0036】これらの中で好ましい高分子重合体は、下
記(1)〜(17)に記載のモノマーの混合物を共重合
して得られる共重合高分子重合体である。
【0037】上記モノマー混合物には、上記モノマーと
共重合し得る他のモノマーを混合してもよい。また、上
記高分子重合体は、上記モノマーの共重合によって得ら
れる共重合体を、例えば、グリシジルアクリレート、グ
リシジルメタクリレート等によって修飾したものであっ
てもよい。
【0038】(1)芳香族水酸基を有するモノマー、例
えば、N−(4−ヒドロキシフェニル)アクリルアミ
ド、N−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミ
ド、o−ヒドロキシスチレン、p−ヒドロキシスチレ
ン、m−ヒドロキシスチレン、o−ヒドロキシフェニル
アクリレート、p−ヒドロキシフェニルアクリレート、
m−ヒドロキシフェニルアクリレート等。
【0039】(2)脂肪族水酸基を有するモノマー、例
えば、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート、N−メチロールアクリルア
ミド、N−メチロールメタクリルアミド、4−ヒドロキ
シブチルアクリレート、4−ヒドロキシブチルメタクリ
レート、5−ヒドロキシペンチルアクリレート、5−ヒ
ドロキシペンチルメタクリレート、6−ヒドロキシヘキ
シルアクリレート、6−ヒドロキシヘキシルメタクリレ
ート、N−(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミド、
N−(2−ヒドロキシエチル)メタクリルアミド、ヒド
ロキシエチルビニルエーテル等。
【0040】(3)アミノスルホニル基を有するモノマ
ー、例えば、m−アミノスルホニルフェニルメタクリレ
ート、p−アミノスルホニルフェニルメタクリレート、
m−アミノスルホニルフェニルアクリレート、p−アミ
ノスルホニルフェニルアクリレート、N−(p−アミノ
スルホニルフェニル)メタクリルアミド、N−(p−ア
ミノスルホニルフェニル)アクリルアミド等。
【0041】(4)不飽和スルホンアミド基を有するモ
ノマー、例えば、N−(p−トルエンスルホニル)アク
リルアミド、N−(p−トルエンスルホニル)メタクリ
ルアミド等。
【0042】(5)α,β−不飽和カルボン酸類、例え
ば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレ
イン酸、イタコン酸、無水イタコン酸等。
【0043】(6)置換又は無置換のアルキルアクリレ
ート、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、
アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ア
ミル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸ヘプチル、アク
リル酸オクチル、アクリル酸ノニル、アクリル酸デシ
ル、アクリル酸ウンデシル、アクリル酸ドデシル、アク
リル酸ベンジル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル
酸−2−クロロエチル、N,N−ジメチルアミノエチル
アクリレート、グリシジルアクリレート等。
【0044】(7)置換又は無置換のアルキルメタクリ
レート、例えば、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メ
タクリル酸アミル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル
酸ヘプチル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸ノニ
ル、メタクリル酸デシル、メタクリル酸ウンデシル、メ
タクリル酸ドデシル、メタクリル酸ベンジル、メタクリ
ル酸シクロヘキシル、メタクリル酸−2−クロロエチ
ル、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、グ
リシジルメタクリレート等。
【0045】(8)アクリルアミドもしくはメタクリル
アミド類、例えば、アクリルアミド、メタクリルアミ
ド、N−エチルアクリルアミド、N−ヘキシルアクリル
アミド、N−シクロヘキシルアクリルアミド、N−フェ
ニルアクリルアミド、N−ニトロフェニルアクリルアミ
ド、N−エチル−N−フェニルアクリルアミド、N−ニ
トロフェニルアクリルアミド、N−エチル−N−フェニ
ルアクリルアミド等。
【0046】(9)フッ化アルキル基を含有するモノマ
ー、例えば、トリフルオロエチルアクリレート、トリフ
ルオロエチルメタクリレート、テトラフルオロプロピル
アクリレート、テトラフルオロプロピルメタクリレー
ト、ヘキサフルオロプロピルメタクリレート、オクタフ
ルオロペンチルアクリレート、オクタフルオロペンチル
メタクリレート、へプタデカフルオロデシルアクリレー
ト、ヘプタデカフルオロデシルメタクリレート、N−ブ
チル−N−(2−アクリロキシエチル)ヘプタデカフル
オロオクチルスルホンアミド等。
【0047】(10)エチルビニルエーテル、2−クロ
ロエチルビニルエーテル、プロピルビニルエーテル、ブ
チルビニルエーテル、オクチルビニルエーテル、フェニ
ルビニルエーテル等のビニルエーテル類。
【0048】(11)ビニルアセテート、ビニルクロロ
アセテート、ビニルブチレート、安息香酸ビニル等のビ
ニルエステル類。
【0049】(12)スチレン、メチルスチレン、クロ
ロメチルスチレン等のスチレン類。
【0050】(13)メチルビニルケトン、エチルビニ
ルケトン、プロピルビニルケトン、フェニルビニルケト
ン等のビニルケトン類。
【0051】(14)エチレン、プロピレン、イソブチ
レン、ブタジエン、イソプレン等のオレフィン類。
【0052】(15)N−ビニルピロリドン、N−ビニ
ルカルバゾール、4−ビニルピリジン等。
【0053】(16)シアノ基を有するモノマー、例え
ば、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、2−ペン
テンニトリル、2−メチル−3−ブテンニトリル、2−
シアノエチルアクリレート、o−シアノスチレン、m−
シアノスチレン、p−シアノスチレン等。
【0054】(17)アミノ基を有する化合物、例え
ば、N,N−ジエチルアミノエチルメタクリレート、
N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N−
ジメチルアミノエチルメタクリレート、ポリブタジェン
ウレタンアクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピ
ルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、
アクリロイルモルホリン、N−イソプロピルアクリルア
ミド、N,N−ジエチルアクリルアミド等。
【0055】上記共重合体は、ゲルパーミエーションク
ロマトグラフィー(GPC)によって測定された重量平
均分子量が1万〜20万であるものが好ましいが、重量
平均分子量はこの範囲に限定されるものではない。
【0056】上記高分子重合体には、必要に応じて、ポ
リビニルブチラール樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミ
ド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ノボラック
樹脂、天然樹脂等、他の任意の高分子重合体を併用して
もよい。
【0057】高分子重合体は、感光層中に40〜99重
量%の範囲で含有させることが好ましく、50〜95重
量%の範囲で含有させることが更に好ましい。
【0058】本発明の感光層には、必要に応じて、下記
(1)〜(6)の添加剤を含有させることができる。
【0059】(1)熱重合禁止剤 熱重合防止剤としては、キノン系、フェノール系等の化
合物が好ましく用いられる。例えば、ハイドロキノン、
ピロガロール、p−メチキシフェノール、カテコール、
β−ナフトール、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾ
ール等が挙げられる。エチレン性不飽和結合を有する重
合可能な化合物とバインダーの合計量100重量部に対
して、10重量部以下、好ましくは0.01〜5重量部
程度添加される。
【0060】(2)酸素クエンチャー 酸素クエンチャーとしてはN,N−ジアルキルアニリン
誘導体が好ましく、例えば米国特許4,772,541
号明細書の第11カラム58行目から第12カラム35
行目に記載の化合物が挙げられる。
【0061】(3)可塑剤 可塑剤としては、フタル酸エステル類、トリメリット酸
エステル類、アジピン酸エステル類、その他飽和或いは
不飽和カルボン酸エステル類、クエン酸エステル類、エ
ポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシステア
リン酸エポキシ類、正リン酸エステル、亜燐酸エステル
類、グリコールエステル類等が挙げられる。
【0062】(4)酸化防止剤 酸化防止剤としては、クロマン系化合物、クラマン系化
合物、フェノール系化合物、ハイドロキノン誘導体、ヒ
ンダードアミン誘導体、スピロインダン系化合物、硫黄
系化合物、リン系化合物などが挙げられ、特開昭59−
182785号、同60−130735号、同61−1
59644号、特開平1−127387号各公報、「1
1290の化学商品」化学工業日報社862〜868頁
等に記載の化合物、及び付加重合性組成物からなる感光
層を有する感光材料の耐久性を改善するものとして公知
の化合物を挙げることができる。
【0063】(5)フィラー フィラーとしては、無機微粒子や有機樹脂粒子を挙げる
ことができる。この無機微粒子としてはシリカゲル、炭
酸カルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、
タルク、クレー、カオリン、酸性白土、活性白土、アル
ミナ等を挙げることができ、有機微粒子としてはフッ素
樹脂粒子、グアナミン樹脂粒子、アクリル樹脂粒子、シ
リコン樹脂粒子等の樹脂粒子が挙げられる。
【0064】(6)帯電防止剤 帯電防止剤としては、カチオン系界面活性剤、アニオン
系界面活性剤、非イオン性界面活性剤、高分子帯電防止
剤、導電性微粒子等のほか「11290の化学商品」化
学工業日報社875〜876頁等に記載の化合物等が挙
げられる。
【0065】また、本発明の感光層は、種々の増感剤と
組み合わせた組成物とすることによって、紫外から近赤
外領域にかけての光に対する活性を高め、極めて高感度
とすることが可能である。増感剤の具体例としては、カ
ルコン誘導体やジベンザルアセトン等に代表される不飽
和ケトン類、ベンジルやカンファーキノン等に代表され
る1,2−ジケトン誘導体、ベンゾイン誘導体、フルオ
レン誘導体、ナフトキノン誘導体、アントラキノン誘導
体、キサンテン誘導体、チオキサンテン誘導体、キサン
トン誘導体、チオキサントン誘導体、クマリン誘導体、
ケトクマリン誘導体、シアニン誘導体、スチリル誘導
体、メロシアニン誘導体、オキソノール誘導体等のポリ
メチン色素、アクリジン誘導体、アジン誘導体、チアジ
ン誘導体、オキサジン誘導体、インドリン誘導体、アズ
レン誘導体、アズレニウム誘導体、スクアリリウム誘導
体、ポルフィリン誘導体、テトラフェニルポルフィリン
誘導体、トリアリールメタン誘導体、テトラベンゾポル
フィリン誘導体、テトラピラジノポルフィラジン誘導
体、フタロシアニン誘導体、テトラアザポルフィラジン
誘導体、テトラキノキサリロポルフィラジン誘導体、ナ
フタロシアニン誘導体、サブフタロシアニン誘導体、ピ
リリウム誘導体、チオピリリウム誘導体、テトラフィリ
ン誘導体、アヌレン誘導体、スピロピラン誘導体、スピ
ロオキサジン誘導体、チオスピロピラン誘導体、金属ア
レーン錯体、有機ルテニウム錯体等が挙げられ、その他
更に具体的には、大河原信ら編、「色素ハンドブック」
(1986年、講談社)、大河原信ら編、「機能性色素
の化学」(1981年、シーエムシー)、池森忠三朗ら
編、「特殊機能材料」(1986年、シーエムシー)に
記載の色素及び増感剤が挙げられるがこれらに限定され
るものではなく、その他、紫外から近赤外域にかけての
光に対して吸収を示す色素や増感剤が挙げられ、これら
は必要に応じて任意の比率で2種以上用いてもかまわな
い。
【0066】更に、本発明の感光層には重合促進剤や連
鎖移動触媒を添加できる。その具体例としては、例え
ば、N−フェニルグリシン、トリエタノールアミン、
N,N−ジエチルアニリン等のアミン類、米国特許第
4,414,312号明細書や特開昭64−13144
号公報記載のチオール類、特開平2−291561号公
報記載のジスルフィド類、米国特許第3,558,32
2号明細書や特開昭64−17048号公報記載のチオ
ン類、特開平2−291560号公報記載のo−アシル
チオヒドロキサメートやN−アルコキシピリジンチオン
類が挙げられる。
【0067】本発明の感光層又は該感光層を形成するた
めの塗布液には、上記の他に、更に種々の添加剤を添加
することができる。例えば、塗布性を改良するためのア
ルキルエーテル類(例えば、エチルセルロース、メチル
セルロース)、フッ素系界面活性剤類やノニオン系界面
活性剤〔例えば、プルロニックL−64(旭電化(株)
製)〕、塗膜の柔軟性、耐摩耗性を付与するための可塑
剤(例えば、ポリエチレングリコール、クエン酸トリブ
チル、オレイン酸テトラヒドロフルフリル、アクリル酸
又はメタクリル酸のオリゴマー及びポリマー)、画像部
の感脂性を向上させるための感脂化剤(例えば、特開昭
55−527号公報記載のスチレン−無水マレイン酸共
重合体のアルコールによるハーフエステル化物、特開昭
50−125806号公報記載の長鎖アルキル基含有ノ
ボラック樹脂)、安定剤〔例えば、リン酸、亜リン酸、
有機酸(クエン酸、シュウ酸、ベンゼンスルホン酸、ナ
フタリンスルホン酸、4−メトキシ−2−ヒドロキシベ
ンゾフェノン−5−スルホン酸、酒石酸等)〕、現像促
進剤(例えば、高級アルコール、酸無水化物等)等が挙
げられる。これらの添加剤の添加量はその使用対象目的
によって異なるが、一般に感光性組成物の全固形分に対
して、0.01〜30重量%である。
【0068】本発明の感光性平版印刷版の支持体として
は、平版印刷版の版材として使用可能なものでよいが、
好ましくはアルミニウム板であり、感光層を設ける親水
性表面の粗さがRaで0.30〜0.70の範囲である
ことが好ましい。表面粗さがRaで0.30より低いと
保存後の汚れは減少するが、感度及び耐刷性が低下し、
逆に0.70を越えると感度及び耐刷性は向上するが、
保存後の汚れが低下する。
【0069】本発明の感光性平版印刷版の支持体に使用
されるアルミニウム板には、純アルミニウム板及びアル
ミニウム合金板が含まれる。アルミニウム合金として種
々のものが使用でき、例えば、珪素、銅、マンガン、マ
グネシウム、クロム、亜鉛、鉛、ビスマス、ニッケル、
チタン、ナトリウム、鉄等の金属とアルミニウムの合金
が用いられる。
【0070】アルミニウム板は、粗面化するに先立って
表面の圧延油を除去するために脱脂処理を施すことが好
ましい。脱脂処理としては、トリクレン、シンナー等の
溶剤を用いる脱脂処理、ケシロン、トリエタノール等の
エマルジョンを用いたエマルジョン脱脂処理等が用いら
れる。また、脱脂処理には、苛性ソーダ等のアルカリの
水溶液を用いることもできる。脱脂処理に苛性ソーダ等
のアルカリ水溶液を用いた場合、上記脱脂処理のみでは
除去できない汚れや酸化皮膜も除去することができる。
【0071】アルミニウム板は、陽極酸化処理後(封孔
処理を施した場合は更にその後)、親水化処理を施す即
ち親水性層を設けることが好ましい。親水性層として
は、米国特許第3,181,461号明細書に記載のア
ルカリ金属珪酸塩、米国特許第1,860,426号明
細書に記載の親水性セルロース、特開昭60−1494
91号公報、同63−165183号公報に記載のアミ
ノ酸及びその塩、特開昭60−232998号公報に記
載の水酸基を有するアミン類及びその塩、特開昭62−
19494号公報に記載の燐酸塩、特開昭59−101
651号公報に記載のスルホ基を有するモノマー単位を
含む高分子化合物等を用いることができる。更に、感光
性平版印刷版を重ねたときの感光層への擦れ傷を防ぐた
めに、また、現像時、現像液中へのアルミニウム成分の
溶出を防ぐために、特開昭50−151136号公報、
同57−63293号公報、同60−73538号公
報、同61−67863号公報、特開平6−35174
号公報等に記載されている、支持体裏面に保護層を設け
る処理を行うことができる。
【0072】本発明において、感光性平版印刷版の支持
体の親水性表面の粗さはRaで0.30〜0.70の範
囲が好ましい。このような表面粗さを得るには電解研磨
が好ましく、塩酸、硝酸等を含む電解液中で砂目立てす
る方法が好ましい。特に硝酸を含む液中での電解研磨が
好ましい。更に好ましいのは温度25〜50℃、電流密
度20〜200A/dm2で直流又は交流で10秒〜3
分の電解研磨による砂目立てである。
【0073】本発明の感光性平版印刷版は、感光層形成
成分を適当な溶媒、例えば、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、ジブチルケト
ン等のケトン類;酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミ
ル、プロピオン酸エチル、乳酸メチル、フタル酸ジメチ
ル、安息香酸エチル等のエステル類;トルエン、キシレ
ン、モノクロベンゼン等の芳香族炭化水素類;四塩化炭
素、トリクロロエチレン、トリクロルエタン、パークロ
ルエチレンなどのハロゲン化炭化水素類;メチルセロソ
ルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、プロピレ
ングリコールモノエチルエーテル等のエーテル類;エタ
ノール、プロパノール、プロピレングリコール、1−メ
トキシ−2−プロパノール、1−エトキシ−2−プロパ
ノール等のアルコール類;ジメチルスルホキシド;ジメ
チルホルムアミド;テトロヒドロフラン;N−メチルピ
ロリドン;ジメチルイミダゾリジノン、又はこれらの混
合溶媒を用いて塗布液を調製し、支持体上に塗布、乾燥
し、感光層を形成することにより得ることができる。塗
布液における感光層を形成する組成物の濃度は1〜50
重量%の範囲とすることが望ましい。
【0074】塗布には、従来公知の方法、例えば、回転
塗布、ワイヤーバー塗布、ディップ塗布、エアーナイフ
塗布、ロール塗布、ブレード塗布及びカーテン塗布等を
用いることができる。感光層の塗布量は、乾燥重量で
0.2〜10g/m2程度とすればよい。
【0075】本発明の感光性平版印刷版にはオーバーコ
ート層を設けることが好ましい。好ましいオーバーコー
ト層として25℃で水に1%以上溶解する水溶性樹脂を
含有する層が挙げられ、該水溶性樹脂としては、例え
ば、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、マ
ルトトリオース、酸性セルロース類などのような酸素遮
断性に優れたポリマーを用いることができる。また、オ
ーバーコート層として天然多糖類、ポリオキシエチレン
等で形成される層を用いることができる。また、オーバ
ーコート層として特開昭58−174402号公報記載
のものを適用することができる。オーバーコート層に
は、フッ素を含む化合物、例えば、フッ素系界面活性剤
類を添加することが好ましい。保護層を設ける手段とし
ては、塗布による方法、貼り合わせによる方法等を用い
ることができる。
【0076】本発明の感光性平板印刷版の処理には、従
来の常法が適用される。すなわち、線画像、網点画像等
を有する透明原画を通して露光し、次いで、水性現像液
で現像処理することにより、原画に対してネガのレリー
フ像を得ることができる。露光に好適な活性光の光源と
しては、カーボンアーク灯、水銀灯、キセノンランプ、
メタルハライドランプ、ストロボ、レーザー光等が挙げ
られるが、本発明の感光性組成物は、アルゴンイオンレ
ーザー等の可視光レーザに対して十分な感度を有してお
り、アルゴンイオンレーザー等の可視光レーザーを用
い、デジタル化された情報に基づいて走査露光するのに
好ましく用いられる。発光ダイオードアレイ等のアレイ
型光源を使用する場合や、ハロゲンランプ、メタルハラ
イドランプ、タングステンランプ等の光源を、液晶、P
LZT等の光学的シャッター材料で露光制御する場合に
は、画像信号に応じたデジタル露光をすることが可能で
ある。この場合はマスク材料を使用せず、直接書き込み
を行うことができる。
【0077】レーザーの場合には、光をビーム状に絞
り、画像データに応じた走査露光が可能であるため、マ
スク材料を使用せず、直接書き込みを行うのに適してい
る。またレーザーを光源として用いる場合には、露光面
積を微小サイズに絞ることが容易であり、高解像度の画
像形成が可能となる。レーザー光源は、可視光領域に発
振波長を有するものであれば一般によく知られている、
YAGレーザー及びYAGレーザーの第2次高調波、ガ
ラスレーザー等の固体レーザー、He−Neレーザー、
CO2レーザー、Arイオンレーザー、Krイオンレー
ザー、He−Cdレーザー等の気体レーザー、その他の
放電励起分子レーザー、エキシマーレーザー、化学レー
ザー、色素レーザー、半導体レーザー等を使用すること
ができる。その中でも、YAGレーザーの第2次高調
波、He−Neレーザー、半導体レーザー、Arイオン
レーザーが好ましい。半導体レーザーの中では、光学効
率を大幅に低下させることなく焦点において1/e2
径数μm〜数十μmに絞り込み易いものとして、いわゆ
るシングルモードレーザーダイオードを用いることが好
ましい。
【0078】レーザー以外の光源としては発光ダイオー
ド(LED)が挙げられる。複数の発光素子を集積した
アレイとして使用しやすいものは、LED及び半導体レ
ーザーである。
【0079】光源の波長として400〜550nm前後
のものが求められるときは、半導体レーザー又はYAG
レーザーと非線形光学効果を有する素子を組み合わせ
て、半波長に変換することも可能である。
【0080】レーザーの走査方法としては、円筒外面走
査、円筒内面走査、平面走査などがある。円筒外面走査
では、記録材料を外面に巻き付けたドラムを回転させな
がらレーザー露光を行い、ドラムの回転を主走査としレ
ーザー光の移動を副走査とする。円筒内面走査では、ド
ラム内面に記録材料を固定し、レーザービームを内側か
ら照射し、光学系の一部又は全部を回転させることによ
り、円周方向に主走査を行い、光学系の一部又は全部を
ドラムの軸に平行に直線移動させることにより軸方向に
副走査を行う。平面走査では、ポリゴンミラーやガルバ
ノミラーとFθレンズ等を組み合わせてレーザー光の主
走査を行い、記録媒体の移動により副走査を行う。円筒
外面走査及び円筒内面走査の方が光学系の精度を高め易
く、高密度記録には適している。円筒外面走査の場合、
ドラムの回転速度を上げることにより走査速度を上げる
ことは容易であるが、回転速度の上昇は記録材料に帯電
を生じ易く、これによって埃が吸い寄せられ画像欠陥が
発生する。
【0081】複数の発行素子を同時に使用する、いわゆ
るマルチチャンネル露光の場合、円筒外面走査が最も適
している。
【0082】本発明の平版印刷版材料の現像処理に用い
られる現像液は公知の何れのものであってもよいが、特
定の有機溶媒と、アルカリ剤と、水とを必須成分として
含有した液を用いることが好ましい。ここに特定の有機
溶媒とは、現像液中に含有させたとき上述の感光性組成
物層の非露光部(非画線部)を溶解又は膨潤することが
でき、しかも通常(20℃)において水に対する溶解度
が10重量%以下の有機溶媒をいう。このような有機溶
媒としては上記のような特性を有するものでありさえす
ればよく、以下のもののみに限定されるものではない
が、これらを例示するならば、酢酸エチル、酢酸プロピ
ル、酢酸ブチル、酢酸アミル、酢酸ベンジル、エチレン
グリコールモノブチルアセテート、乳酸ブチル、レプリ
ン酸ブチル等のカルボン酸エステル、エチルブチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケ
トン類、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチ
レングリコールベンジルエーテル、エチレングリコール
モノフェニルエーテル、ベンジルアルコール、メチルフ
ェニルカルビノール、n−アミルアルコール、メチルア
ミルアルコール等のアルコール類、キシレン等のアルキ
ル置換芳香族炭化水素、メチレンジクロライド、エチレ
ンジクロライド、モノクロロベンゼン等のハロゲン化炭
化水素などがある。これらの有機溶媒は一種以上用いて
もよい。これらの有機溶媒の中では、エチレングリコー
ルモノフェニルエーテルとベンジルアルコールが特に有
効である。またこれら有機溶媒の現像液中における含有
量は、おおむね0.001〜20重量%であり、特に
0.01〜10重量%のとき好ましい結果を得る。
【0083】他方、現像液中に含有されるアルカリ剤と
しては、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、第二又は
第三リン酸のナトリウム又はアンモニウム塩、メタケイ
酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、
炭酸カリウム、アンモニア、モノメチルアミン、ジメチ
ルアミン、トリメチルアミン、モノエチルアミン、ジエ
チルアミン、トリエチルアミン、モノイソプロピルアミ
ン、ジイソプロピルアミン、n−ブチルアミン、モノエ
タノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノール
アミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノ
ールアミン、トリイソプロパノールアミン、エチレンア
ミン、エチレンジアミン等が挙げられる。
【0084】好ましいのはケイ酸カリウム、ケイ酸ナト
リウム、第二リン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸
水素ナトリウム、炭酸カリウム、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンであ
る。アルカリ剤は単独で用いてもよいし、2種以上混合
してもよい。
【0085】これらアルカリ剤の現像液中における含有
量は通常0.05〜8重量%で、好ましくは0.5〜6
重量%である。
【0086】また、保存安定性、耐刷性等をより以上に
高めるためには、必要に応じて水溶性亜硫酸塩を現像液
中に含有させることが好ましい。このような水溶性亜硫
酸塩としては、亜硫酸のアルカリ又はアルカリ土類金属
塩が好ましく、例えば亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウ
ム、亜硫酸リチウム、亜硫酸マグネシウム等がある。こ
れらの亜硫酸塩の現像液組成における含有量は通常0.
05〜4重量%で、好ましくは0.1〜1重量%であ
る。
【0087】また、上述の特定の有機溶媒の水への溶解
を助けるために一定の可溶化剤を含有させることもでき
る。このような可溶化剤としては、用いる特定の有機溶
媒より水易溶性、低分子アルコール、ケトン類を用いる
のがよい。また、アニオン系界面活性剤、両性界面活性
剤等も用いることができる。このようなアルコール、ケ
トン類としては例えばメタノール、エタノール、プロパ
ノール、ブタノール、アセトン、メチルエチルケトン、
エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリ
コールモノエチルエーテル、メトキシブタノール、エト
キシブタノール、4−メトキシメチルブタノール、N−
メチルピロリドン等を用いることが好ましい。また、界
面活性剤としては例えばイソプロピルナフタレンスルホ
ン酸ナトリウム、n−ブチルナフタレンスルホン酸ナト
リウム、N−メチル−N−ペンタデシルアミノ酢酸ナト
リウム、ラウリルサルフェートナトリウム塩等が好まし
い。これらアルコール、ケトン類等の可溶化剤の使用量
について特に制限はないが、一般に現像液全体に対し約
30重量%以下とすることが好ましい。
【0088】感光性平版印刷版は、画像露光した後、上
述の現像液に接触させたり、或いは更にこすったりすれ
ば、約10〜40℃にて10〜60秒後には、感光層の
露光部に悪影響を及ぼすことなく、非画線部の感光層が
完全に除去されることになる。
【0089】
【実施例】次に、本発明を実施例で具体的に説明する
が、本発明はこれらの実施例によって限定されるもので
はない。以下の実施例及び比較例において、「部」は
「重量部」を意味する。また、MMAはメタクリル酸メ
チルを、;MAAはメタクリル酸を、EAはアクリル酸
エチルを、ANはアクリロニトリルを意味する。
【0090】実施例1−1 支持体1の作製 厚さ0.3mmのアルミニウム板を塩酸を用いて電解粗
面化し、硫酸を用いて陽極酸化し、次いで、ケイ酸ソー
ダで親水化処理して支持体1を作製した。
【0091】感光性平版印刷版の作製 上記支持体1上に、下記処方の感光層用塗布液(1−
1)を乾燥後の塗布量が1.4g/m2となるように塗
布し乾燥して感光層を形成させた。次いで、該感光層上
に下記処方のオーバーコート層用塗布液を乾燥後の塗布
量が1.4g/m2となるように塗布し乾燥して感光性
平版印刷版試料を作製した。
【0092】 感光層用塗布液(1−1) バインダー樹脂 MMA、MAA、EA及びANの共重合体 (MMA/MAA/EA/AN=40/5/50/5(重量比)、 重量平均分子量Mw=60000) 30部 クマリン色素(NKX−846、日本感光色素(株)製) 6部 有機過酸化物(3,3′−,4,4′−テトラキス(tert− ブチルオキシカルボニル)ベンゾフェノン) (BTTB−50、日本化薬(株)製) 4部 ペンタエリスリトールテトラアクリレート 50部 チタンカップリング剤(KR44、味の素(株)製) 3部 フッ素系界面活性剤(メガファックF−177、大日本インキ(株)製) 1部 フタロシアニン顔料(MHI454、御国色素(株)製) 6部 メチルエチルケトン/プロピレングリコールモノエチルエーテル(5/5) :固形分濃度が8%になる量 オーバーコート層用塗布液 ポリビニルアルコール(GL−05、日本合成化学(株)製) 99部 界面活性剤(SAM−15、コニカ(株)製) 1部 水 900部 実施例1−2 感光層用塗布液(1−1)中のチタンカップリング剤を
アルミニウムカップリング剤としてアセトアルコキシア
ルミニウムジイソプロピレート(AL−M、味の素
(株)製)に変えた以外は実施例1−1と同様にして感
光性平版印刷版試料を作製した。
【0093】実施例1−3 感光層用塗布液(1−1)中のチタンカップリング剤を
γ−アミノプロピルトリエトキシシラン(TSL−83
70、東芝シリコーン(株)製)に変えた以外は実施例
1−1と同様にして感光性平版印刷版試料を作製した。
【0094】実施例1−4 感光層用塗布液(1−1)中のチタンカップリング剤を
γ−アミノプロピルトリエトキシシラン(TSL−83
31、東芝シリコーン(株)製)に変えた以外は実施例
1−1と同様にして感光性平版印刷版試料を作製した。
【0095】実施例1−5 感光層用塗布液(1−1)中のチタンカップリング剤を
チタンカップリング剤(KR44、味の素(株)製)と
γ−アミノプロピルトリエトキシシラン(TSL−83
70、東芝シリコーン(株)製)との併用に変えた以外
は実施例1−1と同様にして感光性平版印刷版試料を作
製した。
【0096】実施例1−6 感光層用塗布液(1−1)中のフッ素系界面活性剤(F
−177)をフッ素系界面活性剤(S−381、旭ガラ
ス(株)製)に変えた以外は実施例1−1と同様にして
感光性平版印刷版試料を作製した。
【0097】比較例1−1 感光層用塗布液(1−1)中のチタンカップリング剤を
添加しない以外は実施例1−1と同様にして感光性平版
印刷版比較試料1を作製した。
【0098】比較例1−2 感光層用塗布液(1−1)中のフッ素系界面活性剤(F
−177)を添加しない以外は実施例1−1と同様にし
て感光性平版印刷版比較試料2を作製した。
【0099】比較例1−3 感光層用塗布液(1−1)中のフッ素系界面活性剤(F
−177)をポリエチレングリコール1000(和光純
薬工業(株)製)に変えた以外は実施例1−1と同様に
して感光性平版印刷版比較試料3を作製した。
【0100】比較例1−4 感光層用塗布液(1−1)中のペンタエリスリトールを
プロピレングリコール400ジメタクリレート(Mw=
400)に変えた以外は実施例1−1と同様にして感光
性平版印刷版比較試料4を作製した。
【0101】このようにして作製した感光性平版印刷版
について、明室プリンター(大日本スクリーン(株)社
製P−627−HA)を用いて露光後、SDN−21
(コニカ(株)製)を用いて30℃、30秒浸漬して未
露光部の感光層を溶出したものを水洗後乾燥して画像を
形成した。
【0102】耐刷性は、Ugraプレートコントロール
ウェッジPCW82(ミカ電子(株)製)による画像
を、連続諧調ウェッジが3段となるような露光量で作成
し、印刷機(ハイデルGTO)で、コート紙、印刷イン
キ(東洋インキ製造(株)製:ハイプラスM紅)及び湿
し水(コニカ(株)製、SEU−3 2.5%水溶液)
を用いて印刷を行い、印刷初期段階(3000枚程の時
点)での印刷物の非画像部の汚れ(現像性)を評価し
た。また、印刷物のベタ部にインキ着肉不良が発生する
まで印刷を続け印刷枚数を数えて耐刷性を評価した。
【0103】保存性は、露光及び現像処理する前の感光
性平版印刷版を55℃/20%RHの条件で恒温層(T
ABI ESPEC CORP 製)で3日間保存(D
T−3)、5日間保存(DT−5)及び7日間保存(D
T−7)した後上記と同じように露光、現像を行いその
ときの非画線部の抜け性により保存性の評価とした。ま
た、上記と同様に印刷評価を行った。
【0104】感度は、明室プリンター(大日本スクリー
ン(株)製P−627−HA)を用い、490nmの波
長を取り出すフィルターを使用して露光し、現像液とし
てSDN−21(コニカ(株)製)を用い30℃、30
秒浸漬して未露光部の感光層を溶出した。その後、水
洗、乾燥して画像を作成した。このときの露光エネルギ
ーと完全硬化部分(Ugraプレートコントロールウエ
ッジPCW82(ミカ電子(株)製)による連続階調ウ
エッジ濃度)とで感度を導いた。
【0105】解像度は、上記の印刷評価時に、Ugra
プレートコントロールウエッジPCW82(ミカ電子
(株)製)による画像を、連続階調ウエッジが3段とな
るような露光量で作成したが、このとき小点又はシャド
ーの抜けをルーペでのぞいて評価した。
【0106】以上の結果を下記表1に示す。以下の表
中、印刷地の汚れ及び現像性の記号の意味は下記のとお
りである。
【0107】印刷地の汚れ ○:印刷物の非画線部が汚れない △:印刷物の非画線部に若干汚れが発生した ×:印刷物の非画線部に汚れが発生した。
【0108】現像性 ○:非画線部が汚れない △:目視で非画線部が若干汚れていることが確認できる ×:目視で非画線部が汚れていることが確認できるが、
汚れのため画線部と非画線部との区別がつきにくい。
【0109】実施例2−1〜2−12、比較例2−1〜
2−4 (実施例2−7〜2−12は請求項2に係る発明に対し
ては比較例) 支持体2の作製 厚さ0.24mmのアルミニウム板(材質1050、調
質H16)を65℃に保たれた5%水酸化ナトリウム水
溶液に浸漬し、1分間脱脂処理を行った後水洗した。こ
の脱脂したアルミニウム板を、25℃に保たれた10%
塩酸水溶液中に1分間浸漬して中和した後水洗した。次
いで、このアルミニウム板を0.3重量%の硝酸水溶液
において、温度25℃、電流密度100A/dm2の条
件で交流電流により30秒間電解粗面化を行った後、6
0℃に保たれた5%水酸化ナトリウム水溶液中で10秒
間のデスマット処理を行った。デスマット処理を行った
粗面化アルミニウム板を15%硫酸溶液中で、温度25
℃、電流密度10A/dm2、電圧15Vの条件で1分
間陽極酸化処理を行い、更に3%硅酸ソーダ、温度90
℃で封孔処理を行って支持体2を作製した。上記支持体
2の親水性表面の粗さRaは0.42であった。
【0110】支持体3の作製 厚さ0.24mmのアルミニウム板(材質1050、調
質H16)を65℃に保たれた5%水酸化ナトリウム水
溶液に浸漬し、1分間脱脂処理を行った後水洗した。こ
の脱脂したアルミニウム板を、25℃に保たれた10%
塩酸水溶液中に1分間浸漬して中和した後水洗した。次
いで、このアルミニウム板を0.3重量%の硝酸水溶液
において、温度25℃、電流密度100A/dm2の条
件で交流電流により90秒間電解粗面化を行った後、6
0℃に保たれた5%水酸化ナトリウム水溶液中で10秒
間のデスマット処理を行った。デスマット処理を行った
粗面化アルミニウム板を15%硫酸溶液中で、温度25
℃、電流密度10A/dm2、電圧15Vの条件で1分
間陽極酸化処理を行い、更に3%硅酸ソーダ、温度90
℃で封孔処理を行ってアルミニウム支持体3を作製し
た。上記支持体3の親水性表面の粗さRaは0.72で
あった。
【0111】感光性平版印刷版の作製 上記支持体2又は3上に、前記実施例1−1〜1−6及
び比較例1−1〜1−4に用いたと同じ感光層用塗布液
をワイヤーバーを用いて乾燥膜厚1.4μmとなるよう
に塗布し、遮光下で80℃で2分間熱処理して感光層を
設け、該感光層上に前記実施例1−1と同じ組成のオー
バーコート層用塗布液を該感光層と同様にして乾燥膜厚
1.4μmとなるように塗布し遮光下で80℃で2分間
熱処理してオーバーコート層を設けて感光性平版印刷版
を作製した。各実施例及び比較例に使用した支持体及び
感光層用塗布液を下記表1に示す。
【0112】このようにして作製した感光性平版印刷版
について、実施例1−1と同様に評価した。その結果を
下記表1に示す。
【0113】
【表1】
【0114】
【発明の効果】本発明によれば、高感度でかつ耐刷性
(支持体と感光層との接着性に起因する)、現像性及び
保存性が改良された光重合性感光層を有する感光性平版
印刷版が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福室 郁 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親水性表面を有する支持体の該親水性表
    面上に下記、、及びを含有する感光層を有する
    ことを特徴とする感光性平版印刷版。 アクリロイル基及びメタクリロイル基から選ばれる基
    を少なくとも3つ有する付加重合可能な重合性モノマー チタンカップリング剤、アルミニウムカップリング剤
    及びシランカップリング剤から選ばれる少なくとも1種 フッ素系界面活性剤 光重合開始剤
  2. 【請求項2】 支持体がアルミニウム板であり、かつ親
    水性表面の粗さがRaで0.30〜0.70μmの範囲
    であることを特徴とする請求項1記載の感光性平版印刷
    版。
JP476396A 1996-01-16 1996-01-16 感光性平版印刷版 Pending JPH09197654A (ja)

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