JPH09196640A - 位置検出センサ - Google Patents

位置検出センサ

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JPH09196640A
JPH09196640A JP522296A JP522296A JPH09196640A JP H09196640 A JPH09196640 A JP H09196640A JP 522296 A JP522296 A JP 522296A JP 522296 A JP522296 A JP 522296A JP H09196640 A JPH09196640 A JP H09196640A
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light
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hole
steering
light emitting
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Application number
JP522296A
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English (en)
Inventor
Hisashi Hirose
尚志 広瀬
Yasuhiko Futamura
康彦 二村
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部品点数を少なくしかつ移動体の位置検出を高
精度とすることができる位置検出センサを提供する。 【解決手段】遮光ディスク4はステアリングシャフト5
に固定され、そしてステアリングの操舵に応じて遮光デ
ィスク4は回転される。透孔7aは遮光ディスク4に一
定の幅d1で形成されていて、シャフト5の回転角に対
してシャフト5の中心との距離に比例するような傾きを
持たせている。透孔6は略四角形状で、同軸円周上に等
間隔に多数貫通形成されている。透孔7は略四角形状
で、透孔6とは同軸異径円周上に等間隔に多数貫通形成
されている。透孔6,7は位相差を設けて配置されてい
る。そして、センサ部3により透孔6,7の位相差によ
る信号と透孔7aの回転角に比例した信号を検出するこ
とにより、ステアリングの中立位置、操舵角及び回転方
向が検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位置検出センサに
係り、詳しくは自動車の操舵角を検出するために用いら
れるアングルセンサ等の位置検出センサに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、移動体の位置を検出する位置検出
センサには種々のものが提案されている。
【0003】図5は、自動車の操舵角を検出するための
アングルセンサを示す。ディスク11はステアリングシ
ャフト12の外周面においてフランジ状に固定され、操
舵に伴うステアリングシャフト12の回転に応じて回転
される。A,B相用の透孔13は、ディスク11上にお
いてその同軸円周上に等間隔に複数個貫通形成されてい
る。A相用のフォトインタラプタ14は、前記A,B相
用の透孔13の回転軌跡に対向して配置されている。同
じくB相用のフォトインタラプタ15は前記A,B相用
の透孔13の回転軌跡に対向されており、そのB相用の
フォトインタラプタ15は前記A相用のフォトインタラ
プタ14に対して、透孔13に基づくフォトインタラプ
タ14,15からそれぞれ出力されたパルスに1/4周
期の位相差が生じるように配置されている。Z相用の透
孔16は、ディスク11上において前記A,B相用の透
孔13とは同軸異径円周上に貫通形成されている。Z相
用のフォトインタラプタ17はZ相用の透孔16の回転
軌跡に対向して配置されている。
【0004】前記ステアリングシャフト12の回転、つ
まり、ステアリングの操舵に応じてディスク11が回転
される。この時、フォトインタラプタ14,15の発光
ダイオード(図示しない)が発する光は、A,B相用の
透孔13を通過するか若しくは同透孔13間のディスク
面により遮断される。そして、この光の通過若しくは遮
断に基づいてフォトインタラプタ14,15のフォトダ
イオードが出力するパルスをカウントすることにより、
ある位置からのステアリングシャフト12の回転角、つ
まり、ステアリングの操舵角が検出される。また、A,
B相用のフォトインタラプタ14,15の位相差信号に
より、ステアリングの操舵方向が検出される。さらに、
Z相用のフォトインタラプタ17によりディスク11の
中立位置(回転基準点)が検出され、前述したステアリ
ングの操舵角とにより、ステアリングの中立位置が検出
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のアン
グルセンサでは、ステアリングの操舵角及び中立位置を
検出するために、A,B及びZ相用の3種類のフォトイ
ンタラプタ14,15,17が必要である。これは、ア
ングルセンサのコスト高と大型化等の問題がある。又、
ステアリングの中立位置の高精度な検出を要求されたと
き、検出信号がZ相用の透孔16に基づいたパルスであ
るため、中心位置の検出の精度はそのパルス幅によって
決まる。従って、精度は透孔16の径を小さく形成する
ほど向上するが、その径を小さくするのには限界があ
る。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、部品点数を少なくし
かつ移動体の位置検出を高精度にすることができる位置
検出センサを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、移動体の移動に連動され
る検出体と、前記検出体の移動方向線に沿って設けら
れ、その移動方向線に対して傾きをもつ検出部と、前記
検出部に向けて発光する発光手段と、前記発光手段によ
り発光された光を前記検出部を介して受光し、その光の
受光位置に応じた検出信号を出力する受光手段とを備え
た。
【0008】請求項2に記載の発明は、移動体の移動に
連動される検出体と、前記検出体の移動方向線に沿って
設けられ、その移動方向線に対して傾きをもつ第1の検
出部と、前記第1の検出部の両側方であって前記検出体
の移動方向線に沿って設けられた第2の検出部と、前記
第1,第2の検出部に向けて発光する第1の発光手段
と、前記第1の発光手段により発光された光を前記第
1,第2の検出部を介して受光し、その光の受光位置に
応じた第1の検出信号を出力する第1の受光手段と、前
記第1,第2の検出部に平行な前記検出体の移動方向線
に沿って設けられた第3の検出部と、前記第3の検出部
に向けて発光する第2の発光手段と、前記第2の発光手
段により発光された光を前記第3の検出部を介して受光
し、その光の光量に応じた第2の検出信号を出力する第
2の受光手段とを備え、前記第2,第3の検出部又は前
記第1,第2の受光手段を前記第1,第2の検出信号間
に位相差が生じるように配設した。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の位置検出センサにおいて、前記移動体は正逆転
可能な回転体であり、前記検出体は前記移動体に連動し
て回転されるディスクで構成した。
【0010】従って、請求項1に記載の発明によれば、
検出体は移動体の移動に連動される。検出部は検出体の
移動方向線に沿って設けられ、その移動方向線に対して
傾きをもつ。発光手段は検出部に向けて発光する。受光
手段は発光手段により発光された光を前記検出部を介し
て受光し、その光の受光位置に応じた検出信号を出力す
る。
【0011】又、請求項2に記載の発明によれば、検出
体は移動体の移動に連動される。第1の検出部は検出体
の移動方向線に沿って設けられ、その移動方向線に対し
て傾きをもつ。第2の検出部は第1の検出部の両側方で
あって前記検出体の移動方向線に沿って設けられてい
る。第1の発光手段は第1,第2の検出部に向けて発光
する。第1の受光手段は第1の発光手段により発光され
た光を第1,第2の検出部を介して受光し、その光の受
光位置に応じた第1の検出信号を出力する。第3の検出
部は第1及び第2の検出部に平行な前記検出体の移動方
向線に沿って設けられている。第2の発光手段は第3の
検出部に向けて発光する。第2の受光手段は第2の発光
手段により発光された光を第3の検出部を介して受光
し、その光の光量に応じた第2の検出信号を出力する。
又、前記第1及び第2の受光手段から出力された第1及
び第2の検出信号は位相差を生じる。
【0012】又、請求項3に記載の発明によれば、請求
項1又は2に記載の位置検出センサにおいて、ディスク
が回転体の回転に連動して回転される。ディスクの回転
により前記検出部に基づく前記受光手段から検出信号が
出力され、回転体の回転角や回転方向等が検出できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の位置検出センサを
自動車のステアリングのアングルセンサに具体化した一
実施の形態を図1〜図4に従って説明する。
【0014】図1(a),(b)は、アングルセンサ1
を示す。アングルセンサ1はディスク部2とセンサ部3
とから構成されている。ディスク部2は検出体としての
遮光ディスク4が移動体としての自動車のステアリング
シャフト(以下シャフトという)5に固定されている。
そして、ステアリング(図示しない)の操舵に応じて遮
光ディスク4は回転される。
【0015】遮光ディスク4はステアリングの操舵角と
回転方向を検出する操舵角検出領域Aとステアリングの
中立位置、中立位置付近の操舵角及び回転方向を検出す
る中立位置検出領域Bとに区分されている。操舵角検出
領域Aには第3の検出部としての略四角形状の透孔6が
同軸円周上に等間隔に多数貫通形成されている。又、操
舵角検出領域Aには第2の検出部としての略四角形状の
透孔7が前記透孔6より外側の同軸円周上に等間隔に多
数貫通形成されている。尚、各透孔6,7は、後述する
パルスが1/4周期の位相差となるように形成され、本
実施の形態において、遮光ディスク4を時計回りに回転
させたときに、透孔6よりなるパルスが透孔7よりなる
パルスよりも1/4周期遅れるように形成されている。
【0016】一方、中立位置検出領域Bには第3の検出
部としての透孔6a及び第1の検出部としての透孔7a
が貫通形成されている。透孔6aはステアリングの中立
位置付近の操舵角を検出するために設けられている。透
孔6aは略四角形状をなしており、前記操舵角検出領域
Aの透孔6とは遮光ディスク4の円周方向の透孔6aの
長さが同方向の透孔6の長さに比べて1/2である。
又、透孔6aは透孔6と同軸円周上に間隔が1/2の等
間隔で多数配置されている。
【0017】一方、透孔7aはステアリングの中立位置
及び中立位置付近の回転方向を検出するために設けられ
ている。透孔7aは一定の幅d1で形成されていて、シ
ャフト5の回転角に対してシャフト5の中心との距離に
比例するような傾きを持たせている。本実施の形態にお
いては、透孔7aは時計回りに外側となる。透孔7aの
最外点Pは、前記透孔7の外側と同軸円周上にある。透
孔7aの最内点Qは、透孔7の内側からシャフト5の方
向に形成され、本実施の形態では、透孔7の径方向の長
さと同じ距離分だけ内側に入って形成されている。すな
わち、透孔7aの最外点P及び最内点Qとの径方向の長
さは、透孔7の径方向の長さの2倍となっている。そし
て、シャフト5の中心と透孔7aの最外点Pとを結んだ
線と、同シャフト5の中心と透孔7aの最内点Qとを結
んだ線との挟角を2等分する直線が遮光ディスク4の基
準となる。この基準となる線(以下、基準線という)は
透孔7aの円周方向の範囲を2等分する。又、その基準
線上にあり透孔7aの幅dの中点は、前記透孔7の内側
の円周上にある。すなわち、この透孔7の内側の円周は
透孔7aの径方向の範囲を2等分する。
【0018】センサ部3はフレーム8を有している。フ
レーム8は前記遮光ディスク4の表裏を挟むように
「コ」字状をなし、同遮光ディスク4と所定間隔を以て
配置されている。フレーム8には透孔6,6aの回転軌
跡に対して、下部に発光ダイオード9aが内蔵され、上
部にフォトIC9bが内蔵され、対向して配設されてい
る。発光ダイオード9aは電源(図示しない)に接続さ
れていて常時発光する。発光ダイオード9aから発した
光は透孔6,6aを通過するか、或いは透孔間のディス
ク面により遮断される。そして、発光ダイオード9aか
ら発した光が透孔6,6aを通過しフォトIC9bに光
を照射したとき、フォトIC9bはその光に基づいた電
圧(+V)を出力する。従って、遮光ディスク4を回転
させると発光ダイオード9aから発した光の通過或いは
遮断に基づいてフォトIC9bはパルスを出力する。
【0019】同フレーム8には透孔7,7aの回転軌跡
に対して、下部に発光ダイオード10aが内蔵されてい
て、上部には位置検出素子(以下PSDという)10b
が内蔵されている。図2に示すように、PSD10bは
幅d2の受光面10cを形成している。PSD10b
は、一方向(以下y方向という)のみの位置検出センサ
であり、受光面10cの基準位置Nとスポット光の受光
位置との距離に比例した電圧を連続して出力する。PS
D10bのy方向の長さは、透孔7aの最外点Pから最
内点Qの径方向の範囲の幅と同じである。
【0020】PSD10bはy方向を遮光ディスク4の
径方向となるようにかつ透孔7の内側の辺がPSD10
bの受光面10cのy方向の中心となるように発光ダイ
オード10aと対向して配設されている。本実施の形態
では、受光面10cの基準位置Nを中心に設定した。P
SD10bは受光面10cの中心から外側でスポット光
を受光するとその受光面10cの中心からの距離に比例
したプラスの電圧が出力される。反対に、PSD10b
は受光面10cの中心から内側でスポット光を受光する
とその受光面10cの中心からの距離に比例したマイナ
スの電圧が出力される。又、PSD10bの中心でスポ
ット光を受光すると零ボルトを出力する。
【0021】発光ダイオード10aは電源に接続されて
いて常時発光する。発光ダイオード10aから発した光
は、PSD10bの受光面10c全体を照射することが
できる。図3(a)に示すように、発光ダイオード10
aから発した光が操舵角検出領域Aの透孔7を透過して
PSD10bに照射するとき、その光は透孔7に基づい
てスポット光となり受光面10cの中心から最外部の範
囲に照射される。PSD10bは受光面10cに照射さ
れたスポット光の受光位置に比例したプラスの電圧(+
V)を出力する。従って、操舵角検出領域Aで回転させ
ると、発光ダイオード10aから発した光が透孔7の通
過或いは遮断に基づいてPSD10bはパルスを出力す
る。
【0022】又、図3(b)に示すように、発光ダイオ
ード10aから発した光が中立位置検出領域Bの透孔7
aを透過してPSD10bに照射するとき、大きく分け
て3通りの場合があり以下に示す。先ず、透孔7aの最
外点P付近で発光ダイオード10aから発した光が透過
された場合、その光は透孔7aの最外点P付近で透過さ
れスポット光となり、PSD10bの受光面10cの最
外部に照射する。PSD10bは受光面10cに照射さ
れたスポット光の受光位置に比例したプラスの電圧(+
V)を出力する。次に、前記遮光ディスク4の基準線が
受光面10cの幅dを2等分する位置で発光ダイオード
10aから発した光が透過された場合、その光は透孔7
aで透過されスポット光となり、PSD10bの受光面
10cの中心に照射する。PSD10bは零ボルトを出
力する。さらに、透孔7aの最内点Q付近で発光ダイオ
ード10aから発した光が透過された場合、その光は透
孔7aの最内点Q付近で透過されスポット光となり、P
SD10bの受光面10cの最内部に照射する。PSD
10bは受光面10cに照射されたスポット光の受光位
置に比例したマイナスの電圧(−V)を出力する。
【0023】従って、中立位置検出領域Bで回転させる
と、透孔7aの形状により、遮光ディスク4を反時計回
りに回転させた場合には、PSD10bは発光ダイオー
ド10aから発した光が透孔7aに基づいて、遮光ディ
スク4の回転角に比例した連続する電気信号を出力す
る。反対に、遮光ディスク4を時計回りに回転させた場
合には、PSD10bは発光ダイオード10aから発し
た光が透孔7aに基づいて、遮光ディスク4の回転角に
反比例した連続する電気信号を出力する。
【0024】上記のように構成されたアングルセンサ1
の作用について、図4(a),(b)のタイミングチャ
ートに従って説明する。先ず、ステアリングの操舵に基
づいた遮光ディスク4の回転が、前記センサ部3が遮光
ディスク4の操舵角検出領域Aの範囲内でステアリング
を時計回りに回転させ、操舵角と回転方向を検出する場
合について、図4(a)のフォトIC9a及びPSD1
0bからの出力電圧のタイミングチャートに従って説明
する。前述したように、透孔7は透孔6に対して時計回
りに1/4周期の位相差が設けてあるので、ステアリン
グを時計回りに回転させると、透孔7或いは遮断に基づ
くPSD10bから出力されたパルスは、透孔6或いは
遮断に基づくフォトIC9bから出力されたパルスと比
較して1/4周期進んだパルスを出力する。
【0025】反対に、ステアリングを反時計回りに回転
させると、透孔7に基づくパルスは、透孔6に基づくパ
ルスと比較して1/4周期遅れたパルスを出力する。従
って、各パルスの位相差を検出することにより、ステア
リングの操舵方向が検出される。又、透孔6,7に基づ
くパルスの1/4周期の位相差を利用し各パルスをカウ
ントすることで、そのカウント数にステアリングの操舵
角を予め設定しておけば、ある位置からのステアリング
の操舵角を検出することができる。
【0026】次に、ステアリングの操舵に基づいた遮光
ディスク4の回転が、前記センサ部3が遮光ディスク4
の中立位置検出領域Bの範囲内でステアリングを時計回
りに回転させ、ステアリングの中立位置、中立位置付近
の操舵角及び回転方向を検出する場合について、図4
(b)のタイミングチャートに従って説明する。前述し
たように、透孔7aの形状により、ステアリングを時計
回りに回転させると、透孔7aに基づくPSD10bか
ら回転角に反比例した電圧が出力される。
【0027】反対に、ステアリングを反時計回りに回転
させると、透孔7aに基づくPSD10bから回転角に
比例した電圧が出力される。従って、PSD10bから
出力された電圧の正、反比例を検出することにより、ス
テアリングの操舵方向が検出される。又、PSD10b
から電圧が出力されない場合、ステアリングは中立位置
を示す。又、透孔6aに基づくパルスは前記操舵角検出
領域Aの透孔6,7に基づく各パルスと比較して周期が
1/2となり、透孔6aに基づくパルスをカウントする
と透孔6,7に基づく各パルスのカウント数と同値とな
るので、操舵角検出領域Aと変わらずステアリングの操
舵角を検出することができる。
【0028】上記したように、本実施の形態によれば、
以下の特徴を有する。 (1)センサ部3を発光ダイオード9a,10a、フォ
トIC9b及びPSD10bで構成することにより部品
点数が減少できる。
【0029】(2)中立位置検出領域Bの透孔7bをら
せん状としたことにより、透孔7bに基づいた検出信号
がアナログ化されるので、ステアリングの中立位置検出
の精度が高くなる。
【0030】(3)らせん状構造とした透孔7bを中立
位置検出領域Bに限定することにより、透孔7bに基づ
いたアナログ化した検出信号の傾きを大きく設定するこ
とができる。従って、ステアリングの中立位置付近での
変化量を大きくできるので、ステアリングの中立位置の
検出性が向上される。
【0031】尚、本発明は以下のように変更してもよ
く、その場合にも同様の作用及び効果が得られる。 (1)上記実施の形態では、中立位置検出領域Bの透孔
7aに基づいたPSD10bのアナログ化した検出信号
はステアリングの中立位置及び回転方向を検出したが、
PSD10bの出力端子に並列にA/D変換器を接続
し、アナログ化した検出信号をデジタル化した検出信号
(パルス)に変換してカウントすることにより、ステア
リングの中立位置及び回転方向に加えて操舵角を検出す
ることができる。従って、透孔6aは不要となり余分な
加工が減る。
【0032】この時、略四角形状で形成した操舵角検出
領域Aの透孔7を遮光ディスク4の回転方向に対して傾
きをもった形状の透孔を形成し、その透孔に基づいたP
SD10bの検出信号をアナログ化すれば、ステアリン
グの回転方向及び操舵角を検出することができる。従っ
て、透孔6は不要となり余分な加工が減る。さらに、発
光ダイオード9a及びフォトIC9bを省略できる。
【0033】(2)上記実施の形態では、透孔6,7に
位相差を設けたが、発光ダイオード9a及びフォトIC
9b並びに発光ダイオード10a及びPSD10bに位
相差を設けて配設してもよい。
【0034】(3)上記実施の形態では、遮光ディスク
4に透孔6,6a,7,7aを形成したが、透光板に遮
光部を形成してもよい。又、透光板に反射部を形成して
発光ダイオード9a,10aに傾きを持たせて内蔵さ
せ、発光ダイオード9a,10aから発光した光が反射
部で反射し、その反射光を受光できる位置にフォトIC
9b及びPSD10bを内蔵させた構成としてもよい。
【0035】(4)上記実施の形態では、発光ダイオー
ド9a,10aを用いたが、ランプ、半導体レーザ等を
用いて構成してもよい。 (5)上記実施の形態では、フォトIC9bを用いた
が、フォトダイオード、フォトトランジスタ等を用いて
もよい。
【0036】(6)上記実施の形態では、透孔7,7a
は透孔6,6aより外側の同軸円周上に配置したが、透
孔7,7aと透孔6,6aとを入れ替えた構成としても
よい。
【0037】(7)上記実施の形態では、PSD10b
の出力電圧範囲(−V〜+V)でステアリングの中立位
置を零ボルトと設定したが、PSD10bの出力電圧範
囲及びステアリングの中立位置を示す電圧(零ボルト)
はこの限りでない。
【0038】(8)上記実施の形態では、位置検出セン
サを自動車のステアリングのアングルセンサ1に具体化
したが、ステアリングの回転角等を検出するだけでな
く、平行移動体等に位置検出センサを具体化し、平行移
動体等の移動方向、移動距離及び中立位置の検出として
もよい。
【0039】(9)上記実施の形態では、遮光ディスク
4をステアリングシャフト5の外周面にフランジ状をな
すように固定したが、遮光ディスク4に回転軸を設けて
ステアリングシャフト5とは別に固定し、遮光ディスク
4とステアリングシャフト5との間に歯車、ベルト、チ
ェーン等を用いて遮光ディスク4とステアリングシャフ
ト5とを連動する構成としてもよい。
【0040】(10)上記実施の形態では、各透孔6,
7は、透孔6よりなるパルスが透孔7よりなるパルスよ
りも1/4周期遅れるように形成したが、透孔6よりな
るパルスが透孔7よりなるパルスよりも1/4周期進む
ように形成してもよい。
【0041】(11)透孔7aをシャフト5の回転角に
対してシャフト5の中心との距離に比例するような傾き
を持たせ、時計回りに外側となるように形成した。しか
し、透孔7aは、遮光ディスク4の基準線上において、
PSD10bの基準位置Nと交わる。すなわち、遮光デ
ィスク4の基準線上においてのみPSD10bから零ボ
ルトが出力されればその形状は任意でよく、例えば、透
孔7aを反時計回りに外側となるように形成してもよ
い。その際、透孔7aをシャフト5の回転角に対してシ
ャフト5の中心との距離に比例するような傾きを持たせ
て形成する必要はなく、例えば、透孔7aを直線状に形
成してもよい。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、部
品点数を少なくしかつ移動体の位置検出を高精度とする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施の形態のアングルセ
ンサのディスクを示す平面図、(b)は、アングルセン
サの側面部分断面図。
【図2】位置検出素子の説明図。
【図3】(a),(b)は、ディスクと位置検出素子の
位置関係を示す図。
【図4】(a),(b)は、アングルセンサの動作を示
すタイミングチャート。
【図5】従来のアングルセンサの平面図。
【符号の説明】
4…検出体としての遮光ディスク、5…移動体としての
ステアリングシャフト、6,6a,7,7a…検出部と
しての透孔、9a…発光手段としての発光ダイオード、
9b…受光手段としてのフォトIC、10a…発光手段
としての発光ダイオード、10b…受光手段としての位
置検出素子。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体(5)の移動に連動される検出体
    (4)と、 前記検出体(4)の移動方向線に沿って設けられ、その
    移動方向線に対して傾きをもつ検出部(7a)と、 前記検出部(7a)に向けて発光する発光手段(10
    a)と、 前記発光手段(10a)により発光された光を前記検出
    部(7a)を介して受光し、その光の受光位置に応じた
    検出信号を出力する受光手段(10b)とを備えた位置
    検出センサ。
  2. 【請求項2】 移動体(5)の移動に連動される検出体
    (4)と、 前記検出体(4)の移動方向線に沿って設けられ、その
    移動方向線に対して傾きをもつ第1の検出部(7a)
    と、 前記第1の検出部(7a)の両側方であって前記検出体
    (4)の移動方向線に沿って設けられた第2の検出部
    (7)と、 前記第1,第2の検出部(7a,7)に向けて発光する
    第1の発光手段(10a)と、 前記第1の発光手段(10a)により発光された光を前
    記第1,第2の検出部(7a,7)を介して受光し、そ
    の光の受光位置に応じた第1の検出信号を出力する第1
    の受光手段(10b)と、 前記第1,第2の検出部(7a,7)に平行な前記検出
    体(4)の移動方向線に沿って設けられた第3の検出部
    (6a,6)と、 前記第3の検出部(6a,6)に向けて発光する第2の
    発光手段(9a)と、 前記第2の発光手段(9a)により発光された光を前記
    第3の検出部(6a,6)を介して受光し、その光の光
    量に応じた第2の検出信号を出力する第2の受光手段
    (9b)とを備え、 前記第2,第3の検出部(7,6)又は前記第1,第2
    の受光手段(10b,9b)を前記第1,第2の検出信
    号間に位相差が生じるように配設したことを特徴とする
    位置検出センサ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の位置検出センサ
    において、前記移動体(5)は正逆転可能な回転体
    (5)であり、前記検出体(4)は前記回転体(5)に
    連動して回転されるディスク(4)で構成した位置検出
    センサ。
JP522296A 1996-01-16 1996-01-16 位置検出センサ Pending JPH09196640A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014095560A (ja) * 2012-11-07 2014-05-22 Swcc Showa Cable Systems Co Ltd 間欠型光ファイバテープ心線の検査方法、製造方法および検査装置

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