JPH09196590A - プレートフィン熱交換器の製造方法およびプレートフィン熱交換器 - Google Patents

プレートフィン熱交換器の製造方法およびプレートフィン熱交換器

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JPH09196590A
JPH09196590A JP759796A JP759796A JPH09196590A JP H09196590 A JPH09196590 A JP H09196590A JP 759796 A JP759796 A JP 759796A JP 759796 A JP759796 A JP 759796A JP H09196590 A JPH09196590 A JP H09196590A
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plate
heat exchanger
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JP759796A
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Tatsuya Shioda
達也 塩田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で大容量のプレートフィン熱交換器を製
造することができるプレートフィン熱交換器の製造方法
およびプレートフィン熱交換器を提供する。 【解決手段】 第一流体ユニット4を成形する第一工程
と、プレートフィンユニット8を成形する第二工程と、
そのプレートフィンユニット8のヘッダ用開口部1に、
複数の開口9を有する短管ヘッダ10を挿入してプレー
トフィンユニット8に気密に連結する第三工程と、第三
工程で作成されたプレートフィンユニット8に、さらに
第二工程で作成されたプレートフィンユニット8を積層
し、その密着した側板同士7,7を気密に接合する第四
工程と、上記第三工程で取り付けられた短管ヘッダ10
に、さらに短管ヘッダ10を継ぎ足して接合する第五工
程と、上記第四工程と第五工程とを所望の回数だけ繰り
返した後、最後の短管ヘッダ10を最後のプレートフィ
ンユニット8に気密に連結する第六工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温流体の流路と
低温流体の流路とを交互に形成し、その二流体間で熱交
換するプレートフィン熱交換器の製造方法およびプレー
トフィン熱交換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プレートフィン熱交換器は、波板状のフ
ィンと平板状のプレートとを交互に積層して多層構造を
成形し、その層に互いに平行な多数の流路を成形し、低
温流体と高温流体とを交互に各層へ流し、この二流体間
で熱交換を行うものである。一般に、波板状のフィンと
平板状のプレートとを真空ろう付けしているが、ろう付
けに使用する真空炉の熱出力や炉床の耐荷重の制限など
から、その積層数が制限され、低積層のものしか製造す
ることができない。そこで、大容量のプレートフィン熱
交換器が必要な場合には、その低積層のものを並列に接
続する方法やその低積層のものをさらに積層する方法が
採用されている。後者について、図4を参照して説明す
る。
【0003】図4は低積層のプレートフィン熱交換器を
積層した状態を示す図であり、(A)はその平面図、
(B)は図4(A)におけるB−B矢視断面図である。
なお、図4(B)において、中心線を一点鎖線で示して
いる。図に示すプレートフィン熱交換器は、流体の流路
となる開口部を有する平板状のプレート2,2の間に波
板状の第一流体用フィン3を挟んでプレート2,2の外
周を気密に接合して第一流体ユニット4を成形し、その
第一流体ユニット4と、開口部を有する波板状の第二流
体用フィン5とを、第一流体ユニット4の開口部と第二
流体用フィン5の開口部を一致させて交互に複数積層
し、第二流体用フィン5の開口部の内周に環状の隔離板
6を第一流体ユニット4に密着させて挟み込み、さらに
その積層体を開口部を有する側板7,7で開口部を一致
させて挟み、ろう付けしてプレートフィンユニット8を
成形し、そのプレートフィンユニット8の両面の開口部
に流体の出入口を提供するヘッダを接合して低積層のプ
レートフィン熱交換器14を成形し、その低積層のプレ
ートフィン熱交換器14を積層して、そのヘッダ同士を
気密に接合したものである。
【0004】このプレートフィン熱交換器の両端面のヘ
ッダは、第一流体の配管と接続されて、一方のヘッダ
(入口)からプレートフィン熱交換器内に第一流体が流
される。プレートフィン熱交換器内に流された第一流体
は、第一流体ユニット4内に流れ込んで第一流体用フィ
ン3の流路に沿って流れ、他方のヘッダ(出口)から流
出する。なお、図4(A)において、第一流体の流れを
破線矢印で示している。また、このプレートフィン熱交
換器は、第二流体雰囲気中に晒されており、図4(A)
の実線矢印方向に第二流体用フィン5の流路を流れてい
く。なお、第一流体としては低温流体、第二流体として
は高温流体が主に使用されている。
【0005】上述したように、低温流体の流路と高温流
体の流路とを交互に設け、図4(A)に示すようにそれ
らが交差するようにしているため、この二流体間で効率
よく熱交換を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、低積層のプレ
ートフィン熱交換器を並列に接続する方法では、その配
管が複雑になるとともに、その配置に必要な空間が大き
くなってしまう。また、図4に示した低積層のプレート
フィン熱交換器を積層する方法では、そのヘッダ同士を
溶接しているため、その溶接作業に必要な隙間(少なく
とも20mm)を設ける必要がある。さらに、接合部で
あるヘッダに応力が集中するため、ヘッダを強度部材に
する必要がある。
【0007】したがって、低積層のプレートフィン熱交
換器の接合部に無駄な空間および第二流体のスルーパス
空間ができてしまうため、複数の低積層のプレートフィ
ン熱交換器を積層する場合には大型化および非効率化し
てしまい、その配置に必要な空間が大きくなってしま
う、などの問題があった。
【0008】本発明は、上記課題を解決するために創案
されたものである。すなわち、小型で大容量のプレート
フィン熱交換器を製造することができるプレートフィン
熱交換器の製造方法およびプレートフィン熱交換器を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した本発
明によれば、平板状のプレートと波板状のフィンとを交
互に複数積層して積層体を形成し、その積層体を貫通し
て成形された二本のヘッダ間を、第一流体が上記プレー
トに沿って流れるように形成された第一流体の流路と、
上記積層体の一方の側面と他方の側面との間を、第二流
体が上記プレートに沿って流れるように形成された第二
流体の流路とを交互に配置し、その二流体間で熱交換す
るプレートフィン熱交換器の製造方法において、ヘッダ
用開口部を有する平板状のプレートの間に、ヘッダ用開
口部を有する波板状の第一流体用フィンを、それぞれの
ヘッダ用開口部を一致させて挟み、そのプレート外周を
気密に接合して第一流体ユニットを成形する第一工程
と、その第一流体ユニットと、ヘッダ用開口部を有する
波板状の第二流体用フィンとを、それぞれのヘッダ用開
口部を一致させて交互に複数積層し、第二流体用フィン
のヘッダ用開口部の内周に環状の隔離板を第一流体ユニ
ットに密着させて挟み込み、さらに、その積層体をヘッ
ダ用開口部を有する側板でヘッダ用開口部を一致させて
挟み、ろう付けしてプレートフィンユニットを成形する
第二工程と、 そのプレートフィンユニットのヘッダ用
開口部に、複数の開口を有する短管ヘッダを挿入し、そ
の短管ヘッダの端部と上記プレートフィンユニットの端
面とを連結部材で気密に連結する第三工程と、上記第三
工程で作成されたプレートフィンユニットに、さらに上
記第二工程で作成されたプレートフィンユニットを積層
し、その密着した側板同士を気密に接合する第四工程
と、上記第三工程で取り付けられた短管ヘッダに、さら
に短管ヘッダを継ぎ足して接合する第五工程と、上記第
四工程と第五工程とを所望の回数だけ繰り返した後、最
後の短管ヘッダの端部と最後のプレートフィンユニット
の端面とを連結部材で気密に連結する第六工程と、を有
することを特徴とするプレートフィン熱交換器の製造方
法が提供される。
【0010】上述した本発明の方法によれば、プレート
フィン熱交換器からヘッダを分離し、プレートフィンユ
ニットを積層して密着した側板同士を気密に接合した
後、短管ヘッダを継ぎ足すようにしたため、プレートフ
ィンユニット間に無駄な空間ができることがない。
【0011】また請求項2に記載した本発明によれば、
平板状のプレートと波板状のフィンとを交互に複数積層
して積層体を形成し、その積層体を貫通して成形された
二本のヘッダ間を、第一流体が上記プレートに沿って流
れるように形成された第一流体の流路と、上記積層体の
一方の側面と他方の側面との間を、第二流体が上記プレ
ートに沿って流れるように形成された第二流体の流路と
を交互に配置し、その二流体間で熱交換するプレートフ
ィン熱交換器の製造方法において、ヘッダ用開口部を有
する平板状のプレートの間に、ヘッダ用開口部を有する
波板状の第一流体用フィンを、それぞれのヘッダ用開口
部を一致させて挟み、そのプレート外周を気密に接合し
て第一流体ユニットを成形する第一工程と、その第一流
体ユニットと、ヘッダ用開口部を有する波板状の第二流
体用フィンとを、それぞれのヘッダ用開口部を一致させ
て交互に複数積層し、第二流体用フィンのヘッダ用開口
部の内周に環状の隔離板を第一流体ユニットに密着させ
て挟み込み、さらに、その積層体をヘッダ用開口部を有
する側板でヘッダ用開口部を一致させて挟み、ろう付け
してプレートフィンユニットを成形する第二工程と、そ
のプレートフィンユニットをヘッダ用開口部を一致させ
て積層し、その密着した側板同士を気密に接合する第三
工程と、上記第三工程を所望の回数だけ繰り返した後、
その積層体のヘッダ用開口部に、複数の開口を有する長
管ヘッダを挿入し、その長管ヘッダの両端部と上記積層
体の両面とを連結部材で気密に連結する第四工程と、を
有することを特徴とするプレートフィン熱交換器の製造
方法が提供される。
【0012】上述した本発明の方法によれば、プレート
フィン熱交換器からヘッダを分離し、プレートフィンユ
ニットを積層して密着した側板同士を気密に接合した
後、長管ヘッダを接続するようにしたため、プレートフ
ィンユニット間に無駄な空間ができることがない。
【0013】さらに請求項3に記載した本発明によれ
ば、平板状のプレートと波板状のフィンとを交互に複数
積層して積層体を形成し、その積層体を貫通して成形さ
れた二本のヘッダ間を、第一流体が上記プレートに沿っ
て流れるように形成された第一流体の流路と、上記積層
体の一方の側面と他方の側面との間を、第二流体が上記
プレートに沿って流れるように形成された第二流体の流
路とを交互に配置し、その二流体間で熱交換するプレー
トフィン熱交換器において、上記ヘッダは複数の開口を
有する管状部材であり、上記積層体に設けられたヘッダ
用開口部に挿入され、両端部が上記積層体の両端面に連
結部材を介して連結されている、ことを特徴とするプレ
ートフィン熱交換器が提供される。
【0014】上述した本発明のプレートフィン熱交換器
によれば、プレートフィン熱交換器からヘッダを分離
し、複数の開口を有する管状部材としたことにより、プ
レートフィン熱交換器の小型化を図ることができるとと
もに、プレートフィン熱交換器の強度を向上させること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図1から図3を参照して説明する。なお、これらの
図は、従来のプレートフィン熱交換器の図4(B)と同
一箇所の矢視断面を示しており、共通する部分について
は同一の符号を付して使用する。
【0016】図1は請求項1に記載した本発明のプレー
トフィン熱交換器の製造方法を示す図であり、(A)は
その第四工程、(B)はその第五工程を示している。な
お、本図は、プレートフィン熱交換器の図4(B)と同
様の断面を示している。
【0017】本発明のプレートフィン熱交換器の製造方
法により、下から順に積層してプレートフィン熱交換器
を製造する場合について説明する。 (1)第一工程として、ヘッダ用開口部1を有する平板
状のプレート2の間に、ヘッダ用開口部1を有する波板
状の第一流体用フィン3を挟み、そのプレート2,2の
外周を気密に接合して第一流体ユニット4を成形する
(図1参照)。 (2)第二工程として、第一流体ユニット4と、ヘッダ
用開口部1を有する波板状の第二流体用フィン5とを、
それぞれのヘッダ用開口部1,1を一致させて交互に複
数積層し、第二流体用フィン5のヘッダ用開口部1の内
周に環状の隔離板6を第一流体ユニット4,4に密着さ
せて挟み込み、さらに、その積層体をヘッダ用開口部1
を有する側板7でヘッダ用開口部1,1を一致させて挟
み、ろう付けしてプレートフィンユニット8を成形する
(図1参照)。 (3)第三工程として、複数の開口9を有する短管ヘッ
ダ10の上端が、最下段のプレートフィンユニット8の
上端面よりも低くなるように、短管ヘッダ10を最下段
のプレートフィンユニット10のヘッダ用開口部1に挿
入し、その短管ヘッダ10の下端部10eと上記プレー
トフィンユニット8の下端面8eに、環状円板である連
結部材11を溶接して気密に連結する(図1参照)。 (4)第四工程として、図1(A)に示すように、上記
第三工程で作成されたプレートフィンユニット8に、さ
らに上記第二工程で作成されたプレートフィンユニット
8を積層し、その密着した側板同士7,7をTIG溶接
などの融接法溶接によりシール溶接して気密に接合す
る。 (5)第五工程として、図1(B)に示すように、上記
第三工程で取り付けられた短管ヘッダ10に、さらに短
管ヘッダ10を、その上端が二段目のプレートフィンユ
ニット8の上端面よりも低くなるように継ぎ足し、短管
ヘッダ10の内側から溶接して接合する。 (6)第六工程として、上記第四工程と第五工程とを所
望の回数だけ繰り返した後、最後の短管ヘッダ10の上
端部10eと最後のプレートフィンユニット8の上端面
8eに、環状円板である連結部材11を溶接して気密に
連結する(図示せず)。
【0018】上述した本発明の方法は、従来、上述のプ
レートフィンユニット8のそれぞれにヘッダが設けられ
ていたのを、プレートフィン熱交換器から分離し、積層
されたプレートフィンユニット8の開口部1に管状部材
として挿入するようにしたものである。したがって、プ
レートフィンユニット間8,8に無駄な空間をつくるこ
となく複数のプレートフィンユニット8を積層すること
ができる。
【0019】上述した本発明の方法により製造されたプ
レートフィン熱交換器を図2に示す。本発明のプレート
フィン熱交換器では、ヘッダは複数の開口9を有する短
管ヘッダ10を継ぎ足した管状部材であり、積層された
プレートフィンユニット8のヘッダ用開口部1に挿入さ
れ、両端の短管ヘッダ10の端部10eがプレートフィ
ンユニット8の両端面8eに連結されている。このよう
に、ヘッダを構成することにより、プレートフィンユニ
ット同士8,8を直接接合することができ、プレートフ
ィン熱交換器の小型化を図ることができるとともに、プ
レートフィン熱交換器の強度を向上させることができ
る。
【0020】次に、第一流体として低温流体を使用し、
第二流体として高温流体を使用した場合について説明す
る。低温流体は、一方のヘッダに接続された配管などか
らプレートフィン熱交換器内に流れ、さらに短管ヘッダ
10の開口9から第一流体ユニット4内に流れる。そし
て、第一流体ユニット4内の流路に沿って流れ、他方の
ヘッダに接続された配管などから排出される。また、こ
のプレートフィン熱交換器は高温流体雰囲気中に晒され
ており、高温流体はプレートフィン熱交換器の一方の側
面からプレートフィン熱交換器内に流れ、第二流体の流
路に沿って他方の側面からプレートフィン熱交換器外に
排出される。
【0021】図3は請求項2に記載した本発明のプレー
トフィン熱交換器の製造方法を示す図であり、(A)は
その第三工程、(B)はその第四工程を示している。
【0022】本発明のプレートフィン熱交換器の製造方
法により、下から順に積層してプレートフィン熱交換器
を製造する場合について説明する。なお、第一工程およ
び第二工程については、上述した本発明のプレートフィ
ン熱交換器の製造方法と同様であるため、説明を簡略す
る。 (1)第一工程として、第一流体ユニット4を成形する
(図1参照)。 (2)第二工程として、プレートフィンユニット8を成
形する(図1参照)。 (3)第三工程として、図3(A)に示すように、プレ
ートフィンユニット8をヘッダ用開口部1を一致させて
積層し、その密着した側板同士7,7をTIG溶接など
の融接法溶接によりシール溶接して気密に接合する。 (4)第四工程として、図3(B)に示すように、上記
第三工程を所望の回数だけ繰り返した後、その積層体の
ヘッダ用開口部1に、複数の開口12を有する長管ヘッ
ダ13を挿入し、その長管ヘッダ13の両端部13eと
上記積層体の両面8eに環状円板である連結部材11を
溶接して気密に連結する。なお、図3(B)では、その
下端部のみを示し、上端部については省略してある。
【0023】上述した本発明の方法も、従来、上述のプ
レートフィンユニット8のそれぞれにヘッダが設けられ
ていたのを、プレートフィン熱交換器から分離し、積層
されたプレートフィンユニット8の開口部1に管状部材
として挿入するようにしたものである。したがって、プ
レートフィンユニット間8,8に無駄な空間をつくるこ
となく複数のプレートフィンユニット8を積層すること
ができる。
【0024】上述した本発明の方法により製造されたプ
レートフィン熱交換器の図については省略するが、図2
に示したプレートフィン熱交換器の短管ヘッダ10から
なるヘッダを長管ヘッダ13に置換したものである。こ
のように、ヘッダを構成することにより、プレートフィ
ンユニット同士8,8を直接接合することができ、プレ
ートフィン熱交換器の小型化を図ることができるととも
に、プレートフィン熱交換器の強度を向上させることが
でき、さらに溶接箇所を減らすことができるため容易か
つ迅速に製造することができる。
【0025】なお、本発明は上述した実施の形態に限定
されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更でき
ることは勿論である。
【0026】
【発明の効果】上述したように、本発明のプレートフィ
ン熱交換器の製造方法およびプレートフィン熱交換器に
よれば、プレートフィン熱交換器からヘッダを分離し、
プレートフィンユニットを積層して密着した側板同士を
気密に接合した後、複数の開口を有する管状部材からな
るヘッダを設けるようにしたため、プレートフィンユニ
ット間に無駄な空間ができることがなく、プレートフィ
ン熱交換器を小型化することができ、プレートフィン熱
交換器の強度を向上させることができる、などの優れた
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載した本発明のプレートフィン熱
交換器の製造方法を示す図であり、(A)はその第四工
程、(B)はその第五工程を示している。
【図2】本発明の方法により製造されたプレートフィン
熱交換器を示す図である。
【図3】請求項2に記載した本発明のプレートフィン熱
交換器の製造方法を示す図であり、(A)はその第三工
程、(B)はその第四工程を示している。
【図4】従来の低積層のプレートフィン熱交換器を積層
した状態を示す図であり、(A)はその平面図、(B)
は図4(A)におけるB−B断面図である。
【符号の説明】 1 ヘッダ用開口部 2 プレート 3 第一流体用フィン 4 第一流体ユニット 5 第二流体用フィン 6 隔離板 7 側板 8 プレートフィンユニット 9 開口 10 短管ヘッダ 11 連結部材 12 開口 13 長管ヘッダ 14 低積層のプレートフィン熱交換器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状のプレートと波板状のフィンとを
    交互に複数積層して積層体を形成し、その積層体を貫通
    して成形された二本のヘッダ間を、第一流体が上記プレ
    ートに沿って流れるように形成された第一流体の流路
    と、上記積層体の一方の側面と他方の側面との間を、第
    二流体が上記プレートに沿って流れるように形成された
    第二流体の流路とを交互に配置し、その二流体間で熱交
    換するプレートフィン熱交換器の製造方法において、 ヘッダ用開口部を有する平板状のプレートの間に、ヘッ
    ダ用開口部を有する波板状の第一流体用フィンを、それ
    ぞれのヘッダ用開口部を一致させて挟み、そのプレート
    外周を気密に接合して第一流体ユニットを成形する第一
    工程と、 その第一流体ユニットと、ヘッダ用開口部を有する波板
    状の第二流体用フィンとを、それぞれのヘッダ用開口部
    を一致させて交互に複数積層し、第二流体用フィンのヘ
    ッダ用開口部の内周に環状の隔離板を第一流体ユニット
    に密着させて挟み込み、さらに、その積層体をヘッダ用
    開口部を有する側板でヘッダ用開口部を一致させて挟
    み、ろう付けしてプレートフィンユニットを成形する第
    二工程と、そのプレートフィンユニットのヘッダ用開口
    部に、複数の開口を有する短管ヘッダを挿入し、その短
    管ヘッダの端部と上記プレートフィンユニットの端面と
    を連結部材で気密に連結する第三工程と、 上記第三工程で作成されたプレートフィンユニットに、
    さらに上記第二工程で作成されたプレートフィンユニッ
    トを積層し、その密着した側板同士を気密に接合する第
    四工程と、 上記第三工程で取り付けられた短管ヘッダに、さらに短
    管ヘッダを継ぎ足して接合する第五工程と、 上記第四工程と第五工程とを所望の回数だけ繰り返した
    後、最後の短管ヘッダの端部と最後のプレートフィンユ
    ニットの端面とを連結部材で気密に連結する第六工程
    と、 を有することを特徴とするプレートフィン熱交換器の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 平板状のプレートと波板状のフィンとを
    交互に複数積層して積層体を形成し、その積層体を貫通
    して成形された二本のヘッダ間を、第一流体が上記プレ
    ートに沿って流れるように形成された第一流体の流路
    と、上記積層体の一方の側面と他方の側面との間を、第
    二流体が上記プレートに沿って流れるように形成された
    第二流体の流路とを交互に配置し、その二流体間で熱交
    換するプレートフィン熱交換器の製造方法において、 ヘッダ用開口部を有する平板状のプレートの間に、ヘッ
    ダ用開口部を有する波板状の第一流体用フィンを、それ
    ぞれのヘッダ用開口部を一致させて挟み、そのプレート
    外周を気密に接合して第一流体ユニットを成形する第一
    工程と、 その第一流体ユニットと、ヘッダ用開口部を有する波板
    状の第二流体用フィンとを、それぞれのヘッダ用開口部
    を一致させて交互に複数積層し、第二流体用フィンのヘ
    ッダ用開口部の内周に環状の隔離板を第一流体ユニット
    に密着させて挟み込み、さらに、その積層体をヘッダ用
    開口部を有する側板でヘッダ用開口部を一致させて挟
    み、ろう付けしてプレートフィンユニットを成形する第
    二工程と、 そのプレートフィンユニットをヘッダ用開口部を一致さ
    せて積層し、その密着した側板同士を気密に接合する第
    三工程と、 上記第三工程を所望の回数だけ繰り返した後、その積層
    体のヘッダ用開口部に、複数の開口を有する長管ヘッダ
    を挿入し、その長管ヘッダの両端部と上記積層体の両面
    とを連結部材で気密に連結する第四工程と、 を有することを特徴とするプレートフィン熱交換器の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 平板状のプレートと波板状のフィンとを
    交互に複数積層して積層体を形成し、その積層体を貫通
    して成形された二本のヘッダ間を、第一流体が上記プレ
    ートに沿って流れるように形成された第一流体の流路
    と、上記積層体の一方の側面と他方の側面との間を、第
    二流体が上記プレートに沿って流れるように形成された
    第二流体の流路とを交互に配置し、その二流体間で熱交
    換するプレートフィン熱交換器において、 上記ヘッダは複数の開口を有する管状部材であり、上記
    積層体に設けられたヘッダ用開口部に挿入され、両端部
    が上記積層体の両端面に連結部材を介して連結されてい
    る、ことを特徴とするプレートフィン熱交換器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012255646A (ja) * 2012-08-29 2012-12-27 Sumitomo Precision Prod Co Ltd プレートフィン型熱交換器の単位コアとそれを用いる熱交換器の組み立て構造並びに熱交換器の製造方法
JP2015049037A (ja) * 2013-08-29 2015-03-16 リンデ アクチエンゲゼルシャフトLinde Aktiengesellschaft 発泡金属により結合される熱交換器ブロックを有するプレート型熱交換器
JP2016535233A (ja) * 2013-08-29 2016-11-10 リンデ アクチエンゲゼルシャフトLinde Aktiengesellschaft はんだが被覆された担体によって接続された複数の熱交換器ブロックを備えたプレート式熱交換器の製造方法
WO2020100687A1 (ja) * 2018-11-13 2020-05-22 株式会社デンソー 熱交換器

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