JPS62203632A

JPS62203632A - 積層型熱交換器の製造方法

Info

Publication number: JPS62203632A
Application number: JP4462086A
Authority: JP
Inventors: Hironaka Sasaki; 広仲佐々木; Ryoichi Hoshino; 良一星野
Original assignee: Showa Aluminum Corp
Current assignee: Altemira Co Ltd
Priority date: 1986-02-28
Filing date: 1986-02-28
Publication date: 1987-09-08
Also published as: JPH0545336B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野この発明は、例えばカークーラーの蒸発器として使用さ
れるような積層型熱交換器、特に熱交換媒体通路を形成
する複数枚の板状チューブエレメントが相互間にアウタ
ーフィンを包含する空気流通間隙を介して上下に積層さ
れた構成または編成の積層型熱交換器の製造方法に関す
る。

従来の技術従来良く知られている積層型の熱交換器は、一般的に、
熱交換媒体通路を形成するようにブレス加工されたアル
ミニウム等の金属製の１対の成形プレートの合掌状接合
物からなるチューブエレメントと、コルゲートフィンか
らなるアウターフィンとを交互に積層して熱交換コア部
を形成し、その両端ないしは一端に熱交換媒体を貯溜分
配するタンク部を形成したものであり、負荷の変動に追
従しやすいこと、容積に対して比較的優れた性能を有す
ること等の利点を有していることから、特に設置スペー
ス上の制約の大きいカークーラー用エバポレータとして
好適使用されている。

面して、従来、この種の積層型熱交換器のコア部の製造
は、チューブエレメントを構成する各１対づつの成形プ
レートと、隣接するチューブエレメント間に設置される
アウターフィンと、更に１−記チューブエレメントの内
部空間の蒸発室ないし熱交換媒体連中に設置されるイン
ナーフィンとを、それぞればらばらの分離状態に作製し
、然るのち、組立に際してそれらを所定の順序に積重ね
てセットし、炉中ろう付は等により一括接合することに
よって行われている。

発明が解決しようとする問題点しかしながら、従来の上記のような製造方法によるとき
は、もともと積層型熱交換器はその構成部品点数が極め
て多いため、組立前の段階においても部品管理が大変厄
介であるのみならず、組立に際しても多数個の部品を個
々に取扱って組立てなければならないため多くの時間と
労力を要し、ひいては生産性が悪く、コスト高につくと
いうような問題点があった。

問題点を解決する為の手段この発明は、上記のような問題点に鑑み、構成部品の複
数個をまとまりある一体物として製作して、実質的な部
品点数の減少をはかることにより、部品管理を容品にし
、かつ組立作業の簡易化、能率化をはかるようにしたも
のである。

即ち、この発明は、１対の成形プレートを合掌状態に重
ねて周縁部を接合した扁平状チューブエレメントと、ア
ウターフィンとを交互に積層して所要段数の熱交換コア
部が形成される積層型熱交換器の製造方法において、チ
ューブエレメントを構成する少なくとも１対の成形プレ
ートを、その成形に際し、相互間にインナーフィンプレ
ートを介在し、かつ王者相互の側縁どおしを１つ以上の
連結片を介して連結した一連の並置展開状態に成形する
ものとし、コア部の組立に際し、上記連結片を折曲げて
再成形プレートを相互間に前記インナーフィンプレート
を介して重ね合わせることにより、各単位チューブエレ
メントの組立てを行うことを特徴とする、積層型熱交換
器の製造方法を要旨とする。

連結片を介して一連に形成すべき部品数は、対をなして
１つの単位チューブエレメントを構成する１対の成形プ
レートと、その間に介在される１つのインナーフィンプ
レートとの三部材を最小の１単位とし、熱交換器全体の
チューブエレメント数に対応する全成形プレートとイン
ナーフィンプレートとの全数を最大とするが、成形作業
性、成形品の取扱管理上の便宜性等により、実際上は１
つまたは２つのチューブエレメントを構成する１対ない
し２対の成形プレートと、工ないし２つのインナーフィ
ンプレートとを一体物として成形するのが好適である。

実施例実施例１第３図にこの発明の適用によって製造される積層型熱交
換器の代表的な１例を示す。同図におて、（１）は水平
状態でかつ上下方向に多段に配置された複数枚の板状チ
ューブエレメント、（２）はその隣接するチューブエレ
メント（１）（１）間に介在してそれと交互に積層され
かつ接合一体化されたアウターフィン、（３）は上下の
エンドプレート、（４）（５）は熱交換媒体の人口ヘッ
ダー及び出口ヘッダーである。

上記チューブエレメント（１）は、第４図に示されるよ
うにそれぞれ各１対のづつのアルミニウム板等の金属板
による成形プレート（１１）（１１）と、それらの間に
挟着される１つのインナーフィンプレート（６）との合
掌状接合体よりなるもので、内部の扁平管状の熱交換媒
体通路（７）内に上記フィンプレート（６）のフィン部
（６ａ）が位置されると共に、両端部には第５図に示す
ように上記通路（７）に連通ずるタンク部（８）が形成
されている。（９）はタンク部の頂壁に穿たれた連通孔
、（ｌＯ）はインナーフィンプレート（６）の対応部分
に穿たれた連通孔で、これらの連通孔（９）　　（１０
）により隣接するチューブエレメント（１）（１）のタ
ンク部（８）（８）相互が接合状態において連通されて
いる。インナーフィンプレート（６）は成形プレート（
１１）と大きさ及び外周形状を同じくするもので、周縁
部が成形プレー）　（１１）の周縁の接合部（１２）と
合−的にろう付は等により気密接合されると共に、この
接合部に囲まれた内側の熱交換媒体通路（７）内に位置
するフィン部（６ａ）は熱交換効率の増大のために多数
の突出部（６ａ）が形成されたものとなされている。こ
の突出部（６ｂ）は上向きに突出する断面コ字状のもの
と、下向きに突出する断面コ字状のものとが中間プレー
１−（６）の幅方向においては連続して交互配置となる
ように、また長さ方向においては所定距離を隔てて交互
配置となるように形成されている。そしていずれの突出
部（６ｂ）も中間プレート（６）の幅方向の両側部が矩
形孔にて開口し、かつ突出高さはチューブエレメント（
１）の完成状態においてその頂面がそれぞれ上下の成形
プレート（１１）にほぼ当接する程度となるように設定
されている。

上記のような積層型熱交換器の製造に際し、この発明に
おいては、先ず１１１−のチューブエレメント（１）を
構成する１対の成形プレート（１１）　　（１１）と、
それらの間に挾まれる１枚のインナーフィンプレート（
６）とを、第２図に示すように相互の側縁どおしを細帯
状の連結片（１３）を介して連結した一連の並置展開状
態に成形する。この第２図に示すような１一体成形物は
、プレス加工により、個々の成形プレート（１１）及び
インナーフィンプレート（６）の成形操作と同時に、隣
接する成形プレートとフィンプレートとの相互間に所要
長の連結片（１３）を残存せしめることにより一挙に製
作するものである。而して、連結片（１３）は、熱交換
器の組立てに際して折曲げられるものであることにより
、所定の折曲げ予定部位に折曲げを行ない品くするため
の切欠きまたはＶ字状折曲部等を形成しておくことが好
ましい。

そして熱交換器の組立に際しては、ｌ−記の如くして成
形した１対の成形プレート（１１）　　（１１）とイン
ナーフィンプレート（６）とを含む一体成形物を第１図
に示すように折曲げ加工を行なって所定のチューブエレ
メント組立物に構成する。即ち、上記連結片（１３）を
順次折曲げることにより、互いに対をなす成形プレート
（１１）（１１）どおしの間にインナーフィンプレート
（６）を介在させて、王者を合掌状態に重ね合わせ、単
一のチューブエレメント（１）部分を形成する。

そして、上記によって得られるチューブニレメン！・（
１）組立物の複数個を、相互間にコルゲートフィンから
なるアウターフィン（２）を介して交互に所定段数積層
し、熱交換器の全体としての仮組状態の組立物を得、そ
してこれを従来の常法に従ってろう付は処理し、所期す
る積層型熱交換器とする。なお、この接合を完了したの
ちにおいて、連結片（１３）はこれをそのまま残存せし
めるものとしても良いし、必要に応じて一部または全部
を切除するものとしても良い。

実施例２この実施例は第４図及び第５図に示すもので、連結片が
コア部から外部に可及的突出しないように配慮したもの
である。

即ち、チューブエレメントの両端のタンク部（１８）が
中間の熱交換媒体通路を構成する扁平管部より狭幅状態
となるように、成形プレート（２１）及びインナーフィ
ンプレート（１６）の両端部側縁に略り字状の湾入部（
１４）　　（１５）を形成したものとし、連結片（２３
）をこの湾入部（１４）　　（１５）の側縁から連設し
て、１対の成形ブレート（２１）　　（２１）とそれら
の中間のインナーフィンプレー１−（１Ｂ）とを一連に
連結せしめたものである。

その他は前記実施例１の場合と同様であり、相当部分及
び相当部材を同一の符号で示して説明を省略する。

発明の効果この発明は上述のように、１対の成形プレートを合掌状
態に重ねて周縁部を接合した扁平状チューブエレメント
と、アウターフィンとを交互に積層して所要段数の熱交
換コア部が形成される積層型熱交換器の製造方法におい
て、チューブエレメントを構成する少なくとも１対の成
形プレートを、その成形に際し、相互間にインナーフィ
ンプレートを介在し、かつ三者相互の側縁どおしを１つ
以−Ｌの連結片を介して連結した一連の展開連結状態に
成形するものとし、コア部の組立に際し、上記連結片を
折曲げて両成形ブレーＩ・を相互間に前記インナーフィ
ンプレートを介して重ね合わせることにより、各単位チ
ューブニレメン！・の組立てを行うものとしたことによ
り、先ず、従来のように各成形プレートを個々に分離状
態に製作する場合に較べ、少なくとも単一のチューブエ
レメントを構成ずべき１対の成形プレートとインナーフ
ィンプレートとを一体物として取扱いうるので、熱交換
器の組立てに要する各独立の部品点数を大幅に減少する
ことができる。従って、部品管理が容易になる。また、
組立てに際しても従来のように１つづつの独立した成形
プレートをインナーフィンを介して重ね合わせて各チュ
ーブエレメント単位の組立てを行う場合に較べ、連結片
を折曲げることによって自動的に内部にインナーフィン
を備えたチューブエレメントの正確な組立物を得ること
ができ、この組立物を単位部品としてアウターフィンと
交互に積層することにより、熱交換器全体の組立物を得
ることができるので、全体としての組立に要する手間を
軽減し、その時間を短縮しつる。従って、生産性を向上
でき、従来より一段と製造コストの低減を果しうる。更
にはまた、この発明による熱交換器では、チューブエレ
メントの２枚の成形プレートの周縁接合部間にインナー
フィンプレートの周縁部が介在し、これが内部のインナ
ーフィン部に連続しているので、インナーフィンプレー
トがチューブエレメントの補強作用を果し、ひいては熱
交換器の耐圧力の向上に寄与しうるというような効果も
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図はこの発明の第１実施例を示すもの
で、第１図は熱交換器コア部の組立時の状態を示す斜視
図、第２図は１対の成形プレートとインナーフィンプレ
ートとの連結された一体成形物の平面図、第３図は組立
後の熱交換器の正面図、第４図は第３図ＩＶ−ＩＶ線の
断面図、第５図は熱交換器コア部におけるタンク部の断
面図である。第６図及び第７図は第２の実施例を示すも
ので、それぞれ第２図および第１図相当の平面図と斜視
図である。（１）・・・チューブエレメント、（２）・・・アウタ
ーフィン、（６）　　（１Ｇ）・・・インナーフィンプ
レート、（６ａ）・・・フィン部、（８）・・・タンク
部、（１１）　　（２１）・・・成形プレート、（１３
）　　（２３）・・・連結片。以上特許出願人　昭和アルミニウム株式会社　ｍ＋１　。ｉり

Claims

【特許請求の範囲】

（１）１対の成形プレートを合掌状態に重ねて周縁部を
接合した扁平状チューブエレメントと、アウターフィン
とを交互に積層して所要段数の熱交換コア部が形成され
る積層型熱交換器の製造方法において、チューブエレメントを構成する少なくとも１対の成形プレートを、その成形に際し、相互間にイン
ナーフィンプレートを介在し、かつ三者相互の側縁どお
しを１つ以上の連結片を介して連結した一連の並置展開
状態に成形するものとし、コア部の組立に際し、上記連
結片を折曲げて両成形プレートを相互間に前記インナー
フィンプレートを介して重ね合わせることにより、各単
位チューブエレメントの組立てを行うことを特徴とする
積層型熱交換器の製造方法。
（２）チューブエレメントの両端のタンク部が他の部分
より狭幅状態となるように、成形プレート及びインナー
フィンプレートの両端部側縁に湾入部を形成し、上記湾
入部内の側縁に前記連結片を設けて隣接する成形プレー
トとインナーフィンプレートの相互を連結するものとな
すことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の積層型
熱交換器の製造方法。