JP3935711B2 - 熱交換器の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、積層型熱交換器の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図10及び図11に示すように、一対の半容器状の冷媒プレート102を接合して冷媒通路部103を形成し、この冷媒通路部103と熱交換用のフィン104とを交互に積層し、フィン104の外側にエンドプレート105を重ねてコアユニット106を形成し、このコアユニット106を保持治具110で保持し、加熱炉でコアユニット106をろう付けし、熱交換器101を製造する製造方法が知られている。
【0003】
通常、冷媒通路部103は、冷媒プレート102の幅方向に2つの冷媒通路群を形成している。この場合、冷媒プレート102とフィン104とを積層してコアユニット106を形成したものは、冷媒プレート102に十分な幅があるので、崩れたりすることはない。従って、このコアユニット106を搬送し、加熱炉に入れてろう付けするまでに、コアユニット106が荷崩れすることはない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、最近熱交換器をスリム化する傾向にあり、冷媒プレート102の幅の狭いものが採用される動きがある。例えば、半容器状の冷媒プレート102に1つの冷媒通路部103しか設けてない、従来の冷媒プレートの半分の幅にしたもの、或は、2つの冷媒通路部103を従来のものに比べて半分の幅にしたもの等がある。
【0005】
図12に示すように、このような冷媒プレート202とフィン(図示せず)とを積層したコアユニット206では、冷媒プレート202の幅が従来の半分ほどしかないため、このコアユニット206を保持治具210で保持する際に、変形したり、荷崩れを起こすことがあった。また、保持治具210で保持したコアユニット206が不安定で、搬送中においても荷崩れする或は加熱炉で変形して、ろう付け不良を起こす等の問題が発生していた。
【0006】
その対策として、荷崩れしないような保持機能を有する専用の保持治具を設ける必要があった。そのような専用の保持治具を設けると、コストアップになるだけでなく、他の熱交換器の組立と区別する必要があり、作業が複雑化し、組立工数が増加していた。
【0007】
また、専用の保持治具210を、コアユニット206の冷媒プレート202の幅に合わせて、幅狭のものにすると、コアユニット206と保持治具210の組立体の幅が狭く背の高いものになるために、姿勢が不安定であり、加熱炉でのろう付け中に倒れる可能性がある。それを防止するために、保持治具210の底板の面積を拡大すると、一度に加熱炉に投入できるコアユニット206と保持治具210との組立体の数量が減る不具合を有する。
【0008】
本発明は、上記従来の問題点を解消することを狙いとし、従来の保持治具をそのまま或は微々たる変更で使用して、幅狭の冷媒プレートとフィンとを積層したコアユニットを保持し、加熱炉でろう付けできるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、一対の半容器状冷媒プレートを接合して冷媒通路部を形成し、この冷媒通路部と熱交換用のフィンとを交互に積層し、フィンの外側にエンドプレートを重ねて形成されるコアユニットを前後に複数列並べて複数の熱交換器を製造する熱交換器の製造方法であって、上記前後のコアユニットを形成する前後の冷媒プレートの長手方向両端部と、前後のエンドプレートの長手方向両端部との少なくとも一方を、前後で連結部材によって連結して一体のプレートとし、該連結部材で連結した前後のプレートの長手方向中間部には隙間を設け、上記冷媒プレート、上記フィンおよび上記エンドプレートを積層したコアユニットを前後に配設して仮組付けし、この仮組付けした前後のコアユニットをいっしょに保持治具で保持し、加熱炉にて上記仮組付けした前後のコアユニットをいっしょにろう付けし、ろう付け後に上記連結部材を切離し、別々のコアユニットに分離するようにして複数の熱交換器を製造する熱交換器の製造方法である。
【0010】
この製造方法では、2つの熱交換器を接続した状態でコアユニットを組立て、ろう付けするので、個々のコアユニットがスリムな幅であっても、積層したコアユニットが荷崩れすることなく、かつ変形することなくろう付けされた熱交換ユニットを得ることができる。また、一度に2つの熱交換器を保持治具で保持できるので、保持行程の工数を半減できる。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1記載の熱交換器の製造方法において、上記連結部材が上記エンドプレートのみに設けられ、上記冷媒プレートは前後のコアユニットで独立して設けられているので、ろう付け後の分離が容易であるとともに、冷媒プレート幅の異なる別々の熱交換ユニットを作り易い。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の熱交換器の製造方法において、前後のコアユニットの冷媒プレート間に隙間が設けられ、該隙間に仕切治具が配設されて、前後のコアユニットが仮組付けされるので、仮組付け時に冷媒プレートやフィンのずれを抑制でき、品質の低減を防止できる。それとともに、隣接する冷媒プレートが確実に分離されるとともに隣接するフィンも確実に分離されることにより、余分なろう付けが防止できる。
【0013】
請求項4の発明は、請求項3記載の熱交換器の製造方法において、上記仕切治具が、上記前後のコアユニットの上記フィンを分離するように配置され、上記連結部材はこの仕切治具の外側位置に配置され、この連結部材の外側に切断治具が配設されて、前後のコアユニットがろう付けされ、その後に上記切断治具と仕切治具とで上記連結部材を分離し、別々のコアユニットを製造するので、2つの熱交換器をろう付け製造できるとともにろう付け後に同じ治具で2つの熱交換器を分離できるので、治具の節約になると共に、専用の治具をセットする必要が無いので、分離作業の工程を削減できる。
【0014】
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の熱交換器の製造方法において、上記連結部材が前後のコアユニットの冷媒プレート間で、積層する冷媒プレートに応じて積層して設けられ、該連結部材が、別々の冷媒通路を形成する背中合わせの半容器状の冷媒プレート同士を接合しており、ろう付け後には、上記半容器状の冷媒プレート同士の接合部分が分離されて、別々の熱交換器とされる構成である。
【0015】
この構成では、2つの別々の熱交換ユニットに分離した場合に、その熱交換ユニット間の連結部材が個々に散乱することなく、一体な状態で取り出すことができるので、この連結部材の取り扱いが容易であり、また、周囲を汚すことを未然に防止できる。
【0016】
請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の熱交換器の製造方法において、上記冷媒プレートは、前後のコアユニット列で幅が異なって設けられ、冷媒通路部の幅の異なる2つの熱交換器が製造されるので、異なる種類の熱交換器、例えば、冷却用熱交換器と加熱用熱交換器、コンデンサーとオイルクーラ等を製造することができる。
【0017】
請求項7の発明は、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の熱交換器の製造方法において、上記冷媒プレートは、前後のコアユニット列で長さが異なって設けられ、冷媒通路部の長さの異なる2つの熱交換器が製造されるので、異なる種類の熱交換器、例えば、冷却用熱交換器と加熱用熱交換器、コンデンサーとオイルクーラ等を製造することができる。
【0018】
請求項8の発明は、請求項1ないし7のいずれか1つに記載の熱交換器の製造方法において、積層されるフィンは、前後のコアユニット列でフィンピッチが異なるので、異なる種類の熱交換器、例えば、冷却用熱交換器と加熱用熱交換器、コンデンサーとオイルクーラ等を製造することができる。
【0019】
請求項9の発明は、請求項1ないし8のいずれか1つに記載の熱交換器の製造方法において、冷媒プレート群に使用するプレートの少なくとも一部に、ロウ材クラッドを施したので、半容器状の冷媒プレートを確実にろう付けできる。
【0020】
請求項10の発明は、請求項1ないし9のいずれか1つに記載の熱交換器の製造方法において、冷媒プレート群に使用するプレートの少なくとも一部に、犠牲層材クラッドを施したので、冷媒通路部を腐食させるの恐れのある流体に対してもこの熱交換器を使用できる。
【0021】
請求項11の発明は、請求項1ないし10のいずれか1つに記載の熱交換器の製造方法において、前後のコアユニット列には、それぞれ冷媒通路部への冷媒出入路を形成する出入路部が設けられ、該出入路部が前後のコアユニットで対向して配置され、この出入路部が連結部で一体に連結されているので、冷媒プレートを各列で異なる形状にすることが可能であり、各列の熱交換器を分離しやすい。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の第1実施例を図面に基づいて説明する。図1ないし図4は第1実施例の熱交換器1を示す。図1及び図2に示すように、半容器状冷媒プレート2を向かい合わせに重ねて冷媒通路部3を形成し、この冷媒通路部3と熱交換用のフィン4とを交互に積層し、該フィン4の外側にエンドプレート5を重ねて、熱交換器1のコアユニット6を形成している。
【0023】
このコアユニット6を仮組付けする際には、コアユニット6の上下のエンドプレート5の上下にステンレス製の端板14、15を配置し、この端板14、15を挟むように結束治具16を組み、ボルト17で締め付けて、コアユニット6を緩まないように仮固定する。
【0024】
8、9はそれぞれ熱交換器1a、1bに設けた出入路部である。
【0025】
図3に示すように、両列の冷媒プレート2の両端部2aには、連結部材10が設けられ、冷媒プレート2の中間部2bには隙間7が設けられている。冷媒プレート2と連結部材10との結合部分を、図4によって説明する。連結部材10は冷媒通路部3を形成する半容器状の膨らみと同様な膨らみ部10aを備え、この膨らみ部10aの両側に接合部10bを備えている。連結部材10の膨らみ部10aが隣接する連結部材10の膨らみ部10aと接触して配置されている。同様に、冷媒プレート2の半容器状の凹部を形成する底部2dは、背中合わせの冷媒プレート2の底部2dと接触して配置されている。
【0026】
連結部材10の接合部10bは冷媒プレート2の端部2aに接続されている。
【0027】
該冷媒プレート2の中間部2bには、冷媒プレート2の長手方向に延びるように冷媒通路部3が形成されている。
【0028】
図示していないが、エンドプレート5は、各列毎に独立して設けられている。
【0029】
この第1実施例では、上述のように仮組付けされたコアユニット6が、保持治具20で保持されている。この実施例では、冷媒通路部3の幅は従来の2列一体型のものとほとんど変わりないので、コアユニット6が荷崩れすることが無い。
【0030】
次に、ろう付け状態を説明する。このように仮組付けしたコアユニット6と保持治具20との組立体を加熱炉に導入する。冷媒プレート2の端部2cがろう付けされて、冷媒通路部3を形成するとともに、連結部材10の接合部10bもろう付けされる。
【0031】
そして、冷媒プレート2の底部2dが背中合せの底部2dとろう付けされ、連結部材10の膨らみ部10aも背中合わせの膨らみ部10aとろう付けされる。
【0032】
このようにして、2つの熱交換器1a、1bが連結部材10で連結された状態でろう付けが完了する。その後、連結部材10の接合部10bを切断することで、2つの熱交換器1a、1bを分離する。
【0033】
このときに、連結部材10は、どちらの熱交換器1a、1bからも切り離されるが、膨らみ部10aで結合されているので、隣接するもの同士がバラバラになることなく、1つのパーツ品として残るだけである。したがって、残材の処理が容易であり、周囲を汚すことも無い。
【0034】
図3に示すように、隣接する冷媒プレート2の幅D1、D2や長さL1、L2は、それぞれが互いに同じ寸法である。本発明では、この第1実施例のように幅D1、D2及び長さL1、L2が同じものに限られるものではなく、幅D1、D2又は長さL1、L2のうち、いずれか一方が互いに異なるものでも良く、また両方が互いに異なるものでも良い。このような自由度を有することにより、冷却用熱交換器と加熱用熱交換器、コンデンサーとオイルクーラ等のように、目的の異なる熱交換器を同時に製造することが可能である。或は、同じ冷却用熱交換器であって、サイズのことなるものであっても可能である。
【0035】
また、本発明では、各列のコアユニット6において、フィン4のピッチの異なるものにも適用可能である。
【0036】
図5は、第2実施例に関わり、図3と同様な図を示す。この第2実施例では、冷媒プレート2を連結部材10で連結する代わりに、エンドプレート5を連結部材20で連結したものである。エンドプレート5はフィン4を囲むようにフィン4の長さ方向(冷媒プレート2の長さ方向)に延びており、その両端部5aが冷媒プレート2の底部2d等に接するように内側に折れ曲がって設けられている。そして、この両端部5aに連結部材20を設けるものである。
【0037】
この第2実施例では、このエンドプレート5によって、両列のコアユニット6が連結されているが、冷媒プレート2では連結されてない。この連結部材20を分離すれば、熱交換器1a、1bを分離できるので、冷媒プレート2での連結部材を分離することに比較して、分離が容易である。また、エンドプレート5を分離するのであるから、分離作業中に冷媒プレート2、即ち冷媒通路部3が変形したり、ろう付け部分が分離したりすることも無い。
【0038】
図6は第3実施例に関わり、図6(A)は冷媒プレートと仕切治具とを上から見た図を示し、図6(B)は正面図を示す。この第3実施例では、第1実施例と同様に、冷媒プレート2の両端部2aに連結部材10を設けたものである。異なる点は、第1実施例では、冷媒プレート2の中間部分2bは隙間7を設けただけであった。この第3実施例では、この隙間7にステンレス製の仕切治具12を設けたものである。この仕切治具12により、冷媒プレート2やフィン4の積層状態が乱れることを防止することができるとともに、連接する列の冷媒プレート2やフィン4がろう付けされることも防止できる。
【0039】
なお、熱交換器1a、1bは、それぞれ出入路部8及び9を有し、各冷媒プレート2に2つの冷媒通路部3が形成されているものである。
【0040】
図7は第4実施例に関わり、図7(A)、図7(B)は、それぞれ図6(A)、図6(B)と同様な図を示す。この第4実施例は、第3実施例における連結部材10の外側に切断治具13を配置したものである。この切断治具13と仕切治具12とで、連結部材10を切断する。この第4実施例では、仕切治具12を利用して連結部材10を分離できるので、大掛かりな切断装置を設ける必要がない。
【0041】
図8は第5実施例に関わり、積層した冷媒プレート2の断面図を示す。この第5実施例では、冷媒の出入路部8及び9をコアユニット6の中間部分に配置した構造である。連結部材10は第1実施例と同様に、膨らみ部10aで背中合せになっている。本発明では、このように、冷媒の出入路部8及び9を中間に配置したものでも良い。
【0042】
また、この第5実施例の変形例として、冷媒の出入路部8と出入路部9との間に連結部材10を配置して隣接するコアユニットを連結し、冷媒プレート2を連結しないで配置することも可能である。このようにすれば、連結部分が少なくてよいので、分離が容易である。
【0043】
図9は、冷媒プレート10に犠牲腐食層をクラッドしたものを示す。アルミ母材21の内側に、犠牲腐食層22をクラッドし、アルミ母材21の外側及び犠牲腐食層22の内側にろう材23をクラッドしたものを示す。この構造は、上記した第1ないし第5実施例のいずれにも採用できる。
【0044】
この構造を採用することにより、腐食性の流体が冷媒プレート2内を通流しても、アルミ母材21の腐食を抑制できる。
【0045】
【発明の効果】
請求項1の発明では、一対の半容器状冷媒プレートを接合して冷媒通路部を形成し、この冷媒通路部と熱交換用のフィンとを交互に積層し、フィンの外側にエンドプレートを重ねて形成されるコアユニットを前後に複数列並べて複数の熱交換器を製造する熱交換器の製造方法であって、上記前後のコアユニットを形成する前後の冷媒プレートの一部と前後のエンドプレートの一部との少なくとも一方が前後で連結部材によって連結されて一体のプレートとされ、上記冷媒プレート、上記フィンおよび上記エンドプレートを積層したコアユニットを前後に配設して仮組付けし、この仮組付けした前後のコアユニットをいっしょに保持.治具で保持し、加熱炉にて上記仮組付けした前後のコアユニットをいっしょにろう付けし、ろう付け後に上記連結部材を切離し、別々のコアユニットに分離するようにして複数の熱交換器を製造する。
【0046】
この製造方法では、2つの熱交換器を接続した状態でコアユニットを組立て、ろう付けするので、個々のコアユニットがスリムな幅であっても、積層したコアユニットが荷崩れすることがなく、仮組付け状態を安定して得られ、ろう付け不良を防止できる。また、一度に2つの熱交換器を保持治具で保持できるので、保持行程の工数を半減できる。
【0047】
連結部材が、冷媒プレート或はエンドプレートの長手方向両端部に設けられ、中間部分には、各列のプレート間に空隙が形成されているものでは、隣接する別列の冷媒プレートとのろう付けが防止され、不用意なろう付けが防止できる。
【0048】
更に、前後のコアユニットの冷媒プレート間の隙間に仕切治具が配設されて、前後のコアユニットが仮組付けされるものでは、仮組付け時に冷媒プレートやフィンのずれを抑制でき、品質の低下を防止できる。それとともに、隣接する冷媒プレートが確実に分離されるとともに隣接するフィンも確実に分離されて、余分なろうづけが防止できる。
【0049】
連結部材が、別々の冷媒通路を形成する背中合わせの半容器状の冷媒プレート同士を接合しており、ろう付け後には、上記半容器状の冷媒プレート同士の接合部分が分離され、別々の熱交換器が形成されるものでは、2つの別々の熱交換ユニットに分離した場合に、その熱交換ユニット間の連結部材が個々に散乱をすることなく、一体な状態で取り出すことができるので、この連結部材の取り扱いが容易であり、周囲を汚すことを未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した第1実施例のコアユニットと保持治具との組立体の正面図を示す。
【図2】 図1の側面図を示す。
【図3】 第1実施例の冷媒プレートの平面図を示す。
【図4】 第1実施例の冷媒プレートの拡大断面図を示す。
【図5】 第2実施例を示す。
【図6】 第3実施例を示す。
【図7】 第4実施例を示す。
【図8】 第5実施例を示す。
【図9】 本発明の冷媒プレートの拡大断面図を示す。
【図10】 従来技術を示し、コアユニットの正面図を示す。
【図11】 図10の側面図を示す。
【図12】 別の従来技術を示す。
【符号の説明】
1 熱交換器
2 半容器状冷媒プレート
3 冷媒通路部
4 熱交換用のフィン
5 エンドプレート
6 コアユニット
7 隙間
8 出入路部
9 出入路部
10 連結部材
11 結束治具
12 仕切治具
13 切断治具
Claims (11)
- 一対の半容器状冷媒プレートを接合して冷媒通路部を形成し、この冷媒通路部と熱交換用のフィンとを交互に積層し、フィンの外側にエンドプレートを重ねて形成されるコアユニットを前後に複数列並べて複数の熱交換器を製造する熱交換器の製造方法であって、
上記前後のコアユニットを形成する前後の冷媒プレートの長手方向両端部と、前後のエンドプレートの長手方向両端部との少なくとも一方を、前後で連結部材によって連結して一体のプレートとし、該連結部材で連結した前後のプレートの長手方向中間部には隙間を設け、
上記冷媒プレート、上記フィンおよび上記エンドプレートを積層したコアユニットを前後に配設して仮組付けし、
この仮組付けした前後のコアユニットをいっしょに保持治具で保持し、
加熱炉にて上記仮組付けした前後のコアユニットをいっしょにろう付けし、
ろう付け後に上記連結部材を切離し、別々のコアユニットに分離するようにして複数の熱交換器を製造することを特徴とする熱交換器の製造方法。 - 上記連結部材が上記エンドプレートのみに設けられ、上記冷媒プレートは前後のコアユニットで独立して設けられていることを特徴とする請求項1記載の熱交換器の製造方法。
- 前後のコアユニットの冷媒プレート間に隙間が設けられ、該隙間に仕切治具が配設されて、前後のコアユニットが仮組付けされることを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器の製造方法。
- 上記仕切治具が、上記前後のコアユニットの上記フィンを分離するように配置され、上記連結部材はこの仕切治具の外側位置に配置され、この連結部材の外側に切断治具が配設されて、前後のコアユニットがろう付けされ、その後に上記切断治具と仕切治具とで上記連結部を分離し、別々のコアユニットを製造することを特徴とする請求項3記載の熱交換器の製造方法。
- 上記連結部が前後のコアユニットの冷媒プレート間で、積層する冷媒プレートに応じて積層して設けられ、
該連結部材は、別々の冷媒通路を形成する背中合わせの半容器状の冷媒プレート同士が接合されて形成され、ろう付け後には、上記半容器状の冷媒プレート同士の接合部分が分離されて、別々の熱交換器とされることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の熱交換の製造方法。 - 上記冷媒プレートは、前後のコアユニット列で幅が異なって設けられ、冷媒通路部の幅の異なる2つの熱交換器が製造されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の熱交換器の製造方法。
- 上記冷媒プレートは、前後のコアユニット列で長さが異なって設けられ、冷媒通路部の長さの異なる2つの熱交換器が製造されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の熱交換器の製造方法。
- 積層されるフィンは、前後のコアユニット列でフィンピッチが異なることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の熱交換器の製造方法。
- 冷媒プレート群に使用するプレートの少なくとも一部に、ロウ材クラッドを施したことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の熱交換器の製造方法。
- 冷媒プレート群に使用するプレートの少なくとも一部に、犠牲層材クラッドを施したことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の熱交換器の製造方法。
- 前後のコアユニット列には、それぞれ冷媒通路部への冷媒出入路を形成する出入路部が設けられ、該出入路部が前後のコアユニットで対向して配置され、この出入路部が連結部材で一体に連結されていることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1つに記載の熱交換器の製造方法。
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