JPH09196055A - 移動ディスプレイ装置 - Google Patents

移動ディスプレイ装置

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JPH09196055A
JPH09196055A JP2614796A JP2614796A JPH09196055A JP H09196055 A JPH09196055 A JP H09196055A JP 2614796 A JP2614796 A JP 2614796A JP 2614796 A JP2614796 A JP 2614796A JP H09196055 A JPH09196055 A JP H09196055A
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JP
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display device
arm
restraint
lever
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Masahiko Hata
雅彦 端
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TORANSAPOOTO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスプレイが可動アーム等の先端に取付け
られても、その高さや位置を自在に変更でき、かつそれ
らの変更を軽い操作力で容易に行うための移動ディスプ
レイ装置を提供すること。 【解決手段】 タッチセンサやボタン28がディスプレ
イ装置8の周縁部に設けられているため、操作者の手が
ディスプレイ装置8を把持した際、同時にディスプレイ
装置8のアーム4、5の枢着部の拘束が解け、移動可能
になる。言い換えれば、ディスプレイ装置8の移動時に
は常時拘束が解除され、ディスプレイ装置8から手を離
せば、その位置に確実にディスプレイ装置8を止めるこ
とができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重量物としてのデ
ィスプレイ装置を任意の高さや位置に静止状態として保
持しうるとともに、高さや位置を変更する際の操作が極
めて容易な移動ディスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、事務用デスク等に設置される照明
器具や卓上テレビなどを位置調節可能として保持するに
は、ヒンジを中心として回動する可動アームが用いられ
ている。この可動アームは、ヒンジ部付近にばねを架け
渡したり、ヒンジ部に摩擦抵抗を持たせるなどして、ア
ーム先端に取付けた照明器具等の重量を支えるようにし
ているのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近、OA機器の普及
率は年々増加する傾向にあり、オフィス等におけるそれ
らの設置スペースが大きな課題となってきている。その
ため、オフィス等の上方空間を有効に使用すべく、OA
機器のディスプレイ装置、例えば液晶ディスプレイ、プ
ラズマディスプレイ等を可動アームに取付けて、不使用
時には壁面や天井付近に寄せておきたい、さらにはコン
パクトに収納しておきたいという要求がある。
【0004】しかし、従来の可動アームでは、ある重さ
以上の重量物を支持することは困難である。すなわち、
アームのヒンジ部には大きな回転モーメントが作用する
ため、ばねや摩擦抵抗等の保持手段では、重量物を一定
の高さや位置に静止させることはできない。例え、摩擦
力で静止させえたとしても、その状態を解除する際に
は、ヒンジ部の摩擦力に加えて重量物の荷重に打ち勝た
ねばならず、操作に力を要する。
【0005】本発明はこのような問題点に着目してなさ
れたもので、ディスプレイが可動アーム等の先端に取付
けられても、その高さや位置を自在に変更でき、かつそ
れらの変更を容易に行うための移動ディスプレイ装置を
提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の移動ディスプレイ装置は、固定基部もしく
は一方のアームに対して枢着部の回動で他方のアームを
回動できるようにしたアームのほぼ先端にディスプレイ
装置を取付けた移動ディスプレイ装置であり、この枢着
部の回動を拘束装置によって拘束もしくは拘束解除でき
るようにするとともに、ディスプレイ装置の周縁部にタ
ッチセンサもしくはボタンを設け、このディスプレイ装
置の周縁部を操作者の手で把持した際に前記タッチセン
サまたはボタンを介して前記拘束装置を駆動させて、前
記枢着部の拘束を一時的に解除できるようにすることを
特徴としている。本発明の移動ディスプレイ装置は、固
定基部もしくは一方のアームに対して枢着部の回動で他
方のアームを回動できるようにしたアームのほぼ先端に
ディスプレイ装置を取付けた移動ディスプレイ装置であ
り、この枢着部の回動を拘束装置によって拘束もしくは
拘束解除できるようにするとともに、ディスプレイ装置
の周縁枠の上部及び/または側部にレバーを取付け、こ
のレバーの一部にタッチセンサもしくはボタンを設け、
このレバーを操作者の手で把持した際に、前記タッチセ
ンサもしくはボタンを押圧することにより、この押圧片
を介して前記拘束装置を駆動させて前記枢着部の拘束を
一時的に解除できるようにしたことを特徴としている。
この特徴によれば、タッチセンサやボタンがディスプレ
イ装置の周縁部に設けられているため、操作者の手がデ
ィスプレイ装置を把持した際、同時にディスプレイ装置
のアームの枢着部の拘束が解け、移動可能になる。言い
換えれば、ディスプレイ装置の移動時には常時拘束が解
除され、ディスプレイ装置から手を離せば、その位置に
確実にディスプレイ装置を止めることができるようにな
る。
【0007】上記目的を達成するために、本発明の移動
ディスプレイ装置は、固定基部もしくは一方のアームに
対して枢着部の回動で他方のアームを回動できるように
したアームのほぼ先端にディスプレイ装置を取付けた移
動ディスプレイ装置であり、この枢着部の回動を拘束装
置によって拘束もしくは拘束解除できるようにするとと
もに、ディスプレイ装置の周縁枠の上部及び/または側
部にレバーを取付け、このレバーの一部に押圧片を延設
し、このレバーを操作者の手で把持し、その後前記押圧
片を押圧することにより、この押圧片を介して前記拘束
装置を駆動させて前記枢着部の拘束を一時的に解除でき
るようにすることを特徴としている。この特徴によれ
ば、ディスプレイ装置をレバーで確実に把持し、その
後、別の押圧片の操作でアームの枢着部の拘束を解除で
きるため、誤動作がない。
【0008】本発明の移動ディスプレイ装置は、前記レ
バーは、ディスプレイ装置の上方枠もしくは側方枠とほ
ぼ平行する把持部を有し、把持部の端部から押圧片が延
びていることが好ましい。このようにすれば、把持した
状態でディスプレイ装置等の重量を確実に支持できると
ともに、片手操作でディスプレイ装置を任意の位置に移
動できる。
【0009】本発明の移動ディスプレイ装置は、アーム
どディスプレイ装置との取付部が、少なくとも上下方向
に相対回動可能になる傾動機構となっており、この傾動
機構は、把持部を含むディスプレイ装置の上下中心より
上方に位置していることが好ましい。このようにすれ
ば、ディスプレイ装置を引張った場合、その力が可能な
限りアームの回動に使われ、ディスプレイ装置の画面が
下方を向く事態を防げる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明していくと、図1、図2は、本発明の自在ア
ーム装置であるユニバーサルアーム装置1を示すもの
で、2は、オフィスの壁や事務用デスクの天板等に固着
される固定部材(固定基部)、3は、その上部にピン6
1を介して回動可能に枢支された短寸の支持アームであ
る。
【0011】支持アーム3の上端部には、第1のアーム
4の下端が、またアーム4の先端には、同じく第2のア
ーム5の基端がそれぞれ主軸71、72をもって上下に
回動可能に枢着されている。さらに第2のアーム5の先
端には、OA機器等のディスプレイ装置8が上下左右方
向に所定の摩擦抵抗を有しながら自在に傾動可能となる
ように、ピン62、63及び図示しない摩擦リングを介
して取付けられ、この部位は傾動機構Bを構成してい
る。
【0012】各アーム3、4、5同士の枢着部につい
て、より詳細に説明すると、図示されるように第1のア
ーム4内には減速機構91、92が収容されている。な
おこの実施例等で使う減速機構なる表現は、逆から考え
ると増速機構である。この減速機構91、92をアーム
3と4の枢着部を例にとって説明すると、アーム3とア
ーム4とは、主軸71がアーム3に対して回転不能に一
体的に結合され、かつアーム4が主軸71回りに自在に
回動しうるように互いに連結されている。
【0013】主軸71には、大径の主歯車10が固着さ
れ、この主歯車10は、アーム4に枢支された第1中間
軸11の小径の第1中間歯車12と噛合している。第1
中間軸11に軸着された大径の第1減速歯車13は、ア
ーム4に枢支された第2中間軸14の小径の第2中間歯
車15と噛合し、また、第2中間軸14に軸着された大
径の第2減速歯車16は、次の小径の歯車と噛合するよ
うにして、前記同様に噛合をなし、最後にアーム4に枢
支された従動軸17の小径の従動歯車18と噛合してい
る。なお、上記大小の歯車列により減速手段が構成され
ている。
【0014】従動軸17には、歯車列の回転を拘束する
ための回転板19が固着されている。回転板19の周面
は、所定の摩擦を得るような粗面になっている。
【0015】主軸71の従動軸17に対する減速比(速
度比)は、従動歯車18と主歯車10との間に、第1及
び第2減速歯車13、16等を介在させて複数段階に減
速しているため、著しく大きくなっている。一般に減速
比を大とすると、倍力効果も大きくなるため、従動軸1
7を小さなトルクで回転させても、主軸71には大きな
トルクが伝達される。換言すれば、主軸71が大きなト
ルクで回転されたとしても従動軸17には小さなトルク
しか伝達されず、回転数のみが増大することとなる。
【0016】上記減速機構91は、アーム4がアーム3
に対して主軸71を中心として回動すると、主歯車10
を介してこれに噛合している歯車列が回転し、従動軸1
7が高速で回転するようになる。この実施例では、主歯
車10は低速部、従動軸17および回転板19は高速部
として定義できる。
【0017】減速機構92は、アーム4に対するアーム
5の回転を前記と同様に従動軸17の回転板19に増速
された回転として伝えるものであり、アーム4とアーム
5とは、主軸72がアーム5に対して回転不能に一体的
に結合され、かつアーム4が主軸72の回りに自在に回
動しうるように互いに連結されているものである。
【0018】この回転板19の近傍には回転板19を拘
束して、その回転移動を止める拘束装置20が設けられ
ており、この拘束装置20は、特に図3、図4に示され
るようにアーム4に固定されたソレノイドアクチュエー
タ21と、そのプランジャ22の先に取付けられた拘束
片23とからなり、本実施例においては、この拘束片2
3は、ゴムもしくは合成樹脂等で作られ、所定距離離れ
た位置に支点25を有するアーム片24で支持されてい
る。このようにすれば、回転板19の回転を拘束片23
で停めたとしても、回転板19の接線方向の力が支点2
5で十分に受け止められるため、耐久性が向上する。
【0019】さらに拘束片23は付勢部材(バネ等)2
6で常時回転板19方向に付勢され、前述のソレノイド
アクチュエータ21が通電され、プランジャ22を引き
上げない限り回転板19の回動を阻止するように働いて
いる。
【0020】それぞれのソレノイドアクチュエータ2
1、21からは電力線27が延設され、この電力線27
は図示しないリレー回路等を介して図2、図5に示され
るようなディスプレイ装置8の周縁枠の側部に取付けら
れたタッチセンサ28(もしくはボタン)に繋がってお
り、このタッチセンサ28はディスプレイ装置の移動操
作部Aの一部になっている。
【0021】さらに図1、図2に示されるディスプレイ
装置のアーム装置1は、それぞれの主軸71、72を囲
むように付勢装置としてのコイルバネ291、292を
有しており、コイルバネ291は、基本的に不動のアー
ム3に対して主軸291周りに回動できるアーム4を図
2の2点鎖線で示す状態から実線で示すような状態に起
立させる方向に付勢している。なお30はアーム3に取
付けられたストッパーであり、これ以上アーム4が図左
方向に大きく傾く動きを止めている。
【0022】また、コイルバネ292は、アーム4に対
して主軸292の周りに回動できるアーム5を図2に実
線で示すような状態から2点鎖線で示すような方向、即
ちアーム5を上方に持上げる方向に付勢している。
【0023】上記実施例のディスプレイ装置8の取付け
られたユニバーサルアーム装置1は、固定部材2を利用
してテーブルTの側部等に固定されて使用される。アー
ム3、4、5は互いの枢着部である減速機構91、92
の主軸71、72を中心として重力及びコイルバネ29
1、292の力関係で回動しようとする。しかし、図3
に示されるように常時は回転板19に付勢部材26の付
勢力で拘束片23が当接し、回転板19の回転を拘束し
ているため、従動歯車18及びそれに噛合している歯車
列と主歯車10の回転も阻止されている。
【0024】その結果、各アーム3、4、5の回動はロ
ック状態にある。そのためディスプレイ装置8は任意の
高さに静止保持されていることになる。この際、主軸7
1、72には、ディスプレイ装置8の重量とアームの長
さのよる回転モーメントにより大きなトルクが作用する
が、前述したように、主軸71、72と従動軸17との
減速比を極めて大としてあるため、従動軸17に作用す
るトルクは小さい。そのため、拘束装置20の押圧力が
僅かでも回転板19の回転を容易に拘束させることがで
きる。
【0025】ディスプレイ装置8の位置を変更すべく、
各アームの相対角度を変えるときには、片手もしくは両
手で図5に示されるようにディスプレイ装置8を把持す
ると、手の一部がタッチセンサ28に触れ、電流が2個
のソレノイドアクチュエータ21に同時に流れ、図3の
状態から図4の状態になる。即ち付勢部材26の付勢力
を上回る力のプランジャーの働きにより拘束片23が各
減速機構9のそれぞれの回転板19より離れることによ
り、従動軸17が回転可能となる。
【0026】その結果、歯車列が自在に回転、すなわち
各アームが回動可能となり、ディスプレイ装置8を図2
の2点鎖線で示される任意の位置に変更することができ
るとともに、不使用時には、図2の実線のように折畳め
るばかりか、壁面付近に寄せておくこともできる。各ア
ームの角度を変えたのち、ディスプレイ装置から手を離
すと、電流が切れ、付勢部材26の付勢力により、拘束
片23が再度回転板19を押圧し、各アームの回動が自
動的に阻止される。
【0027】上記各アームの角度を変えようとする際、
従動軸17には極めて小さいトルクしか作動していない
ため、付勢部材26に使われるバネ力も小さなもので良
く、言い換えると拘束装置として使用されたソレノイド
アクチュエータ21は小型かつ低電力のもので済む。
【0028】なお、図5に示される281〜284は手
でディスプレイ装置を把持した際に、自動的にタッチセ
ンサが作動するように種々の位置に設けられたタッチセ
ンサである。これらの位置は任意に選択することが可能
である。
【0029】図6、図7には本発明の別の実施の形態が
示され、これは移動操作部Aとしてのタッチセンサ28
に代えて、把持機構31を用いた例である。
【0030】アーム5の先端部には、ディスプレイ装置
8が傾動機構Bとしての球形自在ヒンジ32を介して取
付けられ、このディスプレイ装置8の上部には歯車列の
回転を拘束させたり許容させたりする把持機構31が、
前方を向いて設けられている。この把持機構31は、図
6に詳細を示すように、基部35の中空孔36内に拡径
部23aが摺動可能として収容された操作杆34と、こ
れを常時後方(アーム5側)に付勢する圧縮コイルバネ
37とからなり、操作杆34は、図示するように片手の
指をT字杆34bに掛けて引張ることができるようにな
っている。
【0031】操作杆34の後端面には、可撓性の案内チ
ューブ38内に摺動可能に収容されたワイヤ33の基端
が固着されている。ワイヤ33は、可撓性と曲げ剛性を
備える例えばピアノ線等よりなり、それらの先端は、案
内チューブ38と共に各アーム5、4内を挿通して、図
7に示されるようにアーム内の減速機構92、91の回
転板19の直前にそれぞれ位置させてある。
【0032】図7には拘束装置20の別例が示されてお
り、それぞれの減速機構91、92に繋がる上下の回転
板19、19を同時に拘束する構造になっている。
【0033】この構造はソレノイドアクチュエータ21
に代えて、ワイヤで直接拘束片23を付勢部材26に対
抗して回転板19から離すものであり、ワイヤ33は適
宜プーリ等によって案内されており、この実施例におい
ても常時ワイヤに力を与えない限り、拘束片23が弾性
部材26に回転板19を押圧しているものである。
【0034】図8は、図5の実施例に対する移動操作部
Aの別の実施例であり、ディスプレイ装置8の周縁枠の
上方にレバー39が取付けられ、このレバー39は上方
枠とほぼ平行するように把持部40が延びている。また
把持部39’の端部には押圧片40が延びており、この
押圧片40は押圧されることによりソレノイドアクチュ
エータに通電するか、もしくはその押圧力でワイヤ等で
前述の拘束装置を解除できるものである。
【0035】特に図9に示すように、少なくともディス
プレイ装置を上下方向に傾動できる傾動機構Bである球
形ヒンジ32が、把持部39’を含むディスプレイ装置
8の上下の中心よりも上方、即ちL1<L2の関係になる
ように取付けられている。これはレバー39が上方に有
ることにより、この把持部39’を引張り、図2の2点
鎖線で示すようにアーム4、5を寝かせる場合、この引
張り力を出来る限り多くアームの回動力として使い、デ
ィスプレイ装置8の画面を下を向かせないようにするた
めであり、引張り力とL1の長さで決まる傾動機構Bを
支点とするモーメントを小さくするものである。
【0036】これらの実施例では、移動操作部Aがディ
スプレイ装置8の周縁部における側部と上部として限定
されているが、この理由は周縁枠の下部に移動操作部を
取付けるとアーム4やアーム5が極端に寝ているような
状態では主軸71、72に大きなモーメントが加わって
いるため、急に移動操作部Aで拘束装置の拘束を解除す
ると、ディスプレイ装置8が落下し、手を挟む危険等が
存在するため、これを防止するのに有効であるととも
に、ディスプレイ装置及びアームを折畳んだ時、ディス
プレイ装置の下端面を出来るだけテーブル等の天板に近
付け、スペースを有効に利用するためである。
【0037】この発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、レバーを周縁枠の側部に取付けることや、これ
らのレバーにタッチセンサやボタンを取付けることがで
きることは明らかである。
【0038】実施例では、減速機構9の減速手段を歯車
列としたが、遊星歯車機構、チェーンとスプロケットあ
るいはベルト(歯付ベルトを含む)とプーリ等の減速手
段、さらには各種トルクコンバータを用いてもよいこと
は明らかである。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果が得られ
る。
【0040】(a)請求項1及び2の発明によれば、タ
ッチセンサやボタンがディスプレイ装置の周縁部に設け
られているため、操作者の手がディスプレイ装置を把持
した際、同時にディスプレイ装置のアームの枢着部の拘
束が解け、移動可能になる。言い換えれば、ディスプレ
イ装置の移動時には常時拘束が解除され、ディスプレイ
装置から手を離せば、その位置に確実にディスプレイ装
置を止めることができるようになるのである。
【0041】(b)請求項3の発明によれば、ディスプ
レイ装置をレバーで確実に把持し、その後、別の押圧片
の操作でアームの枢着部の拘束を解除できるため、誤動
作がない。
【0042】(c)請求項4の発明によれば、把持した
状態でディスプレイ装置等の重量を確実に支持できると
ともに、片手操作でディスプレイ装置を任意の位置に移
動できる。
【0043】(d)請求項5の発明によれば、ディスプ
レイ装置を引張った場合、その力が可能な限りアームの
回動に使われ、ディスプレイ装置の画面が下方を向く事
態を防げる。
【0044】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例を示し、図2のA−A矢視一部
破断面図である。
【図2】本発明におけるアーム内の減速機構等およびア
ームの移動を説明するための一部破断側面図である。
【図3】図2の回転板を拘束装置の拡大図である。
【図4】図3の拘束解除状態を示す拡大図である。
【図5】ディスプレイ装置の移動操作時の斜視図であ
る。
【図6】図5と別の実施例の一部破断側面図である。
【図7】図4と別の実施例の拡大図である。
【図8】図5に対応する別の実施例の斜視図である。
【図9】図8の側面概要図である。
【符号の説明】
1 ユニバーサルアーム装置 2 固定部材(固定基部) 3 支持アーム 4 第1のアーム 5 第2のアーム 8 ディスプレイ装置 10 主歯車 11 第1中間軸 12 第1中間歯車 13 第1減速歯車 14 第2中間軸 15 第2中間歯車 16 第2減速歯車 17 従動軸 18 従動歯車 19 回転板 20 拘束装置 21 ソレノイドアクチュエータ 22 プランジャ 23 拘束片 24 アーム片 25 支点 26 付勢部材 27 電力線 28 タッチセンサ(移動操作部A) 30 ストッパー 31 把持機構(移動操作部A) 32 球形自在ヒンジ(傾動機構B) 33 ワイヤ 34 操作杆 34b T字杆 35 基部 36 中空孔 37 コイルバネ 38 案内チューブ 39 レバー 39’ 把持部(移動操作部A) 40 押圧片(移動操作部A) 61 ピン 62、63 ピン(傾動機構B) 71、72 主軸 91、92 減速機構 281〜284 タッチセンサ(移動操作部A) 291、292 コイルバネ(付勢装置) T テーブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定基部もしくは一方のアームに対して
    枢着部の回動で他方のアームを回動できるようにしたア
    ームのほぼ先端にディスプレイ装置を取付けた移動ディ
    スプレイ装置であり、この枢着部の回動を拘束装置によ
    って拘束もしくは拘束解除できるようにするとともに、
    ディスプレイ装置の周縁部にタッチセンサもしくはボタ
    ンを設け、このディスプレイ装置の周縁部を操作者の手
    で把持した際に前記タッチセンサまたはボタンを介して
    前記拘束装置を駆動させて、前記枢着部の拘束を一時的
    に解除できるようにした移動ディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 固定基部もしくは一方のアームに対して
    枢着部の回動で他方のアームを回動できるようにしたア
    ームのほぼ先端にディスプレイ装置を取付けた移動ディ
    スプレイ装置であり、この枢着部の回動を拘束装置によ
    って拘束もしくは拘束解除できるようにするとともに、
    ディスプレイ装置の周縁枠の上部及び/または側部にレ
    バーを取付け、このレバーの一部にタッチセンサもしく
    はボタンを設け、このレバーを操作者の手で把持した際
    に、前記タッチセンサもしくはボタンを押圧することに
    より、この押圧片を介して前記拘束装置を駆動させて前
    記枢着部の拘束を一時的に解除できるようにした移動デ
    ィスプレイ装置。
  3. 【請求項3】 固定基部もしくは一方のアームに対して
    枢着部の回動で他方のアームを回動できるようにしたア
    ームのほぼ先端にディスプレイ装置を取付けた移動ディ
    スプレイ装置であり、この枢着部の回動を拘束装置によ
    って拘束もしくは拘束解除できるようにするとともに、
    ディスプレイ装置の周縁枠の上部及び/または側部にレ
    バーを取付け、このレバーの一部に押圧片を延設し、こ
    のレバーを操作者の手で把持し、その後前記押圧片を押
    圧することにより、この押圧片を介して前記拘束装置を
    駆動させて前記枢着部の拘束を一時的に解除できるよう
    にした移動ディスプレイ装置。
  4. 【請求項4】 前記レバーは、ディスプレイ装置の上方
    枠もしくは側方枠とほぼ平行する把持部を有し、把持部
    の端部から押圧片が延びている請求項3に記載の移動デ
    ィスプレイ装置。
  5. 【請求項5】 アームどディスプレイ装置との取付部
    が、少なくとも上下方向に相対回動可能になる傾動機構
    となっており、この傾動機構は、把持部を含むディスプ
    レイ装置の上下中心より上方に位置している請求項3又
    は4に記載の移動ディスプレイ装置。
JP2614796A 1996-01-19 1996-01-19 移動ディスプレイ装置 Withdrawn JPH09196055A (ja)

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