JPH09194872A - 水溶性潤滑剤組成物及び金属腐食防止方法 - Google Patents
水溶性潤滑剤組成物及び金属腐食防止方法Info
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- JPH09194872A JPH09194872A JP8021760A JP2176096A JPH09194872A JP H09194872 A JPH09194872 A JP H09194872A JP 8021760 A JP8021760 A JP 8021760A JP 2176096 A JP2176096 A JP 2176096A JP H09194872 A JPH09194872 A JP H09194872A
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Abstract
性、耐腐敗性及び耐微生物劣化性に優れた水溶性潤滑剤
組成物を提供する。 【解決手段】 本水溶性潤滑剤組成物は、下記の一般式
(I)で表されるシラン系化合物、油性剤、アルカノー
ルアミン及び水を含有することを特徴とする。 Xn Ym Si(OR)4-n-m (I) (但し、式中のXn のnは0〜3の整数、Ym のnは0
〜3の整数で、且つ、0≦n+m≦3、Xはアミノ基、
アミノアルキル基、エポキシ基、エポキシ基を持つアル
キル基、グリシドキシアルキル基、ビニル基、ビニルア
ルキル基、フェニル基又はアルキルフェニル基であり、
YはCn H2n+1、 nは1〜4の整数、RはCn H2n+1、
nは1〜4の整数である。)
Description
物及び金属腐食防止方法に関し、更に詳しく言えば、ア
ルミニウム合金等の非鉄金属等に対する防食性、耐腐敗
性及び耐微生物劣化性に優れた水溶性潤滑剤組成物、及
びこの組成物を用いたアルミニウム合金の腐食防止方法
に関する。本発明は、アルミニウム、アルミニウム合
金、マグネシウム、マグネシウム合金等の非鉄金属及び
その他の金属素材の切削、研削、塑性加工等に利用され
る。
抑制する化合物としては、リン酸エステル、アミド化合
物等が知られている。
を水溶性潤滑剤に適用した場合、防食効果は少ない。更
に、切削、研削等に使用される水溶性潤滑剤では、一般
に水希釈液として使用されるが、その液のpHは一般に
アルカリ側であり、pHが9以上になるとアルミニウム
合金等の非鉄金属の腐食が起こる。その結果、pHを9
以下に抑えなければならず、耐腐敗性、防錆性が低下す
る。更にリン酸エステル等のリンを含有する水溶性潤滑
剤では、微生物による劣化が早いという問題点がある。
従って、アルミニウム合金等の非鉄金属等に対する防食
性に優れ、耐腐敗性や耐微生物劣化性に優れた水溶性潤
滑剤組成物は、未だ見出されていないのが実情である。
ウム合金等の非鉄金属等に対する防食性、耐腐敗性及び
耐微生物劣化性に優れた水溶性潤滑剤組成物を提供する
ことを目的とする。
に対する防食性、耐腐敗性及び耐微生物劣化性に及ぼす
化合物を鋭意探索した結果、特定のシラン系化合物が優
れた性能を有することを見出し、本発明を完成するに至
った。即ち、本発明の水溶性潤滑剤組成物は、一般式
Xn Ym Si(OR)4-n-m(I)で表されるシラン系
化合物を含有することを特徴とする。但し、式中のXn
のnは0〜3の整数、Ym のmは0〜3の整数で、且
つ、0≦n+m≦3、Xはアミノ基、アミノアルキル
基、エポキシ環を持つ基、アルキレン基、フエニル基又
はアルキルフエニル基であり、YはCn H2n+1、該nは
1〜4の整数、RはCn H2n+1、該nは1〜4の整数で
ある。)
ノ基(エタノールアミノ基、プロパノールアミノ基
等)、アルキルアミノ基等とすることができる。上記ア
ミノアルキル基としては、アミノエチル基、アミノプロ
ピル基、アミノブチル基、アミノペンチル基等とするこ
とができる。上記エポキシ環を持つ基としては、エポキ
シ基、グリシジル基等とすることができる。上記アルキ
レン基としては、ビニル基、アルキルビニル基、ビニル
アルキル基、ブチレン基等とすることができる。上記ア
ルキルフエニル基としては、メチルフエニル基、ジメチ
ルフエニル基、エチルフエニル基、ジエチルフエニル基
等とすることができる。
アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン、γ
−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、メチルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシ
ラン、N−β−(N−ビニルベンジルアミノエチル)−
γ−アミノプロピルメトキシシラン、ジメチルジメトキ
シシラン、メチルトリメトキシシラン、フエニルトリエ
トキシシラン、テトラメチルシリケート、テトラエチル
シリケート等を挙げることができる。
は、上記シラン系化合物、油性剤、アルカノールアミン
及び水を含有する水溶性潤滑剤組成物であって、上記水
溶性潤滑剤全体を100重量部とした場合に、上記シラ
ン系化合物が0.2〜10重量部(好ましくは0.2〜
5重量部、更に好ましくは0.2〜3重量部)、油性剤
が20〜90重量部(好ましくは20〜70重量部、よ
り好ましくは20〜50重量部、更により好ましくは2
0〜40重量部)及びアルカノールアミンが3〜30重
量部(好ましくは3〜20重量部、更に好ましくは3〜
15重量部)であることを特徴とする。このシラン系化
合物が0.2重量部の場合には、効果が不足となり、1
0重量部を越えると高価となるからである。また、この
油性剤が20重量部未満では、潤滑性が不足となり、9
0重量部を越えると希釈液が不安定となるからである。
更に、このアルカノールアミンが3重量部未満では、耐
腐敗性の不足となり、30重量部を越えると皮膚刺激性
が強くなるからである。
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、アラキジン酸、ベヘン酸、オレイン酸、エルシン
酸、リノ−ル酸、リノレン酸、リシノレイン酸、エレオ
ステアリン酸等の脂肪酸、(2)ゴマ油、ナタネ油、ヌ
カ油、綿実油、豚油、牛脂、羊脂等のエステル、(3)
ラウリルアルコ−ル、ミリスチルアルコ−ル、セチルア
ルコ−ル、ステアリルアルコ−ル、オレイルアルコ−ル
等の高級アルコ−ル等を挙げることができる。尚、油性
剤としては、通常、高級脂肪酸に加えて、ドデカン二
酸、カプリン酸程度の中級脂肪酸が2〜5重量部配合さ
れる。
活性剤、防腐剤、消泡剤、及びその他の添加剤(例え
ば、極圧添加剤、防食剤、粘度指数向上剤、酸化防止
剤、清浄分散剤、着色剤、香料等)を適宜配合して使用
できる。上記基油としては、鉱油、例えば、マシン油、
タ−ビン油、スピンドル油、シリンダ−油等を挙げるこ
とができる。基油を含む水溶性潤滑剤組成物としては、
水溶性潤滑剤全体を100重量部とした場合に、上記シ
ラン系化合物が0.2〜10重量部(好ましくは0.2
〜5重量部、更に好ましくは0.2〜3重量部)、油性
剤が20〜70重量部(好ましくは20〜50重量部、
より好ましくは20〜35重量部)、アルカノールアミ
ンが3〜30重量部(好ましくは3〜20重量部、更に
好ましくは3〜15重量部)、基油が15〜70重量部
(好ましくは20〜60重量部、更に好ましくは20〜
50重量部)及び残部が水とすることができる。
合物以外にも、(1)カルボン酸(ラウリン酸、ミリス
チン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、
ベヘン酸、ナフテン酸、アルケニルコハク酸等)、
(2)カルボン酸塩(脂肪酸、ナフテン酸、アビエチ
エン酸、ラノリン脂肪酸、アルケニルコハク酸、アミノ
酸誘導体等のカルボン酸の金属(Ca、Mg、Al、Z
n、Pb等)塩、上記カルボン酸とアミン(通常のモ
ノアミン、ポリアミン、ロジンアミン、牛脂アミン等)
の塩)、(3)スルホン酸塩(石油スルホン酸、ジノニ
ルナフタレンスルホン酸、重質アルキルベンゼンスルホ
ン酸等とNa、Ca、Ba等の塩)、(4)エステル
(オレイン酸、ラウリル酸等のカルボン酸とソルビト−
ル、ペンタエリスリト−ル、しょ糖、グリセリン等の多
価アルコ−ルの部分エステル)、その他を挙げることが
できる。
ニオン系、カチオン系又は両性系界面活性剤を用いるこ
とができが、ノニオン系界面活性剤が好ましい。これ
は、希釈液の安定性と洗浄性のためである。ノニオン系
界面活性剤では、(1)ポリオキシエチレン系化合物
(ポリオキシエチレンアルキルエ−テル、ポリオキシエ
チレンアルキルフエニルエ−テル、ポリオキシエチレン
アルキルナフチルエ−テル、ポリオキシエチレン化ヒマ
シ油、ポリオキシエチレンアビエチルアルコ−ル、ポリ
オキシエチレンアルキルチオエ−テル、ポリオキシエチ
レンアルキルアミド、ポリオキシエチレン−ポリオキシ
プロピレングリコ−ル、ポリオキシエチレン−ポリオキ
シプロピレングリコ−ルエチレンジアミン、ポリオキシ
エチレンモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンプロピレングリコ−ル
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノ脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンジ脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンソルビタントリ脂肪酸エ
ステル等)、(2)多価アルコ−ル系化合物及びアルキ
ロ−ルアミド系化合物(エチレングリコ−ルモノ脂肪酸
エステル、プロピレングリコ−ルモノ脂肪酸エステル、
グリセリンモノ脂肪酸エステル、ペンタエリトリットモ
ノ脂肪酸エステル、ソルビタンモノ脂肪酸エステル、ソ
ルビタンセスキ脂肪酸エステル、ソルビタントリ脂肪酸
エステル、ショ糖脂肪酸エステル、脂肪酸モノエタノ−
ルアミド、脂肪酸ジエタノ−ルアミド等)を挙げること
ができる。
(1)脂肪酸誘導体(脂肪酸石けん、ロジン酸石けん、
ナフテン酸石けん、脂肪酸サルコシド、たんぱく分解物
脂肪酸アミド等)、(2)硫酸エステル系化合物(長鎖
アルコ−ル硫酸エステル塩、オレフィン硫酸エステル
塩、ポリオキシエチレンアルキルエ−テル硫酸エステル
塩、脂肪酸多価アルコ−ル硫酸エステル塩等)、(3)
スルホン酸系化合物及びリン酸エステル系化合物(アル
カンスルホン酸塩、石油スルホン酸塩、α−オレフィン
スルホン酸塩、アルキルナフタリンスルホン酸塩、アル
キルリン酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェノ−ルエ−テルリン酸エステル塩等)が挙げられる。
上記ノニオン系とアニオン系の界面活性剤を併用するこ
ともできる。更に、公知のカチオン系界面活性剤、両性
系界面活性剤を用いることもできる。
化合物(o−フエニルフェノ−ル、Na−o−フエニル
フェノ−ル、2,3,4,6−テトラクロロフェノ−ル
等)、(2)ホルムアルデヒド供与体化合物(2−ハイ
ドロキシメチル−2−ニトロ−1,3−プロパンジオ−
ル、ヘキサハイドロ−1,3,5−トリス(2−ハイド
ロキシエチル)−(s)−トリアジン等)(3)その他
(トリブロモサリチルアニリドとジブロモサリチルアニ
リドの混合物等)を挙げることができる。
ジョン、高級アルコ−ル等を挙げることができる。本願
発明の金属腐食防止方法は、上記水溶性潤滑剤組成物に
示す一般式(I)で表されるシラン系化合物を含有する
水溶性潤滑剤組成物を水で希釈し且つpHがアルカリ側
を示す水希釈アルカリ液を用いて、アルミニウム又はア
ルミニウム合金からなる金属素材を加工し又は浸漬する
ことを特徴とする。この水溶性潤滑剤組成物としては、
シラン系化合物、油性剤、アルカノールアミン及び水を
含有し、上記水溶性潤滑剤全体を100重量部とした場
合に、上記シラン系化合物が0.2〜10重量部、油性
剤が20〜90重量部及びアルカノールアミンが3〜3
0重量部であるものを用いることができる。また、この
水希釈アルカリ液のpHは8〜10(好ましくはpH8
〜9.5程度)とすることができる。
物を実施例及び比較例により更に具体的に説明する。 (1)水溶性潤滑剤組成物の組成 本発明の金属加工用水溶性潤滑剤の性能を明らかにする
ために、表1及び表2に示す各成分を有する実施例1〜
13及び比較例1に係る試料液について、以下に述べる
各項目の性能試験とその評価を行った。尚、表1及び表
2において、基油としてはスピンドル油、界面活性剤と
してはノニオン系界面活性剤のポリオキシエチレンアル
キルエーテル、消泡剤としてはシリコーン系消泡剤を使
用した。
である。 防食性 本性能試験では、アルミニウム及びアルミニウム合金2
017のジュラルミン(Cu4%、Mg0.5%)の試
験片(JIS Al050P,50×30×1mm)を
#320研磨紙で研磨し、試料液の水20倍希釈液に硫
酸を添加して、上記希釈液のpHを9.0に調整した
後、常温で半浸漬し、24時間後の試験片の変色度合を
目視で評価した。評価の表示は、◎:変色なし、○:少
し変色、×:黒色に変色を表す。結果を表3に示す。
ュラルミンに対して、各実施例では防食性が優れている
が、各比較例では防食性が劣ることが分かる。
行った。先ず、試料液を水で20倍に希釈し、500m
lの三角フラスコに300ml採取した。次いで、これ
に硫酸を添加して、上記希釈液のpHを9.0に調整し
た後、生菌数1×107 個/mlの腐敗液を5%(15
ml)添加して30℃で振盪培養した。更に、試験開始
後7日目、14日目に腐敗液をそれぞれ各1%(3m
l)添加し、生菌数の経時的変化を観察した。その結果
を表4に示す。尚、生菌数の測定はプレ−トカウント法
により行った。
の著しい増加はなく、比較例と同等若しくはそれ以上の
耐腐敗性を示した。
数の測定により、微生物劣化試験前後の潤滑性の評価を
行った。先ず、試料液を水で20倍に希釈した。次い
で、これに硫酸を添加して、上記希釈液のpHを9.0
に調整した後、生菌数1×107 個/mlの腐敗液を1
重量%添加し、30℃で1ヶ月間振盪培養して微生物劣
化を促進させた後の潤滑性を評価した。結果を表5に示
す。
物劣化後の摩擦係数が劣化前と変化しておらず、優れた
潤滑性が維持されており、耐微生物劣化性に優れている
ことが分かる。それに対して、各比較例では劣化前こそ
各実施例とほぼ同等の性能であるものの、劣化後は摩擦
係数が大きく上昇しており、潤滑剤としての性能の低下
が明らかである。以上より、各実施例においては、全て
の性能が優れ、大変性能バランスのとれた組成物を示
す。
に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発明の範
囲内で種々変更した実施例とすることができる。上記実
施例においては、水希釈アルカリ液のpHが硫酸にて調
整して得た9のものを用いたが、実施例1の組成物にお
いてpHを10にして同様に浸漬試験を行ったところ、
同様の結果を示した。また、組成物自体がアルカリ側を
示すものであれば、その調整をする必要がなくなり、ア
ルカリ調整するための調整剤の種類(硫酸以外の塩酸
等、又は水希釈液が酸性又は低アルカリ側の場合に用い
る炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、カセイソーダ
等)は特に問わない。
ニウム合金等の非鉄金属に対する防食性、耐腐敗性及び
耐微生物劣化性に優れ、大変性能のバランスが良い。本
発明の金属腐食方法によれば、アルミニウム合金等が腐
食し易いアルカリ液にて処理する場合における腐食を容
易に且つ効率的に防止できる。
Claims (5)
- 【請求項1】 下記の一般式(I)で表されるシラン系
化合物を含有することを特徴とする水溶性潤滑剤組成
物。 Xn Ym Si(OR)4-n-m (I) (但し、式中のXn のnは0〜3の整数、Ym のmは0
〜3の整数で、且つ、0≦n+m≦3、Xはアミノ基、
アミノアルキル基、エポキシ環を持つ基、アルキレン
基、フエニル基又はアルキルフエニル基であり、YはC
n H2n+1、該nは1〜4の整数、RはCn H2n+1、該n
は1〜4の整数である。) - 【請求項2】 上記請求項1記載のシラン系化合物、油
性剤、アルカノールアミン及び水を含有する水溶性潤滑
剤組成物であって、 上記水溶性潤滑剤全体を100重量部とした場合に、上
記シラン系化合物が0.2〜10重量部、油性剤が20
〜90重量部及びアルカノールアミンが3〜30重量部
であることを特徴とする水溶性潤滑剤組成物。 - 【請求項3】 下記の一般式(I)で表されるシラン系
化合物を含有することを特徴とする水溶性潤滑剤組成物
を水で希釈し且つpHがアルカリ側を示す水希釈アルカ
リ液を用いて、アルミニウム又はアルミニウム合金から
なる金属素材を加工し又は浸漬することを特徴とする金
属腐食防止方法。 Xn Ym Si(OR)4-n-m (I) (但し、式中のXn のnは0〜3の整数、Ym のmは0
〜3の整数で、且つ、0≦n+m≦3、Xはアミノ基、
アミノアルキル基、エポキシ環を持つ基、アルキレン
基、フエニル基又はアルキルフエニル基であり、YはC
n H2n+1、該nは1〜4の整数、RはCn H2n+1、該n
は1〜4の整数である。) - 【請求項4】 上記請求項3記載の水溶性潤滑剤組成物
は、シラン系化合物、油性剤、アルカノールアミン及び
水を含有し、上記水溶性潤滑剤全体を100重量部とし
た場合に、上記シラン系化合物が0.2〜10重量部、
油性剤が20〜90重量部及びアルカノールアミンが3
〜30重量部である請求項3記載の金属腐食防止方法。 - 【請求項5】 上記水希釈アルカリ液のpHは8〜10
である請求項3又は4記載の金属腐食防止方法。
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