JPH09194472A - d,l−α−トコフェロールの製造方法 - Google Patents
d,l−α−トコフェロールの製造方法Info
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- JPH09194472A JPH09194472A JP8346857A JP34685796A JPH09194472A JP H09194472 A JPH09194472 A JP H09194472A JP 8346857 A JP8346857 A JP 8346857A JP 34685796 A JP34685796 A JP 34685796A JP H09194472 A JPH09194472 A JP H09194472A
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- JP
- Japan
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- isophytol
- catalyst
- trimethylhydroquinone
- tocopherol
- condensation
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D311/00—Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings
- C07D311/02—Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
- C07D311/04—Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring
- C07D311/58—Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring other than with oxygen or sulphur atoms in position 2 or 4
- C07D311/70—Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring other than with oxygen or sulphur atoms in position 2 or 4 with two hydrocarbon radicals attached in position 2 and elements other than carbon and hydrogen in position 6
- C07D311/72—3,4-Dihydro derivatives having in position 2 at least one methyl radical and in position 6 one oxygen atom, e.g. tocopherols
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Pyrane Compounds (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 腐食性、有毒性、廃水の汚染、要求純度への
不到達などの諸問題を有しない触媒の存在下での、トリ
メチルヒドロキノンとイソフィトールの縮合によるd,
l−α−トコフェロールの製造方法の提供。 【解決手段】 ポリ(パーフルオロアルキレンスルホン
酸)触媒の存在下で、非プロトン性溶媒中での実施を含
むことを特徴とするd,l−α−トコフェロールの製造
方法。
不到達などの諸問題を有しない触媒の存在下での、トリ
メチルヒドロキノンとイソフィトールの縮合によるd,
l−α−トコフェロールの製造方法の提供。 【解決手段】 ポリ(パーフルオロアルキレンスルホン
酸)触媒の存在下で、非プロトン性溶媒中での実施を含
むことを特徴とするd,l−α−トコフェロールの製造
方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トリメチルヒドロ
キノンとイソフィトールの縮合によるd,l−α−トコ
フェロールの新規な製造方法に関する。d,l−α−ト
コフェロールは、ビタミンEグループ誘導体のジアステ
レオマー混合物である。
キノンとイソフィトールの縮合によるd,l−α−トコ
フェロールの新規な製造方法に関する。d,l−α−ト
コフェロールは、ビタミンEグループ誘導体のジアステ
レオマー混合物である。
【0002】
【従来の技術】トリメチルヒドロキノンとイソフィトー
ルの縮合により、種々のd,l−α−トコフェロールを
製造する方法が、既に記述されている。
ルの縮合により、種々のd,l−α−トコフェロールを
製造する方法が、既に記述されている。
【0003】すなわち、Chemical Abstracts (C.A.) 10
3, 104799(1985), C.A. 103, 123731(1985) 及び C.A.
110, 39221(1989)の例によれば、該縮合反応は、触媒と
しての亜鉛、塩化亜鉛(ZnCl2)、及びハロゲン化水
素酸(例えば、塩酸(HCl)、トリクロロ酢酸、酢酸
など)のようなプロトン酸、特に好ましくは、ZnCl
2 /HClの存在下で実施される。
3, 104799(1985), C.A. 103, 123731(1985) 及び C.A.
110, 39221(1989)の例によれば、該縮合反応は、触媒と
しての亜鉛、塩化亜鉛(ZnCl2)、及びハロゲン化水
素酸(例えば、塩酸(HCl)、トリクロロ酢酸、酢酸
など)のようなプロトン酸、特に好ましくは、ZnCl
2 /HClの存在下で実施される。
【0004】触媒としてのフッ化ホウ素(BF3)又はそ
のエーテル化物(BF3 ・Et2 O)の存在下で、トリ
メチルヒドロキノンと塩化フィチル又はイソフィトール
の反応による、d,l−α−トコフェロールを製造する
方法が、ドイツ特許公開第960720号公報及び同1
015446号公報、並びに米国特許第4,634,7
81号明細書に記載されている。
のエーテル化物(BF3 ・Et2 O)の存在下で、トリ
メチルヒドロキノンと塩化フィチル又はイソフィトール
の反応による、d,l−α−トコフェロールを製造する
方法が、ドイツ特許公開第960720号公報及び同1
015446号公報、並びに米国特許第4,634,7
81号明細書に記載されている。
【0005】トリメチルヒドロキノンとアンモニア若し
くはアミン類によって処理された、イソフィトール又は
フィトールの縮合反応であって、ZnCl2 /HCl又
はルイス酸/HCl、例えば、BF3 又は塩化アルミニ
ウム(AlCl3)の触媒としての存在下での反応は、米
国特許第4,634,781号明細書に記載されてい
る。
くはアミン類によって処理された、イソフィトール又は
フィトールの縮合反応であって、ZnCl2 /HCl又
はルイス酸/HCl、例えば、BF3 又は塩化アルミニ
ウム(AlCl3)の触媒としての存在下での反応は、米
国特許第4,634,781号明細書に記載されてい
る。
【0006】米国特許第3,789,086号明細書に
よると、該縮合反応はFeCl2 /Fe/HCl触媒の
存在下で実施されるが、ヨーロッパ公開特許第1282
4号公報によると、該縮合反応はトリフルオロ酢酸を用
いて行う。
よると、該縮合反応はFeCl2 /Fe/HCl触媒の
存在下で実施されるが、ヨーロッパ公開特許第1282
4号公報によると、該縮合反応はトリフルオロ酢酸を用
いて行う。
【0007】前述のこれらの既知の方法は、重大な欠点
を有する:つまり、腐食問題が全部の方法で起こり、フ
ッ化ホウ素を使用する場合そのフッ化ホウ素の付加物に
更に加えて毒性問題があり、鉄又は亜鉛を使用する場
合、鉄又は亜鉛イオンに伴う、今日もはや許容されない
廃水汚染問題がある。
を有する:つまり、腐食問題が全部の方法で起こり、フ
ッ化ホウ素を使用する場合そのフッ化ホウ素の付加物に
更に加えて毒性問題があり、鉄又は亜鉛を使用する場
合、鉄又は亜鉛イオンに伴う、今日もはや許容されない
廃水汚染問題がある。
【0008】イオン交換体(例えば、Amberlyst 15
(商標))の触媒としての使用は、米国特許第3,45
9,773号明細書に記載されている。しかし、この方
法では、該d,l−α−トコフェロールを必要な純度で
得ることができない。
(商標))の触媒としての使用は、米国特許第3,45
9,773号明細書に記載されている。しかし、この方
法では、該d,l−α−トコフェロールを必要な純度で
得ることができない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前述
の既知の方法の欠点を有しない触媒の存在下での、トリ
メチルヒドロキノンとイソフィトールの縮合によるd,
l−α−トコフェロールの製造方法の提供である。本目
的のためには、使用する触媒が、腐食性を示さず、毒性
を示さず、環境を汚染せず、そして可能な限り選択的に
かつ高収率で所望の反応に触媒作用を及ぼすことが必要
である。更に、該触媒は、ほんのわずかの触媒量で活性
を示し、容易に分離し得、かつ数回再使用できなければ
ならない。
の既知の方法の欠点を有しない触媒の存在下での、トリ
メチルヒドロキノンとイソフィトールの縮合によるd,
l−α−トコフェロールの製造方法の提供である。本目
的のためには、使用する触媒が、腐食性を示さず、毒性
を示さず、環境を汚染せず、そして可能な限り選択的に
かつ高収率で所望の反応に触媒作用を及ぼすことが必要
である。更に、該触媒は、ほんのわずかの触媒量で活性
を示し、容易に分離し得、かつ数回再使用できなければ
ならない。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明の範囲では、本目的は、ポリ(パーフルオロアルキ
レンスルホン酸)(polyperfluoroalkylenesulphonic a
cid)及び溶媒中で、トリメチルヒドロキノンとイソフィ
トールの縮合反応を実施することにより達成される。
発明の範囲では、本目的は、ポリ(パーフルオロアルキ
レンスルホン酸)(polyperfluoroalkylenesulphonic a
cid)及び溶媒中で、トリメチルヒドロキノンとイソフィ
トールの縮合反応を実施することにより達成される。
【0011】該縮合反応は、約80〜140℃、好まし
くは約85〜120℃の間の温度で行うことが好都合で
ある。更に、約等モル量の2種の遊離体、トリメチルヒ
ドロキノン及びイソフィトールを用いることが好都合で
ある。
くは約85〜120℃の間の温度で行うことが好都合で
ある。更に、約等モル量の2種の遊離体、トリメチルヒ
ドロキノン及びイソフィトールを用いることが好都合で
ある。
【0012】本発明の範囲の適切な溶媒として、非プロ
トン性溶媒、特に脂肪族ケトン類及び環状ケトン類、例
えば、それぞれ、メチルケトン及びジエチルケトン、あ
るいは、シクロペンタノン及びイソフォロン;脂肪族エ
ステル類及び環状エステル類、例えば、それぞれ、酢酸
エチル、酢酸イソプロピル、あるいは、γ−ブチロラク
トン;並びに芳香族炭化水素、例えば、トルエン及びキ
シレンの名を挙げることができ、特にトルエンが好まし
い。極性の非プロトン性溶媒、例えば、ジエチルケト
ン、酢酸エチル、酢酸イソプロピル及びγ−ブチロラク
トンが好ましい。
トン性溶媒、特に脂肪族ケトン類及び環状ケトン類、例
えば、それぞれ、メチルケトン及びジエチルケトン、あ
るいは、シクロペンタノン及びイソフォロン;脂肪族エ
ステル類及び環状エステル類、例えば、それぞれ、酢酸
エチル、酢酸イソプロピル、あるいは、γ−ブチロラク
トン;並びに芳香族炭化水素、例えば、トルエン及びキ
シレンの名を挙げることができ、特にトルエンが好まし
い。極性の非プロトン性溶媒、例えば、ジエチルケト
ン、酢酸エチル、酢酸イソプロピル及びγ−ブチロラク
トンが好ましい。
【0013】該縮合反応は、次の反応スキーム1に従っ
て行う。
て行う。
【0014】
【化1】
【0015】ナフィオン(Nafion)(商標)の商標名の
もとで入手可能なこれらのデュポン社製のポリ(パーフ
ルオロアルキレンスルホン酸)を、好適には、本発明に
従う方法の酸性縮合触媒として用いる。ナフィオンNR
50(商標)又はナフィオン117(商標)が、特に好
ましい。使用したトリメチルヒドロキノンの重量又は使
用したイソフィトールの重量に基づき、触媒1〜20重
量%、好ましくは1〜10重量%を用いることが好都合
である。
もとで入手可能なこれらのデュポン社製のポリ(パーフ
ルオロアルキレンスルホン酸)を、好適には、本発明に
従う方法の酸性縮合触媒として用いる。ナフィオンNR
50(商標)又はナフィオン117(商標)が、特に好
ましい。使用したトリメチルヒドロキノンの重量又は使
用したイソフィトールの重量に基づき、触媒1〜20重
量%、好ましくは1〜10重量%を用いることが好都合
である。
【0016】本発明によると、イソフィトールは、適切
な溶媒中のトリメチルヒドロキノン及び触媒の懸濁液に
滴下できる。イソフィトールを添加する速度は、臨界的
ではない。イソフィトールを、1〜4時間かけて滴下す
る。イソフィトールの添加及び適切な続く反応時間の終
了後、該後処理は、有機化学の慣用の手順により行うこ
とが好都合である。ろ過又はデカンテーションにより、
不均一触媒から反応溶液を分離し、そして該溶媒を蒸発
させることが好都合である。
な溶媒中のトリメチルヒドロキノン及び触媒の懸濁液に
滴下できる。イソフィトールを添加する速度は、臨界的
ではない。イソフィトールを、1〜4時間かけて滴下す
る。イソフィトールの添加及び適切な続く反応時間の終
了後、該後処理は、有機化学の慣用の手順により行うこ
とが好都合である。ろ過又はデカンテーションにより、
不均一触媒から反応溶液を分離し、そして該溶媒を蒸発
させることが好都合である。
【0017】本発明の方法は、使用した触媒を、容易に
分離可能にし、かつ数回再使用可能にする。
分離可能にし、かつ数回再使用可能にする。
【0018】以下の実施例は、トリメチルヒドロキノン
とイソフィトールの縮合によるd,l−α−トコフェロ
ールの製造方法用であり、本発明の有利な実施の態様を
示すが、いかなる形においても制限しない。温度は、す
べて摂氏である。
とイソフィトールの縮合によるd,l−α−トコフェロ
ールの製造方法用であり、本発明の有利な実施の態様を
示すが、いかなる形においても制限しない。温度は、す
べて摂氏である。
【0019】
実施例1 トルエン中のトリメチルヒドロキノンとイソ
フィトールの縮合反応 500ml四ツ口フラスコ内のトルエン50mlに、トリメ
チルヒドロキノン31.4g(200mmol)及びポリ
(パーフルオロアルキレンスルホン酸)触媒(ナフィオ
ンNR 50)8.5gを、常温で懸濁した。該懸濁液
を、107℃まで加熱した。イソフィトール73ml(2
00mmol)を、2時間以内に滴下した。反応溶液を、還
流下で30分間加熱した。室温まで冷却後、該触媒をろ
過し、次いで該ろ液をロータリーエバポレーターで濃縮
した。得られた粗生成物を、既知の手順に従ってガスク
ロマトグラフィーにより分析した。 収率:d,l−α−トコフェロール理論値の75.33
%
フィトールの縮合反応 500ml四ツ口フラスコ内のトルエン50mlに、トリメ
チルヒドロキノン31.4g(200mmol)及びポリ
(パーフルオロアルキレンスルホン酸)触媒(ナフィオ
ンNR 50)8.5gを、常温で懸濁した。該懸濁液
を、107℃まで加熱した。イソフィトール73ml(2
00mmol)を、2時間以内に滴下した。反応溶液を、還
流下で30分間加熱した。室温まで冷却後、該触媒をろ
過し、次いで該ろ液をロータリーエバポレーターで濃縮
した。得られた粗生成物を、既知の手順に従ってガスク
ロマトグラフィーにより分析した。 収率:d,l−α−トコフェロール理論値の75.33
%
【0020】実施例2 酢酸エチル中のトリメチルヒド
ロキノンとイソフィトールの縮合反応 500ml四ツ口フラスコ内の酢酸エチル100mlに、ト
リメチルヒドロキノン31.4g(200mmol)及びポ
リ(パーフルオロアルキレンスルホン酸)触媒(ナフィ
オンNR 50)8.5gを、常温で懸濁した。該懸濁液
を、85℃まで加熱した。イソフィトール73ml(20
0mmol)を、4時間以内に滴下した。続いて、溶媒を蒸
留させた。 収率:d,l−α−トコフェロール理論値の83.55
%
ロキノンとイソフィトールの縮合反応 500ml四ツ口フラスコ内の酢酸エチル100mlに、ト
リメチルヒドロキノン31.4g(200mmol)及びポ
リ(パーフルオロアルキレンスルホン酸)触媒(ナフィ
オンNR 50)8.5gを、常温で懸濁した。該懸濁液
を、85℃まで加熱した。イソフィトール73ml(20
0mmol)を、4時間以内に滴下した。続いて、溶媒を蒸
留させた。 収率:d,l−α−トコフェロール理論値の83.55
%
【0021】変法では、ナフィオンNR 50の代わり
に、ナフィオン117を9.8ml用いた。 収率:d,l−α−トコフェロール理論値の63.49
%
に、ナフィオン117を9.8ml用いた。 収率:d,l−α−トコフェロール理論値の63.49
%
【0022】実施例3 ジエチルケトン中のトリメチル
ヒドロキノンとイソフィトールの縮合反応 500ml四ツ口フラスコ内のジエチルケトン50mlに、
トリメチルヒドロキノン31.4g(200mmol)及び
ポリ(パーフルオロアルキレンスルホン酸)触媒(ナフ
ィオンNR 50)15gを、常温で懸濁した。該懸濁液
を、109℃まで加熱した。イソフィトール73ml(2
00mmol)を、2時間以内に滴下した。反応溶液を、還
流下で30分間加熱した。室温まで冷却した後、該触媒
をろ過し、次いで該ろ液をロータリーエバポレーターで
濃縮した。 収率:d,l−α−トコフェロール理論値の84.69
%
ヒドロキノンとイソフィトールの縮合反応 500ml四ツ口フラスコ内のジエチルケトン50mlに、
トリメチルヒドロキノン31.4g(200mmol)及び
ポリ(パーフルオロアルキレンスルホン酸)触媒(ナフ
ィオンNR 50)15gを、常温で懸濁した。該懸濁液
を、109℃まで加熱した。イソフィトール73ml(2
00mmol)を、2時間以内に滴下した。反応溶液を、還
流下で30分間加熱した。室温まで冷却した後、該触媒
をろ過し、次いで該ろ液をロータリーエバポレーターで
濃縮した。 収率:d,l−α−トコフェロール理論値の84.69
%
【0023】実施例4 γ−ブチロラクトン中のトリメ
チルヒドロキノンとイソフィトールの縮合反応 500ml四ツ口フラスコ内のγ−ブチロラクトン50ml
に、トリメチルヒドロキノン31.4g(200mmol)
及びポリ(パーフルオロアルキレンスルホン酸)触媒
(ナフィオンNR 50)8.5gを、常温で懸濁した。
該懸濁液を、117℃まで加熱した。イソフィトール7
3ml(200mmol)を、2時間以内に滴下した。反応溶
液を、還流下で30分間加熱した。室温まで冷却した
後、該触媒をろ過し、次いで該ろ液をロータリーエバポ
レーターで濃縮した。 収率:d,l−α−トコフェロール理論値の84.5%
チルヒドロキノンとイソフィトールの縮合反応 500ml四ツ口フラスコ内のγ−ブチロラクトン50ml
に、トリメチルヒドロキノン31.4g(200mmol)
及びポリ(パーフルオロアルキレンスルホン酸)触媒
(ナフィオンNR 50)8.5gを、常温で懸濁した。
該懸濁液を、117℃まで加熱した。イソフィトール7
3ml(200mmol)を、2時間以内に滴下した。反応溶
液を、還流下で30分間加熱した。室温まで冷却した
後、該触媒をろ過し、次いで該ろ液をロータリーエバポ
レーターで濃縮した。 収率:d,l−α−トコフェロール理論値の84.5%
Claims (1)
- 【請求項1】 トリメチルヒドロキノンとイソフィトー
ルの縮合によるd,l−α−トコフェロールの製造方法
であって、ポリ(パーフルオロアルキレンスルホン酸)
の存在下及び溶媒中での該縮合反応の実施を含むことを
特徴とする方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CH3196 | 1996-01-05 | ||
CH00031/96 | 1996-01-05 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09194472A true JPH09194472A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=4177792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8346857A Withdrawn JPH09194472A (ja) | 1996-01-05 | 1996-12-26 | d,l−α−トコフェロールの製造方法 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5900494A (ja) |
EP (1) | EP0782993B1 (ja) |
JP (1) | JPH09194472A (ja) |
CN (1) | CN1097590C (ja) |
AT (1) | ATE233254T1 (ja) |
DE (1) | DE59610172D1 (ja) |
DK (1) | DK0782993T3 (ja) |
ES (1) | ES2191078T3 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5908939A (en) * | 1996-11-11 | 1999-06-01 | Roche Vitamins Inc. | Method of making D,L-A-tocopherol |
FR2784104B1 (fr) | 1998-09-18 | 2002-12-27 | Rhone Poulenc Nutrition Animal | Procede de preparation de la vitamine e |
DE10393642B4 (de) * | 2002-11-21 | 2017-03-30 | Dsm Ip Assets B.V. | Herstellung von α-Tocopherol |
WO2007039245A1 (en) * | 2005-09-29 | 2007-04-12 | Dsm Ip Assets B.V. | Cleavage of alkynediols |
EP3774756A1 (en) * | 2018-03-29 | 2021-02-17 | DSM IP Assets B.V. | Process for the manufacture of chroman-6-ols with short side chains |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE960720C (de) | 1954-01-25 | 1957-03-28 | Hoffmann La Roche | Verfahren zur Herstellung von ª‡-Tocopherol |
DE1015446B (de) | 1956-09-01 | 1957-09-12 | Knoll Ag | Verfahren zur Herstellung von d, 1-ª‡-Tocopherol |
US3459773A (en) | 1966-12-27 | 1969-08-05 | Takasago Perfumery Co Ltd | Process for producing alpha-tocopherol and its esters |
US3444213A (en) * | 1967-07-12 | 1969-05-13 | Eastman Kodak Co | Continuous process for producing dl alpha tocopherol |
CH547278A (de) * | 1971-01-11 | 1974-03-29 | Hoffmann La Roche | Verfahren zur herstellung von chromanderivaten. |
US3708505A (en) * | 1971-02-25 | 1973-01-02 | Diamond Shamrock Corp | Process for preparation of d,l-alpha tocopherol |
BE810299A (fr) * | 1974-01-29 | 1974-05-16 | Procede de fabrication de composes contenant un noyau chromane. | |
US4217285A (en) * | 1976-09-29 | 1980-08-12 | Nisshin Flour Milling Co., Ltd. | Process for the preparation of Dl-α-tocopherol of high purity |
US4208334A (en) | 1978-12-22 | 1980-06-17 | Hoffmann-La Roches Inc. | Process for preparation of α-tocopherol |
US4634781A (en) | 1982-09-30 | 1987-01-06 | Basf Corporation | Alpha tocopherol process |
US4721559A (en) * | 1986-10-17 | 1988-01-26 | Olah George A | Boron, aluminum and gallium perfluoro alkanesulfonate and resinsulfonate catalysts |
US5110778A (en) * | 1986-10-17 | 1992-05-05 | Olah George A | Boron aluminum and gallium perfluoro alkanesulfonate and resinsulfonate catalysts |
EP0739239B1 (en) * | 1994-01-12 | 1999-09-15 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Sol-gel derived porous microcomposite of perfluorinated ion-exchange polymer and metal oxide |
-
1996
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