JPH09193500A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH09193500A
JPH09193500A JP625296A JP625296A JPH09193500A JP H09193500 A JPH09193500 A JP H09193500A JP 625296 A JP625296 A JP 625296A JP 625296 A JP625296 A JP 625296A JP H09193500 A JPH09193500 A JP H09193500A
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JP625296A
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Susumu Otake
晋 大竹
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ポスターサイズのように大きなサ
イズの印刷物を、容易に、かつ、画質劣化を抑制しつつ
出力することが可能な印刷装置の提供を課題とする。 【解決手段】 外部装置20からの画像データを受信し
て入力画像データとするデータ入力手段11と、前記入
力画像データを出力する際の出力サイズを決定し、か
つ、前記入力画像データを複数の領域に分割する領域決
定手段16と、前記複数の領域における各領域毎に前記
入力画像データから前記出力サイズに対応する出力画像
データを生成するデータ生成手段16と、前記出力画像
データを前記各領域毎に前記記録媒体に出力するデータ
出力手段14とを備えてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばプリンタ装
置のように画像データを可視画像として記録媒体に出力
する印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像データを可視画像として出力
する印刷装置としては、例えばパーソナルコンピュータ
等と接続し、このパーソナルコンピュータ等で入力され
た画像データを記録用紙に出力するプリンタ装置が知ら
れている。このようなプリンタ装置では、例えばポスタ
ーサイズのように大きなサイズの印刷物を得るために、
このプリンタ装置の利用者(ユーザ)が以下のような処
理を行うことが必要である。すなわち、ユーザは、先ず
このプリンタ装置で出力可能な最大サイズの記録用紙に
画像データを出力し、その記録用紙を基に拡大連写機能
を備えた複写機等を用いて拡大連写を行わなければなら
ない。拡大連写とは、一つの画像を複数の領域に分割
し、各領域を複数の記録用紙を用いてそれぞれ拡大出力
する機能である。したがって、拡大連写によって出力さ
れた複数の記録用紙を並べ合わせれば、ユーザは、ポス
ターサイズのように大きなサイズの印刷物を得ることが
可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のプリ
ンタ装置では、大きなサイズの印刷物を得るために、上
述の手順を行う必要があるので、そのプリンタ装置のユ
ーザにとっては負担が大きく、また記録用紙や現像剤等
の資源の浪費が多くなってしまう。そこで、例えば特開
平5−48874号公報に開示されたような装置を用い
て大きなサイズの印刷物を得ることも考えられるが、こ
の装置は画像データをロール紙に出力するものであり、
一般的なユーザにとって使い易いものであるとはいえな
い。つまり、従来のプリンタ装置では、大きなサイズの
印刷物を容易に得ることができないので、大きなサイズ
の印刷物が必要なユーザにとっては不便なものとなって
しまう。
【0004】また、大きなサイズの印刷物を得るための
上述の手順では、プリンタ装置が記録用紙に出力した可
視画像を複写機で読み取る際や、その複写機が拡大連写
を行う際に画質劣化が発生してしまう。具体的には、拡
大連写によって出力された画像に、いわゆるジャギー等
の画質劣化が発生したり、ポイント数の小さい文字の判
読性が悪化してしまう可能性がある。つまり、従来のプ
リンタ装置では、大きなサイズの印刷物を得る場合に、
その印刷物に描かれた画像に画質劣化が生じてしまう。
【0005】そこで、本発明は、ポスターサイズのよう
に大きなサイズの印刷物であっても、容易に出力するこ
とが可能な印刷装置を提供することを目的とする。さら
に、本発明は、ポスターサイズのように大きなサイズの
印刷物を出力しても、画質劣化を抑制することが可能な
印刷装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために案出された印刷装置で、外部装置と接続
し、この外部装置から送信された画像データを可視画像
として記録媒体に出力するものであって、前記外部装置
から送信された画像データを受信して入力画像データと
するデータ入力手段と、前記入力画像データを出力する
際の出力サイズを決定し、かつ、その出力サイズと前記
記録媒体のサイズとを基に前記入力画像データを複数の
領域に分割する領域決定手段と、前記複数の領域におけ
る各領域毎に前記入力画像データから前記出力サイズに
対応する画像データとなる出力画像データを生成するデ
ータ生成手段と、前記出力画像データを前記各領域毎に
前記記録媒体に出力するデータ出力手段とを備えてなる
ことを特徴とする。
【0007】上記構成の印刷装置では、データ入力手段
が入力画像データを受信すると、領域決定手段がその入
力画像データを出力する際の出力サイズを決定し、さら
にその入力画像データを複数の領域に分割する。そし
て、データ生成手段が分割された複数の領域における各
領域毎に入力画像データから出力画像データを生成し、
その出力画像データをデータ出力手段が各領域毎に記録
媒体に出力する。つまり、この印刷装置では、外部装置
から送信された画像データが複数の領域に分割された
後、各領域毎に記録媒体に出力されるので、例えば記録
媒体のサイズよりも大きなサイズの可視画像であっても
出力することが可能となる。
【0008】また、本発明は、コードデータによって記
述された画像データに対して画像展開を行う際に必要と
なるフォント及び/または図形要素を予め蓄積している
記憶手段、もしくは前記フォント及び/または図形要素
を前記外部装置から受け取る受信手段を備えるととも
に、前記データ生成手段には、前記データ入力手段がコ
ードデータによって記述された入力画像データを受信し
た場合に、前記領域決定手段で決定した出力サイズに対
応するフォント及び/又は図形要素を前記記憶手段もし
くは前記受信手段から受け取って、前記入力画像データ
に対する画像展開を行う機能が設けられているものであ
ってもよい。
【0009】この場合、データ入力手段がコードデータ
によって記述された入力画像データを受信すると、デー
タ生成手段は、出力サイズに対応するフォント及び/又
は図形要素を用いて画像展開を行うことによって、入力
画像データから出力画像データを生成する。すなわち、
例えば入力画像データに拡大処理が必要な場合であって
も、このデータ生成手段では、拡大後の大きさのフォン
ト及び/又は図形要素を用いて、その入力画像データに
対する画像展開を行う。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係わ
る印刷装置について説明する。ただし、ここでは、本発
明を画像データを記録用紙に出力するプリンタ装置に適
用した場合について説明する。
【0011】〔第1の実施の形態〕図1は、請求項1記
載の発明に係わるプリンタ装置の概略構成を示すもので
ある。図1に示すように、本実施の形態のプリンタ装置
10は、ホスト機20と接続しているものである。ホス
ト機20は、パーソナルコンピュータやワークステーシ
ョン等からなり、本発明の外部装置として機能するもの
で、ユーザによって画像データが入力されると、その画
像データをプリンタ装置10へ送信するものである。た
だし、このホスト機20では、画像データとしてプリン
タ装置10においてそのまま印刷可能な形式のビットマ
ップデータで構成されるプリントデータ(以下、ビット
マップ画像データと称す)を送信するようになってい
る。また、このホスト機20では、ビットマップ画像デ
ータの先頭に、それがビットマップ画像データであるこ
とを示す識別子と、そのビットマップ画像データの領域
の大きさ(原稿サイズ)に関する情報とを付加するよう
になっている。
【0012】このようなホスト機20と接続されるプリ
ンタ装置10は、ホスト接続部11と、記憶部12と、
ページメモリ13と、印刷部14と、操作部15と、C
PU(Central Processing Unit )16とを備え、これ
らの各部が互いにバス17によって接続されたものであ
る。
【0013】ホスト接続部11は、例えばセントロニク
ス準拠やRS−232C準拠のインターフェースからな
るもので、本発明におけるデータ入力手段として機能す
るものである。すなわち、ホスト接続部11は、ホスト
機20と接続し、このホスト機20からのビットマップ
画像データを受信して入力画像データとするものであ
る。なお、このホスト接続部11は、ローカルエリアネ
ットワーク(LAN)等を介して複数のホスト機20と
接続するものであってもよい。
【0014】記憶部12は、例えばハードディスク装置
やRAM(Random Access Memory)からなるもので、ホ
スト接続部11で受信したビットマップ画像データを蓄
積(スプール)するものである。なお、記憶部12で
は、記録用紙に出力され使用済みとなったビットマップ
画像データをこの記憶部12から削除することにより、
メモリ容量の有効利用を実現することが可能である。ペ
ージメモリ13は、例えばRAMからなるもので、後述
するようにCPU16で生成された画像データ(以下、
出力画像データと称す)を格納するためのものである。
なお、ページメモリ13では、少なくとも記録用紙1ペ
ージ分に出力するための出力画像データを格納する容量
を有していればよい。
【0015】印刷部14は、例えばプリンタエンジンか
らなるもので、本発明におけるデータ出力手段として機
能するものである。すなわち、印刷部14は、ページメ
モリ13に格納された出力画像データを記録用紙に記録
して、可視画像として出力するものである。操作部15
は、例えばスイッチパネルやLCD(Liquid Crystal D
isplay)パネル等からなるもので、ホスト機20からの
ビットマップ画像データを印刷部14で出力する際の記
録用紙の用紙サイズ及びそのページ数を指定するための
ものである。
【0016】CPU16は、上述した各部の間における
ビットマップ画像データや出力画像データの転送制御、
及びビットマップ画像データに対する処理制御を行うも
のである。ただし、このCPU16では、これらの制御
動作を、図2に示すソフトウエア構成に従って行うよう
になっている。なお、これらのソフトウエア(プログラ
ム)は、予め記憶部12に記憶されているものとする。
ここで、このCPU16が制御動作を行うためのソフト
ウエアについて説明する。このソフトウエアは、図2に
示すように、入力部制御タスク16aと、ジョブ展開タ
スク16bと、出力部制御タスク16cとを備えて構成
されている。
【0017】入力部制御タスク16aは、ホスト機20
からのビットマップ画像データをホスト接続部11が受
信すると、その受信したビットマップ画像データを記憶
部12に蓄積させるためのものである。ジョブ展開タス
ク16bは、記憶部12に蓄積されている中から印刷部
14で出力するビットマップ画像データを取り出して、
そのビットマップ画像データに対して印刷部14での出
力に必要な処理を行うためのものである。
【0018】つまり、ジョブ展開タスク16bは、取り
出したビットマップ画像データを出力する際の出力サイ
ズ、すなわち拡大率を決定するとともに、その拡大率と
出力する記録用紙の用紙サイズとから前記ビットマップ
画像データを複数の領域に分割し、これらの各領域を出
力する出力座標(以下、描画開始座標と称す)を算出す
るためのものである。さらに、ジョブ展開タスク16b
は、ビットマップ画像データに対する拡大率を決定する
と、その拡大率に従って前記ビットマップ画像データに
対する拡大処理を行って、前記拡大率に対応する出力画
像データを新たに生成するためのものである。そして、
ジョブ展開タスク16bでは、新たに生成した出力画像
データを複数の領域における各領域毎にページメモリ1
3に格納するようになっている。
【0019】出力部制御タスク16cは、ジョブ展開タ
スク16bによって生成された出力画像データがページ
メモリ13に格納されると、その出力画像データを複数
の領域における各領域毎に印刷部14へ転送するための
ものである。つまり、このようなソフトウエア構成、特
にジョブ展開タスク16bに従って制御動作を行うCP
U16は、本発明における領域決定手段及びデータ生成
手段としての機能を有するものである。
【0020】次に、以上のように構成されたプリンタ装
置10において、ホスト機20からのビットマップ画像
データを記録用紙へ出力する場合の動作例について、図
3のフローチャートを参照して説明する。ホスト機20
からビットマップ画像データが送信されると、このプリ
ンタ装置10では、ホスト接続部11がそのビットマッ
プ画像データを受け取るとともに、記憶部12がそのビ
ットマップ画像データを蓄積する(ステップ101、以
下ステップをSと略す)。
【0021】ここで、CPU16は、ホスト機20から
のビットマップ画像データに付加されている情報を基
に、このビットマップ画像データの原稿サイズを検出す
る(S102)。これと同時に、CPU16は、操作部
15で設定された内容を基に、このビットマップ画像デ
ータを出力する際の記録用紙の用紙サイズ及びそのペー
ジ数を検出する(S103)。そして、CPU16で
は、これらの検出結果を基に、ホスト機20からのビッ
トマップ画像データの拡大率と、そのビットマップ画像
データを複数の領域に分割した際の各領域に対する描画
開始座標を算出する(S104)。
【0022】例えば、このプリンタ装置10が400d
pi(dot per inch)の解像度に対応している場合に、
ホスト機20からA4サイズ相当(dot数=(3307,4677))
のビットマップ画像データが送信され、かつ、操作部1
5でそのビットマップ画像データをA4サイズ(210mm×
297mm)の記録用紙の4ページ分を用いて出力することが
指定されていると、CPU16では、そのビットマップ
画像データに対する拡大率を200%と決定し、さらに
図4に示すように、そのビットマップ画像データを#1
から#4までの4つの領域に分割する。そして、これら
#1から#4までの各領域のビットマップ画像データに
ついての描画開始座標をそれぞれ(0,0)、(3307,0)、(0,
4677)、(3307,4677) と算出する。つまり、CPU16
は、A4サイズ相当のビットマップ画像データをA4サ
イズの記録用紙4ページを用いて200%拡大出力を行
うことを決定する。
【0023】CPU16がホスト機20からのビットマ
ップ画像データの出力サイズ及び各領域に対する描画開
始座標を算出すると、さらにCPU16は、図3に示す
ように、各領域のビットマップ画像データに対する拡大
処理を行い、拡大処理後の出力画像データをページメモ
リ13に格納する。すなわち、CPU16は、ビットマ
ップ画像データの各領域毎についてページメモリ13へ
の拡大描画処理を行う(S105)。具体的には、CP
U16は、先ず一つの領域(例えば図4における領域#
1)のビットマップ画像データに対して拡大処理を行
い、その拡大処理を行った後の出力画像データをその領
域に対応する描画開始座標を基にページメモリ13へ格
納する。そして、ページメモリ13が一つの領域の拡大
処理後の出力画像データを格納すると、印刷部14で
は、その出力画像データを1ページ分の記録媒体に可視
画像として出力する(S106)。
【0024】一つの領域の出力画像データ対する印刷処
理が完了すると、CPU16は、分割した全ての領域に
ついて印刷処理が終了したか否かを判断し(S10
7)、終了していなければ次の領域(例えば図4におけ
る領域#2)についての描画開始座標を認識した後に
(S108)、その領域のビットマップ画像データに対
して上述したステップを繰り返す(S105〜S10
8)。つまり、図4に示す例であれば、#1から#4ま
での4つの領域について、これらの領域のビットマップ
画像データを記憶部12から取り出して、拡大処理を行
った後にページメモリ13に格納し印刷部14で出力す
るといった処理を4回繰り返す。
【0025】このように、本実施の形態のプリンタ装置
10は、ホスト機20からのビットマップ画像データを
複数の領域に分割した後に、そのビットマップ画像デー
タを各領域毎に記録用紙に出力するようになっている。
したがって、印刷部14で出力可能な用紙サイズよりも
大きなサイズの可視画像であっても、その可視画像を複
数の記録用紙を用いて出力、すなわち拡大連写機能を実
現することが可能となる。
【0026】これにより、このプリンタ装置10では、
例えばポスターサイズのように大きなサイズの印刷物が
必要な場合であっても、従来のように複写機等を利用し
て拡大連写を行うといったことが不要となり、ユーザへ
の負担や資源の浪費を軽減することができる。すなわ
ち、大きなサイズの印刷物を容易に得ることができ、結
果としてユーザにとって従来よりも便利なものとなる。
さらに、このプリンタ装置10では、大きなサイズの印
刷物の出力に対応することができるので、一旦出力した
可視画像を再び複写機等を利用して拡大連写を行うとい
ったことが不要となり、それに伴う画質の劣化を抑える
ことができる。つまり、このプリンタ装置10では、従
来に比べて画質劣化の発生を抑制することができる。
【0027】〔第2の実施の形態〕次に、請求項2記載
の発明に係わるプリンタ装置について説明する。本実施
の形態のプリンタ装置は、上述した第1の実施の形態と
同様に、図1に示すように構成されているものである。
ただし、本実施の形態では、ホスト機20が画像データ
を、コードデータによって記述された状態で送信するよ
うになっているものとする。このコードデータは、プリ
ント制御言語とこのプリント制御言語で定義される画像
データを含むプリントデータであり、例えばページ記述
言語(Page Description Language )によって記述され
ているものである。したがって、このホスト機20から
の画像データ(以下、コード画像データと称す)には、
その先頭にコード画像データであることを示す識別子
と、コード画像データの領域の大きさ(原稿サイズ)に
関する情報とが付加されている。
【0028】また、本実施の形態では、第1の実施の形
態と同様に、CPU16が図2に示すようなソフトウエ
ア構成に従って制御動作を行うようになっている。ただ
し、本実施の形態では、ホスト機20からコード画像デ
ータが送信され、記憶部12がそのコード画像データを
蓄積するので、ジョブ展開タスク16bが第1の実施の
形態の場合に加えて、以下のような処理機能を備えてい
るものとする。
【0029】すなわち、ジョブ展開タスク16bは、記
憶部12に蓄積されているコード画像データを取り出す
とともに、このコード画像データを分割した複数の領域
における各領域毎に、文字を描くためのフォントや、円
や矩形等の図形を描くための図形要素を用いて、ビット
マップデータの形式を有する出力画像データに画像展開
するためのものである。ただし、このとき、ジョブ展開
タスク16bは、コード画像データに対する拡大率を決
定すると、その拡大率で拡大処理を行った後の大きさに
対応するフォントまたは図形要素を用いるようになって
いる。
【0030】ところで、ジョブ展開タスク16bがコー
ド画像データから出力画像データへの画像展開を行う際
に用いるフォント及び画像要素は、予め記憶部12に蓄
積されているものとする。すなわち、記憶部12は、本
発明における記憶手段としての機能を有するものであ
る。なお、フォント及び画像要素は、ジョブ展開タスク
16bが画像展開を行う度に、ホスト機20がホスト接
続部11へ送信してもよい。つまり、ホスト接続部11
が本発明における受信手段としての機能を有するもので
あってもよい。
【0031】次に、本実施の形態のプリンタ装置10に
おいて、ホスト機20からのコード画像データを記録用
紙へ出力する場合の動作例について説明する。ただし、
ここでは、第1の実施の形態における動作例(図3参
照)との相違点のみを説明する。ホスト機20からコー
ド画像データが送信されると、記憶部12では、そのコ
ード画像データを蓄積する。そして、CPU16は、蓄
積されているコード画像データを出力する際に、そのコ
ード画像データに対する拡大率及びコード画像データの
各領域に対する描画開始座標を算出し、その拡大率と描
画開始座標に従って前記各領域毎に画像展開を行う。
【0032】例えば、このプリンタ装置10が400d
piの解像度に対応している場合に、ホスト機20から
原稿サイズがA4サイズであるコード画像データが送信
され、かつ、操作部15でそのコード画像データをA4
サイズ(210mm×297mm)の記録用紙の4ページ分を用いて
出力することが指定されていると、CPU16では、ホ
スト機20からのコード画像データに対する拡大率を2
00%と決定する。そして、CPU16では、例えばア
ウトラインフォントの展開時には指定されているポイン
ト数の2倍角のポイント数のフォントを用い、また図形
の描画処理時には描画座標系を2倍にして画像展開処理
を行い、展開後の出力画像データのページメモリ13へ
の描画処理を実行する。
【0033】つまり、このプリンタ装置10では、ホス
ト機20からのコード画像データを例えば#1から#4
までの4つの領域に分割すると、これらの各領域毎にコ
ード画像データを記憶部12から取り出し、出力サイズ
に対応する大きさのフォントまたは図形要素を用いて画
像展開を行った後に、ページメモリ13に格納し印刷部
14で出力するといった処理を4回繰り返す。ただし、
描画開始座標と記録用紙の用紙サイズとから決定される
各領域(例えば図4における領域#1〜領域#4)の外
への描画時は、クリッピング処理を行い、実際の描画を
行わないことにより処理時間の短縮が実現できる。
【0034】このように、本実施の形態のプリンタ装置
10では、CPU16がコード画像データに対する拡大
率を決定すると、その拡大率での拡大処理後の大きさに
対応するフォントまたは図形要素を用いて、前記コード
画像データに対する画像展開を行うようになっている。
したがって、CPU16がコード画像データに対して拡
大処理を行う場合であっても、ビットマップデータを拡
大する場合と異なり拡大処理後の大きさのフォントまた
は図形要素を用いるので、いわゆるジャギー等の画質劣
化が発生したり、ポイント数の小さい文字の判読性が悪
化してしまうことがない。すなわち、このプリンタ装置
10では、大きなサイズの印刷物を出力する場合であっ
ても、上述した第1の実施例よりもさらに一層の画質劣
化の発生を抑制することができる。
【0035】なお、上述した第1及び第2の実施の形態
では、プリンタ装置10においてホスト機20から受信
した画像データ(ビットマップ画像データまたはコード
画像データ)を拡大して出力する拡大連写機能を実現し
た場合について説明したが、本発明はこれに限定される
ものではない。例えば、本発明では、ホスト機20から
受信した画像データの原稿サイズがA2サイズであり、
かつ、印刷部14で出力可能な記録用紙の用紙サイズが
A4サイズである場合に、A2サイズの画像データを4
分割することにより描画開始座標を算出し、拡大率10
0%にて出力を行うといったこともできる。さらに、印
刷部14で出力可能な記録用紙の用紙サイズと、画像デ
ータの原稿サイズのサイズ系列が異なるような場合、ペ
ージメモリ13への画像データの描画時に、平行移動処
理によるトリミング処理を実行してもよい。
【0036】また、第1及び第2の実施の形態では、C
PU16がジョブ展開タスク16bに従って記録用紙1
ページ分の出力画像データをページメモリ13に格納す
るページメモリ方式を採用している場合について説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば
バンディング方式を採用している場合であっても適用可
能である。このバンディング方式とは、ページ記述言語
等のコードデータを解釈して、直線、矩形等の描画プリ
ミティブの集合であるディスプレイリストを作成し、そ
のディスプレイリストに基づいてバンドメモリへ描画す
る方式である。よって、このバンディング方式を採用し
た場合には、メモリの使用効率の向上を図ることができ
る。ただし、バンドメモリは、記録用紙1ページ分のペ
ージバッファ13を幾つかのバンドに分割したメモリ領
域であるため、ページバッファ方式に比べて使用メモリ
は少ないが、ディスプレイリストの作成工程が増加す
る。したがって、バンディング方式にて原稿サイズがA
4である画像データを拡大連写する場合、各領域(図4
における領域#1〜領域#4)に対応したディスプレイ
リストを作成すればよい。
【0037】さらに、第1及び第2の実施の形態では、
ホスト機20で入力された画像データが送信されると、
プリンタ装置10の記憶部12がその画像データを蓄積
する場合について説明したが、本発明はこれに限定され
るものではない。例えば、プリンタ装置10では、外部
装置としてデータベース装置(ファイルサーバ)が設け
らていれば、このデータベース装置に既に保存されてい
る画像データを出力するものであってもよい。また、こ
の場合には、プリンタ装置10は、データベース装置か
らの画像データを記憶部12に蓄積せずに、CPU16
が処理を行う度にその処理に必要な画像データをデータ
ベース装置から受け取るようにしてもよい。これによ
り、記憶部12では、メモリ容量を有効の活用すること
ができる。
【0038】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の印刷装
置は、外部装置からの画像データを複数の領域に分割し
た後に、その画像データを各領域毎に記録媒体に出力す
るようになっている。したがって、記録媒体のサイズよ
りも大きなサイズの可視画像であっても、その可視画像
を複数の記録媒体を用いて出力することが可能となる。
これにより、この印刷装置では、拡大連写機能が実現さ
れるので、例えばポスターサイズのように大きなサイズ
の印刷物が必要な場合であっても容易に得ることがで
き、ユーザへの負担や資源の浪費を軽減するとともに、
ユーザにとって従来よりも便利なものとなる。さらに、
この印刷装置では、一旦出力した可視画像を再び複写機
等を利用して拡大連写を行うといったことが不要となる
ので、従来に比べて画質劣化の発生を抑制することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる印刷装置の実施の形態の一例
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の印刷装置におけるソフトウエア構成を
示すブロック図である。
【図3】 図1の印刷装置において画像データを出力す
る場合の動作例を示すフローチャートである。
【図4】 画像データを分割した際の描画開始座標の具
体例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 プリンタ装置(印刷装置) 11 ホスト接続部(データ入力手段、受信手段) 12 記憶部(記憶手段) 14 印刷部(データ出力手段) 16 CPU(領域決定手段、データ生成手段) 20 ホスト機(外部装置)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置と接続し、該外部装置から送信
    された画像データを可視画像として記録媒体に出力する
    印刷装置であって、 前記外部装置から送信された画像データを受信して入力
    画像データとするデータ入力手段と、 前記入力画像データを出力する際の出力サイズを決定
    し、かつ、該出力サイズと前記記録媒体のサイズとを基
    に前記入力画像データを複数の領域に分割する領域決定
    手段と、 前記複数の領域における各領域毎に前記入力画像データ
    から前記出力サイズに対応する画像データとなる出力画
    像データを生成するデータ生成手段と、 前記出力画像データを前記各領域毎に前記記録媒体に出
    力するデータ出力手段とを備えてなることを特徴とする
    印刷装置。
  2. 【請求項2】 コードデータによって記述された画像デ
    ータに対して画像展開を行う際に必要となるフォント及
    び/または図形要素を予め蓄積している記憶手段、もし
    くは前記フォント及び/または図形要素を前記外部装置
    から受け取る受信手段を備えるとともに、 前記データ生成手段には、前記データ入力手段がコード
    データによって記述された入力画像データを受信した場
    合に、前記領域決定手段で決定した出力サイズに対応す
    るフォント及び/又は図形要素を前記記憶手段もしくは
    前記受信手段から受け取って、前記入力画像データに対
    する画像展開を行う機能が設けられていることを特徴と
    する請求項1記載の印刷装置。
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