JPH09193348A - 枚葉印刷機のシートばたつき防止装置 - Google Patents
枚葉印刷機のシートばたつき防止装置Info
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- JPH09193348A JPH09193348A JP560596A JP560596A JPH09193348A JP H09193348 A JPH09193348 A JP H09193348A JP 560596 A JP560596 A JP 560596A JP 560596 A JP560596 A JP 560596A JP H09193348 A JPH09193348 A JP H09193348A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転する圧胴とゴム胴の間をシートをその前
端を同圧胴に設けられた爪によって押さえその後部を自
由にして移動させる枚葉印刷機におけるシートのばたつ
きを防止する。 【解決手段】 シート幅方向及びシート流れ方向にそれ
ぞれ複数個設けられ空気源に連なり圧胴の方向に空気を
噴出するエアーノズルと、同エアーノズルの空気噴出部
前方に設けられシート流れ方向に伸びシート通過時にシ
ート面は当たらずシート後端縁のみが当たるよう位置・
湾曲形状が設定されたシートガイドとを備えた。
端を同圧胴に設けられた爪によって押さえその後部を自
由にして移動させる枚葉印刷機におけるシートのばたつ
きを防止する。 【解決手段】 シート幅方向及びシート流れ方向にそれ
ぞれ複数個設けられ空気源に連なり圧胴の方向に空気を
噴出するエアーノズルと、同エアーノズルの空気噴出部
前方に設けられシート流れ方向に伸びシート通過時にシ
ート面は当たらずシート後端縁のみが当たるよう位置・
湾曲形状が設定されたシートガイドとを備えた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は枚葉印刷機のシート
ばたつき防止装置に関するものである。シートとは紙、
金属、プラスチック等の被印刷物の意味である。
ばたつき防止装置に関するものである。シートとは紙、
金属、プラスチック等の被印刷物の意味である。
【０００２】
【従来の技術】図８は一般的な枚葉印刷機の概略側面図
である。枚葉シートを印刷する際には、同図に示すよう
に給紙装置８に積載されたシートを１枚ずつ給紙し、同
図の太い線で示した経路を通って印刷され、排紙装置９
へ積載される。印刷されたシートが通過する経路は円筒
に沿った形状であるが、シートは真っ直ぐになろうとす
る。特にシートの剛性が高い金属、プラスチック、厚紙
などの場合はそれが著しい。
である。枚葉シートを印刷する際には、同図に示すよう
に給紙装置８に積載されたシートを１枚ずつ給紙し、同
図の太い線で示した経路を通って印刷され、排紙装置９
へ積載される。印刷されたシートが通過する経路は円筒
に沿った形状であるが、シートは真っ直ぐになろうとす
る。特にシートの剛性が高い金属、プラスチック、厚紙
などの場合はそれが著しい。
【０００３】図９は図８の部分側面図である。図におい
て、１はゴム胴、２は圧胴、３はスケルトンシリンダで
ある。枚葉シートはその前端を爪１３で押さえて前方へ
運ばれる。シート自身は剛性によって真直ぐになろうと
するので、これを押えるために経路にはシートガイド１
０やエアノズル１１が設けられている。
て、１はゴム胴、２は圧胴、３はスケルトンシリンダで
ある。枚葉シートはその前端を爪１３で押さえて前方へ
運ばれる。シート自身は剛性によって真直ぐになろうと
するので、これを押えるために経路にはシートガイド１
０やエアノズル１１が設けられている。
【０００４】図１０は上記Ｄ部の拡大図である。これは
ゴム胴と圧胴との接点付近における枚葉シートの後端部
の挙動を示す図であり、太線はシート、Ｔはシート後端
の位置、添字は時間経過に従う順序で数字が付してあ
る。図中の三角形の先端が指す面は印刷されている面で
ある。シート後端は圧胴面から離れると剛性によって真
直ぐになろうとし、さらに遠心力も加わるので、Ｔ1 の
位置に来る。エアーノズル１１からの空気圧によって押
えられているので、これ以上ノズル１１の側へ動くこと
はない。圧胴が回転し、シート後端がノズルの空気噴出
部を通過してＴ2の位置に来ると、押さえるものが無く
なるので、ゴム胴１側へ強くたたき付けられＴ3 の位置
へ来る。次にその反動で圧胴２側へたたき付けられＴ4
の位置となる。シート後端はこのような「ばたつき運
動」を繰り返しながら圧胴とゴム胴との間を通過する。
ゴム胴と圧胴との接点付近における枚葉シートの後端部
の挙動を示す図であり、太線はシート、Ｔはシート後端
の位置、添字は時間経過に従う順序で数字が付してあ
る。図中の三角形の先端が指す面は印刷されている面で
ある。シート後端は圧胴面から離れると剛性によって真
直ぐになろうとし、さらに遠心力も加わるので、Ｔ1 の
位置に来る。エアーノズル１１からの空気圧によって押
えられているので、これ以上ノズル１１の側へ動くこと
はない。圧胴が回転し、シート後端がノズルの空気噴出
部を通過してＴ2の位置に来ると、押さえるものが無く
なるので、ゴム胴１側へ強くたたき付けられＴ3 の位置
へ来る。次にその反動で圧胴２側へたたき付けられＴ4
の位置となる。シート後端はこのような「ばたつき運
動」を繰り返しながら圧胴とゴム胴との間を通過する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】枚葉印刷機においては
前述のようにシートの後端はばたつき運動を繰り返して
移動する。特に、多色刷機の場合は先刷り面がゴム胴に
たたき付けられるので印刷面に傷が付き、場合により欠
陥商品となる。また各胴に強くたたき付けられるので、
胴表面に被覆のない圧胴は表面に傷が付くことがある。
特に印刷するシートが剛性の高い金属板などではこれが
著しく圧胴を損傷させる。
前述のようにシートの後端はばたつき運動を繰り返して
移動する。特に、多色刷機の場合は先刷り面がゴム胴に
たたき付けられるので印刷面に傷が付き、場合により欠
陥商品となる。また各胴に強くたたき付けられるので、
胴表面に被覆のない圧胴は表面に傷が付くことがある。
特に印刷するシートが剛性の高い金属板などではこれが
著しく圧胴を損傷させる。
【０００６】本発明は上記従来技術の欠点を解消し、シ
ートのばたつき運動を防止する装置を提供しようとする
ものである。
ートのばたつき運動を防止する装置を提供しようとする
ものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したものであって、回転する圧胴とゴム胴の間をシート
をその前端を同圧胴に設けられた爪によって押さえその
後部を自由にして移動させる枚葉印刷機のシートばたつ
き防止装置において、次の特徴を有する枚葉印刷機のシ
ートばたつき防止装置に関するものである。
したものであって、回転する圧胴とゴム胴の間をシート
をその前端を同圧胴に設けられた爪によって押さえその
後部を自由にして移動させる枚葉印刷機のシートばたつ
き防止装置において、次の特徴を有する枚葉印刷機のシ
ートばたつき防止装置に関するものである。
【０００８】（１）シート幅方向及びシート流れ方向に
それぞれ複数個設けられ空気源に連なり圧胴の方向に空
気を噴出するエアーノズルと、同エアーノズルの空気噴
出部前方に設けられシート流れ方向に伸びシート通過時
にシート面は当たらずシート後端縁のみが当たるよう位
置・湾曲形状が設定されたシートガイドとを備えた。
それぞれ複数個設けられ空気源に連なり圧胴の方向に空
気を噴出するエアーノズルと、同エアーノズルの空気噴
出部前方に設けられシート流れ方向に伸びシート通過時
にシート面は当たらずシート後端縁のみが当たるよう位
置・湾曲形状が設定されたシートガイドとを備えた。
【０００９】（２）空気源に連なりシート幅方向に長い
箱状を呈しその圧胴側の面がシート通過時にシート面は
当たらずシート後端縁のみが当たるよう位置・湾曲形状
が設定された空気室と、同空気室の圧胴側の面にシート
幅方向及びシート流れ方向にそれぞれ複数個設けられ圧
胴の方向に空気を噴出する孔状エアーノズルとを備え
た。
箱状を呈しその圧胴側の面がシート通過時にシート面は
当たらずシート後端縁のみが当たるよう位置・湾曲形状
が設定された空気室と、同空気室の圧胴側の面にシート
幅方向及びシート流れ方向にそれぞれ複数個設けられ圧
胴の方向に空気を噴出する孔状エアーノズルとを備え
た。
【００１０】（３）空気源に連なりシート幅方向に長い
箱状を呈する空気室と、同空気室の圧胴側の面にシート
幅方向及びシート流れ方向にそれぞれ複数個設けられ圧
胴の方向に空気を噴出する孔状エアーノズルと、同空気
室の圧胴側の面に設けられシート流れ方向に伸びその圧
胴側の縁がシート通過時にシート面は当たらずシート後
端縁のみが当たるよう位置・湾曲形状が設定されたシー
トガイドとを備えた。
箱状を呈する空気室と、同空気室の圧胴側の面にシート
幅方向及びシート流れ方向にそれぞれ複数個設けられ圧
胴の方向に空気を噴出する孔状エアーノズルと、同空気
室の圧胴側の面に設けられシート流れ方向に伸びその圧
胴側の縁がシート通過時にシート面は当たらずシート後
端縁のみが当たるよう位置・湾曲形状が設定されたシー
トガイドとを備えた。
【００１１】
【発明の実施の形態】図１は本発明の実施の第１形態に
係る枚葉印刷機の部分側面図、図２は図１のエアーノズ
ル付近を矢印Ａの方向から見た図である。図において、
１はゴム胴、２は圧胴、３はスケルトンシリンダ、４は
エアーノズル、１２は同エアーノズルへ空気を供給する
空気導管、６はエアーノズルの前面に設けられている。
棒状のシートガイド、１０は圧胴２およびスケルトンシ
リンダ３の外周部に沿って設けられているシートガイ
ド、１３は枚葉シートの前端を胴表面に押さえる爪であ
る。空気導管１２にはエアーノズル４がシートの幅方向
およびシートの流れ方向に各々複数列設けてある。この
導管は別途設けられたブロワー等の空気源（図示せず）
に接続されている。図示のエアーノズルは、圧胴２とス
ケルトンシリンダ３の接点の方向に向けたエアーノズル
列と、同接点と圧胴・ゴム胴の接点の中間に向けたエア
ーノズル列を持ったものを示している。シートガイド６
はエアーノズル４の吹出口前面に複数個設けてある。
係る枚葉印刷機の部分側面図、図２は図１のエアーノズ
ル付近を矢印Ａの方向から見た図である。図において、
１はゴム胴、２は圧胴、３はスケルトンシリンダ、４は
エアーノズル、１２は同エアーノズルへ空気を供給する
空気導管、６はエアーノズルの前面に設けられている。
棒状のシートガイド、１０は圧胴２およびスケルトンシ
リンダ３の外周部に沿って設けられているシートガイ
ド、１３は枚葉シートの前端を胴表面に押さえる爪であ
る。空気導管１２にはエアーノズル４がシートの幅方向
およびシートの流れ方向に各々複数列設けてある。この
導管は別途設けられたブロワー等の空気源（図示せず）
に接続されている。図示のエアーノズルは、圧胴２とス
ケルトンシリンダ３の接点の方向に向けたエアーノズル
列と、同接点と圧胴・ゴム胴の接点の中間に向けたエア
ーノズル列を持ったものを示している。シートガイド６
はエアーノズル４の吹出口前面に複数個設けてある。
【００１２】図３は上記実施形態におけるシートガイド
６とその付近におけるシートの挙動を示す図である。１
はゴム胴、２は圧胴、６はシートガイド、Ｓは枚葉シー
ト、Ｐは印刷面、Ｈはシートの後部、Ｋはシートの後端
縁、ＨおよびＫに付されている添字は時間経過に沿って
付した数字である。シートガイド６は、シートがゴム胴
１と圧胴２の間を通過する時、シートの後部Ｈが圧胴２
の表面から浮き上がり、シートの後端縁Ｋのみが当たる
ような位置および湾曲形状でエアーノズル前からゴム胴
１の近くまで設けてある。１例としてエアーノズル４は
各列共約５０mmピッチで最大シート幅いっぱいに設け、
シートガイド６は丸棒で約１００〜１５０mmピッチで設
ける。なお、シートの剛性に応じエアー圧を調節する。
６とその付近におけるシートの挙動を示す図である。１
はゴム胴、２は圧胴、６はシートガイド、Ｓは枚葉シー
ト、Ｐは印刷面、Ｈはシートの後部、Ｋはシートの後端
縁、ＨおよびＫに付されている添字は時間経過に沿って
付した数字である。シートガイド６は、シートがゴム胴
１と圧胴２の間を通過する時、シートの後部Ｈが圧胴２
の表面から浮き上がり、シートの後端縁Ｋのみが当たる
ような位置および湾曲形状でエアーノズル前からゴム胴
１の近くまで設けてある。１例としてエアーノズル４は
各列共約５０mmピッチで最大シート幅いっぱいに設け、
シートガイド６は丸棒で約１００〜１５０mmピッチで設
ける。なお、シートの剛性に応じエアー圧を調節する。
【００１３】本装置において、シートは各胴の爪１３に
くわえられて運ばれる。シートを印刷するゴム胴１と圧
胴２との間は圧力がかかるので、圧胴２の爪１３でくわ
えて運ばれるシートは、シート自身の剛性で、圧力がか
かる接点の接線方向になろうとする。また圧胴２が回転
しているのでシートには遠心力も作用する。エアーノズ
ル４で圧縮空気を噴出すると同シートの過剰な浮き上が
りが押さえられ、ゴム胴にぶつかるのが防がれる。本発
明ではエアー吹付範囲を広くしているのでばたつく範囲
が狭くなる。また、シートガイド６によりばたつきは途
中で押さえられ、ばたつく力は減少する。これにより剛
性の高い金属板などのシートでも圧胴２の表面を傷付け
ることがなくなる。シート後端がエアーノズルを通過し
た後においてもシートの後端縁Ｋが当たるようにガイド
を設けてあるので印刷面Ｐがゴム胴１で傷付けられるこ
ともない。これらによって印刷品質が向上し、機械寿命
を延ばすことができる。
くわえられて運ばれる。シートを印刷するゴム胴１と圧
胴２との間は圧力がかかるので、圧胴２の爪１３でくわ
えて運ばれるシートは、シート自身の剛性で、圧力がか
かる接点の接線方向になろうとする。また圧胴２が回転
しているのでシートには遠心力も作用する。エアーノズ
ル４で圧縮空気を噴出すると同シートの過剰な浮き上が
りが押さえられ、ゴム胴にぶつかるのが防がれる。本発
明ではエアー吹付範囲を広くしているのでばたつく範囲
が狭くなる。また、シートガイド６によりばたつきは途
中で押さえられ、ばたつく力は減少する。これにより剛
性の高い金属板などのシートでも圧胴２の表面を傷付け
ることがなくなる。シート後端がエアーノズルを通過し
た後においてもシートの後端縁Ｋが当たるようにガイド
を設けてあるので印刷面Ｐがゴム胴１で傷付けられるこ
ともない。これらによって印刷品質が向上し、機械寿命
を延ばすことができる。
【００１４】図４は本発明の実施の第２形態に係る枚葉
印刷機の部分側面図、図５は図４のエアーノズル付近を
矢印Ｂの方向から見た図である。図において５は空気源
（図示せず）に連る箱状の空気室、４Ａは同空気室の下
面（圧胴側の面）に設けられた孔でありエアーノズルと
して作用する部分である。エアーノズルはシート幅方向
およびシート流れ方向にそれぞれ複数個設けてある。空
気室５の下面の形状は図３に示したシートガイドの形状
と同様であり、シートの印刷面は当らず、シートの後端
縁のみが当るような位置・湾曲形状となっている。この
面がシートガイドとして作用する。上記以外の部分は第
１実施形態と同様である。
印刷機の部分側面図、図５は図４のエアーノズル付近を
矢印Ｂの方向から見た図である。図において５は空気源
（図示せず）に連る箱状の空気室、４Ａは同空気室の下
面（圧胴側の面）に設けられた孔でありエアーノズルと
して作用する部分である。エアーノズルはシート幅方向
およびシート流れ方向にそれぞれ複数個設けてある。空
気室５の下面の形状は図３に示したシートガイドの形状
と同様であり、シートの印刷面は当らず、シートの後端
縁のみが当るような位置・湾曲形状となっている。この
面がシートガイドとして作用する。上記以外の部分は第
１実施形態と同様である。
【００１５】本装置においては、エアーノズル４の噴射
範囲を広くできるので、エアーシートを浮かせる範囲が
広くなり、第１実施形態よりばたつきが少なくなるの
で、印刷面の傷、圧胴表面の傷は共に更に軽減される。
範囲を広くできるので、エアーシートを浮かせる範囲が
広くなり、第１実施形態よりばたつきが少なくなるの
で、印刷面の傷、圧胴表面の傷は共に更に軽減される。
【００１６】図６は本発明の実施の第３形態に係る枚葉
印刷機の部分側面図、図７は図６のエアーノズル付近を
矢印Ｃの方向から見た図である。図において５Ａは箱状
の空気室、４Ａは同空気室の下面にシートの幅方向、シ
ートの流れ方向に複数個設けられたエアーノズル
（孔）、７は空気室の下面に取付けられたシートの流れ
方向に伸びる複数枚の板状のシートガイドである。本実
施形態の空気室の下面は湾曲しておらず平板状である。
その代りに、シートガイド７の下縁は図３に示したシー
トガイドと同様、シートの印刷面は当らず、シートの後
端縁のみが当るような位置、湾曲形状となっている。上
記シートガイド７は板状としたが、この代りに丸棒を曲
げて同様な形状としたものを取付けてもよい。上記以外
の部分は第１実施形態と同じである。
印刷機の部分側面図、図７は図６のエアーノズル付近を
矢印Ｃの方向から見た図である。図において５Ａは箱状
の空気室、４Ａは同空気室の下面にシートの幅方向、シ
ートの流れ方向に複数個設けられたエアーノズル
（孔）、７は空気室の下面に取付けられたシートの流れ
方向に伸びる複数枚の板状のシートガイドである。本実
施形態の空気室の下面は湾曲しておらず平板状である。
その代りに、シートガイド７の下縁は図３に示したシー
トガイドと同様、シートの印刷面は当らず、シートの後
端縁のみが当るような位置、湾曲形状となっている。上
記シートガイド７は板状としたが、この代りに丸棒を曲
げて同様な形状としたものを取付けてもよい。上記以外
の部分は第１実施形態と同じである。
【００１７】本装置においては、空気室のノズルから吹
き出されるエアーがシートガイド７により横方向への逃
げが阻害されるので、シートガイド間でエアー圧が保持
し易く、シートを浮かす効果が更に出るので、シート印
刷面とシートガイドとの接触が更に減少し、シート後端
のばたつきも更に少ない。従って、シートの印刷面の
傷、圧胴表面の傷は共に一層軽減される。
き出されるエアーがシートガイド７により横方向への逃
げが阻害されるので、シートガイド間でエアー圧が保持
し易く、シートを浮かす効果が更に出るので、シート印
刷面とシートガイドとの接触が更に減少し、シート後端
のばたつきも更に少ない。従って、シートの印刷面の
傷、圧胴表面の傷は共に一層軽減される。
【００１８】
【発明の効果】本発明の枚葉印刷機のシートばたつき防
止装置においては、シート幅方向及びシート流れ方向に
それぞれ複数個設けられ空気源に連なり圧胴の方向に空
気を噴出するエアーノズルと、シート通過時にシート面
は当たらずシート後端縁のみが当たるよう位置・湾曲形
状が設定されたシートガイドとを備えているので、次の
効果をもたらすことができる。 （１）シートのばたつきが押さえられるので圧胴に傷が
付かなくなる。従って印刷支障がなくなり、機械寿命も
長くなる。 （２）シートのばたつきが押さえられ、印刷面が物体に
接触するのを防げるので印刷品質が向上する。 （３）印刷物に対する損傷が減少するので平均速度を上
げることができ生産性が向上する。
止装置においては、シート幅方向及びシート流れ方向に
それぞれ複数個設けられ空気源に連なり圧胴の方向に空
気を噴出するエアーノズルと、シート通過時にシート面
は当たらずシート後端縁のみが当たるよう位置・湾曲形
状が設定されたシートガイドとを備えているので、次の
効果をもたらすことができる。 （１）シートのばたつきが押さえられるので圧胴に傷が
付かなくなる。従って印刷支障がなくなり、機械寿命も
長くなる。 （２）シートのばたつきが押さえられ、印刷面が物体に
接触するのを防げるので印刷品質が向上する。 （３）印刷物に対する損傷が減少するので平均速度を上
げることができ生産性が向上する。
【図１】本発明の実施の第１形態に係る枚葉印刷機の部
分側面図。
分側面図。
【図２】図１のエアーノズル付近を矢印Ａの方向から見
た図。
た図。
【図３】上記実施形態におけるシートガイド６とその付
近におけるシートの挙動を示す図。
近におけるシートの挙動を示す図。
【図４】本発明の実施の第２形態に係る枚葉印刷機の部
分側面図。
分側面図。
【図５】図４のエアーノズル付近を矢印Ｂの方向から見
た図。
た図。
【図６】本発明の実施の第３形態に係る枚葉印刷機の部
分側面図。
分側面図。
【図７】図６のエアーノズル付近を矢印Ｃの方向から見
た図。
た図。
【図８】従来の枚葉印刷機の概略側面図。
【図９】図８の部分側面図。
【図１０】上記装置におけるゴム胴と圧胴との接点付近
における枚葉シートの後端部の挙動を示す図。
における枚葉シートの後端部の挙動を示す図。
１ ゴム胴 ２ 圧胴 ３ スケルトンシリンダ ４，４Ａ エアーノズル ５，５Ａ 空気室 ６ シートガイド ７ シートガイド ８ 給紙装置 ９ 排紙装置 １０ シートガイド １１ エアーノズル １２ 空気導管 １３ 爪 Ｓ 枚葉シート Ｐ 印刷面 Ｈ シートの後部 Ｋ シートの後端縁
Claims (3)
- 【請求項１】 回転する圧胴とゴム胴の間をシートをそ
の前端を同圧胴に設けられた爪によって押さえその後部
を自由にして移動させる枚葉印刷機のシートばたつき防
止装置において、シート幅方向及びシート流れ方向にそ
れぞれ複数個設けられ空気源に連なり圧胴の方向に空気
を噴出するエアーノズルと、同エアーノズルの空気噴出
部前方に設けられシート流れ方向に伸びシート通過時に
シート面は当たらずシート後端縁のみが当たるよう位置
・湾曲形状が設定されたシートガイドとを備えたことを
特徴とする枚葉印刷機のシートばたつき防止装置。 - 【請求項２】 回転する圧胴とゴム胴の間をシートをそ
の前端を同圧胴に設けられた爪によって押さえその後部
を自由にして移動させる枚葉印刷機のシートばたつき防
止装置において、空気源に連なりシート幅方向に長い箱
状を呈しその圧胴側の面がシート通過時にシート面は当
たらずシート後端縁のみが当たるよう位置・湾曲形状が
設定された空気室と、同空気室の圧胴側の面にシート幅
方向及びシート流れ方向にそれぞれ複数個設けられ圧胴
の方向に空気を噴出する孔状エアーノズルとを備えたこ
とを特徴とする枚葉印刷機のシートばたつき防止装置。 - 【請求項３】 回転する圧胴とゴム胴の間をシートをそ
の前端を同圧胴に設けられた爪によって押さえその後部
を自由にして移動させる枚葉印刷機のシートばたつき防
止装置において、空気源に連なりシート幅方向に長い箱
状を呈する空気室と、同空気室の圧胴側の面にシート幅
方向及びシート流れ方向にそれぞれ複数個設けられ圧胴
の方向に空気を噴出する孔状エアーノズルと、同空気室
の圧胴側の面に設けられシート流れ方向に伸びその圧胴
側の縁がシート通過時にシート面は当たらずシート後端
縁のみが当たるよう位置・湾曲形状が設定されたシート
ガイドとを備えたことを特徴とする枚葉印刷機のシート
ばたつき防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00560596A JP3364077B2 (ja) | 1996-01-17 | 1996-01-17 | 枚葉印刷機のシートばたつき防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00560596A JP3364077B2 (ja) | 1996-01-17 | 1996-01-17 | 枚葉印刷機のシートばたつき防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09193348A true JPH09193348A (ja) | 1997-07-29 |
| JP3364077B2 JP3364077B2 (ja) | 2003-01-08 |
Family
ID=11615851
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP00560596A Expired - Fee Related JP3364077B2 (ja) | 1996-01-17 | 1996-01-17 | 枚葉印刷機のシートばたつき防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3364077B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000117939A (ja) * | 1998-10-14 | 2000-04-25 | Heidelberger Druckmas Ag | 枚葉紙印刷機 |
| US7325493B2 (en) | 2001-12-27 | 2008-02-05 | Heidelberger Druckmaschinen Ag | Sheet-fed rotary printing press having a three-drum reversing device and method of transporting a sheet through a three-drum reversing device |
-
1996
- 1996-01-17 JP JP00560596A patent/JP3364077B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000117939A (ja) * | 1998-10-14 | 2000-04-25 | Heidelberger Druckmas Ag | 枚葉紙印刷機 |
| US7325493B2 (en) | 2001-12-27 | 2008-02-05 | Heidelberger Druckmaschinen Ag | Sheet-fed rotary printing press having a three-drum reversing device and method of transporting a sheet through a three-drum reversing device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3364077B2 (ja) | 2003-01-08 |
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