JPH09193217A - 単一ゲート金型に対する射出速度プログラム制御用プロファイルの設定方法 - Google Patents

単一ゲート金型に対する射出速度プログラム制御用プロファイルの設定方法

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JPH09193217A
JPH09193217A JP507096A JP507096A JPH09193217A JP H09193217 A JPH09193217 A JP H09193217A JP 507096 A JP507096 A JP 507096A JP 507096 A JP507096 A JP 507096A JP H09193217 A JPH09193217 A JP H09193217A
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JP507096A
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English (en)
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Shigeru Fujita
滋 藤田
Katsuyuki Suzuki
克之 鈴木
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Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経験的ノウハウを必要とすることなく、簡単
に達成することができる単一ゲート金型に対する射出速
度プログラム制御用プロファイルの設定方法を提供す
る。 【解決手段】 本発明においては、成形品の重量または
体積Wを、ゲートに関する上流部分W1 と、下流部分W
2 におけるゲート延長方向に関する第1区画W2aおよび
第2区画W2bとに3分割し、これら3分割値W1 、W2
a、W2bのそれぞれの数値と、その中の2分割値W2a、
W2b間の相互関係とを、設定手段28を介して適宜処理
することにより、所定の制御用創出プロファイル30を
適宜かつ適正に設定することができ、その所要の設定値
を表示部32〜48に表示することができる。しかも、
前記各表示部32〜48の設定値は、それぞれ修正量選
択キー50およびその加算キー52、減算キー54を介
して適宜変更設定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機におけ
る、単一ゲート金型に対する射出速度プログラム制御用
プロファイルの設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、射出成形機の射出工程におい
て、射出プランジャ(スクリュ)の位置に応じて、射出
プランジャの前進速度を予め設定したプロファイルに従
ってプログラム制御することは公知である。
【0003】すなわち、この種の射出工程においては、
通常は、図11に示すように、多段階(図示例では5
段)の矩形状の速度V1 〜V5 からなる速度プロファイ
ルを予め設定し、この速度プロファイルに従い、射出プ
ランジャの前進速度をプログラム制御することにより、
単一ゲート金型内の充填溶融樹脂の流動状態を安定させ
て、成形品の品質を確保するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記従来の
多段矩形状の速度プロファイル(すなわち、単一ゲート
金型に対する射出速度プログラム制御用プロファイル)
の設定方法においては、以下述べるような基本的な難点
があった。
【0005】すなわち、前記従来の多段矩形状の速度プ
ロファイルにおいては、金型内の充填溶融樹脂の流動状
態を充分に安定させるためには、金型内の溶融樹脂流路
(成形品)の形状に合わせて、可及的に多数の速度プロ
ファイル段数を設定することが不可欠である。しかる
に、この可及的に多数の多段プロファイルは、それ自体
が制御装置全体を大幅に複雑かつ高価にすると同時に、
その設定に際しては、実際の製品成形状態を観察しなが
らトライアンドエラー的に設定状態を修正するための高
度な経験的ノウハウが必要とされる。
【0006】そこで、本発明の目的は、経験的ノウハウ
を必要とすることなく、しかも比較的簡単に設定するこ
とができる、単一ゲート金型に対する射出速度プログラ
ム制御用プロファイルの設定方法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る単一ゲート金型に対する射出速度プロ
グラム制御用プロファイルの設定方法は、射出プランジ
ャの位置に応じて射出プランジャの前進速度をプログラ
ム制御する射出成形機の単一ゲート金型に対する射出速
度プログラム制御用プロファイルの設定方法において、
成形品の重量または体積Wを、ゲートに関して上流部分
(W1 )および下流部分(W2 )に2分割し、さらにそ
の下流部分をゲートの延長方向へ向けて第1区画(W2
a)および第2区画(W2b)に2分割し、これら3分割
値(W1 、W2a、W2b)のそれぞれの数値と、その中の
2分割値(W2a、W2b)間の相互関係とから制御用プロ
ファイルを設定することを特徴とする。
【0008】この場合、制御用プロファイルの設定は、
3分割値(W1 、W2a、W2b)の各数値を入力する設定
部と、設定された3分割値の中の2分割値(W2a、W2
b)間の相互関係を求める演算部と、この演算部におけ
る演算結果から予め定められた設定基準値を介して制御
用プロファイルを創出する創出部とからなる手段を介し
て行うように構成することができる。
【0009】そこで、演算部は、2分割値(W2a、W2
b)間の相互関係(W2a=W2b)が誤差10%の範囲内
で成立するか否かを判定し、プロファイル創出部は、演
算部による前記判定が成立する際に、プランジャの全射
出ストロークをそれぞれ分割値(W1 およびW2 =W2a
+W2b)に対応する第1設定区間および第2設定区間に
2分割し、一方演算部による前記判定が成立しない際に
は、分割値(W2 =W2a+W2b)内における前記誤差
の範囲(ΔW2 =|W2a−W2b|)を算定し、プランジ
ャの全射出ストロークをそれぞれ分割値(W1 、W2 −
ΔW2 およびΔW2 )に対応する第1設定区間、第2設
定区間および第3設定区間に3分割し、前記各設定区間
毎に予め定められた設定関数を介して制御用プロファイ
ルを創出するように構成することができる。
【0010】また、設定関数は、第1設定区間に関して
はその区間中変動しない一定関数から、一方第2設定区
間および第3設定区間に関してはその中間部の両側に増
加する関数部および/または多点群を持つ開始部と減少
する関数部および/または多点群を持つ終了部とを備え
る変動関数から、それぞれ構成することができる。
【0011】さらに、設定関数の数値は、第1設定区間
の全体と第2設定区間および第3設定区間内の中間部お
よび終了点とは使用する成形機の最大射出速度に対する
比率から設定し、一方第2設定区間および第3設定区間
内の開始点はそれぞれ先行設定区間内の終了点と一致さ
せるように構成することができる。
【0012】そして、プロファイル創出部は、表示され
るプロファイルの第1設定区間と第2設定区間および第
3設定区間内の中間部および終了点とにおける設定値を
それぞれ任意に変更設定する手段を設けることができ
る。
【0013】また、プロファイル創出部は、表示される
プロファイルの第2設定区間および/または第3設定区
間における開始部、終了部の増加、減少する関数部の設
定値および/または多点群の設定値をそれぞれ任意に変
更設定する手段を設けることもできる。
【0014】さらに、プロファイル創出部は、表示され
るプロファイルの第1設定区間、第2設定区間および第
3設定区間内の設定値をそれぞれ任意に変更設定する手
段を設けることもできる。
【0015】従って、本発明に係る射出速度プログラム
制御用プロファイルの設定方法においては、成形品の重
量または体積(W)を、ゲートに関する上流部分(W1
)と下流部分(W2 )とにおけるゲート延長方向に関
する第1区画(W2a)および第2区画(W2b)とに3分
割し、これら3分割値(W1 、W2a、W2b)のそれぞれ
の数値とその中の2分割値(W2a、W2b)間の相互関係
とを適宜処理することにより、制御用プロファイルを適
正かつ簡単に設定することが可能となる。
【0016】すなわち、本発明においては、溶融樹脂の
金型内における流動状態が、前記3分割値(W1 、W2
a、W2b)における流動態様によって代表されている事
実を示すものに他ならないが、この事実は、本発明者に
よる研究の結果、確認された知見であることを述べるに
止どめ、その詳細は後述する本発明の実施例において説
明する。なお、ここで、前記各分割値あるいは領域(W
1 、W2a、W2b)につき追記すると、一方の分割値(W
1 )は、溶融樹脂の流路断面積が比較的小断面積でかつ
一定の部分であり、他方の分割値(W2a)は、溶融樹脂
の流路断面積が比較的大断面積でかつ流動方向が最終充
填方向とその反対方向への両方向に続いている部分であ
り、さらに他方の分割値(W2b)は、溶融樹脂の流路断
面積は同じく比較的大断面積であるが流動方向は一方の
充填が完了した後の他方の充填のみが行われている部分
である。
【0017】
【実施例】次に、本発明に係る単一ゲート金型に対する
射出速度プログラム制御用プロファイルの設定方法の実
施例につき、添付図面を参照しながら以下詳細に説明す
る。
【0018】本発明は、成形品の品質を確保するために
は、金型内に充填中の溶融樹脂のメルトフロント速度を
適当な値に保つことが必要であることに立脚している。
すなわち、メルトフロント速度が速過ぎるとジェッティ
ング、樹脂焼け等の欠陥を生じ、また遅過ぎるとショー
トショット、くもり等の欠陥を生じ、さらに充填中のメ
ルトフロント速度について差が大きいと、スキン層の形
成不均一による外観ムラを生じる等の成形不良を生じる
ことが知られている。
【0019】そこで、先ず初めに、本発明に係る制御用
プロファイルの設定方法は、前述したように、溶融樹脂
の金型内における流動状態が3分割値(W1 、W2a、W
2b)における流動態様によって代表されている事実に基
づいている。そこで先ず、前記事実、すなわち3分割値
(W1 、W2a、W2b)における前記流動態様を、溶融樹
脂の金型内の平均流動速度(メルトフロント速度)を一
定とするために必要な、すなわち成形品の品質を確保す
るために必要な、射出プランジャの前進速度のプロファ
イルに関し、幾つかの代表的な成形品をモデルとして以
下説明する。
【0020】なお、前記プロファイルの作成について簡
単に説明すると、まず公知の有限要素法からなる流動解
析によるn等分の等時間線図(図1参照)が、バレル1
2および金型16内の各ステップ1…i…nとして表さ
れる。この場合における溶融樹脂の各平均流動速度(C
v1〜Cvn)と、射出プランジャの各平均前進速度(Pv1
〜Pvn)との間には、次式(1)の関係が成立する。
【0021】
【数1】
【0022】前記式(1)において、その各平均流動速
度(メルトフロント速度)Cviを、一定とするように、
その関数kの値(k=1/Cvi)を規定することによ
り、容易に達成することができる。なお、図1におい
て、参照符号10は射出プランジャ、14はゲートを示
す。
【0023】しかるに、図2および図3においては、コ
ネクタ形状の製品モデル18aに関する射出速度プロフ
ァイル(メルトフロント速度)を、一定にするための分
割値W1 (ステップ1〜4)およびW2a(ステップ4〜
20)が示される。また、図4および図5においては、
蓋形状の製品モデル18b に関する射出速度プロファイ
ルの分割値W1 (ステップ1〜8)およびW2a(ステッ
プ8〜20)が示される。そして、図6および図7にお
いては、ボビン形状の製品モデル18c に関する射出速
度プロファイルの分割値W1 (ステップ1〜9)、W2a
(ステップ9〜16)およびW2b(ステップ16〜2
0)が示される。
【0024】そこで、前記各プロファイルを観察分析す
ると、分割値W1 は、溶融樹脂の流路断面積が比較的小
断面積でかつ一定の部分であることから、その流動速度
は実質的な一定速度から構成されている。一方、分割値
W2aおよびW2bは、溶融樹脂の流路断面積が比較的大断
面積でかつ流動方向が、前者は最終充填方向とその反対
方向への両方向に続いている部分であり、後者は一方の
充填が完了した後の他方の充填のみが行われている部分
であることから、その流動速度は、その中間部の両側に
増加する関数部および/または多点群を持つ開始部と、
減少する関数部および/または多点群を持つ終了部とを
備える1つ(前者)または2つ(後者)のU字状変動速
度から構成されていることが理解される。
【0025】すなわち、この種のプロファイル設定方法
において、前述したように、あるいは請求項1に規定さ
れるように、成形品の重量または体積Wを、ゲートに関
する上流部分W1 と、下流部分W2 におけるゲート延長
方向に関する第1区画W2aおよび第2区画W2bとに3分
割する。そして、これら3分割値W1 、W2a、W2bのそ
れぞれの数値と、その中の2分割値W2a、W2b間の相互
関係とを、適宜処理することにより、制御用プロファイ
ルが適正かつ簡単に設定し得ることが理解される。
【0026】このようにして、本発明は、前記知見に基
づいて達成されたものである。そして、この制御用プロ
ファイルの設定は、図8に示すように、3分割値W1 、
W2a、W2bの各数値を入力する設定部22と、この設定
部22において設定された3分割値の中の2分割値W2
a、W2b間の相互関係を求める演算評価部24と、この
演算評価部24における演算評価結果から予め定められ
た設定基準値を介して制御用プロファイルを創出する創
出部26とからなる設定手段28により達成することが
できる。
【0027】この場合、入力設定部22は、成形品の試
作モデル等の実測重量あるいは設計上の計算重量または
体積から、それぞれ分割値W1 、W2a、W2bとして、入
力部22a 、22b、22c (図9参照)へ入力され
る。
【0028】演算評価部24は、2分割値W2a、W2b間
の相互間系W2a=W2bが誤差10%の範囲内で成立する
か否かを判定する。
【0029】また、プロファイル創出部26は、演算評
価部24による前記判定が成立する際には、プランジャ
の全射出ストロークをそれぞれ分割値W1 およびW2
(=W2a+W2b)に対応する第1設定区間および第2設
定区間に2分割する。一方、前記判定が成立しない際に
は、分割値W2 (=W2a+W2b)内における前記誤差の
範囲ΔW2 (=|W2a−W2b|)を算定し、プランジャ
の全射出ストロークをそれぞれ分割値W1 、(W2 −Δ
W2 )およびΔW2 に対応する第1設定区間、第2設定
区間および第3設定区間に3分割して、前記各設定区間
毎に予め定められた設定関数を介して制御用プロファイ
ルを創出する。
【0030】なお、前記設定関数は、第1設定区間(W
1)に関しては、その区間中変動しない一定関数から形成
し、一方、第2設定区間(W2a)および第3設定区間
(W2b)に関しては、その中間部の両側に、増加する関
数部および/または多点群を持つ開始部と、減少する関
数部および/または多点群を持つ終了部とを備える、変
動関数からそれぞれ形成する。そして、前記設定関数の
数値は、第1設定区間の全体と、第2設定区間および第
3設定区間内の中間部および終了点とは、使用する成形
機の最大射出速度に対する比率から設定する。一方、第
2設定区間および第3設定区間内の開始点は、それぞれ
先行設定区間内の終了点と一致させるように構成する。
【0031】図10は、このような創出部26による創
出プロファイル30の表示装置を示す。すなわち、本実
施例においては、プランジャ10の全射出ストローク
は、3分割値W1 、W2a、W2bに設定され、そのそれぞ
れの数値W1 ′、W2a′、W2b′が表示されている。そ
して、その表示の中には、前記プロファイル30の各部
における射出速度の数値およびその増、減関数が含まれ
ている。すなわち、表示部32、34、36は、それぞ
れ3分割値W1 、W2a、W2bの射出速度を示し、表示部
38、40は、それぞれ表示部34、36における射出
速度の終了点速度を示し、表示部42、44は、それぞ
れ表示部34における射出速度の増加関数および減少関
数を示し、さらに表示部46、48は、それぞれ表示部
36における射出速度の増加関数および減少関数を示し
ている。そして、これらの表示されている前記全ての表
示設定値は、それぞれ修正量選択キー50およびその加
算キー52および減算キー54を介して、適宜変更設定
することは可能である。
【0032】このように、本発明においては、成形品の
重量または体積Wを、ゲートに関する上流部分W1 と、
下流部分W2 におけるゲート延長方向に関する第1およ
び第2区画W2a、W2bとに3分割し、そしてこれら3分
割値W1 、W2a、W2bのそれぞれの数値と、その中の2
分割値W2a、W2b間の相互関係とを、適宜処理すること
により、制御用プロファイルを適正に設定することがで
きる。すなわち、本発明によれば、経験的ノウハウを必
要とすることなく、しかも比較的簡単に、単一ゲート金
型に対する射出速度プログラム制御用プロファイルの設
定方法を提供することができる。
【0033】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更
をすることができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る単一
ゲート金型に対する射出速度プログラム制御用プロファ
イルの設定方法は、射出プランジャの位置に応じて射出
プランジャの前進速度をプログラム制御する射出成形機
の単一ゲート金型に対する射出速度プログラム制御用プ
ロファイルの設定方法において、成形品の重量または体
積Wを、ゲートに関して上流部分(W1 )および下流部
分(W2 )に2分割し、さらにその下流部分をゲートの
延長方向へ向けて第1区画(W2a)および第2区画(W
2b)に2分割し、これら3分割値(W1 、W2a、W2b)
のそれぞれの数値と、その中の2分割値(W2a、W2b)
間の相互関係とから制御用プロファイルを設定する構成
としたことにより、この種のプロファイルの設定を、従
来のように経験的ノウハウを必要とすることなく、比較
的簡単に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】単一ゲート金型に対する射出成形機の射出およ
び充填ステップを示す説明図である。
【図2】コネクタ形状の射出成形品のモデルを示す斜視
図である。
【図3】図1に示すコネクタ形状製品モデルに対するメ
ルトフロント速度を一定にする射出速度プロファイルを
示すグラフである。
【図4】蓋形状の射出成形品のモデルを示す斜視図であ
る。
【図5】図4に示す蓋形状製品モデルに対するメルトフ
ロント速度を一定にする射出速度プロファイルを示すグ
ラフである。
【図6】ボビン形状の射出成形品のモデルを示す斜視図
である。
【図7】図6に示すボビン形状製品モデルに対するメル
トフロント速度を一定にする射出速度プロファイルを示
すグラフである。
【図8】本発明に係る制御用プロファイルの設定方法に
適用されるプロファイル設定手段を示すブロック図であ
る。
【図9】図8の入力設定部を示すブロック図である。
【図10】本発明に係る制御用プロファイルの設定方法
に適用される表示装置を示すブロック図である。
【図11】従来の制御用プロファイルの設定方法に適用
されている一般的な射出速度プロファイルを示すグラフ
である。
【符号の説明】
10 プランジャ 12 バレル 14 ゲート 16 金型 18a、18b、18c 射出成形品モデル 22 入力設定部 24 演算評価部 26 プロファイル創出部 28 設定手段 30 創出プロファイル 32〜48 表示部 50 修正量選択キー 52 修正量加算キー 54 修正量減算キー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出プランジャの位置に応じて射出プラ
    ンジャの前進速度をプログラム制御する射出成形機の単
    一ゲート金型に対する射出速度プログラム制御用プロフ
    ァイルの設定方法において、 成形品の重量または体積Wを、ゲートに関して上流部分
    (W1 )および下流部分(W2 )に2分割し、さらにそ
    の下流部分をゲートの延長方向へ向けて第1区画(W2
    a)および第2区画(W2b)に2分割し、これら3分割
    値(W1 、W2a、W2b)のそれぞれの数値と、その中の
    2分割値(W2a、W2b)間の相互関係とから制御用プロ
    ファイルを設定することを特徴とする単一ゲート金型に
    対する射出速度プログラム制御用プロファイルの設定方
    法。
  2. 【請求項2】 制御用プロファイルの設定は、3分割値
    (W1 、W2a、W2b)の各数値を入力する設定部と、設
    定された3分割値の中の2分割値(W2a、W2b)間の相
    互関係を求める演算部と、この演算部における演算結果
    から予め定められた設定基準値を介して制御用プロファ
    イルを創出する創出部とからなる手段を介して行うよう
    に構成してなる請求項1記載の単一ゲート金型に対する
    射出速度プログラム制御用プロファイルの設定方法。
  3. 【請求項3】 演算部は、2分割値(W2a、W2b)間の
    相互関係(W2a=W2b)が誤差10%の範囲内で成立す
    るか否かを判定し、プロファイル創出部は、演算部によ
    る前記判定が成立する際に、プランジャの全射出ストロ
    ークをそれぞれ分割値(W1 およびW2 =W2a+W2b)
    に対応する第1設定区間および第2設定区間に2分割
    し、一方演算部による前記判定が成立しない際には、分
    割値(W2 =W2a+W2b)内における前記誤差の範囲
    (ΔW2 =|W2a−W2b|)を算定し、プランジャの全
    射出ストロークをそれぞれ分割値(W1 、W2 −ΔW2
    およびΔW2 )に対応する第1設定区間、第2設定区間
    および第3設定区間に3分割し、前記各設定区間毎に予
    め定められた設定関数を介して制御用プロファイルを創
    出するように構成してなる請求項2記載の単一ゲート金
    型に対する射出速度プログラム制御用プロファイルの設
    定方法。
  4. 【請求項4】 設定関数は、第1設定区間に関してはそ
    の区間中変動しない一定関数から、一方第2設定区間お
    よび第3設定区間に関してはその中間部の両側に増加す
    る関数部および/または多点群を持つ開始部と減少する
    関数部および/または多点群を持つ終了部とを備える変
    動関数から、それぞれ構成してなる請求項2または3記
    載の単一ゲート金型に対する射出速度プログラム制御用
    プロファイルの設定方法。
  5. 【請求項5】 設定関数の数値は、第1設定区間の全体
    と第2設定区間および第3設定区間内の中間部および終
    了点とは使用する成形機の最大射出速度に対する比率か
    ら設定し、一方第2設定区間および第3設定区間内の開
    始点はそれぞれ先行設定区間内の終了点と一致するよう
    に構成してなる請求項2ないし4のいずれかに記載の単
    一ゲート金型に対する射出速度プログラム制御用プロフ
    ァイルの設定方法。
  6. 【請求項6】 プロファイル創出部は、表示されるプロ
    ファイルの第1設定区間と第2設定区間および第3設定
    区間内の中間部および終了点とにおける設定値をそれぞ
    れ任意に変更設定する手段を設けてなる請求項2ないし
    5のいずれかに記載の単一ゲート金型に対する射出速度
    プログラム制御用プロファイルの設定方法。
  7. 【請求項7】 プロファイル創出部は、表示されるプロ
    ファイルの第2設定区間および/または第3設定区間に
    おける開始部、終了部の増加、減少する関数部の設定値
    および/または多点群の設定値をそれぞれ任意に変更設
    定する手段を設けてなる請求項2ないし6のいずれかに
    記載の単一ゲート金型に対する射出速度プログラム制御
    用プロファイルの設定方法。
  8. 【請求項8】 プロファイル創出部は、表示されるプロ
    ファイルの第1設定区間、第2設定区間および第3設定
    区間内の設定値をそれぞれ任意に変更設定する手段を設
    けてなる請求項2ないし7のいずれかに記載の単一ゲー
    ト金型に対する射出速度プログラム制御用プロファイル
    の設定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010247430A (ja) * 2009-04-15 2010-11-04 Polyplastics Co ジェッティング現象の発生の有無を判定する方法

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