JPH09193097A - プリント配線板の穴明け装置 - Google Patents

プリント配線板の穴明け装置

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JPH09193097A
JPH09193097A JP2624696A JP2624696A JPH09193097A JP H09193097 A JPH09193097 A JP H09193097A JP 2624696 A JP2624696 A JP 2624696A JP 2624696 A JP2624696 A JP 2624696A JP H09193097 A JPH09193097 A JP H09193097A
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    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/0011Working of insulating substrates or insulating layers
    • H05K3/0044Mechanical working of the substrate, e.g. drilling or punching

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  • Drilling And Boring (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 材料のセットやドリルセットなどを手作業で
行っていたため、設備稼働率や作業処理能力が低い。 【解決手段】 穴明けデータに穴明け加工後のプリント
配線板のサイズを有し且つこの穴明けデータが、穴明け
位置座標と、穴明けするドリル径よりなる中間データ形
成をとることにより、複数台の穴明け装置1へのデータ
の変換を行うようにしたプリント配線板の穴明け装置で
あって、プリント配線板の材料ライブラリと穴明けデー
タにプリント配線板の加工サイズをもつことにより、プ
リント配線板の材料の選定を、これら材料ライブラリと
穴明けデータを基に自動的に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子部品を実装する
プリント配線板の穴明け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年電子機器の多様化や個性化に伴い多
品種少量生産化が進んでおり、同じ製品の繰り返し生産
は減少傾向にある。また、このような生産背景の中でデ
ータ変換や生産指示等の作業を行うためのイニシャル工
数の製造原価の占める割合が高くなってきている。
【0003】そして、これら製品群においてユーザニー
ズにマッチした製品機能を維持するために多品種のプリ
ント回路板が製造されている。このプリント回路板の構
成要素として電子部品を実装するベースとなるのがブリ
ント配線板であるが、プリント配線板には実装する部品
のリードの太さの違い、表、裏面の導体パターンを接続
するためのビアホール、製品本体に取り付けるための止
め穴など十数種類の径の異なる穴が明けられている。
【0004】この穴明けを従来では図10に示すような
穴明け装置を使用して実施している。この穴明け装置で
は、複数の穴明け機Mが設置されていて、これら穴明け
機Mは数値制御により制御される穴明け機本体aと、材
料供給部b及びCADよりフロッピー等のメディアcで
出力された穴明けデータを読み取って穴明け機本体aや
材料供給部bを制御するコントローラdとより構成され
ている。
【0005】前記穴明け機本体aは図11に示すように
数軸の穴明けヘッドeと、多数種のドリルfがセットで
きるドリルステーションgを有していて、ドリルステー
ションgのドリルfのセット位置は、T番号により符号
化した状態で割り付けされている。
【0006】すなわち、CADより出力されるデータフ
ォーマットは、穴明け位置を示すXY座標と、ドリルス
テーションのドリルセット位置を示すT番号より構成さ
れていて、穴明けに際しては、データの一部として使用
される材料サイズ、ドリルfのセット位置とドリル径を
示す帳票hが添付され、それにもとづき材料i、ドリル
fのセット等の段取りがおこなわれ、作業が開始される
ようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の穴明け
機では、穴明け作業を行なう際、帳票hに基づいて材料
iのセットやドリルfのセットを行うため、ドリルfの
セット段取り替えに多くの時間を要して、設備の稼働率
や作業処理能力の低下を招くなどの問題があった。
【0008】また、ドリルfのセット段取り替えの回数
が増すほどそれに比例してドリル径の誤セットなどのヒ
ューマンエラーが発生しやすくなると共に、材料メーカ
から購入する材料iー1、iー2、iー3はメーカ毎に
数種類の定尺サイズがあり、その定尺サイズの材料iー
1、iー2、iー3を図12に示すように縦横2、3、
4分割の組み合わせにより材料iを切断して供給され
る。
【0009】そして、この材料iの供給サイズは、棚卸
し資産の削減、供給サイズによる価格の変更などのニー
ズ変化により変わる場合がある。このような材料供給サ
イズの変更があった場合、帳票hに記載されたセット材
料サイズとミスマッチになるため、作業者が加工するプ
リント配線板の大きさを確認し、穴明け機へセットする
材料サイズの判断をしながら作業を行うことから生産効
率の低下につながっていた。またこの時に必ずしも材料
取り効率のよいサイズが判断されセットされるとは限ら
ないため原価高の状態になることもあるのが実態であ
る。
【0010】一方、板の重ね枚数、板の厚さ、機械的摩
耗、機種の違い等の要因により装置ごとに穴明け精度が
異なってくる。それらを考慮して効率的に穴明け機を運
転するための判断は、作業者の判断であるため作業習熟
時間がかかり、時として不良等の不具合が発生したり、
作業効率の悪い割付で穴明け加工を実施していた。
【0011】本発明は、上記した問題点に着目してなさ
れたものであって、その目的とするところは、生産管理
情報よりある一定期間内に生産するプリント配線板にお
いて、複数台の穴明け機へのデータ分配に際して穴明け
機の選定と加工効率のよいデータの分配、変換を行うプ
リント配線板の穴明け装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明に係わるプリント配線板の穴明け
装置は、穴明けデータに穴明け加工後のプリント配線板
のサイズを有し且つこの穴明けデータが、穴明け位置座
標と、穴明けするドリル径よりなる中間データ形式をと
ることにより、複数台の穴明け機へのデータの変換を行
うようにしたプリント配線板の穴明け装置であって、前
記プリント配線板の材料ライブラリと前記穴明けデータ
が前記プリント配線板の加工サイズを有することによ
り、前記プリント配線板の材料の選定を、前記材料ライ
ブラリと前記穴明けデータを基に自動的に行うことを特
徴とする。
【0013】かかる構成により、プリント配線板の穴明
けに際して、穴明けデータの分配する穴明け機の選定と
ドリル段取り替えを最小化することができるため、ドリ
ル段取り替えに多くの時間を必要とせず、これによって
設備稼働率及び作業処理能力の向上が図れる。
【0014】また、上記の目的を達成するため、請求項
2の発明に係わるプリント配線板の穴明け装置は、請求
項1記載の穴明け装置において、生産と同期した作業実
績収集を行い、材料の在庫管理を行うと共に、適正在庫
をもつために材料毎に予め登録された最小在庫数と発注
オーダ数を有し、最小在庫数よりも少なくなった場合、
材料の自動発注を行うことを特徴とする。
【0015】かかる構成により、上記した請求項1の発
明の作用と同様な作用を奏し得るばかりか、入力された
生産計画に従って生産するプリント配線板の材料の使用
量、穴明け機へのデータの供給先の決定、作業指示の決
定を品質及び生産性を考慮して自動的に行うことができ
るため、より効率のよい生産の割り付けが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳述する。
【0017】図1は穴明け装置の全体的な構成図であ
り、複数の穴明け機1(1ー1、1ー2、1ー3、1ー
4)と、これら穴明け機1を個々に制御するコントロー
ラ2、穴明け機1全体を制御するラインコントローラ3
及びラインコントローラ3に送られるデータを中間デー
タ形式でセーブするサーバ4、プリント配線板を設計し
て、NC穴明け情報を前記ラインコントローラ3へ送る
CAD5と、日単位もしくは週単位などの生産小日程計
画を管理する生産管理情報部6とよりなり、複数の穴明
け機1は、それぞれ穴明け機本体1aと、材料供給部1
bより構成されている。
【0018】そして、CAD5によりプリント配線板が
設計されると、NC穴明け情報がラインコントローラ3
に送られ、データが中間データ形式でセーブされる。生
産管理情報部6より日単位若しくは週単位等の生産小日
程計画がラインコントローラ3に流されると、現在の仕
掛かりを考慮して各穴明け機1へデータが分配される。
このときラインコントローラ3は、CAD5から出力さ
れるデータフォーマットが中間データ形式であるため、
穴明け機1へ実行レベルでのデータの変換をすると同時
に材料のセットサイズ、重ね枚数、ドリルのセット、生
産枚数等の作業指示データを画面表示またはプリントア
ウトにより出力する。
【0019】また、前記穴明け機1は図2に示すよう
に、複数のドリル7がセット可能なドリルステーション
8と、穴明け時材料9を固定するベッド10及び前記ド
リル7をクランプして穴明け加工に供する複数の加工ヘ
ッド12を有している。
【0020】そして、準備作業として図1に示すコント
ローラ2より出力した作業指示データに基づき、材料9
を材料供給部1bへセットしドリルステーション8にド
リル7を配置する。穴明けデータが穴明け機1へ負荷さ
れると、予め材料供給部1bへセットされた位置より材
料9が供給され、ベッド10へ固定される。加工ヘッド
12はデータ上にて指定された位置よりドリルステーシ
ョン8からドリル7をクランプする。そして穴明けが開
始される。
【0021】次に、穴明け作業が開始されるまでの一連
のデータの流れとその処理を図3に示すフローチャート
を用いて説明する。
【0022】図3のステップF111では生産情報が図
1に示すラインコントローラ3へロードされると、ステ
ップF100でサーバ4より該当する穴明け中間データ
を読み込む。この穴明け中間データのデータ構造は、イ
ニシャルデータとしてプリント配線板加工サイズ、板
厚、材質、ドリル径に対する穴明け精度をもち、かつ穴
明け位置に対しドリル径をもつ中間データ形式となって
いる。
【0023】中間データを読み込むと、ステップF11
2の材料ライブラリと照合を行い、最も効率のよい材料
サイズの決定を行う(ステップF110)。
【0024】このステップF110の決定手順を図4及
び図5に基づいて説明する。図4に示すようにCADデ
ータのプリント配線板サイズX2、Y2は、プリント配
線板外形加工後のサイズをデータとしてもっている。図
5は本発明の実施の形態を示すプリント配線板の穴明け
装置で加工するプリント配線板の最も材料効率のよい材
料サイズを選定するフローチャートである。図5に示す
ステップF200では、最小ワークサイズX1、Y1
は、加工におけるクランプのためのデッドスペース等を
考慮した加工代をパラメータとしてもちそれを加算して
算出する。
【0025】次に、ステップF210の処理にて材料ラ
イブラリに登録されている中から材質、板厚の合致した
材料サイズの選定を行う。プリント配線加工において最
も安価な製造原価を提供するためには、材料9を有効活
用することが必須になるが、そのフローをステップF2
10からステップF260に示す。
【0026】すなわち、ステップF210で材料ライブ
ラリより材質、板厚を照合、材料サイズを選ぶ。そし
て、ステップF220でX1≦Xか否かが判断されて、
X1≦Xである場合には、ステップF230でY1≦Y
か否かが判断されて、Y1≦Yである場合にはステップ
F240で有効活用面積率Pが求められる。
【0027】この有効活用面積率Pが、最適であるかど
うかの判断の指標となる(式1に示す)。種々の材料サ
イズの中で最小ワークサイズ(面積S1)X1、Y1が
材料サイズ(面積S)X、Yを越えない範囲で、有効面
積活用率Pの一番高い値を示す材料サイズが最も安価と
なる。
【0028】 有効面積活用率P=最小ワークサイズ面積S1/材料サイズ面積S…(式1)
【0029】材料サイズを決定すると、図3に示すステ
ップF111における生産情報の内容より使用材料サイ
ズの必要数量の算出を行い、材料の発注有無と発注量を
決定する。このフローを図8に示す。図8は本発明の実
施の形態を示すプリント配線板の穴明け装置において、
材料発注の要否の決定、発注までを示すフローチャート
である。
【0030】詳細内容を下記の在庫管理テーブル(表
1)を用いて説明すると、ラインコントローラ3には在
庫管理データベースとして材料ごとに(材質、板厚、サ
イズ別)パラメータ登録としてもつ最小在庫数Aと発注
オーダ数Bをもち、既に発注は出ているが未入荷の材料
数すなわち未入荷数Dと前記算出した必要数F、作業の
オーダ数は既に出ているが未着手となっている仕掛数E
より、式2が成立するとパラメータ登録された発注オー
ダ数Bの数量で材料の自動手配するシステムとなってい
る。
【0031】
【表1】
【0032】すなわち、図8においてステップF501
で生産数より必要材料サイズFを算出し、ステップF5
11の、ラインコントローラ3でもつ材料在庫管理デー
タとの突き合わせをする。なおラインコントローラ3は
各穴明け機1とオンライン化されており、リアルタイム
で実績が収集される。これにより材料の仕掛かり、歩留
まりを把握し材料の在庫管理を行う仕組みとなってい
る。
【0033】次に、ステップF502で未入荷品を含む
材料数CD(CD=在庫数C+未入荷品D)を算出し、
ステップF502で作業仕掛を含む必要材料数EF(E
F=仕掛数E+必要数F)を算出する。次に、ステップ
F504で次式を算出する。 最小在庫数A≧(在庫数C+未入荷数D)−(仕掛数E+必要数F)…(式2 ) この式2に適合している場合には、ステップF505で
登録発注オーダ数Bの数量出材料を発注する。
【0034】これにより材料の過不足をチェックすると
同時に材料の棚卸し資産を過剰に増やさないで、かつ材
料欠品による納期遅れが生じない適正な在庫を維持する
ことができる。また生産変動が大きい場合、長中期生産
計画より生産品名を入力することにより使用する材料数
の算出を行い発注することもできるシステムを兼ね備え
ている。
【0035】次に、図3の穴明け時間テーブル算出の処
理を説明すると、第一番に行なう処理が穴明け機の選定
である。その処理フローを図6のステップF301から
ステップF306に示す。図6は本発明の実施の形態を
示すプリント配線板の穴明け装置において穴明け可能な
穴明け機を選定するフローチャートである。
【0036】ラインコントローラ3には穴明け機1毎に
処理能力を示す穴明け能力テーブルをもち(表2参
照)、中間データからリードした情報より対象穴明け機
の選定を行なう。ステップF301では最大、最小のド
リルセットサイズ、ステップF302ではドリルセット
可能本数、ステップF303では最大最小の材料穴明け
可能サイズをみて対象穴明け機1の選定を行う。さらに
中間データに穴明け精度が入力されていない場合は、一
般的に要求される穴明け精度は、ドリル径別に決定され
るので、ステップF314でマクロデータとして登録さ
れている穴明け精度テーブルと、表2に示す穴明け精度
が要求精度に合うか比較照合を行い、対象穴明け機1の
選定を行う。
【0037】
【表2】
【0038】中間データにドリル径毎の穴明け精度をも
っている場合、そのデータと比較照合を行い対象穴明け
機の選定を行う。ステップF311でドリル径別に、材
料の厚みとその重ね枚数ごとの穴明け精度をもってお
り、そのマシン情報テーブルと図3のステップF100
に示す穴明け中間データと照合し穴明け機の選定を行
い、かつ同時に穴明けできる重ね枚数を決定する。
【0039】次に、図3のステップF130における穴
明け時間テーブル算出であるが、前回求めた穴明けでき
る重ね枚数と中間データ、及び穴明け能力テーブル、生
産数をもとに穴明けに要する時間を算出する。穴明け機
1毎の加工時間は、下記の式3〜5によって求める。表
2に示す穴明け能力テーブルと中間データより材料セッ
ト時間、ドリル使用本数によりそのチェンジ時間が求ま
り、XY軸の移動速度より穴明け間の移動速度、穴明け
数により穴明け時間が加算され加工時間が求まる。
【0040】 一回の処理に要する穴明け時間t1=材料セット時間+Σドリルチェンジ時間 +ΣXY移動時間+Σ穴明け時間…(式3) 一回の処理で穴明けできる枚数M1=一度に穴明けできる重ね枚数×穴明けヘ ッド数…(式4) 加工時間T=(生産枚数÷M1)×t1…(式5) なお(生産枚数÷M1)は、小数点切り上げの整数を示
す。
【0041】以上のようにして各々求めた加工時間を表
3に示すようにメモリの中へ作る。次に穴明けデータの
割付を決定するまでのフローを図9に示す。図9は本発
明の実施の形態を示すプリント配線板の穴明け装置の穴
明けデータ割付決定までを示すフローチャートである。
【0042】
【表3】
【0043】図9において、ステップF611で穴明け
加工時間テーブル(表2)のデータを基にステップF6
01で各組合せ別に穴明け装置毎の加工時間を算出し、
ステップF602で各組合せにおける穴明け装置毎の最
大加工時間Tmax(表4のTmax欄参照)をピッキ
ングする。次に、ステップF603で各組合せの中で最
大加工時間Tmaxの最小の値の組合せを抽出する。次
に、ステップF604で同じ値の組合せがあるか否かが
判断されて、同じ値の組合せがある場合には、ステップ
F605で同組合せにおける穴明け装置の加工時間を積
算する。次に、ステップF606で積算した加工時間の
最小の値を示す組合せを選定し、ステップF607で穴
明けデータ割付決定を行う。また、ステップF604で
同じ値の組合せがあるか否かが判断されて、同じ値の組
合せがない場合には、ステップF617で各組合せの中
で最大加工時間Tmaxの最小の値を示す組合せを選定
し、ステップF607で穴明けデータ割付決定を行う。
【0044】すなわち、表3を例にとって考える場合、
プリント配線板A,B,C,Dの総ての加工の割付を求
めると表3に示すように18通りの組み合わせができ
る。すなわち、プリント配線板A,B,C,Dの割付の
組合せは、 18通り=3(Aの割付3通り)×2(Bの割付2通
り)×3(Cの割付3通り)×1(Dの割付1通り)
【0045】組合せ別に各穴明け機の加工時間をみて、
その最大加工時間(表4のTmax欄参照)を割り出
す。割付NO間の最大加工時間の最小の値となる組合せ
が効率のよい割付となる。しかし表4に示すように組合
せNO9とNO14の時間が同じになるケースがある。
このときは、組合せNO内のトータルの加工時間を求
め、その時間の少ない組合せNO14を選定することに
より、穴明け機の空き時間ができる状態となり次の作業
投入が円滑に受け入れられる最もよい組合せとして選定
する。
【0046】
【表4】
【0047】穴明けデータの分配の割合は、組合せNO
14が選定され、次のように決定する。 穴明け機1−1:プリント配線板B,D 穴明け機1−2:プリント配線板C 穴明け機1−3:プリント配線板A
【0048】穴明け機1の割合が決まると、次に行うの
が図3に示すステップF160のデータ変換であるが、
ラインコントローラ3より穴明けデータをコントローラ
2にて受けとる。
【0049】以下、図7を用いて説明する。図7は、本
発明の実施の形態を示すプリント配線板の穴明け装置に
おいて、穴明け中間データを実行レベルデータに変換す
るフローチャートである。
【0050】コントローラ2には、穴明け機1のドリル
ステーション8にセットされているドリル径のテーブル
をもち、長、中期生産計画より割り出した使用頻度の高
いドリルの段取り替えを最小化するために、固定、フリ
ー登録区分をもつ。ステップF401でデータを読み取
ったときデータがX,Y座標とドリル径でもつ中間デー
タ形式であるので、まず最初にどの位置からドリル7を
取り出すか穴明け機1のドリルステーション8の割り出
しをステップF402からステップF417の処理で行
う。ステップF402,ステップF403の処理で前段
取りでセットしたドリル径と同一の場合、ドリル7の取
り出し位置を、同じ位置から取り出すようにデータを割
り付ける。
【0051】次に、ステップF404からステップF4
05の処理で固定ドリル7に対応したデータの割付を行
う。ステップF406からステップF407の処理でス
テップF402からステップF405の処理で対応でき
なかったドリル7の取りだし位置のデータの割付を行う
が、フリーのドリルステーション8に不足があった場
合、固定ステーションへのドリル7の割付を行う。以上
の処理により、ドリル7の段取り替えの最小化を図るこ
とができ、段取り時間の短縮とドリル7の誤セットによ
る不良の低減ができる。
【0052】そして、最後に、中間データに含まれてい
る材質、板厚、ドリル径のデータとステップF418の
穴明け情報をフィックスして穴明け実行データに変換す
る。ステップF418の穴明け情報には、穴明けすると
きに必要な板厚、材質、ドリル径をベースに回転速度、
ドリル摩耗による交換頻度等の穴明けに必要な条件をデ
ータとしてもつ。作業に際しては、材料サイズの数量指
定、重ね枚数、セット位置、ドリルのセット位置の段取
り替え指示をディスプレイ上かプリントアウトにより指
示をする(図3のステップF170,ステップF17
1)。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1の発明に係
わるプリント配線板の穴明け装置によれば、穴明けデー
タに穴明け加工後のプリント配線板のサイズを有し且つ
この穴明けデータが、穴明け位置座標と、穴明けするド
リル径よりなる中間データ形式をとることにより、複数
台の穴明け機へのデータの変換を行うようにしたプリン
ト配線板の穴明け装置であって、前記プリント配線板の
材料ライブラリと前記穴明けデータが前記プリント配線
板の加工サイズを有することにより、前記プリント配線
板の材料の選定を、前記材料ライブラリと前記穴明けデ
ータを基に自動的に行うようにしたことから、プリント
配線板の穴明けに際して、穴明けデータの分配する穴明
け機の選定とドリル段取り替えを最少化することができ
るため、ドリル段取り替えに多くの時間を必要とせず、
これによって設備稼働率及び作業処理能力の向上が図れ
る。
【0054】また、請求項2の発明に係わるプリント配
線板の穴明け装置によれば、請求項1記載の穴明け装置
において、生産と同期した作業実績収集を行い、材料の
在庫管理を行うと共に、適正在庫をもつために材料毎に
予め登録された最小在庫数と発注オーダ数を有し、最小
在庫数よりも少なくなった場合、材料の自動発注を行う
ようにしたことから、請求項1の発明の効果と同様な効
果を奏し得るばかりか、入力された生産計画に従って生
産するプリント配線板の材料の使用量、穴明け機へのデ
ータの供給先の決定、作業指示の決定を品質及び生産性
を考慮して自動的に行うことができるため、より効率の
よい生産の割付が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すプリント配線板の穴
明け装置を示す全体的な構成図である。
【図2】本発明の実施の形態を示すプリント配線板の穴
明け装置に使用する穴明け機の斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態を示すプリント配線板の穴
明け装置の作用を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態を示すプリント配線板の穴
明け装置で加工するプリント配線板の加工位置を示す説
明図である。
【図5】本発明の実施の形態を示すプリント配線板の穴
明け装置で加工するプリント配線板の最も材料効率のよ
い材料サイズを選定するフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態を示すプリント配線板の穴
明け装置において穴明け可能な穴明け機を選定するフロ
ーチャートである。
【図7】本発明の実施の形態を示すプリント配線板の穴
明け装置において、穴明け中間データを実行レベルデー
タに変換するフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態を示すプリント配線板の穴
明け装置において、材料発注の要否の決定、発注までを
示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態を示すプリント配線板の穴
明け装置の穴明けデータ割付決定までを示すフローチャ
ートである。
【図10】従来のプリント配線板の穴明け装置を示す説
明図である。
【図11】従来の穴明け機の斜視図である。
【図12】(1)〜(6)は定尺サイズの材料からプリ
ント配線板の取り方を示す説明図である。
【符号の説明】
1 穴明け機 2 コントローラ 3 ラインコントローラ 5 CAD 7 ドリル 9 材料 12 加工ヘッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穴明けデータに穴明け加工後のプリント
    配線板のサイズを有し且つこの穴明けデータが、穴明け
    位置座標と、穴明けするドリル径よりなる中間データ形
    式をとることにより、複数台の穴明け機へのデータの変
    換を行うようにしたプリント配線板の穴明け装置であっ
    て、前記プリント配線板の材料ライブラリと前記穴明け
    データが前記プリント配線板の加工サイズを有すること
    により、前記プリント配線板の材料の選定を、前記材料
    ライブラリと前記穴明けデータを基に自動的に行うこと
    を特徴とするプリント配線板の穴明け装置。
  2. 【請求項2】 生産と同期した作業実績収集を行い、材
    料の在庫管理を行うと共に、適正在庫をもつために材料
    毎に予め登録された最小在庫数と発注オーダ数を有し、
    最小在庫数よりも少なくなった場合、材料の自動発注を
    行うことを特徴とする請求項1記載のプリント配線板の
    穴明け装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003107234A1 (ja) * 2002-06-18 2003-12-24 本田技研工業株式会社 部品市場占有率導出システム
JP6252809B1 (ja) * 2016-09-14 2017-12-27 株式会社ムラキ 多層回路基板基準穴明機に応用される自動搬送装置

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