JPH09192637A - 光触媒浄化器 - Google Patents

光触媒浄化器

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JPH09192637A
JPH09192637A JP8004019A JP401996A JPH09192637A JP H09192637 A JPH09192637 A JP H09192637A JP 8004019 A JP8004019 A JP 8004019A JP 401996 A JP401996 A JP 401996A JP H09192637 A JPH09192637 A JP H09192637A
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JP
Japan
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photocatalyst
photocatalyst layer
purifier
layer
container
Prior art date
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Pending
Application number
JP8004019A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Takahama
孝一 高濱
Naoharu Nakagawa
尚治 中川
Koji Kishimoto
広次 岸本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 家庭から廃棄される生ゴミや生活雑排水を生
物処理や高温高圧で処理する必要がなく、常圧下で浄化
処理ができ、且つ、浄化機能が優れた家庭用の浄化器を
提供する。 【解決手段】 第1の光触媒浄化器は、廃棄物5が投入
される容器1内に光触媒層2と、この光触媒層2を照射
する光源として紫外線ランプ3を備えると共に、この光
触媒層2に振動を付与する超音波振動子4を具備する。
この構成によって、紫外線で容器1内の光触媒層2を活
性化して生ゴミや生活雑排水を酸化分解すると共に、こ
の光触媒層2に振動を付与することで上記酸化分解を促
進する。第2の光触媒浄化器は、紫外線ランプに代わ
り、光触媒層を照射する太陽光の入射口を備えると共
に、この光触媒層に振動を付与する超音波振動子を具備
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光触媒を用いる光触
媒浄化器に関し、具体的には、家庭内から発生する生ゴ
ミ等の廃棄物を浄化する家庭用の光触媒浄化器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、家庭内から発生する生ゴミや生
活雑排水等の廃棄物を処理する浄化器には生物処理によ
る方法が汎用されている。しかし、生物処理の場合は時
間が係ると共に外部環境により処理能力に差を生じる。
一方、廃棄物を浄化する方法としては高温高圧で処理す
る湿式触媒酸化法があるが、高圧のため家庭用としては
容易に利用できない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、家庭か
ら廃棄される生ゴミや生活雑排水を生物処理や高温高圧
で処理する必要がなく、常圧下で浄化処理ができ、且
つ、浄化機能が優れた家庭用の浄化器を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
光触媒浄化器は、廃棄物5が投入される容器1内に光触
媒層2と、この光触媒層2を照射する光源として紫外線
ランプ3を備えると共に、この光触媒層2に振動を付与
する超音波振動子4を具備したことを特徴とする。上記
構成によって、紫外線で容器1内の光触媒層2を活性化
して生ゴミや生活雑排水を酸化分解すると共に、この光
触媒層2に振動を付与することで上記酸化分解を促進す
る。
【0005】本発明の請求項2に係る光触媒浄化器は、
廃棄物5が投入される容器1内に光触媒層2と、この光
触媒層2を照射する太陽光の入射口7を備えると共に、
この光触媒層2に振動を付与する超音波振動子4を具備
したことを特徴とする。上記構成によって、太陽光で容
器1内の光触媒層2を活性化して生ゴミや生活雑排水を
酸化分解すると共に、この光触媒層2に振動を付与する
ことで上記酸化分解を促進する。
【0006】本発明の請求項3に係る光触媒浄化器は、
請求項1又は請求項2記載の光触媒浄化器において、上
記光触媒層2が酸化チタン、酸化ジルコニウム、チタン
酸ストロンチウム、酸化亜鉛よりなる光触媒のうち少な
くとも1種を含有することを特徴とする。
【0007】本発明の請求項4に係る光触媒浄化器は、
請求項3記載の光触媒浄化器において、上記光触媒に金
属粒子が担持されていることを特徴とする。上記構成に
よって、光触媒が酸化分解する能力が増加する。
【0008】本発明の請求項5に係る光触媒浄化器は、
請求項1乃至請求項4いずれか記載の光触媒浄化器にお
いて、上記光触媒層2が液相析出法で容器1の内壁に被
覆した光触媒膜であることを特徴とする。上記構成によ
って、容器1の内壁に光触媒膜を均一に被覆することが
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を詳細に説明する。図1は
本発明の請求項1に係る光触媒浄化器の概略を示した断
面図であり、図2は本発明の請求項2に係る光触媒浄化
器の概略を示した断面図である。
【0010】本発明の請求項1に係る光触媒浄化器を図
1に基づいて説明する。本発明の光触媒浄化器は、家庭
内から発生する生ゴミや生活雑排水等の廃棄物5を、容
器1内で浄化する家庭用の浄化器である。上記光触媒浄
化器は、廃棄物5が投入される容器1内に光触媒層2
と、この光触媒層2を照射する光源として紫外線ランプ
3を備える。上記紫外線ランプ3は、例えば、高圧水銀
ランプ、低圧水銀ランプ、ブラックライト、イオン灯、
殺菌灯等が挙げられる。上記紫外線ランプ3は、外部と
電気回路で接続されており、容器1内に紫外線を照射す
る光源として機能し、出力が300W(ワット)程度の
低圧ランプを用いればよい。
【0011】上記光触媒層2を構成する光触媒は、例え
ば、酸化チタン、酸化ジルコニウム、チタン酸ストロン
チウム、酸化亜鉛が挙げられ、これら光触媒のうち少な
くとも1種を含有する。上記光触媒は、紫外線ランプ3
の紫外線で照射されると活性化し、上記生ゴミや生活雑
排水を酸化分解する。この酸化分解により、生ゴミや生
活雑排水は炭酸ガス、水、窒素ガス、硫酸等に分解され
る。
【0012】本発明の光触媒浄化器においては、上記光
触媒層2に振動を付与する超音波振動子4を具備してい
る。上記超音波振動子4から発振する超音波振動が上記
光触媒に付与されると、光触媒の酸化分解がより促進す
るため、優れた浄化効率を発揮する。上記超音波振動子
4は光触媒層2に振動を付与する限り、図1に示す容器
1の内壁でも、その他蓋6でも、容器1の外壁でもよ
い。
【0013】上記光触媒層2の形態は限定しないが、液
相析出法で容器1の内壁に被覆した光触媒膜が好まし
い。上記液相析出法は、フッ化アンモニウム塩を含む水
溶液中にあって、(NH4 2 XF6 +2H2 O→XO
2 +4HF+2NH4 となる方向に反応を進めるべく、
添加剤を加えて過飽和になった溶液と基材を接触させ
て、この基材表面に光触媒膜を製膜する方法である。上
記液相析出法によると、被覆する基材の形状に影響され
ずに形成できるので、容器1の内壁に均一の厚さの光触
媒層2を形成することができるため、容器1内に均一に
浄化性能が発揮される。上記光触媒膜を形成する場合
は、光触媒は酸化チタン、または、酸化ジルコニウムの
いずれかが適している。
【0014】さらに、上記光触媒層2に金属粒子が担持
されていると、光触媒が酸化分解する能力がより増加の
で好ましい。上記金属粒子としては、例えば、白金、パ
ラジウム、銅、鉄、コバルト、亜鉛、金、銀、マンガ
ン、ルテニウム、ロジウム、クロム等が挙げられ、なか
でも、白金、パラジウム、ルテニウム、ロジウムが好ま
しい。上記金属粒子を光触媒膜に担持させるには、例え
ば、塩化白金酸6水和物等の上記金属粒子を含む塩化物
等の可水溶液塩の水溶液を用い、光還元法にて担持析出
させればよい。
【0015】次に、本発明の請求項2に係る光触媒浄化
器を図2に基づいて、上述の光触媒浄化器と異なる箇所
のみ説明する。上記光触媒浄化器は、上記光触媒層2を
照射する太陽光の入射口7を備える。上記光触媒浄化器
は上述の紫外線ランプに代わり、容器1内に太陽光を採
り入れ、太陽光の紫外線と、具備した超音波振動子4に
より光触媒層2を活性化し、上記生ゴミや生活雑排水を
酸化分解する。
【0016】上述の如く、本発明の光触媒浄化器は、光
触媒と超音波振動子4を採用することにより、常圧下で
生ゴミや生活雑排水を浄化するものである。
【0017】
【実施例】以下、本発明の効果を確認するため、実施例
1、実施例2、及び、比較例1の条件を有する容器を作
製し、浄化の性能を測定した。
【0018】(実施例1)光触媒層として、液相析出法
により厚み0.8μmの酸化チタンの光触媒膜を容器の
内壁に形成した。紫外線ランプに300Wの低圧水銀ラ
ンプを用い、上記光触媒膜に20kHzの超音波振動を
付与した。
【0019】(実施例2)光触媒層として、塩化白金酸
6水和物を用い、光還元法にて白金を0.00004g
/cm2 の割合に担持した、厚み0.8μmの酸化チタ
ンの光触媒膜を容器の内壁に形成した。紫外線ランプに
300Wの低圧水銀ランプを用い、上記光触媒膜に20
kHzの超音波振動を付与した。
【0020】(比較例1)光触媒層として、液相析出法
により厚み0.8μmの酸化チタンの光触媒膜を容器の
内壁に形成し、紫外線ランプに300Wの低圧水銀ラン
プを用いた。
【0021】(実施例1〜2、及び、比較例1の浄化性
能測定)実施例1、実施例2、及び、比較例1の条件を
有する容器に人工排水を入れ、TOC(全有機炭素濃
度)の除去率を測定した。初期のTOC(全有機炭素濃
度)は130mg/リットルとし、1時間後のTOCを
測定し、除去率を求めた。結果は表1に示すとおり、実
施例1は除去率50%、実施例2は除去率60%とな
り、比較例に比べ性能の優れていることが確認できた。
【0022】
【表1】
【0023】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る光触媒浄化器
は、紫外線で容器1内の光触媒層2を活性化して生ゴミ
や生活雑排水を酸化分解すると共に、この光触媒層2に
振動を付与することで上記酸化分解を促進するので、生
物処理や高温高圧で処理することなく、常圧下で容易に
家庭から廃棄される生ゴミや生活雑排水を浄化すること
ができる。
【0024】本発明の請求項2に係る光触媒浄化器は、
太陽光で容器1内の光触媒層2を活性化して生ゴミや生
活雑排水を酸化分解すると共に、この光触媒層2に振動
を付与することで上記酸化分解を促進するので、常圧下
で容易に家庭から廃棄される生ゴミや生活雑排水を浄化
することができる。
【0025】さらに、本発明の請求項4に係る光触媒浄
化器は、上記効果に加えて、金属粒子が担持されている
ので、光触媒が酸化分解する能力がより増加する。
【0026】さらに、本発明の請求項5に係る光触媒浄
化器は、上記効果に加えて、容器1の内壁に光触媒膜を
均一に被覆することができるので、容器1内に均一に浄
化性能が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に係る光触媒浄化器の概略を
示した断面図である。
【図2】本発明の請求項2に係る光触媒浄化器の概略を
示した断面図である。
【符号の説明】 1 容器 2 光触媒層 3 紫外線ランプ 4 超音波振動子 5 廃棄物 7 入射口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 35/02 B01J 35/02 J B09B 3/00 B65F 1/14 Z B65F 1/14 B09B 3/00 304H

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物(5)が投入される容器(1)内
    に光触媒層(2)と、この光触媒層(2)を照射する光
    源として紫外線ランプ(3)を備えると共に、この光触
    媒層(2)に振動を付与する超音波振動子(4)を具備
    したことを特徴とする光触媒浄化器。
  2. 【請求項2】 廃棄物(5)が投入される容器(1)内
    に光触媒層(2)と、この光触媒層(2)を照射する太
    陽光の入射口(7)を備えると共に、この光触媒層
    (2)に振動を付与する超音波振動子(4)を具備した
    ことを特徴とする光触媒浄化器。
  3. 【請求項3】 上記光触媒層(2)が酸化チタン、酸化
    ジルコニウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛より
    なる光触媒のうち少なくとも1種を含有することを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載の光触媒浄化器。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の光触媒に金属粒子が担持
    されていることを特徴とする請求項3記載の光触媒浄化
    器。
  5. 【請求項5】 上記光触媒層(2)が液相析出法で容器
    (1)の内壁に被覆した光触媒膜であることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項4いずれか記載の光触媒浄化器。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2356858A (en) * 1999-07-21 2001-06-06 Procter & Gamble Combined photocatalytic and ultrasonic degradation of orgainc contaminants
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JP2008086981A (ja) * 2006-10-04 2008-04-17 Shinyo Sangyo Kk 生ごみ乾燥処理機。
JP2011088057A (ja) * 2009-10-22 2011-05-06 Nitto Kogyo:Kk 生ゴミ処理装置及び生ゴミ処理方法
CN109230083A (zh) * 2018-11-21 2019-01-18 张红霞 一种景区专用防臭垃圾桶
CN111071661A (zh) * 2020-01-06 2020-04-28 郑建滨 一种防臭型市政街道垃圾桶

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Effective date: 20040615