JP2001029747A - 光化学酸化分解方法及び光化学酸化分解反応器 - Google Patents

光化学酸化分解方法及び光化学酸化分解反応器

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JP2001029747A
JP2001029747A JP11210246A JP21024699A JP2001029747A JP 2001029747 A JP2001029747 A JP 2001029747A JP 11210246 A JP11210246 A JP 11210246A JP 21024699 A JP21024699 A JP 21024699A JP 2001029747 A JP2001029747 A JP 2001029747A
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oxidative decomposition
wall side
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photochemical
ozone
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Osamu Tawara
修 田原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光化学酸化分解能を向上させる。 【解決手段】 低圧水銀灯7により光触媒に紫外線が照
射されると、流体試料中の汚染物質が酸化されるととも
に、オゾンが生成し、そのオゾンによっても汚染物質が
酸化される。さらにオゾンは光触媒の還元種も酸化する
ので、光触媒の酸化作用が促進される。ハニカム3の表
面には活性炭も塗布されており、汚染物質を一時保存す
るとともに、オゾンの分解も行なう。そのオゾン分解時
に活性酸素が多数生成し、その活性酸素も酸化反応に寄
与する。試料入口15から反応管1に導入された流体試
料は、流通孔21b、ハニカム3、流通孔21a、ハニ
カム3、流通孔21b、ハニカム3、流通孔21a、ハ
ニカム3、流通孔21b、ハニカム3及び流通孔21a
を介して、試料出口17から排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚染流体を光触媒
で酸化処理して浄化する光化学酸化分解方法及び光化学
酸化分解反応器に関するものである。光化学酸化分解方
法及び光化学酸化分解反応器は、大気、水質、土壌など
の環境浄化に適用される。光触媒の作用は、光触媒に光
が有効に照射され、光照射される光触媒の表面積が大き
いことが重要であり、さらにオゾンを存在させるなど、
光触媒の活性を増加する手段を付加することでさらに環
境浄化の効果が増大し、応用分野が拡大する。
【0002】
【従来の技術】近年、光触媒は、強い酸化力により、汚
染、殺菌、消臭、浄化などを目的として、応用が世界中
で開発されている。光触媒では、400nm以下の光に
よって電子と正孔が表面に生じ、それぞれ酸化還元反応
を生じる。すなわち、O2 -とOH-がその活性種として
生成する。しかし、光触媒だけの触媒活性(酸化作用)
には限界があり、さらに触媒活性を高める手段として、
白金を光触媒に添加する方法や、光触媒を微粉末にする
方法、太陽光に多い可視光も吸収する光触媒の開発な
ど、多種多様の方法が試みられている。しかし、いずれ
の方法も、まだ実用段階ではない。
【0003】また、本発明者により、光触媒反応にオゾ
ンを共存させると酸化反応が促進されることが確認され
ている。その効果現象は下記のとおりと考えられる。 光触媒による活性種生成の酸化反応…本来の光触媒の
浄化作用、 オゾンによる酸化反応…光触媒では分解できない高分
子成分を酸化して低分子成分にする。ただし、オゾンに
よる酸化反応では炭酸ガスと水にまで完全分解せず、中
間体を生成する。 オゾンによる光触媒の還元種の酸化…光触媒表面で
は、酸化作用だけでなく還元作用も同時進行している
が、オゾンが共存すると還元種の酸化を行なうために、
光触媒の酸化作用が促進される。 触媒によるオゾン分解…オゾンの使用は廃棄流体中の
残存オゾンが問題になるが、光触媒がオゾンを分解す
る。その際、活性酸素が生成し、その活性酸素も酸化反
応に寄与する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】光触媒活性を高める手
段として検討されている、白金を光触媒に添加する方
法、光触媒を微粉末にする方法、太陽光に多い可視光も
吸収する触媒の開発などの方法では、光触媒が高価にな
り、かつ期待するほど光触媒活性が高まっていないのが
現状である。また、光触媒反応にオゾンを共存させる方
法も、環境浄化においては触媒活性がまだ不十分であ
る。そこで本発明は、光化学酸化分解能を向上させるこ
とができる光化学酸化分解方法及び光化学酸化分解反応
器を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の光化学酸化分解
方法は、流体試料を光触媒及び活性炭に接触させつつ、
その流体試料に紫外線を照射し、かつオゾンを共存させ
ることによる光化学酸化分解方法である。
【0006】反応系に活性炭を存在させることにより、
活性炭による汚染物質の一時保存及び活性炭によるオゾ
ン分解が起こる。活性炭は、試料流体中の汚染物質と平
衡関係になるように汚染物質を着脱する。すなわち、光
化学反応が追随できない高濃度では汚染物質を吸着し、
試料中の汚染物質濃度が低くなれば脱着するので、光化
学酸化分解能を向上させることができる。さらに、活性
炭はオゾンの分解にも関与し、そのオゾン分解能は光触
媒より高く、活性酸素を多数生成し、その活性酸素も酸
化反応に寄与するので、光化学酸化分解能を向上させる
ことができる。また、活性炭によるオゾンの分解によ
り、処理後の流体試料中のオゾン濃度を低減させること
ができる。
【0007】本発明の光化学酸化分解反応器は、反応器
ケースの中心部に棒状の低圧水銀灯を配し、反応器ケー
スと低圧水銀灯の間に、円筒状であり、その円筒の胴体
には半径方向に放射状に貫通する複数個の孔が形成され
たハニカム状の基材の表面に活性炭及び光触媒が塗布さ
れた酸化分解部材を、低圧水銀灯がその円筒状の中心部
に位置するように、かつ反応器ケース及び低圧水銀灯と
間隔をもって配し、流体試料は、酸化分解部の内壁側か
ら外壁側、又は外壁側から内壁側に流れるようにしたも
のである。
【0008】活性炭及び光触媒を保持する基材をハニカ
ム状に形成することにより、流体試料と活性炭及び光触
媒の接触面積を大きくすることができる。さらに、その
基材を、複数個の孔が円筒の胴体の半径方向に放射状に
貫通するように円筒状に形成し、その中心に棒状の低圧
水銀灯を配置することにより、ハニカム状の全ての孔に
光を照射することができ、光化学酸化分解能を向上させ
ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】光化学酸化分解方法において、光
触媒の好ましい例は二酸化チタンであり、紫外線は40
0nm以下のものであることが好ましい。そのような紫
外線を発生する光源は、光触媒に広く利用されているブ
ラックライトでもよいが、より効果的にするにはオゾン
発生の可能な低圧水銀灯が好ましい。流体試料に紫外線
を照射すると、次のような反応が起こり、流体試料中に
酸素原子やオゾンが発生する。この酸素原子やオゾンが
二酸化チタンからなる光酸化触媒の作用とともに、汚染
物質の酸化を促す。 光触媒の酸化作用とともに、酸素原子やオゾンも酸化力
を持っているので、光化学酸化分解能をさらに向上させ
ることができる。
【0010】光化学酸化分解反応器において、酸化分解
部材を軸方向に2以上に分割し、その分割された基材の
間に、低圧水銀灯側又は反応器ケース側に流通孔が形成
された1又は複数の隔壁部材をさらに備えることが好ま
しい。又は、酸化分解部材と反応器ケースの間若しくは
酸化分解部材と低圧水銀灯の間又はその両方に1又は複
数の隔壁部材をさらに備えることが好ましい。その結
果、流体試料は、隔壁部材に沿って、酸化分解部の内壁
側から外壁側、及び外壁側から内壁側を交互に流れるよ
うにでき、流体試料と活性炭及び光触媒の接触時間を長
くすることができる。また、光触媒の好ましい例は二酸
化チタンである。
【0011】
【実施例】図1は、光化学酸化分解器の一実施例を示す
断面図である。ステンレスからなる円筒状の反応管(反
応器ケース)1の中心部に、石英ガラスからなる保護管
5が備えられている。反応管1の寸法は、内径が120
mm、長さが500mmである。保護管5の内部の中心
軸上には、低圧水銀灯7が配置されている。低圧水銀灯
7の出力は20Wであり、トランス9を介して、100
V交流電源に電気的に接続されている。低圧水銀灯7
は、185nm及び254nmの波長の紫外光を発し、
その紫外光により酸素からオゾンを生成する。反応管1
の両端には、蓋11,13が設けられており、反応管
1、保護管5間の空間が封止されている。蓋11には、
反応管1内に流体試料を導入すべく試料入口15が設け
られており、蓋13には流体試料を反応管1外に排出す
べく試料出口17が設けられている。
【0012】反応管1、保護管5間の空間に、円筒状の
5個のハニカム(光反応酸化部材)3が、反応管1の内
壁及び保護管5の外壁とそれぞれ間隔をもって、かつそ
れらの中心部に保護管5が位置するように配置されてい
る。隣接するハニカム3,3間及び両端側に配置された
ハニカム3の蓋11,13側には、円盤状の隔壁19が
それぞれ配置されている。隔壁19は、ハニカム3を支
持するとともに、その反応管1の内壁側又は保護管5の
外壁側に設けられた流通孔21a,21bを有し、反応
管1の内壁側に流通孔21aが設けられた隔壁19と、
保護管5の外壁側に流通孔21bが設けられた隔壁19
とが交互に並べられて、反応管1内における流体試料の
流路を構成する。
【0013】図2は、ハニカム3を示す構成図であり、
(A)は側面図、(B)は(A)のB−B’位置に沿っ
た断面図、(C)は(A)のC−C’位置に沿った断面
図である。ハニカム3は不織布からなる基材により、胴
体の厚みWが40mmの円筒状に形成されており、その
胴体には半径方向に放射状に貫通する孔(セル)が形成
されている。そのセルは円筒の軸方向にも半径方向にも
密に配列され、その円筒軸方向のピッチが約10mmで
ある。その不織布の表面に活性炭が塗布され、さらにそ
の上から光触媒としての二酸化チタンが塗布されてい
る。
【0014】試料入口15から反応管1内に導入された
流体試料は、流通孔21bを介してハニカム3の内壁側
に導かれ、セル内を内壁側から外壁側に流れ、さらに流
通孔21aを介して次のハニカム3の外壁側に導かれ、
そのハニカム3のセル内を外壁側から内壁側に流れ、さ
らに、流通孔21b、ハニカム3、流通孔21a、ハニ
カム3、流通孔21b、ハニカム3及び流通孔21aを
介して、試料出口17から排出される。
【0015】低圧水銀灯7を点灯してハニカム3に塗布
された光触媒に紫外線が照射されると、流体試料中の汚
染物質が酸化されるとともに、流体試料中の酸素からオ
ゾンが生成し、そのオゾンによっても汚染物質が酸化さ
れる。さらにオゾンは光触媒の還元種も酸化するので、
光触媒の酸化作用が促進される。流体試料中の汚染物質
濃度が高濃度のときには、ハニカム3の表面に塗布され
た活性炭に汚染物質が一時的に吸着され、その後分解さ
れる。活性炭は汚染物質の一時的保持だけでなく、オゾ
ンの分解も行なう。そのオゾン分解時に活性酸素が多数
生成し、その活性酸素も酸化反応に寄与する。このよう
にして、流体試料中の汚染物質を分解することができ
る。
【0016】次に、この実施例の分解能を評価すべく、
種々の気体試料を反応管1内に導いて、その除去率を調
べた。また、比較例として、不織布のみからなるハニカ
ム及び不織布に光触媒のみを塗布したハニカムを用意
し、オゾン分解作用のみによる分解能(オゾン処理)、
光触媒分解作用のみによる分解能(光触媒処理)、光触
媒分解作用+オゾン分解作用による分解能(ホトケミ処
理1)についても調べた。表1にその結果を示す。ガス
流量は4リットル/分で行なった。図1の実施例の結果
は、光触媒分解作用+オゾン分解作用+活性炭作用(ホ
トケミ処理2)に示す。
【0017】
【表1】
【0018】表1中のオゾン残存率における「……」
は、反応系にオゾンが存在しないことを示す。表1か
ら、本発明の実施例であるホトケミ処理2が最も分解効
率が高く、かつオゾンの分解効率も高いことがわかる。
また、オゾン処理ではオゾン残存率が高く、ホトケミ処
理1でも残存率1%のオゾンが残存するので、反応器の
排出流路にオゾン分解器を設ける必要があるが、ホトケ
ミ処理2ではオゾンは活性炭や二酸化チタンでほとんど
分解されており、オゾン分解をホトケミ処理2の光化学
反応系に組み入れることにより、実用的な反応系が見出
だされたといえる。
【0019】図3は、光化学酸化分解器の他の実施例を
示す断面図である。反応管1の中心部に保護管5が備え
られており、保護管5の内部に低圧水銀灯7が配置され
ている。反応管1の両端には、蓋11,13が設けられ
ている。蓋11には試料入口15、蓋13には試料出口
17が設けられている。反応管1、保護管5間の空間
に、円筒状のハニカム3aが、反応管1の内壁及び保護
管5の外壁とそれぞれ間隔をもって、かつその中心部に
保護管5が位置するように配置されている。反応管1、
ハニカム3a間にリング状の隔壁23aが配置され、保
護管5、ハニカム3a間にリング状の隔壁23bが配置
されている。隔壁23a,23bは、反応管1、ハニカ
ム3a間の空間又は保護管5、ハニカム3a間の空間を
ハニカム3aの軸方向に分割するものであり、ハニカム
3aの軸方向に交互に配置されており、ハニカム3を支
持するとともに、反応管1内における流体試料の流路を
構成する。
【0020】ハニカム3aは不織布からなる基材により
円筒状に形成されており、その胴体には半径方向に放射
状に貫通するセルが形成されている。そのセルは円筒の
軸方向にも半径方向にも密に配列されている。その不織
布の表面に活性炭が塗布され、さらにその上から光触媒
としての二酸化チタンが塗布されている。試料入口15
から反応管1内に導入された流体試料は、ハニカム3の
内壁側に導かれ、その後、ハニカム3aのセル及び隔壁
23a,23bにより構成された流路に沿って、ハニカ
ム3a内壁側から外壁側、及び外壁側から内壁側を交互
に流れ、試料出口17から排出される。この実施例にお
いても、図1の実施例と同様に、流体試料と活性炭及び
光触媒の接触面積を大きくすることができ、かつハニカ
ム3aの全てのセルに光を照射することができるので、
光化学酸化分解能を向上させることができる。
【0021】図4は、光化学酸化分解器のさらに他の実
施例を示す断面図である。図1や図3の実施例と同様
に、反応管1の中心部に保護管5が備え、保護管5の内
部に低圧水銀灯7が配置されており、反応管1の両端に
は、蓋11,13が設けられている。反応管1、保護管
5間の空間に円筒状のハニカム3aと隔壁23a,23
bが配置されて、反応管1内における流体試料の流路を
構成している。ハニカム3aと隔壁23a,23bの構
造は図3の実施例と同じものであるが、図1の実施例と
同じものとしてもよい。
【0022】この実施例では、蓋11の中央部の保護管
5の位置に、保護管5内に流体試料を導入する試料入口
15が設けられ、蓋11の外周部(保護管5より外側の
位置)に試料出口17が設けられている。この実施例に
よれば、流体試料はまず保護管5内に導入され、保護管
5内を流れるうちに低圧水銀灯7からの紫外線が照射さ
れて流体試料中の酸素からオゾンを生成する。そのオゾ
ンを含む流体試料がハニカム3aの光触媒の層に導かれ
て光酸化分解される。
【0023】本発明は、実施例に限定されるものではな
く、活性炭と光触媒の形状について、ハニカム状、繊維
状、板状、球状又は薄膜状など限定されるものではない
が、ランプ光が光触媒に十分に照射される構造としては
ハニカム状であることが好ましい。さらに反応管は円筒
状で、ランプ光の反射の大きな金属管又は金属を内面コ
ーティングした樹脂やガラスなどが望ましい。またオゾ
ンは反応系内で生成してもよいし、予め生成されたオゾ
ンを反応系に導入してもよい。試料成分の大多数が気体
の場合は、試料ガスの酸素を利用した無声放電法や紫外
線照射法を採用すると効果的である。また、本発明は気
体試料に限らず、液体試料に適用することもできる。
【0024】
【発明の効果】本発明の光化学酸化分解方法は、流体試
料を光触媒及び活性炭に接触させつつ、その流体試料に
オゾンの存在下で紫外線を照射するようにしたので、活
性炭による汚染物質の一時保存が起こり、光化学酸化分
解能を向上させることができ、さらに、活性炭はオゾン
の分解にも関与し、そのオゾン分解能は光触媒より高
く、活性酸素を多数生成し、その活性酸素は酸化反応に
寄与するので、光化学酸化分解能を向上させることがで
きる。また、活性炭によるオゾン分解により、処理後の
流体試料中のオゾン濃度を低減させることができる。
【0025】本発明の光化学酸化分解反応器は、反応器
ケースの中心部に棒状の低圧水銀灯を配し、反応器ケー
スと低圧水銀灯の間に、円筒状であり、その円筒の胴体
には半径方向に放射状に貫通する複数個のセルが形成さ
れたハニカム状の基材の表面に活性炭及び光触媒が塗布
された酸化分解部材を、低圧水銀灯がその円筒状の中心
部に位置するように、かつ反応器ケース及び低圧水銀灯
と間隔をもって配し、反応器ケース、酸化分解部材間の
空間及び低圧水銀灯、酸化分解部材間の空間に1又は複
数の隔壁部材をさらに備え、流体試料は、隔壁部材に沿
って、酸化分解部の内壁側から外壁側、及び外壁側から
内壁側を交互に流れるようにしたので、流体試料と活性
炭及び光触媒の接触面積を大きくすることができ、かつ
ハニカム状の全てのセルに光を照射することができるの
で、光化学酸化分解能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 光化学酸化分解器の一実施例を示す断面図で
ある。
【図2】 同実施例のハニカムを示す構成図であり、
(A)は側面図、(B)は(A)のB−B’位置に沿っ
た断面図、(C)は(A)のC−C’位置に沿った断面
図である。
【図3】 光化学酸化分解器の他の実施例を示す断面図
である。
【図4】 光化学酸化分解器のさらに他の実施例を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 反応管 3,3a ハニカム 5 保護管 7 低圧水銀灯 9 トランス 11,13 蓋 15 試料入口 17 試料出口 19,23a,23b 隔壁 21a,21b 流通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 21/06 B01J 35/04 301A 4G069 35/02 C02F 1/72 101 35/04 301 1/78 C02F 1/72 101 1/28 D 1/78 1/32 // C02F 1/28 B01D 53/36 B 1/32 G Fターム(参考) 4C080 AA10 BB01 CC01 MM02 MM08 NN05 QQ11 4D024 BA02 DB10 DB24 4D037 AA11 AB02 BA18 CA12 4D048 AA17 AB01 AB03 AC07 BA05X BA07X BA13X BA41X BB02 BB13 CA01 CC25 CC32 CC34 CC38 EA01 4D050 AA12 AB07 AB12 AB19 BB01 BB02 BC05 BC06 BC09 BC10 BD02 BD08 CA06 4G069 AA03 BA04A BA04B BA08A BA08B BA48A CA07 CA10 CA16 CA19 EA10 EA18 EA26 EA27 EB06 EB10 EB15Y EE07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体試料を光触媒及び活性炭に接触させ
    つつ、その流体試料に紫外線を照射し、かつオゾンを共
    存させることを特徴とする光化学酸化分解方法。
  2. 【請求項2】 前記光触媒は二酸化チタンであり、前記
    紫外線は400nm以下の光である請求項1に記載の光
    化学酸化分解方法。
  3. 【請求項3】 反応器ケースの中心部に棒状の低圧水銀
    灯を配し、前記反応器ケースと前記低圧水銀灯の間に、
    円筒状であり、その円筒の胴体には半径方向に放射状に
    貫通する複数個の孔が形成されたハニカム状の基材の表
    面に活性炭及び光触媒が塗布された酸化分解部材を、前
    記低圧水銀灯がその円筒状の中心部に位置するように、
    かつ前記反応器ケース及び前記低圧水銀灯と間隔をもっ
    て配し、流体試料は、前記酸化分解部の内壁側から外壁
    側、又は外壁側から内壁側に流れるようにしたことを特
    徴とする光化学酸化分解反応器。
  4. 【請求項4】 前記酸化分解部材は軸方向に2以上に分
    割されており、その分割された基材の間に、前記低圧水
    銀灯側又は前記反応器ケース側に流通孔が形成された1
    又は複数の隔壁部材をさらに備え、流体試料は、前記隔
    壁部材に沿って、前記酸化分解部の内壁側から外壁側、
    及び外壁側から内壁側を交互に流れるようにした請求項
    3に記載の光化学酸化分解反応器。
  5. 【請求項5】 前記酸化分解部材と前記反応器ケースの
    間若しくは前記酸化分解部材と前記低圧水銀灯の間又は
    その両方に1又は複数の隔壁部材をさらに備え、流体試
    料は、前記隔壁部材に沿って、前記酸化分解部の内壁側
    から外壁側、及び外壁側から内壁側を交互に流れるよう
    にした請求項3に記載の光化学酸化分解反応器。
  6. 【請求項6】 前記光触媒は二酸化チタンである請求項
    3から5のいずれかに記載の光化学酸化分解反応器。
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