JPH09190683A - テープ媒体の再生装置 - Google Patents

テープ媒体の再生装置

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JPH09190683A
JPH09190683A JP8001754A JP175496A JPH09190683A JP H09190683 A JPH09190683 A JP H09190683A JP 8001754 A JP8001754 A JP 8001754A JP 175496 A JP175496 A JP 175496A JP H09190683 A JPH09190683 A JP H09190683A
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tape
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program
toc
toc information
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Application number
JP8001754A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Mitsuyoshi
勉 三吉
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープ上の任意の2点間の未記録部を除く積
算再生時間をフレーム精度で算出できるテープ媒体の再
生装置を実現する。 【解決手段】 通過点記憶手段64は直前にタイムカウ
ンタを算出したテープ位置のタイムコードと、そのテー
プ位置を含むプログラムのTOC情報と、タイムカウン
タ値を記憶しておく。タイムカウンタ算出手段65は、
通過点記憶手段64の出力と、TC抽出手段61からの
現在位置のタイムコードと、TOC情報獲得手段63の
出力する現在位置を含むプログラムのTOC情報とを利
用して、現在位置のタイムカウンタ値を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、磁気テープ等の
テープ媒体の再生装置に関するものであり、特に、業務
用VTRや民生用ディジタルVTR等のように映像信号
や音声信号が記録され、各フレーム毎にタイムコードが
サブデータとして記録されているテープ媒体の再生装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在民生用のビデオテープレコーダ(以
下「VTR」と称す)の主流であるVHS方式には、標
準ではタイムコードが記録されていないため、そのまま
では再生する際に再生時間等の時間情報を得ることがで
きない。そこで、例えばVHS方式ではリニアトラック
のトラッキングサーボ用のコントロール信号のエッジを
カウントし、時間情報に変換することで、いわゆるリニ
アタイムカウンタ(以下「LTC」と称す)を作って、
利用者が現在のテープ位置の情報を得られるようにして
いる。
【0003】この時間情報の特徴は、映像信号が記録さ
れている領域では実際の再生時間とほぼ同じく進み、何
も記録されていない領域では増加も減少もしないという
ことから、テープ上のある地点を0としてそこからの有
効な映像信号の積算再生時間を示していることになる。
なお、マイナスの場合の絶対値はゼロ点までの積算再生
時間を示す。さらに、テープ上のゼロ点を固定すれば、
映像信号の記録されている任意のフレームを一意的に表
す位置情報にもなり得る。
【0004】しかし、高速で早送りをしたり、走行方向
が反転したりするときには正確にコントロール信号を再
生することができない場合もあり、VHS方式ではLT
Cをフレーム精度まで出すことは困難である。以上のよ
うな特徴から、民生用の編集機器等ではテープの始端を
ゼロ点とし、タイムコードの替わりとして利用されたり
することで、VHS規格のVTRの利用者には親しまれ
ている。
【0005】一方、民生用ディジタルVTR(以下「D
VC」と称す)の規格では、VHS規格と違ってタイム
コード情報を記録することが必須であるため、正確な位
置情報を得ることができる。しかし、DVCのタイムコ
ード情報は必ずしもテープ始端からの積算時間を記録し
ているものではなく、記録開始点が未記録領域であった
場合、0からもう一度記録を始める。
【0006】図13は従来のテープ媒体の再生装置であ
るDVCを用いてテープ始端以外の未記録領域から記録
開始をしたテープのテープ位置とタイムコードとの関係
を示す図である。点OのタイムコードはT0、点Aのタ
イムコードはTa、点BのタイムコードはTb、点Cの
タイムコードは0、点DのタイムコードはTd、点Eの
タイムコードはTeとそれぞれ対応している。
【0007】図13では、テープ始端から通常に記録を
開始し、点Bで記録を終了し、B〜C間は何も記録しな
いでテープを進ませ、点Cから再び記録を開始した。こ
のようにして作成されたテープはテープ始端から点Bま
ではタイムコードが0から連続して記録されるが、点C
では再び0から記録されてしまう。よって、同一のタイ
ムコードを持つ領域が存在し、更に点C以降ではテープ
始端からの積算時間がわからなくなってしまう。
【0008】そこでVHS方式におけるLTCと同様な
ものをタイムコードを利用して以下のように作成してい
る。点OにおいてLTCを0リセットしたとする。点O
のタイムコードはT0である。点Oから通常再生を開始
し、点A、点B、点C、点Dを通過して点Eに至ったと
する。この時、点BでのLTCは
【0009】
【数1】
【0010】となる。未記録領域(BC間)ではLTC
は増加しない。点Cから再びLTCは増加を始めるの
で、点EにおけるLTCは、
【0011】
【数2】
【0012】となる。同じく点OにおいてLTCを0リ
セットし、今度はFF(高速早送り)動作で点Eに到達
したときのLTCを計算する。FF動作の場合、全ての
フレームのタイムコードが取れるわけでなく、走行速度
によって数フレームから数10フレームに1回しか取れ
ないことがあるため、未記録領域に入る直前に点Bでな
く点Aのタイムコードを得て、また未記録領域から記録
領域に入った直後には点Dまでタイムコードが取れなか
ったとする。その時の点EのLTCは、
【0013】
【数3】
【0014】となり、
【0015】
【数4】
【0016】の誤差が生じることになる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、DVC
のようにタイムコードがあっても、VHS方式のように
リニアトラックが存在しない規格では、VHSと同様な
LTCを作成することが困難である。しかし、LTCは
VHS方式のVTRを従来より使用してきた利用者にと
って扱いやすいものである上、映像信号が記録してある
フレームと一意的に対応する性質を持つため、正確に作
成する必要がある。
【0018】一方、VHS方式にもタイムコードに準ず
るものが通常記録されていないため、コントロール信号
の検出だけでフレーム精度を出すのは困難であった。こ
の発明は、テープ上の任意の2点間の未記録部を除く積
算再生時間をフレーム精度で算出できるテープ媒体の再
生装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のテープ媒
体の再生装置は、記録媒体であるテープと、主情報のテ
ープ上への記録により作成されるプログラムの記録開始
点および記録終了点の位置情報からなるTOC情報を記
憶しているTOC情報記憶手段とを有するカセットテー
プを再生するテープ媒体の再生装置であって、テープ上
に記録されている主情報の記録位置に応じて予め与えら
れた規則でテープ上に記録された位置情報を再生し出力
する位置情報再生手段と、テープ上で互いに隣接するか
または未記録領域を挟んで隣り合う第1のプログラムと
第2のプログラムとが存在し、第1のプログラムに含ま
れる第1のテープ位置と第2のプログラムに含まれる第
2のテープ位置とが与えられたとき、第1のプログラム
のTOC情報と第2のプログラムのTOC情報とをTO
C情報記憶手段から獲得するTOC情報獲得手段と、位
置情報再生手段から得られた第1のテープ位置の位置情
報および第2のテープ位置の位置情報と、TOC情報獲
得手段から得られた第1のプログラムのTOC情報およ
び第2のプログラムのTOC情報とから、第1のテープ
位置と第2のテープ位置との間の積算再生時間を算出す
る積算再生時間算出手段とを設けたことを特徴とする。
【0020】この構成によれば、テープ上で互いに隣接
するかまたは未記録領域を挟んで隣り合う2つのプログ
ラムの中で、例えば、テープ始端に近い方を第1のプロ
グラムとし、テープ終端に近い方を第2のプログラムと
して、第1のプログラムに含まれる第1のテープ位置
と、第2のプログラムに含まれる第2のテープ位置が与
えられたとき、TOC情報獲得手段は、第1のプログラ
ムのTOC情報と第2のプログラムのTOC情報とをT
OC情報記憶手段から読み出して積算再生時間算出手段
に送る。積算再生時間算出手段は、位置情報再生手段か
ら得られた第1のテープ位置の位置情報と第1のプログ
ラムのTOC情報の記録終了位置の位置情報との差と、
位置情報再生手段から得られた第2のテープ位置の位置
情報と第2のプログラムのTOC情報の記録開始位置の
位置情報との差とを加算して、第1のテープ位置と第2
のテープ位置の間の積算再生時間として出力する。
【0021】請求項2記載のテープ媒体の再生装置は、
記録媒体であるテープと、主情報のテープ上への記録に
より作成されるプログラムの記録開始点および記録終了
点の位置情報とプログラムの順序情報とからなるTOC
情報を記憶しているTOC情報記憶手段とを有するカセ
ットテープを再生するテープ媒体の再生装置であって、
テープ上に記録されている主情報の記録位置に応じて予
め与えられた規則でテープ上に記録された位置情報を再
生し出力する位置情報再生手段と、テープ上で第1のプ
ログラムと第2のプログラムとが第3のプログラムを挟
んで存在し、第1のプログラムに含まれる第1のテープ
位置と第2のプログラムに含まれる第2のテープ位置と
が与えられたとき、第1のプログラムのTOC情報と第
2のプログラムのTOC情報と第3のプログラムのTO
C情報とをTOC情報記憶手段から獲得するTOC情報
獲得手段と、位置情報再生手段から得られた第1のテー
プ位置の位置情報および第2のテープ位置の位置情報
と、TOC情報獲得手段から得られた第1のプログラム
のTOC情報,第2のプログラムのTOC情報および第
3のプログラムのTOC情報とから、第1のテープ位置
と第2のテープ位置との間の積算再生時間を算出する積
算再生時間算出手段とを設けたことを特徴とする。
【0022】この構成によれば、テープ上でテープ始端
に近い方の第1のプログラムとテープ終端に近い方の第
2のプログラムとが第3のプログラムを挟んで存在し、
第1のプログラムに含まれる第1のテープ位置と第2の
プログラムに含まれる第2のテープ位置とが与えられた
とき、TOC情報獲得手段は、第1のプログラムのTO
C情報と、第2のプログラムのTOC情報と、第1のプ
ログラムと第2のプログラムとに挟まれた第3のプログ
ラムのTOC情報とを、TOC情報記憶手段から読み出
して積算再生時間算出手段に送る。積算再生時間算出手
段は、位置情報再生手段から得られた第1のテープ位置
の位置情報と第1のプログラムのTOC情報の記録終了
位置の位置情報との差と、位置情報再生手段から得られ
た第2のテープ位置の位置情報と第2のプログラムのT
OC情報の記録開始位置の位置情報との差と、第3のプ
ログラムのTOC情報の記録開始位置と記録終了位置と
の差とを加算して、第1のテープ位置と第2のテープ位
置の間の積算再生時間として出力する。
【0023】請求項3記載のテープ媒体の再生装置は、
請求項2記載のテープ媒体の再生装置において、TOC
情報記憶手段へ、第1のプログラムの順序情報と第1の
テープ位置の位置情報とを書き込む情報書込手段を設け
たことを特徴とする。この構成によれば、情報書込手段
は、テープ上で任意に与えられた第1のテープ位置の位
置情報と、第1のテープ位置を含む第1のプログラムの
順序情報とをTOC情報記憶手段に書き込んでおく。そ
して、後にTOC情報獲得手段がTOC情報記憶手段か
ら第1のテープ位置の位置情報と第1のプログラムの順
序情報とを直接得て、積算再生時間算出手段に送る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。図1はこの発明の第
1の実施の形態のテープ媒体の再生装置(VTR)の構
成を示すブロック図であり、1は記録媒体であるテー
プ、2はテープ1を格納しているカセット、3はテープ
1に記録された映像,音声のTOC情報を記憶している
フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ、4は取り付け
られた図示しない記録ヘッド,再生ヘッドがテープ1上
を走査するように回転するシリンダ、5はカセットダウ
ンとともにメモリ3と接触するように機構部に取り付け
られたコネクタ、6はメモリ3に記憶されている情報を
コネクタ5を介して読みとるメモリ読出回路、7は再生
ヘッドに接続され、出力された再生信号を取り出す再生
信号処理回路、8は図示しないキャプスタン,リール,
シリンダ4の回転を制御し、テープ1を駆動させる駆動
回路、9はこの実施の形態のVTRのシステム全体を制
御するマイクロコンピュータ(以下「マイコン」と称
す)、10は再生信号処理回路7からの映像信号とマイ
コン9からの文字情報をスーパーインポーズして映像信
号として出力する表示回路、11は使用者からの入力を
受けるキー入力回路、12は表示回路10が出力する映
像信号を表示するモニタである。
【0025】図2はカセット2の構造を示す図であり、
(a)は平面図、(b)はビデオテープの引き出し口と
反対方向の側面を示す後部側面図である。図2に示すよ
うに、テープ1はテープ案内機構を含んだカセットハー
フ13に収納されている。カセットハーフ13の後部側
面にはメモリ3が取付けられている。メモリ3はテープ
1に記録されたプログラムについてのTOC情報を記憶
する領域(エリア)を有するメモリで、メモリ3の電源
および信号ラインを接続するための図示しないコネクタ
または端子がカセットハーフ13に取付けられている。
【0026】この実施の形態のVTRを使用する時、使
用者はキー入力回路11から所望の動作を入力し、マイ
コン9が指示を読みとって動作を行う。例えば、使用者
がテープ1の再生動作をさせるための入力をした場合、
マイコン9は駆動回路8に指示し、再生のためのテープ
1の駆動とシリンダ4の回転をさせる。テープ1とシリ
ンダ4が駆動を開始すると再生信号処理回路7に再生信
号が送られるので、再生信号処理回路7はそれを映像音
声信号とサブコード情報とに分離し、映像音声信号を表
示回路10に送り、サブコード情報をマイコン9に送
る。マイコン9は得られたサブコード情報のうち必要な
ものを表示回路10に送り、モニタ12に映像とともに
表示する。このようにして再生動作が行われる。
【0027】ここで、テープ1上に記録されるサブコー
ド情報について説明しておく。この実施の形態のVTR
またはこの実施の形態のVTRと互換性を持つVTR
は、テープ1上にトラックを形成しながら記録を行う。
記録される情報は映像・音声・サブコードの3種類の情
報であり、1本のトラックに領域を隔てて記録され、1
フレーム分の情報は10本のトラックで構成される。図
3は1本のトラックに記録されるサブコード情報の内容
を模式的に表す図である。
【0028】図3において、サブコード情報は10バイ
トからなっており、21〜24はテープ始端を含み、任
意の位置を0として1フレームに1つの値が割り当てら
れるタイムコード(Time Code;以下「TC」
と称す)を表しており、全てBCD(Binary C
oded Decimal)表記で、21がフレーム
(00h〜29h)、22が秒(00h〜59h)、2
3が分(00h〜59h)、24が時(00h〜23
h)を表す。TCは1フレームの中では変化せず、1フ
レーム進む毎に1つフレーム数が増加する。
【0029】25〜30はこのフレームを記録した日時
を示す記録日時情報(Rec Date&Time、以
下「RDT」と称す)を表しており、全てBCD表記
で、25が秒(00h〜59h)、26が分(00h〜
59h)、27が時(00h〜23h)、28が日(0
1h〜31h)、29が月(01h〜12h)、30が
年(西暦)の下2桁(00h〜99h)を表す。
【0030】以上のようにこの実施の形態のVTRでは
サブコード情報として、TC,RDTの2種類の位置情
報を持つことになる。次に、メモリ3に記憶されている
TOC情報について説明する。以下に示すメモリ3内の
TOC情報の作成,修正処理は、この実施の形態のVT
Rで再生可能な信号を記録する手段を持つVTRが、映
像,音声信号をテープ1に記録する毎に行うものであ
り、この実施の形態のVTRはTOC情報の作成,修正
機能を必ずしも具備する必要はない。TOC情報は、1
つのプログラムについてその記録開始位置のTCと、記
録終了位置のTCと、記録開始位置のRDTとからな
り、テープ1上に記録されているプログラムの数だけT
OC情報がメモリ3内に存在することになる。
【0031】図4はテープ1に記録されたプログラムと
メモリ3に記憶されているTOC情報との関係を示す図
であり、(a)はテープ1上に記録されているプログラ
ムの状態の模式図であり、(b)は(a)に対応するメ
モリ3のTOC情報を示すメモリマップである。図4
(a)において、33,34,35はそれぞれプログラ
ム1,プログラム2,プログラム3の記録領域であり、
36は未記録領域である。37はテープ始端であり、T
C=0となっている。38はプログラム2の記録開始点
であり、TC=T1となっている。39はプログラム3
の記録開始点であり、TC=T2となっている。40は
プログラム3の記録終了点であり、TC=T3となって
いる。
【0032】このとき、図4(b)においては、プログ
ラム1〜3の3つのTOC情報が作成される。41〜4
3はそれぞれプログラム1〜プログラム3のTOC情報
の記憶領域であり、45は各プログラムの開始位置のT
Cの記憶領域であり、46は各プログラムの終了位置の
TCの記憶領域、47は各プログラムの記録開始位置の
RDTの記憶領域、48は空き領域である。
【0033】具体的には、プログラム1のTOC情報
は、記憶領域41に記憶された記録開始点TCである
0、記録終了点TCであるT1−1(T1の直前のフレ
ーム)、記録開始点のRDTであるR1からなってお
り、プログラム2のTOC情報は、記憶領域41に記憶
された記録開始点T1、記録終了点T2−1、記録開始
点のRDTであるR2からなっており、プログラム3の
TOC情報も同様にT2、T3、R3からなっている。
【0034】次に、図4(a)の状態のテープ1に対し
て上書きが行われたときの処理を説明する。図5は図4
の状態からプログラム4が上書きされた場合のテープ1
の状態とメモリ3の状態を示す図であり、(a)はテー
プ1上に記録されているプログラムの状態の模式図であ
り、(b)は(a)に対応するメモリ3のTOC情報を
示すメモリマップである。
【0035】図5(a)において、49は上書きが行わ
れたプログラム4が記録された領域であり、50はプロ
グラム2の後半部分でプログラム4によって上書きされ
ずに残った部分(以下「プログラム5」という)の記録
領域であり、51はプログラム4の記録開始点であり、
TC=T4となっており、52はプログラム4の記録終
了点でTC=T5となっている。プログラム4は、プロ
グラム2が記録されていた点51から記録を開始し、や
はりプログラム2の記録領域であった点52で記録を終
了した。
【0036】このとき、メモリ3においては以下のよう
な処理が行われる。図5(b)において、53はプログ
ラム4のTOC情報の記憶領域、54はプログラム5の
TOC情報の記憶領域である。プログラム1のTOC情
報(記憶領域41)は変化がないが、プログラム2のT
OC情報(記憶領域42)は、記録終了位置のTCがT
4−1(T4の直前のフレーム)となる。さらに、プロ
グラム4のTOC情報(記憶領域53)が新たに作成さ
れ、記録開始点がT4、記録終了点がT5、記録開始点
のRDTがR4となり、プログラム5のTOC情報(記
憶領域54)も新たに作成され、記録開始点がT5+1
(T5の直後のフレーム)、記録終了点がT2−1、記
録開始点のRDTがR5となる。R5はR4、T4、T
1から、
【0037】
【数5】
【0038】のようにして求めることができる。以上の
ようにして、テープ1に記録されたプログラムの状態
と、メモリ3が記憶しているTOC情報とが常に一致す
るようになっている。次に、この実施の形態のVTRが
表示用のタイムカウンタを作成する方法について説明す
る。
【0039】このタイムカウンタは、従来よりVHS方
式のVTR等で実施されているリニアタイムカウンタと
同様のものであるが、この実施の形態のVTRはVHS
方式のVTRのようにリニアトラックを作成できないた
め、以下に述べる方法で正確なタイムカウンタを作成す
る。図6は、タイムカウンタ作成時のマイコン9の内部
処理を示すブロック図であり、60はメモリ3が記憶し
ているTOC情報をメモリ読出手段6を介して読み出す
TOC情報読出手段、61は再生信号処理回路7から得
られるサブコード情報のうちTCを抽出するTC抽出手
段、62は同じくRDTを抽出するRDT抽出手段、6
3はTC抽出手段61から得られるTCと、RDT抽出
手段62から得られるRDTと、TOC情報読出手段6
0から得られるTOC情報とから、現在位置を含むプロ
グラムのTOC情報を出力するTOC情報獲得手段、6
4は一番最近通過したテープ位置(以下「通過位置」と
称す)のタイムカウンタの値と通過位置を含むプログラ
ムのTOC情報とを記憶している通過点記憶手段、65
はTC抽出手段61から得られる現在位置のTCと、T
OC情報獲得手段63から得られるTOC情報と、通過
点記憶手段64から得られるタイムカウンタ値とTOC
情報とを利用して現在位置のタイムカウンタを算出する
タイムカウンタ算出手段、66は駆動回路8に指示をし
てテープ1の駆動を制御し、走行モードをタイムカウン
タ算出手段65に出力する駆動制御手段である。
【0040】動作の説明の前に、この実施の形態におい
て使用される変数、定数について説明しておく。 STCn:プログラムnのTOC情報の記録開始位置T
C ETCn:プログラムnのTOC情報の記録終了位置T
C RDTn:プログラムnのTOC情報の記録開始位置の
RDT CTC :現在位置の(TC抽出手段61が出力する)
TC CRDT:現在位置の(RDT抽出手段62が出力す
る)RDT RTC :通過位置のTC RLTC:通過位置のタイムカウンタ nc :現在位置を含むプログラム番号 nr :通過位置を含むプログラム番号 ただし、プログラム番号はメモリ3のアドレスの小さい
順につけられるものとする。つまり、図4,図5のよう
に、領域41に記憶されるTOC情報はプログラム1の
TOC情報であるとし、領域42に記憶されるTOC情
報はプログラム2のTOC情報であるとする。
【0041】まず、TOC情報獲得手段63の動作につ
いて図7を用いて説明する。図7はTOC情報獲得手段
63の動作を示すフローチャートである。TOC情報獲
得手段63はTC抽出手段61よりCTCを得、RDT
抽出手段62よりCRDTを得て、ステップ200にお
いて自由変数mに1を代入する。ステップ201、20
2で、プログラムmに現在位置のTCが含まれているか
どうかを判別する。つまり、
【0042】
【数6】
【0043】であるかどうかを調べる。数6を満たさな
い場合はステップ205に進んでmに1を加算し、再び
ステップ201に戻る。mが、数6を満たした場合、ス
テップ203に進んで現在位置のRDTが、TOC情報
の内容から算出されるRDTと一致するかどうかを判別
する。一致しない場合は、ステップ205に進み、mに
1を加算してステップ201に戻る。一致していた場合
はステップ204でプログラムmのTOC情報を出力
し、処理を終了する。
【0044】次に、通過点記憶手段64の処理について
説明する。通過点記憶手段64の処理は大きく2つに分
かれる。1つはカウンタリセット時の処理であり、もう
一つは通常のタイムカウンタ算出時の処理である。キー
入力回路11からカウンタリセットの指示があるか、ま
たはカセット2が新たにこの実施の形態のVTRに挿入
されたとき、通過点記憶手段64は、記憶しているRL
TCを0とし、TOC情報獲得手段63が出力する現在
位置を含むプログラムのTOC情報を記憶しておき、ま
たTC抽出手段61が出力するTCをRTCとして記憶
しておく。カセット2が挿入されたときには駆動回路8
に指示をしてテープ1を少しだけ走行させ、再生信号処
理回路7にサブコード情報が入力されるようにする。
【0045】駆動回路8によってテープ1が走行したと
きは、通常のタイムカウンタ算出のための処理をする。
通過点記憶手段64は記憶しているRLTC、RTC、
通過位置を含むプログラムのTOC情報をタイムカウン
タ算出手段65に出力する。そしてタイムカウンタ算出
手段65が現在位置のタイムカウンタを算出すると同時
に、通過点記憶手段64は現在位置のTCをTC抽出手
段61から得てRTCとし、現在位置を含むプログラム
のTOC情報をTOC情報獲得手段63から得て記憶
し、タイムカウンタ算出手段65が算出し、出力するタ
イムカウンタ値をRLTCとして記憶する。このように
して、通過位置の情報を次々に更新していく。
【0046】次に、タイムカウンタ算出手段65の処理
について説明する。タイムカウンタ算出手段65の処理
は通過位置を含むプログラムと現在位置を含むプログラ
ムとの関係によって2つに分けられ、通過位置を含むプ
ログラムと現在位置を含むプログラムとが違う場合、さ
らに駆動制御手段66の出力する走行モードによって更
に2つに分けられる。
【0047】通過点記憶手段64から得られる通過位置
を含むプログラムのTOC情報と、TOC情報獲得手段
63から得られる現在位置を含むプログラムのTOC情
報とが同一であった場合は、通過点記憶手段64から得
られるRTC、RLTCと、TC抽出手段61から得ら
れるCTCとから、求めるタイムカウンタをLTCとす
ると、
【0048】
【数7】
【0049】でタイムカウンタを求めることができるの
で、求めた値を表示回路10と通過点記憶手段64とに
出力し、処理を終了する。通過点記憶手段64から得ら
れる通過位置を含むプログラムのTOC情報と、TOC
情報獲得手段63から得られる現在位置を含むプログラ
ムのTOC情報とが同一でなく、駆動制御手段66から
得られた走行モードが順方向(テープ1がテープ終端に
向かって走行している)であった場合は、通過点記憶手
段64から得られるRTC、RLTC、ETCnrと、
TC抽出手段61から得られるCTCと、TOC情報獲
得手段63から得られるSTCncから、求めるタイム
カウンタをLTCとすると、
【0050】
【数8】
【0051】でタイムカウンタを求めることができるの
で、求めた値を表示回路10と通過点記憶手段64とに
出力し、処理を終了する。通過点記憶手段64から得ら
れる通過位置を含むプログラムのTOC情報と、TOC
情報獲得手段63から得られる現在位置を含むプログラ
ムのTOC情報が同一でなく、駆動制御手段66から得
られた走行モードが逆方向(テープ1がテープ始端に向
かって走行している)であった場合は、通過点記憶手段
64から得られるRTC、RLTC、STCnrと、T
C抽出手段61から得られるCTCと、TOC情報獲得
手段63から得られるETCncから、求めるタイムカ
ウンタをLTCとすると、
【0052】
【数9】
【0053】でタイムカウンタを求めることができるの
で、求めた値を表示回路10と通過点記憶手段64とに
出力し、処理を終了する。以上のようにしてタイムカウ
ンタをゼロリセットしたテープ位置からテープを走行さ
せながら逐次タイムカウンタを算出し、算出した結果を
通過位置の情報として次の位置の算出に活用すること
で、テープ上に記録された主情報の記録単位と一意に対
応する正確なタイムカウンタを実現することができ、編
集等を行う際に有効であるテープ媒体の再生装置を実現
することができる。
【0054】以上がこの発明の第1の実施の形態の説明
であるが、請求項1における位置情報再生手段は再生信
号処理回路7とTC抽出手段61とに対応し、TOC情
報記憶手段はメモリ3に対応し、TOC情報獲得手段は
メモリ読出手段6とTOC情報読出手段60とTOC情
報獲得手段63とに対応し、積算再生時間算出手段はタ
イムカウンタ算出手段65に対応する。
【0055】次に、この発明の第2の実施の形態につい
て説明する。第2の実施の形態のVTRは、第1の実施
の形態のVTRと図1〜図5に対応する全体構成,サブ
コード情報は同一であり、メモリ3の内容もほぼ同一で
あるが、この実施の形態ではTOC情報に各プログラム
の順序情報が付加される。図8,図9は第2の実施の形
態におけるテープ1に記録されたプログラムとメモリ3
に記憶されているTOC情報との関係を示す図であり、
図9は図8の状態からプログラム4が上書きされた状態
を示し、図8,図9のそれぞれ(a)はテープ1上に記
録されているプログラムの状態の模式図であり、それぞ
れ(b)は(a)に対応するメモリ3のTOC情報を示
すメモリマップである。44はプログラムの順序番号の
記憶領域である。
【0056】図8(b)においては、プログラム1,
2,3の順序番号はそれぞれ1,2,3となっており、
プログラム4の上書き記録が行われた後の図9(b)で
はテープ1上の順序に従い、プログラム3の順序番号は
5になり、プログラム4の順序番号が3になり、プログ
ラム5の順序番号が4になる。このようにしてテープ1
上のプログラムの順序情報を常に保持するようにしてい
る。
【0057】次に、この実施の形態のVTRが表示用の
タイムカウンタを作成する方法について説明する。この
実施の形態におけるタイムカウンタは、第1の実施の形
態におけるタイムカウンタと基本的には同一であるが、
ゼロ点が与えられているとき、現在位置がどこにあって
も作成できるという利点がある。
【0058】図10は、タイムカウンタ作成時のマイコ
ン9の内部処理を示すブロック図であり、70はTC抽
出手段61から得られるTCと、RDT抽出手段62か
ら得られるRDTと、TOC情報読出手段60から得ら
れるTOC情報とから、現在のテープ位置が含まれるプ
ログラムの順序番号を検出する順序番号検出手段、71
はキー入力回路11からカウンタリセットの指示がきた
時、TC抽出手段61が出力するTCと、順序番号検出
手段70が出力する順序番号とを記憶しておくゼロ点記
憶手段、72はゼロ点記憶手段71が出力するゼロ点の
TCと順序番号と、順序番号検出手段70が出力する現
在位置の順序番号と、TC抽出手段61が出力する現在
位置のTCの値と、TOC情報読出手段60が出力する
任意の順序番号のプログラムの開始位置のTCと終了位
置のTCとから、現在位置のタイムカウンタを算出する
タイムカウンタ算出手段である。
【0059】動作の説明の前に、この実施の形態におい
て使用される変数、定数について説明しておく。 STCn:順序番号nのTOC情報の記録開始位置TC ETCn:順序番号nのTOC情報の記録終了位置TC RDTn:順序番号nのTOC情報の記録開始位置のR
DT CTC :現在位置の(TC抽出手段61が出力する)
TC CRDT:現在位置の(RDT抽出手段62が出力す
る)RDT ZTC :ゼロ点でのTC n0 :ゼロ点を含むプログラムの順序番号 nc :現在位置を含むプログラムの順序番号 まず、順序番号検出手段70の動作について、さらに図
11を用いて説明する。図11は順序番号検出手段70
の動作を示すフローチャートである。
【0060】順序番号検出手段70は、TC抽出手段6
1よりCTCを得、RDT抽出手段62よりCRDTを
得て、ステップ300において自由変数mに1を代入す
る。ステップ301、302で、順序番号mのプログラ
ムに現在位置のTCが含まれているかどうかを判別す
る。つまり、
【0061】
【数10】
【0062】であるかどうかを調べる。数10を満たさ
ない場合はステップ305に進んでmに1を加算し、再
びステップ301に戻る。mが、数10を満たした場
合、ステップ303に進んで現在位置のRDTが、TO
C情報の内容から算出されるRDTと一致するかどうか
を判別する。一致しない場合は、ステップ305に進
み、mに1を加算してステップ301に戻る。一致して
いた場合はステップ304でmを順序番号として出力
し、処理を終了する。
【0063】次に、ゼロ点記憶手段71の処理について
説明する。キー入力回路11からカウンタリセットの指
示があったとき、またはカセット2が新たにこの実施の
形態のVTRに挿入されたとき、ゼロ点記憶手段71は
順序番号検出手段70の出力する順序番号と、TC抽出
手段61の出力するTCとを、それぞれn0、ZTCと
して記憶しておく。カセット2が挿入されたときには駆
動回路8に指示をしてテープ1を少しだけ走行させ、再
生信号処理回路7にサブコード情報が入力されるように
する。
【0064】次に、タイムカウンタ算出手段72の動作
について説明する。タイムカウンタ算出手段72の動作
はゼロ点を含むプログラムの順序番号(n0)と現在位
置を含むプログラムの順序番号(nc)の大小によって
大きく3つに分けることができる。求めるタイムカウン
タ値をLTCとすると、n0<ncの場合は、
【0065】
【数11】
【0066】となり、n0>ncの場合は、
【0067】
【数12】
【0068】となり、n0=ncの場合は、
【0069】
【数13】
【0070】となる。上記の式の計算を図12で示して
いる。図12はタイムカウンタ算出手段72の動作を示
すフローチャートである。ステップ310とステップ3
11でn0とncの比較を行い、ステップ312以下の
処理が数11の処理であり、ステップ318以下の処理
が数12の処理であり、ステップ325の処理が数13
の処理である。それぞれの処理が終了すると、ステップ
326でLTCを表示回路10に出力して処理を終了す
る。
【0071】n0<ncの場合、ステップ312,31
3で、数11の最初の2項の加算を行う。次に、最終項
の加算を行うため、ステップ314で自由変数mに(n
0+1)を代入する。ステップ315ではmがncと等
しいかどうか、つまり加算処理が終了したかどうかを判
別する。等しければ加算を終了してステップ326に進
む。等しくなければステップ316で順序番号mのプロ
グラムの長さ(順序番号mのプログラムのTOCの開始
位置情報と終了位置情報との差)をLTCに加算し、ス
テップ317でmに1を加算してステップ315に戻
る。
【0072】n0>ncの場合、ステップ318,31
9で数12の最初の2項の加算を行う。次に、最終項の
加算を行うため、ステップ320で自由変数mに(nc
+1)を代入する。ステップ321ではmがn0と等し
いかどうか、つまり加算処理が終了したかどうかを判別
する。等しければ加算を終了し、ステップ324で得ら
れたLTCの符号を反転してステップ326に進む。等
しくなければステップ322で順序番号mのプログラム
の長さ(順序番号mのプログラムのTOCの開始位置情
報と終了位置情報との差)をLTCに加算し、ステップ
323でmに1を加算してステップ321に戻る。
【0073】n0=ncの場合、ステップ325で現在
位置のTCとゼロ点のTCとの差を単純に求めてLTC
とし、ステップ326に進む。以上のようにして、タイ
ムカウンタ算出手段72がタイムカウンタを算出するこ
とで、テープ1上の任意の2点間の積算再生時間を求め
ることができるので、テープ1上に記録された主情報の
記録単位と一意に対応する正確なタイムカウンタをどこ
を基準点にしても、どこのテープ位置においても算出で
き、編集等を行う際に更に有効であるテープ媒体の再生
装置を実現することができる。
【0074】以上がこの発明の第2の実施の形態の説明
であるが、請求項2における位置情報再生手段は再生信
号処理回路7とTC抽出手段61とに対応し、TOC情
報記憶手段はメモリ3に対応し、TOC情報獲得手段は
メモリ読出手段6とTOC情報読出手段60と順序番号
検出手段70とに対応し、積算再生時間算出手段はタイ
ムカウンタ算出手段72に対応する。
【0075】また、第2の実施の形態のVTRにメモリ
3へデータを書き込むことのできる図示しないメモリ書
込手段(請求項3における情報書込手段)があれば、メ
モリ3内に、ゼロ点記憶手段71が記憶しているZTC
とn0を記憶する領域を設けて書き戻すことで、一度カ
セット2がイジェクトされた後でもゼロ点の情報を保存
でき、メモリ読出手段6がメモリ3内に記録されている
ゼロ点情報を出力し、ゼロ点記憶手段71に記憶させる
ことによって、カウンタリセットをするまでいつも同じ
テープ位置を同一のカウンタ値が示すタイムカウンタを
実現することができる。これは、従来のカセットを一度
取り出してしまうとLTCがリセットされてしまい、一
度設定した値を保存することができないVHS方式に対
して、テープ1を装置から取り出した後も取り出す前と
同じタイムカウンタを利用できるため、編集等を行う際
に非常に有効なテープ媒体の再生装置を実現することが
できる。
【0076】なお、第2の実施の形態で使用している順
序情報は、各プログラムのTOC情報のメモリ3内での
順序でもって順序情報としたり、TOC情報内に隣接す
るTOC情報へのポインタ情報を持たせる等することで
も実現可能である。
【0077】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載のテープ媒体の再生装置によれば、タイムカウン
タ値をプリセットした点から逐次タイムカウンタ値を求
めることで、テープ上に記録された主情報の記録単位と
一意に対応する正確なタイムカウンタ(積算再生時間)
を算出でき、編集等を行う際に有効であるテープ媒体の
再生装置を実現することができる。また、請求項2記載
のテープ媒体の再生装置によれば、テープ上の任意の2
点間の積算再生時間を求めることができるので、テープ
上に記録された主情報の記録単位と一意に対応する正確
なタイムカウンタ(積算再生時間)をどこを基準点にし
ても、どこのテープ位置においても算出でき、編集等を
行う際に更に有効であるテープ媒体の再生装置を実現す
ることができる。
【0078】また、請求項3記載のテープ媒体の再生装
置によれば、タイムカウンタ値をプリセットした点をT
OC情報記憶手段に記憶させることで、テープを装置か
ら取り出した後も取り出す前と同じタイムカウンタを利
用できるため、編集等を行う際に非常に有効なテープ媒
体の再生装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態のテープ媒体の再生装置
の構成を示すブロック図。
【図2】この発明の実施の形態のテープ媒体の再生装置
に用いるカセットの構造を示す図。
【図3】1本のトラックに記録されるサブコード情報の
内容を模式図。
【図4】この発明の第1の実施の形態におけるテープ1
に記録されたプログラムとメモリ3に記憶されているT
OC情報との関係を示す図。
【図5】図4の状態からプログラムが上書きされた場合
のテープ1に記録されたプログラムとメモリ3に記憶さ
れているTOC情報との関係を示す図。
【図6】この発明の第1の実施の形態においてタイムカ
ウンタ作成時のマイコン9の内部処理を示すブロック
図。
【図7】この発明の第1の実施の形態におけるTOC情
報獲得手段63の動作を示すフローチャート。
【図8】この発明の第2の実施の形態におけるテープ1
に記録されたプログラムとメモリ3に記憶されているT
OC情報との関係を示す図。
【図9】図8の状態からプログラムが上書きされた場合
のテープ1に記録されたプログラムとメモリ3に記憶さ
れているTOC情報との関係を示す図。
【図10】この発明の第2の実施の形態においてタイム
カウンタ作成時のマイコン9の内部処理を示すブロック
図。
【図11】この発明の第2の実施の形態における順序番
号検出手段70の動作を示すフローチャート。
【図12】この発明の第2の実施の形態におけるタイム
カウンタ算出手段72の動作を示すフローチャート。
【図13】従来のテープ媒体の再生装置であるDVCを
用いてテープ始端以外の未記録領域から記録開始をした
テープのテープ位置とタイムコードとの関係を示す図。
【符号の説明】
1 テープ 2 カセット 3 メモリ 4 シリンダ 5 コネクタ 6 メモリ読出回路 7 再生信号処理回路 8 駆動回路 9 マイクロコンピュータ 10 表示回路 11 キー入力回路 12 モニタ 13 カセットハーフ 21 タイムコードのフレーム 22 タイムコードの秒 23 タイムコードの分 24 タイムコードの時 25 記録日時情報の秒 26 記録日時情報の分 27 記録日時情報の時 28 記録日時情報の日 29 記録日時情報の月 30 記録日時情報の年 33 プログラム1の記録領域 34 プログラム2の記録領域 35 プログラム3の記録領域 36 未記録領域 37 テープ始端 38 プログラム2の記録開始点 39 プログラム3の記録開始点 40 プログラム3の記録終了点 41 プログラム1のTOC情報の記憶領域 42 プログラム2のTOC情報の記憶領域 43 プログラム3のTOC情報の記憶領域 44 順序情報の記憶領域 45 開始タイムコードの記憶領域 46 終了タイムコードの記憶領域 47 記録開始点のRDTの記憶領域 48 空き領域 49 プログラム4の記録領域 50 プログラム5の記録領域 51 プログラム4の記録開始点 52 プログラム4の記録終了点 53 プログラム4のTOC情報の記憶領域 54 プログラム5のTOC情報の記憶領域 60 TOC情報読出手段 61 TC抽出手段 62 RDT抽出手段 63 TOC情報獲得手段 64 通過点記憶手段 65 タイムカウンタ算出手段 66 駆動制御手段 70 順序番号検出手段 71 ゼロ点記憶手段 72 タイムカウンタ算出手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体であるテープと、主情報の前記
    テープ上への記録により作成されるプログラムの記録開
    始点および記録終了点の位置情報からなるTOC情報を
    記憶しているTOC情報記憶手段とを有するカセットテ
    ープを再生するテープ媒体の再生装置であって、 前記テープ上に記録されている主情報の記録位置に応じ
    て予め与えられた規則で前記テープ上に記録された位置
    情報を再生し出力する位置情報再生手段と、 前記テープ上で互いに隣接するかまたは未記録領域を挟
    んで隣り合う第1のプログラムと第2のプログラムとが
    存在し、前記第1のプログラムに含まれる第1のテープ
    位置と前記第2のプログラムに含まれる第2のテープ位
    置とが与えられたとき、前記第1のプログラムの前記T
    OC情報と前記第2のプログラムの前記TOC情報とを
    前記TOC情報記憶手段から獲得するTOC情報獲得手
    段と、 前記位置情報再生手段から得られた前記第1のテープ位
    置の位置情報および前記第2のテープ位置の位置情報
    と、前記TOC情報獲得手段から得られた前記第1のプ
    ログラムのTOC情報および前記第2のプログラムのT
    OC情報とから、前記第1のテープ位置と前記第2のテ
    ープ位置との間の積算再生時間を算出する積算再生時間
    算出手段とを設けたことを特徴とするテープ媒体の再生
    装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体であるテープと、主情報の前記
    テープ上への記録により作成されるプログラムの記録開
    始点および記録終了点の位置情報と前記プログラムの順
    序情報とからなるTOC情報を記憶しているTOC情報
    記憶手段とを有するカセットテープを再生するテープ媒
    体の再生装置であって、 前記テープ上に記録されている主情報の記録位置に応じ
    て予め与えられた規則で前記テープ上に記録された位置
    情報を再生し出力する位置情報再生手段と、 前記テープ上で第1のプログラムと第2のプログラムと
    が第3のプログラムを挟んで存在し、前記第1のプログ
    ラムに含まれる第1のテープ位置と前記第2のプログラ
    ムに含まれる第2のテープ位置とが与えられたとき、前
    記第1のプログラムの前記TOC情報と前記第2のプロ
    グラムの前記TOC情報と前記第3のプログラムの前記
    TOC情報とを前記TOC情報記憶手段から獲得するT
    OC情報獲得手段と、 前記位置情報再生手段から得られた前記第1のテープ位
    置の位置情報および前記第2のテープ位置の位置情報
    と、前記TOC情報獲得手段から得られた前記第1のプ
    ログラムのTOC情報,前記第2のプログラムのTOC
    情報および前記第3のプログラムのTOC情報とから、
    前記第1のテープ位置と前記第2のテープ位置との間の
    積算再生時間を算出する積算再生時間算出手段とを設け
    たことを特徴とするテープ媒体の再生装置。
  3. 【請求項3】 TOC情報記憶手段へ、第1のプログラ
    ムの順序情報と第1のテープ位置の位置情報とを書き込
    む情報書込手段を設けたことを特徴とする請求項2記載
    のテープ媒体の再生装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003028032A1 (fr) * 2001-09-19 2003-04-03 Sony Corporation Lecteur/enregistreur et procede de lecture/enregistrement

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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