JP3606109B2 - 記録再生情報管理装置および記録再生情報管理方法 - Google Patents

記録再生情報管理装置および記録再生情報管理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気記録媒体上に記録した番組や再生した番組などの情報を容易に管理することができる記録再生情報管理装置および記録再生情報管理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、磁気記録再生装置(以下VTRという)で映像や音声を記録した磁気テープを管理する方法としては、番組などの記録内容などを書き込んだラベルをテープカートリッジに貼り付けて管理することが一般的であった。
【0003】
ところが、記録内容などは日々更新されるため、更新の度に記録内容を書き込んだラベルを書き加えたり、貼り替えたりする必要があった。
【0004】
そこで、テープカートリッジにメモリを搭載し、このメモリに番組などの記録内容を記憶する方法が提案されている。
【0005】
しかし、テープカートリッジにメモリを搭載すると、テープカートリッジのコストが高くなり、テープカートリッジ自体が高価になるという問題があった。
【0006】
また、VTR本体にメモリとバーコードリーダーを搭載し、テープカートリッジにテープ識別用のバーコードを貼り付けるという方法も提案されているが、テープカートリッジへのバーコードの貼付という煩わしい作業が発生するという問題があった。
【0007】
更に、VTR本体にメモリを搭載し、テープカートリッジ内の磁気テープのVブランキングにテープ識別用の信号を付加する方法も考えられるが、テープを識別するためには磁気テープを通常の速度で再生しなければならないので、識別に利用するには不便であり、磁気テープの始端や終端にテープ識別用の信号を付加した場合には、磁気テープを所定の位置にしなければならないためテープの識別に時間がかかり非常に不便であった。
【0008】
ところで、VTRにおいては、磁気テープ上に複数の番組を記録する場合、各番組の先頭位置に頭出し用信号を記録しておき、例えばユーザーが録画済テープから所望の番組を再生したい場合には、VTRを一旦サーチモードに設定して頭出し用信号が再生できる位置までビデオテープを早送りした後、再生モードに切り換えて見たい番組であるか否かを確認するようになされている。なお、このような頭出し用信号としてはVISS(VHS index search system)がある。これは、記録トラックが斜め方向に記録された下端部に沿って形成されるCTL(コントロールトラック)にS磁気領域とN磁気領域の比率を変えて交互に記録することにより、所定間隔で立ち上がる再生信号に対して再生信号の降下位置を変化させ、このパルス信号のデューティー比を変化させることによりディジタルデータの「1」及び「0」に対応するデータを記録し、「0」を両端として、「1」を61±3ビット、合計63±3ビットの頭出しコードを記録するものである。
【0009】
また、4桁の数字を指定して、指定したアドレスに磁気テープを送る、高速頭出しに用いられる頭出し用信号の記録データとしては、いわゆるVASS(VHS address search system)がある。VASSとは上述したコントロールトラックにS磁気領域とN磁気領域の比率を変えて交互に記録することにより、所定間隔で立ち上がる再生信号に対して再生信号の降下位置を変化させ、このパルス信号のデューティー比を変化させることによりディジタルデータの「1」及び「0」に対応するデータを記録し、4ビットBCD(Binary coded decimal)4桁(書き込みはMSBより開始し、4桁の位取りは書き込み順で千,百,十,一となる)の番地コードを記録するシステムである。
【0010】
このVASSによって記録された番地コードをテープ上に録画された番組の頭出し以外に利用することが特開平4−90176号に記載されている。同公報によれば、ビデオカセットのコントロールトラックの先頭位置に各ビデオカセットに固有の4桁の番地コードを記録し、VTRのメモリに番地コードに対応した管理データを記憶させるもので、管理データとしては、番組名や録画年月日などを入力している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
記録した番組をすぐに再生することができない場合は、記録したが再生したどうかを番組毎に再生して確認する必要があり、また、再生したかどうかをユーザが全て記憶しておくことは困難であり、この状態は記録した番組の数が増えれば増えるほど、記録してからの時間が経過すればするほど発生するため、記録した番組や再生した番組に関する情報の管理が極めて煩雑になるという問題点を有していた。
【0012】
また、一度記録した番組の上に別の番組を上書きした場合には、前に記録されていた番組関する情報が消えてしまったり、テープに記録されている状態を正確に反映しないものとなったりして、記録した番組等に関する情報の管理が極めて煩雑になるという問題点を有していた。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述した課題を解決するために、記録媒体2に対応するライブラリ情報を記憶する記憶手段5と、前記記録媒体2を識別する記録媒体識別IDを前記記録媒体2に形成したコントロールトラック上に書き込むためのコントロールヘッド3とから成り、再生時に、前記記録媒体2のコントロールトラック上に書き込まれた記録媒体識別IDを読み取り、前記記録媒体識別IDに対応したライブラリ情報を前記記憶手段5より読み出すことを特徴とする記録再生情報管理装置であって、記録された領域の少なくとも一部に後から他の番組が上書きされた場合に、前記記録媒体2に対応するライブラリ情報を前記記録再生装置に内蔵されている前記記憶手段5から読み出し、上書きれたことを示す情報を前記ライブラリ情報に追加して前記記憶手段5に書き込むと共に、上書きされたことを表示する手段を備えたことを特徴とする記録再生情報管理装置を提供するものである。
さらに、記録媒体2に形成したコントロールトラックに、記録媒体識別IDを繰り返し記録し、前記記録媒体2に記録された記録媒体識別IDに対応するライブラリ情報を記録再生装置に内蔵した記憶手段5から読み出すことを特徴とする記録再生情報管理方法であって、記録された領域の少なくとも一部に後から他の番組が上書きされた場合に、前記記録媒体2に対応する前記ライブラリ情報を前記記録再生装置に内蔵されている前記記憶手段5から読み出し、上書きれたことを示す情報を前記ライブラリ情報に追加して前記記憶手段5に書き込むと共に、上書きされたことを表示することを特徴とする記録再生情報管理方法を提供するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る記録再生装置について図面を参照して説明する。図1は本発明に係る記録再生装置の一実施例を示す図である。同図において、1はテープカートリッジ、2は磁気テープ、3はコントロールヘッド、4はサーボ回路、5はメモリ、6はCPUである。なお、VTRの基本的な記録再生部については省略する。以下の説明では、VTRとしては、磁気テープを回転ドラムに対して走行させることにより形成される傾斜トラックにアナログ信号で映像信号や音声信号を記録するものや、同様に形成される、例えば、傾斜トラックが1秒間に60本ずつ形成され、各傾斜トラックにはMPEG方式で圧縮処理され、所定のパケット形態で傾斜トラックの長手方向にたデジタル信号の形式で映像信号や音声信号が順次記録されるものを一例として説明する。
【0015】
テープカートリッジ1に内蔵された磁気テープ2のコントロールトラックへの書き込みはCPU6からの情報によりサーボ回路4を制御し、コントロールヘッド3によって行われる。このとき、CPU6からの情報としては、VTR固有の識別情報(ID)である機器ID、テープ固有の識別情報(ID)であるテープID、絶対アドレスが含まれている。この絶対アドレスとしては、例えば、時間・分・秒等のタイムコードや所定の周期で積算していくカウンター値等が利用される。
【0016】
テープIDとは、VTRがテープカートリッジを識別するためにテープカートリッジ個々に管理用として割り付ける番号であり、テープカートリッジがVTRに挿入されたときにVTRが磁気テープ上のテープIDを自動認識するように構成すれば、ユーザーが意識する必要はない。なお、テープIDの割り付けは新しいテープカートリッジが挿入された場合、又はテープカートリッジを挿入したがテープIDが読み取れない場合など、テープIDが確定していない状態で磁気テープに録画を開始した時点で行われる。
【0017】
また、機器IDとは磁気テープに記録を行った機器個体を区別するために割り付ける番号であり、同じ機能を持つ他のVTRでの誤判別を防止する。
【0018】
機器ID、テープID、絶対アドレスなどの情報が磁気テープ2のコントロールトラックに書き込まれるのと同時に、CPU6によって、例えば、放送局からEPG(電子番組情報)等により送信される番組に関する情報やユーザーが手動で入力した情報、VTRの内蔵時計による時刻情報など(以下これらの情報をライブラリ情報という)がテープIDに対応する形でVTR内のメモリ5に記憶される。
【0019】
ライブラリ情報としては、番組記録年月日曜日、記録開始時刻、記録終了時刻、記録時間、番組タイトル(EPG経由で供給される場合はこれを自動的に取得し、番組タイトルがEPG等で供給されない場合はVTR中に設けられた、例えば、かな漢字変換機能等の入力機能を使用して番組タイトルをユーザが手動で入力)、チャンネル番号(地上波放送のチャンネル番号、衛星放送(BS/CS))、記録(録画)モード(アナログ標準記録モード、アナログ長時間記録モード、デジタル標準記録モード、デジタル長時間記録モード)、番組の音声形式(2カ国語放送、ステレオ放送)、番組ジャンル(ドラマ、スポーツ、バラエティー、趣味、映画、子供向け、ショッピング、教育、ニュース、音楽、アニメ、シリーズ、ショー、芸術・教養、スペシャル、その他、未設定)、少なくとも一部が後から上書きされことを示す上書き情報、記録した番組を再生したかどうかを示す情報等がある。
【0020】
上書き情報としては、例えば、既に記録された番組の記録開始位置と記録終了位置の間に別の記録が行われた場合は、蓄積されているライブラリ情報に上書きされたことを示すフラグを付加して、ライブラリ情報の表示を行う際には、上書きフラグが立っている番組については、後述するような上書きされたことを示す表示を行う。
【0021】
また、番組が記録されたテープの途中に上書きされた場合は、上書きした番組に関する上述した各種のライブラリ情報をVTRのメモリ5に蓄積すると共に記録が終了した時点で、前に記録されていた番組の記録部分がどのくらい残っているかを前の番組の記録開始位置・記録終了位置と、後から記録した番組の記録開始位置・記録終了位置から判断して、前の番組の記録のうち上書きされていない部分が多い方を前の番組に関する新たなライブラリ情報として更新してVTRのメモリ5に蓄積する。
【0022】
例えば、前の番組Aが60分間記録されていて、記録開始後10分の位置から新たな番組Bが30分間上書き記録された場合は前の番組の記録が10分(0分から10分まで)と、20分(40分から60分まで)二分割されてしまうので、記録の残っている長い方、つまり、番組Aに関しては20分(40分から60分まで)の記録を番組Aの新たなライブラリ情報としてVTRのメモリ5に更新して書き込む。
【0023】
記録した番組を再生したかどうかの情報に関しては、記録時にフラグをたてておき、記録した番組を再生するとこのフラグを解除する。再生については記録した番組を全て再生した場合にフラグを解除する、あるいは記録した番組全体を再生しなくても一部だけでも再生した場合はフラグを解除する様に構成することが可能である。一般的には記録した番組を再生したが、内容が予想外で番組全体を再生する必要がない場合などの場合も想定されるので、このような場合に対応するためには一部だけ再生した際にフラグを解除するよう構成する。
【0024】
また、磁気テープ2からのライブラリ情報の読み出しは以下の手順に従って行われる。テープカートリッジ1がVTRに挿入されると、コントロールヘッド3によって磁気テープ2上のコントロールトラックが走査され、得られた機器IDが当該VTRと一致するかを判別する。一致した場合には機器IDと共に得られたテープIDによってCPU6はテープの種類を特定し、ライブラリ情報が格納されているメモリ5からテープIDに対応するライブラリ情報を取得する。そして、必要に応じてVTRの映像出力からライブラリ情報を出力し、図示しないテレビ受像機に表示する。
【0025】
次に、コントロールトラックへのライブラリ情報の記録方法について説明する。コントロールトラックには「0」パルス又は「1」パルスに対応する記録電流を記録するが、このとき、例えば、N磁極領域を60+10%から60−5%とすることで「0」パルスとすることができ、同様にN磁極領域を27.5±3%とすることで「1」パルスとすることができる。
【0026】
このようにコントロール信号のデューティー比を変えてコントロールトラックに情報を記録するが、コントロールトラックにはタイムコードが繰り返し記録されている。1サイクルのタイムコードは、「0」を両端として「1」を9ビット、合計11ビットのヘッダと、4ビットBCD(Binary coded decimal)4桁(書き込みはMSBより開始し、4桁の位取りは書き込み順で千,百,十,一となる)のユーザーデータと、BCD6桁のタイムコードデータ、及び4ビットのチェックサムとからなる合計50ビットから成る(図2参照)。
【0027】
このタイムコードのフォーマットを利用して機器ID、テープID、絶対位置情報などの情報を記録する。また、必要に応じて番組を区別する番組IDを付加しても良い。機器ID、テープID及び番組IDはタイムコード中のユーザーデータ領域に記録し、絶対位置情報はタイムコードデータ領域に記録する。
【0028】
機器ID、テープID、番組IDの3つのデータはそれぞれBCD4桁の数値で表し、タイムコード中のユーザーデータ領域に順番に繰り返し記録している。一方、タイムコード中のタイムコードデータにはテープ先頭からの位置をNTSCのEPモードの速度に換算した時間で示す「絶対アドレス」を繰り返し記録している。つまりタイムコードはヘッダを除くと図2に示すように機器ID、絶対アドレス、テープID、絶対アドレス、番組ID、絶対アドレスの順番で繰り返し記録されている(図3参照)。
【0029】
そして、VTRに内蔵したメモリ5には機器IDが登録されており、機器に挿入されたテープカートリッジ1が当該VTRで使用されているものかどうかを判別する。テープカートリッジ1が当該VTRで使用されているものであるときには、次にテープIDを参照し、これに対応する上述したようなライブラリ情報(番組タイトルや記録ソース、番組カテゴリ、録画モード、などの放送局から送信されるかユーザーが手動で入力するかVTRの内蔵時計など機器本体より得られる情報)をメモリ5より読み出して必要に応じてテレビ受像機などに表示する。
【0030】
このようにVTRに内蔵したメモリ5にテープ情報及び番組情報などのライブラリ情報を記録する方式では、同様なシステムを内蔵した他のVTRにテープカートリッジ1を挿入しても、機器IDが異なるため正確な番組情報を得られない。そこで、VTRに内蔵したメモリ5に格納されている当該磁気テープ2のテープ情報及び番組情報の中から全ての情報又は主要な情報のみをメモリ5から読み出して、磁気テープ2のコントロールトラックに記録する。そして、他のVTRでその情報を読み出して内蔵メモリに情報をコピーする方法が考えられる。以下、テープカートリッジを搬送する場合のライブラリ管理について説明する。
【0031】
まず、ライブラリ情報を磁気テープ2に書き込む方法について図4を参照して説明する。録画開始時にはコントロールトラックにVISSが書き込まれ、その後、機器ID、テープID、番組ID、絶対アドレスを記録したタイムコードが書き込まれる。データの書き込みに当たって、録画開始地点にあるVISS、機器ID、テープID、番組ID、絶対アドレスは番組の頭出しに必須な情報であるから、これらの情報は残しておかなければならない。そのためには番組開始地点のVISSからある程度離れた地点からライブラリ情報のデータを書き込む必要がある。
【0032】
そこで、テープカートリッジ1を挿入した後、磁気テープ2を先頭に巻き戻し、一番先頭にある番組のVISSを探す。次に、このVISSから順に記録されている機器ID、テープID、番組ID、絶対アドレスを保護するために、これらの情報が書き込まれている一連の領域を1サイクルとして数サイクル分テープを送る。本実施例では3サイクル分送っている。そして、送った位置よりタイムコードのユーザーデータ(機器ID、テープID、番組IDが記録されている部分)部分に当該テープのライブラリ情報をBCD4桁の数値に変換して書き込む。
【0033】
このとき、書き込み、読み出しエラーを考慮して書き込むデータのライブラリ情報を1セットとした場合、これを数セット繰り返して書き込む。また、この1セットのデータの前後にはデータ開始点及びデータ終了点を示す情報を付加している。このように磁気テープ2のコントロールトラックには、まずVISSが書き込まれ、その後にタイムコードが繰り返し記録されているが、タイムコード中のユーザーデータ領域には機器ID、テープID、番組IDを一組とした識別情報が3サイクル分記録されており、データ開始点、テープ情報、番組情報、データ終了点を一組として数サイクル分記録されている(図5参照)。
【0034】
なお、データを書き込むときには、データを書き込むトラックのある番組の次に位置する番組の先頭にあるVISS、機器ID、テープID、番組ID、絶対アドレスを消去しないように、その番組(データを書き込むトラックのある番組)が一定の長さ以上であること(データを書き込むのに十分な長さであること)を予め確認する。
【0035】
次に、磁気テープ2からのライブラリ情報の読み込み方法について説明する。まず、磁気テープ2のコントロールトラックをコントロールヘッド3で走査し、機器IDが異なるかどうかを判別する。機器IDが異なると確定した場合には磁気テープ2を先頭の位置まで巻き戻し、一番先頭にある番組のVISSを探す。VISSが見つかったら、機器ID、テープID、番組IDを書き込んだ3サイクル分テープを送り、そこから、前述した記録フォーマットに従ってデータを読み取っていく。またこのとき、磁気テープ2を通常の再生速度ではなく、高速に走行させても、データの記録にコントロールトラックを使用しているため読み取ることが可能である。読み取ったデータは所望のデータ形式に変換し、ライブラリ情報となる。そして、VTRに内蔵されたメモリ5に当該テープカートリッジに対応するデータとして記憶する。
【0036】
なお、番組の記録時にVISSが書き込まれなかった場合には磁気テープ2上に記録された機器ID及びテープIDから挿入されたテープカートリッジ1を特定し、このテープカートリッジ1に対応するライブラリ情報をメモリ5より読み出す。そして、一番先頭にある番組のアドレス(VASS)を指定し、磁気テープ2を送る。その後、機器ID、テープID、番組IDを書き込んだ3サイクル分テープを送り、そこから前述した記録フォーマットに従ってデータを読み取っていく。以下の動作はVISSが記録されている場合と同様である。
【0037】
本実施例におけるライブラリ情報としてはテープ情報と番組情報とがあるが、テープ情報には(1)テープタイトル (2)テープ厚 (3)テープ長 (4)(4)テープ使用開始日時 (5)最終更新日時 が含まれ、番組情報には(1)番組ID (2)番組タイトル (3)録画ソース (4)録画モード&記録方式 (5)番組開始位置 (6)番組終了位置 (7)記録形式&信号形式(8)番組カテゴリ (9)記録開始日時 (10)記録終了日時 が含まれる。そして、これらの情報の全てを磁気テープ2に記録し、他のVTRに転送した場合には、転送元のVTRと同様にテープカートリッジ1の管理が可能となる。一方、上述した情報の一部(内容閲覧用のデータと頭出し用のデータのみ)を磁気テープ2に記録し、他のVTRに転送した場合には、一時的に使用されるテープカートリッジ1として扱われ、テープカートリッジ1を他のVTRから取り出した後には内蔵したメモリ5の内容も消去される。
【0038】
以下に、ライブラリ情報の表示の一例について説明する。図6から図13はライブラリ情報の表示の一例を説明するための図、図14はリモコンのキーの配置を示す図である。
【0039】
VTRのリモコンの図14に示す「メニュー」キーを押すと図6に示す画面が表示される。この画面では、「モード選択」、「時刻合わせ」、「チャンネル合わせ」、「ガイドチャンネル合わせ」、「ナビゲーション」の5つの機能の選択が可能である。ここで例えば、図14に示すリモコンの「カーソル」キーでカーソルCをナビゲーションにあわせて図14に示す「決定」キーを押すと、図7に示すナビゲーションの画面に移る。
【0040】
図7示すナビゲーション画面では「検索」、「タイトル編集」、「ジャンル編集」、「ライブラリ削除」、「オプション」の選択が可能である。例えば、カーソルCを図14に示すリモコンの「カーソル」キーで「検索」の表示にあわせて、図14に示す「決定」キーを押すと図8に示す検索メニューの画面に移る。この画面では「テープ番号」、「ジャンル」、「見ていない番組」の選択が可能である。ここで例えば、カーソルCを図14に示す「カーソル」キーで「テープ番号」に合わせて図14に示す「決定」キーを押すと図9に示すテープ番号検索画面に移る。
【0041】
図9に示すテープ番号検索画面では、テープ番号N、テープタイトルT、およびデジタル記録された場合を示す「D」が表示される。ここで例えば、テープ番号として「0007」のテープを選択する場合は、カーソルCを図14に示すリモコンの「カーソル」キーで0007に合わせて図14に示す「決定」キーを押すことにより、テープ番号0007に記録されている番組の情報が図10に示すように表示される。テープ0007には1つの番組しか記録されていないため、記録された番組の情報として、番組数1、テープの記録時間150分、テープ残量145分が表示され、その下に記録日(5月14日(金))、タイトル、記録後に別の番組が上書きがされたことを示すマークAが1行に表示され、最下段には記録された番組の詳細情報が表示される。この詳細情報としては、例えば、記録年月日曜日(1999年5月14日(金))、記録時間(午後6:16〜午後6時31分)、デジタル記録を示すマークB、番組のチャンネル(図10にはCS放送よりの記録例が表示「CS」)、記録時間が表示される。
【0042】
1本のテープに複数の番組が収録されている場合は、例えば、図9で示したテープ番号検索画面で0004のテープを選択した場合は、図11に示す表示になる。図11に示すようにテープ番号0004のテープには5つの番組が記録され、テープの記録時間は160分で、テープ残量は139分で、記録された番組はいずれも5月11日(火)に記録されていることが表示されているこの中で詳細情報を確認したい番組については、図14に示すリモコンの「カーソル」キーでカーソルCをあわせることにより最下段に詳細情報が表示される。図11では「風とともに去りぬ」にカーソルCを合わせた例を示しており、「風とともに去りぬ」の詳細情報は記録年月日曜日が1999年5月11日(火)、記録開始時間が午後7時00分、記録終了時間が午後7時5分、「標準モード」での記録、ジャンルは「映画」、放送モードは「ステレオ放送」、記録種別は「タイマー録画」、記録したチャンネルは「3」チャンネル、記録時間は「5分間」であることが表示されている。
【0043】
カーソルCを他の番組に合わせれば詳細情報の表示は変化する。さらに、例えば、「風とともに去りぬ」を再生したい場合は、テープ0004をVTRに装填し、図11に示すように「風とともに去りぬ」に図14に示す「カーソル」キーにてカーソルCを合わせた状態で、図14に示すリモコンの「決定」キーを押すことにより自動的に記録開始箇所の頭出しと再生とが順次行われる。
【0044】
また、図8に示す検索メニューで「見ていない番組」にカーソルCを図14に示すリモコンの「カーソル」キーであわせて「決定」キーを押すことにより、記録をしたが、まだ見ていない番組の一覧(図12)が表示される。
図12に示すようにVTRで過去に記録されたうち、見ていない番組が記録されたテープ番号と番組タイトルとが表示される。ここで、再生を希望する番組に図14に示すリモコンの「カーソル」キーでカーソルCをあわせて、図12ではテープ番号0007の「番組の一部が上書きされた」にカーソルCをあわせた例を示しており、この状態で図14に示す「決定」キーを押すことにより、表示が図10に移り、さらにこの状態で図14に示す「決定」キーを押すと記録開始箇所までの頭出しとそれに続く再生とが順次行われる。
【0045】
また、図8に示した「検索メニュー」の「ジャンル」にカーソルCを図14に示すリモコンの「カーソル」キーで合わせて図14に示す「決定」キーを押すことにより画面が図13に示すジャンル検索画面に移る。ジャンル検索画面では番組ジャンルの一覧が表示されており、所望のジャンルに図14に示す「カーソル」キーを使用してカーソルCを合わせてから図14に示す「決定」キーを押すことにより図示していないジャンル一覧表示へ画面が切換わり、所望のジャンルが記録されているテープ番号と番組タイトルが表示される。
【0046】
また、テープがVTRに装填されている状態で、図14に示すリモコンに設けられた「ナビゲーション」キーを押すと装填されているテープに記録されている番組の一覧が表示される。例えば、VTRにテープ番号0004のテープが装填されている場合は、図14に示すリモコンの「ナビゲーション」キーを押すと図11に示した画面が表示される。
【0047】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明に係る記録再生情報管理装置および記録再生情報管理方法によれば、ライブラリ情報をVTR本体に内蔵したメモリに記憶するようにするばかりでなく、記録はしたが、誤って少なくとも一部が上書きされてしまった番組については、上書きが行われたことを示す表示がされるようにした。これにより、再生せずに迅速に記録状態を確認することが可能となり、記録した番組や再生した番組の情報の管理を極めて容易に行うことができるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録再生装置におけるコントロールトラックへのライブラリ情報の読み書きを示すブロック図である。
【図2】タイムコードのフォーマットを示す図である。
【図3】ユーザーデータに機器ID、テープID、番組IDを記録し、タイムコードデータに絶対アドレスを記録した状態を示す図である。
【図4】磁気テープのコントロールトラックにライブラリ情報を上書きする工程を示す図である。
【図5】磁気テープのコントロールトラックにライブラリ情報を上書きした状態を示す図である。
【図6】ライブラリ情報の表示の一例を示す図である。
【図7】ライブラリ情報の表示の一例を示す図である。
【図8】ライブラリ情報の表示の一例を示す図である。
【図9】ライブラリ情報の表示の一例を示す図である。
【図10】ライブラリ情報の表示の一例を示す図である。
【図11】ライブラリ情報の表示の一例を示す図である。
【図12】ライブラリ情報の表示の一例を示す図である。
【図13】ライブラリ情報の表示の一例を示す図である。
【図14】リモコンのキーの配置を示す図である。
【符号の説明】
1 テープカートリッジ
2 磁気テープ
3 コントロールヘッド
4 サーボ回路
5 メモリ
6 CPU

Claims (2)

  1. 個々の記録媒体に対応するライブラリ情報を記憶する記憶手段と、
    前記個々の記録媒体を識別する記録媒体識別IDを前記記録媒体に形成したコントロールトラック上に書き込むためのコントロールヘッドとから成り、
    再生時に、前記記録媒体のコントロールトラック上に書き込まれた記録媒体識別IDを読み取り、前記記録媒体識別IDに対応したライブラリ情報を前記記憶手段より読み出すことを特徴とする記録再生情報管理装置であって、
    前記記録媒体における番組が記録された領域の少なくとも一部に後から他の番組が上書きされた場合に、前記記録媒体に対応するライブラリ情報を前記記憶手段から読み出し、上書きれたことを示す情報を前記ライブラリ情報に追加して前記記憶手段に書き込むと共に、上書きされたことを表示する手段を更に備えたことを特徴とする記録再生情報管理装置。
  2. 記録媒体に形成したコントロールトラックに、記録媒体識別IDを繰り返し記録し、
    前記記録媒体に記録された記録媒体識別IDに対応するライブラリ情報を記録再生装置に内蔵した記憶手段から読み出すことを特徴とする記録再生情報管理方法であって、
    前記記録媒体における番組が記録された領域の少なくとも一部に後から他の番組が上書きされた場合に、前記記録媒体に対応する前記ライブラリ情報を前記記憶手段から読み出し、上書きれたことを示す情報を前記ライブラリ情報に追加して前記記憶手段に書き込むと共に、上書きされたことを表示することを特徴とする記録再生情報管理方法。
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