JPH09190033A - 回転部材及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

回転部材及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置

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JPH09190033A
JPH09190033A JP8018455A JP1845596A JPH09190033A JP H09190033 A JPH09190033 A JP H09190033A JP 8018455 A JP8018455 A JP 8018455A JP 1845596 A JP1845596 A JP 1845596A JP H09190033 A JPH09190033 A JP H09190033A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドラムフランジの感光体ドラムへの取り付け
を確実なものとする。 【解決手段】 ドラムシリンダ7aと樹脂フランジ16
を、金属の締結部材20を介して結合する。樹脂フラン
ジには金属の中心軸13が圧入されており、中心軸と締
結部材が嵌合、締結し、芯ズレ精度の向上も図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば複写機やレー
ザービームプリンター、ファクシミリ等の電子写真画像
形成装置に用いられる回転部材及び画像形成装置及び前
記画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジに関
するものである。
【0002】ここで電子写真画像形成装置は、電子写真
画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成するも
ので、例えば電子写真複写機、電子写真プリンター(例
えば、LEDプリンター、レーザービームプリンター
等)電子写真ファクシミリ装置、及び、電子写真ワード
プロセッサー等が含まれる。
【0003】またプロセスカートリッジとしては、帯電
手段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感光
体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを
電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするもの
である。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の
少なくとも一つと電子写真感光体とを一体的にカートリ
ッジ化して電子写真画像形成装置本体に着脱可能とする
ものである。更に、少なくとも現像手段と電子写真感光
体とを一体的にカートリッジ化して電子写真画像形成装
置本体(以下、画像形成装置本体という)に着脱可能と
するものをいう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は後述の従来技
術を更に発展させたものである。
【0005】そこで本発明の目的とするところは高速−
高寿命の画像形成装置又はプロセスカートリッジにも対
応する、より確実な金属製回転部材と樹脂部材の結合構
成を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
画像形成装置に用いられる回転部材において、金属製の
中空円筒形のシリンダと、前記シリンダの端部に嵌入さ
れた樹脂部材と、前記樹脂部材の中心に有する金属の中
心軸と、前記中心軸に結合されると共に前記シリンダと
結合される金属締結部材と、を有する事を特徴とする回
転部材である。
【0007】本発明の第2の発明は前記金属締結部材は
内周に複数の突起部を有する嵌合穴を有し、前記金属の
中心軸は前記金属締結部材の嵌合穴と嵌合して前記嵌合
穴の内周の突起部が前記金属の中心軸に圧接されている
事を特徴とする第1の発明に記載の回転部材である。
【0008】本発明の第3の発明は前記金属締結部材は
軸用止め輪のCリング形状で弾性を有し、前記金属の中
心軸は周方向の溝を有し、前記金属締結部材は前記金属
の中心軸の周方向の溝と締まりばめ嵌合で同軸を成す事
を特徴とする第1の発明に記載の回転部材である。
【0009】本発明の第4の発明は前記金属締結部材は
外周に複数の突起部が形成されており、前記金属締結部
材の外周に形成されている突起部が前記シリンダの内周
面と圧接されている事を特徴とする第1又は第2の発明
に記載の回転部材である。
【0010】本発明の第5の発明は前記シリンダは端部
の外周につば部を有し、前記金属締結部材は前記シリン
ダのつば部にカシメ結合されている事を特徴とする第1
又は第2の発明に記載の回転部材である。
【0011】本発明の第6の発明は前記シリンダは外周
に周方向の溝を有し、前記金属締結部材は、前記シリン
ダの外周の溝にカシメ結合されている事を特徴とする第
1又は第2の発明に記載の回転部材である。
【0012】本発明の第7の発明は前記シリンダは内周
側の周方向に配列する複数の係合穴を有し、前記金属締
結部材は外周に複数の突起部が形成されており、前記金
属締結部材の外周に形成されている突起部が前記シリン
ダの内周に設けられている複数の係合穴と係合する事を
特徴とする第1又は第2もしくは第3の発明に記載の回
転部材である。
【0013】本発明の第8の発明は前記樹脂部材は、つ
ば部を有し、このつば部により前記シリンダの長手方向
に対する樹脂部材の位置決めがされる事を特徴とする第
4又は第7の発明に記載の回転部材である。
【0014】本発明の第9の発明は前記樹脂部材は、前
記金属締結部材により前記シリンダの長手方向に対する
位置決めがされる事を特徴とする第5又は第6の発明に
記載の回転部材である。
【0015】本発明の第10の発明は前記回転部材とは
外周に感光層を有する金属製円筒形シリンダの電子写真
感光体である事を特徴とする第1の発明に記載のプロセ
スカートリッジ又は画像形成装置の回転部材である。
【0016】本発明の第11の発明は前記回転部材とは
プロセス手段を構成する現像剤担持体である事を特徴と
する第1の発明に記載のプロセスカートリッジ又は画像
形成装置の回転部材である。
【0017】本発明の第12の発明は画像形成装置に用
いられる回転部材において、金属製の中空円筒形のシリ
ンダと、このシリンダの内周に嵌合する嵌合部外周に溝
底に突起部を複数有する周方向の溝を有する樹脂部材
と、前記樹脂部材の中心に有する金属の中心軸と、前記
樹脂部材の周方向の溝に嵌合すると共に溝底の突起部と
嵌合する下穴を有し前記シリンダの内周に圧接する切り
起し部を備えた金属締結部材と、を有することを特徴と
する画像形成装置の回転部材である。
【0018】本発明の第13の発明は前記回転部材とは
外周に感光層を有する金属製円筒形シリンダである事を
特徴とする第12の発明に記載のプロセスカートリッジ
又は画像形成装置の回転部材である。
【0019】本発明の第14の発明は前記回転部材とは
プロセス手段を構成する現像剤担持体である事を特徴と
する第12の発明に記載のプロセスカートリッジ又は画
像形成装置の回転部材である。
【0020】本発明の第15の発明は画像形成装置本体
に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、金属製の
中空円筒形のシリンダと、前記シリンダの端部に嵌入さ
れた樹脂部材と、前記樹脂部材の中心に有する金属の中
心軸と、前記中心軸に結合されると共に前記シリンダと
結合される金属締結部材と、を有する電子写真感光体
と、前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、を
有することを特徴とするプロセスカートリッジである。
【0021】本発明の第16の発明はプロセスカートリ
ッジを着脱可能で、記録媒体に画像を形成する画像形成
装置において、 a.金属製の中空円筒形のシリンダと、前記シリンダの
端部に嵌入された樹脂部材と、前記樹脂部材の中心に有
する金属の中心軸と前記中心軸に結合されると共に前記
シリンダと結合される金属締結部材と、を有する電子写
真感光体と、前記電子写真感光体に作用するプロセス手
段と、を有するプロセスカートリッジを取り外し可能に
装着するための装着手段と、 b.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有す
ることを特徴とする画像形成装置である。
【0022】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た画像形成装置においては、電子写真感光体及び前記電
子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカート
リッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に
着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されて
いる。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置の
メンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身で
行うことができるので、格段に操作性を向上させること
ができた。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、画
像形成装置において広く用いられている。
【0023】このようなプロセスカートリッジにあって
は、感光体ドラムや現像手段である現像剤担持体(現像
スリーブ)などの回転体は長手方向両端に樹脂製のフラ
ンジ及びフランジギア等の樹脂部材を圧入又は接着等に
よって取り付け、フランジに取り付けられている中心軸
と枠体が嵌合して回転可能となっている。
【0024】〔発明の実施の形態の説明〕以下、本発明
の実施の形態を図面に従って説明する。
【0025】(実施の形態イ)図1に、本発明にかかわ
るプロセスカートリッジを使用した画像形成装置(プリ
ンタ)の概略を図示する。この画像形成装置は、帯電装
置等を内蔵したプロセスカートリッジを着脱自在に装着
した電子写真プロセス利用のレーザビームプリンターで
ある。
【0026】画像形成装置は、下部筐体1と下部筐体1
に対して開閉自在な上部筐体2とを有する。上部筐体2
は、下部筐体1の奥側(図1の左側)のヒンジ支持軸3
を中心に矢印イ方向に回動自在に支持され、開放位置
(同図二点鎖線)と閉鎖位置(同図の実線)とをとり、
開放位置においてプロセスカートリッジB(後に詳述)
は矢印ロ方向の着脱動作が可能となる。
【0027】上部筐体2が閉鎖され、所定位置に配置さ
れたプロセスカートリッジBの手前側(同図右側)に
は、露光装置の主要部をなすレーザスキャナユニット6
が配置され、その下方には、画像形成対象となるシート
材Pを収容したシートカセット27が配置されている。
シートカセット27の下流側には、シート材Pの搬送方
向に沿って、給紙ローラ34、レジストローラ対35、
転写ガイド36、転写手段として転写用帯電器26、搬
送部材37、定着器29等が配置されている。なお、こ
れらの部材は、全て下部筐体1側に配置されている。
【0028】これに対し、上部筐体2側には、定着器2
9の下流の排紙ローラ31、排紙トレイ32、反射ミラ
ー33、そしてプロセスカートリッジBが配置されてい
る。
【0029】プロセスカートリッジBは、図2に示すよ
うに、トナーを収納するトナー枠体12aに現像枠体1
2cを接合しこの枠体にクリーニング枠体12bを結合
したカートリッジ枠体12内に、被帯電体としての回転
自在の感光体ドラム7と、帯電ローラ8aを回転自在に
備えた帯電手段8と、現像ローラ10cを回転自在に支
持した現像手段10と、クリーニングブレード11aと
廃トナー溜め11cを有するクリーニング手段11との
4個のプロセス機器を一体的に収容しており、、カート
リッジ枠体12の上面には露光窓9が穿設され、下面に
は感光体ドラム7の転写開口部4を開閉可能に閉鎖する
開閉カバー5が配置されている。この開閉カバー5は、
プロセスカートリッジBが、画像形成装置のプリンタ本
体から取り出されているときや、上部筐体2が開放され
たときは、閉鎖位置に移動して、感光体ドラム7の感光
面を隠蔽保護する。
【0030】次に画像形成の概略を説明する。プリント
スタート信号に基づいて、感光体ドラム7は矢印K1方
向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆
動される。感光体ドラム7の外周面にはバイアス電圧が
印加された帯電手段8の帯電ローラ8aが接触してい
て、この帯電手段8によって感光体ドラム7の外周面
は、一様均一に帯電される。
【0031】レーザスキャナユニット6からは、目的画
像情報の時系列的電気デジタル画素信号に対応して変調
されたレーザ光Lが出力され、これが反射ミラー33に
よって反射され、さらにカートリッジ枠体12の上面の
露光窓9からカートリッジ枠体12内に入光して感光体
ドラム7の帯電面を走査露光する。これにより、感光体
ドラム7の外周面には目的画像情報に対応した静電潜像
が形成されていく。この静電潜像は、現像手段10の現
像ブレード10bによって層厚規制されて現像ローラ1
0c上に塗布された現像剤(トナー)によって現像され
る。トナーはトナー枠体12a中のトナー送り部材10
aにより、トナー枠体12aから現像枠体12cへ送り
込まれる。
【0032】一方、シートカセット27から給紙ローラ
34によってシート材Pが1枚だけ給紙されて、レジス
トローラ対35によりレーザの出力するタイミングとあ
わせて転写ガイド36を通じて感光体ドラム7と転写帯
電器26との間の転写位置へ供給される。これにより感
光体ドラム7側のトナー像がシート材Pに順次転写され
ていく。
【0033】トナー像が転写されたシート材Pは、感光
体ドラム7から分離されて搬送部材37によって定着器
29に搬送され、定着ローラ29aと加圧ローラ29b
とのニップ部を通することでトナー像の定着処理を受
け、排紙ローラ31により、排紙トレイ32に排紙され
る。転写後の感光体ドラム7は、クリーニング手段11
のクリーニングブレード11aにより外周面上の残留ト
ナーが除去されこのトナーはスクイシート11bにより
廃トナー溜め11cへ導かれる。そして再び、感光体ド
ラム7は帯電から始まる作像に供される。
【0034】図3は本発明のレーザビームプリンタの感
光体ドラム7及びその回りを示す図面である。感光体ド
ラム7は、アルミニウム製中空円筒のドラムシリンダ7
aの外周面に有機感光層を塗布してある。ドラムシリン
ダ7aの両端には例えばチタン酸カリウムウィスカ入り
ポリアミド樹脂で製作されたフランジ16が固定されて
いる。
【0035】次にドラムシリンダ7aとフランジ16の
取り付け構成を図4、図5に示す。フランジ16はドラ
ムシリンダ7aの内周7a1に嵌合する嵌合部16c端
部につば部16bを有する。つば部16bはドラムシリ
ンダ7aの端面に接している。嵌合部16cのつば部1
6bを設けた端部の軸方向の反対側端部には面取り部1
6c1が施されている。上述各部は何れも円筒形をして
いる。
【0036】樹脂フランジ16の中心穴16eには金属
の中心軸13が圧入してある。この中心軸13は樹脂フ
ランジ16の外側端に接するつば13aを有し、樹脂フ
ランジ16の軸方向の両側へ突出していて、外側の突出
部13bは枠体12bに支持されるジャーナル部であ
る。嵌合部16cの端面16c2には複数のボス16a
が設けてある。このボス16aは中心から同半径部分に
あり軸方向に平行な円筒形である。金属(リン青銅板、
ステンレス鋼板等)の締結部材20は嵌合穴20aを有
し、この嵌合穴20aは樹脂フランジ16の中心軸13
と嵌合している。またボス16aと嵌合する半径方向に
長い丸長穴20cを有し、回転方向のフランジ16に対
する金属の締結部材20の位置決めをする。嵌合穴20
aの円周には2個の切り起し部20b2が形成されてお
り、この切り起し部20b2は嵌合穴20a内周側から
外径方向へ切り目20b2−1を入れ根本20b2−2
で母材から折曲してある。
【0037】この切り起し部20b2の折曲方向は先端
がドラムシリンダ7a端面より見て根本20b2−2よ
り奥側にある方向である。この切り起し部20b2は締
結部材20を製作する過程の平板状ブランク状態におい
ては嵌合穴20aの内周より中心側へ突出しており、分
解して単体部材となっている状態においては切り起し部
20b2先端は嵌合穴20a内周より中心側へわずかに
突出している。
【0038】金属の締結部材20の外周部20b3は、
樹脂フランジ16の嵌合部16cの面取り部16c1の
端面16c2側の角部の直径とほぼ同直径であり、この
外周部20b3に等配して半径方向の外方へ向って4つ
の二股爪部20b1が設けられている。この二股爪部2
0b1は樹脂フランジ16の嵌合部16cの面取り部1
6c1に添う方向に面取り部16c1とは間をおくよう
に折曲されており、分解状態では、二股爪部20b1の
先端をとおる包絡円の直径はドラムシリンダ7aの内周
7a1の直径よりわずかに大である。
【0039】次に上述各部材の組立方法を述べる。
【0040】樹脂フランジ16の中心穴16eには予か
じめ金属の中心軸13のつば13aが樹脂フランジ16
の外側端面16dに接するように圧入されている。樹脂
フランジ16の嵌合部16c側の端面16c2側から突
出している金属の中心軸13に締結部材20の嵌合穴2
0aを押し込むと、切り起し部20b2は外周方向へ弾
力に抗して曲げられ、その先端は中心軸13の外周を圧
し乍ら中心軸13上の軸方向に締結部材20を滑らせ、
樹脂フランジ16の嵌合部端面16c2に締結部材20
の面を当接させる。その際に樹脂フランジ16のボス1
6aに締結部材20の丸長穴20cを嵌め合せる。この
状態に締結部材20を組付けた樹脂フランジ16の嵌合
部16c側をドラムシリンダ7a端部に押し込むと、先
ず締結部材20の二股爪部20b1が弾力に抗してその
先端を中心側へ曲げてドラムシリンダ7aの内周に入
り、ドラムシリンダ7aの内周に二股爪部20b1の先
端が接する。そのまま軸方向につば部16bがドラムシ
リンダ7aの端面に当接するまで押し込む。
【0041】上述のように組立てると図4に示すように
なる。図4において樹脂フランジ16が金属の中心軸1
3と共にドラムシリンダ7aから抜けようとする力が働
くと、締結部材20の二股爪部21b1がドラムシリン
ダ7aの内周7a1にくい込み、図4において締結部材
20は右方への移動を阻止され、同時に又、金属の中心
軸13が締結部材20の嵌合穴20aから図4において
抜け出そうとすると、切り起し部20b2が金属の中心
軸13にくい込み、金属の中心軸13が図4において右
方へ移動するのを阻止される。
【0042】従って、仮に樹脂フランジ16が耐久的に
クリープ等によりドラムシリンダ7aより軸方向へ移動
可能となっても、樹脂フランジ16はドラムシリンダ7
aに対して締結部材20により不動になっている。
【0043】尚、ドラムシリンダ7aと樹脂フランジ1
6が相対回転しようとしても、樹脂フランジ16に圧入
固定した中心軸13と締結部材20の切り起し部20b
2先端が中心軸13に相対移動できないようにくい込ん
でおり、又、締結部材20の二股爪部20b1がアルミ
ニウムのドラムシリンダ7a内周に相対移動できないよ
うにくい込んでいるので樹脂フランジ16とドラムシリ
ンダ7a間は相対回転しない。
【0044】〔実施の形態ロ〕次に実施の形態ロを図
6、図7に示す。前述の実施の形態イでは金属の締結部
材20をドラムシリンダ7aの長手方向内側に配置して
樹脂フランジ16に結合させる構成としたが、この実施
の形態ロでは樹脂フランジ17の外側に締結部材20を
配置して樹脂フランジ17およびドラムシリンダ7aと
結合させてある。この場合、樹脂フランジ17のつば部
17bは嵌合部17cから軸方向外側へ締結部材20の
二股爪部20b1間をとおる。即ち、樹脂フランジ17
の嵌合部17cの外側端面17dの外周側から軸方向外
側へ枝部17b1を延出してその先端に周方向4個所の
つば部17bを設ける。なお、中心軸14のつば14a
は樹脂フランジ17の軸方向内部側端面17c2に接す
るように設ける。
【0045】この実施の形態ロの締結部材20と実施の
形態イの締結部材20とは、嵌合穴20aの縁に設けた
切り起し部20b2の切り起し方向が締結部材20の板
面に対し実施の形態イでは二股爪部20b1とは互に反
対側であるのに対して、実施の形態ロでは共に同じ側で
ある点で相違し、その他の点は同一であり、切り起し部
20b2、二股爪部20b1の構成については実施の形
態イの説明を援用する。
【0046】又、樹脂フランジ17に設けるボス17a
は樹脂フランジ17の軸方向外側の端面17dに設けて
ある。上述の点を除いて実施の形態イとロは同じであ
る。
【0047】上記構成により、図6に示すように締結部
材20の嵌合穴20aの切り起し部20b2は、締結部
材20を中心軸14へ嵌入した際に、締結部材20が中
心軸14から抜け出さないように作用するが、樹脂フラ
ンジ17がドラムシリンダ7aから抜け出るのに対して
は関与しない。ただし、中心軸14の回動を阻止するこ
とにより、樹脂フランジ17の回動を阻止する。
【0048】樹脂フランジ17とドラムシリンダ7aの
嵌合がクリープ等により軸方向に相対移動可能となった
場合、つば部17bがあるため樹脂フランジ17はドラ
ムシリンダ7a内に入って行くことはない。中心軸14
を軸方向の外方へドラムシリンダ7aから引抜く方向へ
力が加わると、樹脂フランジ17は締結部材20を図6
において右方へ押す。すると二股爪部20b1はドラム
シリンダ7a内周7a1へのくい込み力を強め抜け出す
ことはない。又、中心軸14を回動しようとしても、締
結部材20の切り起し部20b2が中心軸14にくい込
んでいると共に二股部20b1がドラムシリンダ7aの
内周7a1にくい込んでいるので樹脂フランジ17は回
動しない。従って中心軸15から回転中心を保ってドラ
ムシリンダ7aは中心軸14と一体的に回転する。
【0049】〔実施の形態ハ〕次に実施の形態ハを図
8、図9、図10に示す。金属締結部材21はばね材料
で作られており、図10に示すように内外二重の一筆書
きの一体物であり、中心軸15の周方向の溝15aにそ
の溝底を圧するように嵌合する内輪部21aと同心の外
輪部21cが半径方向のつなぎ部21dでつながれてい
て内外輪部21a,21cは向きは反対であるがCリン
グ形状であり、外輪21cにはつなぎ部21dと工具係
止端部21e間の中間に外方へ向う二股爪部21bが設
けてある。金属締結部材21が単体の場合にこの二股爪
部21b先端は強制してドラムシリンダ7aの内周7a
1に圧入されるように、ドラムシリンダ7aの内周7a
1よりもやや大きい円上にあり、先端部は板面より軸方
向の外側へ向くように外輪部27cから折曲してある。
【0050】又、実施の形態ロで示した樹脂フランジの
つば部と、同様のつば部17b間に二股爪部21bの嵌
合する爪嵌合部17a2を樹脂フランジ17が備える。
穴用止め輪のCリング形状で外周に二股爪部21bを2
個有した弾性体の金属締結部材21を、樹脂フランジ1
7に圧入されている金属の中心軸15の周方向の溝15
aにしまりばめ嵌合させる。中心軸15はつば15bを
備える。弾性体の金属の締結部材21の二股爪部21b
は各々樹脂フランジ17のつば部17bの間の爪嵌合部
17a2に配置させ、弾性体の金属締結部材21の軸方
向の抜け止め及び回転止めとする。又、工具係止端部2
1eは前記爪嵌合部17a2に隣するつば部17b間に
配置する。そして、樹脂フランジ17のつば部17bが
ドラムシリンダ7aの端面と当接するまで軽圧入する
と、弾性体の金属締結部材21の二股爪部21bがドラ
ムシリンダ7aの内周7a1面に圧接し締結される。こ
の実施の形態ハによれば締結部材21の内周が金属の中
心軸15の溝15aにしまりばめして樹脂フランジ17
の回転止めとするほかは実施の形態ロと同様の作用効果
を奏する。
【0051】〔実施の形態ニ〕次に実施の形態ニを図1
1、図12、図13に示す。弾性のある穴用止め輪のC
リング状で前述の実施の形態ハの締結部材21とは、外
輪部22c外周に2つの突起部22bを有した点を除き
同一の金属締結部材22の内輪部22aを樹脂フランジ
17に圧入されている金属の中心軸15の溝15aにし
まりばめ嵌合させる。そして、締結部材22を半径方向
に圧縮させた状態で樹脂フランジ17をドラムシリンダ
7aに軽圧入にする。
【0052】ドラムシリンダ7aの端部には円周に複数
の係合穴7bが設けてあり、金属締結部材22の圧縮を
解除して突起部22bをドラムシリンダ7aの二つの係
合穴7bにはめる。
【0053】〔実施の形態ホ〕実施の形態ホを図14、
図15に示す。前述までは樹脂フランジでドラムシリン
ダ軸方向の位置を決め、ドラムシリンダの内周面で締結
部材が結合される構成としてきたが、次に締結部材によ
って樹脂フランジのドラムシリンダ軸方向の位置を決
め、ドラムシリンダの端部外周面で締結部材と結合され
る構成を説明する。
【0054】中心軸14と締結部材23の嵌合穴23a
回り及び樹脂フランジ18の関係は実施の形態ロ(図
6、図7参照)と同様であり、樹脂フランジ18には金
属の中心軸14が圧入されてあり、樹脂フランジ18の
一端にはボス18aが設けてある。そして金属の締結部
材23は嵌合穴23aを有し、樹脂フランジ18の中心
軸14と嵌合している。またボス18aと締結部材23
の丸長穴23cも嵌合させて回転方向の位置決めとす
る。嵌合穴23aの円周には2個の切り起し部23bが
形成されており、中心軸14と圧接される。
【0055】この実施の形態ホでは樹脂フランジ18の
外側端面18dに接する締結部材23の円板部23e外
周からドラムシリンダ7a内周7a1に嵌合する円筒部
23fの端部にドラムシリンダ7aの外つば部7c端面
に接する円板部23gを設け、円板部23g外周から円
板部23gに切り込み23hを入れ、この切り込み間の
爪部23dを等配して4個に備えている。ドラムシリン
ダ7aの端部には外つば部7cが設けられている。
【0056】前述のように支持軸14を圧入した樹脂フ
ランジ18に締結部材23を取付け後、次に樹脂フラン
ジ18を締結部材23の円板部23gがドラムシリンダ
7aの端面に当接するまで軽圧入する。締結部材23の
爪部23dをドラムシリンダ7aの外つば部7cに沿っ
て外つば部7cの裏側まで折り曲げてカシメ結合する。
【0057】〔実施の形態ヘ〕次に実施の形態ヘを図1
6、図17に示す。前の実施の形態ホではドラムシリン
ダ7aのつば部7cにカシメ結合をしたが、ドラムシリ
ンダ7aの端部外周に周方向の溝7dを設け、溝7dに
締結部材23の爪部23dを折曲してカシメ結合させる
のでもよい。又は締結部材23にフック状の爪を形成し
ておき、はめ込むようにしてもよい(この爪は図22に
示すフック部25aと同様な形状である)。
【0058】〔実施の形態ト〕次に実施の形態トを図1
8から図21に示す。つば19d付の樹脂フランジ19
はドラムシリンダ7aの内周7a1に軽圧入される嵌合
部19cの円周に設けられた周方向の溝19bの底に樹
脂フランジ19の中心線を含む断面において直角三角形
状の突起19aを複数有する。この突起部19aは図2
1に示すように溝19bの底から斜辺が外側へ向って高
くなっている。締結部材24はリング状で円周に組立時
樹脂フランジ19の溝19bに設けた突起19aに嵌合
する下穴24a1から軸方向に斜めに切り起した複数の
切り起こし部24aを有する金属の弾性体であり、自由
状態における切り起し部24a先端を通る包絡円外径は
ドラムシリンダ7aの内周7a1の直径より大である。
締結部材24を樹脂フランジ19の突起部19aを切り
起し部24aの下穴24a1に嵌合させて溝19bには
め込むと切り起し部24aが突起部19aの斜面に沿う
ようになっている。突起部19aは切り起し部24aの
下穴24a1との嵌合により樹脂フランジ19と締結部
材24の回転方向に相対運動ができないように位置が決
まる。また、突起部19aは切り起し部24aの姿勢を
固定させている。そして樹脂フランジ19をドラムシリ
ンダ7aの内周7a1に軽圧入すると締結部材24の切
り起し部24aがドラムシリンダ7aの内周7a1面に
圧接する。中心軸28は樹脂フランジ18に圧入固定さ
れるか樹脂フランジ19と一体成形される。
【0059】耐久的に樹脂フランジ19の嵌合部19c
とドラムシリンダ7aの内周7a1との嵌合がゆるくな
っても、締結部材24が樹脂フランジ19の溝19bに
嵌合しており、樹脂フランジ19と締結部材24は互に
軸方向に移動できない。又樹脂フランジ19の溝19b
の溝底の突起部19aに締結部材24の切り起し部24
aの下穴24a1が嵌合しているので締結部材24と樹
脂フランジ19は互に回転できない。即ち、樹脂フラン
ジ19と締結部材24は一体的となっており、締結部材
24の切り起し部24aがドラムシリンダ7aの内周7
a1に圧接している。しかも、樹脂フランジ19をドラ
ムシリンダ7aから引き出そうとする軸方向の力に対し
ては切り起し部24aが更に拡径しようとしてドラムシ
リンダ7aの内周にくい込む。又切り起し部24aが周
方向複数個所でドラムシリンダ7aの内周7a1に圧接
しているのでドラムシリンダ7aと樹脂フランジ19は
相対回転しない。
【0060】〔実施の形態チ〕図22、図23は実施の
形態チを示す。ドラムシリンダ7aの内周7a1に嵌合
する嵌合部のみを備えた樹脂フランジ18の中心穴18
aは画像形成装置本体30に着脱可能なプロセスカート
リッジBのクリーニング枠体12bに固定したドラム軸
(不図示)に回転自在に嵌合する。この樹脂フランジ1
8の外側端面には金属の締結部材25が一体成型又は接
着剤により一体的となるように結合されている。締結部
材25の中心には樹脂フランジ18の中心穴18aより
も少しく直径の大きい中心穴25bを有し、締結部材2
5の外周には軸方向に向けてフック部25aが周方向に
四等配して設けられている。フック部25aはドラムシ
リンダ7aの端部に設けたつば部7c裏側面に先端のフ
ック25a1が引っかかるようになっている。
【0061】ドラムシリンダ7aへの樹脂フランジ18
の取り付けに際し、フック部25aのドラムシリンダ7
aのつば部7cに接する側又は及びその相手となるつば
部7cに接着剤を塗布し、樹脂フランジ18をドラムシ
リンダ7aの内周7a1に軽圧入すると締結部材25の
フック部25aの導入部25a2がドラムシリンダ7a
のつば部7cに当ってフック部25aは弾力に抗して半
径方向外側へ押し拡げられ、つば部7cを越えるとフッ
ク部25aは復元してつば部7c背面に入る。
【0062】上述のようになっているので、樹脂フラン
ジ18とドラムシリンダ7aの内周7a1間にゆるみが
生じても締結部材25のフック部25aがドラムシリン
ダ7aと接着されているのでドラムシリンダ7aと樹脂
フランジ18は相対回転しない。又、フック部25aが
ドラムシリンダ7aのつば部7cに係合しているので樹
脂フランジ18がドラムフランジ7aから抜けるという
ことがない。
【0063】〔他の実施の形態〕前述は円筒形回転体で
ある感光体ドラムのフランジ結合構成についての説明で
あるが、同様に円筒形回転体である現像スリーブ、帯電
ローラ、転写ローラ等のフランジ結合構成としても適用
することが出来るのは明確である。
【0064】なお、上述実施の形態における中心軸とド
ラムシリンダを締結する締結部材の内周と外周との組合
わせには限定はなく、例えば内周を実施の形態イの切り
起し部20b2、外周が実施の形態ニの突起部22bの
組み合わせの締結部材であってもよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る発明
によれば、 (1)樹脂部材に金属締結部材を取り付け、樹脂部材は
ドラムシリンダに軽圧入嵌合とし、金属締結部材がドラ
ムシリンダと結合されるので樹脂部材がドラムシリンダ
より外れる事がない。樹脂部材をより強く圧入すると、
ドラムシリンダ端部の樹脂部材と圧入嵌合している部分
が少し膨らんでしまい、画像に悪影響を与えるのだが、
本発明では金属の締結部材を介してドラムシリンダと樹
脂部材が確実に結合されるので樹脂部材はドラムシリン
ダに対して軽圧入でよく、上記不具合は生じない。ま
た、従来のような感光体ドラムを樹脂フランジとカシメ
で結合する場合ドラムシリンダの長手方向をカシメの量
だけ長く伸ばさなければならないのだが、本発明ではド
ラムシリンダをカシメずに確実に結合させる構成として
いるのでドラムシリンダの長さを短くして省スペース化
を図る事が可能となる。
【0066】更に、実施の形態では、樹脂部材に圧入し
ている金属の中心軸と締結部材を同軸結合し締結部材を
ドラムシリンダが結合されている為例えば樹脂部材が環
境温度によって収縮・膨張し圧入がゆるくなってドラム
シリンダとガタが生じたとしても中心軸は締結部材と同
軸で結合されており、ドラムシリンダに対して芯ズレが
起こらない構成となっている。
【0067】上述の金属締結部材で樹脂部品に有する中
心軸と金属製の中空円筒形のシリンダを結びつけてある
ので樹脂部品が耐久的に上記シリンダに対してゆるい嵌
合となっても、中心軸は上記シリンダを保持して正確な
回転を保つことができる。
【0068】(2)上記(1)において、金属締結部材
の中心軸への嵌合穴に中心軸に接合する突起部を設ける
と、中心軸へ金属締結部材を差し込むだけで外れなくな
るので樹脂部材と金属締結部材を簡単に一体的にでき
る。
【0069】(3)上記(1)において金属締結部材が
軸用止め輪のCリング形状で、中心軸に周方向の溝を設
けて、中心軸の溝に金属締結部材をしまりばめすること
により樹脂部材と金属締結部材は一体的となる。
【0070】(4)上記(1)又は(2)において、金
属締結部材の外周にシリンダの内周に接合する突起を設
けると、組立容易で中心軸と上記シリンダが一体的とな
り、従って樹脂部品がシリンダに対して不動となる。
【0071】(5)上記(1)又は(2)において、シ
リンダの端部の外周につばを設け、金属締結部材をこの
つばにカシメることにより金属締結部材を容易にシリン
ダに固定でき、樹脂部品はシリンダに対して不動とな
る。
【0072】(6)上記(1)又は(2)において、シ
リンダの外周に周方向の溝を設けて金属締結部材をこの
溝にカシメると上記(5)と同効を得る。
【0073】(7)上記(1)又は(2)もしくは
(3)において、シリンダの内周に周方向に配列する係
合穴を有し、この係合穴に嵌入する突起部を金属締結部
材に設けると、上記(5)と同効を得る。
【0074】(8)上記(4)又は(7)においてシリ
ンダの長手方向に対する位置決めができるつば部を樹脂
部材に設けることにより、金属締結部材はシリンダの長
手方向の一方向のみ不動とするようにシリンダと中心軸
に接合すればよいので製作上、組立上簡単となる。
【0075】(9)上記(5)又は(6)において、金
属締結部材によりシリンダの長手方向の位置決めをする
と、樹脂部材はつば部を設ける必要がなく簡単な形状と
なる。 (10)上記(1)において、シリンダを電子
写真感光体としてプロセスカートリッジ又は画像形成装
置に採用して好適である。
【0076】(11)上記(1)において、シリンダを
現像剤担持体としてプロセスカートリッジ又は画像形成
装置に採用して好適である。
【0077】(12)樹脂部材の嵌合部外周の周方向の
溝の溝底に突起を設けて、締結部材に下穴がこの溝底の
突起に嵌合する切り起し部を設けて、切り起し部をシリ
ンダ内周と圧接すると、樹脂部材が軽圧入でシリンダに
組み込まれているため、シリンダ端部が拡径せず、又長
期的に樹脂部材とシリンダ間の嵌合がゆるくなっても、
締結部材が樹脂部材とシリンダの同心度を確保されると
共に樹脂部材がシリンダより抜け出すことがない。
【0078】(13)上記(12)において、シリンダ
を電子写真感光体としてプロセスカートリッジ又は画像
形成装置に採用して好適である。
【0079】(14)上記(12)においてシリンダを
現像剤担持体としてプロセスカートリッジ又は画像形成
装置に組み込んで好適である。
【0080】(15)画像形成部をカートリッジ化され
たプロセスカートリッジに金属シリンダの端部に嵌入さ
れた樹脂部材と、樹脂部材が有する金属中心軸とを有す
る電子写真感光体の中心軸とシリンダを金属締結部材で
結合するようにすると、シリンダと樹脂部材の嵌合が軽
圧入程度としても、長期にわたり、中心軸とシリンダの
同心度が保持され、且つ中心軸とシリンダの結合が保た
れ好適な電子写真感光体が得られる。
【0081】(16)上述(15)のプロセスカートリ
ッジを採用した画像形成装置において好適な結果を得
る。
【図面の簡単な説明】
図面は何れも実施の形態を示し、
【図1】プロセスカートリッジを着脱自在に備えた画像
形成装置の縦断面図である。
【図2】図1の画像形成装置に着脱されるプロセスカー
トリッジの縦断面図である。
【図3】感光体ドラムの支持構造を示す側面図である。
【図4】実施の形態イの縦断面図である。
【図5】図4の左方から見る樹脂部材と締結部材及び中
心軸の仕組品の正面図である。
【図6】実施の形態ロの縦断面図である。
【図7】図6の右方から見る樹脂部材と締結部材及び中
心軸の仕組品の正面図である。
【図8】実施の形態ハの縦断面図である。
【図9】図8の右方から見る樹脂部材と締結部材及び中
心軸の仕組品の正面図である。
【図10】実施の形態ハに用いられる締結部材の正面図
である。
【図11】実施の形態ニの縦断面図である。
【図12】図11の右方から見る樹脂部材と締結部材及
び中心軸の仕組品の正面図である。
【図13】実施の形態ニに用いられる締結部材の正面図
である。
【図14】実施の形態ホの縦断面図である。
【図15】図14の右方から見る正面図である。
【図16】実施の形態ヘの縦断面図である。
【図17】図16の右方から見る正面図である。
【図18】実施の形態トの縦断面図である。
【図19】樹脂部材と締結部材及び中心軸の仕組品の側
面図である。
【図20】実施の形態トの締結部材の斜視図である。
【図21】実施の形態トの要部拡大縦断面図である。
【図22】実施の形態チの縦断面図である。
【図23】実施の形態チの締結部材の正面図である。
【符号の説明】
1…下部筐体 2…上部筐体 3…ヒンジ支持軸 4…転写開口部 5…開閉カバー 6…レーザスキャナユニット 7…感光体ドラム 7a…ドラムシリンダ 7a1…内
周 7b…係合穴 7c…外つば部 7d…溝 8…帯電手段 8a…帯電ローラ 9…露光窓 10…現像手段 10a…トナー送り部材 10b…現
像ブレード 10c…現像ローラ 11…クリーニング手段 11a…クリーニングブレー
ド 11b…スクイシート 11c…廃トナー溜め 12…カートリッジ枠体 12a…トナー枠体 12b
…クリーニング枠体 12c…現像枠体 13…中心軸 13a…つば 13b…突出部 14…中心軸 14a…つば 15…中心軸 15a…溝 15b…つば 16…樹脂フランジ 16a…ボス 16b…つば部
16c…嵌合部 16c1…面取り部 16c2…端面
側 16d…外側端面 16e…中心穴 17…樹脂フランジ 17a…ボス 17b…つば部
17b1…枝部 17b2…爪嵌合部 17c…嵌合部
17c2…内部側端面 17d…外側端面 18…樹脂フランジ 18a…ボス 18d…外側端面 19…樹脂フランジ 19a…突起部 19b…溝 1
9c…嵌合部 19d…つば部 20…締結部材 20a…嵌合穴 20b1…二股爪部
20b2…切り起し部 20b2−1…切り目 20
b2−2…根本 20b3…外周部 20c…丸長穴 21…金属締結部材 21a…内輪部 21b…二股爪
部 21c…外輪部 21d…つなぎ部 21e…工具係止端部 22…金属締結部材 22a…内輪部 22b…突起部
22c…外輪部 23…締結部材 23a…嵌合穴 23a1…爪部 2
3b…切り起し部 23c…丸長穴 23d…爪部 2
3e…円板部 23f…円筒部 23g…円板部 24…締結部材 24a…切り起し部 24a1…下穴 25…金属締結部材 25a…フック部 25a1…フ
ック 25a2…導入部 25b…中心穴 26…転写帯電器 27…シートカセット 28…中心軸 29…定着器 29a…定着ローラ 29b…加圧ロー
ラ 30…画像形成装置本体 31…排紙ローラ 32…排紙トレイ 33…反射ミラー 34…給紙ローラ 35…レジストローラ対 36…転写ガイド 37…搬送部材

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置に用いられる回転部材にお
    いて、金属製の中空円筒形のシリンダと、前記シリンダ
    の端部に嵌入された樹脂部材と、前記樹脂部材の中心に
    有する金属の中心軸と、前記中心軸に結合されると共に
    前記シリンダと結合される金属締結部材と、を有する事
    を特徴とする回転部材。
  2. 【請求項2】 前記金属締結部材は内周に複数の突起部
    を有する嵌合穴を有し、前記金属の中心軸は前記金属締
    結部材の嵌合穴と嵌合して前記嵌合穴の内周の突起部が
    前記金属の中心軸に圧接されている事を特徴とする請求
    項1に記載の回転部材。
  3. 【請求項3】 前記金属締結部材は軸用止め輪のCリン
    グ形状で弾性を有し、前記金属の中心軸は周方向の溝を
    有し、前記金属締結部材は前記金属の中心軸の周方向の
    溝と締まりばめ嵌合で同軸を成す事を特徴とする請求項
    1に記載の回転部材。
  4. 【請求項4】 前記金属締結部材は外周に複数の突起部
    が形成されており、前記金属締結部材の外周に形成され
    ている突起部が前記シリンダの内周面と圧接されている
    事を特徴とする請求項1又は2に記載の回転部材。
  5. 【請求項5】 前記シリンダは端部の外周につば部を有
    し、前記金属締結部材は前記シリンダのつば部にカシメ
    結合されている事を特徴とする請求項1又は2に記載の
    回転部材。
  6. 【請求項6】 前記シリンダは外周に周方向の溝を有
    し、前記金属締結部材は、前記シリンダの外周の溝にカ
    シメ結合されている事を特徴とする請求項1又は2に記
    載の回転部材。
  7. 【請求項7】 前記シリンダは内周側の周方向に配列す
    る複数の係合穴を有し、前記金属締結部材は外周に複数
    の突起部が形成されており、前記金属締結部材の外周に
    形成されている突起部が前記シリンダの内周に設けられ
    ている複数の係合穴と係合する事を特徴とする請求項1
    又は2もしくは3に記載の回転部材。
  8. 【請求項8】 前記樹脂部材は、つば部を有し、このつ
    ば部により前記シリンダの長手方向に対する樹脂部材の
    位置決めがされる事を特徴とする請求項4又は7に記載
    の回転部材。
  9. 【請求項9】 前記樹脂部材は、前記金属締結部材によ
    り前記シリンダの長手方向に対する位置決めがされる事
    を特徴とする請求項5又は6に記載の回転部材。
  10. 【請求項10】 前記回転部材とは外周に感光層を有す
    る金属製円筒形シリンダの電子写真感光体である事を特
    徴とする請求項1に記載のプロセスカートリッジ又は画
    像形成装置の回転部材。
  11. 【請求項11】 前記回転部材とはプロセス手段を構成
    する現像剤担持体である事を特徴とする請求項1に記載
    のプロセスカートリッジ又は画像形成装置の回転部材。
  12. 【請求項12】 画像形成装置に用いられる回転部材に
    おいて、金属製の中空円筒形のシリンダと、 このシリンダの内周に嵌合する嵌合部外周に溝底に突起
    部を複数有する周方向の溝を有する樹脂部材と、前記樹
    脂部材の中心に有する金属の中心軸と、前記樹脂部材の
    周方向の溝に嵌合すると共に溝底の突起部と嵌合する下
    穴を有し前記シリンダの内周に圧接する切り起し部を備
    えた金属締結部材と、を有することを特徴とする画像形
    成装置の回転部材。
  13. 【請求項13】 前記回転部材とは外周に感光層を有す
    る金属製円筒形シリンダである事を特徴とする請求項1
    2記載のプロセスカートリッジ又は画像形成装置の回転
    部材。
  14. 【請求項14】 前記回転部材とはプロセス手段を構成
    する現像剤担持体である事を特徴とする請求項12記載
    のプロセスカートリッジ又は画像形成装置の回転部材。
  15. 【請求項15】 画像形成装置本体に着脱可能なプロセ
    スカートリッジにおいて、 金属製の中空円筒形のシリンダと、前記シリンダの端部
    に嵌入された樹脂部材と、前記樹脂部材の中心に有する
    金属の中心軸と、前記中心軸に結合されると共に前記シ
    リンダと結合される金属締結部材と、を有する電子写真
    感光体と、 前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、を有す
    ることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  16. 【請求項16】プロセスカートリッジを着脱可能で、記
    録媒体に画像を形成する画像形成装置において、 a.金属製の中空円筒形のシリンダと、前記シリンダの
    端部に嵌入された樹脂部材と、前記樹脂部材の中心に有
    する金属の中心軸と、前記中心軸に結合されると共に前
    記シリンダと結合される金属締結部材と、を有する電子
    写真感光体と、 前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、を有す
    るプロセスカートリッジを取り外し可能に装着するため
    の装着手段と、 b.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有す
    ることを特徴とする画像形成装置。
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