JPH09189600A - 車両音可聴化検出装置 - Google Patents

車両音可聴化検出装置

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JPH09189600A
JPH09189600A JP1824996A JP1824996A JPH09189600A JP H09189600 A JPH09189600 A JP H09189600A JP 1824996 A JP1824996 A JP 1824996A JP 1824996 A JP1824996 A JP 1824996A JP H09189600 A JPH09189600 A JP H09189600A
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JP
Japan
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sound
vehicle
specific sound
bandpass filter
signal
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Pending
Application number
JP1824996A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsunori Suzuki
達則 鈴木
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H K S KK
HKS Co Ltd
Original Assignee
H K S KK
HKS Co Ltd
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Publication date
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Priority to TW085115200A priority patent/TW329491B/zh
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Publication of JPH09189600A publication Critical patent/JPH09189600A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両にて発生する特定音を、簡素な構成によ
り、極めて直感的に知らせること。 【解決手段】 車両音可聴化検出装置において、車両に
設置されるマイクロホン12と、マイクロホン12の出
力信号から特定音の周波数帯域の信号を通過させるバン
ドパスフィルタ14と、バンドパスフィルタ14の出力
信号を特定音に再生出力せしめる音響出力手段(FM送
信機21と受信機22)とを有してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンのノッキ
ング音等の車両音可聴化検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンに発生する軽微なノッキング
は、燃費性能や機関性能を向上させる反面、重度のノッ
キングの発生は機関の損傷を招く虞れがある。
【0003】従来、ノッキング検出装置として、特開昭
58-201031 号公報、特開昭61-142367 号公報に記載の如
く、マイクロホンと、マイクロホンの出力信号からノッ
キング周波数帯域の信号を通過させるバンドパスフィル
タと、バンドパスフィルタの出力信号によりノッキング
を判定し、この判定結果に基づいてエンジンを制御する
制御信号を発生させる制御装置とを有してなるものがあ
る。
【0004】また、ノッキング警報装置として、特開昭
55-102727 号公報に記載の如く、エンジンの振動からノ
ッキング強度を判定するノッキング強度判定部と、ノッ
キングの強度に応じて警報信号を発生させる警報信号発
生部と、警報信号を音響出力する警報送出部とを有して
なるものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
には以下の如くの問題点がある。 従来のマイクロホンとバンドパスフィルタを用いるノ
ッキング検出装置では、ノッキング発生時にエンジン制
御のための制御信号を発生させるものの、乗員等にノッ
キングの発生を知らせるところがない。
【0006】従来の警報送出部を備えたノッキング警
報装置では、ノッキング強度を判定するノッキング強度
判定部や、ノッキング強度に応じた警報信号を発生させ
る警報信号発生部を新たに設ける必要があり、構成複雑
である。また、警報音は、生のノッキング音ではなく、
乗員等にノッキングの発生を直感的に知らせることに限
界がある。
【0007】本発明の課題は、車両にて発生する特定音
を、簡素な構成により、極めて直感的に知らせることに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、車両の運転時に発生する特定音を検出する車両音可
聴化検出装置において、車両に設置されるマイクロホン
と、マイクロホンの出力信号から特定音の周波数帯域の
信号を通過させるバンドパスフィルタと、バンドパスフ
ィルタの出力信号を特定音に再生出力せしめる音響出力
手段とを有してなるものである。
【0009】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記出力手段が、バンドパス
フィルタの出力信号を無線送信する無線送信機と、無線
送信機の送信信号を受信し、特定音を再生出力する無線
受信機とからなるものである。
【0010】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の本発明において更に、前記バンドパスフィル
タが、カットオフ周波数変更手段を備えてなるものであ
る。
【0011】請求項4に記載の本発明は、車両の運転時
に発生する特定音を検出する車両音可聴化検出装置にお
いて、車両に設置されるマイクロホンと、マイクロホン
の出力信号から特定音の周波数帯域の信号を通過させる
バンドパスフィルタと、バンドパスフィルタの出力信号
を無線送信する無線送信機とを有してなるようにしたも
のである。
【0012】請求項1に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 マイクロホンとバンドパスフィルタと音響出力手段と
を有するだけの簡素な構成により、車両に発生したノッ
キング音等の特定音そのものを生の状態で乗員等に送出
でき、当該特定音の発生を極めて直感的に知らせること
ができる。
【0013】特定音としては、ノッキング音の他、過給
機のタービン異音、変速機の異音、吸気音、排気音を挙
げることができる。特定音として、エンジン特定部の異
常音に限らず、正常音を採択するものであってもよい。
【0014】請求項2に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 音響出力手段として、無線送信機と無線受信機を用い
ることにより、例えばエンジンルームに設けた無線送信
機と、車室もしくは車外に設けた無線受信機との間で特
定音の信号を送受できる。従って、無線送信機の設置部
から無線受信機の設置部までの信号線の配線を不要とし
て装置構成を簡易にするとともに、特定音の発生状況を
車室内だけでなく遠隔の車外においても聴取できる。
【0015】請求項3に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 バンドパスフィルタにカットオフ周波数変更手段を備
えることにより、バンドパスフィルタが通過(抽出)せ
しめる周波数帯域を可聴化希望音に応ずるように任意に
変化させることができ、同一装置において複数種類の特
定音のいずれか(例えばノッキング音だけでなくタービ
ン異音等)を選択的に聴取できる。
【0016】請求項4に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 マイクロホンとバンドパスフィルタと無線送信機を有
するだけの極めて簡素な構成と、車室もしくは車外に設
置してあるラジオ等の無線受信機の併用により、車両に
発生したノッキング音等の特定音そのものを生の状態で
乗員等に送出でき、当該特定音の発生を極めて直感的に
知らせることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は車両音可聴化検出装置の一
例を示すブロック図である。
【0018】図1において、11はエンジンであり、1
2はエンジン11にて発生するノッキング音を集音し、
電気信号に変換するマイクロホンである。マイクロホン
12はエンジンルーム内のエンジン周辺に設置されてい
る。
【0019】マイクロホン12の出力信号は入力部13
を介してバンドパスフィルタ14に送られる。入力部1
3はインターフェース部とアンプ部とから構成されてい
る。バンドパスフィルタ14は、マイクロホン12の出
力信号から、ノッキング音の周波数帯域( 6KHz )以下
の周波数帯域をカットオフし、ノッキング音の周波数帯
域( 6KHz 〜 8KHz )と2次高調波の信号を通過(抽
出)させる。
【0020】バンドパスフィルタ14の出力信号は、
(a) FM送信機21と(b) ヘッドホン用アンプ31に送
出される。FM送信機21とヘッドホン用アンプ31の
両者に同時並行して送出してもよく、或いは両者の一方
に切換的に送出してもよい。
【0021】FM送信機21に送出された信号は、車載
ラジオ等の受信機22に向けて無線送信(FM波送信)
される。受信機22では、FM送信機21が送出した信
号を再生したノッキング音をスピーカから送出する。受
信機22は車室内だけでなく車外に設置してもよく、ノ
ッキングの発生状況を車内もしくは車外のいずれにおい
ても聴取確認できる。
【0022】ヘッドホン用アンプ31に送出された信号
は、端子を通じてヘッドホン32に送出され、車両乗員
によるノッキングの聴取確認が行なわれる。
【0023】ここで、バンドパスフィルタ14はカット
オフ周波数変更切替部15を備えている。カットオフ周
波数変更切替部15は、バンドパスフィルタ14のカッ
トオフ周波数を変更し、ノッキング音の周波数帯域以外
の他の可聴化希望音(例えばタービン異音等)の周波数
帯域の信号を通過(抽出)させることを可能とする。
【0024】従って、本実施形態によれば、下記〜
の作用がある。 マイクロホン12とバンドパスフィルタ14と音響出
力手段(FM送信機21と受信機22、もしくはヘッド
ホン用アンプ31とヘッドホン32)とを有するだけの
簡素な構成により、車両に発生したノッキング音等の特
定音そのものを生の状態で乗員等に送出でき、当該特定
音の発生を極めて直感的に知らせることができる。
【0025】音響出力手段として、無線送信機(FM
送信機)21と無線受信機(ラジオ等)22を用いるこ
とにより、例えばエンジンルームに設けた無線送信機2
1と、車室もしくは車外に設けた無線受信機22との間
で特定音の信号を送受できる。従って、無線送信機21
の設置部から無線受信機22の設置部までの信号線の配
線を不要として装置構成を簡易にするとともに、特定音
の発生状況を車室内だけでなく遠隔の車外においても聴
取できる。
【0026】バンドパスフィルタ14にカットオフ周
波数変更切替部15を備えることにより、バンドパスフ
ィルタ14が通過(抽出)せしめる周波数帯域を可聴化
希望音に応ずるように任意に変化させることができ、同
一装置において複数種類の特定音のいずれか(例えばノ
ッキング音だけでなくタービン異音等)を選択的に聴取
できる。
【0027】尚、本発明の実施において、複数のバンド
パスフィルタを併用する等により、周波数帯域の異なる
複数種類の特定音を同一機関内にて可聴検出可能とする
ものであってもよい。
【0028】また、本発明の実施においては、特定音の
うちで音の大きさ(強度)が一定レベルを超えたものの
みを音響出力手段にて再生出力せしめるものであっても
よい。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、車両にて
発生する特定音を、簡素な構成により、極めて直感的に
知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は車両音可聴化検出装置の一例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
11 エンジン 12 マイクロホン 14 バンドパスフィルタ 15 カットオフ周波数変更切替部 21 FM送信機 22 受信機 31 ヘッドホン用アンプ 32 ヘッドホン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の運転時に発生する特定音を検出す
    る車両音可聴化検出装置において、 車両に設置されるマイクロホンと、 マイクロホンの出力信号から特定音の周波数帯域の信号
    を通過させるバンドパスフィルタと、 バンドパスフィルタの出力信号を特定音に再生出力せし
    める音響出力手段とを有してなることを特徴とする車両
    音可聴化検出装置。
  2. 【請求項2】 前記音響出力手段が、 バンドパスフィルタの出力信号を無線送信する無線送信
    機と、 無線送信機の送信信号を受信し、特定音を再生出力する
    無線受信機とからなる請求項1記載の車両音可聴化検出
    装置。
  3. 【請求項3】 前記バンドパスフィルタが、カットオフ
    周波数変更手段を備えてなる請求項1又は2記載の車両
    音可聴化検出装置。
  4. 【請求項4】 車両の運転時に発生する特定音を検出す
    る車両音可聴化検出装置において、 車両に設置されるマイクロホンと、 マイクロホンの出力信号から特定音の周波数帯域の信号
    を通過させるバンドパスフィルタと、 バンドパスフィルタの出力信号を無線送信する無線送信
    機とを有してなることを特徴とする車両音可聴化検出装
    置。
JP1824996A 1996-01-08 1996-01-10 車両音可聴化検出装置 Pending JPH09189600A (ja)

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JP1824996A JPH09189600A (ja) 1996-01-10 1996-01-10 車両音可聴化検出装置
KR1019970706045A KR19980702639A (ko) 1996-01-08 1996-11-01 차량정보 표시장치
PCT/JP1996/003221 WO1997025593A1 (fr) 1996-01-08 1996-11-01 Affichage d'informations de vehicule
EP96935533A EP0841541A1 (en) 1996-01-08 1996-11-01 Vehicle information display
TW085115200A TW329491B (en) 1996-01-08 1996-12-09 Vehicle information display device
IDP970028A ID15820A (id) 1996-01-08 1997-01-08 Peralatan penayangan informasi kondisi kendaraan

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6360607B1 (en) * 1999-08-09 2002-03-26 Ford Global Technologies, Inc. Sound detector device

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040203