JPH0918943A - データ通信による移動通信端末の初期登録設定方式及びモジュラ端子付移動通信端末 - Google Patents

データ通信による移動通信端末の初期登録設定方式及びモジュラ端子付移動通信端末

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JPH0918943A
JPH0918943A JP7162568A JP16256895A JPH0918943A JP H0918943 A JPH0918943 A JP H0918943A JP 7162568 A JP7162568 A JP 7162568A JP 16256895 A JP16256895 A JP 16256895A JP H0918943 A JPH0918943 A JP H0918943A
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communication terminal
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JP7162568A
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Sanshiro Fukada
三四郎 深田
Yasumasa Kishi
泰正 岸
Tomoo Morohashi
知雄 諸橋
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KDDI Corp
Original Assignee
DDI Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動端末の使用開始前に、自己を特定するた
めの固有情報(例えば電話番号)を前記移動端末に初期
登録設定するにあたり、従来販売店に設置されていた固
有情報専用書込装置を介することなく、移動端末自身が
データ管理センタからデータ通信方式で固有情報を直接
入手し得るようにする方式を提供すること。 【構成】 自己を特定するための固有情報を移動端末1
に初期登録設定するため、使用開始前に端末に対して割
り当てるべき固有情報を保持したデータ管理センタ10
と、移動端末1及びデータ管理センタ10を相互接続す
るための電話回線網8と、データ管理センタ10に接続
された電話回線網8の一端に設けた、移動端末1を接続
するための手段(例えばモジュラ端子2)とを含んで構
成され、前記移動端末1からの呼び出しに応答してデー
タ管理センタ10が所定の固有情報を送出し、送出され
た固有情報を通信回線網経由で受け取った移動端末1
が、その固有情報を自己のメモリ中に登録設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動通信端末機器(無
線により、音声をはじめとする諸データを送受信するこ
とが可能な通信機器を指称し、例えば携帯用、自動車
用、船舶用などの端末がある。以下、「移動端末」とい
う。)とデータ管理センタとの間において直接的に移動
端末の初期登録設定を可能ならしめる移動端末の初期登
録設定方式および前記方式を実行するためのモジュラ端
子付移動端末に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体通信サービスの利用者が、移動端
末を使用して、移動体通信事業者の提供する通信サービ
スを利用する際、移動体通信事業者は、その利用者の特
定を行う必要がある。その特定のための利用者情報を以
下固有情報と呼び、その固有情報の一例を加入者電話番
号として例示する。
【0003】利用者の特定に必要な電話番号は、利用者
が移動端末から電話をかける以前に、利用者のもつ移動
端末より自動的に移動体通信事業者のネットワークに送
信され、ネットワークがもつ電話番号と照合される。照
合の結果、加入者の電話番号であることが確認される
と、移動体通信事業者は利用者を加入者と認めて、電話
がかけられる状態にする。また、電話がかかってきた際
には、移動端末は電話番号によりネットワークより呼び
出される。
【0004】従って、電話番号は、加入者がはじめて通
信サービスを利用する前に移動体通信事業者の管理セン
タより出力され、移動端末に入力され、端末内のメモリ
に保存される必要がある。従来かかる初期登録設定は、
加入者固有情報書込み装置(以下、「書込装置」とい
う。)によりなされ、電話番号等をデータ管理センタよ
り受け取り、移動端末に入力され、登録されていた。
【0005】しかしながら、書込装置を設置している移
動端末販売店は限定されており、書込装置を設置してい
ない販売店では、加入者が移動端末を購入後に、書込装
置を設置してある最寄りのサービスステーションに依頼
をして電話番号を移動端末に入力する必要がある。その
ため、購入直後に加入者が使用することは困難であっ
た。
【0006】また、電話番号が書き込まれていないメモ
リを有する移動端末に対して、電話番号を書き込むため
には、書込装置が必要となる。一方、移動端末販売店が
多いことは、移動端末の購入者にとって利便性が高い
が、反面、移動端末販売店が増加すれば書込装置は増加
する。そのため、多数の書込装置のメンテナンスにかか
る移動体通信事業者への負担が大きくなる。
【0007】さらに、従来の電話番号書込装置システム
は、図9に示されるように、移動端末21、書込装置2
2およびデータ管理センタ24から構成されている。特
に、前記書込装置22を詳述すれば、図10に示される
ように、書込装置は、空中線、送信装置及び受信装置か
らなる無線装置22a、ならびに制御装置22bにより
構成されている。この書込装置22は、移動端末21に
対して電話番号を書き込む。
【0008】この電話番号書込手順は、図11に示され
るように移動端末と書込装置とデータ管理センタとの間
が各インターフェイスを介して接続され、最初に移動端
末から書込装置に対して最初の要求が発せられる。その
書込手順は次のとおりである。図11において: (1)電話番号の伝送を要求するために、移動端末から
書込装置にデータ伝送設定信号が送出される。 (2)次にデータ(電話番号)伝送の要求が受け付けら
れたことを通知するために、書込装置から移動端末にデ
ータ伝送設定受付信号が送出される。 (3)次に電話番号の発番を要求するため、書込装置か
らデータ管理センタにデータ予約要求信号が送出され
る。 (4)次にデータ予約要求信号に対してデータ管理セン
タは書込装置にデータ予約応答信号を発信する。 (5)次にデータ管理センタはデータ予約応答信号と同
時に発番(データ生成)した電話番号を移動端末にデー
タ送出する。 (6)次に書込装置が移動端末に送出した電話番号が正
常に受信されたか否かを確認するために、移動端末から
書込装置にデータ送出応答信号が送出される。 (7)次に電話番号の伝送が正常に行われたことを通知
するために、移動端末がデータ保存をする前に書込装置
から移動端末にデータ伝送完了信号が送出される。 (8)次に発番された電話番号と、その番号に対応する
移動端末のテーブルを保存するために、書込装置からデ
ータ管理センタにセンタ登録要求信号が送出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、加入者が
移動端末を購入後に、前記移動端末を通信可能にするた
めに電話番号等を初期登録設定する際に従来必要不可欠
であった書込装置を不要にすることにより、移動端末販
売店が書込装置を具備する必要をなくし、書込装置の維
持管理をなくし、さらに、書込装置による複雑な初期登
録設定を少なくし、迅速に初期登録設定をすることを目
的にする。
【0010】
【課題を解決するための手段】移動端末の初期登録設定
を行うために、従来のように書込装置を介して設定する
のではなく、直接的に移動端末とデータ管理センタが通
信可能になるように移動端末にデータ管理センタと通信
可能なモジュラ端子を具備させると共に、初期登録設定
に必要なNCU内蔵モデムまたはNCU内蔵DSUを移
動端末に装着し、移動端末に書込装置の機能を与えるも
のである。
【0011】NCU内蔵モデムは、交換機への発着信動
作、信号の送出または検出等の諸機能を有するアナログ
変復調装置であり、NCU内蔵DSUは、前記諸機能を
有するデジタル変復調装置である。
【0012】すなわち、本発明のデータ通信による移動
通信端末の初期登録設定方式は、移動通信端末の使用開
始前に、自己を特定するための固有情報を前記移動通信
端末に初期登録設定するための方式であって、個々の移
動通信端末に対して割り当てるべき固有情報を保持した
データ管理センタと、前記移動通信端末及び前記データ
管理センタを相互接続するための電話回線網と、前記デ
ータ管理センタに接続された電話回線網の一端に設け
た、前記移動通信端末を接続するための手段とを含み、
前記電話回線網の一端に接続された移動通信端末からの
呼び出しに応答して前記データ管理センタが所定の固有
情報を送出し、前記送出された固有情報を前記通信回線
経由で受け取った前記移動通信端末が前記固有情報を自
己のメモリ中に登録設定するようにしたことを特徴とす
る。
【0013】さらに、本発明のデータ通信による移動通
信端末の初期登録設定方式は、移動通信端末の使用開始
前に、自己を特定するための固有情報を前記移動通信端
末に初期登録設定するための方式であって、個々の移動
通信端末に対して割り当てるべき固有情報を保持したデ
ータ管理センタと、前記移動通信端末及び前記データ管
理センタを相互接続するための電話回線網と、前記デー
タ管理センタに接続された電話回線網の一端に設けた、
前記移動通信端末を接続するための手段とを含み、前記
電話回線網の一端に接続された移動通信端末からの呼び
出しに応答して前記データ管理センタが所定の固有情報
を送出し、前記送出された固有情報を前記通信回線経由
で受け取った前記移動通信端末が前記固有情報を自己の
メモリ中に登録設定後に再書込を許容するようにしたこ
とを特徴とする。
【0014】さらに、本発明のデータ通信による移動通
信端末の初期登録設定方式は、前記電話回線網の一端に
設けた前記移動通信端末を接続するための手段が、モジ
ュラ端子であることを特徴とする。
【0015】さらに、本発明のモジュラ端子付移動通信
端末は、自己を特定するための固有情報を、使用開始前
にデータ管理センタから入手して初期登録設定されるべ
き移動通信端末であって、前記データ管理センタに接続
された電話回線網へ接続するためのモジュラ端子と、前
記固有情報が登録設定されるべき内蔵メモリと、前記モ
ジュラ端子及び前記固有情報が登録設定されるべき内蔵
メモリの間に介在して、通信回線経由で管理センタから
入手した情報を前記内蔵メモリに登録設定し得る自己の
固有情報に変換するためのNCU内蔵モデムまたはNC
U内蔵DSUとを備え、通信回線を介したデータ通信に
より自己の固有情報を入手して初期登録設定または初期
登録設定後に前記固有情報の再書込を許容するようにし
たことを特徴とする。
【0016】
【実施例】図1は本発明のモジュラ端子付移動端末の第
1の実施例の図である。移動端末1には、データ管理セ
ンタ10と直接通信して、自己を特定するための固有情
報を初期登録設定することを可能ならしめるために、モ
ジュラ端子2、NCU内蔵モデム3、メモリ4およびC
PU5が具備されている。ここで、「自己を特定するた
めの固有情報」としては種々の情報が適用可能である
が、一般的な電話番号として例示する。モジュラ端子2
は、電話回線7を介して通信するためには、公知のモジ
ュラジャックが好ましいが、これに限定されずに例え
ば、光ファイバー接続用または、ISDN用等のジャッ
クでもよい。
【0017】NCU内蔵モデム3は、移動端末1とデー
タ管理センタとの間でデータ通信をするのに必要な網制
御装置を含む変復調装置である。メモリ4は、CPU5
の管理下でプログラムまたはデータを一時的または永久
的に保存するRAMまたはROM(EPROM)により
構成されている。
【0018】図2は、本発明の移動端末を使用した電話
番号書込装置のシステム図であり、移動端末1は、モジ
ュラ端子2を具備し、電話回線7及び電話回線網8を介
してデータ管理センタ10と通信が可能である。さら
に、データ管理センタ10から電話回線網8を通じて伝
送される電話番号を保存することができ、電話番号の保
存後は、移動体通信事業者が提供する通信サービスを利
用することができる条件を満たしている。移動端末はN
CU内蔵モデムとモジュラ端子を通じまた、電話回線網
8を介してデータ管理センタ10とデータ通信をするこ
とができる。
【0019】移動端末1の回路を以下に説明する。図3
はアナログ回線網対応型の回路図であり、図4はISD
N回線網対応型の回路図である。
【0020】図5は本発明の第1実施例の登録フローチ
ャート図であり、移動端末とデータ管理センタとの間に
おいて初期登録設定をする登録フローチャート図であ
る。図6は図5の登録フローチャート図の一部をより詳
細に説明した電話番号の書込手順を示した工程図であ
る。
【0021】図3乃至図6を参照して初期登録設定動作
を説明する。図3において公衆通信網を利用してデータ
伝送を行う場合に使用するNCU内蔵モデムをCPUと
モジュラ端子部間に介在させている。図4においてIS
DN網を利用してデータ伝送を行う場合に使用するデジ
タル網I/F(NCU内蔵DSU)をCPUとモジュラ
端子部間に介在させている。
【0022】図3と図4の回路図は、上記NCU内蔵モ
デムまたはNCU内蔵DSUとがアナログ回線網とデジ
タル回線網の相違に起因して使用されており、他の回路
構成は同じであるため、図3を使用して説明する。
【0023】移動端末1は図2に示されるようにモジュ
ラ端子2を介して電話回線網8を経由してデータ管理セ
ンタ10とデータ通信をする。移動端末1のメインスイ
ッチをONにすると、移動端末は初期状態になる(図5ス
テップ100参照)。次に登録モード切替の問い合せ
(図5ステップ101)に対して図3のキー部36のキ
ーパッドを例えば“1”(Yes )を入力すると、CPU
35は登録モードの切替部39に命令して登録設定に必
要な処理を開始させる。
【0024】次に、データ管理センタと接続するか否か
の問い合せ(図5ステップ102参照)に対して図3の
キー部36から例えば“1”(Yes )を入力すると、C
PU35はセンタ電話番号メモリ部41に保存されてい
るデータ管理センタの電話番号をNCU内蔵モデム37
に渡し、NCU内蔵モデム37はモジュラ端子40を介
して公衆通信網に発呼信号を自動的に伝送(図5ステッ
プ103)する。
【0025】図3のキー部36から例えば“0”(No)
を入力した場合は、初期状態に戻る(図5ステップ10
1、102参照)。図5においてセンタ自動発呼ステッ
プ103は、図6におけるデータ管理センタに対する
「(1)呼び出し」に相当している。図6のデータ管理
センタの応答信号((2)応答)を図5のステップ10
4で受信したと移動端末のCPU35が判断した場合、
CPU35は移動端末1とデータ管理センタ10が通信
リンクしたと判断し、初期登録設定をするのに必要な次
のシーケンスに進む。
【0026】一般的に移動端末とデータ管理センタとの
間でデータ通信をする場合においても移動端末が発信し
た「(1)呼び出し」信号は16Hzでデータ管理センタ
に伝送され、発信側へは400Hzの断続信号を送って呼
出し中であることを知らせる。
【0027】図5のステップ104においてデータ管理
センタの応答信号を受信したことをCPU35が判断で
きない場合、再びCPU35はNCU内蔵モデム37に
命令してデータ管理センタに対して自動発呼をさせる。
【0028】データ管理センタから伝送された応答信号
を受信後、CPU35は初期設定要求信号を発信させる
(図5ステップ105)が、これは図6の「(3)デー
タ予約要求」に相当している。データ予約要求信号をデ
ータ管理センタが受信するとその信号に応じて図6の
「(4)データ予約応答信号」が移動端末に対して伝送
される。データ予約応答信号が送出された後、データ管
理センタは必要なデータを生成し、搬送波に乗せて移動
端末にデータを送出する(図6「(5)データ送出」、
参照)。
【0029】このデータは、新規に生成された移動端末
を特定するための固有情報であるところの移動端末の電
話番号である。また、移動端末のCPU35が初期設定
応答信号(図6の「(4)データ予約応答」信号)を受
信したと判断できない場合は、再度、CPU35は、初
期設定要求信号をデータ管理センタに発信する(図5の
ステップ106参照)。
【0030】図5のステップ107においては、移動端
末とデータ管理センタとの間のデータ送受信の過程を示
しており、データ伝送中のブロック107は、図6の
「(5)データ送出」と「(6)データ送出応答」に相
当している。データ管理センタで生成された移動端末の
固有情報である電話番号が図6の「(5)データ送出」
のステップに示されている。
【0031】移動端末のCPU35が図6のデータ送出
の電話番号を受信したと判断すると、CPU35は受信
確認の信号であるデータ送出応答信号をNCU内蔵モデ
ム37に命じてデータ管理センタに送出させる(図6の
「(6)データ送出応答」、参照)。データ管理センタ
は図6において移動端末から伝送された「(6)データ
送出応答」信号を受信すると、次にデータ伝送完了信号
を移動端末に送出する(「(7)データ伝送完了」、参
照)。
【0032】移動端末のCPU35が、データ管理セン
タが送出したデータ伝送完了信号を受信したと判断する
と、CPU35は、図3において受信した固有情報であ
る移動端末の電話番号をメモリ部38に保存させる(図
5のステップ109参照)。データ管理センタが発信し
たデータ伝送完了信号を受信したとCPU35が判断で
きない場合は、移動端末は再度データ管理センタに対し
てデータの送出をさせる(図5のステップ108参
照)。
【0033】CPU35が、移動端末の固有情報である
電話番号をメモリ部38が保存したことを確認すると、
CPU35は、データ管理センタに対してデータ管理セ
ンタが生成した固有情報である移動端末の電話番号を移
動端末が保存すると同時に、データ管理センタ10の電
話番号データベース9(図2参照)に保存させるための
センタ登録要求信号を送出させる(図5のステップ11
0および図6の「(8)センタ登録要求」、参照)。
【0034】データ管理センタは、センタ登録要求信号
を受信すると、データ管理センタ10の電話番号データ
ベース9(図2参照)に移動端末の固有情報である電話
番号を保存する。データ管理センタは、移動端末の固有
情報である電話番号を保存した後に、移動端末に対して
その旨を知らせるためのセンタ登録確認信号を送出する
(図6の「(9)センタ登録確認信号」、参照)。
【0035】このセンタ登録確認信号を移動端末のCP
U35が受信したと判断できない場合、再度データ管理
センタに対して当該確認信号の送出を求める(図5のス
テップ111参照)。移動端末のCPU35が、データ
管理センタから送出されたセンタ登録確認信号を受信し
たと判断した場合は、CPU35は、NCU内蔵モデム
37に命令して移動端末とデータ管理センタとの間の通
信リンクを切断させる(図5のステップ112参照)。
【0036】次に、CPU35は通信リンクが切断され
ると登録モードを終了させて通常モードに戻り、終了す
る(図5のステップ113、114参照)。上記に記述
した電話番号の書込手順の一連の作業は、数秒で完了す
る。このような移動端末の固有情報である電話番号の書
込手順が完了すると、移動端末は、通話可能になる。
【0037】図4に示されるISDN網を利用した移動
端末のISDN回線網対応型の回路においても初期登録
設定の手順は同じである。
【0038】図7および図8は本発明の第2実施例の登
録フローチャート図である。図8は図7の続葉であり、
移動端末側は実線で示し、データ管理センタ側は、破線
で示している。図5に示される第1実施例の登録フロー
チャート図においては、一旦、移動端末の固有情報の登
録設定が完了すれば、その移動端末を同定する固有情報
は、再び変更または修正することが不可能であることを
前提に設計されていた。しかしながら、移動端末とデー
タ管理センタとの間の交信中において予期することがで
きない信号異常により移動端末が誤動作し、データ管理
センタが伝送した固有情報以外の別の異なる固有情報が
登録設定されてしまったり、データ管理センタが認識す
ることができない固有情報が移動端末に登録設定されて
しまった場合においては、その移動端末は、実際上使用
不可能になってしまうため、本発明の第2実施例の登録
フローチャート図においては、移動端末の固有情報が登
録設定された移動端末であってもある一定の条件が満足
すれば、再書込を許容することを考慮して設計されたも
のである。
【0039】本発明の第2実施例の登録フローチャート
図のステップ200は、図3のキー部36のキーパッド
から入力される。初期メニューモードの次のステップ2
00は、図5に示される第1実施例の登録フローチャー
トのステップ113とステップ114との間に配置して
もよく、また、独立に図3または図4の回路図の登録モ
ード切替部39に配置してもよい。
【0040】図7において、再書込モード開始点である
ステップ200の次に、移動端末が初期状態であるかあ
るいは、移動端末が、移動端末の登録完了のフラグがOF
F になっているかをCPU35が判断(ステップ20
1)している。
【0041】フラグが立っている場合には、再書込禁止
状態になっており、図3のキー部36から暗証番号を入
力(ステップ202)し、移動端末のメモリ部38に保
存されている暗証番号と一致(ステップ203)した場
合には、再書込モードに進行する(ステップ204)
が、一致しない場合は、登録不能状態を表示し、再登録
モードに進行せずに、終了する(ステップ211、21
2)。
【0042】ステップ201において、フラグが立って
いない場合には、再登録モードに移行し、移動端末のC
PU35は、ステップ205においてデータ管理センタ
の通信回線と接続するかを問い合わせをする。移動端末
がデータ管理センタと接続する必要がない場合は、ステ
ップ203の暗証番号不一致の場合と同様に登録不能状
態を表示し、再登録モードに進行せずに、終了する(ス
テップ211、212)。ステップ205において、移
動端末がデータ管理センタと通信回線を接続する必要が
ある場合は、CPU35はセンタ電話番号メモリ部41
に保存されているデータ管理センタの電話番号をNCU
内蔵モデム37に渡し、NCU内蔵モデム37はモジュ
ラ端子40を介して公衆通信網に発呼信号を自動的に伝
送する。ステップ207において、データ管理センタと
接続したかの問い合わせに対して図3のキー部36から
例えば、“0”(No)を入力した場合は、再び自動発呼
に戻り(ステップ206)、確実にデータ管理センタと
接続させる。
【0043】ステップ207において、移動端末がデー
タ管理センタと接続した場合は、次にステップ208に
おいて再書込モードにするかどうかの問い合わせに対し
て図3のキー部36から例えば“1”(Yes)を入力した
場合は、移動端末はデータ管理センタに対して再書込要
求信号を発信する(ステップ209)。
【0044】この場合、データ管理センタは、移動端末
から再書込要求信号を受信(ステップ213)し、デー
タ管理センタのデータベースの登録完了フラグをOFF に
設定する(ステップ214)。この段階においては、移
動端末のフラグもデータ管理センタのフラグも“0”に
なっている。
【0045】次にデータ管理センタは移動端末に対して
再書込応答信号を送出する(ステップ215)。ステッ
プ208において再書込モードに移行できない場合、移
動端末はデータ管理センタに対して初期設定要求信号を
発信(ステップ210)する。一方、図8においてデー
タ管理センタはこの移動端末が発信した初期設定要求信
号を受信(ステップ216)し、データ管理センタのデ
ータベース上の登録完了フラグがOFF しているか否かを
判断して、フラグが立っている場合(ステップ217
“N”)は、既に登録設定が完了しているので、データ
管理センタは移動端末に対して登録不能信号を送出し
(ステップ218)、この登録不能信号を受信した移動
端末は、登録不能状態を表示して終了する(図7ステッ
プ211、212)。
【0046】ステップ217において、データ管理セン
タの登録完了フラグがOFF である場合は、データ管理セ
ンタは移動端末の固有情報を登録完了していないので、
移動端末に対して初期設定応答信号を送出する(ステッ
プ219)。
【0047】図7のステップ208において、再書込モ
ードに移行できる場合は、データ管理センタが、自己の
データベースの登録完了フラグをOFF にし、移動端末に
対して再書込応答信号を送出する。一方、再書込モード
に移行できない場合は、移動端末はデータ管理センタに
対して初期設定要求信号を発信し、データ管理センタの
データベースの登録完了フラグがOFF である場合には、
移動端末に対して初期設定応答信号を送出する。この段
階は、データ管理センタが再書込モードに移行する準備
段階である。
【0048】図8のステップ220において、移動端末
が初期設定されているかおよびデータ管理センタから再
書込応答信号を受信しているかを移動端末のCPU35
が判断して初期設定もされていず、再書込応答信号も受
信していない場合には、図7のステップ210に戻り、
移動端末はデータ管理センタに初期設定要求信号を発信
する。
【0049】移動端末が初期設定も為され、データ管理
センタから再書込応答信号も移動端末が受信している場
合には、移動端末とデータ管理センタとの間でデータ通
信が開始される(ステップ221)。
【0050】データ管理センタはデータ伝送が完了(ス
テップ222)すると、データ伝送完了信号を移動端末
に対して発信(ステップ223)する。移動端末のCP
U35は、データ伝送完了信号を受信したか否かを判断
(ステップ224)し、受信していない場合は、初期メ
ニューモードに戻る。
【0051】移動端末がデータ管理センタからのデータ
伝送完了信号を受信した場合は、移動端末はデータ管理
センタに対してセンタ登録要求信号を発信(ステップ2
25)する。データ管理センタは、移動端末からのセン
タ登録要求信号を受信したか否かを判断し、受信してい
ない場合は、再度移動端末に対してデータ伝送完了信号
を送出させる(ステップ226、ステップ223)。デ
ータ管理センタが移動端末からのセンタ登録要求信号を
受信した場合は、データ管理センタのデータベース上に
移動端末の固有情報を登録し、登録完了フラグをONに設
定し、データ管理センタが移動端末の固有情報を登録
し、再書込不能状態にする(ステップ227)。
【0052】次にデータ管理センタは移動端末に対して
センタ登録確認信号を送出(ステップ228)し、次に
移動端末のCPU35は、センタ登録確認信号を受信し
たか否かを判断(ステップ229)し、移動端末がデー
タ管理センタからのセンタ登録確認信号を受信していな
い場合は、移動端末のCPU35はデータ管理センタに
センタ登録要求信号を発信(ステップ225)させる。
【0053】他方、移動端末がデータ管理センタからの
センタ登録確認信号を受信した場合は、移動端末のCP
U35はNCU内蔵モデム37に命令して、移動端末と
データ管理センタとの間の通信回線を切断(ステップ2
30)し、さらに、移動端末の初期登録フラグをONに設
定(ステップ231)し、移動端末の固有情報が登録完
了したことを確実にする。この段階において初めて、デ
ータ管理センタにおいても移動端末においても移動端末
の固有情報が登録完了したことが確定された。その後、
移動端末は通常モード(ステップ232)に戻り、次に
初期メニューモードに戻る。
【0054】
【発明の効果】移動端末は、通常の通信回線を通じてデ
ータ管理センタと直接に通信し、移動端末内に移動端末
の固有情報である電話番号を初期登録設定することがで
き、さらに、再書込をすることができる。従って、書込
装置による初期登録設定を必要とせずに移動端末を使用
することが可能になり、通信事業者は、販売店に書込装
置を設置する必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモジュラ端子付移動端末の実施例であ
る。
【図2】本発明のモジュラ端子付移動端末とデータ管理
センタとの間の通信システム図である。
【図3】本発明のモジュラ端子付移動端末のアナログ回
線網対応型回路図である。
【図4】本発明のモジュラ端子付移動端末のISDN回
線網対応型回路図である。
【図5】本発明の第1実施例の登録フローチャートであ
る。
【図6】本発明の移動端末とデータ管理センタとの間で
移動端末の初期登録設定をする設定手順の動作図であ
る。
【図7】本発明の第2実施例の再書込フローチャートで
ある。
【図8】図7の続葉である。
【図9】従来の書込装置を使用した電話番号書込装置の
システム図である。
【図10】図9の書込装置部分の構成を示す図である。
【図11】従来の書込装置を使用した電話番号書込手順
の動作図である。
【符号の説明】
1 移動端末 2 モジュラ端子 3 NCU内蔵モデムまたはNCU内蔵DSU 4 メモリ 5 CPU 6 アンテナ 7 電話線 8 電話回線網 9 電話番号データベース 10 データ管理センタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動通信端末の使用開始前に、自己を特
    定するための固有情報を前記移動通信端末に初期登録設
    定するための方式であって、 個々の移動通信端末に対して割り当てるべき固有情報を
    保持したデータ管理センタと、 前記移動通信端末及び前記データ管理センタを相互接続
    するための電話回線網と、 前記データ管理センタに接続された電話回線網の一端に
    設けた、前記移動通信端末を接続するための手段とを含
    み、 前記電話回線網の一端に接続された移動通信端末からの
    呼び出しに応答して前記データ管理センタが所定の固有
    情報を送出し、前記送出された固有情報を前記通信回線
    経由で受け取った前記移動通信端末が前記固有情報を自
    己のメモリ中に登録設定するようにしたことを特徴とす
    るデータ通信による移動通信端末の初期登録設定方式。
  2. 【請求項2】 移動通信端末の使用開始前に、自己を特
    定するための固有情報を前記移動通信端末に初期登録設
    定するための方式であって、 個々の移動通信端末に対して割り当てるべき固有情報を
    保持したデータ管理センタと、 前記移動通信端末及び前記データ管理センタを相互接続
    するための電話回線網と、 前記データ管理センタに接続された電話回線網の一端に
    設けた、前記移動通信端末を接続するための手段とを含
    み、 前記電話回線網の一端に接続された移動通信端末からの
    呼び出しに応答して前記データ管理センタが所定の固有
    情報を送出し、前記送出された固有情報を前記通信回線
    経由で受け取った前記移動通信端末が前記固有情報を自
    己のメモリ中に登録設定後に再書込を許容するようにし
    たことを特徴とするデータ通信による移動通信端末の初
    期登録設定方式。
  3. 【請求項3】 前記電話回線網の一端に設けた前記移動
    通信端末を接続するための手段が、モジュラ端子である
    ことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の
    データ通信による移動通信端末の初期登録設定方式。
  4. 【請求項4】 自己を特定するための固有情報を、使用
    開始前にデータ管理センタから入手して初期登録設定さ
    れるべき移動通信端末であって、 前記データ管理センタに接続された電話回線網へ接続す
    るためのモジュラ端子と、 前記固有情報が登録設定されるべき内蔵メモリと、 前記モジュラ端子及び前記固有情報が登録設定されるべ
    き内蔵メモリの間に介在して、通信回線経由で管理セン
    ターから入手した情報を前記内蔵メモリに登録設定し得
    る自己の固有情報に変換するためのNCU内蔵モデムま
    たはNCU内蔵DSUとを備え、 通信回線を介したデータ通信により自己の固有情報を入
    手して初期登録設定または初期登録設定後に前記固有情
    報の再書込を許容するようにしたことを特徴とするモジ
    ュラ端子付移動通信端末。
JP7162568A 1995-06-28 1995-06-28 データ通信による移動通信端末の初期登録設定方式及びモジュラ端子付移動通信端末 Pending JPH0918943A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007166517A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Willcom Inc 無線通信ネットワークにおいて通信端末を活性化するための方法及びシステム並びにそれを実施するための通信端末

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007166517A (ja) * 2005-12-16 2007-06-28 Willcom Inc 無線通信ネットワークにおいて通信端末を活性化するための方法及びシステム並びにそれを実施するための通信端末

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