JPH09188625A - 医薬組成物 - Google Patents
医薬組成物Info
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- JPH09188625A JPH09188625A JP29352396A JP29352396A JPH09188625A JP H09188625 A JPH09188625 A JP H09188625A JP 29352396 A JP29352396 A JP 29352396A JP 29352396 A JP29352396 A JP 29352396A JP H09188625 A JPH09188625 A JP H09188625A
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Abstract
基づく優れた尿糖増加作用、血糖降下作用を示すプロピ
オフェノン誘導体を有効成分としてなる医薬組成物を提
供するものである。 【解決手段】 一般式〔I〕 【化1】 〔但し、Xは酸素原子、硫黄原子またはメチレン基であ
り、OYは保護されていてもよい水酸基であり、Zはβ
−D−グルコピラノシル基、4−O−(α−D−グルコ
ピラノシル)−β−D−グルコピラノシル基またはそれ
らの1もしくは複数の水酸基がアシル化された基であ
り、点線は二重結合の存在または非存在を表す。〕で示
されるプロピオフェノン誘導体またはその薬理的に許容
し得る塩を有効成分としてなる医薬組成物。
Description
る。
であるが、これだけで充分なコントロールが得られない
ときは、必要に応じてインスリンまたは経口糖尿病薬が
使用される。糖尿病薬としては、従来より、ビグアナイ
ド系化合物及びスルホニルウレア系化合物が用いられて
いる。しかしながら、ビグアナイド系化合物には乳酸ア
シドーシス、スルホニルウレア系化合物には重篤な低血
糖という副作用があり、このような欠点のない新しい糖
尿病治療剤の開発が望まれている。
自身が関与するというグルコース・トキシシティー・セ
オリー(Glucose toxicity theo
ry)が提唱されている。すなわち、慢性的な高血糖が
インスリン分泌を低下させると共に、インスリン感受性
を低下させ、これがさらなる血糖の上昇を引き起こし、
糖尿病が進展するという悪循環をうむというものである
〔ジアベトロジア(Diabetologia)第28
巻、第119頁(1985年)、ジアビーティーツ ケ
ア(Diabetes Care)、第13巻、第61
0頁(1990年)等〕。従って、高血糖を是正するこ
とにより、前述の悪循環を断ち切り、糖尿病の予防・治
療が可能であるとされている。
は、余分な糖を直接尿中に排泄させ、血糖値を正常化す
ることが考えられる。フロリジンは、リンゴ、ナシ等の
バラ科植物の樹皮や根皮に含まれる配糖体であり、腸管
及び腎臓の絨毛膜のみに存在するNa+ −グルコース共
輸送体を阻害することにより、腎臓での糖の再吸収を阻
害し、糖の排泄を促進して血糖を降下させることができ
る。この作用に基づき、フロリジンを糖尿病動物に毎日
皮下投与して高血糖を是正し、血糖値を長期間正常に保
つことにより、糖尿病動物の病態を改善し、正常化する
ことが確認されている〔ジャーナル・オブ・クリニカル
・インベスチゲーション(J.Clin.Inves
t.)第79巻、第1510頁(1987年)、同第8
0巻、第1037頁(1987年)、同第87巻、第5
61頁(1991年)等〕。
と、大部分はアグリコンであるフロレチンとグルコース
に加水分解され、フロリジンとして吸収される割合は小
さく、尿糖排泄作用は非常に弱い。また、アグリコンで
あるフロレチンは促通拡散型の糖輸送担体を強力に阻害
することが知られており、例えば、フロレチンをラット
に静脈内投与すると脳内グルコース濃度が減少すること
が報告されている〔ストローク(Stroke)、第1
4巻、第388頁(1983年)〕ので、長期にわたり
これを使用すると、いろいろな組織に悪い影響が及ぶこ
とが考えられる。そのためか、これまでフロリジンを糖
尿病治療薬として用いようという試みはなされていな
い。
ルコースの再吸収阻害作用に基づく優れた尿糖増加作用
を有し、それにより優れた血糖降下作用を示し、かつ、
そのアグリコンは促通拡散型の糖輸送担体の阻害作用が
著しく弱いプロピオフェノン誘導体を有効成分としてな
る医薬組成物を提供するものである。
チレン基であり、OYは保護されていてもよい水酸基で
あり、Zはβ−D−グルコピラノシル基、4−O−(α
−D−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシル
基またはそれらの1もしくは複数の水酸基がアシル化さ
れた基であり、点線は二重結合の存在または非存在を表
す。〕で示されるプロピオフェノン誘導体及びその薬理
的に許容しうる塩を有効成分としてなる医薬組成物に関
する。
〔I〕において、OYが保護された水酸基の場合、保護
基としては、フェノール性水酸基の保護基となりうるも
のであればよく、例えばメトキシメチル基等の低級アル
コキシ低級アルキル基;低級アルカノイル基、低級アル
コキシ低級アルカノイル基、低級アルコキシカルボニル
基、ベンゾイル基等のアシル基;ベンジル基等があげら
れる。
いて、プロピオフェノン構造とベンゾフラン、インデン
もしくはベンゾチオフェン環またはそれらをジヒドロ化
した環(以後、ベンゾフラン環等、という)は、プロピ
オフェノンの3位とベンゾフラン環等の5位もしくは6
位と結合していることが好ましく、とりわけ、ベンゾフ
ラン環等の5位と結合していることが好ましい。
いて、Zがβ−D−グルコピラノシル基または4−O−
(α−D−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノ
シル基(これらの基は1もしくは複数の水酸基がアシル
化されている)の場合、アシル基としては、C2-20アル
カノイル基、低級アルコキシ低級アルカノイル基、低級
アルコキシカルボニル基、ベンゾイル基、アミノ酸から
一つのカルボキシル基の水酸基を除いた残基(当該残基
中に存するアミノ基及び/またはカルボキシル基は慣用
の保護基で保護されていてもよい)等があげられ、アミ
ノ酸から一つのカルボキシル基の水酸基を除いた残基と
しては、例えば、グルタミン酸、グルタミン、セリン、
ザルコシン、プロリン、フェニルアラニン、ロイシン、
イソロイシン、グリシン、トリプトファン、システイ
ン、ヒスチジン、チロシン又はバリン等の天然アミノ
酸、その対掌体もしくはラセミ体から一つのカルボキシ
ル基の水酸基を除いた残基をあげることができる。
誘導体〔I〕の具体例としては、一般式〔I〕におい
て、Zがβ−D−グルコピラノシル基または4−O−
(α−D−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノ
シル基(これらの基はC2-20アルカノイル基、低級アル
コキシ低級アルカノイル基、低級アルコキシカルボニル
基及びベンゾイル基から選ばれる基で1もしくは複数の
水酸基がアシル化されていてもよい)である化合物があ
げられる。
おいて、OYが低級アルカノイルオキシ基または水酸
基、ZがC2-20アルカノイル基、低級アルコキシ低級ア
ルカノイル基、低級アルコキシカルボニル基及びベンゾ
イル基から選ばれる基で2及び3位水酸基または6位水
酸基がアシル化されていてもよいβ−D−グルコピラノ
シル基、点線が二重結合の存在を表す化合物があげら
れ、このうち、Xが酸素原子または硫黄原子、OYが水
酸基である化合物が特に好ましい。
酸素原子または硫黄原子、OYが水酸基、Zがβ−D−
グルコピラノシル基または4−O−(α−D−グルコピ
ラノシル)−β−D−グルコピラノシル基である化合物
があげられる。
Xが酸素原子、OYが低級アルカノイルオキシ基または
水酸基、Zが2,3−ジ−O−(低級アルカノイル)−
β−D−グルコピラノシル基、2,3−ジ−O−(低級
アルコキシ低級アルカノイル)−β−D−グルコピラノ
シル基、6−O−(C2-20アルカノイル)−β−D−グ
ルコピラノシル基、6−O−(低級アルコキシ低級アル
カノイル)−β−D−グルコピラノシル基または6−O
−ベンゾイル−β−D−グルコピラノシル基である化合
物をあげることができる。
Xが酸素原子、OYが低級アルカノイルオキシ基または
水酸基、Zが2,3−ジ−O−(低級アルカノイル)−
β−D−グルコピラノシル基である化合物をあげること
ができ、とりわけ、2’−〔2,3−ジ−O−(低級ア
ルカノイル)−β−D−グルコピラノシルオキシ〕−
6’−ヒドロキシ−3−(5−ベンゾ〔b〕フラニル)
プロピオフェノンまたは2’−〔2,3−ジ−O−(低
級アルカノイル)−β−D−グルコピラノシルオキシ〕
−6’−(低級アルカノイルオキシ)−3−(5−ベン
ゾ〔b〕フラニル)プロピオフェノンである化合物が好
ましい。
ては、2’−(β−D−グルコピラノシルオキシ)−
6’−ヒドロキシ−3−(5−ベンゾ〔b〕フラニル)
プロピオフェノンまたはその薬理的に許容しうる塩をあ
げることができる。
誘導体〔I〕は、遊離の形でもまたその薬理的に許容し
うる塩の形でも本発明の目的に用いることができる。薬
理的に許容しうる塩としては、ナトリウム塩等のアルカ
リ金属塩等があげられる。
その薬理的に許容しうる塩は、経口的にも非経口的にも
投与することができ、経口もしくは非経口投与に通常用
いられる医薬担体を用いて、適当な製剤とすることがで
きる。かかる医薬担体としては、例えば、結合剤(シロ
ップ、アラビアゴム、ゼラチン、ソルビット、トラガン
ト、ポリビニルピロリドン等)、賦形剤(乳糖、砂糖、
コーンスターチ、リン酸カリウム、ソルビット、グリシ
ン等)、潤滑剤(ステアリン酸マグネシウム、タルク、
ポリエチレングリコール、シリカ等)、崩壊剤(バレイ
ショデンプン等)及び湿潤剤(ラウリル硫酸ナトリウム
等)等をあげることができる。また、これら医薬製剤
は、経口投与する場合には、錠剤、カプセル剤、散剤、
顆粒剤の如き固形製剤であってもよく、溶液、懸濁液、
乳液の如き液体製剤であってもよい。一方、非経口投与
する場合には、例えば、注射用蒸留水、生理的食塩水、
ブドウ糖水溶液等を用いて、注射剤や点滴剤とすること
ができる。
誘導体〔I〕の投与量は、患者の年齢・体重・状態ある
いは疾患の程度により異なるが、通常1日当たりの投与
量は、経口投与の場合には、0.1〜100mg/k
g、とりわけ1〜40mg/kg、非経口投与の場合に
は、0.01〜50mg/kg、とりわけ0.1〜10
mg/kgであるのが好ましい。
誘導体〔I〕またはその薬理的に許容しうる塩は、一般
式〔II〕
る。)で示されるアクリロフェノン誘導体を還元し、所
望により薬理的に許容しうる塩とすることにより製造す
ることができる。
よる還元、接触還元等により実施することができる。例
えば、金属水素化物による還元では、溶媒(例えば、メ
タノール、エタノールの有機溶媒又はこれら有機溶媒と
水との混合溶媒)中、金属水素化物〔例えば、水素化テ
ルルナトリウム(NaTeH)等。水素化テルルナトリ
ウムはシンセシス(Synthesis)、第545頁
(1978年)記載の方法に従って調整することができ
る。〕を用いて、また、接触還元では、溶媒(例えば、
メタノール、エタノールの有機溶媒又はこれら有機溶媒
と水との混合溶媒)中、常圧水素雰囲気下で触媒(例え
ば、パラジウム−炭素、白金−炭素、酸化白金等)を用
いて、冷却下〜加熱下(とりわけ10℃〜30℃)で接
触還元して実施することができる。
が二重結合の存在を表す化合物である場合、本還元反応
により当該二重結合も還元された化合物が生成する場合
があるが、そのようにして得られた化合物も本願発明の
有効成分である化合物に含まれるものである。
効成分である化合物は、以下の方法により相互に変換す
ることも可能である。
が6位水酸基がアシル化されたβ−D−グルコピラノシ
ル基である化合物、即ち一般式〔I−b〕
前記と同一意味を有する。)で示される化合物は、本発
明の有効成分である化合物のうち、Zがβ−D−グルコ
ピラノシル基である化合物、即ち一般式〔I−a〕
る。)で示される化合物をアシル化することにより製す
ることができる。
が2及び3位水酸基がアシル化されたβ−D−グルコピ
ラノシル基である化合物、即ち一般式〔I−c〕
る。)で示される化合物は、化合物〔I−a〕のβ−D
−グルコピラノシル基の4及び6位水酸基を保護し、一
般式〔III〕
し、他の記号は前記と同一意味を有する。)で示される
化合物を製したのち、β−D−グルコピラノシル基の2
及び3位水酸基をアシル化し、保護基を除去することに
より製することができる。
は慣用の保護基を使用することができるが、とりわけ4
位及び6位水酸基の保護基が、互いに結合してベンジリ
デン基またはイソプロピリデン基等のアルキリデン基を
形成しているものを好適に用いることができる。
アシル化は、所望のアシル基に対応する有機酸(例え
ば、C1-19アルキルカルボン酸、低級アルコキシ低級ア
ルキルカルボン酸、低級アルコキシカルボン酸、安息香
酸等)、その塩またはその反応性誘導体(以後、アシル
化剤と称する)と原料化合物を反応させることにより、
実施することができる。
原料化合物の反応は、適当な溶媒(例えば、ジクロロメ
タン等)中、縮合剤(例えば、ジシクロヘキシルカルボ
ジイミド等)の存在または非存在下に、また、有機酸の
反応性誘導体と原料化合物の反応は、適当な溶媒(例え
ば、ジクロロメタン等)中もしくは無溶媒で脱酸剤(例
えば、水酸化アルカリ金属等)の存在または非存在下
に、冷却下〜加熱下(好ましくは−10℃〜100℃、
とりわけ0℃〜50℃)で実施することができる。
ウム塩、カルシウム塩等のアルカリ金属塩、アルカリ土
類金属塩をあげることができる。これら有機酸の塩を縮
合反応に用いる場合には、反応に際して遊離の酸として
おくことが好ましい。
機酸の酸ハライド、酸無水物、活性エステル等があげら
れる。
物の基OYが遊離の水酸基である場合、この水酸基もア
シル化される場合があるが、この様にして得られる生成
物も本発明の有効成分である化合物のうちに含まれるも
のである。
で示される化合物は、本発明の有効成分である化合物
〔I〕のうち、Zがβ−D−グルコピラノシル基または
4−O−(α−D−グルコピラノシル)−β−D−グル
コピラノシル基(これらの1もしくは複数の水酸基がア
シル化されている)である化合物の中間体として使用す
ることができる。
ち、Xがメチレン基であり、点線が二重結合の存在を表
す化合物、即ち一般式〔I−d〕
る。)で示されるインデン型化合物は、Xがメチレン基
であり、点線が二重結合の不存在を表す化合物に予め脱
離基を導入した化合物、即ち一般式〔IV〕
記と同一意味を有する。)で示されるインダン型化合物
から水素原子と脱離基Aを脱離させることにより製する
こともできる。
ロロメタン等)中もしくは無溶媒で、塩基(例えば、ト
リ低級アルキルアミン、ピリジン等)の存在もしくは非
存在下に、冷却下〜加熱下(好ましくは加熱下、とりわ
け100℃〜150℃)で実施することができる。
ば、塩素原子、臭素原子等のハロゲン原子、メタンスル
ホニルオキシ基、p−トルエンスルホニルオキシ基等を
好適に用いることができる。
の3位とインデン環の5位もしくは6位と結合した5−
インデン型化合物と6−インデン型化合物が混合して得
られる場合があるが、このようにして得られる混合物も
本発明の有効成分である化合物に含まれるものである。
また、混合物として得られた場合には、必要であれば、
両化合物はクロマトグラフ等により、分離することがで
きる。
よいβ−D−グルコピラノシル基または水酸基が保護さ
れていてもよい4−O−(α−D−グルコピラノシル)
−β−D−グルコピラノシル基を表し、他の記号は前記
と同一意味を有する。)で示されるアセトフェノン化合
物と、一般式〔VI〕
る。)で示されるアルデヒド化合物を縮合させ、所望に
より保護基を除去し、更に要すればアシル化することに
より製することができる。
されたβ−D−グルコピラノシル基または水酸基が保護
された4−O−(α−D−グルコピラノシル)−β−D
−グルコピラノシル基である場合、保護基としては、低
級アルカノイル基等慣用の保護基を用いることができ、
該保護基の除去は加水分解等の常法に従って行うことが
できる。
化合物〔VI〕との縮合反応は、常法により実施するこ
とができ、例えば溶媒中(メタノール、エタノール等の
有機溶媒又はこれら有機溶媒と水との混合溶媒)、塩基
(水酸化アルカリ金属等)の存在下に冷却下〜加熱下
(とりわけ10℃〜30℃)で実施することができる。
ル化は上記の化合物〔I−a〕または〔III〕のアシ
ル化と同様にして実施することができる。また、アシル
化は原料化合物の水酸基の立体的な環境が相違するこ
と、及び/またはアシル化剤の使用量を調節することに
より全ての水酸基をアシル化することも、また、水酸基
を選択的にアシル化することもできる。
は、精製して反応に用いてもよいが、粗製のまま還元反
応に用いることもできる。
記載した方法により製することができる。
号は前記と同一意味を有する。)即ち、 (a)化合物〔VII〕とマグネシウムから常法により
グリニャール(Grignard)試薬を調製し、次い
で適当な溶媒中(例えばテトラヒドロフラン)、ジメチ
ルホルムアミド等と反応させてホルミル化した化合物
〔VIII〕を得る。A’における保護基としては、常
法により容易に除去できる慣用の保護基(例えばテトラ
ヒドロピラニル基)を用いることができる。
を縮合させ、所望により保護基を除去し、更に要すれば
アシル化して化合物〔IX〕を得る。この反応は、化合
物〔II〕を製する工程と同様にして実施することがで
きる。
〔X〕を得る。この還元反応は、化合物〔I〕を製する
工程と同様にして実施することができる。
水酸基を脱離基Aに変換して、化合物〔IV〕を得る。
水酸基の脱離基への変換は、常法に従い、適当な溶媒中
(例えばピリジン)、塩基の存在下もしくは非存在下
に、ハロゲン化剤、メタンスルホニルクロリド、p−ト
ルエンスルホニルクロリド等を作用させることにより、
実施することができる。
・オブ・メディシナル・アンド・ファーマシューティカ
ル・ケミストリー(J. Med. Pharm. Chem.)、第5巻、
1054頁(1962年)に記載の方法に準じて、例え
ば、2’,6’−ジヒドロキシアセトフェノンと2,
3,4,6−テトラ−O−アセチル−α−D−グルコピ
ラノシルブロミドを、水酸化カリウムの存在下に含水ア
セトン中で反応させ、次いで所望によりフェノール性水
酸基を保護することにより製するか、あるいは、(ii)例
えば、2’,6’−ジヒドロキシアセトフェノンと2,
3,4,6−テトラ−O−アセチル−α−D−グルコピ
ラノシルブロミドもしくは2,3,6−トリ−O−アセ
チル−4−O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチ
ル−α−D−グルコピラノシル)−α−D−グルコピラ
ノシルブロミドをトルエン中、炭酸カドミウムの存在下
に加熱、還流した後、次いで所望によりフェノール性水
酸基を保護することにより製することができる。
ては、例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、
イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、te
rt−ブトキシ基等炭素数1〜6の直鎖または分岐鎖の
アルコキシ基をあげることができ、とりわけ炭素数1〜
4のものが好ましい。
セチル基、プロピオニル基、ブチリル基、2−メチルプ
ロピオニル基、バレリル基、ピバロイル基、ラウロイル
基、ミリストイル基、パルミトイル基、ステアロイル基
等炭素数2〜20の直鎖または分岐鎖のアルカノイル基
をあげることができる。低級アルカノイル基としては、
上記アルカノイル基のうち、炭素数2〜7の直鎖または
分岐鎖のアルカノイル基をあげることができ、とりわけ
炭素数2〜5のものが好ましい。
シルとは、下記式
−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシルと
は、下記式
ジン)にTween80(ナカライテスク(株)製)及
び水を加えて0.5%Tween80水溶液5ml中検
体100mgを含有する検体投与液を調製した。検体投
与群には雄性SD系ラット(6週齢、1群3〜5匹)に
検体投与液を8時間間隔で2回経口投与(投与量:10
0mg/kg/回)した。一方、対照群には0.5%T
ween80水溶液を(投与量:5ml/kg/回)投
与した。初回投与後24時間、ラットを代謝ゲージに入
れて尿を採取した。尿は尿量を測定した後、遠心分離に
より混雑物を除いてからグルコース・アナライザー(ア
ペック社製)で尿糖濃度を測定した。尿量(ml)及び
尿糖濃度(mg/dl)から算出した24時間に排泄さ
れた尿糖量を、体重200gあたりの尿糖量(mg/2
4hr/200g体重)に換算した。結果は第1表記載
の通りである。
成分であるプロピオフェノン誘導体〔I〕を投与した群
はフロリジン投与の群と比較して、約11〜100倍尿
糖量が増加していることがわかる。
D−グルコピラノシルオキシ)−6’−ヒドロキシアセ
トフェノン965mg、ベンゾ〔b〕フラン−5−カル
バルデヒド350mg、エタノール10mlの混合物
に、50%水酸化カリウム水溶液2mlを滴下し、室温
で一晩撹拌する。減圧下溶媒を留去し、残査に水とジイ
ソプロピルエーテルを加え、撹拌し、水層を分取する。
氷冷下水層を10%塩酸で中和した後、酢酸エチルで抽
出する。得られた有機層を水洗、乾燥後、溶媒を留去し
て、粗製の2’−(β−D−グルコピラノシルオキシ)
−6’−ヒドロキシ−3−(5−ベンゾ〔b〕フラニ
ル)アクリロフェノンを得る。本品を、あらかじめテル
ル383mg、水素化ホウ素ナトリウム270mgより
調製した水素化テルルナトリウムのエタノール溶液15
mlに加え、室温で2.5時間反応させる。不溶物をろ
去し、ろ液に水及び酢酸エチルを加え、撹拌後有機層を
分取する。有機層を水洗、乾燥後、溶媒を留去し、残査
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、
2’−(β−D−グルコピラノシルオキシ)−6’−ヒ
ドロキシ−3−(5−ベンゾ〔b〕フラニル)プロピオ
フェノン480mgを得る。
(2H,t,J=7.5Hz),3.1−3.4(6
H,m),3.47(1H,m),3.71(1H,d
dd,J=1.7,5.1,11.4Hz),4.56
(1H,t,J=5.7Hz),4.93(1H,d,
J=7.4Hz),5.03(1H,d,J=5.2H
z),5.10(1H,d,J=4.6Hz),5.2
5(1H,d,J=5.3Hz),6.55(1H,
d,J=8.2Hz),6.68(1H,d,J=7.
8Hz),6.87(1H,dd,J=1.0,3.2
Hz),7.21(1H,dd,J=1.8,8.5H
z),7.24(1H,t,J=8.3Hz),7.4
6(1H,d,J=8.5Hz),7.53(1H,
d,J=1.3Hz),7.92(1H,d,J=2.
2Hz),10.98(1H,s) FABMS(m/z):467〔(M+Na)+ 〕。
D−グルコピラノシルオキシ)−6’−ヒドロキシアセ
トフェノン1500mg、ベンゾ〔b〕フラン−5−カ
ルバルデヒド545mg、エタノール15mlの混合物
に50%水酸化カリウム水溶液3mlを滴下し、室温で
一晩攪拌する。得られた反応液に10%白金−炭素30
3mgを加え、常圧下、接触還元を行う。触媒をろ去
し、ろ液を減圧濃縮し、残渣にトルエンと水を加え撹拌
し、水層を分取する。氷冷下、水層を10%塩酸で酸性
とし、酢酸エチルで抽出する。得られた有機層を水洗、
乾燥後、溶媒を留去し、残査をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーで精製して、2’−(β−D−グルコピラ
ノシルオキシ)−6’−ヒドロキシ−3−(5−ベンゾ
〔b〕フラニル)プロピオフェノン982mgを得る。
物性値は製造例1記載の通りである。
D−グルコピラノシルオキシ)−6’−ヒドロキシアセ
トフェノン1268mg、ベンゾ〔b〕フラン−5−カ
ルバルデヒド911mgを製造例1と同様に反応、処理
し、粗製の2’−(β−D−グルコピラノシルオキシ)
−6’−ヒドロキシ−3−(5−ベンゾ〔b〕フラニ
ル)アクリロフェノンを得る。本品を、エタノール20
ml及び酢酸2mlの混合溶媒に溶かし、10%パラジ
ウム−炭素0.5gを触媒に用いて、常圧下、接触還元
を行う。触媒をろ去し、ろ液を減圧濃縮し、残渣に酢酸
エチルと水を加え撹拌し、有機層を分取する。有機層を
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、乾燥し、溶媒
を留去する。残渣をクロロホルム−ジイソプロピルエー
テル中で粉末とし、ろ取し、乾燥して2’−(β−D−
グルコピラノシルオキシ)−6’−ヒドロキシ−3−
(2,3−ジヒドロ−5−ベンゾ〔b〕フラニル)プロ
ピオフェノン920mgを得る。
(2H,t,J=7.5Hz),3.12(2H,t,
J=8.6Hz),3.15−3.38(6H,m),
3.46(1H,m),3.70(1H,m),4.4
6(2H,t,J=8.7Hz),4.55(1H,
t,J=5.7Hz),4.91(1H,d,J=7.
5Hz),5.02(1H,d,J=5.2Hz),
5.09(1H,d,J=4.7Hz),5.20(1
H,d,J=5.3Hz),6.55(1H,d,J=
8.3Hz),6.62(1H,d,J=8.1H
z),6.67(1H,d,J=7.7Hz),6.9
5(1H,dd,J=1.8,8.1Hz),7.11
(1H,broad−s),7.24(1H,t,J=
8.3Hz),11.00(1H,s) FABMS(m/z):469〔(M+Na)+ 〕。
−(β−D−グルコピラノシルオキシ)−6’−ヒドロ
キシ−3−(5−ベンゾ〔b〕チエニル)プロピオフェ
ノンを得る。
(2H,t,J=7.3Hz),3.1−3.4(6
H,m),3.47(1H,m),3.71(1H,d
dd,J=1.5,5.1,11.7Hz),4.56
(1H,t,J=5.7Hz),4.93(1H,d,
J=7.3Hz),5.03(1H,d,J=5.1H
z),5.10(1H,d,J=4.4Hz),5.2
6(1H,d,J=5.1Hz),6.55(1H,
d,J=8.1Hz),6.69(1H,d,J=8.
1Hz),7.26(1H,t,J=8.1Hz),
7.29(1H,dd,J=1.5,8.8Hz),
7.38(1H,dd,J=0.7,5.5Hz),
7.70(1H,d,J=5.5Hz),7.76(1
H,d,J=0.7Hz),7.87(1H,d,J=
8.1Hz),11.01(1H,s) FABMS(m/z):483〔(M+Na)+ 〕。
ヒドロピラン1.78gをジクロロメタン50mlに溶
解し、ピリジニウムp−トルエンスルホネート178m
gを加え、室温で1.5時間撹拌する。反応液を飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、乾燥後、溶媒を留去
する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶
媒;ヘキサン:酢酸エチル)で精製し、6−ブロモ−1
−テトラヒドロピラニルオキシインダン4.10gを得
る。
のマグネシウム228mg及びヨウ素3mgの混合物を
60℃に加熱し、撹拌しながら6−ブロモ−1−テトラ
ヒドロピラニルオキシインダン2.60gのテトラヒド
ロフラン溶液5mlを滴下する。滴下終了後、70℃で
1時間撹拌する。次いで、氷冷下、ジメチルホルムアミ
ド959mgのテトラヒドロフラン溶液2mlを滴下
し、更に氷冷下1時間撹拌する。反応液を氷−酢酸混合
物に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、水洗、乾燥後、溶媒を
留去する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(溶媒;ヘキサン:酢酸エチル)で精製し、1−テトラ
ヒドロピラニルオキシインダン−6−カルバルデヒド1
081mgを得る。
−β−D−グルコピラノシルオキシ)−6’−ヒドロキ
シアセトフェノンと1−テトラヒドロピラニルオキシイ
ンダン−6−カルバルデヒドを製造例1と同様に処理し
て、2’−(β−D−グルコピラノシルオキシ)−6’
−ヒドロキシ−3−(1−テトラヒドロピラニルオキシ
インダン−6−イル)プロピオフェノンを得る。
a)+ 〕 (4)2’−(β−D−グルコピラノシルオキシ)−
6’−ヒドロキシ−3−(1−テトラヒドロピラニルオ
キシインダン−6−イル)プロピオフェノン1160m
gをピリジン10mlに溶解し、無水酢酸1.63gを
加え、室温で一晩撹拌する。ピリジンを減圧留去した
後、残渣を酢酸エチルに溶解し、水洗、乾燥後、溶媒を
留去して、2’−(2,3,4,6−テトラ−O−アセ
チル−β−D−グルコピラノシルオキシ)−6’−アセ
トキシ−3−(1−テトラヒドロピラニルオキシインダ
ン−6−イル)プロピオフェノン1438mgを得る。
本品を酢酸20ml、テトラヒドロフラン10ml、水
5mlの混合溶媒に溶解し、45℃で3時間撹拌する。
次いで、酢酸エチルと水を加え、撹拌し、有機層を分取
する。有機層を水洗、乾燥後、溶媒を留去する。残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホ
ルム:アセトン)で精製し、2’−(2,3,4,6−
テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシルオキ
シ)−6’−アセトキシ−3−(1−ヒドロキシインダ
ン−6−イル)プロピオフェノン1071mgを得る。
a)+ 〕 (5)2’−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル
−β−D−グルコピラノシルオキシ)−6’−アセトキ
シ−3−(1−ヒドロキシインダン−6−イル)プロピ
オフェノン1054mgをピリジン30mlに溶解し、
p−トルエンスルホニルクロリド329mgを加え、7
5℃で一晩撹拌する。更に、p−トルエンスルホニルク
ロリド150mgを加え、2日間還流する。ピリジンを
減圧留去した後、残渣を酢酸エチルに溶解し、水洗、乾
燥する。溶媒を留去した後、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム:酢酸エチル)
で精製して、2’−(2,3,4,6−テトラ−O−ア
セチル−β−D−グルコピラノシルオキシ)−6’−ヒ
ドロキシ−3−(インデン−6−イル)プロピオフェノ
ン及び2’−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル
−β−D−グルコピラノシルオキシ)−6’−ヒドロキ
シ−3−(インデン−5−イル)プロピオフェノンの
1:1混合物676mgを得る。
a)+ 〕 (6)2’−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル
−β−D−グルコピラノシルオキシ)−6’−ヒドロキ
シ−3−(インデン−6−イル)プロピオフェノン及び
2’−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−
D−グルコピラノシルオキシ)−6’−ヒドロキシ−3
−(インデン−5−イル)プロピオフェノンの混合物6
60mgをメタノール20mlに溶解し、炭酸カリウム
1g及び水0.2mlを加え、室温で1時間撹拌する。
反応液を氷冷下10%塩酸で中和した後、酢酸エチルを
加えて撹拌し、有機層を分取する。得られた有機層を水
洗、乾燥後、溶媒を留去する。残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム:メタノー
ル)で精製し、2’−(β−D−グルコピラノシルオキ
シ)−6’−ヒドロキシ−3−(インデン−6−イル)
プロピオフェノン及び2’−(β−D−グルコピラノシ
ルオキシ)−6’−ヒドロキシ−3−(インデン−5−
イル)プロピオフェノンの1:1混合物441mgを得
る。
(2H×2,t,J=7.5Hz),3.1−3.4
(8H×2,m),3.46(1H×2,m),3.7
0(1H×2,ddd,J=1.9,5.3,11.7
Hz),4.55(1H×2,t,J=5.4Hz),
4.93(1H×2,d,J=7.2Hz),5.02
(1H×2,d,J=5.2Hz),5.09(1H×
2,d,J=4.7Hz),5.22(1H×2,d,
J=5.1Hz),6.53(1H,dt,J=5.
5,2.0Hz),6.55(1H×2,d,J=8.
4Hz),6.58(1H,dt,J=5.5,2.0
Hz),6.68(1H×2,d,J=8.1Hz),
6.88(1H×2,m),7.07(1H,dd,J
=1.5,7.6Hz),7.14(1H,dd,J=
1.5,7.8Hz),7.25(1H×2,t,J=
8.3Hz),7.29(1H,d,J=8.0H
z),7.31(1H,s),7.36(1H,d,J
=7.6Hz),7.39(1H,s),11.02
(1H×2,s) FABMS(m/z):465〔(M+Na)+ 〕。
6’−ヒドロキシ−3−(5−ベンゾ〔b〕フラニル)
プロピオフェノン4.44gとジクロロメタン80ml
の混合物に、ベンズアルデヒドジメチルアセタール3.
04g及びp−トルエンスルホン酸0.19gを加え、
室温で2時間撹拌する。溶媒を減圧留去した後、得られ
た残渣を酢酸エチルに溶解する。有機層を水洗、乾燥
後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(溶媒;クロロホルム:メタノール)で精製し
て、2’−(4,6−O−ベンジリデン−β−D−グル
コピラノシルオキシ)−6’−ヒドロキシ−3−(5−
ベンゾ〔b〕フラニル)プロピオフェノン5.84gを
得る。
(2H,t,J=7.6Hz),3.2−3.4(6
H,m),3.5−3.6(1H,m),4.20(1
H,t,J=5.1Hz),5.17(1H,d,J=
7.7Hz),5.47(1H,d,J=5.2H
z),5.58(1H,s),5.59(1H,d,J
=5.8Hz),6.57(1H,d,J=8.1H
z),6.72(1H,d,J=8.1Hz),6.8
9(1H,dd,J=1.0,2.2Hz),7.21
(1H,dd,J=1.9,8.5Hz),7.25
(1H,t,J=8.3Hz),7.35−7.55
(7H,m),7.94(1H,d,J=2.2H
z),10.82(1H,s) FABMS(m/z):555〔(M+Na)+ 〕。
−β−D−グルコピラノシルオキシ)−6’−ヒドロキ
シ−3−(5−ベンゾ〔b〕フラニル)プロピオフェノ
ン5.78gをピリジン50mlに溶解し、無水酢酸
6.65gを加え、室温で4時間撹拌する。反応液に酢
酸エチルを加え、氷−10%塩酸に注ぎ、撹拌して有機
層を分取する。得られた有機層を水洗、乾燥後、溶媒を
留去して、粗製の2’−(2,3−ジ−O−アセチル−
4,6−O−ベンジリデン−β−D−グルコピラノシル
オキシ)−6’−アセトキシ−3−(5−ベンゾ〔b〕
フラニル)プロピオフェノン7.24gを得る。本品5
20mgを酢酸10mlに溶解し、水1.5ml及びp
−トルエンスルホン酸45mgを加え、50℃で5時間
撹拌する。反応液に水と酢酸エチルを加え、撹拌後、有
機層を分取し、水洗後、乾燥する。溶媒を留去した後、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ク
ロロホルム:メタノール)で精製して、2’−(2,3
−ジ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシルオキ
シ)−6’−アセトキシ−3−(5−ベンゾ〔b〕フラ
ニル)プロピオフェノン360mgを得る。
(3H,s),2.00(6H,s),2.9−3.1
(4H,m),3.5−3.8(4H,m),4.75
(1H,t,J=5.5Hz),4.90(1H,d
d,J=8.0,9.8Hz),5.11(1H,t,
J=9.2Hz),5.50(1H,d,J=7.9H
z),5.59(1H,d,J=5.7Hz),6.8
8(1H,d,J=7.9Hz),6.90(1H,
d,J=2.2Hz),7.16(1H,d,J=8.
1Hz),7.17(1H,dd,J=1.7,8.5
Hz),7.44(1H,t,J=8.2Hz),7.
48(1H,d,J=1.8Hz),7.49(1H,
d,J=8.6Hz),7.94(1H,d,J=2.
2Hz) FABMS(m/z):593〔(M+Na)+ 〕。
−ベンジリデン−β−D−グルコピラノシルオキシ)−
6’−アセトキシ−3−(5−ベンゾ〔b〕フラニル)
プロピオフェノン7.20gをテトラヒドロフラン−メ
タノール混液(40ml−40ml)に溶解し、炭酸水
素ナトリウム4.28g及び水0.8mlを加え、50
℃で6.5時間撹拌する。炭酸水素ナトリウムをろ去
し、ろ液を減圧濃縮して、得られた残渣を酢酸エチルに
溶解する。水洗、乾燥後、溶媒を留去し、得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;クロロ
ホルム:酢酸エチル)で精製して、2’−(2,3−ジ
−O−アセチル−4,6−O−ベンジリデン−β−D−
グルコピラノシルオキシ)−6’−ヒドロキシ−3−
(5−ベンゾ〔b〕フラニル)プロピオフェノン5.2
0gを得る。
(3H,s),2.01(3H,s),2.90−3.
05(4H,m),3.70−4.00(3H,m),
4.25−4.35(1H,m),5.05(1H,d
d,J=7.9,9.4Hz),5.41(1H,t,
J=9.4Hz),5.58(1H,d,J=7.9H
z),5.63(1H,s),6.60(1H,d,J
=7.7Hz),6.68(1H,d,J=8.1H
z),6.89(1H,d,J=2.2Hz),7.1
9(1H,dd,J=1.8,8.6Hz),7.21
(1H,t,J=8.3Hz),7.38(5H,
s),7.45−7.55(2H,m),7.94(1
H,d,J=2.2Hz),10.28(1H,s) FABMS(m/z):639〔(M+Na)+ 〕。
−4,6−O−ベンジリデン−β−D−グルコピラノシ
ルオキシ)−6’−ヒドロキシ−3−(5−ベンゾ
〔b〕フラニル)プロピオフェノン1.21gを酢酸1
5mlに溶解し、水1.5ml及びp−トルエンスルホ
ン酸43mgを加え、室温で4.5時間撹拌する。反応
液に水と酢酸エチルを加え、撹拌し、有機層を分取す
る。有機層を水洗、乾燥後、溶媒を留去する。得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ク
ロロホルム:メタノール)で精製して、2’−(2,3
−ジ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシルオキ
シ)−6’−ヒドロキシ−3−(5−ベンゾ〔b〕フラ
ニル)プロピオフェノン915mgを得る。
2.00(3H,s),2.85−3.05(4H,
m),3.45−3.75(4H,m),4.75(1
H,t,J=5.4Hz),4.87(1H,dd,J
=8.0,9.8Hz),5.09(1H,t,J=
9.7Hz),5.36(1H,d,J=7.9H
z),5.55(1H,d,J=5.6Hz),6.5
7(1H,d,J=7.8Hz),6.68(1H,
d,J=8.1Hz),6.88(1H,d,J=2.
2Hz),7.17(1H,d,J=9.6Hz),
7.19(1H,t,J=8.3Hz),7.48(1
H,d,J=9.3Hz),7.49(1H,d,J=
1.0Hz),7.93(1H,d,J=2.2H
z),10.28(1H,s) FABMS(m/z):551〔(M+Na)+ 〕。
記載の化合物を得る。
ドロキシ−3−(5−ベンゾ〔b〕フラニル)プロピオ
フェノン889mgとエトキシ酢酸250mgのピリジ
ン溶液25mlに、氷冷下、N,N−ビス(2−オキソ
−3−オキサゾリジニル)ホスフィン酸クロリド152
7mgを加え、室温で19時間撹拌する。反応液に、飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液とクロロホルムを加え、撹
拌し、有機層を分取する。有機層を水洗、乾燥後、溶媒
を留去する。残渣をメタノール−テトラヒドロフラン混
液(10ml−10ml)に溶解し、トリエチルアミン
202mgを加え、50℃で40分間撹拌する。溶媒を
減圧留去した後、得られた残渣を酢酸エチルに溶解し、
水洗、乾燥する。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(溶媒;クロロホルム:メタノー
ル)で精製して、2’−(6−O−エトキシアセチル−
β−D−グルコピラノシルオキシ)−6’−ヒドロキシ
−3−(5−ベンゾ〔b〕フラニル)プロピオフェノン
377mgを得る。
(3H,t,J=7.0Hz),2.99(2H,t,
J=7.4Hz),3.1−3.3(5H,m),3.
41(2H,q,J=7.0Hz),3.6−3.7
(1H,m),3.96(1H,d,J=16.6H
z),4.03(1H,d,J=16.6Hz),4.
1−4.2(1H,m),4.36(1H,dd,J=
1.8,11.7Hz),4.98(1H,d,J=
7.3Hz),5.22(1H,d,J=4.5H
z),5.31(1H,d,J=5.5Hz),5.3
4(1H,d,J=5.2Hz),6.56(1H,
d,J=8.1Hz),6.64(1H,d,J=8.
1Hz),6.87(1H,dd,J=1.0,2.2
Hz),7.20(1H,dd,J=1.8,8.1H
z),7.23(1H,t,J=8.3Hz),7.4
6(1H,d,J=8.4Hz),7.51(1H,
d,J=1.4Hz),7.93(1H,d,J=2.
2Hz),10.87(1H,s) FABMS(m/z):553〔(M+Na)+ 〕。
3表記載の化合物を得る。
(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−α−D−グ
ルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシルオキシ〕
−6’−ヒドロキシアセトフェノン1541mgとベン
ゾ〔b〕フラン−5−カルバルデヒド350mgを製造
例1又は2と同様に処理することにより、2’−〔4−
O−(α−D−グルコピラノシル)−β−D−グルコピ
ラノシルオキシ〕−6’−ヒドロキシ−3−(5−ベン
ゾ〔b〕フラニル)プロピオフェノン415mgを得
る。
(2H,t,J=7.4Hz),3.0−3.8(14
H,m),4.4−4.6(2H,broad),4.
90(2H,broad),4.99(1H,d,J=
7.7Hz),5.06(1H,d,J=3.7H
z),5.38(1H,d,J=5.4Hz),5.4
7(1H,broad),5.60(1H,broa
d),6.56(1H,dd,J=0.7,8.4H
z),6.69(1H,d,J=7.9Hz),6.8
8(1H,dd,J=1.0,2.2Hz),7.21
(1H,dd,J=1.8,8.5Hz),7.24
(1H,t,J=8.3Hz),7.46(1H,d,
J=8.5Hz),7.53(1H,d,J=1.2H
z),7.92(1H,d,J=2.2Hz),10.
95(1H,s) FABMS(m/z):629〔(M+Na)+ 〕。
(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−α−D−グ
ルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシルオキシ〕
−6’−ヒドロキシアセトフェノン1541mgとベン
ゾ〔b〕チオフェン−5−カルバルデヒド389mgを
製造例1と同様に処理することにより、2’−〔4−O
−(α−D−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラ
ノシルオキシ〕−6’−ヒドロキシ−3−(5−ベンゾ
〔b〕チエニル)プロピオフェノン645mgを得る。
(2H,t,J=7.6Hz),3.0−3.8(14
H,m),4.51(1H,t,J=5.5Hz),
4.57(1H,t,J=5.6Hz),4.88(1
H,d,J=4.9Hz),4.91(1H,d,J=
5.6Hz),5.00(1H,d,J=7.7H
z),5.06(1H,d,J=3.8Hz),5.4
0(1H,d,J=5.7Hz),5.47(1H,
d,J=6.0Hz),5.61(1H,d,J=3.
3Hz),6.56(1H,d,J=8.4Hz),
6.69(1H,d,J=7.9Hz),7.25(1
H,t,J=8.3Hz),7.29(1H,dd,J
=1.6,8.7Hz),7.39(1H,d,J=
5.5Hz),7.70(1H,d,J=5.4H
z),7.77(1H,d,J=1.6Hz),7.8
7(1H,d,J=8.2Hz),10.97(1H,
s) FABMS(m/z):645〔(M+Na)+ 〕。
D−グルコピラノシルオキシ)−6’−ヒドロキシアセ
トフェノン5g、ベンゾ〔b〕フラン−5−カルバルデ
ヒド1.81gを(i)製造例1と同様に反応、処理し
て得られる粗製の2’−(β−D−グルコピラノシルオ
キシ)−6’−ヒドロキシ−3−(5−ベンゾ〔b〕フ
ラニル)アクリロフェノンを、エタノール50ml、1
0%水酸化カリウム水溶液10mlの混合溶液に溶か
し、酸化白金120mgを触媒に用いて常圧下、接触還
元を行う。触媒をろ去し、ろ液を氷冷下10%塩酸で中
和し、減圧下で濃縮する。残渣に酢酸エチルを加え、撹
拌後、有機層を分取するか、あるいは(ii)製造例1
と同様に反応、処理して得られる粗製の2’−(β−D
−グルコピラノシルオキシ)−6’−ヒドロキシ−3−
(5−ベンゾ〔b〕フラニル)アクリロフェノンを、エ
タノール50ml、10%水酸化カリウム水溶液10m
lの混合溶液に溶かし、その溶液に4−N,N−ジメチ
ルアミノピリジン2.5g、10%パラジウム−炭素
1.1gを加えて常圧下、接触還元を行う。触媒をろ去
し、ろ液を氷冷下10%塩酸で中和し、減圧下で濃縮す
る。残渣に酢酸エチルを加え、撹拌後、有機層を分取す
る。有機層を水洗、乾燥後、溶媒を留去し、得られる残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製するこ
とにより、2’−(β−D−グルコピラノシルオキシ)
−6’−ヒドロキシ−3−(5−ベンゾ〔b〕フラニ
ル)プロピオフェノン3.4gを得る。物性値は製造例
1記載の通りである。
4表記載の化合物を得る。
g、炭酸カドミウム4.83g及びトルエン100ml
の混合物をディーン・シュターク蒸留管(Dien−S
tark trap)で溶媒を除きながら還流する。溶
媒を30ml除いた後、2,3,6−トリ−O−アセチ
ル−4−O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル
−α−D−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノ
シルブロミド11.42gを加え、17時間還流する。
冷却後、不溶物をろ別し、ろ液を濃縮する。残査をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーで精製して2’−O−
〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−(2,
3,4,6−テトラ−O−アセチル−α−D−グルコピ
ラノシル)−β−D−グルコピラノシル〕−6’−ヒド
ロキシアセトフェノン4.30gを得る。
630 NMR(CDCl3 )δ:2.01(3H,s),2.
03(6H,s),2.04(3H,s),2.06
(3H,s),2.08(3H,s),2.10(3
H,s),2.59(3H,s),3.8−4.35
(6H,m),4.46(1H,dd,J=2.9,1
2.2Hz),4.87(1H,dd,J=4.2,1
0.5Hz),5.06(1H,t,J=9.8H
z),5.21(1H,d,J=7.3Hz),5.3
2(1H,d,J=2.5Hz),5.35−5.47
(3H,m),6.49(1H,d,J=8.3H
z),6.71(1H,d,J=8.3Hz),7.3
6(1H,t,J=8.3Hz),12.96(1H,
s) FABMS(m/z):793〔(M+Na)+ 〕。
ン誘導体〔I〕及びその薬理的に許容しうる塩は、腎臓
でのグルコース再吸収阻害作用に基づく優れた尿糖増加
作用を有し、血糖降下薬として有用である。例えば、ラ
ットに経口投与した場合、本発明の有効成分である化合
物はフロリジン投与の11〜100倍にまで尿糖を増加
させることができる。
ェノン誘導体〔I〕は毒性が低く、例えば、2’−(β
−D−グルコピラノシルオキシ)−6’−ヒドロキシ−
3−(5−ベンゾ〔b〕フラニル)プロピオフェノンま
たは2’−(2,3−ジ−O−アセチル−β−D−グル
コピラノシルオキシ)−6’−ヒドロキシ−3−(5−
ベンゾ〔b〕フラニル)プロピオフェノンをマウスに単
回経口投与(3000mg/kg)しても死亡例は見ら
れなかった。更に、本発明の有効成分である化合物は、
体内での加水分解で生じるアグリコン部分の促通拡散型
糖輸送担体の阻害作用が弱いという特徴も有する。
〔I〕は、高血糖を是正し、グルコース・トキシシティ
ーの悪循環を断ち切ることができ、糖尿病〔例えば、イ
ンスリン依存型糖尿病(I型糖尿病)、インスリン非依
存型糖尿病(II型糖尿病)等の真性糖尿病等〕の予防
・治療に効果的に使用することができる。
Claims (11)
- 【請求項1】 一般式〔I〕 【化1】 〔但し、Xは酸素原子、硫黄原子またはメチレン基であ
り、OYは保護されていてもよい水酸基であり、Zはβ
−D−グルコピラノシル基、4−O−(α−D−グルコ
ピラノシル)−β−D−グルコピラノシル基またはそれ
らの1もしくは複数の水酸基がアシル化された基であ
り、点線は二重結合の存在または非存在を表す。〕で示
されるプロピオフェノン誘導体またはその薬理的に許容
しうる塩を有効成分としてなる医薬組成物。 - 【請求項2】 Zがβ−D−グルコピラノシル基また
は4−O−(α−D−グルコピラノシル)−β−D−グ
ルコピラノシル基(これらの基はC2-20アルカノイル
基、低級アルコキシ低級アルカノイル基、低級アルコキ
シカルボニル基及びベンゾイル基から選ばれる基で1も
しくは複数の水酸基がアシル化されていてもよい)であ
る請求項1記載の医薬組成物。 - 【請求項3】 OYが低級アルカノイルオキシ基また
は水酸基、ZがC2-20アルカノイル基、低級アルコキシ
低級アルカノイル基、低級アルコキシカルボニル基及び
ベンゾイル基から選ばれる基で2及び3位水酸基または
6位水酸基がアシル化されていてもよいβ−D−グルコ
ピラノシル基、点線が二重結合の存在を表す請求項1記
載の医薬組成物。 - 【請求項4】 Xが酸素原子または硫黄原子、OYが
水酸基、ZがC2-20アルカノイル基、低級アルコキシ低
級アルカノイル基、低級アルコキシカルボニル基及びベ
ンゾイル基から選ばれる基で2及び3位水酸基または6
位水酸基がアシル化されていてもよいβ−D−グルコピ
ラノシル基、点線が二重結合の存在を表す請求項1記載
の医薬組成物。 - 【請求項5】 Xが酸素原子または硫黄原子、OYが
水酸基、Zがβ−D−グルコピラノシル基または4−O
−(α−D−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラ
ノシル基である請求項1記載の医薬組成物。 - 【請求項6】 Xが酸素原子、OYが低級アルカノイ
ルオキシ基または水酸基、Zが2,3−ジ−O−(低級
アルカノイル)−β−D−グルコピラノシル基、2,3
−ジ−O−(低級アルコキシ低級アルカノイル)−β−
D−グルコピラノシル基、6−O−(C2-20アルカノイ
ル)−β−D−グルコピラノシル基、6−O−(低級ア
ルコキシ低級アルカノイル)−β−D−グルコピラノシ
ル基または6−O−ベンゾイル−β−D−グルコピラノ
シル基である請求項3記載の医薬組成物。 - 【請求項7】 Xが酸素原子、OYが低級アルカノイ
ルオキシ基または水酸基、Zが2,3−ジ−O−(低級
アルカノイル)−β−D−グルコピラノシル基である請
求項6記載の医薬組成物。 - 【請求項8】 2’−〔2,3−ジ−O−(低級アル
カノイル)−β−D−グルコピラノシルオキシ〕−6’
−ヒドロキシ−3−(5−ベンゾ〔b〕フラニル)プロ
ピオフェノンまたは2’−〔2,3−ジ−O−(低級ア
ルカノイル)−β−D−グルコピラノシルオキシ〕−
6’−(低級アルカノイルオキシ)−3−(5−ベンゾ
〔b〕フラニル)プロピオフェノンを有効成分としてな
る医薬組成物。 - 【請求項9】 2’−(β−D−グルコピラノシルオ
キシ)−6’−ヒドロキシ−3−(5−ベンゾ〔b〕フ
ラニル)プロピオフェノンまたはその薬理的に許容しう
る塩を有効成分としてなる医薬組成物。 - 【請求項10】 血糖降下薬である請求項1、2、
3、4、5、6、7、8又は9記載の医薬組成物。 - 【請求項11】 糖尿病の予防・治療薬である請求項
10記載の医薬組成物。
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WO2023144722A1 (en) | 2022-01-26 | 2023-08-03 | Astrazeneca Ab | Dapagliflozin for use in the treatment of prediabetes or reducing the risk of developing type 2 diabetes |
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- 1996-11-06 JP JP8293523A patent/JP3006513B2/ja not_active Expired - Fee Related
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