JPH09187739A - 異物手選別フィーダー - Google Patents

異物手選別フィーダー

Info

Publication number
JPH09187739A
JPH09187739A JP35301895A JP35301895A JPH09187739A JP H09187739 A JPH09187739 A JP H09187739A JP 35301895 A JP35301895 A JP 35301895A JP 35301895 A JP35301895 A JP 35301895A JP H09187739 A JPH09187739 A JP H09187739A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waste
foreign matter
guide plate
feeder
width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35301895A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimi Kori
良実 郡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa KK
Original Assignee
Daiwa KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa KK filed Critical Daiwa KK
Priority to JP35301895A priority Critical patent/JPH09187739A/ja
Publication of JPH09187739A publication Critical patent/JPH09187739A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
  • Sorting Of Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄物を供給手段から落下させてすぐテーブ
ル幅いっぱいに広げられ、異物を判別しやすい領域が広
く、作業者が確実に異物を取出せ、作業能率が上がって
プラント全体での処理能力を向上させられ、また、処理
後の廃棄物の品質も向上する、異物手選別フィ−ダ−を
提供する。 【解決手段】 異物手選別フィーダ1は、ベルトコンベ
ア12の終端とテーブル2上面との中間の高さの、ガラ
ス廃棄物14が落下する途中の位置に、ガラス廃棄物1
4進行方向に対し後方下向きに傾いた辺から左右に傾け
た三角形のガイド板4を配置し、テーブル2から上方に
突設した支柱に取付ける。ガイド板4前方のテーブル2
上には、ガラス廃棄物14に抵抗を与えてテーブル2幅
方向に広がるようにする突条6を設けている。この上方
には、はねたガラス廃棄物14が作業者17に接触する
のを防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に缶・セトモノ
およびこれらをつぶしたり破砕したもの等の異物が混入
したまま回収・集積されたガラスびんなどの廃棄物を、
振動するテーブル上に広げて送りながら、廃棄物から異
物を人手で選別して取出す異物手選別フィーダーに関す
る。他の用途として、ガラスびん等が異物として混入し
て回収された廃棄物の缶からガラスびんを選別して除去
するのにも使えるものである。
【0002】
【従来の技術】缶・セトモノ等が異物として混入した状
態で回収・集積された廃棄物のガラスびん、または、プ
ラスチック容器やガラスびん等が異物として混入したま
ま回収・集積された廃棄物の缶など、異物が細かく混入
している廃棄物から異物を取り出して再生しやすい一種
類の廃棄物のみにする、リサイクルを目的とした分離処
理プラントにおいては、従来から人手で異物を選別する
工程を設ける場合が多かった。この工程には、従来、異
物が細かく混入した廃棄物を、振動フィーダーのテーブ
ル上に供給して、テーブル幅に広がりながら進む廃棄物
の間から異物を人手で取出していくという装置が用いら
れるのが一般的であった。この従来の装置は、振動によ
り廃棄物をテーブル幅に広げることで、廃棄物どうしの
重なりを少なくして異物を判別しやすくするものである
が、テーブルに対し幅の狭いシュートやコンベア等の供
給手段でテーブルの狭い範囲に供給される廃棄物は、テ
ーブルの振動により所定の速度で進みながら徐々にテー
ブル幅いっぱいに広がっていくが、テーブル上で廃棄物
の重なりがとれて異物を判別しやすくなる幅まで広げる
には、十分長い搬送距離が必要であり、振動フィーダー
を大きくしなければ、作業者が十分に異物を取出すこと
が難しく、処理能力が低かった(図9参照)。処理能力
を高めるために大きな振動フィーダーを用いると、スペ
ースの面で不利であり設置コストも高くなる。一方、テ
ーブル上で廃棄物の搬送速度を落とせば、廃棄物をテー
ブルに広げる幅が狭くても異物を判別しやすくなるが、
プラント全体の処理能力が下がってしまうので、実際に
速度を落とすことは難しかった。
【0003】特に、廃棄物がガラスびんの場合、異物と
してセトモノが混入していると再生に支障があるため、
人手で確実に取除く必要があるが、従来の装置ではこれ
をもらさず判別して取出すのは難しく、プラントによる
処理後の再生用ガラス片(カレット)の品質にも大きく
影響を与えていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、上記した問題点を解消し、廃棄物を供給手
段の落下口から落下させてすぐテーブル幅いっぱいに広
げられ、振動フィーダーを大きくしなくても異物を判別
しやすい領域が広く、作業者が確実に異物を取出せ、作
業能率が上がってプラント全体での処理能力を向上させ
られ、また、処理後の廃棄物の品質を向上させて再生を
容易にした、異物手選別フィ−ダ−を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) 振動フィーダーのテーブルの幅をその横に配置す
る作業者の手が届く幅とし、同振動フィーダーを作動さ
せてテーブルを振動させながら、異物の混入した廃棄物
をテーブル幅より狭い供給手段の落下口から落下させて
テーブルの端に供給し、廃棄物をテーブル上で所定の速
度で進ませながらテーブル幅方向に広げて、テーブル横
に配置した作業者の人手でこの広げた廃棄物の中から異
物の選別・除去を行う異物手選別フィーダーにおいて、
テーブル上面と供給手段の落下口との中間の高さの廃棄
物の落下途中位置に廃棄物を当てて左右に分散させてテ
ーブル上に落下させるガイド板を設けたことを特徴とす
る、異物手選別フィーダー 2) 前記ガイド板を、廃棄物進行方向に対し後方下向
きに傾いた面をさらに左右両側に向けて下向きに傾斜さ
せた形状とした前記1)に記載の異物手選別フィーダー 3) 前記ガイド板の前方のテーブル上面にテーブル幅
方向に突条をテーブル幅いっぱいに設けた、前記1)ま
たは2)に記載の異物手選別フィーダー 4) 前記ガイド板の前方に十分な広さのシールド体を
テーブル幅方向に平行かつテーブル面と所定間隔あけて
鉛直に設けた、前記1)〜3)いずれか記載の異物手選
別フィーダー 5) 前記ガイド板上に平面配置形状が廃棄物進行方向
向きのハの字状となるように左右一対の突条をそれぞれ
突設した、前記1)〜4)いずれか記載の異物手選別フ
ィーダー 6) 缶・セトモノの異物が混入したガラスびんのガラ
ス廃棄物を供給手段でテーブルに供給し、テーブル上で
広げたガラス廃棄物から前記異物の選別・除去を行う、
前記1)〜5)いずれかに記載の異物手選別フィーダー にある。
【0006】
【作用】本発明の異物手選別フィーダーでは、まず、振
動フィーダーを作動させ、テーブルを振動させて、廃棄
物をテーブル上で搬送することができるようにし、同時
に作業者をテーブルの横で選別作業可能な体勢で配置す
る。異物の混入した廃棄物を供給手段の落下口から落下
させてテーブルに向け供給すると、落下してくる廃棄物
がガイド板に当たり、左右いずれかの斜め後方にはね返
る。はね返った廃棄物はテーブル幅いっぱいに広がって
テーブル上面に散乱する。この後、テーブル上の廃棄物
は、テーブルの振動により所定の速度で進んでいく。テ
ーブルから振動が与えられることで、廃棄物は互いの重
なりがとれてテーブル幅方向に均一に広がった状態とな
る。作業者は、テーブル上に広がって所定速度で進む廃
棄物の中から、異物を見つけ、手で取り出して排除す
る。供給手段で重なり合った状態のまま供給された廃棄
物が、テーブル上に達した時点でテーブル幅いっぱいに
広がっていることで、廃棄物が振動でテーブル上に重な
りなく均一に広がるのが早く、テーブル上の広い領域で
異物の判別が容易となり、異物の取り逃しを少なくし、
作業の能率もよくなる。異物を十分に取り去った後の廃
棄物は、そのままテーブル上を進み、端から搬出され
る。
【0007】テーブル上にテーブル幅方向に平行な突条
を設けた構成では、ガイド板に当ってテーブル上に達
し、その後テーブルの振動により所定の速度で進みだし
た廃棄物が、テーブル上に設けた突条に達すると、廃棄
物は突条の抵抗で一時滞留する。突条の手前の最前方の
廃棄物に対し、後方から進んできた廃棄物が突条手前の
空いたスペースを埋めるように横からまわりこむこと
で、突条の手前で廃棄物がテーブル幅方向に均一に広が
った状態となる。廃棄物は、テーブルの振動と傾きで徐
々に突条の上に進み、合せて、次々に進んでくる後続の
廃棄物に押されることで、テーブル幅方向に均一に重な
りなく広がった状態のままテーブル上をさらに進む。突
条における滞留により、突条の先へ進む廃棄物の量を時
間的に一定に保て、廃棄物の進行方向においても廃棄物
の重なりをなくして均一に広がった状態にできる。作業
者は、突条を越えて進む廃棄物中からより容易に異物を
見つけられ、確実に取り出して排除できる。
【0008】ガイド板前方にシールド体を設けた構成で
は、供給手段から落下してくる廃棄物の一部がガイド板
の角や隅に当たってガイド板の前方へはね返った場合で
も、廃棄物はシールド体に遮られ、その先の作業者の方
へは行かずにテーブル上に落ち、作業者の安全が保たれ
る。
【0009】ガイド板上に突条を設けた構成では、異物
の混入した廃棄物の供給手段の落下口から落下させて供
給すると、落下してくる廃棄物がガイド板およびガイド
板に設けた突条に当たり、ガイド板と突条の向きに対応
して左右いずれかの斜め後方にはね返り、テーブル幅い
っぱいに広がる。落下口から落ちてきた廃棄物や異物の
一部が勢いよくはね返らない場合でも、突条に沿って後
方にすべり落ちることでテーブルの端に達することがで
き、テーブルの振動でこの後十分にテーブル幅いっぱい
に均等に広がるだけの搬送距離を与えられる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の異物手選別フィーダーで
用いるガイド板の取付けは、テーブル面から設けたスタ
ンド上に取付けたり、ガイド板位置の横あるいは上方か
らのばした支持部材に取付けたりなど、廃棄物がガイド
板に勢いよく当たっても動かない取付け方であれば、ど
のように取付けてもかまわない。
【0011】本発明の異物手選別フィーダーに廃棄物を
落下させて供給する供給手段としては、搬送面を樋状と
したベルトコンベアやシュートなどが一般的に用いられ
る。これらの終端が振動フィーダーのテーブルの端の上
方に位置するようにして、廃棄物の落下口としている。
【0012】本発明の異物手選別フィーダーで使用する
一対のガイド板は、供給手段から落下してくる廃棄物が
当たっても壊れない丈夫な鋼板製とし、同様に鋼製とし
た突条を溶接により確実に取付けるのが望ましい。そし
て、ガイド板は、供給手段から落下させる廃棄物と確実
に接触してこれらを案内できるよう、廃棄物の前後左右
の落下範囲を含む大きさとするのが望ましいが、その形
状は三角形に限らず、どのような形でもかまわない。
【0013】本発明においてテーブル上に設ける突条
は、廃棄物が軽い抵抗を受けながらも乗り越えられるよ
う、進行方向に向かって徐々に上方に上がっていく、長
さが約2cm程度で高さが1cm位の斜面を有するもの
とするのが望ましい。その場合、突条は、テーブル上面
に細い鋼板を斜め向きに溶接して設けたり、肉盛溶接で
設けたりなど、前記の斜面が構成できれば、どのような
構造でもかまわない。
【0014】本発明でガイド板前方に設けるシールド体
は、ガイド板に当たって飛びはねた廃棄物が激しくぶつ
かっても破損しない丈夫な鋼板か、逆に廃棄物のぶつか
った衝撃を軟かく吸収する可撓性をもつ破れにくい素材
の膜状のものを、作業者をカバーできる十分な大きさと
して用いるのが望ましい。このシールド体は、テーブル
に直接取付けても、テーブル上方から吊り下げてテーブ
ルと独立させて設けてもよい。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本実施例は、テーブル上に突条を設け、ガイド板の前方
に鋼板製のシールド体を設けて、ガラス廃棄物から混入
した缶やセトモノを分離する分離処理プラントの一工程
に用いる、異物手選別フィーダーの例である。図1は実
施例を示す平面図、図2は実施例を示す側面図、図3は
実施例のガイド板を示す平面図、図4は実施例のガイド
板を示す正面図、図5は実施例のガイド板を示す側面
図、図6は実施例のガイド板を示す背面図、図7は実施
例における作業状態を示す説明図、図8は実施例を含む
分離処理プラントの工程図である。
【0016】本実施例の異物手選別フィーダー1は、振
動フィーダーを作動させて、そのテーブル2上に供給し
たガラス廃棄物14を進ませ、その間作業者17が異物
15の選別を行える仕組みとしている。テーブル2は、
長さ約3.5m、幅約1mの大きさで、床面に設けられ
た支持台11にゴム脚9と高さ調整部材10を介して5
°前方下向きに傾けた状態で振動可能に取付けている。
テーブル2下側には加振装置として、振動モータ3を取
付けている。テーブル2上方まで延びるベルトコンベア
12の終端とテーブル2上面とのちょうど中間の高さ
の、ベルトコンベア12からガラス廃棄物14が落下す
る途中の位置に、テーブル2上のガラス廃棄物14進行
方向に対し後方下向きに約35°傾いた辺で互いのなす
角が約100°となるように左右に傾けた三角形のガイ
ド板4を配置し、テーブル2から上方に突設した支柱5
に取付けている。それぞれのガイド板4上には、ガイド
板4の傾けた辺に対し斜め後方下向きとなる突条4aを
3cm程度の高さで突設している。ガイド板4は約20
cmの幅に渡って設けて、ベルトコンベア12から落下
するガラス廃棄物14が確実にガイド板4に当たるよう
にしている。ガイド板4の前方のテーブル2上には、ガ
ラス廃棄物14が進む際に抵抗を与えて、ガラス廃棄物
14がより均一にテーブル2を幅方向に広がるようにす
る長さ2cm、高さ1cmの突条6をテーブル2幅いっ
ぱいに設けている。そして、その上方には、ガイド板4
に当たり誤って前方にはね返ったガラス廃棄物14が作
業者17に接触するのを防ぐ鋼板製のシールド体7を設
ける。テーブル2のガラス廃棄物14搬出側は、端に進
むほどテーブル2幅を狭めて、次工程へガラス廃棄物1
4を送るベルトコンベア13上に正しく搬出されるよう
にすると共に、その下方でガラス廃棄物14を受けて、
ベルトコンベア13の中央寄りにガラス廃棄物14をも
れなく導く搬出ガイド8を設ける。
【0017】本実施例の異物手選別フィーダー1は、ガ
ラス廃棄物14からセトモノ等の異物15を取除く分離
処理プラント18の他の工程を構成する各装置と共に使
用する。異物手選別フィーダー1の振動モータ3を作動
させ、テーブル2を振動させてガラス廃棄物14を前方
に進ませることができるようにし、同時に作業者17が
異物手選別フィーダー1横で選別作業可能な状態で配置
についた後、投入ホッパー19に投入され、そこから供
給フィーダー20を経て単位時間に同じ量送り出される
ガラス廃棄物14を、ベルトコンベア12で異物手選別
フィーダー1に送り込む。幅40cmのベルトコンベア
12のベルト面の凹みで、実質20cm幅の狭い範囲で
重なり合って搬送されたガラス廃棄物14は、ベルトコ
ンベア12の端から次々に落下して、異物手選別フィー
ダー1のガイド板4または突条4aに当たり、斜め後方
にはね返るか、突条4aに沿ってすべり落ちるかして、
テーブル2幅いっぱいに広がりながら、テーブル2上面
に達する。ガイド板4・突条4aに当たって前方へはね
返った一部のガラス廃棄物14はシールド体7に当って
下に落ち、作業者17へ達することがなく安全である。
幅40cmのベルトコンベア12の中央の20cm程度
の幅の範囲で重なっていたガラス廃棄物14が3〜4倍
の幅でテーブル2上に広がることで、重なりがほとんど
なくなり異物15を判別しやすくなる。テーブル2上の
ガラス廃棄物14は、テーブル2の前方下向きへの傾き
と振動により前方へ所定の速度で進んでいく。ガラス廃
棄物14が突条6に達すると、突条6の抵抗で一時滞留
し、後方から進んできたガラス廃棄物14が突条6手前
の空いたスペースを埋めるように横からまわりこむこと
で、突条6手前でガラス廃棄物14がテーブル2幅方向
に均一に広がった状態となる。ガラス廃棄物14は、後
方から次々に進んでくるガラス廃棄物14に押し出され
る形で突条6を乗り越え、テーブル2上に均一に重なり
なく広がった状態のままテーブル2上をさらに進んでい
く。作業者17は、突条6を越えて進むテーブル2上の
ガラス廃棄物14の中から、セトモノなどの異物15を
見付け、手で取り出して横に設けられたシュート16に
落として排出する。テーブル2上にガラス廃棄物14お
よび異物15がほとんど重なりなく均一に広がっている
ので、異物15が判別しやすく、取り逃しを少なくでき
る。異物15を十分に取り去った後のガラス廃棄物14
は、そのままテーブル2上を進み、テーブル2幅が狭く
なった部分で中央に集まり、端からベルトコンベア13
上に搬出される。ガラス廃棄物14は搬出ガイド8に導
かれて、ベルトコンベア13の中央に集まった状態でベ
ルトコンベア13で搬送され、次工程に進む。異物手選
別フィーダー1である程度異物15を除去したガラス廃
棄物14は、次工程でインパクトブレーカー21により
20〜25mmの大きさまで破砕される。破砕後のガラ
ス廃棄物14は、次に振動ふるい22で選別され、前工
程で破砕できなかった異物15がここで分離される。振
動ふるい22を通過したガラス廃棄物14は次の吸引機
23に進み、アルミ片や紙ラベル片等の軽量な異物15
が吸引により分離される。ここから、ガラス廃棄物14
はさらに磁選機24に通され、磁気で引寄せられる鉄片
や鉄粉が分離される。磁選機24を通った後のガラス破
棄物14は、二次手選別として、再度作業者の手によ
り、アルミ片・石・セトモノ片等を除去される。その
後、ガラス廃棄物14は、金属検出除去装置25に通し
て全ての金属の異物15を分離され、さらに三次手選別
として作業者の手により残った全ての種類の異物15を
残らず回収すると、異物の分離処理が完了する。この
後、ガラス廃棄物14は、純度の高い再生用ガラス製品
(カレット)として再生処理にまわすことができる。
【0018】本実施例の異物手選別フィーダー1を分離
処理プラント18に用いることで、ガラス廃棄物14の
処理能力が、プラント全体で従来の1時間に約7t程度
であったのが、1時間に約14t位まで大幅に向上し、
作業効率を高めて、より低コストの処理が実現する。
【0019】
【発明の効果】本発明は、上記した構成を採用すること
により、テーブル上の広い領域で、廃棄物を供給後直ち
にテーブル幅いっぱいに展開して、確実に廃棄物を互い
に重ならせずに均一に広げることができ、振動フィーダ
ーの搬送区間を短くでき、設置スペースやコストの面で
有利な上、作業者は確実に異物を見つけて取出せ、異物
の取り逃しが少なく、廃棄物への異物混入率を大幅に低
下させて品質を向上でき、後の再生も容易に行え低コス
ト化できる。また廃棄物からの異物の取出し作業を能率
良く行えて処理能力を高められ、プラント全体において
も処理量を大幅に増やして処理コストを下げられる。
【0020】テーブル上にテーブル幅方向に平行な突条
を設けた構成を採用すると、テーブル上で廃棄物をテー
ブル幅方向に加え廃棄物進行方向にも重なりをなくして
均一に広げた状態にでき、作業者がより容易に異物を判
別して取出せ、確実に取り逃しなく異物を取り除ける。
【0021】ガイド板前方にシールド体を設けた構成を
採用すると、廃棄物が作業者の方へ飛んできたりせず、
作業中の作業者を安全に保って、作業に支障が生じるこ
とがない。また、シールド体に接触した廃棄物もテーブ
ル上に散乱させることで廃棄物をテーブルにまんべんな
く広げられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示す平面図である。
【図2】実施例を示す側面図である。
【図3】実施例のガイド板を示す平面図である。
【図4】実施例のガイド板を示す正面図である。
【図5】実施例のガイド板を示す側面図である。
【図6】実施例のガイド板を示す背面図である。
【図7】実施例における作業状態を示す説明図である。
【図8】実施例を含む分離処理プラントの工程図であ
る。
【図9】従来の異物手選別フィーダーにおける作業状態
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 異物手選別フィーダー 2 テーブル 3 振動モータ 4 ガイド板 4a 突条 5 支柱 6 突条 7 シールド体 8 搬出ガイド 9 ゴム脚 10 高さ調整部材 11 支持台 12 ベルトコンベア 12a コンベアフレーム 13 ベルトコンベア 13a コンベアフレーム 14 ガラス廃棄物 15 異物 16 シュート 17 作業者 18 分離処理プラント 19 投入ホッパー 20 供給フィーダー 21 インパクトブレーカー 22 振動ふるい 23 吸引機 24 磁選機 25 金属検出除去装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動フィーダーのテーブルの幅をその横
    に配置する作業者の手が届く幅とし、同振動フィーダー
    を作動させてテーブルを振動させながら、異物の混入し
    た廃棄物をテーブル幅より狭い供給手段の落下口から落
    下させてテーブルの端に供給し、廃棄物をテーブル上で
    所定の速度で進ませながらテーブル幅方向に広げて、テ
    ーブル横に配置した作業者の人手でこの広げた廃棄物の
    中から異物の選別・除去を行う異物手選別フィーダーに
    おいて、テーブル上面と供給手段の落下口との中間の高
    さの廃棄物の落下途中位置に廃棄物を当てて左右に分散
    させてテーブル上に落下させるガイド板を設けたことを
    特徴とする、異物手選別フィーダー。
  2. 【請求項2】 前記ガイド板を、廃棄物進行方向に対し
    後方下向きに傾いた面をさらに左右両側に向けて下向き
    に傾斜させた形状とした、請求項1に記載の異物手選別
    フィーダー。
  3. 【請求項3】 前記ガイド板の前方のテーブル上面にテ
    ーブル幅方向に突条をテーブル幅いっぱいに設けた、請
    求項1または2に記載の異物手選別フィーダー。
  4. 【請求項4】 前記ガイド板の前方に十分な広さのシー
    ルド体をテーブル幅方向に平行かつテーブル面と所定間
    隔あけて鉛直に設けた、請求項1〜3いずれか記載の異
    物手選別フィーダー。
  5. 【請求項5】 前記ガイド板上に平面配置形状が廃棄物
    進行方向向きのハの字状となるように左右一対の突条を
    それぞれ突設した、請求項1〜4いずれか記載の異物手
    選別フィーダー。
  6. 【請求項6】 缶・セトモノの異物が混入したガラスび
    んのガラス廃棄物を供給手段でテーブルに供給し、テー
    ブル上で広げたガラス廃棄物から前記異物の選別・除去
    を行う、請求項1〜5いずれかに記載の異物手選別フィ
    ーダー。
JP35301895A 1995-12-29 1995-12-29 異物手選別フィーダー Pending JPH09187739A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35301895A JPH09187739A (ja) 1995-12-29 1995-12-29 異物手選別フィーダー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35301895A JPH09187739A (ja) 1995-12-29 1995-12-29 異物手選別フィーダー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09187739A true JPH09187739A (ja) 1997-07-22

Family

ID=18428014

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35301895A Pending JPH09187739A (ja) 1995-12-29 1995-12-29 異物手選別フィーダー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09187739A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100538005B1 (ko) * 2002-06-26 2005-12-21 주식회사 피엔지아이비 재활용품의 선별 방법 및 그 장치
CN105170492A (zh) * 2015-09-25 2015-12-23 江苏海狮机械集团有限公司 布草分拣装置
CN109201527A (zh) * 2018-10-25 2019-01-15 慈溪市鸿越铜业有限公司 一种铜回料分检装置
CN113788307A (zh) * 2021-09-26 2021-12-14 安徽攀登重工股份有限公司 一种防漏料的带式输送机

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100538005B1 (ko) * 2002-06-26 2005-12-21 주식회사 피엔지아이비 재활용품의 선별 방법 및 그 장치
CN105170492A (zh) * 2015-09-25 2015-12-23 江苏海狮机械集团有限公司 布草分拣装置
CN109201527A (zh) * 2018-10-25 2019-01-15 慈溪市鸿越铜业有限公司 一种铜回料分检装置
CN113788307A (zh) * 2021-09-26 2021-12-14 安徽攀登重工股份有限公司 一种防漏料的带式输送机
CN113788307B (zh) * 2021-09-26 2022-12-02 安徽攀登重工股份有限公司 一种防漏料的带式输送机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5100063A (en) Recovery of components of waste plasterboard
JPH09187739A (ja) 異物手選別フィーダー
JP4480107B2 (ja) 空き缶等の選別処理装置
US5588534A (en) Garbage separator system
RU2057600C1 (ru) Способ извлечения металлических частиц из природного материала
US4219410A (en) Bar end separator
US4399029A (en) Apparatus for the concentration and sorting of solid waste materials according to their shapes, their sizes and their flexibility
US7866484B2 (en) Sorting device and method
KR100341714B1 (ko) 캔 재활용 장치 및 그 방법
JP3649149B2 (ja) ボトル状プラスチックの選別装置および選別方法
JPH09187735A (ja) 異物吸引除去装置
JP2004114018A (ja) 建設廃材の粗選別装置、その粗選別ライン、選別処理施設及び粗選別車両
JP3572542B2 (ja) 廃棄物の分離方法及びその装置
JPH089025B2 (ja) 廃棄物分別装置
JP3665204B2 (ja) プラスチック容器とラベルとの選別装置
US5294001A (en) Apparatus for removing oil from oil covered parts
GB1594216A (en) Recovery of material from refuse
KR200202836Y1 (ko) 캔 재활용 장치
JP3264590B2 (ja) しらす干しの異物除去装置
CA2472389A1 (en) Separation device
JP2005118685A (ja) 工場等の床清掃土分別機
JP2001062401A (ja) 破袋分別装置
JP3017458B2 (ja) 廃ガラスびんのサイズ選別装置
JP2553879B2 (ja) カレット処理装置
JP2561385B2 (ja) 破袋ほぐし装置