JPH09187412A - 塵取り - Google Patents

塵取り

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JPH09187412A
JPH09187412A JP30872196A JP30872196A JPH09187412A JP H09187412 A JPH09187412 A JP H09187412A JP 30872196 A JP30872196 A JP 30872196A JP 30872196 A JP30872196 A JP 30872196A JP H09187412 A JPH09187412 A JP H09187412A
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lid
dust
end wall
hole
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JP30872196A
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Koji Yamamoto
山本  幸司
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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、塵取りにおいて、その本体には床
面に転接される車輪を設けたり、本体の端壁を開閉自在
に構成することにより、特に使い勝手が良い上、使用時
の労力を著しく減少させた塵取りを提供することを目的
とするものである。 【構成】 本発明は、一面に開口部を有する箱状の本体
と、この本体の開口部を開閉する蓋と、上記本体に回転
可能に連結されると共に上記蓋に連動連結されたハンド
ルとを備える塵取りにおいて、上記本体には床面に転接
される車輪を設けたことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塵取りに関し、特
に使い勝手がよく、使用時の労力を著しく減少させた塵
取りに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、塵取りとしては、例えば図13に
示すように、一面に開口部102を有する箱状の本体1
01と、この本体101の開口部102を開閉する蓋1
03と、上記本体101に回動可能に連結されると共
に、上記蓋103を開閉するように構成されたハンドル
104とを備えるものが提案されている。
【0003】上記蓋103は、開口部102を覆う蓋本
体103aとその左右両側から本体101の左右両側壁
101aに沿って連出された耳部103bとを備え、両
耳部103bの先端を例えばボルト・ナット、鋲などに
よって本体101の左右両側壁101aに枢着してあ
る。
【0004】上記ハンドル104はその基端部が本体1
01の左右両側壁101aに回動可能に支持され、この
場合、例えば上記蓋本体103aを貫通する軸部104
aとその先端部に連結された把手104bとを備える。
【0005】この従来例の場合にはハンドル104の軸
部104aが蓋本体103aを貫通することによってハ
ンドル104の回動動作を直接蓋103に連動させてい
るが、これに代えて、他の従来例においては例えば図8
に示すように、チェーン、ワイヤーなどの伝動手段10
5を用いてハンドル104を蓋103に連動、連結する
ものも提案されている。
【0006】これらの塵取りは、不使用時には占有床面
積を小さくするために、開口部103と反対側の端面を
下側にして立てて置かれ、持ち運び時には、ハンドル1
04を手で持って床面から持ち上げて運ばれる。
【0007】又、塵取り作業時には本体101の底壁1
01bを床面に沿わせて置き、ハンドル104の把手1
04bを手で握って当該ハンドル104を所定の角度に
回動させることにより蓋103を開き、箒などによって
塵等を開口部102から掃き込む。この場合、塵等の位
置や掃き込む方向に対応して本体101の位置や向きを
変える時には、ハンドル104を持って開口部102を
一端床面から持ち上げて本体101の位置や向きを変え
た後、ハンドル104を下げ、本体101を床面に沿わ
せて置くと共に、蓋103を開き、上記と同様に、箒な
どによって塵等を開口部102から掃き込む。
【0008】一方、このようにして塵取りの本体101
内に掃き寄せられた塵等を当該本体101内から取り出
す時には、本体101を手で持ち上げ、開口部102を
下に向けながらハンドル104を操作して蓋103が開
かれる。この結果、本体101内の塵が所定の箇所に落
下、廃棄される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
塵取りは、持ち運び時には、ハンドル104を手で持っ
て床面から持ち上げて運ばれるので、重たく、使い勝手
が悪い上、特に今日の清掃事業の作業者の大部分を占め
る高齢者にとってはその重量が体力的にこたえるという
問題がある。
【0010】この場合において、この種、塵取りを駅や
屋外等で使用する場合、石や砂利等が掃き寄せられる結
果、その持ち運びに際し、一層重くなり、又、駅などの
階段がある箇所で使用すると、階段の上がり下りが高齢
者にとって体力上の負担が一層大きなものとなる。
【0011】又、塵取り時に開口部の向きや位置を変化
させるときに、いちいち本体を床面から浮き上がらせる
必要があるので、面倒で使い勝手が悪い上、作業性が悪
いという問題もある。
【0012】本発明は、上記技術的課題に鑑み完成され
たものであり、この種、塵取りにおいて、その本体には
床面に転接される車輪を設けたり、本体の端壁を開閉自
在に構成することにより、特に使い勝手が良い上、使用
時の労力を著しく減少させた塵取りを提供することを目
的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る塵取りは、
上記目的を達成するために、一面に開口部を有する箱状
の本体と、この本体の開口部を開閉する蓋と、上記本体
に回転可能に連結されると共に上記蓋に連動連結された
ハンドルとを備える塵取りにおいて、上記本体には床面
に転接される車輪を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0014】本発明を詳細に説明すれば、以下の通りで
ある。本発明が好適に適用される塵取りは、一面に開口
部を有する箱状の本体と、この本体の開口部を開閉する
蓋と、上記本体に回転可能に連結されると共に上記蓋に
連動連結されたハンドルとを備えるものであれば特に限
定されるものではない。
【0015】上記本体は、一面に開口部を有する箱状の
ものであればよく、開口部側から見て長方形、正方形な
どの角型の箱状のものに限らず、天壁が湾曲した例えば
蒲鉾型の箱状のものであってもよい。又、本体の大きさ
及び重量は、特に限定されないが、用途及び塵取り作業
の作業性を考慮して、一人の人間が牽引して歩行できる
程度に小型で、軽量であることが好ましい。もちろん、
本体を形成する材質は、特に限定されず、金属、合成樹
脂、木など任意の材質を選択することができる。
【0016】そして、本発明においては、この種、塵取
りにおいて、その本体には床面に転接される車輪を設け
られている。この車輪は本体の一部を凹入させて、本体
の幅の中に収まるように設けてもよく、本体の幅よりも
外側に突出するように設けてもよい。又、車輪の軸心は
固定されていても、いわゆる、自在車輪のように縦軸心
まわりに回転するように構成されていてもよく、更に、
車輪として球体を用いてもよいのである。
【0017】これにより、移動時には、本体を床面から
高く持ち上げずに、この車輪を床面に転接させながら本
体を引き回すことができ、本体の重量感を感じることな
く簡単に、かつ、楽に塵取りを移動させることができ
る。又、塵取り作業に際しては、車輪によって本体の底
壁が床面から斜めに浮き上がった状態になっているの
で、そのままハンドルを持って簡単に向きを替えたり、
位置をずらせたりすることができる。
【0018】本発明においては、塵取り時作業時に、車
輪によって本体の底壁が床面から斜めに浮き上がった状
態になっているので、本体内に回収した塵が再び、開口
部から本体外に転がり出したり、滑り出したりする虞れ
がある。
【0019】そこで、本発明において、この本体の底壁
には開口部の近傍で上方に突出する段部を設け、これに
より、本体内に回収した塵が開口部から本体外に転がり
出したり、滑り出したりすることを防止することが好ま
しい。
【0020】本発明において、ハンドルは長さが不変、
固定されたものでもよいが、例えば互いに摺動可能に嵌
合させた内外二重管からなる伸縮管、折り畳み可能に連
接された連接管あるいは連接軸、あるいはパンタグラフ
機構を介在させることにより長さを調節ないし切替えら
れるように構成されたものでもよい。
【0021】このようにハンドルの長さを調節ないし切
替え可能に構成する場合には、使用者の身長に合わせて
ハンドルの長さを調節することにより、使用勝手が高め
られる上、作業性も高められる。又、ハンドルの長さを
短くすれば、例えば本体内に回収した塵等を、例えばゴ
ミ箱等の塵集積容器内に廃棄する場合において、この塵
集積容器の縁が高くても、本体の開口部と反対側の端壁
を開き、単に塵取りを持ち上げた状態で、この端壁側か
ら本体内の塵等を落下、廃棄できるので、使い勝手や作
業性が良くなる上、労力を著しく軽減できるのである。
【0022】又、本発明において、開口部を開閉する蓋
は低価格性を高める上では基端部が本体上部に回動可能
に連結される1枚板で形成することが好ましい。しか
し、この場合には、開蓋時に蓋が開口部の上側に張り出
して、開口部及びその近傍が見づらくなり、塵等の収集
が不完全になることがある。そこで、本発明において
は、蓋が塵取り作業時において開かれ、且つこの蓋が、
本体上部に回動可能に連結された基端部と、この基端部
の先端に回動可能に連結された先端部とからなる中折れ
蓋で構成することにより、開口部及びその近傍を見易く
することが好ましい。
【0023】なお、この場合、先端部の先端縁を開口部
の左右両側に沿って移動させたり、或いは開口部の左右
両側から解放しておくかは自由である。又、中折れの方
向は本体の内側方向であっても、外側方向であってもよ
い。
【0024】ところで、本発明において、蓋を1枚板で
形成する場合に、蓋とハンドルとを連動させる方法とし
ては、ハンドルの下部を門型に形成し、蓋の外側に沿っ
て帯板と蓋との間にこのハンドルの下部を挿通させると
共に、ハンドルの両下端部を本体の両側壁に回転自在に
支持させる方法と、蓋の先端部に形成した孔にハンドル
を挿通すると共に、このハンドルの下端を本体の両側壁
に回転自在に支持させる方法とがあるが、コストダウン
を図る上では後者が有利である。しかし、後者は、組立
て作業性が低いという難点がある。
【0025】そこで、本発明においては、蓋の先端部に
ハンドルを挿通する孔が形成され、この孔が孔の幅又は
直径よりも幅の狭い切欠を介して蓋の先端に開放され、
ハンドルが少なくともその一部分でこの切欠の幅よりも
短い辺と長い辺とを有する長方形断面またはこれに内接
する断面形状に形成することにより、組立て作業性を高
めることができる。即ち、ハンドルのこの断面の細幅方
向を切欠の幅方向に合わせた後、切欠を通してハンドル
を孔の中に入れ、更にこの後、ハンドルを軸心周りに直
角に回転させるという簡単な作業でハンドルと蓋とを組
付けることができるようになるのである。
【0026】なお、この場合、孔の周囲とハンドルとの
摩耗を防止するため、ハンドルと蓋とを組しわせた後
に、孔の周囲にグロメットを嵌めることが推奨される。
又、デザイン性を高めると共に、安全性を高めるため、
このグロメットは蓋の先端側に延出し、切欠を埋めるよ
うにして切欠に嵌め込まれるように形成することが推奨
される。
【0027】本発明においては、本体の底壁及び天壁は
無孔の延板状であってもよいが、これら底壁と天壁との
一方又は両方、特に、底壁には多数の透孔を形成しても
よいのである。
【0028】底壁に透孔を形成する場合には、掃き込ま
れた塵等のうち透孔の大きさよりも小さい砂塵などの塵
埃が透孔から落下し、例えば落葉などの透孔の大きさ以
上の塵等のみを本体内に回収できるようになる。又、天
壁に透孔を形成する場合には、この透孔を通して、本体
内への塵等の回収状態を視認できるようになる。
【0029】この透孔を形成する方法としては、天壁又
は底壁の一部分に窓を開口し、その窓箇所に網、格子
子、縞格子子などで覆う方法、パンチング板などにより
形成する方法など、種々の方法を用いることができる。
【0030】又、この透孔を形成した部分は透明板、透
明膜、フィルター膜などによって覆うことができる。そ
して、これら透明板、透明膜、フィルター膜などには抗
菌剤、防黴剤、殺虫剤、吸水剤などの衛生剤を担持させ
て、衛生性を高めることができる。
【0031】更に、本発明においては、透孔が底壁又は
天壁の所定の範囲に形成され、且つこの透孔が形成され
ている部分が本体の他の部分から脱着可能に構成するこ
とができる。
【0032】このように、本発明においては、透孔が形
成される部分が取り外し可能な場合、つまり天壁又は底
壁の窓を透孔が形成された板材で着脱自在に覆う場合
と、取り外し不可能な場合とがあるが、このいずれの場
合にも透孔を覆う密閉板が本体に着脱可能に組付けられ
ても良いのである。
【0033】透孔が形成されている板材が本体の他の部
分から脱着可能に構成されている場合には、この透孔が
形成された板材に代えて、天壁又は底壁の窓を密閉板で
当該窓を塞ぐように構成しても良いのである。
【0034】取外し可能な透孔形成部分或いは密閉板を
本体に取外し可能に固定する方法としては、例えばビ
ス、クリップ、ファスナなどを用いて取外し可能に固定
したり、本体と透孔形成部分或いは密閉板とに互いに対
応する凹凸を形成し、この凹凸の噛み合いにより取外し
可能に係止したり、永久磁石を用いて本体と透孔形成部
分或いは密閉板とを取外し可能に固定する方法などを挙
げることができる。ただし、透孔形成部分或いは密閉板
を本体に固定することは必須のことではなく、単に透孔
形成部分或いは密閉板を本体の天壁或いは底壁における
窓箇所に形成した部に載せるだけでもよいのである。
【0035】本発明においては、特に限定されないが、
本体の開口部側と反対側、つまり本体の端壁側箇所に
は、当該本体の端壁側を下にして立てた状態で、本体を
床面に立てて支持させるスタンド部材が設けられている
ものが、塵取りを収納する場合に塵取りが倒れることを
防止できる結果、収納性を高めることができるので好ま
しい。
【0036】又、本発明においては、特に限定されない
が、作業に精神的な潤いと楽しみとを与えるために、蓋
が開かれた時に楽音ないし音声を発生する音声発生装置
を備えることが推奨される。この音声発生装置は、例え
ば蓋が開かれたことを直接に、あるいは、ハンドルや本
体の傾きを介して検出するセンサと、蓋がひらかれたこ
とをこのセンサにより検出した時に所定の楽音ないし音
声を発生する音声発生回路と、この音声発生回路を駆動
する電池とを備えるようにすればよく、この電池は係止
手段の係止作用を解除する電動機構を駆動する電池と兼
用することができる。
【0037】又、従来の塵取りでは、本体内に回収した
塵等を、例えばゴミ箱等の塵集積容器内に廃棄する場
合、塵取りにおける本体の開口部が下側になるように当
該塵取りを手で持って傾け、次いで、ハンドルを反転さ
せて、蓋を開くことにより、本体内に回収した塵等を上
記塵集積容器内に廃棄するが、この塵集積容器の縁が高
い場合等、塵取りを高く持ち上げたまま傾けたり、反転
させたりする必要があり、相当の労力を必要とし、高齢
者にとっては過度の負担となる上、作業性を高める上で
極めて不利になる。
【0038】そこで、本発明では、上記目的を達成する
ために、一面に開口部を有する箱状の本体と、この本体
の開口部を開閉する蓋と、上記本体に回転可能に連結さ
れると共に上記蓋に連動連結されたハンドルとを備える
塵取りにおいて、上記本体にはその開口部と反対側に開
閉可能な端壁が設けられていることを特徴とするもので
ある。
【0039】本発明が好適に適用される塵取りは、上記
の場合と同様であるから、重複説明を避けるために省略
する。
【0040】この場合、回収した塵等が開口部から本体
外に転がり出したり、滑り出したりする虞れがあるとき
には、この本体の底壁には開口部の近傍で上方に突出す
る段部を設けることが好ましい。
【0041】又、本発明において、本体には、開口部と
反対側に開閉可能な端壁と、この端壁を閉位置に係止す
る係止手段とが設けられ、更に、この本体、端壁或いは
ハンドルのうちいずれかには、上記係止手段の係止作用
を解除する解除操作手段が設けられることにより、この
ような塵集積容器の縁が高い場合などに本体の開口部と
反対側の端壁を開き、単に塵取りを持ち上げた状態で、
この端壁側から本体内の塵等を落下、廃棄できるように
することが望ましい。
【0042】更に、このように、開口部と反対側の端壁
を開閉できるようにする場合には、端壁を開いて水洗す
れば、本体内から跳ね返った洗浄水が作業者にかかる恐
れもなくなり、効率良く、しかも、衛生的に本体の内部
を水洗できるようになる。
【0043】この場合、上記端壁はその面方向に摺動し
て開閉されるようにしてもよいが、使い勝手を一層良く
するために、その面に対し揺動して開閉するように構成
し、その結果、係止手段の係止作用が解除された時に開
放方向に自重が作用し、自動的に端壁が開くようにする
ことが好ましい。又、この端壁は部分的に開閉できるよ
うにしてもよいが、使い勝手及び作業性を高めるため
に、全面的に開閉されるようにすることが好ましい。
【0044】更に、この場合には、端壁を確実に開放さ
せて本体内からの塵等の廃棄の作業性を高めるために、
端壁又はその近傍には当該端壁を開蓋方向に付勢する開
蓋スプリングを設けることが好ましく、このように構成
することによって、係止手段の係止作用が解除される
と、開蓋スプリングの付勢力によって端壁が一挙に且つ
確実に開くので、本体内の塵等を一層容易に且つ確実に
廃棄できるのである。
【0045】ところで、この開蓋スプリングとしては蔓
巻きバネ、板バネ、圧縮コイルバネなど任意のバネ部材
を用いることができるのであり、又、端壁の開閉角度に
よって付勢方向が切替わる切替え付勢バネ(トグルバ
ネ)を用いることもできるのである。
【0046】上記係止手段としては、端壁を閉じると自
動的に端壁を閉位置に係止するように構成してあればよ
く、例えば端壁に固定されたクリップと、本体に固定さ
れ、このクリップが係脱される係止部材とで構成した
り、鉄板製の端壁あるいは端壁に固定した鉄片に対向し
て本体に支持させた磁石、あるいは、電磁石で構成した
りすることができる。
【0047】又、係止手段としては、動作の確実性が得
られると共に、端壁を閉じると同時に自動的に係止手段
の係止作用が開始されるように構成することが好まし
く、例えば、係止手段が端壁に支持されたキーと、この
キーが挿抜されるキー孔が形成され、本体の底壁又は天
壁もしくは側壁に支持されたキー受けと、キー又はキー
受けをその他方に向かって付勢するスプリングとを備え
るものがその例として挙げられる。
【0048】ここで、キーが所定の範囲で進退可能に端
壁に支持され、スプリングによりキー孔に突入する係合
位置に付勢される場合には、キーの先端部の閉方向側の
面を傾斜面ないし湾曲面に形成したり、キー受けの先端
面を傾斜面ないし湾曲面に形成したりすることにより、
蓋を閉じる時にキーをキー受けに受け止めさせるとキー
が自然にキー受け側から後退し、キー受けに突き当てら
れた状態で滑りながらキー孔まで移動し、スプリングの
力でキーがキー孔に押し込まれて係止作用が開始され
る。
【0049】又、キーが端壁に固定され、キー受けがス
プリングによりキー孔にキーが突入する係合位置に付勢
される場合にも、キーの先端部の閉方向側の面を傾斜面
ないし湾曲面に形成したり、キー受けの先端面を傾斜面
ないし湾曲面に形成したりすることにより、蓋を閉じる
時にキーをキー受けに受け止めさせるとキー受けが自然
にキー側から後退し、キーがキー受けに突き当てられた
状態で滑りながらキー孔まで移動し、スプリングの力で
キー板がキー側に進出してキー孔にキーが入り、係止作
用が開始される。
【0050】この場合、キー受けの他にキー受けをキー
側に付勢するスプリングを設けてもよいが、キー受けを
板バネで構成することにより、部品点数を削減してコス
トダウンを図ることができる。
【0051】この係止手段が係止作用をしている間は、
端壁は閉位置に係止されているが、端壁と本体との密閉
性を高め、端壁のガタ付きを無くするために、係止手段
又は解除操作手段には端壁を閉蓋方向に付勢する閉蓋ス
プリングを設けることが望ましい。
【0052】この閉蓋スプリングは、端壁を閉蓋方向に
付勢するように構成してあればよく、例えば端壁に固定
した板バネからなるクリップで構成したり、本体に所定
の範囲内で進退可能に支持させた磁石、係止部材などと
解除操作手段とを連動させる連動機構に介在させた閉蓋
方向に付勢する引っ張りコイルバネで構成したり、ある
いは、端壁の開閉角度によって付勢方向が切替わるトグ
ルバネなどを用いることができる。
【0053】上記解除操作手段としては、これを操作す
ることにより、係止手段の係止作用を解除できるように
構成してあればよく、例えば把手やつまみ或いはスライ
ド手段などの係止手段を端壁の外面に設けたり、端壁の
周縁部に指掛けあるいは手掛け用の凹部や孔などの係止
手段を形成して、これらの係止手段の係止作用を手で直
接解除し、端壁を開閉操作できるようにすることが可能
である。
【0054】しかしながら、この場合には、端壁の開放
と同時に落下する塵によって手が汚れる虞れがある。そ
こで、このような問題を解消するために、本発明におい
ては、特に、例えば解除操作手段が、使用者により操作
される操作具と、端壁を閉位置に係止する係止手段と、
この操作具の操作により端壁を開閉する連動手段とで構
成され、上記操作具が、端壁から離れた位置、例えばハ
ンドル、つまりハンドルの軸部或いはその先端に設けら
れている把手部に設けられて、端壁から離れた位置で係
止手段の係止作用を解除できるようにすることが好まし
い。
【0055】なお、上記連動手段としては、操作具に係
止手段を機械的に連動させる機械機構的なものと、電気
的なものと、両者を組み合わせたものとが考えられる。
また、操作具としては押し又は引き操作するもの、押し
ボタン、レバー、回転操作されるものなど種々のものが
挙げられる。
【0056】機械的な連動手段としては、レリーズワイ
ヤ、レバー、リンクプレート、歯車などを適宜組み合わ
せたものの他、圧油などの非圧縮性流体を用いることが
可能であり、又、電気的な連動手段を用いる場合には、
解除操作手段が、電池と、この電池を駆動源として係止
手段の係止作用を解除するソレノイド、モータなどの電
動機構と、使用者により操作されて電動機構の動作をオ
ンオフするスイッチからなる操作具とを備えるように構
成される。ここで、電池としては、一次電池、二次電池
及び太陽電池などを用いることができる。
【0057】本発明においては、構造を一層簡単にする
ために、例えば端壁が、前述のように、揺動して開閉で
きるように設けられている場合には、本体を端壁側を下
にして床面に下ろすことにより、解放された端壁を閉方
向に移動させて端壁を本体に係止させたり、又、端壁が
その面方向に摺動して開閉されるように構成されている
場合には解放された端壁が閉じるように当該端壁を足等
で摺動させてこの端壁を本体に係止させるようにしても
良いが、端壁を閉じるための閉止操作手段を設けてもよ
い。
【0058】この閉止操作手段としては、例えばハンド
ルの軸部に進退可能に内嵌されたスライドと、一端が端
壁の内面に固定され、他端がこのスライドに固定される
ワイヤー又はチェーンと、このスライドから軸部に形成
した溝を通って軸部の外側に突出させた操作つまみとで
構成することができる。
【0059】上記溝は、ハンドルにおける軸部の軸心方
向に延びる縦溝部とこれの両端から周方向に連続する上
下の横溝部とからなり、端壁を閉位置で保持する時には
上の横溝部に操作つまみを位置させて端壁が閉位置から
解放方向に移動することを牽制する。又、端壁を解放す
る時には操作つまみを縦溝部又は下の横溝部に位置させ
て端壁が閉位置から解放方向に移動することを許容す
る。
【0060】なお、このワイヤー又はチェーンの中間に
引っ張りコイルバネ、つまり密閉スプリングを介在させ
て、操作つまみを上の横溝部に位置させた時に、端壁を
閉位置から更に閉方向に付勢するようにすれば、端壁の
密閉性が高められ、細かい塵が端壁と本体の間の隙間か
らこぼれ落ちることを防止できる。
【0061】又、本発明においては、上記塵取りの場合
と同様の理由により、ハンドルを伸縮可能に構成した
り、蓋が塵取り作業時において開かれ、且つこの蓋が、
天壁に回動可能に連結された基端部と、この基端部の先
端に回動可能に連結された先端部とからなる中折れ蓋で
構成しても良いのである。
【0062】更に、本発明においては、上記塵取りの場
合と同様の理由により、本体の底壁又は天壁のうち少な
くとも底壁には多数の透孔が形成されていても良いので
あり、この場合、透孔が底壁又は天壁の所定の範囲に形
成され、且つこの透孔が形成されている部分が本体の他
の部分から脱着可能に構成されていたり、また、この透
孔を覆う密閉板が本体に着脱可能に組付けられても良い
のである。
【0063】ところで、本発明においては、上記塵取り
の場合と同様の理由により、本体の端壁箇所には、当該
本体の端壁側を下にして立てた状態で、本体を床面に立
てて支持させるスタンド部材を設けるのが望ましい。
【0064】又、このように端壁が開閉可能に構成され
た塵取りにおいては、上記と同様の理由により、本体に
は床面に転接される車輪が設けられているものが好まし
い。
【0065】更に、本発明においては、上記の塵取りの
場合と同様の理由により、蓋が開かれた時に楽音ないし
音声を発生する音声発生装置を備えることが好ましい。
【0066】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて
具体的に説明すれば、以下の通りであるが、本発明はこ
の実施例に限定されるものではない。
【0067】図1の縦断側面図及び図2の平面図に示す
ように、本発明の一実施例に係る塵取りは、一面に開口
部2を有する箱状の本体1と、この本体1の開口部2を
開閉する蓋3と、上記本体1に回動可能に連結されると
共に上記蓋3にワイヤー4を介して連動連結されたハン
ドル5とからなる基本的構造を有し、本発明において
は、更に上記本体1に車輪6を回動可能に支持させ、こ
れによって、塵取り作業時には上記車輪6が床面Fに転
接され、本体1の底壁7は開口部2側で床面Fに接し、
車輪6側では床面Fから浮き上がるように構成されてい
る。
【0068】そして、この実施例では、更に以下に述べ
る構造を有する。上記ハンドル5は本体1の両外側に跨
がり、その左右両側壁8・9に回転自在に挿通される略
C字形の基部5aと、この基部5aの上辺中央部から延
出された軸部5bと、この軸部5bの先端に固定される
把手5cとからなり、基部5aと軸部5bとの交差点に
はワイヤー4を介して上記蓋3に連結されている。
【0069】上記底壁7の開口部2側の先端には、床面
Fから本体1内に掃き込まれる塵を案内する磁気ゴム製
の縁材10が装着され、塵取り作業時にはこの縁材10
を床面Fに密着させて底壁7と床面Fとの間に隙間が生
じるのを防止し、一方、蓋3を閉じた時にはこの縁材1
0の磁気によって蓋3を開口部2近傍の本体1に吸着さ
せ、蓋3の密閉性を高めるように構成している。
【0070】上記本体1の底壁2には開口部2の近傍で
上方に突出する段部11が形成され、これにより、塵取
り作業時に本体1内に掃き込まれた塵が底壁2にそって
開口部2の外に転がり出たり、滑り出たりすることが防
止されるように構成されている。
【0071】図1及び図3の縦断側面図に示すように、
上記本体1の開口部2と反対側の端壁12は軸13を介
して本体1の天壁14に回動可能に軸支され、蔓巻きバ
ネからなる開蓋スプリング15によって開蓋方向に付勢
されている。
【0072】又、この端壁12は左右一対の係止手段1
6によって閉位置で係止され、この係止手段16の係止
作用を解除操作手段17で解除することにより、閉位置
から上記開蓋スプリング15によって約90°開いた開
位置まで跳ね開かれるように構成されている。
【0073】この係止手段16は、図3に示すように、
本体1の左右両側壁8・9にレバー16aを介して昇降
可能に支持された係止ピン16bと、端壁12の内側面
に固定された板バネからなる係合部材16cとからな
り、端壁12が閉位置に移動すると、自動的に係合部材
16cが係止ピン16bと噛み合い、この係合部材16
cのバネ力で端壁12を更に閉方向に付勢し、端壁12
の密閉性を高めるように構成されている。
【0074】上記レバー16aは圧縮コイルスプリング
からなる戻しバネ16dにより係合ピン16bが係合部
材16cと噛み合う係止位置に付勢され、解除操作手段
17を操作することにより図上、反時計周り方向に回転
して係合部材16cから離脱する解除位置に移動する。
この離脱により、係合手段16の係止作用が解除され、
端壁12が開蓋スプリング15によって開かれることに
なる。
【0075】尚、左右のレバー16aはこれらの回転中
心となる支軸16eにより互いに連動連結されている。
【0076】図1と、図4の正面図に示すように、上記
解除操作手段17は、ハンドル5の把手5cに軸部5b
の軸心方向に進退可能に支持させた操作具17aと、こ
の操作具17aの動作を係止手段16のレバー16aに
伝達するレリーズワイヤ17bとからなり、把手5cの
先端部と共に操作具17aを握り締め、レリーズワイヤ
17bを引っ張ることにより、上記レバー16aが係止
位置から解除位置に移動される。
【0077】又、この塵取りには、開かれた端壁12を
閉位置に戻すために、閉止操作手段18が設けられ、こ
の閉止操作手段18は、ハンドル5の軸部15bに進退
可能に内嵌されたスライド18aと、このスライド18
aから軸部15bに形成した溝5dを通って軸部15b
の外側に突出させた操作つまみ18bと、一端が端壁1
2の内面に連結され、他端が上記スライド18aに連結
されるワイヤー18cと、ワイヤー18cと端壁12と
の間に架着され、閉位置に位置する端壁を更に閉方向に
付勢する密閉スプリング18dとを備えている。
【0078】上記溝5dは、図4に示すように、軸部5
bの軸心方向に延びる縦溝部5eと、その上下両端から
周方向に延びる上下の横溝部5f・5gとからなり、操
作つまみ18bを上の横溝部5fに位置させることによ
り、端壁12を閉位置に牽制し、かつ、密閉スプリング
18dで端壁12を閉位置から更に閉方向に付勢して端
壁12の密閉性を高めるように構成されている。又、操
作つまみ18bを縦溝部5e又は下の横溝部5gに位置
させることにより、端壁12が閉位置から開位置に移動
することを許容できるようにしている。
【0079】上記開口部2は、塵取り作業時に斜め上方
に向かって開口するように形成され、蓋3は、天壁14
の端縁に回動可能に連結された基端部3aと、この基端
部3aの先端に回転可能に連結された先端部3bとから
なり、本体1の外側に中折れする中折れ蓋で構成されて
いる。
【0080】この先端部3bの先端は本体1の左右両側
壁8・9に案内されて移動するように構成してもよい
が、ここでは、構成を簡単にするため、本体1の左右両
側壁8・9に拘束されないようにしている。従って、先
端部3bは基端部3aの先端に垂れ下がるようにして開
かれることになる。
【0081】図2に示すように、上記本体1の底壁7及
び天壁14は透孔を有しない板材で形成されていても良
いが、この場合、この底壁7及び天壁14には所定の開
口寸法で、且つ多数の透孔19が形成された透孔形成部
20が設けられている。この透孔形成部20は四辺形の
縁部材20aとその内側の開口部を覆う金網20bとで
形成され、本体1の他の部分に対してビス20cで着脱
可能に固定されている。
【0082】図3に示すように、天壁14の透孔形成部
20は内側から透明板20dで覆われ、掃き込んだ塵埃
が透孔19から飛び出すのを防止すると共に、上側から
本体1内部の塵の溜まり具合などを観察できるようにし
ている。なお、この透明板20dは内部観察を長期間に
わたって容易にできるようにするため、必要に応じて表
裏両面に防汚処理及び硬化処理を施してある。
【0083】又、図1及び図3に示すように、上記底壁
7にも、天壁14の透孔形成部20に対応する位置に、
天壁14の透孔形成部20と同様に構成した透孔形成部
20が設けられている。
【0084】一方、底壁7の透孔形成部20には透明板
20dは設けず、この透孔形成部20から当該透孔19
よりも小さい砂、水などが排出できるように構成されて
いる。
【0085】図1ないし図3に示すように、上記端壁1
2の外側には、この端壁12を下にして立てた状態に本
体1を床面Fに支持させるスタンド部材21が設けられ
る。
【0086】このスタンド部材21の材質は特に限定さ
れるものではないが、ここではスタンド部材21が床面
F上で滑ることを防止するために、表面摩擦係数が大き
い材質、例えばゴムで形成されている。
【0087】又、ここでは、2つのスタンド部材21を
設けているが、3つ以上のスタンド部材21を設けても
よい。
【0088】更に、この実施例では、車輪6が端壁12
より突出するようにしているので、スタンド部材21を
車輪6よりも大きく突出させているが、車輪6が端壁1
2より突出しないように設けられる場合には、スタンド
部材21は端壁12からわずかに突出する程度に小さく
してもよい。
【0089】次に、この塵取りの使用方法を説明する。
まず、使用しない時には、端壁12を下にして立てた状
態で床面Fに置いて収納する。本体1における端壁12
の外方にはスタンド部材21が設けられているから、塵
取りは倒れ難くなり、安定良く床面F上に立設されるの
で収納性が良い。
【0090】使用時に塵を掃き込む所まで移動させる時
には、ハンドル5の把手5cを持ち、車輪6の軸を中心
にして本体1及びハンドル5をある角度以内で傾ける
と、車輪6のみが床面F上に転接するようになり、その
まま引っ張って移動できる。従って、塵取りの重量が車
輪6を介して床面Fに支持されるので、使用者は塵取り
における車輪6の転がり抵抗(摩擦)があるだけで、殆
ど何の抵抗も感じることなく楽に移動させることができ
る結果、高齢者でも何等負担を感じることなく使用でき
るのである。
【0091】塵取り作業時には、塵取りを床面Fに沿っ
て置き、ハンドル5を所定の角度以上に傾けると、蓋3
が開くと共に、この蓋3の先端部3bの重量によって中
折れ状態になる。
【0092】このように、蓋3が中折れ状に構成されて
いるので、開かれた蓋3の先端が大きく開口部2の前方
に張り出すことがなく、開口部2と床面Fとが接触して
いる箇所を容易に観察することができる。
【0093】蓋3を開けた後、例えば箒で床面F上の塵
等が本体1内に掃き込まれるのであり、更に、他の箇所
の塵等を掃き込むために、開口部2の方向を変えたり、
本体1の位置をずらしたりする場合には、ハンドル5を
握って変えたり、ハンドル5を引きずることにより本体
1の方向や位置が変わる。この場合、本体1はその車輪
6の回転によってほとんど抵抗無く本体1の方向や位置
を変えることができる。
【0094】即ち、一旦ハンドル5を持ち上げて本体1
を床面Fから起こしたり、浮き上がらせたりする必要が
ないので、楽に本体1の方向や位置を変えることができ
る上、作業性を高めることができる上、労力を著しく軽
減できるのである。
【0095】又、底壁7には多数の透孔19が形成され
ているので、掃き込んだ塵のうち、この透孔19の大き
さよりも小さい砂利や小石更に水等はこの透孔19から
本体1の下方に排出され、本体1内には例えば落葉など
の所定の大きさ以上の塵だけが本体1内に回収され、砂
利や小石更に水などによる重量増加のために移動性や作
業性が損なわれることを防止できる。
【0096】更に、天壁14には多数の透孔19が形成
されているので、清掃作業をしながらこの透孔19を介
して本体1内の塵等の回収具合を観察することによっ
て、例えば本体1内の塵等を塵捨て場に捨てに行くか、
更に清掃を続行するかなどを容易に判断できるようにな
る。
【0097】床面F上の塵を掃き込んだ後には、ハンド
ル5を手で握って引きずる角度にすることにより、蓋3
が閉じられ、上述した要領で、塵取りを容易に次の塵取
り作業を行う位置まで移動させることができる。
【0098】本体1内に回収した塵等を当該本体1から
廃棄する時には、従来の塵取りと同様に、本体1を寝か
せて蓋3を開き、更に、本体1を大きく傾けたり、反転
させることにより開口部2から塵等を廃棄することがで
きる。
【0099】又、閉止操作手段18の操作つまみ18b
を縦溝部5e又は下の横溝部5gに位置させてから、ハ
ンドル5を持って本体1を所定の高さに持ち上げた後、
把手5cの先端部と共に解除操作手段17の操作具17
aを握り締め、レリーズワイヤ17bを引っ張ることに
より、上記レバー16aが係止位置から解除位置に移動
させ、係止手段16の係合ピン16bを係合部材16c
から離脱させて係止手段16の係止作用を解除し、開蓋
スプリング15によって端壁12を約90°開かせるこ
とにより、端壁12側からも本体1内の塵等を廃棄でき
る。
【0100】端壁12を開いて塵等を廃棄した場合に
は、その後、閉止操作手段18の操作つまみ18bを縦
溝部5eの上端に移動させ、上の横溝部5fに位置させ
ることにより端壁12を閉じる。この端壁12を閉じる
までに把手5cに設けた操作具17aを手放しておけ
ば、端壁12の閉止と同時に係止手段16における係合
部材16cが係合ピン16bに係合し、以後、端壁12
は閉位置に保持される。更に、閉止操作手段18の操作
つまみ18bを上の横溝部18fに移動させることによ
り、端壁12は係止手段16の係止作用と閉止操作手段
18の牽制作用とによって確実に閉位置に保持される。
【0101】図5に示す本発明の他の実施例において
は、係止手段16が本体1の底壁7に、例えば合成樹脂
でできたホルダ16fを介して端壁12に向かって所定
の範囲内で進退可能に支持された磁石16gと、この磁
石16gを端壁12に向かって付勢する戻しばね16h
とで構成される。
【0102】又、解除操作手段17のレリーズワイヤ1
7bは磁石16gを端壁12から離隔する方向に付勢す
る牽引バネ17を介して磁石16fに連結され、レリー
ズワイヤ17bを一定以上大きく引っ張ることにより、
牽引バネ17cが伸び、この付勢力が磁石16gの端壁
12への磁気吸着力及び戻しバネ16hの付勢力に打ち
勝って磁石16gを端壁12から所定の距離だけ離隔さ
せる。これにより、端壁12に作用する磁石16gの磁
力が弱くなり、係止手段16が端壁12を閉位置に係止
する係止作用が解除される。
【0103】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は上記の一実施例のそれらと同様であるので、重複を
避けるため、これらの説明は省略する。
【0104】図6に示す本発明の又他の実施例では、蓋
3の先端部3bにおける先端の左右両側部にリンク3c
の一端部が回転可能に枢着され、このリンク3cの他端
部には左右両壁(ここでは左壁8を例として示す。)の
開口部2近傍に形成された案内溝8aに摺動可能に突入
させたガイドピン3dを支持させてある。
【0105】この蓋3を開閉するとガイドピン3dが案
内溝8a内で摺動し、蓋3の先端がリンク3cを介して
このガイドピン3dの動きに拘束される結果、開口部2
の縁に沿って移動する。
【0106】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は上記の各実施例のそれらと同様であるので、重複を
避けるためこれらの説明は省略する。
【0107】上記の各実施例においては、ハンドル5の
軸部5bが1本のパイプで構成されているので、その長
さは不変であるが、本発明においては、例えばこのハン
ドル5の軸部5bを互いに摺動可能に嵌合された内外二
重管で構成したり、把手5cと基部5aとの間にパンタ
グラフ機構を介在させたり、軸部5bを折り畳み可能に
構成したりすることにより、ハンドル5の長さを可変に
することができる。
【0108】このようにハンドル5の長さを可変にすれ
ば、使用者の身長に合わせてハンドル5の長さを調整し
て作業性を高めたり、本体1を高く持ち上げる際、ハン
ドル5を短くして解除操作手段17の操作具17aや閉
止操作手段18の操作つまみ18bの操作を容易にし、
作業性を高めることができる。
【0109】図7ないし図11に示す本発明の更に他の
実施例では、蓋3は、その基端部が本体1の上部に回転
自在に支持された1枚板で構成され、図8ないし図10
に示すように、この蓋3の先端部にはハンドル5の軸部
5bを挿通させる楕円孔3eが形成される。図9及び図
10に示すように、この楕円孔3eはその幅よりも細幅
の切欠3fを介して蓋3の先端側に開放され、ハンドル
5の軸部5bはこの切欠3fの幅よりも短い辺と長い辺
とを有する長方形筒型に形成されている。
【0110】このハンドル5の軸部5bは、図9に実線
で示すように、短辺を溝幅方向に向けることにより切欠
3fを通すことができ、同図に2点鎖線で示すように、
楕円孔3eに入れた後、同図に破線で示すようにその軸
心周りに90°回転させることにより楕円孔3eから先
端方向に脱出しなくなる。
【0111】上記軸部5bは予めグロメット22の孔に
挿通してあり、前記のようにして軸部5bを楕円孔3e
に入れた後、このグロメット22を楕円孔3eの周縁及
び切欠3fの両側縁部に嵌め、軸部5bが楕円孔3eか
ら脱出することを確実に防止すると共に、蓋3と軸部5
bとが直接に接触して軸部5bや楕円孔3eの周縁がが
摩耗することを防止する一方、グロメット22により切
欠3fを埋めて外観の見栄えを良くしている。
【0112】なお、図7に示すように、ハンドル5は、
軸部5bの下端に本体1を跨ぐ門型の基部5aを連結
し、この基部5aの両端部を本体1の左右両側壁8・9
に回転自在に支持させている。又、解除操作手段17の
レリーズワイヤ17bは軸部5bの下端から基部5aの
左右いずれか一方に沿って本体1外に導出され、本体1
の端壁12の外側まで引き回してある。符号23はレリ
ーズワイヤ17bをハンドル5の基部5aに支持させる
クリップファスナであり、24はレリーズワイヤを本体
1の外面に固定するワイヤ押さえである。
【0113】図11に示すように、このレリーズワイヤ
17bの一端は、端壁12の外側に設けた係止手段16
のキー16iにワイヤストッパ16jを介して連結さ
れ、スプリング16kに抗してキー16iをキー受け1
6mから離脱する方向に牽引できるようにしている。
又、このレリーズワイヤ17bは、図示はしないが、前
記各実施例と同様にハンドル5の軸部5b内を通り、そ
の他端が把手5cに設けた操作具17aに連結してあ
る。
【0114】上記キー受け16mは本体1の例えば底壁
7に溶接などにより固定された鉄板からなり、その下部
に、閉位置に位置するキー16iに対応するキー孔16
nが形成されている。
【0115】上記キー16iの先端部の端壁12側の面
は先端に向かうほど外側に傾斜するように湾曲させてあ
り、開かれた端壁12を閉じる時には、このキー16i
の湾曲した先端面がキー受け16mの先端に受け止めら
れ、キー受け16の先端を滑りながらスプリング16k
に抗して後退し、更に、キー16iの先端がキー孔16
nに達するとスプリング16kによりキー16iの先端
部がキー孔16nに押し込められて、端壁12が閉位置
に係止されることになる。
【0116】端壁12を下側にし、操作具17aを操作
して、キー16iをキー孔16nから抜き取ると、端壁
12はその自重と、キー16iの重量により自然に開か
れ、本体1内に収集された塵が下方に落下する。
【0117】本体1の開口部2を開き、この開口部2側
からホースを差し込んで水洗いすると、洗浄水は本体1
内から開口部2側に跳ね返ることなく、端壁12側から
流出するので、効率良く本体1内を洗浄できると共に、
本体1内から跳ね返った水が作業員にかかり、作業員の
服を濡らしたり、汚したりする恐れは無く、衛生性を高
めることができる。
【0118】なお、底壁6には端壁12の先端部を受け
止める磁気ゴムからなるシール部材25を設けて、閉位
置に位置する端壁12と底壁との間から塵が漏れ落ちる
ことを防止できるようにしている。
【0119】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は上記の各実施例のそれらと同様であるので、重複を
避けるためこれらの説明は省略する。
【0120】図12に示す本発明の又更に他の実施例に
おいては、キー16iが端壁12に固定され、板バネで
作ったキー受け16mがキー16iから離れる方向に反
り返ることによりキー16iとキー受け16mとの係合
が解除される。
【0121】この実施例では、キー受け16mの先端を
キー16iから離れる方向に反り返えらせるために、解
除操作手段17に防水型のソレノイド17dが設けら
れ、このソレノイド17dを駆動するための電池17e
が防水ケース17fを介して端壁12の外面に支持させ
てある。そして、図示はしないが、ハンドル5に設けら
れたスイッチからなる操作具17aとこれら電池17e
及びソレノイド17dとにわたって設けた配線を操作具
17aでオンすることにより、ソレノイド17dが作動
してキー受け16mの先端をキー16iから離れる方向
に反り返えらせ、キー16iからキー受け16mを離脱
させる。これにより、端壁12はその自重と、キー16
i、ソレノイド17d及び電池17eの重量とにより自
然に開かれ、本体1内に収集された塵が下方に落下す
る。
【0122】この実施例のその他の構成、作用ないし効
果は前例のそれらと同様であるので、重複を避けるため
これらの説明は省略する。
【0123】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の塵取り
においては、本体に、床面に転接させる車輪を設けたの
で、移動時に本体を床面から高く持ち上げずに、この車
輪を床面に転接させながら本体を引き回すことができ、
本体の重量感を感じることなく簡単に、かつ、楽に塵取
りを移動させることができる。この結果、高齢者なども
容易に使用できるのである。
【0124】又、塵取り作業に際しては、車輪によって
本体の底壁が床面から斜めに浮き上がった状態になるの
で、そのままハンドルを持って簡単に向きを替えたり、
位置をずらせたりすることができ、作業が楽になり、使
い勝手が良くなると共に作業性を高めることができる。
【0125】本発明において、特に本体の底壁における
開口部の近傍で上方に突出する段部を設けた場合には、
本体内に掃き込んだ塵等が転がり出たり、滑り出たりす
ることを防止でき、更に使い勝手が良くなると共に作業
性が更に高められる。
【0126】又、本発明において、特にハンドルが伸縮
可能に構成されている場合には、使用者の身長に合わせ
てハンドルの長さを調整して、使い勝手を一層良くでき
ると共に作業性を高めることができるのであり、又、塵
捨て時などで本体を高く持ち上げる時の使い勝手を一層
良くできると共に作業性を著しく高めることができる。
【0127】更に、本発明において、蓋が塵取り作業時
において開かれ、且つこの蓋が、天壁に回動可能に連結
された基端部と、この基端部の先端に回動可能に連結さ
れた先端部とからなる中折れ蓋で構成されていると、開
かれた蓋が開口部を上側から隠す恐れがなくなるので、
開口部及びその近傍を十分に観察しながら塵等を本体内
に掃き込むことができる結果、使い勝手が一層良くなる
と共に、作業性を一層高めることができる上、塵等の掃
き残しが無くなるなどの効果を有するのである。
【0128】又更に、本発明において、蓋が塵取り作業
時に開かれ、且つこの蓋が、本体上部に基端部を回動自
在に連結された1枚板からなる場合には、部品点数を少
なくして、タストダウンを図ることができるという効果
を奏する。
【0129】この場合に、蓋の先端部にハンドルを挿通
する孔が形成され、この孔が孔の幅又は直径よりも幅の
狭い切欠を介して蓋の先端に開放され、ハンドルが少な
くともその一部分でこの切欠の幅よりも短い辺と長い辺
とを有する長方形断面又はこれに内接する断面形状を有
すると、ハンドルをその短辺を切欠の幅方向に向けて蓋
の先端側から切欠を通して孔に入れ、孔の中でハンドル
をその軸心周りに90°回転させることにより、簡単に
ハンドルを組付けることができ、組立て作業性を高めて
コストダウンを図ることができる効果が得られる。
【0130】又、本発明において、本体の底壁又は天壁
のうち少なくとも底壁には多数の透孔が形成されている
と、底壁の透孔から砂利、水などの余分のものを排出し
て、例えば落葉など回収が必要なごみだけを分別して回
収し、余分な重量の増加による使い勝手や作業性の低下
を防止したり、天壁の透孔から本体内の塵等の回収具合
を観察して、清掃の中断や続行の判断が容易にできるよ
うになる。
【0131】この場合に、透孔が底壁又は天壁の所定の
範囲に形成され、且つこの透孔が形成されている部分が
本体の他の部分から脱着可能に構成されていると、この
透孔形成部分を本体から取り外して、例えば密閉板と交
換したり、透孔形成部分や本体内部の清掃を容易にした
りすることができる。
【0132】又、この場合において、透孔を覆う密閉板
が本体に着脱可能に組付けられていると、必要に応じて
密閉板で透孔を閉じることができる結果、通常の塵取り
としても使用できる効果を奏する。
【0133】更に本発明において、本体の端壁には、こ
の端壁を下にして本体を立てた状態で、塵取りを床面に
支持させるスタンド部材が設けられていると、塵取りを
使用しない状態では、端壁側を下にして安定良く塵取り
を立たせて置くことができる結果、収納性を高めること
ができる。
【0134】又、本発明において、蓋が開かれた時に楽
音ないし音声を発生する音声発生装置を設けると、使用
者が塵取り作業のために蓋を開けるごとに楽音ないし音
声を聞くことにより精神的な潤いや楽しみを得ることが
できる。
【0135】又、本発明において、塵取りの本体にはそ
の開口部と反対側に開閉可能な端壁が設けられているこ
とにより、本体における開口部と反対側からも塵等を廃
棄することが可能になり、塵等を取り出す際、即ち、塵
等を捨てる際の使い勝手が良くなると共に、塵等を捨て
る作業の作業性を著しく高めることができる上、洗浄水
を本体内から跳ね返らせることなく効率良く、しかも、
衛生的に本体内部を洗浄できるようになる。
【0136】ここで、本体の底壁に開口部の近傍で上方
に突出する段部を設けると、本体内に掃き込んだ塵が底
壁を伝って外部に滑り出たり、転がり出たりすることを
防止でき、清掃作業の作業性を高めることができる。
【0137】そして、特に本体には、その開口部と反対
側に開閉可能な端壁と、この端壁を閉位置に係止する係
止手段とが設けられ、しかも本体、端壁或いはハンドル
のうちいずれかには上記係止手段の係止作用を解除する
解除操作手段が設けられる場合には、本体における開口
部と反対側からも塵等を廃棄することが一層簡単にな
り、塵等を取り出す際、即ち、塵等を捨てる際の使い勝
手が一層良くなると共に、塵等を捨てる作業の作業性を
著しく高めることができる。
【0138】この場合に、特に端壁を開蓋方向に付勢す
る開蓋スプリングを設ければ、解除操作手段で係止手段
の係止作用を解除するだけで自動的に端壁が開かれるの
で、塵捨て時の使い勝手が更に良くなると共に、塵捨て
作業の作業性を更に高めることができる。
【0139】又、特に係止手段又は解除操作手段に、端
壁を閉蓋方向に付勢する閉蓋スプリングを設けると、端
壁を閉じている状態での端壁の密閉性を高めることがで
きる結果、微細な塵等が端壁と本体との間からこぼれ落
ちることを防止できる。
【0140】更に、この場合に、解除操作手段が、使用
者により操作される操作具と、端壁を閉位置に係止する
係止手段と、この操作具の操作により端壁を開閉する連
動手段とで構成され、上記操作具がハンドルに設けられ
ていると、解除操作手段をハンドルを持ちながら操作で
きるようになり、塵等を捨てる際の使い勝手を更に一層
良くすることができる上、塵等を捨てる作業の作業性を
更に一層高めることができる上、高齢者なども塵取りを
一層容易に使用できる効果を有する。
【0141】又、本発明において、特に本体にはその開
口部と反対側に開閉可能な端壁が設けられ、開かれたこ
の端壁を閉位置に移動させる閉止操作手段が設けられて
いる場合には、閉止操作手段を操作することにより開か
れた端壁を閉じることができる結果、塵等を捨てる際の
使い勝手を更に一層良くすることができる上、塵捨て作
業の作業性を更に一層高めることができる。
【0142】この場合、この閉止操作手段が閉位置に位
置する端壁を更に閉方向に付勢する密閉スプリングを備
える場合には、係止手段の有無に関係なく閉止時の端壁
の密閉性を高めることができ、微細な塵が端壁と本体と
の間からこぼれ落ちることを一層防止できる。
【0143】又、本発明において、特にハンドルが伸縮
可能に構成されている場合には、使用者の身長に合わせ
てハンドルの長さを調整して、使い勝手を一層良くでき
ると共に作業性を高めることができるのであり、又、塵
捨て時などで本体を高く持ち上げる時の使い勝手を一層
良くできると共に作業性を著しく高めることができる。
【0144】更に、本発明において、蓋が塵取り作業時
において開かれ、且つこの蓋が、天壁に回動可能に連結
された基端部と、この基端部の先端に回動可能に連結さ
れた先端部とからなる中折れ蓋で構成されていると、開
かれた蓋が開口部を上側から隠す恐れがなくなるので、
開口部及びその近傍を十分に観察しながら塵等を本体内
に掃き込むことができる結果、使い勝手が一層良くなる
と共に、作業性を一層高めることができる上、塵等の掃
き残しが無くなるなどの効果を有するのである。
【0145】又、本発明において、本体の底壁又は天壁
のうち少なくとも底壁には多数の透孔が形成されている
と、底壁の透孔から砂利、水などの余分のものを排出し
て、例えば落葉など回収が必要なごみだけを分別して回
収し、余分な重量の増加による使い勝手や作業性の低下
を防止したり、天壁の透孔から本体内の塵等の回収具合
を観察して、容易に清掃の中断や続行を判断できるよう
にすることができる。
【0146】この場合に、透孔が底壁又は天壁の所定の
範囲に形成され、且つこの透孔が形成されている部分が
本体の他の部分から脱着可能に構成されていると、この
透孔形成部分を本体から取り外して、例えば密閉板と交
換したり、透孔形成部分や本体内部の清掃を容易にした
りすることができる。
【0147】又、この場合において、透孔を覆う密閉板
が本体に着脱可能に組付けられていると、必要に応じて
密閉板で透孔を閉じることができる結果、通常の塵取り
としても使用できる効果を奏する。
【0148】更に、本発明において、本体の端壁箇所に
は、当該本体の端壁側を下にして立てた状態で、塵取り
を床面に支持させるスタンド部材が設けられていると、
塵取りを使用しない状態では、端壁側を下にして安定良
く塵取りを立たせて置くことができる結果、収納性を高
めることができる。
【0149】特に、端壁が開閉可能に構成された塵取り
について、その本体には床面に転接する車輪を設けるこ
とにより、塵等を捨てる際の便利さに加え、更に、移動
時に本体を床面から高く持ち上げずに、この車輪を床面
に転接させながら本体を引き回すことができ、本体の重
量感を感じることなく簡単に、かつ、楽に塵取りを移動
させることができる。この結果、高齢者なども容易に使
用できるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例の縦断側面図であ
る。
【図2】図2は、本発明の一実施例の平面図である。
【図3】図3は、本発明の一実施例の要部の縦断側面図
である。
【図4】図4は、本発明の一実施例のハンドルの要部の
正面図である。
【図5】図5は、本発明の他の実施例の要部の縦断側面
図である。
【図6】図6は、本発明の又他の実施例の要部の側面図
である。
【図7】図7は、本発明の更に他の実施例の側面図であ
る。
【図8】図8は、本発明の更に他の実施例の要部の縦断
側面図である。
【図9】図9は、本発明の更に他の実施例の要部の正面
図である。
【図10】図10は、本発明の更に他の実施例の要部の
正面図である。
【図11】図11は、本発明の更に他の実施例の要部の
縦断側面図である。
【図12】図12は、本発明の又更に他の実施例の要部
の縦断側面図である。
【図13】図13は、従来例の縦断側面図である。
【図14】図14は、他の従来例の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 開口部 3 蓋 3a 基端部 3b 先端部 3e 楕円孔 3f 切欠 5 ハンドル 6 車輪 7 底壁 11 段部 12 端壁 14 天壁 15 開蓋スプリング 16 係止手段 16c 係止部材 16i キー 16k スプリング 16m キー受け 16n キー孔 17 解除操作手段 17a 操作具 17b レリーズワイヤ 17c 牽引バネ 17d ソレノイド 17e 電池 18 閉止操作手段 18d 密閉スプリング 19 透孔 20 透孔形成部分 21 スタンド部材

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面に開口部を有する箱状の本体と、こ
    の本体の開口部を開閉する蓋と、上記本体に回転可能に
    連結されると共に上記蓋に連動連結されたハンドルとを
    備える塵取りにおいて、上記本体には床面に転接される
    車輪を設けたことを特徴とする塵取り。
  2. 【請求項2】 本体の底壁には開口部の近傍で上方に突
    出する段部が設けられている請求項1に記載の塵取り。
  3. 【請求項3】 ハンドルが伸縮可能に構成されている請
    求項1又は2に記載の塵取り。
  4. 【請求項4】 蓋が塵取り作業時において開かれ、且つ
    この蓋が、本体上部に回動可能に連結された基端部と、
    この基端部の先端に回動可能に連結された先端部とから
    なる中折れ蓋で構成されている請求項1ないし3のいず
    れか1項に記載の塵取り。
  5. 【請求項5】 蓋が塵取り作業時において開かれ、且つ
    この蓋が、本体上部に基端部を回動自在に連結された1
    枚板からなる請求項1ないし3のいずれか1項に記載の
    塵取り。
  6. 【請求項6】 蓋の先端部にハンドルを挿通する孔が形
    成され、この孔が孔の幅又は直径よりも幅の狭い切欠を
    介して蓋の先端に開放され、ハンドルが少なくともその
    一部分でこの切欠の幅よりも短い辺と長い辺とを有する
    長方形断面またはこれに内接する断面形状を有する請求
    項5に記載の塵取り。
  7. 【請求項7】 本体の底壁又は天壁のうち少なくとも底
    壁には多数の透孔が形成されている請求項1ないし6の
    いずれか1項に記載の塵取り。
  8. 【請求項8】 透孔が底壁又は天壁の所定の範囲に形成
    され、且つこの透孔が形成されている部分が本体の他の
    部分から脱着可能に構成されている請求項7に記載の塵
    取り。
  9. 【請求項9】 透孔を覆う密閉板が本体に着脱可能に組
    付けられる請求項7又は8に記載の塵取り。
  10. 【請求項10】 本体の開口部と反対側の端壁には、こ
    の端壁を下にして本体を立てた状態で、本体を床面に立
    てて支持させるスタンド部材が設けられている請求項1
    ないし9のいずれか1項に記載の塵取り。
  11. 【請求項11】 蓋が開かれた時に楽音ないし音声を発
    生する音声発生装置を備える請求項1ないし10のいず
    れか1項に記載の塵取り。
  12. 【請求項12】 一面に開口部を有する箱状の本体と、
    この本体の開口部を開閉する蓋と、上記本体に回転可能
    に連結されると共に上記蓋に連動連結されたハンドルと
    を備える塵取りにおいて、上記本体にはその開口部と反
    対側に開閉可能な端壁が設けられていることを特徴とす
    る塵取り。
  13. 【請求項13】 本体の底壁には開口部の近傍で上方に
    突出する段部が設けられている請求項12に記載の塵取
    り。
  14. 【請求項14】 本体には端壁を閉位置に係止する係止
    手段が設けられ、本体、端壁或いはハンドルのうちいず
    れかにはこの係止手段の係止作用を解除する解除操作手
    段を設けている請求項12又は13に記載の塵取り。
  15. 【請求項15】 係止手段が端壁に支持されたキーと、
    このキーが挿抜されるキー孔が形成され、本体の底壁又
    は天壁もしくは側壁に支持されたキー受けと、キー又は
    キー受けをその他方に向かって付勢するスプリングとを
    備える請求項14に記載の塵取り。
  16. 【請求項16】 キーが所定の範囲で進退可能に端壁に
    支持され、スプリングによりキー孔に突入する係合位置
    に付勢される請求項15に記載の塵取り。
  17. 【請求項17】 キーが端壁に固定され、キー受けがス
    プリングによりキー孔にキーが突入する係合位置に付勢
    される請求項15に記載の塵取り。
  18. 【請求項18】 キー受けがスプリングを構成する板バ
    ネからなる請求項17に記載の塵取り。
  19. 【請求項19】 解除操作手段が、使用者により操作さ
    れる操作具と、この操作具の操作に係止手段を機械的に
    連動させる連動機構とを備える請求項14ないし18の
    いずれか1項に記載の塵取り。
  20. 【請求項20】 解除操作手段が、電池と、この電池を
    駆動源として係止手段の係止作用を解除する電動機構
    と、使用者により操作されて電動機構の動作をオンオフ
    するスイッチからなる操作具とを備える請求項14ない
    し18のいずれか1項に記載の塵取り。
  21. 【請求項21】 操作具がハンドルに設けられている請
    求項19又は20に記載の塵取り。
  22. 【請求項22】 端壁又はその近傍には当該端壁を開蓋
    方向に付勢する開蓋スプリングが設けられている請求項
    12ないし21のいずれか1項に記載の塵取り。
  23. 【請求項23】 係止手段又は解除操作手段には端壁を
    閉蓋方向に付勢する閉蓋スプリングが設けられている請
    求項14ないし22のいずれか1項に記載の塵取り。
  24. 【請求項24】 本体には開かれた端壁を閉位置に閉じ
    る閉止操作手段が設けられている請求項12ないし23
    のいずれか1項に記載の塵取り。
  25. 【請求項25】 閉止操作手段が閉位置に位置する端壁
    を更に閉方向に付勢する密閉スプリングを備える請求項
    24に記載の塵取り。
  26. 【請求項26】 ハンドルが伸縮可能に構成されている
    請求項12ないし25のいずれか1項に記載の塵取り。
  27. 【請求項27】 蓋が塵取り作業時において開かれ、且
    つこの蓋が、本体上部に回動可能に連結された基端部
    と、この基端部の先端に回動可能に連結された先端部と
    からなる中折れ蓋で構成されている請求項12ないし2
    6のいずれか1項に記載の塵取り。
  28. 【請求項28】 蓋が塵取り作業時において開かれ、且
    つこの蓋が、本体上部に基端部を回動自在に連結された
    1枚板からなる請求項12ないし26のいずれか1項に
    記載の塵取り。
  29. 【請求項29】 蓋の先端部にハンドルを挿通する孔が
    形成され、この孔が孔の幅又は直径よりも幅の狭い切欠
    を介して蓋の先端に開放され、ハンドルが少なくともそ
    の一部分でこの切欠の幅よりも短い辺と長い辺とを有す
    る長方形断面またはこれに内接する断面形状を有する請
    求項28に記載の塵取り。
  30. 【請求項30】 本体の底壁又は天壁のうち少なくとも
    底壁には多数の透孔が形成されている請求項12ないし
    29のいずれか1項に記載の塵取り。
  31. 【請求項31】 透孔が底壁又は天壁の所定の範囲に形
    成され、且つこの透孔が形成されている部分が本体の他
    の部分から脱着可能に構成されている請求項30に記載
    の塵取り。
  32. 【請求項32】 透孔を覆う密閉板が本体に着脱可能に
    組付けられる請求項30又は31に記載の塵取り。
  33. 【請求項33】 本体の端壁には、この端壁を下にして
    本体を立てた状態で、本体を床面に立てて支持させるス
    タンド部材が設けられている請求項12ないし32のい
    ずれか1項に記載の塵取り。
  34. 【請求項34】 本体には床面に転接される車輪が設け
    られている請求項12ないし33のいずれか1項に記載
    の塵取り。
  35. 【請求項35】 蓋が開かれた時に楽音ないし音声を発
    生する音声発生装置を設けた請求項12ないし34のい
    ずれか1項に記載の塵取り。
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