JPH09187092A - イヤホンコードの巻取り装置 - Google Patents

イヤホンコードの巻取り装置

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Publication number
JPH09187092A
JPH09187092A JP35277895A JP35277895A JPH09187092A JP H09187092 A JPH09187092 A JP H09187092A JP 35277895 A JP35277895 A JP 35277895A JP 35277895 A JP35277895 A JP 35277895A JP H09187092 A JPH09187092 A JP H09187092A
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JP
Japan
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reel
plug
cord
jack
earphone
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JP35277895A
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English (en)
Inventor
Shizuo Adachi
静雄 足立
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スリップリングと接点ブラシとから成る摺接機
構を必要とせず、しかも薄型の電子機器に組込み可能な
イヤホンコードの巻取り装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】リール12の中心部に凹部を形成するとと
もに、この凹部の中心部に回転支軸を兼用するプラグ3
0を植設し、これに対してキャビネット10の装着部1
1にはジャック24を配し、上記装着部11にリール1
2を装着するとともに、ジャック24にプラグ30を挿
入して電気的な接続を行なうようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はイヤホンコードの巻
取り装置に係り、とくにリールを用いてイヤホンコード
を巻取るようにしたイヤホンコードの巻取り装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ラジオ受信機で音声を再生して放送を聴
く場合に、スピーカに代えてイヤホンコードを用いて聴
くことができるようにキャビネットの所定の位置にイヤ
ホンコードジャックが設けられている。従ってイヤホン
コードに接続されているコードの先端側のプラグを上記
ジャックに挿入し、イヤホンを耳に装着して放送を聴く
ことが可能になる。
【0003】イヤホンはコードを介してプラグに接続さ
れるようになっているために、使用しない場合にはこの
コードをループ状に巻き、専用の小さな袋等に収納する
ようにしている。
【0004】このようなコードの収納操作が不便である
ことから、キャビネット内にリールを設け、このリール
によってイヤホンのコードを巻取るようにしたラジオ受
信機が提案されている。またリールにぜんまいばねを内
蔵することによって、このばねの弾性復元力によってコ
ードを自動的に巻取ることが可能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようにイヤホンの
コードをキャビネット内のリールによって巻取るように
した巻取り装置においては、コードの先端側の部分がリ
ールのスリップリングに接続されるとともに、このスリ
ップリングが固定側の接点ブラシに接触するようになっ
ており、これによってリールの回転位置にかかわらず音
声の出力回路とイヤホンとを電気的に接続するようにし
ている。
【0006】このようなスリップリングと接点ブラシと
を用いた接点機構によると、両者の摺接の線速度が比較
的大きいために、接点ブラシに金メッキを施すことを必
要とし、コストが高くなる欠点がある。またリールを用
いた巻取り機構は、組立て工数が増大するばかりか、リ
ールから成る巻取り機構が故障した場合に、その修理が
面倒になる欠点がある。
【0007】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、スリップリングと接点ブラシとから成
る接点機構を設けることなく、固定側の回路との電気的
な接続を達成するとともに、組立てが容易で、故障した
場合におけるサービスが簡単に行ない得るようにしたイ
ヤホンコードの巻取り装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、駆動電流を供
給するコードが接続されているイヤホンと、前記イヤホ
ンのコードを巻取るリールと、前記リールの中心部に形
成されている凹部の中心部に植設され、前記コードと電
気的に接続されるととも、前記リールの回転軸を構成す
るプラグと、本体側に設けられ、前記リールの凹部に挿
入されるようになっており、かつ前記プラグが着脱可能
に接続されるジャックと、をそれぞれ具具するイヤホン
コードの巻取り装置に関するものである。
【0009】本体のキャビネット側に凹状の装着部が設
けられるとともに、前記装着部内に前記ジャックが配さ
れ、前記装着部に前記リールが装着された状態で前記プ
ラグが前記ジャックに挿入されるようになっていてよ
い。
【0010】前記リールの側端側であって外部に臨む部
分に巻取り用突部または巻取り用凹部が設けられ、該巻
取り用突部または巻取り用凹部によって指で前記リール
を回転させてコードを巻くようにしてよい。
【0011】本体側であって前記ジャックと同軸状にそ
の内側にぜんまいばねが配され、該ぜんまいばねが前記
プラグの先端部に形成されているスリットによって該プ
ラグと係合されるようにしてよい。
【0012】前記リールの側端側であって外部に臨む部
分に偏平型スピーカが取付けられるようにしてよい。
【0013】前記リールがケース内に回転可能に収納さ
れており、該ケースが前記キャビネットの装着部に装着
されるように構成されてよい。
【0014】前記ジャック内にころがり軸受けが配さ
れ、該ころがり軸受けによって前記プラグが回転可能に
支持されるとともに、一方の端子が前記ころがり軸受け
と接触し、しかも他方の端子が前記プラグの先端部と接
触してよい。
【0015】前記プラグの軸線方向と直交するように前
記ジャックに係止ばねが配され、該係止ばねが前記プラ
グの外周面に形成されている係止溝に受入れられて前記
プラグの抜止めが施されるようにしてよい。
【0016】
【発明の実施の形態】図1〜図4は本発明の第1の実施
の形態に係るイヤホンコードの巻取り装置を示してい
る。ラジオ受信機のキャビネット10には、円形の凹部
から成る装着部11が形成されている。そしてこの装着
部11に回転可能にリール12が装着されている。イヤ
ホン13が先端部に接続されているコード14が上記リ
ール12によって巻取られるようになっている。
【0017】リール12の側端面であって外部に臨む部
分には突部17が設けられており、この突部17を指で
つまんで回転操作できるようにしている。またキャビネ
ット10の側端側には切欠きから成る保持部18が設け
られており、突部17によってリール12を回転させ、
イヤホン13のコード14を完全に巻取った場合には、
イヤホン13が保持部18に図2および図3に示すよう
に収納されるようにしている。
【0018】図4は外周側の溝の部分にコード14が巻
装されるリール12の組立ての構造を示している。キャ
ビネット10内にはその主面とほぼ平行にプリント基板
22が配されている。プリント基板22上には各種の回
路部品23がマウントされており、これによって所定の
電子回路を構成している。またこのプリント基板22上
にはジャック24がマウントされている。ジャック24
の中心孔に臨むように一対の端子25、26が突出して
いる。
【0019】これに対してキャビネット10の装着部1
1に装着されるリール12の中心部には凹部が形成され
るとともに、この凹部にはリール12の軸線と一致する
軸線を有するプラグ30が接続されている。なおプラグ
30のプラス側とマイナス側の部分にはそれぞれリード
線31を介してこのリール12に巻取られるコード14
の端部が接続されるようになっている。
【0020】このようにコード14とリード線31を介
して接続されかつ中心部にプラグ30を有するリール1
2はキャビネット10の円形の凹部から成る装着部11
に装着されるようになっており、このときにプラグ30
がプリント基板22上にマウントされているジャック2
4に挿入されて端子25、26と接触するようになり、
しかもその先端側の部分は回路基板23の表面と対向す
るようになっている。
【0021】従ってキャビネット10の装着部11にリ
ール12を装着すると、イヤホン13はコード14、リ
ード線31、プラグ30、ジャック24を介してプリン
ト基板22上の音声出力回路に電気的に接続されること
になる。
【0022】このラジオ受信機によって放送を聴く場合
には、図1に示すように保持部18からイヤホン13を
取出すとともに、コード14を必要な長さだけリール1
2から繰出せばよい。リール12を回転しても、プラグ
30がキャビネット10の装着部11に設けられている
ジャック24の端子25、26と常に接触しているため
に、リール12の任意の回転位置において、あるいはま
たコード14が任意の量引出された状態で、イヤホン1
3を介して放送を聴くことが可能になる。
【0023】そして放送を聴き終ったならば、耳からイ
ヤホン13を取外すとともに、コード14をリール12
によって巻取ればよい。このときにリール12に設けら
れている突部17を利用してこのリール12を回転させ
ればよい。リール12はプラグ30がジャック24に挿
入されているために、プラグ30とジャック24とから
成る回転支持機構によってリール12が回転されること
になり、繰出されたコード14を巻取るとともに、イヤ
ホン13を保持部18に収納保持することになる。従っ
て不使用時にコード14が邪魔になることがないばかり
か、コード14をループ状に丸めて袋等に収納する必要
がなくなる。
【0024】このようなイヤホンコード14の巻取り装
置によれば、固定側の回路との接続をプラグ30とジャ
ック24とによって達成するようにしているために、ス
リップリングと接点ブラシとから成る摺動接点型の接続
機構を必要とせず、このために巻取り装置の低コスト化
を図ることが可能になる。しかもイヤホンコード14の
端部をプラグ30と接続したリール12を装着部11に
装着し、プラグ30をジャック24に挿入するだけで組
立てを行なうことが可能になり、組立てが着脱式である
ために非常に容易に組立てを行なうことが可能になる。
【0025】またこのようなリール12から成る巻取り
機構が故障した場合には、ジャック24からプラグ30
を離脱させてリール12を装着部11から取外し、必要
であれば別のリール12を取付けるだけで修理が終るよ
うになり、サービス性が大幅に改善される。またコード
14と接続されるイヤホン13として各種の大きさのも
のを別に用意しておき、イヤホン13を選ぶ際にリール
ごと交換することができ、イヤホン13の交換が容易に
行ない得るようになる。またリール12が故障した場合
であって早急に修理できない場合には、装着部11から
リール12を取外し、ジャック24に通常のイヤホンの
プラグを挿入することにより、ラジオ放送を聴くことが
可能になる。
【0026】またリール12の中心部に設けられている
プラグ30はリール12の凹部内に収納されるようにな
っており、リール12の側端からほとんど突出すること
がなく、このために薄型のラジオ受信機に適用可能にな
る。
【0027】またこのようなイヤホンコードの巻取り装
置は、ラジオ受信機のみならず、ポータブル型のテープ
レコーダや携帯電話等の各種のポータブル型の音響機器
に適用可能である。またモノラル式のみならず、ステレ
オ式の音響機器にも適用可能であって、この場合にはリ
ール12によって2本のコード14を巻取るようにすれ
ばよい。
【0028】次に別の実施の形態を図5および図6によ
って説明する。この実施の形態は、リール12の側端面
であってキャビネット10の外部に臨む部分に巻取り用
凹部34を形成するようにしている。このような巻取り
用凹部34を形成することによって、その中に指を挿入
してリール12を回転させ、コード14を巻取ることが
可能になる。このような巻取り用凹部34を設けること
によって、突起物が外部に突出することがなく、これに
よって突起物が引掛かることがなくなるとともに、デザ
イン性を改善することが可能になる。
【0029】またこの実施の形態においては、リール1
2によってコード14を巻取るためにぜんまいばね35
の弾性復元力を利用するようにしている。
【0030】キャビネット10の装着部11の下側であ
ってプリント基板22に対してリール12とは反対側の
位置にぜんまいばね35が配されている。このぜんまい
ばね35はその外周側の端部がキャビネット10に固着
されるとともに、中心側の部分がプラグ30のスリット
36に係合されるようになっている。
【0031】またこのリール12の一方のフランジの内
側の表面にはラチェット歯37が形成されるとともに、
このラチェット歯37と係合するラチェット爪38を先
端側側部に有する操作子39がキャビネット10のガイ
ド40によって摺動可能に保持されるようになってい
る。
【0032】従ってコード14が繰出されると、リール
12の回転に伴ってプラグ30の先端部と係合されてい
るぜんまいばね35が巻上げられ、弾性エネルギが蓄え
られる。なおこのときにコード14が繰出された位置に
おいて、ラチェット歯37がラチェット爪38に係合
し、これによって自動的にコード14が巻込まれること
が防止されるようになっている。
【0033】コード14を巻取る場合には、キャビネッ
ト10の外表面に臨む操作子39を押圧すればよい。こ
れによってラチェット爪38がラチェット歯37から離
脱する。従ってぜんまいばね35の弾性復元力によって
プラグ30を介してリール12が繰出し方向とは逆方向
に回転駆動され、その外周面の溝の部分にコード14を
巻取ることになる。そしてコード14が完全に巻取られ
ると、イヤホン13が保持部18内に収納保持されるこ
とになる。
【0034】次にさらに別の実施の形態を図7および図
8によって説明する。この実施の形態は、リール12の
側端面であってキャビネット10の外表面に臨む部分に
偏平型スピーカ45を取付けるようにしたものである。
すなわちコード14を巻取るためのリール12の外表面
上に偏平型スピーカ45を固定し、このスピーカ45に
よる音声の再生を可能にしている。なおスピーカ45と
イヤホン13とは図外のスイッチによって切換えられる
ようになっている。なおこの実施の形態においては、リ
ール12がより偏平に構成され、その中心部に植設され
ているプラグ30の先端部がプリント基板22の円形孔
27内に入込むようになっている。
【0035】従ってこのような構成によれば、キャビネ
ット10の円形の装着部11に装着されているリール1
2上に偏平型スピーカ45が設けられているために、こ
のスピーカ45による音声の再生が可能になり、イヤホ
ン13による再生と偏平型スピーカ45による音声の再
生とを選択的に使い分けることが可能になる。なお偏平
型スピーカ45への駆動電流の供給も、リール12の中
心部に設けられているプラグ30およびジャック24を
介して行なわれることになり、偏平型スピーカ45のボ
イスコイルへの駆動電流の供給のための特別な接続装置
は必要でなくなる。
【0036】次にさらに別の実施の形態を図9および図
10によって説明する。この実施の形態は、リール12
を直接ではなく、ケース50を介してキャビネット10
の装着部11に装着するようにしたものである。ケース
50内にリール12が回転可能に支持されるとともに、
ケース50の側端部にはイヤホン13を保持する保持部
51が設けられており、コード14が巻取られた場合に
はイヤホン13が保持部51に保持されるようになって
いる。またケース50をキャビネット10の装着部11
に装着する際に、ケース50の位置決めを行なうための
位置決めピン53がキャビネット10側の装着部11の
例えばコーナの部分に設けられている。またケース50
はその4つのコーナの内の1つの部分が斜めに切欠かれ
て切欠き54を構成しており、この切欠き54がキャビ
ネット10の突部55と整合された状態でキャビネット
10の装着部11に結合されるようになっている。
【0037】従ってこのような構成によれば、先端部に
イヤホン13を接続したコード14が巻装されたリール
12がケース50内に収納されるとともに、このような
ケース50がキャビネット10の装着部11に装着され
ることになり、位置決めピン53によって位置決めされ
た状態でキャビネット10に結合されることになる。な
おケース50内のリール12はプラグ30を備えてお
り、このプラグ30がキャビネット10の装着部11の
ほぼ中央部に設けられている凸状のジャック24に接続
され、これによってイヤホン13が音声の出力回路と接
続されることになる。
【0038】このような構成によれば、ケース50によ
ってリール12とイヤホン13とコード14とが別のユ
ニットとして組込まれるために、組立てが非常に容易に
なる。またリール12、イヤホン13等の故障の場合に
は、ケース50ごと交換すればよく、その対応が極めて
容易になる。またケース50内でトラブルが発生した場
合には、ケース50を取外し、装着部11に突出するジ
ャック24に直接通常の別のイヤホンのプラグを挿入し
て音声を聴くことが可能になる。
【0039】図11および図12はさらに別の実施の形
態を示している。この実施の形態においては、装着部1
1の底部を構成するプリント基板22上にマウントされ
ているジャック24内にボールベアリング59が組込ま
れており、このボールベアリング59によってジャック
24内に挿入されたプラグ30を回転可能に支持するよ
うにしている。ここで一方の端子25は上記ベアリング
59の外周面に接触するようにしており、これに対して
他方の端子26はプリント基板22の下方に延出される
とともに、L字状に屈曲され、湾曲する自由端がプラグ
30の先端面に弾性的に接触するようになっている。
【0040】このような構成によれば、ボールベアリン
グ59によってプラグ30が回転可能に支持されるため
に、リール12の回転抵抗が低減される。しかも端子2
5がベアリング59の外周面に圧接されているために、
端子25による回転抵抗が0になる。さらに端子26が
プラグ30の先端面に接触しているために、端子26に
よる回転抵抗も大幅に軽減されることになり、軽負荷で
円滑に回転するリール12の支持構造を提供することが
可能になる。
【0041】図13および図14はさらに別の実施の形
態を示している。この実施の形態においては、プラグ2
4の上端側に係止ばね62を配し、この係止ばね62に
よってプラグ30の抜止めを施すようにしている。係止
ばね62は図14に示すようにU字状に構成され、押え
63によってジャック24の上面に押えられている。そ
してこのような係止ばね62がプラグ30の外周面に形
成されている係止溝64に係合され、これによってプラ
グ30の脱落が防止されるようになっている。
【0042】リール12を装着部11に装着するととも
に、プラグ30をジャック24内に挿入すると、プラグ
30の係止溝64に係止ばね62が図13に示すように
係止されて抜止めが施され、これによってリール12が
装着部11に安定に保持されることになる。従って使用
中にリール12が不測に脱落することが防止されるよう
になる。しかもやや強くリール12をプラグ30の軸線
方向に引張ると、係止ばね62が弾性変形してプラグ3
0の係止溝64から離脱するために、プラグ30を抜去
ることができる。従ってこのような構成によれば、プラ
グ30の抜止めが施されるとともに、組立ておよび修理
の作業性を阻害することがない。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明は、コードと電気的
に接続されるとともに、リールの回転軸を構成するプラ
グをリールの中心部に形成されている凹部の中心部に植
設し、本体側に設けられているジャックをリールの凹部
に挿入するとともに、プラグをジャックと着脱可能に接
続するようにしたものである。
【0044】従って接点ブラシおよびスリップリングを
必要とせず、プラグとジャックとによって固定側の回路
と接続可能な巻取り装置を提供することが可能になる。
またプラグをジャックに挿入するだけで組立てが行なわ
れために、組立てが容易になるとともに、故障した場合
の修理が簡単に行ない得るようになる。しかもプラグが
リールの中心部に形成されている凹部の中心部に植設さ
れるようになっているために、リールの軸線方向の寸法
を非常に小さくすることが可能になり、薄型のセットに
組込むことが可能になる。
【0045】本体のキャビネット側に凹状の装着部が設
けられるとともに、装着部内にジャックが配され、装着
部にリールが装着された状態でプラグがジャックに挿入
されるようにした構成によれば、本体のキャビネット側
に形成されている凹状の装着部にリールが組込まれるよ
うになり、このリールによってコードが巻取られること
になる。
【0046】リールの側端側であって外部に臨む部分に
巻取り用突部または巻取り用凹部が設けられ、該巻取り
用突部または巻取り用凹部によって指でリールを回転さ
せてコードを巻くようにした構成によれば、巻取り用突
部または巻取り用凹部を利用して指でリールを回転させ
てコードの巻取りを行なうことが可能になる。
【0047】本体側であってジャックと同軸状にその内
側にぜんまいばねが配され、該ぜんまいばねがプラグの
先端部に形成されているスリットによって該プラグと係
合されるようにした構成によれば、ぜんまいばねの弾性
復元力によってリールを回転駆動することによってコー
ドを自動的に巻取ることが可能になる。
【0048】リールの側端側であって外部に臨む部分に
偏平型スピーカが取付けられるようにした構成によれ
ば、リールの側端側であって外部に臨む部分に設けられ
ている偏平型スピーカによって音声の再生を行なうこと
が可能になるとともに、上記プラグおよびジャックを利
用してこのスピーカに駆動電流を供給することが可能に
なる。
【0049】リールがケース内に回転可能に収納されて
おり、該ケースがキャビネットの装着部に装着されるよ
うに構成されるようにすると、ケースによってリールの
巻取り機構をユニット化することが可能になり、取扱い
が容易になる。
【0050】ジャック内にころがり軸受けが配され、該
ころがり軸受けによってプラグが回転可能に支持される
とともに、一方の端子がころがり軸受けと接触し、しか
も他方の端子がプラグの先端部と接触するようにした構
成によれば、リールの回転抵抗を低減することが可能に
なり、円滑にリールを回転させてコードの引出しを行な
うことが可能になる。
【0051】プラグの軸線方向と直交するようにジャッ
クに係止ばねが配され、該係止ばねがプラグの外周面に
形成されている係止溝に受入れられてプラグの抜止めが
施されるようにした構成によれば、上記係止溝に受入れ
られる係止ばねによってプラグの抜止めが施されること
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】イヤホンを引出した状態のラジオ受信機の外観
斜視図である。
【図2】イヤホンを収納した状態のラジオ受信機の外観
斜視図である。
【図3】同正面図である。
【図4】同要部縦断面図である。
【図5】別の実施の形態の要部縦断面図である。
【図6】コードの巻取り機構を示す分解斜視図である。
【図7】別の実施の形態に係るラジオ受信機の正面図で
ある。
【図8】同要部縦断面図である。
【図9】さらに別の実施の形態に係るラジオ受信機の分
解斜視図である。
【図10】同要部縦断面図である。
【図11】さらに別の実施の形態に係るラジオ受信機の
要部拡大縦断面図である。
【図12】リールの回転機構を示す分解斜視図である。
【図13】さらに別の実施の形態を示すリールの回転支
持機構の拡大縦断面図である。
【図14】プラグの上面図である。
【符号の説明】
10 キャビネット 11 装着部 12 リール 13 イヤホン 14 コード 17 突部 18 保持部(切欠き) 22 プリント基板 23 回路部品 24 ジャック 25、26 端子 27 円形孔 30 プラグ 31 リード線 34 巻取り用凹部 35 ぜんまいばね 36 スリット 37 ラチェット歯 38 ラチェット爪 39 操作子 40 ガイド 45 偏平型スピーカ 50 ケース 51 保持部 53 位置決めピン 54 切欠き 55 突部 59 ボールベアリング 62 係止ばね 63 押え 64 係止溝

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動電流を供給するコードが接続されてい
    るイヤホンと、 前記イヤホンのコードを巻取るリールと、 前記リールの中心部に形成されている凹部の中心部に植
    設され、前記コードと電気的に接続されるととも、前記
    リールの回転軸を構成するプラグと、 本体側に設けられ、前記リールの凹部に挿入されるよう
    になっており、かつ前記プラグが着脱可能に接続される
    ジャックと、 をそれぞれ具具するイヤホンコードの巻取り装置。
  2. 【請求項2】本体のキャビネット側に凹状の装着部が設
    けられるとともに、前記装着部内に前記ジャックが配さ
    れ、前記装着部に前記リールが装着された状態で前記プ
    ラグが前記ジャックに挿入されるようになっていること
    を特徴とする請求項1に記載のイヤホンコードの巻取り
    装置。
  3. 【請求項3】前記リールの側端側であって外部に臨む部
    分に巻取り用突部または巻取り用凹部が設けられ、該巻
    取り用突部または巻取り用凹部によって指で前記リール
    を回転させてコードを巻くようにしたことを特徴とする
    請求項1に記載のイヤホンコードの巻取り装置。
  4. 【請求項4】本体側であって前記ジャックと同軸状にそ
    の内側にぜんまいばねが配され、該ぜんまいばねが前記
    プラグの先端部に形成されているスリットによって該プ
    ラグと係合されるようになっていることを特徴とする請
    求項1に記載のイヤホンコードの巻取り装置。
  5. 【請求項5】前記リールの側端側であって外部に臨む部
    分に偏平型スピーカが取付けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載のイヤホンコードの巻取り装置。
  6. 【請求項6】前記リールがケース内に回転可能に収納さ
    れており、該ケースが前記キャビネットの装着部に装着
    されるように構成されていることを特徴とする請求項2
    に記載のイヤホンコードの巻取り装置。
  7. 【請求項7】前記ジャック内にころがり軸受けが配さ
    れ、該ころがり軸受けによって前記プラグが回転可能に
    支持されるとともに、一方の端子が前記ころがり軸受け
    と接触し、しかも他方の端子が前記プラグの先端部と接
    触していることを特徴とする請求項1に記載のイヤホン
    コードの巻取り装置。
  8. 【請求項8】前記プラグの軸線方向と直交するように前
    記ジャックに係止ばねが配され、該係止ばねが前記プラ
    グの外周面に形成されている係止溝に受入れられて前記
    プラグの抜止めが施されるようにしたことを特徴とする
    請求項1に記載のイヤホンコードの巻取り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008193688A (ja) * 2007-02-01 2008-08-21 Chang Ryul Lee ヘッドセット

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