JPH09186743A - 回線試験装置 - Google Patents
回線試験装置Info
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- JPH09186743A JPH09186743A JP7353557A JP35355795A JPH09186743A JP H09186743 A JPH09186743 A JP H09186743A JP 7353557 A JP7353557 A JP 7353557A JP 35355795 A JP35355795 A JP 35355795A JP H09186743 A JPH09186743 A JP H09186743A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回線試験時のエラー発生情報を、詳細な経時
変化を識別できる内容への加工や、時間とエラー発生数
を基準とした分類に適した形態で保持すること。 【解決手段】 シリアルデータ伝送用の被試験回線20
に送出した回線試験用のテストパターン信号と、被試験
回線20からの受信信号との信号パターンどうしの照合
により、被試験回線20のエラーの発生を検出しこれを
示すエラー情報を試験結果として保持する回線試験装置
において、エラーの発生の検出時に、時間情報発生手段
11がその時点で発生している、テストパターン信号の
被試験回線20への送出時からの経過時間を少なくとも
特定する時間情報と、検出したエラーについてのエラー
情報とをリンクさせた時系列エラー情報を時系列エラー
情報生成手段3Aで生成し、その生成した時系列エラー
情報を時系列情報保持手段3bAに、試験結果として出
力可能に保持させる構成とする。
変化を識別できる内容への加工や、時間とエラー発生数
を基準とした分類に適した形態で保持すること。 【解決手段】 シリアルデータ伝送用の被試験回線20
に送出した回線試験用のテストパターン信号と、被試験
回線20からの受信信号との信号パターンどうしの照合
により、被試験回線20のエラーの発生を検出しこれを
示すエラー情報を試験結果として保持する回線試験装置
において、エラーの発生の検出時に、時間情報発生手段
11がその時点で発生している、テストパターン信号の
被試験回線20への送出時からの経過時間を少なくとも
特定する時間情報と、検出したエラーについてのエラー
情報とをリンクさせた時系列エラー情報を時系列エラー
情報生成手段3Aで生成し、その生成した時系列エラー
情報を時系列情報保持手段3bAに、試験結果として出
力可能に保持させる構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、RS−
232Cインタフェースに代表されるデジタルデータ専
用回線等を構成する、シリアルデータ回線の通信エラー
試験を行う回線試験装置に関するものである。
232Cインタフェースに代表されるデジタルデータ専
用回線等を構成する、シリアルデータ回線の通信エラー
試験を行う回線試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、デジタルデータ専用回線等とし
て用いられるシリアルデータ回線の回線品質試験は、回
線試験用のテストパターン信号を被試験回線に送出し、
送出したテストパターン信号のパターンと、被試験回線
から受信した受信信号のパターンとが一致するか否かを
確認することにより行っている。
て用いられるシリアルデータ回線の回線品質試験は、回
線試験用のテストパターン信号を被試験回線に送出し、
送出したテストパターン信号のパターンと、被試験回線
から受信した受信信号のパターンとが一致するか否かを
確認することにより行っている。
【0003】図7は従来用いられている回線試験装置の
一例を一部ブロックにより機能的に示した回路図であ
り、図中30で示す回線試験装置においては、試験対象
であるシリアルデータ伝送用の被試験回線20に接続し
た状態で、おおむね次のような動作により被試験回線2
0の回線試験を行っている。
一例を一部ブロックにより機能的に示した回路図であ
り、図中30で示す回線試験装置においては、試験対象
であるシリアルデータ伝送用の被試験回線20に接続し
た状態で、おおむね次のような動作により被試験回線2
0の回線試験を行っている。
【0004】まず、テストパターン信号送出手段31が
所定の基準クロックの周期に合わせて被試験回線20に
テストパターン信号を送出し、これに応じて被試験回線
20から受信される受信信号の信号パターンが、テスト
パターン信号の信号パターンが同期するか否かを、前記
基準クロックの周期に合わせてパターン同期判定手段3
2により判定する。
所定の基準クロックの周期に合わせて被試験回線20に
テストパターン信号を送出し、これに応じて被試験回線
20から受信される受信信号の信号パターンが、テスト
パターン信号の信号パターンが同期するか否かを、前記
基準クロックの周期に合わせてパターン同期判定手段3
2により判定する。
【0005】次に、テストパターン信号の信号パターン
と同期すると前記パターン同期判定手段32が判定した
受信信号の信号パターンの内容を、パターン一致判定手
段33により、テストパターン信号の信号パターンの内
容と1バイトずつ比較し、両者が一致するか否かを判定
する。
と同期すると前記パターン同期判定手段32が判定した
受信信号の信号パターンの内容を、パターン一致判定手
段33により、テストパターン信号の信号パターンの内
容と1バイトずつ比較し、両者が一致するか否かを判定
する。
【0006】続いて、受信信号の信号パターンとテスト
パターン信号の信号パターンとのバイト単位の内容が一
致しなかったと前記パターン一致判定手段33が判定し
たビット数を、エラービットカウント手段34でカウン
トすると共に、パターン一致判定手段33がパターンの
一致/不一致の判定を行ったテストパターン信号のビッ
ト数を受信ビットカウント手段35によりカウントす
る。
パターン信号の信号パターンとのバイト単位の内容が一
致しなかったと前記パターン一致判定手段33が判定し
たビット数を、エラービットカウント手段34でカウン
トすると共に、パターン一致判定手段33がパターンの
一致/不一致の判定を行ったテストパターン信号のビッ
ト数を受信ビットカウント手段35によりカウントす
る。
【0007】そして、基準クロックよりも長い周期のイ
ンターバルクロックの周期毎に、前記エラービットカウ
ント手段34のカウント値を試験結果データ生成手段3
6に取り込み、この試験結果データ生成手段36におい
て、エラービットカウント手段34がカウントしたエラ
ーを、所定の試験項目毎に分類して個別に集計し、イン
ターバルクロックの1周期分のエラー情報として、エラ
ー情報保持手段37に出力可能に保持させる。
ンターバルクロックの周期毎に、前記エラービットカウ
ント手段34のカウント値を試験結果データ生成手段3
6に取り込み、この試験結果データ生成手段36におい
て、エラービットカウント手段34がカウントしたエラ
ーを、所定の試験項目毎に分類して個別に集計し、イン
ターバルクロックの1周期分のエラー情報として、エラ
ー情報保持手段37に出力可能に保持させる。
【0008】また、テストパターンの1巡回をビット数
1024で1ブロックとした場合に前記受信ビットカウ
ント手段35のカウント値が1ブロックに達すると、ブ
ロック検出手段38がブロック検出パルスを出力し、こ
のブロック検出パルスは、ブロックカウント手段39に
より、回線試験装置30が回線検査を行ったブロック数
としてカウントされる。以後は、上述した動作の繰り返
しにより、被試験回線20の回線試験が行われる。
1024で1ブロックとした場合に前記受信ビットカウ
ント手段35のカウント値が1ブロックに達すると、ブ
ロック検出手段38がブロック検出パルスを出力し、こ
のブロック検出パルスは、ブロックカウント手段39に
より、回線試験装置30が回線検査を行ったブロック数
としてカウントされる。以後は、上述した動作の繰り返
しにより、被試験回線20の回線試験が行われる。
【0009】なお、図7の40は、前記エラー情報保持
手段37が保持するエラー情報を加工して試験結果表示
用の出力データを生成する出力データ生成手段、41は
この出力データ生成手段40が生成した出力データを表
示する例えばCRT等の表示手段、43は、テストパタ
ーン信号送出手段31、パターン同期判定手段32、パ
ターン一致判定手段33、エラービットカウント手段3
4、受信ビットカウント手段35、試験結果データ生成
手段36、エラー情報保持手段37、ブロック検出手段
38、並びに、ブロックカウント手段39を相互に接続
するバスラインをそれぞれ示す。
手段37が保持するエラー情報を加工して試験結果表示
用の出力データを生成する出力データ生成手段、41は
この出力データ生成手段40が生成した出力データを表
示する例えばCRT等の表示手段、43は、テストパタ
ーン信号送出手段31、パターン同期判定手段32、パ
ターン一致判定手段33、エラービットカウント手段3
4、受信ビットカウント手段35、試験結果データ生成
手段36、エラー情報保持手段37、ブロック検出手段
38、並びに、ブロックカウント手段39を相互に接続
するバスラインをそれぞれ示す。
【0010】また、上述した従来の回線試験装置30の
構成要素のうち、テストパターン信号送出手段31、パ
ターン同期判定手段32、パターン一致判定手段33、
試験結果データ生成手段36、ブロック検出手段38、
並びに、出力データ生成手段40は、マイクロコンピュ
ータ(図示せず、以下、マイコンと略記する)のCPU
により構成される。
構成要素のうち、テストパターン信号送出手段31、パ
ターン同期判定手段32、パターン一致判定手段33、
試験結果データ生成手段36、ブロック検出手段38、
並びに、出力データ生成手段40は、マイクロコンピュ
ータ(図示せず、以下、マイコンと略記する)のCPU
により構成される。
【0011】さらに、エラービットカウント手段34、
受信ビットカウント手段35、ブロックカウント手段3
9は、前記マイコンのRAMと前記CPUにより構成さ
れ、エラー情報保持手段37は前記RAMにより構成さ
れ、表示手段41による表示は、前記マイコンのCPU
に付設された表示用ドライバ(図示せず)により行われ
る。
受信ビットカウント手段35、ブロックカウント手段3
9は、前記マイコンのRAMと前記CPUにより構成さ
れ、エラー情報保持手段37は前記RAMにより構成さ
れ、表示手段41による表示は、前記マイコンのCPU
に付設された表示用ドライバ(図示せず)により行われ
る。
【0012】そして、前記回線試験装置30において
は、前記受信信号の信号パターンが、テストパターン信
号の信号パターンと同期したと前記パターン同期判定手
段32が判定した時に、前記RAMに確保された同期検
出フラグエリアに、同期の確立を示す同期検出フラグが
立てられ、また、前記受信信号の信号パターンとテスト
パターン信号の信号パターンとの同期が崩れたと前記パ
ターン同期判定手段32が判定した時に、前記同期検出
フラグエリアの同期検出フラグが降ろされる。
は、前記受信信号の信号パターンが、テストパターン信
号の信号パターンと同期したと前記パターン同期判定手
段32が判定した時に、前記RAMに確保された同期検
出フラグエリアに、同期の確立を示す同期検出フラグが
立てられ、また、前記受信信号の信号パターンとテスト
パターン信号の信号パターンとの同期が崩れたと前記パ
ターン同期判定手段32が判定した時に、前記同期検出
フラグエリアの同期検出フラグが降ろされる。
【0013】従って、前記回線試験装置30における、
前記エラービットカウント手段34と受信ビットカウン
ト手段35によるビット数のカウントは、前記同期検出
フラグエリアの同期検出フラグが立っている間に限って
行われる。
前記エラービットカウント手段34と受信ビットカウン
ト手段35によるビット数のカウントは、前記同期検出
フラグエリアの同期検出フラグが立っている間に限って
行われる。
【0014】また、前記テストパターン信号送出手段3
1が被試験回線20に送出するテストパターン信号の信
号パターンは、ランダムパターン発生手段(図示せず)
によりその都度任意に設定することも可能であり、その
場合には、前記パターン同期判定手段32やパターン一
致判定手段33が行う判定処理も、前記ランダムパター
ン発生手段によりその都度設定された信号パターンの内
容に従って行われる。
1が被試験回線20に送出するテストパターン信号の信
号パターンは、ランダムパターン発生手段(図示せず)
によりその都度任意に設定することも可能であり、その
場合には、前記パターン同期判定手段32やパターン一
致判定手段33が行う判定処理も、前記ランダムパター
ン発生手段によりその都度設定された信号パターンの内
容に従って行われる。
【0015】このように構成された従来の回線試験装置
30では、前記出力データ生成手段40により、例え
ば、インターバルクロックの1周期分のエラー情報とし
て前記エラー情報保持手段37に保持された試験項目毎
のエラー数を、棒の長さに置き換えて、それら棒をイン
ターバルクロックの周期の早いものから順に時系列で並
べた棒グラフの表示データを生成し、この棒グラフを表
示手段41に表示させることで、エラー発生数の経時変
化を出力することができる。
30では、前記出力データ生成手段40により、例え
ば、インターバルクロックの1周期分のエラー情報とし
て前記エラー情報保持手段37に保持された試験項目毎
のエラー数を、棒の長さに置き換えて、それら棒をイン
ターバルクロックの周期の早いものから順に時系列で並
べた棒グラフの表示データを生成し、この棒グラフを表
示手段41に表示させることで、エラー発生数の経時変
化を出力することができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のよう
に、インターバルクロックの周期毎に集計したエラー数
を表す棒グラフ(当然、折れ線グラフ等の他の形態であ
ってもよい)では、インターバルクロックの1周期内に
おいて、エラーの発生がどのように変動したのかを知る
ことができないため、特に、インターバルクロックの周
期があまり短くない場合には、エラー発生数の経時変化
の様子を統計的に細かく知ることができなかった。
に、インターバルクロックの周期毎に集計したエラー数
を表す棒グラフ(当然、折れ線グラフ等の他の形態であ
ってもよい)では、インターバルクロックの1周期内に
おいて、エラーの発生がどのように変動したのかを知る
ことができないため、特に、インターバルクロックの周
期があまり短くない場合には、エラー発生数の経時変化
の様子を統計的に細かく知ることができなかった。
【0017】また、上述のインターバルクロックの周期
毎のエラー数の表示は、単なる集計値の表示に過ぎない
ため、例えば、基準値を超える数のエラーが発生した時
間帯を表示したり、エラーが多発した時間帯を発生数が
多い順に表示するといった、回線試験の結果に基づいて
被試験回線20に対して行う手当ての内容を決定するの
に最も重要な、時間とエラー発生数の2つの要素を基準
とした、実情に即した試験結果の統計的な表示を行うこ
とが困難であった。
毎のエラー数の表示は、単なる集計値の表示に過ぎない
ため、例えば、基準値を超える数のエラーが発生した時
間帯を表示したり、エラーが多発した時間帯を発生数が
多い順に表示するといった、回線試験の結果に基づいて
被試験回線20に対して行う手当ての内容を決定するの
に最も重要な、時間とエラー発生数の2つの要素を基準
とした、実情に即した試験結果の統計的な表示を行うこ
とが困難であった。
【0018】この発明は、シリアルデータ伝送用の被試
験回線に対する回線試験を、この被試験回線に送出した
回線試験用のテストパターン信号の信号パターンと、こ
の被試験回線からの受信信号の信号パターンとの信号パ
ターンとの照合により行うに当たり、回線試験の結果で
あるエラーの発生に関する情報を、詳細な経時変化を識
別できる内容に加工するのに適した形態で、かつ、時間
とエラー発生数の2つの要素を基準とした分類を行うの
に適した形態で保持することができる回線試験装置を提
供することを目的とする。
験回線に対する回線試験を、この被試験回線に送出した
回線試験用のテストパターン信号の信号パターンと、こ
の被試験回線からの受信信号の信号パターンとの信号パ
ターンとの照合により行うに当たり、回線試験の結果で
あるエラーの発生に関する情報を、詳細な経時変化を識
別できる内容に加工するのに適した形態で、かつ、時間
とエラー発生数の2つの要素を基準とした分類を行うの
に適した形態で保持することができる回線試験装置を提
供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、この発明は、図1の基本構成図で示すように、回線
試験用のテストパターン信号をシリアルデータ伝送用の
被試験回線20に送出して、この被試験回線20からの
受信信号の信号パターンと前記テストパターン信号の信
号パターンとの照合により、前記被試験回線20のエラ
ーの発生を検出し、該エラーの検出を示すエラー情報を
試験結果として出力可能に保持する回線試験装置におい
て、前記テストパターン信号の前記被試験回線20への
送出時からの経過時間を少なくとも特定する時間情報を
発生する時間情報発生手段11と、前記エラーの発生の
検出時に、その時点で前記時間情報発生手段11が発生
している前記時間情報と、前記検出したエラーについて
の前記エラー情報とをリンクさせた時系列エラー情報を
生成する時系列エラー情報生成手段3Aと、前記時系列
エラー情報生成手段3Aが生成した前記時系列エラー情
報を試験結果として出力可能に保持する時系列情報保持
手段3bAとを備えることを特徴とする。
め、この発明は、図1の基本構成図で示すように、回線
試験用のテストパターン信号をシリアルデータ伝送用の
被試験回線20に送出して、この被試験回線20からの
受信信号の信号パターンと前記テストパターン信号の信
号パターンとの照合により、前記被試験回線20のエラ
ーの発生を検出し、該エラーの検出を示すエラー情報を
試験結果として出力可能に保持する回線試験装置におい
て、前記テストパターン信号の前記被試験回線20への
送出時からの経過時間を少なくとも特定する時間情報を
発生する時間情報発生手段11と、前記エラーの発生の
検出時に、その時点で前記時間情報発生手段11が発生
している前記時間情報と、前記検出したエラーについて
の前記エラー情報とをリンクさせた時系列エラー情報を
生成する時系列エラー情報生成手段3Aと、前記時系列
エラー情報生成手段3Aが生成した前記時系列エラー情
報を試験結果として出力可能に保持する時系列情報保持
手段3bAとを備えることを特徴とする。
【0020】また、前記受信信号の信号パターンと前記
テストパターン信号の信号パターンとの照合が、該テス
トパターン信号と前記受信信号との信号パターンが一致
するパターン同期時に、これらテストパターン信号と受
信信号をそれぞれ構成するバイト列の対応するバイト箇
所どうしが一致するか否かにより行われ、前記テストパ
ターン信号と前記受信信号との信号パターンの一致及び
不一致の間の変化である同期状態の変化を検出する同期
状態変化検出手段3Bと、該同期状態変化検出手段3B
による前記同期状態の変化の検出時に、その時点で前記
時間情報発生手段11が発生している前記時間情報と、
前記検出した同期状態変化についての同期状態変化情報
とをリンクさせた時系列同期情報を生成する時系列同期
情報生成手段3Cとをさらに備え、前記時系列情報保持
手段3bAがさらに、前記時系列同期情報生成手段3C
が生成した前記時系列同期情報を試験結果として出力可
能に保持するものとした。
テストパターン信号の信号パターンとの照合が、該テス
トパターン信号と前記受信信号との信号パターンが一致
するパターン同期時に、これらテストパターン信号と受
信信号をそれぞれ構成するバイト列の対応するバイト箇
所どうしが一致するか否かにより行われ、前記テストパ
ターン信号と前記受信信号との信号パターンの一致及び
不一致の間の変化である同期状態の変化を検出する同期
状態変化検出手段3Bと、該同期状態変化検出手段3B
による前記同期状態の変化の検出時に、その時点で前記
時間情報発生手段11が発生している前記時間情報と、
前記検出した同期状態変化についての同期状態変化情報
とをリンクさせた時系列同期情報を生成する時系列同期
情報生成手段3Cとをさらに備え、前記時系列情報保持
手段3bAがさらに、前記時系列同期情報生成手段3C
が生成した前記時系列同期情報を試験結果として出力可
能に保持するものとした。
【0021】この回線試験装置によれば、エラーの発生
の検出時に時系列エラー情報生成手段3Aが生成するエ
ラー情報が、エラーの発生時点で時間情報発生手段11
が発生している、テストパターン信号の被試験回線20
への送出時からの経過時間を少なくとも特定する時間情
報と、検出したエラーについてのエラー情報とをリンク
させた時系列エラー情報であることから、この時系列エ
ラー情報を出力することにより、その出力対象側におい
て、時系列エラー情報中の時間情報を基に、時間を基準
としたエラー情報の統計的な分類を行うことが可能とな
る。
の検出時に時系列エラー情報生成手段3Aが生成するエ
ラー情報が、エラーの発生時点で時間情報発生手段11
が発生している、テストパターン信号の被試験回線20
への送出時からの経過時間を少なくとも特定する時間情
報と、検出したエラーについてのエラー情報とをリンク
させた時系列エラー情報であることから、この時系列エ
ラー情報を出力することにより、その出力対象側におい
て、時系列エラー情報中の時間情報を基に、時間を基準
としたエラー情報の統計的な分類を行うことが可能とな
る。
【0022】また、被試験回線20のエラーの発生に関
するエラー情報だけでなく、エラー発生の判断基準とな
るテストパターン信号と受信信号との信号パターンのパ
ターン同期の状態変化に関する同期状態変化情報を含め
て、情報の出力対象側において、時間を基準とした情報
の統計的な分類を行うことが可能となる。
するエラー情報だけでなく、エラー発生の判断基準とな
るテストパターン信号と受信信号との信号パターンのパ
ターン同期の状態変化に関する同期状態変化情報を含め
て、情報の出力対象側において、時間を基準とした情報
の統計的な分類を行うことが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施形態によ
る回線試験装置を図2に基づいて説明する。図2はこの
発明の一実施形態に係る回線試験装置の概略構成を一部
ブロックで示す回路図で、図2中図7に示すものと同一
の部分には図7で付したものと同一の引用符号を付して
説明する。
る回線試験装置を図2に基づいて説明する。図2はこの
発明の一実施形態に係る回線試験装置の概略構成を一部
ブロックで示す回路図で、図2中図7に示すものと同一
の部分には図7で付したものと同一の引用符号を付して
説明する。
【0024】そして、図2中引用符号1で示す本実施形
態の回線試験装置は、マイコン3と、このマイコン3を
被試験回線20に接続するシリアルインタフェース5
と、マイコン3に基準クロックを供給する例えば水晶発
振器等の基準クロック発生器7と、この基準クロックを
基にインターバルクロックを生成、出力するインターバ
ルクロック発生器9と、基準クロックを基に現在時刻を
計時、出力する時計手段11(時間情報発生手段に相
当)と、試験結果を表示する例えばCRT等からなる表
示手段13を備えている。
態の回線試験装置は、マイコン3と、このマイコン3を
被試験回線20に接続するシリアルインタフェース5
と、マイコン3に基準クロックを供給する例えば水晶発
振器等の基準クロック発生器7と、この基準クロックを
基にインターバルクロックを生成、出力するインターバ
ルクロック発生器9と、基準クロックを基に現在時刻を
計時、出力する時計手段11(時間情報発生手段に相
当)と、試験結果を表示する例えばCRT等からなる表
示手段13を備えている。
【0025】前記マイコン3は、CPU3a、RAM3
b、ROM3cで構成されている。前記CPU3aに
は、前記RAM3b、ROM3c、シリアルインタフェ
ース5、基準クロック発生器7、インターバルクロック
発生器9、並びに、時計手段11がそれぞれ接続され、
さらに、前記表示手段13のドライバ13aが接続され
ている。
b、ROM3cで構成されている。前記CPU3aに
は、前記RAM3b、ROM3c、シリアルインタフェ
ース5、基準クロック発生器7、インターバルクロック
発生器9、並びに、時計手段11がそれぞれ接続され、
さらに、前記表示手段13のドライバ13aが接続され
ている。
【0026】前記RAM3bは、各種データ記憶用のデ
ータエリア及び各種処理作業に用いるワークエリアを有
しており、このうち、前記データエリアには、図3にメ
モリエリアマップで示すように、被試験回線20に送出
する回線試験用のテストパターン信号の信号パターンが
格納されており、ワークエリアには、同期検出フラグ、
ブロック検出フラグ、エラービットカウンタ、受信ビッ
トカウンタ、ブロックカウンタ、情報バッファ、並び
に、時系列情報バッファの各エリアが設けられている。
したがって、本実施形態では、請求項中の時系列情報保
持手段3bAがRAM3bにより構成されている。
ータエリア及び各種処理作業に用いるワークエリアを有
しており、このうち、前記データエリアには、図3にメ
モリエリアマップで示すように、被試験回線20に送出
する回線試験用のテストパターン信号の信号パターンが
格納されており、ワークエリアには、同期検出フラグ、
ブロック検出フラグ、エラービットカウンタ、受信ビッ
トカウンタ、ブロックカウンタ、情報バッファ、並び
に、時系列情報バッファの各エリアが設けられている。
したがって、本実施形態では、請求項中の時系列情報保
持手段3bAがRAM3bにより構成されている。
【0027】ROM3cには、CPU3aに各種処理動
作を行わせるための制御プログラムが格納されている。
前記シリアルインタフェース5は、出力インタフェース
部5aと入力インタフェース部5bを有している。
作を行わせるための制御プログラムが格納されている。
前記シリアルインタフェース5は、出力インタフェース
部5aと入力インタフェース部5bを有している。
【0028】次に、前記CPU3aがROM3cの制御
プログラムにしたがって行う処理を、図4〜図6のフロ
ーチャートを参照して説明する。図示を省略した電源の
投入等によりマイコン3が起動してプログラムがスター
トすると、CPU3aは、まず、図4に示すように、初
期設定を行う(ステップS1)。
プログラムにしたがって行う処理を、図4〜図6のフロ
ーチャートを参照して説明する。図示を省略した電源の
投入等によりマイコン3が起動してプログラムがスター
トすると、CPU3aは、まず、図4に示すように、初
期設定を行う(ステップS1)。
【0029】このステップS1の初期設定では、RAM
3bの同期検出フラグエリアのフラグF1と、ブロック
検出フラグエリアのフラグF3をいずれも「1」に設定
すると共に、エラービットカウンタエリアのカウント値
C1、受信ビットカウンタエリアのカウント値C3、並
びに、ブロックカウンタエリアのカウント値C5をそれ
ぞれゼロリセットし、さらに、時系列情報バッファエリ
アをクリアする。
3bの同期検出フラグエリアのフラグF1と、ブロック
検出フラグエリアのフラグF3をいずれも「1」に設定
すると共に、エラービットカウンタエリアのカウント値
C1、受信ビットカウンタエリアのカウント値C3、並
びに、ブロックカウンタエリアのカウント値C5をそれ
ぞれゼロリセットし、さらに、時系列情報バッファエリ
アをクリアする。
【0030】上述したステップS1の初期設定が済んだ
ならば、次に、RAM3bのブロック検出フラグエリア
のフラグF3が「0」であるか否かを確認する(ステッ
プS5)、フラグF3が「0」である場合は(ステップ
S5でY)、後述するステップS11に進み、「0」で
ない場合は(ステップS5でN)、RAM3bのブロッ
クカウンタのカウント値C5を「1」インクリメントし
(ステップS7)、次に、ブロック検出フラグエリアの
フラグF3を「0」に設定した後(ステップS9)、ス
テップS11に進む。
ならば、次に、RAM3bのブロック検出フラグエリア
のフラグF3が「0」であるか否かを確認する(ステッ
プS5)、フラグF3が「0」である場合は(ステップ
S5でY)、後述するステップS11に進み、「0」で
ない場合は(ステップS5でN)、RAM3bのブロッ
クカウンタのカウント値C5を「1」インクリメントし
(ステップS7)、次に、ブロック検出フラグエリアの
フラグF3を「0」に設定した後(ステップS9)、ス
テップS11に進む。
【0031】RAM3bのワークエリアに格納された信
号パターンのテストパターン信号の送出は、CPUへの
基準クロックによる割込み処理によって、受信処理とは
非同期に行なわれ、出力インタフェース部5aを介して
被試験回線20に送出される(ステップS3)。
号パターンのテストパターン信号の送出は、CPUへの
基準クロックによる割込み処理によって、受信処理とは
非同期に行なわれ、出力インタフェース部5aを介して
被試験回線20に送出される(ステップS3)。
【0032】ステップS11では、被試験回線20から
入力インタフェース部5bを介して信号を受信したか否
かを確認し、受信していない場合は(ステップS11で
N)、受信するまでステップS11をリピートし、受信
した場合は(ステップS11でY)、受信信号の信号パ
ターンが、RAM3bのワークエリアに格納された信号
パターンと一致するか否か、即ち、受信信号とテストパ
ターン信号の信号パターンが同期したか否かを確認する
(ステップS13)。
入力インタフェース部5bを介して信号を受信したか否
かを確認し、受信していない場合は(ステップS11で
N)、受信するまでステップS11をリピートし、受信
した場合は(ステップS11でY)、受信信号の信号パ
ターンが、RAM3bのワークエリアに格納された信号
パターンと一致するか否か、即ち、受信信号とテストパ
ターン信号の信号パターンが同期したか否かを確認する
(ステップS13)。
【0033】受信信号とテストパターン信号の信号パタ
ーンが同期した場合は(ステップS13でY)、後述す
るステップS25に進み、同期していない場合は(ステ
ップS13でN)、RAM3bの同期検出フラグエリア
のフラグF1が「0」であるか否かを確認する(ステッ
プS15)。
ーンが同期した場合は(ステップS13でY)、後述す
るステップS25に進み、同期していない場合は(ステ
ップS13でN)、RAM3bの同期検出フラグエリア
のフラグF1が「0」であるか否かを確認する(ステッ
プS15)。
【0034】同期検出フラグエリアのフラグF1が
「0」である場合は(ステップS15でY)ステップS
11にリターンし、フラグF1が「0」でない場合は
(ステップS15でN)、時計手段11が出力する現在
時刻を符号化した時間情報(例えば、10時10分0
2.01秒の場合には「10100201」)を生成す
ると共に(ステップS17)、受信信号とテストパター
ン信号の信号パターンの同期が崩れたことを示すSYN
C_OUTを符号化した同期状態変化情報(例えば「0
000」)を生成した後(ステップS19)、ステップ
S21に進む。
「0」である場合は(ステップS15でY)ステップS
11にリターンし、フラグF1が「0」でない場合は
(ステップS15でN)、時計手段11が出力する現在
時刻を符号化した時間情報(例えば、10時10分0
2.01秒の場合には「10100201」)を生成す
ると共に(ステップS17)、受信信号とテストパター
ン信号の信号パターンの同期が崩れたことを示すSYN
C_OUTを符号化した同期状態変化情報(例えば「0
000」)を生成した後(ステップS19)、ステップ
S21に進む。
【0035】ステップS21では、ステップS17で生
成した時間情報と、ステップS19で生成した同期状態
変化情報とをつなげた時系列同期情報(例えば「101
002010000」)を生成し、次に、この時系列同
期情報をRAM3bの時系列情報バッファエリアに格納
した後(ステップS23)、同期検出フラグエリアを
「0」にリセットしてから(ステップS24)、ステッ
プS11にリターンする。
成した時間情報と、ステップS19で生成した同期状態
変化情報とをつなげた時系列同期情報(例えば「101
002010000」)を生成し、次に、この時系列同
期情報をRAM3bの時系列情報バッファエリアに格納
した後(ステップS23)、同期検出フラグエリアを
「0」にリセットしてから(ステップS24)、ステッ
プS11にリターンする。
【0036】一方、ステップS13で受信信号とテスト
パターン信号の信号パターンが同期した場合(Y)に進
むステップS25では、図5に示すように、RAM3b
の同期検出フラグエリアのフラグF1が「0」であるか
否かを確認し(ステップS25)、フラグF1が「0」
でない場合は(ステップS25でN)、後述するステッ
プS37に進む。
パターン信号の信号パターンが同期した場合(Y)に進
むステップS25では、図5に示すように、RAM3b
の同期検出フラグエリアのフラグF1が「0」であるか
否かを確認し(ステップS25)、フラグF1が「0」
でない場合は(ステップS25でN)、後述するステッ
プS37に進む。
【0037】また、同期検出フラグエリアのフラグF1
が「0」である場合は(ステップS25でY)、時計手
段11の出力から現在時刻の前記時間情報を生成し(ス
テップS27)、受信信号とテストパターン信号の信号
パターンの同期が確立したことを示すSYNC_INを
符号化した同期状態変化情報(例えば「1000」)を
生成した後(ステップS29)、ステップS31に進
む。
が「0」である場合は(ステップS25でY)、時計手
段11の出力から現在時刻の前記時間情報を生成し(ス
テップS27)、受信信号とテストパターン信号の信号
パターンの同期が確立したことを示すSYNC_INを
符号化した同期状態変化情報(例えば「1000」)を
生成した後(ステップS29)、ステップS31に進
む。
【0038】ステップS31では、ステップS27で生
成した時間情報と、ステップS29で生成した同期状態
変化情報とをつなげた時系列同期情報(例えば「101
002011000」)を生成し、次に、この時系列同
期情報をRAM3bの時系列情報バッファエリアに格納
し(ステップS33)、さらに、同期検出フラグエリア
のフラグF1を「1」に設定した後(ステップS3
5)、ステップS37に進む。
成した時間情報と、ステップS29で生成した同期状態
変化情報とをつなげた時系列同期情報(例えば「101
002011000」)を生成し、次に、この時系列同
期情報をRAM3bの時系列情報バッファエリアに格納
し(ステップS33)、さらに、同期検出フラグエリア
のフラグF1を「1」に設定した後(ステップS3
5)、ステップS37に進む。
【0039】ステップS37では、受信信号の信号パタ
ーンと、RAM3bのワークエリアに格納された信号パ
ターンとが、同じバイト箇所どうしで全て一致するか否
かをビット単位で確認し、全て一致した場合は(ステッ
プS37でY)、後述するステップS49に進み、受信
信号の1ビット分の信号パターンのうち1バイトでもR
AM3bの格納信号パターンと一致しなかった場合は
(ステップS37でN)、RAM3bのエラービットカ
ウンタエリアのカウント値C1を「1」インクリメント
した後(ステップS39)、ステップS41に進む。
ーンと、RAM3bのワークエリアに格納された信号パ
ターンとが、同じバイト箇所どうしで全て一致するか否
かをビット単位で確認し、全て一致した場合は(ステッ
プS37でY)、後述するステップS49に進み、受信
信号の1ビット分の信号パターンのうち1バイトでもR
AM3bの格納信号パターンと一致しなかった場合は
(ステップS37でN)、RAM3bのエラービットカ
ウンタエリアのカウント値C1を「1」インクリメント
した後(ステップS39)、ステップS41に進む。
【0040】ステップS41では、時計手段11の出力
から現在時刻の前記時間情報を生成し、次に、ビットエ
ラーを検出した旨を符号化して示すエラー情報(例えば
「1010」)を生成し(ステップS43)、続いて、
ステップS41で生成した時間情報と、ステップS43
で生成したエラー情報とをつなげた時系列エラー情報
(例えば、エラー発生が10時10分02.01秒の場
合には「101002011010」)を生成すると共
に(ステップS45)、この時系列エラー情報をRAM
3bの時系列情報バッファエリアに格納した後(ステッ
プS47)、ステップS49に進む。
から現在時刻の前記時間情報を生成し、次に、ビットエ
ラーを検出した旨を符号化して示すエラー情報(例えば
「1010」)を生成し(ステップS43)、続いて、
ステップS41で生成した時間情報と、ステップS43
で生成したエラー情報とをつなげた時系列エラー情報
(例えば、エラー発生が10時10分02.01秒の場
合には「101002011010」)を生成すると共
に(ステップS45)、この時系列エラー情報をRAM
3bの時系列情報バッファエリアに格納した後(ステッ
プS47)、ステップS49に進む。
【0041】ステップS49では、図6に示すように、
RAM3bの受信ビットカウンタエリアのカウント値C
3を「1」インクリメントし、続いて、カウント値C3
が1ブロック分のビット数に相当する「1024」に達
したか否かを確認し(ステップS51)、「1024」
に達していない場合は(ステップS51でN)、後述す
るステップS65に進み、達した場合は(ステップS5
1でY)、RAM3bのブロック検出フラグエリアのフ
ラグF3を「1」に設定し(ステップS53)、受信ビ
ットカウンタエリアのカウント値C3をゼロリセットし
た後(ステップS55)、ステップS57に進む。
RAM3bの受信ビットカウンタエリアのカウント値C
3を「1」インクリメントし、続いて、カウント値C3
が1ブロック分のビット数に相当する「1024」に達
したか否かを確認し(ステップS51)、「1024」
に達していない場合は(ステップS51でN)、後述す
るステップS65に進み、達した場合は(ステップS5
1でY)、RAM3bのブロック検出フラグエリアのフ
ラグF3を「1」に設定し(ステップS53)、受信ビ
ットカウンタエリアのカウント値C3をゼロリセットし
た後(ステップS55)、ステップS57に進む。
【0042】ステップS57では、時計手段11の出力
から現在時刻の前記時間情報を生成し、次に、ブロック
の変わり目を検出した旨を符号化して示すブロック検出
情報(例えば「1110」)を生成し(ステップS5
9)、続いて、ステップS57で生成した時間情報と、
ステップS59で生成したブロック検出情報とをつなげ
た時系列ブロック検出情報(例えば、ブロック検出が1
0時10分02.01秒の場合には「10100201
1110」)を生成すると共に(ステップS61)、こ
の時系列ブロック検出情報をRAM3bの時系列情報バ
ッファエリアに格納した後(ステップS63)、ステッ
プS65に進む。
から現在時刻の前記時間情報を生成し、次に、ブロック
の変わり目を検出した旨を符号化して示すブロック検出
情報(例えば「1110」)を生成し(ステップS5
9)、続いて、ステップS57で生成した時間情報と、
ステップS59で生成したブロック検出情報とをつなげ
た時系列ブロック検出情報(例えば、ブロック検出が1
0時10分02.01秒の場合には「10100201
1110」)を生成すると共に(ステップS61)、こ
の時系列ブロック検出情報をRAM3bの時系列情報バ
ッファエリアに格納した後(ステップS63)、ステッ
プS65に進む。
【0043】ステップS65では、インターバルクロッ
ク発生器9からのインターバルクロックが入力されたか
否かを確認し、入力されていない場合は(ステップS6
5でN)、ステップS13にリターンし、入力された場
合は(ステップS65でY)、データ収集処理を行った
後(ステップS67)、ステップS13にリターンす
る。
ク発生器9からのインターバルクロックが入力されたか
否かを確認し、入力されていない場合は(ステップS6
5でN)、ステップS13にリターンし、入力された場
合は(ステップS65でY)、データ収集処理を行った
後(ステップS67)、ステップS13にリターンす
る。
【0044】なお、前記ステップS67のデータ収集処
理では、RAM3bのエラービットカウンタエリアのカ
ウント値C1と、受信ビットカウンタエリアのカウント
値C3をそれぞれ取り込み、前回取り込んだ各カウント
値C1,C3からの増加分を割り出してその変動数を示
す情報を、RAM3bの情報バッファに格納する。
理では、RAM3bのエラービットカウンタエリアのカ
ウント値C1と、受信ビットカウンタエリアのカウント
値C3をそれぞれ取り込み、前回取り込んだ各カウント
値C1,C3からの増加分を割り出してその変動数を示
す情報を、RAM3bの情報バッファに格納する。
【0045】以上のように、本実施形態では、請求項中
の時系列エラー情報生成手段3Aが図5のフローチャー
トにおけるステップS45で構成され、同期状態変化検
出手段3Bが図4のフローチャートにおけるステップS
13及びステップS15と、ステップS13及びステッ
プS25で構成され、時系列同期情報生成手段3Cが図
4中のステップS21と図5中のステップS31で構成
されている。
の時系列エラー情報生成手段3Aが図5のフローチャー
トにおけるステップS45で構成され、同期状態変化検
出手段3Bが図4のフローチャートにおけるステップS
13及びステップS15と、ステップS13及びステッ
プS25で構成され、時系列同期情報生成手段3Cが図
4中のステップS21と図5中のステップS31で構成
されている。
【0046】次に、上述のように構成された本実施形態
の回線試験装置1の動作(作用)について説明する。ま
ず、シリアルインタフェース5を被試験回線20に接続
し、基準クロック発生器7からの基準クロックに応じた
周期で回線試験用のテストパターン信号を送出し、被試
験回線20により伝送されたテストパターン信号である
受信信号を被試験回線20から受信すると、その受信信
号と元のテストパターン信号との信号パターンが、前記
基準クロックをサンプリング周期として比較される。
の回線試験装置1の動作(作用)について説明する。ま
ず、シリアルインタフェース5を被試験回線20に接続
し、基準クロック発生器7からの基準クロックに応じた
周期で回線試験用のテストパターン信号を送出し、被試
験回線20により伝送されたテストパターン信号である
受信信号を被試験回線20から受信すると、その受信信
号と元のテストパターン信号との信号パターンが、前記
基準クロックをサンプリング周期として比較される。
【0047】ここで、両者の信号パターンが同じでない
と判定されると、被試験回線20からの受信信号の受信
状態が続いている限り、受信信号とテストパターン信号
との信号パターンの比較が、両者の信号パターンが同じ
であると判定されるまで継続して行われる。
と判定されると、被試験回線20からの受信信号の受信
状態が続いている限り、受信信号とテストパターン信号
との信号パターンの比較が、両者の信号パターンが同じ
であると判定されるまで継続して行われる。
【0048】一方、両者の信号パターンが同じであると
判定されると、受信信号の同期が確立したものとして、
その時点の現在時刻を示す時間情報と、同期が確立した
旨を符号化して示す同期状態変化情報とを一緒にした時
系列同期情報が、RAM3bに読み出し可能に記憶、保
持される。
判定されると、受信信号の同期が確立したものとして、
その時点の現在時刻を示す時間情報と、同期が確立した
旨を符号化して示す同期状態変化情報とを一緒にした時
系列同期情報が、RAM3bに読み出し可能に記憶、保
持される。
【0049】そして、テストパターン信号との同期が確
立すると、受信信号とテストパターン信号との信号パタ
ーンの比較に代わって、受信信号の信号パターンの内容
が1ビット分ずつ、その1ビット分の信号を構成する各
バイトについて個別に、元のテストパターン信号の信号
パターンと一致するか否かが確認されると共に、パター
ンの一致を確認した受信信号のビット数が計数される。
立すると、受信信号とテストパターン信号との信号パタ
ーンの比較に代わって、受信信号の信号パターンの内容
が1ビット分ずつ、その1ビット分の信号を構成する各
バイトについて個別に、元のテストパターン信号の信号
パターンと一致するか否かが確認されると共に、パター
ンの一致を確認した受信信号のビット数が計数される。
【0050】その結果、受信信号の1ビット分の信号パ
ターン中に1バイトでもテストパターン信号の信号パタ
ーンと一致しない場合には、そのビットにエラーがある
ものとして、その時点の現在時刻を示す時間情報と、ビ
ットエラーを検出した旨を符号化して示すエラー情報と
を一緒にした時系列エラー情報が、RAM3bに読み出
し可能に記憶、保持されると共に、エラーの発生回数が
累計される。
ターン中に1バイトでもテストパターン信号の信号パタ
ーンと一致しない場合には、そのビットにエラーがある
ものとして、その時点の現在時刻を示す時間情報と、ビ
ットエラーを検出した旨を符号化して示すエラー情報と
を一緒にした時系列エラー情報が、RAM3bに読み出
し可能に記憶、保持されると共に、エラーの発生回数が
累計される。
【0051】また、ビット毎のエラー検出中に、受信信
号とテストパターン信号との同期が崩れると、その時点
の現在時刻を示す時間情報と、同期が崩れた旨を符号化
して示す同期状態変化情報とを一緒にした時系列同期情
報が、RAM3bに読み出し可能に記憶、保持される。
号とテストパターン信号との同期が崩れると、その時点
の現在時刻を示す時間情報と、同期が崩れた旨を符号化
して示す同期状態変化情報とを一緒にした時系列同期情
報が、RAM3bに読み出し可能に記憶、保持される。
【0052】そして、受信信号とテストパターン信号と
の同期の確立中には、インターバルクロック発生器9か
らのインターバルクロックの周期毎に、ビットエラーの
累計数と、パターン一致の確認を行ったビット数が確認
され、その確認値が、上述した各種時系列情報と同様
に、RAM3bに読み出し可能に記憶、保持される。
の同期の確立中には、インターバルクロック発生器9か
らのインターバルクロックの周期毎に、ビットエラーの
累計数と、パターン一致の確認を行ったビット数が確認
され、その確認値が、上述した各種時系列情報と同様
に、RAM3bに読み出し可能に記憶、保持される。
【0053】このように、本実施形態の回線試験装置1
によれば、被試験回線20に送出したテストパターン信
号と、この被試験回線20から受信した受信信号との信
号パターンの同期が確立したか否かを確認し、同期の確
立中に、受信信号とテストパターン信号とのビット毎の
一致をバイト単位で確認し、一致しないビットの発生時
に、現在時刻を示す時間情報と、ビットエラーの発生を
示すエラー情報とを一緒にした時系列エラー情報を生成
し、RAM3bに格納する構成とした。
によれば、被試験回線20に送出したテストパターン信
号と、この被試験回線20から受信した受信信号との信
号パターンの同期が確立したか否かを確認し、同期の確
立中に、受信信号とテストパターン信号とのビット毎の
一致をバイト単位で確認し、一致しないビットの発生時
に、現在時刻を示す時間情報と、ビットエラーの発生を
示すエラー情報とを一緒にした時系列エラー情報を生成
し、RAM3bに格納する構成とした。
【0054】このため、RAM3bに記憶、保持された
前記時系列エラー情報中の時間情報を基準にして、各時
系列エラー情報中のエラー情報を整理することで、時間
を基準としたエラー情報の統計的な集計、分類と、その
表示データの生成をCPU3aで適宜行い、その集計、
分類後のエラー情報の表示データをドライバ13aを介
して表示手段13に出力し、表示させることができる。
前記時系列エラー情報中の時間情報を基準にして、各時
系列エラー情報中のエラー情報を整理することで、時間
を基準としたエラー情報の統計的な集計、分類と、その
表示データの生成をCPU3aで適宜行い、その集計、
分類後のエラー情報の表示データをドライバ13aを介
して表示手段13に出力し、表示させることができる。
【0055】例えば、エラー発生率を集計して統計表示
する場合には、試験を行った時間帯を一定の時間間隔で
区切って複数の時間帯に分け、各時系列エラー情報を、
その中の時間情報が示す現在時間を基準として、複数の
時間帯のうち該当する時間帯に分類し、各時間帯毎に時
系列エラー情報の数を集計してその時間帯の長さで割れ
ばよい。
する場合には、試験を行った時間帯を一定の時間間隔で
区切って複数の時間帯に分け、各時系列エラー情報を、
その中の時間情報が示す現在時間を基準として、複数の
時間帯のうち該当する時間帯に分類し、各時間帯毎に時
系列エラー情報の数を集計してその時間帯の長さで割れ
ばよい。
【0056】また、基準値を超える数のエラーが発生し
た時間帯を表示する場合には、上述のようにして集計し
た各時間帯毎の時系列エラー情報の数を基準値と比較
し、時系列エラー情報の数が基準値を上回った時間帯
を、時系列エラー情報数が多い順に並べ換えればよい。
た時間帯を表示する場合には、上述のようにして集計し
た各時間帯毎の時系列エラー情報の数を基準値と比較
し、時系列エラー情報の数が基準値を上回った時間帯
を、時系列エラー情報数が多い順に並べ換えればよい。
【0057】そして、複数の時間帯に分ける際の各時間
帯の時間間隔は、試験中の基準クロックやインターバル
クロックの周期に関係なく任意の時間に設定できること
から、エラー情報に時間情報をリンクさせて時系列エラ
ー情報としてRAM3bに記憶、保持させておくこと
で、あとは、表示時に設定する時間帯の時間間隔を短く
することにより、時間とエラー発生数の2つの要素を基
準として、詳細な経時変化を識別できる内容にエラー情
報を加工し、表示を始め、プリントアウト等の種々の形
態で出力させることができる。
帯の時間間隔は、試験中の基準クロックやインターバル
クロックの周期に関係なく任意の時間に設定できること
から、エラー情報に時間情報をリンクさせて時系列エラ
ー情報としてRAM3bに記憶、保持させておくこと
で、あとは、表示時に設定する時間帯の時間間隔を短く
することにより、時間とエラー発生数の2つの要素を基
準として、詳細な経時変化を識別できる内容にエラー情
報を加工し、表示を始め、プリントアウト等の種々の形
態で出力させることができる。
【0058】なお、本実施形態で採用した、受信信号と
テストパターン信号との同期の確立時と同期が崩れた時
にそれぞれ時系列同期情報を生成してRAM3bに格納
する構成と、ブロックの変わり目を検出した際に時系列
ブロック検出情報を生成してRAM3bに格納する構成
とのうち少なくとも一方は、省略してもよい。
テストパターン信号との同期の確立時と同期が崩れた時
にそれぞれ時系列同期情報を生成してRAM3bに格納
する構成と、ブロックの変わり目を検出した際に時系列
ブロック検出情報を生成してRAM3bに格納する構成
とのうち少なくとも一方は、省略してもよい。
【0059】しかしながら、これらの構成を設ければ、
被試験回線20で同期がきちんと取れたか否かという同
期状態変化情報や、受信ブロック数の計数の基となるブ
ロック検出情報、すなわち、エラー情報とは異なる試験
結果を、エラー情報と同じように、時間を基準に詳細な
経時変化が識別できる内容に加工できる形態で保持さ
せ、かつ、加工したそれらの情報を、表示を始め、プリ
ントアウト等の種々の形態で出力させることができる。
被試験回線20で同期がきちんと取れたか否かという同
期状態変化情報や、受信ブロック数の計数の基となるブ
ロック検出情報、すなわち、エラー情報とは異なる試験
結果を、エラー情報と同じように、時間を基準に詳細な
経時変化が識別できる内容に加工できる形態で保持さ
せ、かつ、加工したそれらの情報を、表示を始め、プリ
ントアウト等の種々の形態で出力させることができる。
【0060】また、これらの構成を設ければ、時系列エ
ラー情報とリンクさせ、例えば、エラー発生率の高い時
間帯での同期状態変化情報を一緒に表示させる等、複数
種類の情報を時間情報により相関させるといった統計処
理が可能になる。
ラー情報とリンクさせ、例えば、エラー発生率の高い時
間帯での同期状態変化情報を一緒に表示させる等、複数
種類の情報を時間情報により相関させるといった統計処
理が可能になる。
【0061】さらに、被試験回線20からの信号受信の
終了後、RAM3bのブロックカウンタエリアのカウン
ト値C5を、テストパターン信号の元々のブロック数と
比較し、両者が一致しなかった場合に、ブロックエラー
を検出した旨を符号化して示すブロックエラー情報(例
えば「1111」)とを一緒にした時系列ブロックエラ
ー情報を、RAM3bに読み出し可能に記憶、保持させ
る構成を追加して設けてもよい。そして、時間情報や、
エラー、同期状態変化、ブロック検出の各情報の具体的
な符号の内容及び桁数は、本実施形態で示したものに限
定されず、必要な情報の内容や区別する必要がある情報
の種類等により適宜変更可能であることは言うまでもな
い。
終了後、RAM3bのブロックカウンタエリアのカウン
ト値C5を、テストパターン信号の元々のブロック数と
比較し、両者が一致しなかった場合に、ブロックエラー
を検出した旨を符号化して示すブロックエラー情報(例
えば「1111」)とを一緒にした時系列ブロックエラ
ー情報を、RAM3bに読み出し可能に記憶、保持させ
る構成を追加して設けてもよい。そして、時間情報や、
エラー、同期状態変化、ブロック検出の各情報の具体的
な符号の内容及び桁数は、本実施形態で示したものに限
定されず、必要な情報の内容や区別する必要がある情報
の種類等により適宜変更可能であることは言うまでもな
い。
【0062】また、被試験回線20に送出したテストパ
ターン信号の信号パターンは、テストパターン信号の送
出のたびに内容を変えるようにしてもよく、その場合に
は、RAM3bのデータエリアに格納している信号パタ
ーンを、ワークエリアに新たに設ける信号パターン格納
エリアに移すと共に、この信号パターン格納エリアに格
納する信号パターンを、被試験回線20へのテストパタ
ーン信号の送出のたびに、内容を変えた後の信号パター
ンに更新する構成を別途設けることとなる。
ターン信号の信号パターンは、テストパターン信号の送
出のたびに内容を変えるようにしてもよく、その場合に
は、RAM3bのデータエリアに格納している信号パタ
ーンを、ワークエリアに新たに設ける信号パターン格納
エリアに移すと共に、この信号パターン格納エリアに格
納する信号パターンを、被試験回線20へのテストパタ
ーン信号の送出のたびに、内容を変えた後の信号パター
ンに更新する構成を別途設けることとなる。
【0063】さらに、被試験回線20に送出したテスト
パターン信号の信号パターンと、被試験回線20から受
信した受信信号の信号パターンとの照合を具体的にどの
ような方式で行うかは、本実施形態で示した内容に限定
されず、例えば、同期確立後の信号パターンの一致確認
を、ビット毎ではなく最初からバイト毎に行うようにす
る等、任意である。
パターン信号の信号パターンと、被試験回線20から受
信した受信信号の信号パターンとの照合を具体的にどの
ような方式で行うかは、本実施形態で示した内容に限定
されず、例えば、同期確立後の信号パターンの一致確認
を、ビット毎ではなく最初からバイト毎に行うようにす
る等、任意である。
【0064】また、本実施形態では、時計手段11が基
準クロックを基に経時する現在時刻を符号化して時間情
報とする構成としたが、時間情報の内容は、被試験回線
20へのテストパターン信号の送出時点でタイムカウン
トを開始するタイマにより与えられる経過時間等、現在
時刻以外の内容としてもよいのは勿論のことである。
準クロックを基に経時する現在時刻を符号化して時間情
報とする構成としたが、時間情報の内容は、被試験回線
20へのテストパターン信号の送出時点でタイムカウン
トを開始するタイマにより与えられる経過時間等、現在
時刻以外の内容としてもよいのは勿論のことである。
【0065】以上の説明は動作シーケンスを一番簡単な
制御方式として説明したが、さらに動作制御を分割して
行う、すなわち、要求される回線速度と処理速度とのか
ねあいで、各時系列データ作成のシーケンスごとに割り
込み処理をさらに分割するあるいはマルチタスク制御に
置き換えて実現してもよい。
制御方式として説明したが、さらに動作制御を分割して
行う、すなわち、要求される回線速度と処理速度とのか
ねあいで、各時系列データ作成のシーケンスごとに割り
込み処理をさらに分割するあるいはマルチタスク制御に
置き換えて実現してもよい。
【0066】
【発明の効果】請求項1記載した本発明の回線試験装置
によれば、回線試験用のテストパターン信号をシリアル
データ伝送用の被試験回線に送出して、この被試験回線
からの受信信号の信号パターンと前記テストパターン信
号の信号パターンとの照合により、前記被試験回線のエ
ラーの発生を検出し、該エラーの検出を示すエラー情報
を試験結果として出力可能に保持する回線試験装置にお
いて、前記テストパターン信号の前記被試験回線への送
出時からの経過時間を少なくとも特定する時間情報を発
生する時間情報発生手段と、前記エラーの発生の検出時
に、その時点で前記時間情報発生手段が発生している前
記時間情報と、前記検出したエラーについての前記エラ
ー情報とをリンクさせた時系列エラー情報を生成する時
系列エラー情報生成手段と、前記時系列エラー情報生成
手段が生成した前記時系列エラー情報を試験結果として
出力可能に保持する時系列情報保持手段とを備える構成
とした。
によれば、回線試験用のテストパターン信号をシリアル
データ伝送用の被試験回線に送出して、この被試験回線
からの受信信号の信号パターンと前記テストパターン信
号の信号パターンとの照合により、前記被試験回線のエ
ラーの発生を検出し、該エラーの検出を示すエラー情報
を試験結果として出力可能に保持する回線試験装置にお
いて、前記テストパターン信号の前記被試験回線への送
出時からの経過時間を少なくとも特定する時間情報を発
生する時間情報発生手段と、前記エラーの発生の検出時
に、その時点で前記時間情報発生手段が発生している前
記時間情報と、前記検出したエラーについての前記エラ
ー情報とをリンクさせた時系列エラー情報を生成する時
系列エラー情報生成手段と、前記時系列エラー情報生成
手段が生成した前記時系列エラー情報を試験結果として
出力可能に保持する時系列情報保持手段とを備える構成
とした。
【0067】このため、エラーの発生の検出時に時系列
エラー情報生成手段が生成するエラー情報が、エラーの
発生時点で時間情報発生手段が発生している、テストパ
ターン信号の被試験回線への送出時からの経過時間を少
なくとも特定する時間情報と、検出したエラーについて
のエラー情報とをリンクさせた時系列エラー情報とな
り、従って、この時系列エラー情報を出力することによ
り、その出力対象側において、時系列エラー情報中の時
間情報を基に、時間を基準としたエラー情報の統計的な
分類を行うことができる。
エラー情報生成手段が生成するエラー情報が、エラーの
発生時点で時間情報発生手段が発生している、テストパ
ターン信号の被試験回線への送出時からの経過時間を少
なくとも特定する時間情報と、検出したエラーについて
のエラー情報とをリンクさせた時系列エラー情報とな
り、従って、この時系列エラー情報を出力することによ
り、その出力対象側において、時系列エラー情報中の時
間情報を基に、時間を基準としたエラー情報の統計的な
分類を行うことができる。
【0068】また、請求項2に記載した本発明の回線試
験装置によれば、前記受信信号の信号パターンと前記テ
ストパターン信号の信号パターンとの照合が、該テスト
パターン信号と前記受信信号との信号パターンが一致す
るパターン同期時に、これらテストパターン信号と受信
信号をそれぞれ構成するバイト列の対応するバイト箇所
どうしが一致するか否かにより行われ、前記テストパタ
ーン信号と前記受信信号との信号パターンの一致及び不
一致の間の変化である同期状態の変化を検出する同期状
態変化検出手段と、該同期状態変化検出手段による前記
同期状態の変化の検出時に、その時点で前記時間情報発
生手段が発生している前記時間情報と、前記検出した同
期状態変化についての同期状態変化情報とをリンクさせ
た時系列同期情報を生成する時系列同期情報生成手段と
をさらに備え、前記時系列情報保持手段がさらに、前記
時系列同期情報生成手段が生成した前記時系列同期情報
を試験結果として出力可能に保持するものとした。
験装置によれば、前記受信信号の信号パターンと前記テ
ストパターン信号の信号パターンとの照合が、該テスト
パターン信号と前記受信信号との信号パターンが一致す
るパターン同期時に、これらテストパターン信号と受信
信号をそれぞれ構成するバイト列の対応するバイト箇所
どうしが一致するか否かにより行われ、前記テストパタ
ーン信号と前記受信信号との信号パターンの一致及び不
一致の間の変化である同期状態の変化を検出する同期状
態変化検出手段と、該同期状態変化検出手段による前記
同期状態の変化の検出時に、その時点で前記時間情報発
生手段が発生している前記時間情報と、前記検出した同
期状態変化についての同期状態変化情報とをリンクさせ
た時系列同期情報を生成する時系列同期情報生成手段と
をさらに備え、前記時系列情報保持手段がさらに、前記
時系列同期情報生成手段が生成した前記時系列同期情報
を試験結果として出力可能に保持するものとした。
【0069】このため、被試験回線のエラーの発生に関
するエラー情報だけでなく、エラー発生の判断基準とな
るテストパターン信号と受信信号との信号パターンのパ
ターン同期の状態変化に関する同期状態変化情報を含め
て、情報の出力対象側において、時間を基準とした情報
の統計的な分類を行うことができる。
するエラー情報だけでなく、エラー発生の判断基準とな
るテストパターン信号と受信信号との信号パターンのパ
ターン同期の状態変化に関する同期状態変化情報を含め
て、情報の出力対象側において、時間を基準とした情報
の統計的な分類を行うことができる。
【図1】この発明の回線試験装置の基本構成図である。
【図2】この発明の一実施形態に係る回線試験装置の概
略構成を一部ブロックで示す回路図である。
略構成を一部ブロックで示す回路図である。
【図3】図2に示すRAMのメモリエリアマップであ
る。
る。
【図4】図2のCPUがROMに格納されたプログラム
に従って行う処理を示すフローチャートである。
に従って行う処理を示すフローチャートである。
【図5】図2のCPUがROMに格納されたプログラム
に従って行う処理を示すフローチャートである。
に従って行う処理を示すフローチャートである。
【図6】図2のCPUがROMに格納されたプログラム
に従って行う処理を示すフローチャートである。
に従って行う処理を示すフローチャートである。
【図7】従来用いられている回線試験装置の一例を一部
ブロックにより機能的に示した回路図である。
ブロックにより機能的に示した回路図である。
3 マイクロコンピュータ 3a CPU 3b RAM 3c ROM 3A 時系列エラー情報生成手段 3B 同期状態変化検出手段 3C 時系列同期情報生成手段 3bA 時系列情報保持手段 11 時間情報発生手段 20 被試験回線
Claims (2)
- 【請求項1】 回線試験用のテストパターン信号をシリ
アルデータ伝送用の被試験回線(20)に送出して、この被
試験回線(20)からの受信信号の信号パターンと前記テス
トパターン信号の信号パターンとの照合により、前記被
試験回線(20)のエラーの発生を検出し、該エラーの検出
を示すエラー情報を試験結果として出力可能に保持する
回線試験装置において、 前記テストパターン信号の前記被試験回線(20)への送出
時からの経過時間を少なくとも特定する時間情報を発生
する時間情報発生手段(11)と、 前記エラーの発生の検出時に、その時点で前記時間情報
発生手段(11)が発生している前記時間情報と、前記検出
したエラーについての前記エラー情報とをリンクさせた
時系列エラー情報を生成する時系列エラー情報生成手段
(3A)と、 前記時系列エラー情報生成手段(3A)が生成した前記時系
列エラー情報を試験結果として出力可能に保持する時系
列情報保持手段(3bA) と、を備えることを特徴とする回
線試験装置。 - 【請求項2】 前記受信信号の信号パターンと前記テス
トパターン信号の信号パターンとの照合は、該テストパ
ターン信号と前記受信信号との信号パターンが一致する
パターン同期時に、これらテストパターン信号と受信信
号をそれぞれ構成するバイト列の対応するバイト箇所ど
うしが一致するか否かにより行われ、前記テストパター
ン信号と前記受信信号との信号パターンの一致及び不一
致の間の変化である同期状態の変化を検出する同期状態
変化検出手段(3B)と、該同期状態変化検出手段(3B)によ
る前記同期状態の変化の検出時に、その時点で前記時間
情報発生手段(11)が発生している前記時間情報と、前記
検出した同期状態変化についての同期状態変化情報とを
リンクさせた時系列同期情報を生成する時系列同期情報
生成手段(3C)とをさらに備え、前記時系列情報保持手段
(3bA) はさらに、前記時系列同期情報生成手段(3C)が生
成した前記時系列同期情報を試験結果として出力可能に
保持する請求項1記載の回線試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7353557A JPH09186743A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 回線試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7353557A JPH09186743A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 回線試験装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09186743A true JPH09186743A (ja) | 1997-07-15 |
Family
ID=18431652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7353557A Pending JPH09186743A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 回線試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09186743A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100408077B1 (ko) * | 2001-06-20 | 2003-12-03 | 주영정보통신 주식회사 | 내장형 시험 패턴 장치를 구비한 티-3급 채널 서비스 유니트 |
KR100487531B1 (ko) * | 2002-09-16 | 2005-05-03 | 엘지전자 주식회사 | 시스템과 단말간의 라인 테스트 장치 및 방법 |
JP2009026051A (ja) * | 2007-07-19 | 2009-02-05 | Oki Electric Ind Co Ltd | システムlsi |
CN116930727A (zh) * | 2023-09-18 | 2023-10-24 | 北京怀美科技有限公司 | 基于电路板的芯片检测方法 |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP7353557A patent/JPH09186743A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100408077B1 (ko) * | 2001-06-20 | 2003-12-03 | 주영정보통신 주식회사 | 내장형 시험 패턴 장치를 구비한 티-3급 채널 서비스 유니트 |
KR100487531B1 (ko) * | 2002-09-16 | 2005-05-03 | 엘지전자 주식회사 | 시스템과 단말간의 라인 테스트 장치 및 방법 |
JP2009026051A (ja) * | 2007-07-19 | 2009-02-05 | Oki Electric Ind Co Ltd | システムlsi |
CN116930727A (zh) * | 2023-09-18 | 2023-10-24 | 北京怀美科技有限公司 | 基于电路板的芯片检测方法 |
CN116930727B (zh) * | 2023-09-18 | 2023-11-28 | 北京怀美科技有限公司 | 基于电路板的芯片检测方法 |
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