JPH09185926A - 摺動スイッチ装置 - Google Patents

摺動スイッチ装置

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Publication number
JPH09185926A
JPH09185926A JP35304295A JP35304295A JPH09185926A JP H09185926 A JPH09185926 A JP H09185926A JP 35304295 A JP35304295 A JP 35304295A JP 35304295 A JP35304295 A JP 35304295A JP H09185926 A JPH09185926 A JP H09185926A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
fixed
common
movable contact
switch device
Prior art date
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Pending
Application number
JP35304295A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Miyase
泰夫 宮瀬
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Niles Parts Co Ltd
Original Assignee
Niles Parts Co Ltd
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Publication date
Application filed by Niles Parts Co Ltd filed Critical Niles Parts Co Ltd
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Publication of JPH09185926A publication Critical patent/JPH09185926A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの金型を流用して複数の形式の摺動スイ
ッチ装置を成形する場合でも、極盤を成形する合成樹脂
によって可動接点等の接触不良が発生しないようにす
る。 【解決手段】 コモン接点1を一方の固定接点3及び他
方の固定接点4に沿って設ける。コモン接点1及び固定
接点3,4に可動接点6が摺動して接離する。可動接点
6は固定接点3,4から離れる前段階で可動接点6とコ
モン接点1が離れ、可動接点6が固定接点3,4に接触
した後段階で可動接点6とコモン接点1が接触するよう
に構成する。コモン接点1が有する間隙2の寸法W1を
固定接点3,4の相互間隔5の寸法W2より大きくす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コモン接点及び
固定接点に可動接点が摺動してスイッチ作動を行う形式
の摺動スイッチ装置を改良したものであり、特に自動車
のヒーター、ライト及びモータ等の通電電流が比較的大
きい負荷回路を開閉する場合にアーク放電による接触不
良が発生しないようにした摺動スイッチ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来からコモン接点及び固定接点に可動
接点が摺動してスイッチ作動を行う形式の摺動スイッチ
装置は周知である。該摺動スイッチ装置は、自動車にお
いては例えばヒーター、ランプおよびモータ等の通電電
流が数アンペア程度である比較的大きい負荷回路を開閉
する場合にも使用する。こういった通電電流が大きい負
荷を摺動スイッチ装置によって開閉する場合、可動接点
が固定接点と接離する瞬間にアーク放電が発生して接触
不良が発生する問題が有った。例えば特開平5−325
731号公報に示す摺動スイッチ装置のように、固定接
点を合成樹脂製の基盤に埋設して、固定接点と合成樹脂
面とが成す平面上を可動接点が摺動する構造のもので
は、アーク放電によって固定接点との境界線の合成樹脂
が炭化して固定接点間の絶縁性能が劣化するとか、固定
接点の磨耗粉が固定接点間の合成樹脂の表面に付着して
固定接点間の絶縁性能が劣化する問題が有った。
【0003】そこで、上記問題点に対処すべく図6に示
すような技術(以下「第1従来技術」という)を提案し
ている。この第1従来技術は、図6に示すごとく可動接
点6Aと、該可動接点6Aが接離する複数の固定接点3
A,4Aと、該固定接点3A,4Aに沿って設けたコモ
ン接点1Aとを有しており、固定接点3A,4Aから可
動接点6Aの摺動方向にアーク発生部31A,41Aを
突出させ、隣接した固定接点3A,4A間において可動
接点6Aを支持する支持突起7Aを前記アーク発生部3
1A,41Aに並行に設け、前記支持突起7Aと前記ア
ーク発生部31A,41Aとの距離をアーク放電が支持
突起7Aに達しない程度に設定した構造であった。そし
てコモン接点1Aは第1端子11Aと、一方の固定接点
3Aは第2端子32Aと、他方の固定接点4Aは第3端
子42Aとそれぞれ一体形成し、合成樹脂製の極盤8A
にインサート成形していた。
【0004】そして上記第1従来技術によって複数の負
荷Lo1,Lo2を切り替え作動させる場合、第1端子
11A、第2端子32Aおよび第3端子42Aに例えば
直流電源Ba、一方の負荷Lo1および他方の負荷Lo
2をそれぞれ接続する。そして可動接点6Aを図6に示
すA位置に摺動させると、図7の(a)に示すごとく可
動接点6Aがコモン接点1Aと一方の固定接点3Aを接
続し、一方の負荷Lo1が作動する。次に可動接点6A
を図6に示すB位置に摺動させると、図7の(b)に示
すごとく可動接点6Aがコモン接点1Aにのみ接続し、
いずれの負荷Lo1,Lo2も作動しない。次に可動接
点6Aを図6に示すC位置に摺動させると、図7の
(c)に示すごとく可動接点6Aがコモン接点1Aと他
方の固定接点4Aを接続し、他方の負荷Lo2が作動す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示すような固定接点3Aが1つで成る構造の摺動スイッ
チ装置(以下「第2従来技術」という)を、上記した第
1従来技術の構造のものを生産するための金型を流用し
て成形した場合、第1従来技術のスイッチ装置において
他方の固定接点4Aが存在した位置に合成樹脂が成形さ
れる。そのため、第1従来技術のスイッチ装置では固定
接点3A,4Aすなわち金属部分のみを摺動していた可
動接点6Aが、第2従来技術のスイッチ装置の場合では
図5に示すように可動接点6AをC位置に摺動させると
可動接点6Aが合成樹脂部分8A′を摺動することとな
り、該合成樹脂によって可動接点6Aの接触不良を招来
する可能性が有った。そのため、第1従来技術のスイッ
チ装置を生産するための金型を流用することができず、
第2従来技術のスイッチ装置を生産するためには別の金
型を用意する必要が有った。
【0006】この発明は、上記した課題を解決するもの
であり、1つの金型を流用して複数の形式の摺動スイッ
チ装置を成形する場合でも、極盤を成形する合成樹脂に
よって可動接点等の接触不良が発生しない摺動スイッチ
装置を提供することを目的としたもので有る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、コモン接点を複数の固定接
点に沿って設けるとともに、該コモン接点及び固定接点
に可動接点が摺動して接離する摺動スイッチ装置におい
て、前記可動接点が固定接点から離れる前段階で可動接
点とコモン接点が離れ、前記可動接点が固定接点に接触
した後段階で可動接点とコモン接点が接触するように構
成した摺動スイッチ装置を提供する。
【0008】また、請求項2記載の発明は、可動接点が
接触しない間隙を前記コモン接点が有すると共に、該間
隙の寸法を固定接点の相互間隔の寸法より大きくした摺
動スイッチ装置を提供する。
【0009】また、請求項3記載の発明は、前記コモン
接点が可動接点の摺動方向に突出するアーク発生部を有
し、可動接点を支持する支持突起を前記間隙に沿って設
け、前記支持突起と前記アーク発生部との距離をアーク
発生部から発生するアーク放電が支持突起に達しない程
度の距離に設定した摺動スイッチ装置を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の実施形態を、添付図面
に基づき説明する。図1、図2中の1はコモン接点、3
は一方の固定接点、4は他方の固定接点、6は可動接
点、7は支持突起、及び8は極盤である。
【0011】まずコモン接点1は、一方の固定接点3及
び他方の固定接点4に沿って設けており、可動接点6の
摺動方向に突出するアーク発生部11,12を有してい
る。該コモン接点1は、第1端子13と一体形成してい
るが、可動接点6が摺動する部分では間隙2を挟んで両
側に分離しており、該間隙2を設けた箇所では可動接点
6がコモン接点1に接触しない構造となっている。
【0012】また一方の固定接点3及び他方の固定接点
4は、それぞれ第2端子31及び第3端子41と一体形
成し、両固定接点3,4間は間隔5を開けて電気的に絶
縁している。ここで前記コモン接点1が有した間隙2の
寸法W1は、該固定接点3,4間の相互間隔5の寸法W
2より大きく設定している。したがって、可動接点6は
固定接点3,4から離れる前段階でコモン接点1から離
れ、固定接点3,4に接触した後段階でコモン接点1と
接触することができる。すなわち、アーク放電は可動接
点6がコモン接点1と接離するときのみ発生することと
なる。
【0013】また可動接点6は、摺動してコモン接点1
及び固定接点3,4に接離する断面形状が略コ字状の接
点で有り、スイッチノブ(図示せず)といった操作機構
に装着している。また支持突起7は、可動接点6がコモ
ン接点1の間隙2部分を移動する際に可動接点6を支持
する部分であり、前記間隙2に沿って設けている。該支
持突起7と前記アーク発生部11,12との距離は、ア
ーク発生部11,12から発生するアーク放電が支持突
起7に達しない程度の距離に設定している。また極盤8
は、合成樹脂製の部分であり、コモン接点1、一方の固
定接点3及び他方の固定接点4を射出成形金型によりイ
ンサート成形している。
【0014】次に、上記発明の実施形態について図3、
図4により作動を説明する。この回路例では第1端子1
3、第2端子31および第3端子41に直流電源Ba、
一方の負荷Lo1および他方の負荷Lo2をそれぞれ接
続したものを例示している。まず可動接点6を図2に示
すD位置に摺動させると、図3の(a)に示すごとく可
動接点6がコモン接点1と一方の固定接点3とを接続
し、一方の負荷Lo1が作動する。次に可動接点6を図
2に示すE位置に摺動させると、図3の(b)に示すご
とく可動接点6がコモン接点1から離れる。このとき一
方の負荷Lo1が作動停止するとともにアーク発生部1
1にアーク放電が発生する。次に可動接点6を図2に示
すF位置に摺動させると、図3の(c)に示すごとく可
動接点6が一方の固定接点3から離れる。このとき一方
の負荷Lo1はすでに作動停止しているので一方の固定
接点3にはアーク放電が発生しない。次に可動接点6を
図2に示すG位置に摺動させると、図4の(a)に示す
ごとく可動接点6が他方の固定接点4に接続する。この
とき他方の負荷Lo2に対する通電回路はまだ開放して
いるので他方の固定接点4にはアーク放電が発生しな
い。次に可動接点6を図2に示すH位置に摺動させる
と、図4の(b)に示すごとく可動接点6がコモン接点
1に接続する。このとき他方の負荷Lo2に対する通電
回路が形成されて他方の負荷Lo2が作動開始するので
コモン接点1のアーク発生部12にアーク放電が発生す
る。このように固定接点3,4側ではアーク放電が発生
せず、固定接点3,4が合成樹脂と面一であっても、該
固定接点3,4側の合成樹脂面にアーク放電による炭化
物が発生しない。したがって、上記した図1に示す構造
のスイッチ装置に使用した成形金型を流用して図5に示
すような構造の固定接点3が1つの摺動スイッチ装置を
成形しても、可動接点6等の接触不良は発生しない。
【0015】
【発明の効果】この発明は、上記した構成及び作用を有
するので、1つの金型を流用して複数の形式の摺動スイ
ッチ装置を成形する場合でも、極盤を成形する合成樹脂
によって可動接点等の接触不良が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示すものの平面図である。
【図3】図1に示す構造のスイッチ装置にランプ負荷を
接続した場合の作動を説明する回路図であり、(a)は
可動接点がコモン接点と一方の固定接点とに接続した状
態を示し、(b)は可動接点がコモン接点から離れた状
態を示し、(c)は可動接点がコモン接点と一方の固定
接点との両方から離れた状態を示す。
【図4】図1に示す構造のスイッチ装置にランプ負荷を
接続した場合の作動を説明する回路図であり、(a)は
可動接点が他方の固定接点に接続した状態を示し、
(b)は可動接点がコモン接点と他方の固定接点とに接
続した状態を示す。
【図5】図1に示す構造のスイッチ装置を成形する金型
を流用して成形した別の形式の摺動スイッチ装置を示し
た平面図である。
【図6】第1従来技術のスイッチ装置を示す平面図であ
る。
【図7】図6に示す第1従来技術の構造のスイッチ装置
にランプ負荷を接続した場合の作動を説明する回路図で
あり、(a)は可動接点がコモン接点と一方の固定接点
とに接続した状態を示し、(b)は可動接点が一方の固
定接点から離れた状態を示し、(c)は可動接点がコモ
ン接点と他方の固定接点とに接続した状態を示す。
【図8】図6に示す第1従来技術におけるスイッチ装置
を成形する金型を流用して成形した第2従来技術のスイ
ッチ装置の構造を示した平面図である。
【符号の説明】
1 コモン接点 2 間隙 3 一方の固定接点 4 他方の固定接点 5 間隔 7 支持突起 8 極盤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コモン接点(1)を複数の固定接点
    (3,4)に沿って設けるとともに、該コモン接点
    (1)及び固定接点(3,4)に可動接点(6)が摺動
    して接離する摺動スイッチ装置において、 前記可動接点(6)が固定接点(3,4)から離れる前
    段階で可動接点(6)とコモン接点(1)が離れ、前記
    可動接点(6)が固定接点(3,4)に接触した後段階
    で可動接点(6)とコモン接点(1)が接触するように
    構成した摺動スイッチ装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の発明において、 可動接点(6)が接触しない間隙(2)を前記コモン接
    点(1)が有すると共に、該間隙(2)の寸法(W1)
    を固定接点(3,4)の相互間隔(5)の寸法(W2)
    より大きくした摺動スイッチ装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1または2記載の発明におい
    て、 前記コモン接点(1)が可動接点(6)の摺動方向に突
    出するアーク発生部(11,12)を有し、可動接点
    (6)を支持する支持突起(7)を前記間隙(2)に沿
    って設け、前記支持突起(7)と前記アーク発生部(1
    1,12)との距離をアーク発生部(11,12)から
    発生するアーク放電が支持突起(7)に達しない程度の
    距離に設定した摺動スイッチ装置。
JP35304295A 1995-12-28 1995-12-28 摺動スイッチ装置 Pending JPH09185926A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014209447A (ja) * 2013-03-28 2014-11-06 ミツミ電機株式会社 スライドスイッチ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014209447A (ja) * 2013-03-28 2014-11-06 ミツミ電機株式会社 スライドスイッチ

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