JPH09185653A - レストランの券売データ処理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 券売機から仮チケットを発行する機能を設け
ることにより、通貨以外の優待券や割引券の類及びクレ
ジットカ−ド類の使用も可能な券売機を具備するレスト
ランの券売デ−タ処理システムを提供すること。 【解決手段】 会計処理及び商品の注文デ−タを処理す
るデ−タ処理手段、食券を発行する券売機及び厨房に商
品の製造を指示する厨房出力手段を具備するレストラン
の券売デ−タ処理システムであって、券売機１１とデ−
タ処理機１２とキッチンプリンタ１６を通信線で接続
し、デ−タ処理機１２で券売機１１の食券売上げ状況を
リアルタイムで監視及び管理し、券売機１１に客の注文
品に応じて会計未処理を示す仮チケットの食券を発行す
る機能を設け、デ−タ処理機１２に券売機１１からの仮
チケットデータと仮チケットに表示された所定のデータ
を入力することにより会計処理を含む所定の処理を行う
機能を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は客の注文に応じて商
品（料理）の券を発行する券売機を設置したレストラン
において、前記券売機に通貨以外のカ−ド類や商品券で
も利用できる機能を設けたレストランの券売デ−タ処理
システムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図７は従来のレストラン管理システムと
券売機を示す図である。図示するように従来、レストラ
ン１では客室２に複数台（図では２台）の券売機１１、
ＰＯＳ装置等のデ−タ処理機１２及び発券機１３等が設
置され、厨房３にはオ−ダリングコントロ−ラ１５に接
続された複数台のキッチンプリンタ１６が設置され、管
理室４にはストアコントロ−ラ１４が設置されている。
該ストアコントロ−ラ１４は前記デ−タ処理機１２、オ
−ダリングコントロ−ラ１５及びキッチンプリンタ１６
と通信線で接続されている。

【０００３】通常、券売機１１は独立して客室２に設置
されている場合が多く、表面には表示器１１−１、現金
投入口１１−２、釣銭出口１１−３、食券発行口１１−
４等が設けられている。客は表示器１１−１に表示され
たメニュ−で希望する商品を選び、所定の金額を現金投
入口１１−２より投入し、食券発行口１１−４より食券
を求める。釣銭は釣銭出口１１−３より放出される。な
お、食券は発券機１３から人手操作により発行されるこ
ともある。

【０００４】客は席に着くとハンディタ−ミナル１７を
使用して商品番号（商品名）、テ−ブル番号を入力する
（この入力は係員によって行われる場合もある）。入力
されたデ−タはオ−ダリングコントロ−ラ１５で受信さ
れ（図では無線を使用）、厨房３の所定のキッチンプリ
ンタ１６へ出力され、厨房では該出力を見て注文した商
品を製造（調理）する。

【０００５】デ−タ処理機１２はオ−ダリングコントロ
−ラ１５と接続され、商品の製作状況及び売行き状況の
監視や会計処理等を行ないデ−タをストアコントロ−ラ
１４へ伝送する。ストアコントロ−ラ１４は他のチェ−
ンレストランのデ−タ処理機等にも接続されており、そ
こから送られて来る各種デ−タを分析し、仕込み量の算
出や会計処理等のレストラン経営に必要な各種のデ−タ
処理を行なう。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように従来のシステムでは券売機１１は管理システム
と独立して客室２に設置されており、例えば、売り切れ
商品等の表示や商品名の変更等には人手による操作を必
要とし、しかも、券売機１１で使用できる通貨は、通
常、１０円、５０円、１００円、５百円硬貨と千円及び
一万円紙幣で、通貨以外の優待券や割引券の類及びクレ
ジットカ−ド類は使用出来ないと云う問題があった。

【０００７】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、上記問題点を除去し、券売機から仮チケットを発行
する機能を設けることにより、通貨以外の優待券や割引
券の類及びクレジットカ−ド類の使用も可能な券売デ−
タ処理システムを提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、会計処理及び商品の注文デ−タを処理するデ
−タ処理手段、食券を発行する券売機及び厨房に商品の
製造を指示する厨房出力手段を具備するレストランの券
売デ−タ処理システムであって、図１に示すように、券
売機１１とデ−タ処理機１２とキッチンプリンタ１６を
通信線で接続し、デ−タ処理機１２で券売機１１の食券
売上げ状況をリアルタイムで監視し、券売機１１に客の
注文品に応じて会計未処理を示す仮チケットの食券を発
行する機能を設け、デ−タ処理機１２に券売機１１から
の仮チケットデータと仮チケットに表示された所定のデ
ータを入力することにより会計処理を含む所定の処理を
行う機能を設けたことを特徴とする。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態例を図
面に基づいて詳細に説明する。図１は本発明のレストラ
ンの券売デ−タ処理システムの構成例を示す図である。
図示するように、本発明の券売デ−タ処理システムは、
券売機１１、デ−タ処理機１２、発券機１３、オ−ダリ
ングコントロ−ラ１５、キッチンプリンタ１６が設置さ
れ、ストアコントロ−ラ１４はデ−タ処理機１２、オ−
ダリングコントロ−ラ１５及びキッチンプリンタ１６と
通信線で接続されている点は図７の場合と同じである
が、券売機１１が通信線でデ−タ処理機１２に接続さ
れ、各券売機１１がデ−タ処理機１２に監視及び管理さ
れている点が大きく異なる。

【００１０】各券売機１１はデ−タ処理を行うＣＰＵ、
各種デ−タを格納するメモリを有し（図では省略）、表
示器１１−１への表示や現金、釣銭のカウント及び食券
の発行機能を具備するように構成されている。

【００１１】図２、図３及び、図４は券売機１１の表示
器１１−１に順次表示される画像１１−５の例である。
同図に従って券売機１１から仮チケットを求める操作手
順を説明する。予め、券売機１１はデ−タ処理機１２を
通して材料仕込み済みの商品デ−タを受信し、表示器１
１−１へ提供可能な商品（メニュ−）を表示している。
図２は各商品が表示された画像であり、通し番号０１〜
４０の各窓には商品（メニュ−）を示す絵又は名称と値
段が表示されている。客は表示器１１−１に表示されて
いる前記画面から指タッチで希望する商品を選択し、商
品の選択（一度で複数の商品を選択することが出来る）
が終了すると会計キ−を指タッチする。

【００１２】続いて、図３に示すように表示器１１−１
に商品名、売上げ金額等が表示され、売上げデ−タはメ
モリへ格納される。客は現金支払の場合は、”はい”、
やり直し又は取消しの場合は、それぞれ所定の個所を指
タッチで選択する。また、現金以外の優待券、商品券や
カ−ド類を使用する場合は”仮チケット発行”を指タッ
チで指示する。

【００１３】仮チケット発行が選択された場合は、図４
に示す画像が表示器１１−１に表示される。客は更に確
認の上、”はい”を指示すると食券発行口１１−４から
仮チケットが発行され、”仮チケットはレジまでお持ち
下さい。”のメッセージが表示される。また、メモリに
格納されている売上げデ−タはデ−タ処理機１２へ送信
される。図５は仮チケットの例を示す図である。仮チケ
ットには日付、仮チケットＮＯ．選択した商品名及び個
数等が印字されて出力される。客はレジ（デ−タ処理機
１２）に該仮チケットを持参し、そこで会計処理（支払
処理）を含む所定の処理を行う。

【００１４】図６は仮チケットの処理フロ−を示す図で
ある。該処理フロ−はデ−タ処理機１２で実行される。
同図に従って仮チケットの処理手順を説明する。まず、
券売機１１より仮チケットの売上げデ−タ（日付、仮チ
ケットＮＯ．、選択した商品名及び個数等が含まれる）
を受信し、デ−タファイルに格納する（ステップＳＴ１
１）。

【００１５】係員は客から受け取った仮チケットの仮チ
ケットＮＯ．をデ−タ処理機１２へ入力し（ステップＳ
Ｔ１２）、券売機１１から受信した仮チケットＮＯ．と
照合し（ステップＳＴ１３）、合致しなければエラ−処
理（ステップＳＴ１４）を行いステップＳＴ１２から再
入力する。

【００１６】仮チケットの仮チケットＮＯと券売機１１
から受信した仮チケットＮＯ．が合致すると、前記デ−
タファイルの売上げデ−タ（日付、仮チケットＮＯ．、
選択した商品名及び個数等が含まれる）を求め、税金、
サ−ビス料金等を計算し（ステップＳＴ１５）、客の希
望する支払方法により、現金預り処理（ステップＳＴ１
７）、割引券商品券処理（ステップＳＴ１８）、プリペ
イド支払処理（ステップＳＴ１９）、クレジット支払処
理（ステップＳＴ２０）及び掛け売り処理（ステップＳ
Ｔ２１）等の分類を行う（ステップＳＴ１６）。

【００１７】現金預り処理（ステップＳＴ１７）は、券
売機１１で使用出来ない一円硬貨、五円硬貨、券売機１
１で扱わない高額紙幣、損傷した紙幣等の現金で支払わ
れる場合の処理である。割引券商品券処理（ステップＳ
Ｔ１８）は割引券や商品券を使用する場合で、所定の割
引及び支払処理が行われる。

【００１８】プリペイド支払処理（ステップＳＴ１９）
は、プリペイドカードを使用の場合で、プリペイドカー
ド入力器（図では省略）からプリペイドカ−ドのデータ
読み込み、所定のプリペイド支払処理を行う。同様に、
クレジット支払処理（ステップＳＴ２０）は、クレジッ
トカ−ド入力器（図では省略）からクレジットカ−ドの
データを読み込みクレジット支払処理を行う。また、掛
け売り処理（ステップＳＴ２１）は、客によっては掛け
売りを行う場合に行う。

【００１９】上記の各種処理済み料金をメモリに保存し
（ステップＳＴ２２）、デ−タをストアコントロ−ラ１
４へ伝送し（ステップＳＴ２３）、発券機１３から食券
を発行する（ステップＳＴ２４）。客は該食券を持って
客室２の席に着くことになる。

【００２０】客室２では客（又は係員）がハンディタ−
ミナル１７でテ−ブル番号及び食券のチケットＮＯ．を
入力する。これらの情報をオ−ダリングコントロ−ラ１
５で受信し、チケットＮＯ．からオ−ダ（注文商品）を
照合し、厨房３のキッチンプリンタ１６（又はディスプ
レイ）へ注文された商品の表示及び製造（調理）指示を
出力する。出来上がった商品は係員により所定のテ−ブ
ルへ運ばれる。

【００２１】以上述べたように、本発明の実施の形態に
よればデ−タ処理機１２と接続され監視及び管理されて
いるので、券売機１１からの各種デ−タはリアルタイム
でデ−タ処理機１２に転送され、デ−タ処理機１２では
該デ−タを基に会計処理や注文商品のデ−タ処理をリア
ルタイムで行うことができる。

【００２２】客は割引券（商品券）、プリペイドカ−
ド、クレジットカ−ド等の類しか持参していない場合で
も、券売機１１に表示されたメニュ−や料金計算等の機
能を利用することができる。また、券売機１１から注文
商品に対応して番号（仮チケットＮＯ．）が付けられた
仮チケットを発行することにより、レジ（デ−タ処理機
１２）での会計処理に際しては、係員は番号のみ入力す
れば自動的に会計処理が行われるので操作が簡単にな
る。更に、割引券（商品券）の類、プリペイドカ−ド、
クレジットカ−ド等の使用頻度等の経営上の参考デ−タ
も得られる。

【００２３】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、下
記のような優れた効果が期待される。 （１）券売機に客の注文品に応じて会計未処理を示す仮
チケットの食券を発行する機能を設けたので、客は通貨
以外の割引券（商品券）、プリペイドカ−ド、クレジッ
トカ−ドの類しか持参していない場合でも、券売機に表
示されたメニュ−や料金計算等の機能を利用することが
できる。

【００２４】（２）また、注文商品に対応して番号（仮
チケットＮＯ．）が付けられた仮チケットを発行するこ
とにより、デ−タ処理機での会計処理に際しては、券売
機からの仮チケットデータと係員の入力する仮チケット
に表示された所定のデータのみで自動的に会計処理を含
む所定の処理が行われるので操作が簡単になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のレストランの券売デ−タ処理システム
の構成例を示す図である。

【図２】券売機の表示器に表示される表示画像の例を示
す図である。

【図３】券売機の表示器に表示される表示画像の例を示
す図である。

【図４】券売機の表示器に表示される表示画像の例を示
す図である。

【図５】仮チケット印字フォ−マットを示す図である。

【図６】仮チケットの処理フロ−を示す図である。

【図７】従来のレストラン管理システムと券売機を示す
図である。

【符号の説明】

１ レストラン ２ 客室 ３ 厨房 ４ 管理室 １１ 券売機 １１−１ 表示器 １１−２ 現金投入口 １１−３ 釣銭出口 １１−４ 食券発行口 １１−５ 画像 １２ デ−タ処理機 １３ 発券機 １４ ストアコントロ−ラ １５ オ−ダリングコントロ−ラ １６ キッチンプリンタ １７ ハンディタ−ミナル

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 会計処理及び商品の注文デ−タを処理す
   るデ−タ処理手段、食券を発行する券売機及び厨房に商
   品の製造を指示する厨房出力手段を具備するレストラン
   の券売デ−タ処理システムであって、 前記券売機と前記デ−タ処理手段と厨房出力手段を通信
   線で接続し、前記デ−タ処理手段で前記券売機と厨房出
   力手段を監視及び管理し、 前記券売機に客の注文品に応じて会計未処理を示す仮チ
   ケットの食券を発行する機能を設け、 前記デ−タ処理手段に前記券売機からの仮チケットデー
   タと前記仮チケットに表示された所定のデータを入力す
   ることにより会計処理を含む所定の処理を行う機能を設
   けたことを特徴とするレストランの券売デ−タ処理シス
   テム。